JP2004056680A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】予備圧縮を最低1回とすることを可能にして、圧縮全体に要する時間の短縮を可能にした画像処理装置および画像処理方法を得る。
【解決手段】予め複数の画像を用いてスケールファクタと圧縮データ量との相関を調べ、スケールファクタとデータ量の関係を数式化し、さらにこの数式中の係数を、あらかじめ取り決めたスケールファクタ値を用いて得られるデータ量の関数として求めておくこととした。次に、カメラによる撮影時には、予め取り決めたスケールファクタ値を用いて予備圧縮を行い、その結果からスケールファクタとデータ量の関係式の係数を決定するようにした。最後に、決定した関係式から、所望のデータ量に対するスケールファクタ値を求め、得られたスケールファクタを用いて本番圧縮を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ、デジタルムービーカメラ、その他、DCT方式によりデジタル画像圧縮を行い、これを記録する装置に適用可能な画像処理装置に関するもので、固定長圧縮方法を用いるものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的なデジタルカメラは、被写体像を撮像レンズによってCCD等の撮像素子上に結像させ、撮像素子から出力された画像データをJPEG(DCT)方式により圧縮してこれをメモリに記録する。また、デジタルカメラにおいては、撮影モードの選択などにより、圧縮後のデータ量を所望のサイズ範囲に収める、いわゆる固定長圧縮を行う場合が多い。DCT方式を用いた圧縮では、圧縮に先立って、圧縮率にかかわるパラメータであるスケールファクタを決定する必要がある。しかし、同一のスケールファクタを用いても圧縮する画像の内容によって得られる圧縮データ量が大きく変化してしまうため、固定長圧縮を行うためには本番圧縮の前に数回の予備圧縮を行うのが一般的である。しかしながら、予備圧縮を行うことにより、本番圧縮まで含めた圧縮に要する時間が長くなるなどの問題があった。
【0003】
一方、スケールファクタと圧縮データ量との間には逆比例的な相関があり、スケールファクタを大きくするとデータ量が少なくなる。したがって、スケールファクタを小さくするとデータ量が多くなることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、入力されたデジタル画像を符号化により圧縮する画像処理装置または画像処理方法でありかつ予備圧縮を行う画像処理装置または画像処理方法において、予備圧縮を最低1回とすることを可能にして、圧縮全体に要する時間の短縮を可能にした画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、まず、予め複数の画像を用いてスケールファクタと圧縮データ量との相関を調べ、スケールファクタとデータ量の関係を数式化し、さらにこの数式中の係数を、あらかじめ取り決めたスケールファクタ値を用いて得られるデータ量の関数として求めておくこととした。次に、カメラによる撮影時には、予め取り決めたスケールファクタ値を用いて予備圧縮を行い、その結果からスケールファクタとデータ量の関係式の係数を決定するようにした。最後に、決定した関係式から、所望のデータ量に対するスケールファクタ値を求め、得られたスケールファクタを用いて本番圧縮を行うようにした。各請求項記載の発明は、次のような構成上の特徴を有する。
【0006】
請求項1または請求項12記載の発明は、入力されたデジタル画像を符号化により圧縮する画像処理装置において、あらかじめ種々の画像に対してスケールファクタSを変化させながらデータ量Dを測定した結果を一意のD−S相関関数として表現し、この関数中で使用される係数を、或る決まったスケールファクタを用いた時の圧縮データ量の関数として扱うことにより、画像圧縮時の予備圧縮において、先の或る決まったスケールファクタを用いて得られたデータ量からこれら係数を決定し、これらの係数と目標データ量とをD−S相関関数の逆関数に代入することを特徴とする。これにより、目標データ量を得るためのスケールファクタを高速に求めることができる。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、D−S相関関数として双曲線関数を用いることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、D−S相関関数として累乗関数を用いることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、D−S相関関数として指数関数を用いることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、画像の種類に応じて、請求項2〜4記載の関数形を含む各種関数形の中から任意のものを選択する手段を有することを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において求めたスケールファクタと、これを用いて圧縮したデータのデータ量と、請求項1記載の画像処理装置におけるD−S相関関数を用いてD−S相関関数の係数を補正する手段を有することを特徴とする。
【0012】
請求項7記載の発明は、請求項6に記載のD−S相関関数の係数補正手段によって補正された係数を用いてスケールファクタを求め、求めたスケールファクタで2回目以降の圧縮を行い、圧縮データ量を所望の値に近づけることを特徴とする。
【0013】
請求項8記載の発明は、請求項6または請求項7に記載の方法により複数回の圧縮を行う画像処理装置において、圧縮回数を別途指定する機構を有することを特徴とする。
【0014】
請求項9記載の発明は、請求項6または請求項7に記載の方法により複数回の圧縮を行う画像処理装置において、その回数を画像の大きさに応じて設定する機構を有することを特徴とする。
【0015】
請求項10記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、D−S相関関数の係数を求めるための圧縮時に、被圧縮画像のうち一部分のみを用いて間引き圧縮を行うことを特徴とする。
【0016】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の画像処理装置において、間引き圧縮の比率を別途指定する機構を有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかる画像処理装置の実施形態について説明する。
図1に、標準的なデジタルカメラの構成を示す。図1において、被写体像は撮影レンズ10によって撮像素子としてのCCD14の受光面に結像され、CCD14において被写体像に対応した電気的な画像信号に変換されるようになっている。撮影レンズ10とCCD14の間には絞り12が配置されている。撮影レンズ10とCCD14は、デジタルカメラ全体の動作を制御するマイクロコンピュータ30(以下「マイコン30」という)により、モータドライバ38を介して制御され、ピント調整、露出調整、さらに、ズーム機構つきの場合はカメラ操作部34のズーミング操作によってズーミングが行われるようになっている。
【0018】
上記CCD14から出力される画像信号は、CDS16を経てアナログ・デジタル変換回路18に入力されてデジタル信号に変換され、デジタル信号処理回路20に入力されるようになっている。このようにして、撮影系回路から入力された画像信号はデジタル信号処理回路20によりフレームデータ、すなわち、RGBデータまたはYCbCrデータに変換され、さらに画像圧縮伸長回路24により圧縮データに変換されるようになっている。この圧縮データはメインメモリ26に出力されたあと、メモリカードなどからなるデータ保存メモリ28に保存される。図1に示す例では、デジタル信号処理回路20により出力されるフレームデータは専用のフレームメモリ22に出力される構成が示されているが、システム構成によってはメインメモリ26に出力するように構成してもよい。
【0019】
また、図1に示す例では、画像の圧縮に専用の画像圧縮伸長回路24を用いる構成が示されているが、システム構成によってはこの処理をマイコン30上で動作させるソフトウェアによって実現してもよい。従って、上記画像圧縮伸長回路24またはマイコン30は、画像圧縮手段を構成している。
さらに、図1に示す例では、撮像部としてCCD14が記されているが、これに代わる撮像素子、例えばCMOSイメージセンサや撮像管などを用いてもよい。
【0020】
マイコン30と、デジタル信号処理回路20と、画像圧縮伸張回路24と、メインメモリ26と、データ保存メモリ28はバスラインで接続されている。マイコン30には、プログラム等が保存されたEEPROM32、カメラ操作部34が接続されている。マイコン30は、カメラ操作部34からの操作により、あるいは被写体輝度に応じて自動的に、シャッタの動作に同期してストロボ発光器42を発光させるようになっている。デジタル信号処理回路20によって処理された画像データに基づき、表示装置44で撮像された画像が表示されるようになっている。
【0021】
次に、画像圧縮伸張回路24またはマイコン30における画像圧縮に関して説明する。図2に、JPEGにおけるDCT方式の圧縮に用いる標準的な量子化テーブル及びスケールファクタによる量子化テーブルの変化を示す。DCT方式では、画像を周波数領域に変換した際の各周波数成分の係数を量子化テーブルで除した結果、ゼロになったものを除外することにより圧縮を行う。量子化テーブルの値が大きいと、この除数が大きくなるため、除した結果がゼロになる確率が上がり、結果として圧縮率が上がる。圧縮時に用いられる量子化テーブルは、一般に図2(a)に示すような、スケールファクタを「1」としたときの標準量子化テーブルを基準に、全ての係数についてスケールファクタを乗じたものを用いる。すなわち、図2(b)に示す量子化テーブルのように、スケールファクタを大きくとると、量子化テーブルの値全体が大きな値になるため、結果として圧縮率が高くなる。
【0022】
図3に、一般に知られているスケールファクタと圧縮データ量との相関関係を示す。図3に示す複数の曲線はそれぞれ画像の種類の違いを表しており、同一のスケールファクタを用いても、比較的複雑な画像はデータ量が多くなる傾向があることを表している。
ここではまず、この相関関係が双曲線である場合を想定して説明する。スケールファクタと圧縮データ量との相関関係が双曲線的であると仮定すると、スケールファクタをS、圧縮データ量Dとの関係は、係数a、b及びcを用いて、
D=a*(1/(S+b))+c    ・・・(式1)
と表現することができる。図3において、画像Aに対する係数a〜cを求め、これらをa〜cとする。係数の導出方法については、別途最小二乗法を用いるなどして、フィッティングを行う。同様にして画像Bに対する係数a〜c、画像Cに対する係数a〜cを求める。これらの係数を、スケールファクタがある値Sのときのデータ量Dの関数としてプロットすると図4のようになる。
【0023】
ここで、図4における係数a〜cとデータ量Dの関係について、さらに関数フィッティングを行い、これらの関係を数式化する。説明を簡単化するため、係数a〜cとデータ量Dの関係が一次関数であるとすると、これらの関係は係数p、q、p、q、p、q、を用いて、
a=D*p+q     ・・・(式2)
b=D*p+q     ・・・(式3)
c=D*p+q     ・・・(式4)
と表現することができる。そのため、同様に別途最小二乗法を用いるなどしてこれらの係数を求めておく。
【0024】
撮影時には、未知の複雑さを持つ入力画像に対して、まずスケールファクタSを用いて1回予備圧縮を行い、データ量Dを得た上で、これを式2〜式4に代入して係数a〜cを求める。係数a〜cが決定すると、式1が一意に定まる。固定長化圧縮ではデータ量Dを目的の値DにするためのスケールファクタSを求めることが必要であるから、式1をDの関数として逆関数化すると、
S=1/((D−c)/a)−b    ・・・(式5)
となる。ここにターゲットとなるデータ量Dを代入すると、所望のスケールファクタSが求まる。こうして求められたスケールファクタSを用いて本番圧縮をすることにより、所望のデータ量Dに近いデータ量の圧縮データを得ることができる。
【0025】
しかしながら、これにより求められたスケールファクタSを用いて圧縮した結果が、所望のデータ量Dから外れる可能性もある。これは2段階にわたる関数フィッティングの精度に関係し、求めた係数の誤差や、そもそも用いた関数の形式の誤りに主に起因する。これらの誤差を少なくするためには、最初の段階で図3に示した曲線をより多く用いること、即ち可能な限り多種多様多数の画像によりD−S相関を実測することが重要であるが、それでも誤差が残る可能性がある。
【0026】
そこで、最初に求められたスケールファクタSを使って圧縮したときデータ量Dが予定の所望データ量の範囲から外れている場合、次のようにしてスケールファクタSの補正を行う方法をとることができる。まず、Sを用いて実際に得られたデータ量をD11とすると、ここでも式(1)が成り立つとして、
11=a*(1/(S+b))+c    ・・・(式6)
このときa〜cは未知であるが、これらが式2〜4に従うとして、これらを式6に代入すると、
Figure 2004056680
となり、式6において未知の値はDだけであるから、式6をDについて解くことにより、Dを求めることができる。求めたDを式2〜式4に代入して新たにa〜cを求めなおし、これを式5に代入し、さらにDにターゲットデータ量Dを代入することにより、Sを求めなおすことができる。新しいSは、最初の予測によりターゲット近辺での圧縮を実際に行った結果にもとづいた補正が反映されているため、最初のSに較べてよりターゲットデータ量に近いデータ量が得られる。さらに必要であれば、同様の動作を必要回数分だけ繰り返して、補正の精度を高めることも可能である。
【0027】
以上はD−S相関が双曲線の場合であるが、この代わりに累乗曲線を用いてもよい。この場合、式1は下記のとおり
D=a*((S+b)^d)+c      ・・・(式8)
となり、これを逆関数化した式5は
S=((D−c)/a)^(1/d)−b  ・・・(式9)
となる。
【0028】
一般に、D−S相関を表す関数をΨ、係数をα〜αとすると、式1及び式8は、
D=Ψ(S,α,α,・・,α)   ・・・(式10)
と表すことができ、同様にこれの逆関数は、
S=Ψ−1(D,α,α,・・,α)  ・・・(式11)
と表すことができる。
【0029】
また、これら係数は、スケールファクタS=Sのときのデータ量Dの関数であるとして、これらの関係を表す関数をΦ、係数をβ〜βすると、式2〜4はそれぞれ、
α=Φ(D,β11,β12,・・,β1m)  ・・・(式12)
α=Φ(D,β21,β22,・・,β2m)  ・・・(式13)
・・・・・
α=Φ(D,βn1,βn2,・・,βnm)  ・・・(式14)
と表現することができる。ここで、Φ〜Φまでの関数は、係数βの組み合わせが求まれば各々異なる関数形であってもよく、係数βの数もそれらに応じてm以外となってもよい。
【0030】
以上のように、本発明では、種々の画像に対してスケールファクタを変化させながらデータ量を測定した結果を一意のD−S相関関数として表現できると仮定し、この関数中で使用される係数を、或る決まったスケールファクタを用いた時の圧縮データ量の関数として扱うことにより、画像圧縮時の予備圧縮において、先の或る決まったスケールファクタを用いて得られたデータ量からこれら係数を決定し、これらの係数と目標データ量とをD−S相関関数の逆関数に代入するようにした。これにより、目標データ量を得るためのスケールファクタを高速に求めることができる。
【0031】
以上説明したように、D−S相関関数として、双曲線関数、累乗関数、あるいは、指数関数、その他、適宜の関数形を用いることができ、画像の種類に応じて、上記関数形を含む複数の関数形の中から適宜の関数形を選択する手段を設けるとさらによい。
また、複数の圧縮回数を別途に指定する機構を設けるとさらによい。そして、複数の圧縮回数を、画像の大きさに応じて設定する機構を有しているとなおよい。
【0032】
一方、高速化のために予備圧縮の時間を短縮したい場合がある。このようなとき、予備圧縮時には主画像全体の圧縮を行うのではなく、DCTの処理幅を単位帯として、これらの単位帯を、間隔を置いて配置し、これらの帯状の領域に対してのみ圧縮を行う、いわゆるブロックライン間引きによる圧縮を行ってもよい。この様子を図5に示す。これにより、圧縮にかかる時間を短縮することが可能である。この場合、画素数の多い密な画像に対しては、画素間の相関が高いため、単位帯領域の幅に対して比較的間引きの間隔を広くとった状態で得られた圧縮データ量に、画面全体に対するスリットの面積比を乗じた予測データ量は、比較的画像全体に対して圧縮を行ったものと誤差が少ないが、画素数の疎な画像に対しては、この誤差が多くなることも知られている。このため、撮影時の画素数の多少に応じて間引き間隔を変えるようにし、常に予測データ量の精度を保つ工夫を行ってもよい。また、間引き圧縮の比率を別途に指定する機構を有しているとなおよい。
【0033】
【発明の効果】
請求項1記載の画像処理装置においては、あらかじめ種々の画像に対してスケールファクタSを変化させながらデータ量Dを測定した結果を一意のD−S相関関数として表現し、この関数中で使用される係数を、或る決まったスケールファクタを用いたときの圧縮データ量の関数として扱うことにより、画像圧縮時の予備圧縮において先の或る決まったスケールファクタを用いて得られたデータ量からこれら係数を決定し、これらの係数と目標データ量とをD−S相関関数の逆関数に代入するようにした。こうすることにより、目標データ量を得るためのスケールファクタを高速に求めることができる。
【0034】
請求項2記載の発明によれば、D−S相関関数として双曲線関数を用いているため、D−S相関が双曲線的である場合に、目標データ量を得るためのスケールファクタを精度よく求めることができる。
【0035】
請求項3記載の発明によれば、D−S相関関数として累乗関数を用いているため、D−S相関が累乗曲線的である場合に、目標データ量を得るためのスケールファクタを精度よく求めることができる。
【0036】
請求項4記載の発明によれば、D−S相関関数として指数関数を用いているため、D−S相関が指数曲線的である場合に、目標データ量を得るためのスケールファクタを精度よく求めることができる。
【0037】
請求項5記載の発明によれば、画像の種類に応じて請求項2〜4記載の関数系を含む複数の関数形の中から適宜選択する手段を有するため、目標データ量を得るためのスケールファクタを精度よく求めることができる。
【0038】
請求項6記載の発明によれば、請求項1の方法により求めたスケールファクタと、これを用いて圧縮したデータのデータ量と、請求項1のD−S相関関数を用いてD−S相関関数の係数を補正する手段を有するため、目標データ量を得るためのスケールファクタを精度よく求めることができる。
【0039】
請求項7記載の発明によれば、請求項5に記載のD−S相関関数の係数補正手段によって得られた係数を用いてスケールファクタを求め、求めたスケールファクタを用いて2回目以降の圧縮を行うため、目標データ量の圧縮データを高速に得ることができる。
【0040】
請求項8記載の発明によれば、請求項6または請求項7に記載の方法による圧縮の回数を別途指定する機構を有するため、必要に応じて目標データ量を得るためのスケールファクタをより精度よく求めることができる。
【0041】
請求項9記載の発明によれば、請求項6または請求項7記載の方法により圧縮する回数を画像の大きさに応じて設定する機構を有するため、必要に応じて目標データ量を得るためのスケールファクタをより精度よく求めることができる。
【0042】
請求項10記載の発明によれば、D−S相関関数の係数を求めるための圧縮時に、被圧縮画像のうち一部分のみを用いて間引き圧縮を行うため、目標データ量を得るためのスケールファクタをより高速に求めることができる。
【0043】
請求項11記載の発明によれば、間引き圧縮の比率を別途指定する機構を有するため、必要に応じて目標データ量を得るためのスケールファクタをより精度よく求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像処理装置を有するデジタルカメラの例を示すブロック図である。
【図2】上記画像処理装置に用いることができるスケールファクタによる量子化テーブルの例を示す図である。
【図3】上記スケールファクタと圧縮データ量との相関関係の例を示すグラフである。
【図4】画像に対する係数をスケールファクタがある値のときのデータ量の関数としてプロットすることによって得られるグラフである。
【図5】本発明にかかる画像処理装置に適用可能な間引き圧縮の例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 撮影レンズ
14 撮像素子としてのCCD
20 デジタル信号処理回路
24 画像圧縮伸張回路
26 メインメモリ
28 データ保存メモリ
30 マイコン

Claims (12)

  1. 画像圧縮手段を有し、入力されたデジタル画像を符号化により圧縮する画像処理装置において、
    上記画像圧縮手段は、あらかじめ種々の画像に対してスケールファクタSを変化させながらデータ量Dを測定した結果を一意のD−S相関関数として表現し、この関数中で使用される係数を、或る決まったスケールファクタを用いた時の圧縮データ量の関数として扱うことにより、画像圧縮時の予備圧縮において先の或る決まったスケールファクタを用いて得られたデータ量からこれら係数を決定し、これらの係数と目標データ量とをD−S相関関数の逆関数に代入することにより、目標データ量を得るためのスケールファクタを求めることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1の画像処理装置において、D−S相関関数として双曲線関数を用いることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1の画像処理装置において、D−S相関関数として累乗関数を用いることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1の画像処理装置において、D−S相関関数として指数関数を用いることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1記載の画像処理装置において、画像の種類に応じて請求項2〜4記載の関数形を含む複数の関数形の中から適宜選択する手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1記載の画像処理装置において、求めたスケールファクタと、これを用いて圧縮したデータのデータ量と、D−S相関関数とを用いて、D−S相関関数の係数を補正する手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5記載の画像処理装置において、D−S相関関数の係数補正手段によって得られた係数を用いてスケールファクタを求め、求めたスケールファクタを用いて2回目以降の圧縮を行い、圧縮データ量を所望の値に近づけること特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項6または7記載の画像処理装置において、複数の圧縮回数を別途に指定する機構を有することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項6または7記載の画像処理装置において、複数の圧縮回数を画像の大きさに応じて設定する機構を有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1記載の画像処理装置において、D−S相関関数の係数を求めるための圧縮時に、被圧縮画像のうち一部分のみを用いて間引き圧縮を行うことを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項10の画像処理装置において、間引き圧縮の比率を別途指定する機構を有することを特徴とする画像処理装置。
  12. 入力されたデジタル画像を符号化により圧縮する画像処理方法において、あらかじめ種々の画像に対してスケールファクタSを変化させながらデータ量Dを測定した結果を一意のD−S相関関数として表現し、この関数中で使用される係数を、或る決まったスケールファクタを用いた時の圧縮データ量の関数として扱うことにより、画像圧縮時の予備圧縮において先の或る決まったスケールファクタを用いて得られたデータ量からこれら係数を決定し、これらの係数と目標データ量とをD−S相関関数の逆関数に代入することにより、目標データ量を得るためのスケールファクタを求めることを特徴とする画像処理方法。
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