JP2001036181A - 光モジュールおよびそのはんだ接続高さ計測方法 - Google Patents

光モジュールおよびそのはんだ接続高さ計測方法

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JP2001036181A
JP2001036181A JP11205765A JP20576599A JP2001036181A JP 2001036181 A JP2001036181 A JP 2001036181A JP 11205765 A JP11205765 A JP 11205765A JP 20576599 A JP20576599 A JP 20576599A JP 2001036181 A JP2001036181 A JP 2001036181A
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optical element
solder
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optical
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JP11205765A
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Hiroo Furuichi
浩朗 古市
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光素子を光素子搭載用の基板にはんだ接続する
際に、光素子の光軸を、基板に垂直な方向(光素子と基
板間の高さ)に精度よく計測できないために、はんだ接
続後の光素子の高さのばらつきが管理できず、光ファイ
バとの高い光結合効率が得られにくい。 【解決手段】光素子と、前記光素子が搭載される基板の
両方に、導体のメタライズを非接触で、対向かつ、直交
するように配置し、これらのメタライズ間の静電容量に
より、光素子と基板間の高さを計測可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザダイオード
やフォトダイオード等の光素子と基板とのはんだ接続の
高さを高精度に計測して、光ファイバとの高効率な光結
合が可能な光モジュール、および、その製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】光素子と光ファイバとの光結合には、ミ
クロンオーダの光軸の調芯、固定が必要である。このた
め、組立が困難で、歩留まりが悪く、光モジュールの低
価格化の障害となっている。そこで、Si基板上に形成
したV溝をガイドにした光ファイバの位置決めや、光素
子の高精度な位置決め方法が各種開発されて、光軸調芯
の不要な組立方法が適用されつつある。大きさ1mm角
程度以下のレーザーダイオードやフォトダイオード等の
光素子(以下、光素子で代表する。)をミクロンオーダ
の高精度で基板に位置決めし、はんだ接続する従来の方
法を示す。
【0003】位置決め方法として、例えば、特開平9−
178985号公報の記載の位置決めマーカを用いる方
法が知られている。光素子と、光素子搭載用の基板との
双方に位置決めマーカを付加しておき、マークの赤外線
の透過画像で、マークを重ね合わせたり、マークの相対
位置ずれを計測して位置決めしている。また、特開平6
−160676号公報では、光素子用搭載基板の表面を
鏡面にして、光素子に形成されたマーカを基板の表面で
反射させてマーカ同士を位置決めしている。また、位置
決めマーカを使用しない方法として、例えば、特開平2
−58005号公報の記載のように、光素子用の搭載基
板に位置合わせ用の電極を設けて、電極間の導通をモニ
タして位置決めする方法も有る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】位置決めマークを赤外
線の透過画像で計測する方法は、光素子搭載用の基板
が、Si等の赤外線を透過する材質で構成されている場
合に限定され、光ファイバ整列用のV溝が加工しやすい
セラミックスやジルコニアの場合には、透過せずに使用
できない問題点がある。また、光素子のマーカを基板の
表面で反射させて計測する方法は、光素子を基板上に搭
載した状態で計測できないため、光素子と基板との接触
時の微小な位置ずれを計測、修正することができない問
題点がある。
【0005】電極間の導通をモニタして位置決めする方
法では、導通の有無のみしか判定できないために、位置
ずれ量の程度が計測しにくい問題点がある。
【0006】更に、上述のいずれの方法でも、基板に平
行な方向の位置合わせは可能だが、はんだ接続前後では
んだがつぶれて変化する、光素子と基板間の高さを計測
することができない問題点がある。
【0007】本発明の目的は、光素子を光素子搭載用の
基板にはんだ接続する際に、光素子の光軸を、基板に垂
直な方向(光素子と基板間の高さ)に精度よく位置決め
可能な光モジュールの構造および、その製造方法並びに
はんだ接続高さ計測方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光素子と、前記光素子が搭載される基板
の両方に、導体のメタライズを非接触で、対向かつ、直
交するように配置した光モジュールを構成する。
【0009】また、本発明は、その一形態として、光素
子と、前記光素子が搭載される基板の両方に、導体のメ
タライズを非接触で、対向かつ、直交するように配置し
た構造とし、これらのメタライズ間の静電容量により、
該光素子と基板間の高さを計測可能とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0011】(図1)は、本発明の光モジュールの実施
例を説明する斜視図を示す。(図2)は、(図1)の光
素子と基板の位置関係を示す平面図を示す。光素子であ
るレーザダイオード1を光ファイバ3に接続する場合、
高い光結合高率を得るには、レーザダイオード1のレー
ザ出射口12よりレーザ光軸11の方向に出射されたレ
ーザは、光ファイバの光軸31に、ミクロンオーダの高
い搭載位置精度で一致しなければならない。そのため、
レーザダイオード1は基板2に、光素子の接続動作41
により位置決めされ、一方、光ファイバ3は基板2のV
溝26で拘束して位置決めされ、基板上の仮想中心軸2
1上で光結合される。レーザダイオード1は、X方向
(基板に平行な方向)と、Y方向(基板に垂直な方向)
にミクロンオーダの精度ではんだ接続する必要がある。
X方向の位置決めは前述の従来の方法で可能なため、説
明は省略し、Y方向の位置決めに関連する部分のみ図示
する。
【0012】レーザダイオード1のはんだ接続面上に
は、はんだ接続用メタライズ13、光素子側高さ計測用
メタライズ14が形成され、相互に導通がある。基板2
の光素子搭載面22上には、はんだ接続用メタライズ1
3と同一サイズの接続用はんだ23と、これに導通を取
る引き出し電極部24が形成される。更に、レーザダイ
オード1の光素子側高さ計測用メタライズ14に直交し
た形状の基板側高さ計測用メタライズ25が形成されて
いる。はんだ接続のために、(図2)のレーザダイオー
ド1を基板2上に搭載したを状態では、はんだ接続用メ
タライズ13と接続用はんだ23が重なり合って、点線
で囲まれるはんだ接続部51を形成する。光素子側高さ
計測用メタライズ14と基板側高さ計測用メタライズ2
5は相互に対向直交しており、メタライズ対向部52が
形成される。
【0013】(図2)のAA'を矢印方向から見た側面
断面図を(図3)(a)に、高さ計測時の等価回路を
(図3)(b)に示す。レーザダイオード1と基板2間
が接続用はんだ23で接触した状態では、接続はんだ2
3に数マイクロメータ程度の厚みがあるため、光素子側
高さ計測用メタライズ14と基板側高さ計測用メタライ
ズ25との間には、数マイクロメータ程度の隙間がメタ
ライズ対向部空間53として形成される。引き出し電極
部24から接続用はんだ23、はんだ接続用メタライズ
13、光素子側高さ計測用メタライズ14までは導通が
取れているため、メタライズ対向部空間53を介して、
基板側高さ計測用メタライズ25との間でコンデンサを
形成される。
【0014】引き出し電極部24と基板側高さ計測用メ
タライズ25間に交流電圧Voをかけると、この静電容
量に応じた電流Isが計測可能な、(図3)(b)に示す
回路を構成できる。光素子側高さ計測用メタライズ14
と基板側高さ計測用メタライズ25は相互に対向直交し
ているため、レーザダイオード1と基板2間がX,Y方
向に位置ずれしても、メタライズ対向部52の対向面
積、つまりコンデンサを形成する電極面積は常に一定と
なる。このため、静電容量はメタライズ対向部空間53
の隙間高さZのみの関数になり、静電容量に応じた電流
Isを計測すれば、隙間高さZを計測可能となる。
【0015】次に、実際の計測手順を(図4)に示すフ
ローチャート図で説明する。まず、光素子(本実施例で
は、レーザダイオード1)を基板2上でXY方向に位置
決めする。次に、引き出し電極部24と、基板側高さ計
測用メタライズ25とに、それぞれプローブピン等を押
し当てて、外部の静電容量計測回路に接続し、はんだ固
定前の光素子高さ(隙間高さ)Zを計測し、計測終了
後、プローブピンを退避させる。そして、はんだを加
熱、溶融後、冷却固定する。再び、プローブピンを押し
当てて、外部の静電容量計測回路に接続し、はんだ固定
後の光素子高さ(隙間高さ)Zを計測し、Y方向(高
さ)位置の合否を判定する。
【0016】以上の構成、手順により、はんだ接続前後
の光素子高さの測定が可能となる。
【0017】なお、上記実施例では、基板上に接続はん
だが形成されていたが、光素子側に接続はんだが形成さ
れていてもなんら問題は無い。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例で述べたように,本発明に
よれば,次のような効果が得られる。
【0019】1.光素子を光素子搭載用の基板にはんだ
接続する際に、光素子の光軸を、基板に垂直な方向(光
素子と基板間の高さ)に精度よく計測可能となり、光フ
ァイバとの光結合効率の安定化が図れる効果がある。
【0020】2.高さ計測用メタライズの付加は、光素
子および、基板の蒸着マスクの一部変更のみで、光素子
および、基板の製造工程には変更は不要なため、量産時
の製造コストの上昇は少なく抑えられる。一方、光素子
の接続工程での光素子の高さばらつきを小さくすること
ができ、容易に高い光結合高率を有する光素子の接続が
得られる。光素子の製造、基板への接続を総合すると、
歩留り率の良い光素子の接続ができ、光モジュ−ル完成
段階でのコストが下がる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光モジュールの実施例を説明する斜視
図。
【図2】図1の光素子と基板の位置関係を示す平面図。
【図3】図2のAA'矢印方向から見た側面断面図と高
さ計測時の等価回路図。
【図4】計測手順を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1…レーザダイオード、2…基板、3…光ファイバ、1
1…レーザの光軸、12…レーザ出射口、13…はんだ
接続用メタライズ、14…光素子側高さ計測用メタライ
ズ、21…基板上の仮想中心軸、22…光素子搭載面、
23…接続用はんだ、24…引き出し電極部、25…基
板側高さ計測用メタライズ、26…V溝、27…光ファ
イバ被覆固定面、31…光ファイバの光軸、32…光フ
ァイバ被覆、41…光素子の接続動作、42…光ファイ
バの搭載動作、51…はんだ接続部、52…メタライズ
対向部、53…メタライズ対向部空間。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光素子表面のメタライズ層と基板表面のメ
    タライズ層上のはんだ層の溶融接合により、光素子を基
    板に搭載・接続する光モジュールにおいて、光素子のは
    んだ接続面と同一表面上に、はんだ接続用メタライズ層
    以外に高さ計測用メタライズ層を設け、該光素子がはん
    だ接続される基板表面上に、該光素子の高さ計測用のメ
    タライズ層と非接触で、対向かつ、直交する高さ計測用
    メタライズ層を設けた構造を特徴とする光モジュール。
  2. 【請求項2】光素子表面のメタライズ層と基板表面のメ
    タライズ層上のはんだ層の溶融接合により、光素子を基
    板に搭載・接続する方法において、光素子のはんだ接続
    面と同一表面上に、はんだ接続用メタライズ層以外に高
    さ計測用メタライズ層を設け、該光素子がはんだ接続さ
    れる基板表面上に、該光素子の高さ計測用のメタライズ
    層と非接触で、対向かつ、直交する高さ計測用メタライ
    ズ層を設けた構造とし、これらのメタライズ層間の静電
    容量により、該光素子と基板間の高さを計測することを
    特徴とする光モジュールのはんだ接続高さ計測方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光モジュールにおいて、接
    続用のはんだ層が光素子表面のはんだ接続用メタライズ
    層上に形成された構造を特徴とする光モジュール。
  4. 【請求項4】請求項2記載の光素子を基板に搭載・接続
    する方法において、接続用のはんだ層が光素子表面のは
    んだ接続用メタライズ層上に形成された構造を特徴とす
    る光モジュールのはんだ接続高さ計測方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007086206A1 (ja) * 2006-01-25 2007-08-02 Mitsumi Electric Co., Ltd. 光モジュール及び光モジュールの製造方法

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WO2007086206A1 (ja) * 2006-01-25 2007-08-02 Mitsumi Electric Co., Ltd. 光モジュール及び光モジュールの製造方法
JP2007199254A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Mitsumi Electric Co Ltd 光モジュール及び光モジュールの製造方法
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