JP2001035689A - X線発生装置 - Google Patents

X線発生装置

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JP2001035689A
JP2001035689A JP21181799A JP21181799A JP2001035689A JP 2001035689 A JP2001035689 A JP 2001035689A JP 21181799 A JP21181799 A JP 21181799A JP 21181799 A JP21181799 A JP 21181799A JP 2001035689 A JP2001035689 A JP 2001035689A
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Japan
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ray
target
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aperture
ray generator
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JP21181799A
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English (en)
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Yasuhiko Nishimura
靖彦 西村
Atsushi Sakata
篤 坂田
Akira Mase
晃 間瀬
Kyoji Matsubara
享治 松原
Hirozumi Azuma
博純 東
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Toyota Macs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Toyota Macs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】飛散粒子の遮蔽とX線の波長選択を一つの手段
で行う。 【解決手段】ターゲット3とX線光学系6の間に、ター
ゲット3から所定距離離れた位置に所定幅の開孔をもち
開孔をX線が通過する空間アパーチャー5を配置した。
空間アパーチャー5の開孔を所定幅としておくことによ
り、X線は開孔を通過する際に波長選択されるため、狭
帯域スペクトル化されたX線がX線光学系5に入射す
る。一方、空間アパーチャーの存在により飛散粒子を遮
蔽することができるので、X線光学系5への飛散粒子の
侵入を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザープラズマ
軟X線、X線レーザーなどを発生させるX線発生装置に
関し、詳しくはX線を狭帯域スペクトルとして取り出す
ことができるX線発生装置に関する。本発明のX線発生
装置から取り出されるX線は、X線光電子分光、X線回
折分光、ナノ構造解析、X線顕微鏡などに利用できる。
【0002】
【従来の技術】近年、真空容器内に配置された所定のタ
ーゲットにレーザービームを照射してX線を発生させる
X線発生装置が知られている。例えばターゲットとして
平板状あるいは円柱状の固体金属を用い、このターゲッ
トの表面にレーザービームを集光させることによって高
密度レーザープラズマを生成し、この自由膨張したプラ
ズマ中から発生するX線をX線光学系を介して外部へ導
く構造のものが知られている。
【0003】また近年、10〜100MW/cm2 以上
の強度をもつ高エネルギーのレーザー光が開発され、こ
のレーザー光を励起用に用いてレーザープラズマ軟X線
を発生させる装置が提案され(特開平7-128500号公報な
ど)、X線リソグラフィやX線顕微鏡などへの応用が期
待されている。
【0004】しかしこのようなX線発生装置では、過熱
による不具合を回避するために数10分以上の間隔をあ
けて間欠的に励起用レーザー光の照射を行っているのが
現状である。これでは連続的に軟X線を取り出すことが
困難であるが、近年、特開平7-94296号公報に開示され
ているように、波形制御されたパルス列の固体レーザー
を用いることにより、1Hz又は10Hzの繰り返しで
レーザープラズマ軟X線を発生させることができるよう
になっている。
【0005】そして米国特許4,700,371 号などには、波
形制御されたパルス列の固体レーザーとテープ形状のタ
ーゲットを用いることにより、真空容器を常圧に戻すこ
となく高頻度で繰り返してレーザープラズマ軟X線を発
生させることが提案されている。
【0006】ところが励起用レーザー光を用いたX線発
生装置では、ターゲットから燃焼分解物や破砕物からな
る飛散粒子がX線と同時に放出され、広範囲の領域に飛
散する。また10MW/cm2 以上の高エネルギーの励
起用レーザー光の場合は、飛散粒子の速度が特に大きく
なり、一層広範囲に飛散する。そしてこの飛散粒子がX
線光学系に付着すると、装置から取り出されるX線量が
減少したり、X線光学系の要素を劣化させる場合があ
る。またレーザー光学系に飛散粒子が付着すると、励起
用レーザー光の利用効率が低減する。さらにテープ形状
のターゲットを用いるなどして、長時間繰り返してレー
ザープラズマ軟X線を発生させる場合には、短時間の間
に多量の飛散粒子が爆発的に発生してX線光学系やレー
ザー光学系に付着するという問題がある。
【0007】そのため従来のX線発生装置では、数十か
ら数千回の励起用レーザー照射毎に真空容器を常圧に戻
し、X線光学系やレーザー光学系に付着した飛散粒子を
除去している。したがって長時間連続してX線を取り出
すことが困難であり、作業性及び生産性が低いという問
題があった。
【0008】そこで特開平4-112498号公報、特開平8-19
4100号公報には、ターゲットとX線光学系との間に高分
子フィルムを介在させ、高分子フィルムを通してX線を
X線光学系へ照射する構成の装置が開示されている。ま
た特開平10-26699号公報には、励起用レーザー入射窓へ
の飛散粒子の付着を阻止するために高分子フィルムを用
いることが提案されている。このようにすれば、飛散粒
子は高分子フィルムに付着して捕捉されるので、飛散粒
子がX線光学系やレーザー光学系に付着するのが防止さ
れ、上記不具合を解決することができる。
【0009】また特開平9-237695号公報あるいは特開平
9-245989号公報などには、ターゲット近傍に開孔をもつ
飛散粒子遮蔽材を配置し、バッファーガスで遮蔽する方
法が開示されている。
【0010】ところでターゲットにエネルギービームを
照射することにより発生するX線には、種々の波長のも
のが含まれている。したがってX線光学系でX線を有効
に利用するためには、特定波長のX線を狭帯域スペクト
ルとして取り出す必要がある。そこで特開平10-10305公
報には、X線レーザーの共振器に多層ハーフミラー膜を
形成して波長選択を行う方法が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のX線発
生装置においては、飛散粒子の遮蔽手段とX線の波長選
択手段とは全く別の技術思想から成り立っており、飛散
粒子の遮蔽手段ではX線の波長を選択することが困難で
あり、X線の波長選択手段では飛散粒子を遮蔽すること
が困難である。したがって飛散粒子の遮蔽とX線の波長
選択の両方が必要な場合には、飛散粒子遮蔽手段と波長
選択手段の両方を設ける必要があり、真空容器内のスペ
ース面の制約やコスト面で不具合が生じている。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、飛散粒子の遮蔽とX線の波長選択を一つの
手段で行うことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のX線発生装置の特徴は、真空容器と、真空容器内に
配置されたターゲットと、ターゲットにエネルギービー
ムを照射するビーム照射手段と、真空容器に連通して設
けられターゲットから発生したX線を導くX線光学系
と、よりなるX線発生装置において、ターゲットとX線
光学系の間には、ターゲットから所定距離離れた位置に
所定幅の開孔をもち開孔をX線が通過する空間アパーチ
ャーが配置されていることにある。
【0014】空間アパーチャーの開孔の幅は、0.1〜
5mmであることが望ましい。また開孔には窒化ケイ素
膜、酸化ケイ素膜及び高分子膜から選ばれるX線透過膜
が配置されていることが望ましい。
【0015】空間アパーチャーはターゲットの法線方向
に50mm以内の範囲で移動可能であることが好まし
い。またターゲットの法線に対してターゲットのエネル
ギービーム照射位置と空間アパーチャーの開孔とを結ぶ
直線がなす角度が70〜100度となるように、ターゲ
ット及び空間アパーチャーの少なくとも一方が移動可能
であることが好ましい。
【0016】また本発明のX線発生装置は、空間アパー
チャーは開孔を開閉可能に構成され、開孔の開時間を1
μs〜数百μsの間に制御できる制御手段をもつことが
望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のX線発生装置では、ター
ゲットとX線光学系の間に、ターゲットから所定距離離
れた位置に所定幅の開孔をもちその開孔をX線が通過す
る空間アパーチャーが配置されている。X線は空間アパ
ーチャーの開孔は通過するが、開孔以外を通過すること
は困難である。したがってターゲットから発生したX線
は、先ず空間アパーチャーの開孔を通過し、その後X線
光学系に入射される。そして空間アパーチャーの開孔を
所定幅としておくことにより、X線は開孔を通過する際
に波長選択されるため、狭帯域スペクトル化されたX線
がX線光学系に入射する。一方、空間アパーチャーの存
在により飛散粒子を遮蔽することができるので、X線光
学系への飛散粒子の侵入を抑制することができる。
【0018】空間アパーチャーの開孔の幅は、0.1〜
5mmとすることが望ましい。開孔の幅が0.1mmよ
り小さくなるとX線が開孔を通過することが困難とな
り、5mmより大きくなると飛散粒子が開孔を通過する
ようになるため好ましくない。開孔幅の値は、例えばタ
ーゲットからX線集光ミラーまでの距離と、X線集光ミ
ラーからスリットまでの距離との比率などによって決め
られる。
【0019】また空間アパーチャーの開孔には、窒化ケ
イ素膜、酸化ケイ素膜及び高分子膜から選ばれるX線透
過膜が配置されていることが望ましい。これにより飛散
粒子が開孔を通過するのを確実に阻止できるとともに、
X線透過膜によるX線の波長選択が可能となるので、一
層容易に狭帯域スペクトル化することができる。
【0020】ターゲットにエネルギービームが照射され
るとプラズマが発生し、プラズマ中のイオン密度はター
ゲットの表面で最も高く、ターゲットから法線方向に離
れるほど低くなる。したがって発生するX線強度もター
ゲットの法線方向で異なる。またターゲットの法線方向
以外の方向においても、観察する位置によってX線強度
が異なる。したがって空間アパーチャーの開孔の位置に
よってX線強度が異なり、またターゲットの種類やエネ
ルギービームの種類によってもX線強度分布が異なるの
で、狭帯域スペクトルを得るに最適な位置は実験毎に最
適な位置を決定できるようにすることが望ましい。
【0021】そこで本発明のX線発生装置においては、
空間アパーチャーはターゲットの法線方向に50mm以
内の範囲で移動可能であることが好ましい。ターゲット
の表面からターゲットの法線方向に50mm以内の範囲
で空間アパーチャーを移動可能とすることにより、ター
ゲットの種類に応じた狭帯域スペクトルのX線を取り出
すことが可能となる。なお50mmを超えて移動させる
と、発生するプラズマの範囲を超えてしまいX線が開孔
を通過することが困難となるので、50mm以内とし
た。
【0022】またターゲットの法線に対してターゲット
のエネルギービーム照射位置と空間アパーチャーの開孔
とを結ぶ直線がなす角度が70〜100度となるよう
に、ターゲット及び空間アパーチャーの少なくとも一方
が移動可能であることが好ましい。ターゲットの法線に
対する角度が70度未満では複数の温度範囲、複数のイ
オン状態の領域を観察することとなるため、複数の幅広
いスペクトルを得ることとなり、100度を超えるとタ
ーゲットより大きく膨らみ、はみ出した領域もしくはタ
ーゲットの裏側を観察することとなるため、狭帯域化で
きず光量も不充分となる。70〜100度傾斜した位置
に空間アパーチャーを配置することにより、飛散粒子を
遮蔽するとともにX線の波長選択を行うことが可能とな
る。
【0023】さらに空間アパーチャーは開孔を開閉可能
に構成され、開孔の開時間を1μs〜数百μsの間に制
御できるように構成することが好ましい。開孔の開時間
が1μsより短いとX線の通過が困難となり、開時間が
数百μsより長くなると飛散粒子が開孔を通過するよう
になる。
【0024】X線はターゲットへのエネルギービームの
照射に僅かに遅れて発生し、その速度はきわめて大きい
ので、開孔へ到達するにはきわめて短い時間であるもの
の、空間アパーチャーとターゲットとの距離に応じた時
間で開孔に到達する。一方、飛散粒子は音速で空間アパ
ーチャに向かって進む。つまりX線と飛散粒子とは、空
間アパーチャーに到達するまでの時間が異なり、この時
間はターゲットから空間アパーチャーまでの距離に応じ
て計算される。したがってパルス列の固体レーザーの照
射間隔と、空間アパーチャーとターゲットとの距離とに
応じて開孔の開閉タイミングを決定すれば、X線の到達
時に開孔を開き、飛散粒子の到達時には開孔を閉じるよ
うにすることができる。
【0025】ターゲットとして用いられるターゲット材
料は、アルミニウム、ベリリウム、ホウ素などの固体タ
ーゲット、あるいはヘリウム、ネオン、キセノン、アル
ゴン、クリプトンなどの気体ターゲットを用いることが
できる。各ターゲット材料によって発生するX線のスペ
クトルが異なるので、ターゲット材料の種類と空間アパ
ーチャーの開孔幅及びX線透過膜を選択することによ
り、所望の狭帯域スペクトルのX線を取り出すことが可
能となる。
【0026】ビーム照射手段としては、強度が10MW
/cm2 以上のレーザー光を照射する装置を利用するこ
とができ、レーザー光の種類としては100MW/cm
2 以上のものが特に好ましく、YAGレーザー、ガラス
レーザー、エキシマレーザー、CO2ガスレーザーなど
のレーザー光を利用できる。100MW/cm2 以上の
強度のレーザー光を用いれば、2〜40nmの波長の軟
X線を効率よく発生させることができる。
【0027】また真空容器の真空度は、10-10 〜10
-3Paの範囲が一般的に用いられ、X線光学系として
は、X線集光ミラー、X線分光器、波長選択用フィルタ
などが例示される。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0029】(実施例1)図1に本実施例のX線発生装
置を示す。このX線発生装置は、一側壁にレーザー入射
窓10を備え、その側壁と90度に交差する側壁に分光
器接続ポート11をもつ真空容器1と、真空容器1外部
に配置された集光レンズ2と、真空容器1内に配置され
たターゲット3と、レーザー入射窓10の近傍に配置さ
れた飛散粒子シールド装置4と、ターゲット3の近傍に
配置された空間アパーチャー5と、分光器接続ポート1
1に連結された平面結像型斜入射分光器6と、から構成
されている。
【0030】真空容器1には図示しない排気装置が接続
され、真空容器1内を10-4Paまで減圧可能とされて
いる。またレーザー入射窓10は石英ガラスから形成さ
れ、真空容器1の側壁に真円形状に形成されている。
【0031】集光レンズ2は、真空容器1外部でレーザ
ー光入射窓10と同軸的に配置されている。そしてター
ゲット3のターゲット法線と、レーザー入射窓10の中
心及び集光レンズ2の中心が同一直線(レーザー光軸)
上に位置し、その延長線上に図示しないレーザー光源が
配置されている。このレーザー光源は、10Hzの繰り
返し周波数で数100MW/cm2 の高エネルギーの励
起用レーザー光を照射するものである。
【0032】飛散粒子シールド装置4は、一対のリール
40,41と、一対のリール40,41間に介装された
ポリエチレンフィルム42と、図示しないモータとから
構成されている。レーザー光入射窓10は一対のリール
40,41の間に位置し、ポリエチレンフィルム42が
飛散粒子を遮蔽することでレーザー光入射窓10を清浄
に保っている。そしてポリエチレンフィルム42は一方
のリール40に巻回され、モータの駆動によって一方の
リール40から他方のリール41に巻き取られるように
構成されている。したがって飛散粒子が付着した部分は
リール41に巻き取られるので、常に新しいポリエチレ
ンフィルム42がレーザー光入射窓10を覆い、レーザ
ー光の強度が低下するのが防止されている。
【0033】空間アパーチャー5は、ターゲット3と平
面結像型斜入射分光器6の間で、ターゲット3のレーザ
ー光集光位置から5mm離れた位置に配置されている。
この空間アパーチャー5は、図2に示すように間隙51
を隔てて立設された一対の壁部50と、間隙51を覆う
ように配置され図示しないモータによって回転駆動され
るシャッター52とから構成されている。一対の壁部5
0及びシャッター52は可動ステージ53に保持されて
いる。シャッター52の一部には開口55が設けられ、
シャッター52の回転によって開口55が間隙51と連
通したときにのみX線が間隙51及び開口55を通過し
て平面結像型斜入射分光器6に入射するように構成され
ている。すなわち間隙51と開口55が重なって本発明
にいう空間アパーチャーの開孔が形成される。
【0034】可動ステージ53は、モータ54の駆動に
よってターゲット3の法線と平行方向(図1の矢印A方
向)に移動可能に構成され、一対の壁部50及びシャッ
ター52は可動ステージ53の移動とともにターゲット
3の法線と平行方向に移動可能となっている。ターゲッ
ト3に発生するプラズマ30内では、ターゲット3上の
レーザー光集光位置からターゲット3の法線方向に離れ
るにつれてイオン密度が低くなっているので、発生する
X線を取り出す位置としてターゲット3の法線方向の距
離が重要となる。したがって上記したように空間アパー
チャー5をターゲット3の法線と平行方向に移動可能と
することで、空間アパーチャー5の開孔と平面結像型斜
入射分光器6を結ぶ直線(X線光軸)とターゲット3の
法線との交点の位置(以下、X線取出し位置という)
を、ターゲット3の法線上の任意の位置とすることがで
きる。
【0035】平面結像型斜入射分光器6は、X線集光ミ
ラー60と、スリット61と、回折格子62とをもち、
X線集光ミラー60で集光されたX線がスリット61を
通過し、回折格子62を通過することにより得られたス
ペクトルがX線CCDカメラ63で観察できるように構
成されている。この平面結像型斜入射分光器6は、座金
64に設けられている長孔によって、真空容器1に対し
て図1の矢印B方向に移動可能とされ、空間アパーチャ
ー5の位置に応じて真空容器1への取付位置を調整でき
るようになっている。これにより、空間アパーチャー5
の開孔を通過したX線をX線集光ミラー60に確実に導
くことができる。
【0036】また平面結像型斜入射分光器6内のX線集
光ミラー60はトロイダル反射面を有しており、面に垂
直方向に対してはスリット61で集光し、面に平行方向
に対してはX線CCDカメラ63の位置で集光するよう
に設計されている。
【0037】平面結像型斜入射分光器6のスリット61
は、0.1mm×20mmの開口を有している。またタ
ーゲット3からX線集光ミラー60までの距離は600
mmであり、X線集光ミラー60からスリット61まで
の距離は95mmであることから、X線集光ミラー60
に垂直な方向での光源の縮小率は約1/6となる。ま
た、スリット61からX線CCDカメラ63までの距離
は約473mmであるため、X線集光ミラー60に平行
な方向での光源の縮小率は約1となる。
【0038】レーザー光がターゲットに照射され、ター
ゲット表面にプラズマが生成されそのプラズマが膨張し
ていく。そしてレーザー光の照射時間が7〜10nsで
あるから、生成されたプラズマが充分に冷却されるには
μs〜サブミり秒かかる。また生成されたプラズマの膨
張速度が音速とほぼ同じオーダーであるため、μs程度
の間隔で0.34mm程度の空間分解能であればよい。
このことから、空間アパーチャー5の一対の壁部50の
間隔を0.2mmとし、長さがスリット61と同じ20
mmとなるように間隙51を形成した。
【0039】上記のように構成された本実施例のX線発
生装置を用い、以下のように実験を行った。
【0040】先ずシャッター52の回転速度を決めて、
間隙51の開閉時間を決定する必要がある。レーザー光
がターゲット3に照射されることによって発生するX線
の速度は、3×108 m/sときわめて大きいので、X
線はレーザー光の照射から10μs遅れて発生するとす
ると、X線取出し位置がターゲット3の表面から1mm
離れた位置にある場合、レーザー光がターゲット3に照
射されてからX線が空間アパーチャー5に到達するまで
に要する時間は10μs+3psとなる。
【0041】一方、ターゲット3にレーザー光が照射さ
れて発生する飛散粒子は音速(340m/s)で進むの
で、ターゲット3にレーザー光が照射されると同時に飛
散粒子が発生するとして、レーザー光がターゲット3に
照射されてから飛散粒子が空間アパーチャー5に到達す
るまでの時間は3μsである。
【0042】同様に計算すると、X線取出し位置がター
ゲット3の表面から10mm離れた位置にある場合、X
線は10μs+33ps後に、飛散粒子は約30μs後
に空間アパーチャー5に到達することになる。
【0043】そこでモータ54の駆動によって可動ステ
ージ53を駆動することで、X線取出し位置とターゲッ
ト3の表面との距離を0〜4.5mmの間で変化させ、
この距離に応じてシャッター52の開口55が間隙51
と一致するタイミングを計算して、X線が空間アパーチ
ャー5に到達したときにのみシャッター52の開口55
が間隙51と一致するようにした。これにより飛散粒子
が平面結像型斜入射分光器6に侵入するのを確実に阻止
することができる。
【0044】そしてターゲット3としてアルミニウムを
用い、X線取出し位置とターゲット3の表面との距離を
0〜4.5mmの間で0.5mmずつ変化させながら、
空間アパーチャー5の開孔を通過した軟X線のスペクト
ルをX線CCDカメラ53で観察した。結果を図3〜8
に示す。
【0045】図3〜8に示すように、X線取出し位置と
ターゲット3との距離がゼロの場合には、X線スペクト
ルには多数のピークが観察されるのに対し、X線取出し
位置とターゲット3との距離が大きくなるにつれてピー
ク数が少なく単純化されていることがわかる。そして図
3〜8の結果を波長16nmのピークについてまとめる
と、図9に示すように、アルミニウムターゲットから発
生する波長16nmの狭帯域スペクトルのスペクトル幅
(半値幅)は、X線取出し位置とターゲット3との距離
が4.5mmのときに最小となり、狭帯域スペクトル化
されたX線を取り出すことができていることが明らかで
ある。
【0046】(実施例2)アルミニウムに代えてベリリ
ウムをターゲット3としたこと以外は実施例1と同様に
して実験を行った。結果を図10〜15に示す。
【0047】図10〜15に示すように、X線取出し位
置とターゲット3との距離がゼロの場合には、X線スペ
クトルには多数のピークが観察されるのに対し、X線取
出し位置とターゲット3との距離が大きくなるにつれて
ピーク数が少なく単純化されていることがわかる。そし
て図10〜15の結果を波長6.4nmのピークについ
てまとめると、図16に示すように、ベリリウムターゲ
ットから発生する波長6.4nmの狭帯域スペクトルの
スペクトル幅(半値幅)は、X線取出し位置とターゲッ
ト3との距離が4.5mmのときに最小となり、狭帯域
スペクトル化されたX線を取り出すことができているこ
とが明らかである。
【0048】(実施例3)図17に本実施例のX線発生
装置を示す。このX線発生装置では、真空容器1は複数
の分光器接続ポート11を備え、それぞれの分光器接続
ポート11に平面結像型斜入射分光器6が接続可能とな
っている。なお平面結像型斜入射分光器6が接続されな
い分光器接続ポート11は、遮蔽板12によって遮蔽さ
れている。
【0049】ターゲット3は、その位置で回動可能とさ
れてレーザー光の光軸に対する角度を可変できるように
なっており、ターゲット表面とレーザー光軸とがなす角
度を任意に調整することができる。
【0050】空間アパーチャー5は、ターゲット3と平
面結像型斜入射分光器6の間で、ターゲット3のレーザ
ー光集光位置から50mm離れた位置に配置されてい
る。また空間アパーチャー5は、実施例1と同様にター
ゲット3の法線方向に移動可能であるとともに、図17
の矢印C方向にも移動可能とされている。すなわち空間
アパーチャー5は、観察角度を保ったままターゲット3
の法線に沿って自在に平行移動可能となっている。
【0051】すなわち空間アパーチャー5は、ターゲッ
ト3のレーザー光照射点から法線方向に1mm離れた点
とシャッター52の開孔とを結ぶ直線と、ターゲット3
の法線とがなす角度(以下、観察角度という)を可変で
きるように移動可能とされている。さらに、空間アパー
チャー5の位置に応じた位置の分光器接続ポート11
に、平面結像型斜入射分光器6が接続される。したがっ
て本実施例のX線発生装置では、ターゲット3の表面か
ら法線方向に1mm離れたX線取出し位置のX線を常に
取出すことができるようになっている。
【0052】本実施例のX線発生装置は、上記した点が
異なること以外は実施例1と同様に構成されている。
【0053】さて、このX線発生装置を用い、アルミニ
ウムをターゲットとして、先ずターゲット3の法線をレ
ーザー光の光軸と一致した状態に固定し、空間アパーチ
ャー5を移動させて観察角度を90度から45度の間で
変化させながら、X線スペクトルをX線CCDカメラ5
3で観察した。このときの波長16nmのピークの変化
を図18に示す。
【0054】次に空間アパーチャー5を実施例1の状態
で固定し、ターゲット3を回動させて観察角度を90度
から45度の間で変化させながら、X線スペクトルをX
線CCDカメラ63で観察した。このときの波長16n
mのピークの変化を図19に示す。
【0055】図18より、観察角度が変化することによ
って、波長16nmの狭帯域スペクトルの強度とスペク
トル幅(半値幅)が変化していることがわかる。また図
19より、レーザー光の光軸に対するターゲット3の角
度を変化させた場合には、観察角度を変化させたときに
X線強度とスペクトル幅のいずれも安定していない。し
たがって観察角度を変化させる場合には、ターゲット3
は固定として空間アパーチャー5を移動させた方が好ま
しいことがわかる。
【0056】また図18及び図19ともに観察角度が4
5度に近付くとスペクトル幅が広くなっていくことか
ら、観察角度は70度から100度の範囲が好ましいこ
とがわかる。
【0057】(参考例)空間アパーチャーをもたないこ
と以外は実施例1と同様の装置を用い、ターゲット3と
平面結像型斜入射分光器6との間に厚さ0.2μmの窒
化ケイ素膜を配置してX線スペクトルを観察した。また
窒化ケイ素膜を配置しない場合のX線スペクトルも観察
した。結果を図20に示す。
【0058】図20より、窒化ケイ素膜を透過すること
によりある程度の狭帯域スペクトルとなっていることが
わかる。したがって本発明のX線発生装置において、空
間アパーチャーの開孔に窒化ケイ素膜を配置すれば、さ
らに狭帯域のスペクトルを取出すことができる。
【0059】
【発明の効果】すなわち本発明のX線発生装置によれ
ば、空間アパーチャーの存在により飛散粒子を遮蔽でき
るとともに、狭帯域スペクトルを取出すことができる。
したがって真空容器内のスペースを節約でき、小型化で
きるとともに安価な装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のX線発生装置の構成を示す
説明図である。
【図2】図1の装置の要部拡大斜視図である。
【図3】アルミニウムをターゲットとし、X線取出し位
置とターゲットとの距離がゼロの場合において本発明の
一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペクトルで
ある。
【図4】アルミニウムをターゲットとしX線取出し位置
とターゲットとの距離が1.0mmの場合に、本発明の
一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペクトルで
ある。
【図5】アルミニウムをターゲットとしX線取出し位置
とターゲットとの距離が2.0mmの場合に、本発明の
一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペクトルで
ある。
【図6】アルミニウムをターゲットとしX線取出し位置
とターゲットとの距離が3.0mmの場合に、本発明の
一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペクトルで
ある。
【図7】アルミニウムをターゲットとしX線取出し位置
とターゲットとの距離が4.0mmの場合に、本発明の
一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペクトルで
ある。
【図8】アルミニウムをターゲットとしX線取出し位置
とターゲットとの距離が4.5mmの場合に、本発明の
一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペクトルで
ある。
【図9】図3〜8を波長16nmのスペクトルについて
まとめたものであり、X線取出し位置とターゲットとの
距離に対するX線強度と半値幅の関係を示すグラフであ
る。
【図10】ベリリウムをターゲットとし、X線取出し位
置とターゲットとの距離がゼロの場合において本発明の
一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペクトルで
ある。
【図11】ベリリウムをターゲットとし、X線取出し位
置とターゲットとの距離が1.0mmの場合において本
発明の一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペク
トルである。
【図12】ベリリウムをターゲットとし、X線取出し位
置とターゲットとの距離が2.0mmの場合において本
発明の一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペク
トルである。
【図13】ベリリウムをターゲットとし、X線取出し位
置とターゲットとの距離が3.0mmの場合において本
発明の一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペク
トルである。
【図14】ベリリウムをターゲットとし、X線取出し位
置とターゲットとの距離が4.0mmの場合において本
発明の一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペク
トルである。
【図15】ベリリウムをターゲットとし、X線取出し位
置とターゲットとの距離が4.5mmの場合において本
発明の一実施例のX線発生装置で観察されたX線スペク
トルである。
【図16】図10〜15を波長6.4nmのスペクトル
についてまとめたものであり、X線取出し位置とターゲ
ットとの距離に対するX線強度と半値幅の関係を示すグ
ラフである。
【図17】本発明の第3実施例のX線発生装置の構成を
示す説明図である。
【図18】第3の実施例において、観察角度に対するX
線強度と半値幅の関係を示すグラフである。
【図19】第3の実施例において、観察角度に対するX
線強度と半値幅の関係を示すグラフである。
【図20】窒化ケイ素膜の有無によるX線スペクトルの
差を示すグラフである。
【符号の説明】
1:真空容器 2:集光レンズ 3:ターゲ
ット 4:飛散粒子シールド装置 5:空間ア
パーチャー 6:平面結像型斜入射分光器 11:分光器
接続ポート 30:プラズマ 52:シャッター 63:X線
CCDカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 靖彦 愛知県豊田市トヨタ町2番地 株式会社ト ヨタマックス内 (72)発明者 坂田 篤 愛知県豊田市トヨタ町2番地 株式会社ト ヨタマックス内 (72)発明者 間瀬 晃 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 松原 享治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 東 博純 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 4C092 AA06 AB23 BC18 BD13 BF10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器と、該真空容器内に配置された
    ターゲットと、該ターゲットにエネルギービームを照射
    するビーム照射手段と、該真空容器に連通して設けられ
    該ターゲットから発生したX線を導くX線光学系と、よ
    りなるX線発生装置において、 該ターゲットと該X線光学系の間には、該ターゲットか
    ら所定距離離れた位置に所定幅の開孔をもち該開孔内を
    X線が通過する空間アパーチャーが配置されていること
    を特徴とするX線発生装置。
  2. 【請求項2】 前記空間アパーチャーの前記開孔の幅は
    0.1〜5mmであることを特徴とする請求項1に記載
    のX線発生装置。
  3. 【請求項3】 前記開孔には窒化ケイ素膜、酸化ケイ素
    膜及び高分子膜から選ばれるX線透過膜が配置されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のX線発生装置。
  4. 【請求項4】 前記空間アパーチャーは前記ターゲット
    の法線と平行方向に50mm以内の範囲で移動可能であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のX線発生装置。
  5. 【請求項5】 前記ターゲットの法線に対して前記ター
    ゲットの前記エネルギービーム照射位置と前記開孔とを
    結ぶ直線がなす角度が70〜100度となるように、前
    記ターゲット及び前記空間アパーチャーの少なくとも一
    方が移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の
    X線発生装置。
  6. 【請求項6】 前記空間アパーチャーは前記開孔を開閉
    可能に構成され、前記開孔の開時間を1μs〜数百μs
    の間に制御できる制御手段をもつことを特徴とする請求
    項1に記載のX線発生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001068297A (ja) * 1999-08-30 2001-03-16 Masaki Yamamoto 軟x線利用装置のデブリ除去機構
CN113418947A (zh) * 2021-06-18 2021-09-21 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 一种测量含能材料强度的系统及方法

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JP2001068297A (ja) * 1999-08-30 2001-03-16 Masaki Yamamoto 軟x線利用装置のデブリ除去機構
CN113418947A (zh) * 2021-06-18 2021-09-21 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 一种测量含能材料强度的系统及方法
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