JP2001034461A - ソフトウェア構成管理支援装置、その方法およびソフトウェア構成管理支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ソフトウェア構成管理支援装置、その方法およびソフトウェア構成管理支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001034461A
JP2001034461A JP11209715A JP20971599A JP2001034461A JP 2001034461 A JP2001034461 A JP 2001034461A JP 11209715 A JP11209715 A JP 11209715A JP 20971599 A JP20971599 A JP 20971599A JP 2001034461 A JP2001034461 A JP 2001034461A
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software
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software product
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Minoru Aizawa
澤 実 会
Hideto Ogasawara
秀 人 小笠原
Atsushi Yamada
田 淳 山
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の管理をユーザや管理者等の要求に応じ
て柔軟に行うことができ、またソフトウェア成果物の構
成管理に連動して品質管理を適切に行うことができるソ
フトウェア構成管理支援装置を提供する。 【解決手段】 ソフトウェア構成管理支援装置10は、
ソフトウェア成果物データベース17および構成管理情
報データベース18を有し、ソフトウェア成果物構成管
理部13により、払出しおよび登録等の処理に対応する
構成管理を行う。構成管理情報データベース18には、
ソフトウェア成果物構成管理部13によるソフトウェア
成果物の構成管理に伴う構成管理情報が保持され、構成
管理情報登録部14および構成管理情報検索部15によ
り構成管理情報に対して直接登録、更新および検索等の
処理を行うことができる。また、ソフトウェア成果物の
払出しまたは登録等の処理に連動してソフトウェア成果
物解析部16によりソフトウェア成果物の問題点を解析
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソフトウェアの開発
や保守等に用いられるソフトウェア管理システムに係
り、とりわけ、ソフトウェア成果物の構成管理を支援す
るソフトウェア構成管理支援装置、その方法およびソフ
トウェア構成管理支援プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プログラム等のソフトウェア製品
はきわめて大規模化してきており、複数人の共同作業に
より開発が行われることが多い。このようなソフトウェ
ア開発においては、担当者同士が適切な連絡をとり、各
担当者の進捗状況等を適宜把握しながら作業を協調して
進める必要がある。このため、このような共同作業で用
いられるソフトウェア管理システムでは一般に、開発中
のソフトウェア成果物(例えばソースコード)の過去の
リビジョン(版)を容易に保存および再現するリビジョ
ン管理の他、複数のソースコード間の関係を管理する構
成管理を行うことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のソフトウェア管理システムにおいては、リビジョン管
理や構成管理等を行うことにより、複数人の共同作業に
よるソフトウェア開発を支援している。
【0004】しかしながら、上述した従来のソフトウェ
ア管理システムでは、リビジョン管理や構成管理等で提
供される機能が固定化されており、ソフトウェア開発の
進捗状況の管理や、ソフトウェア開発に伴って生成され
る各種のソフトウェア成果物(ソースコードやオブジェ
クトコード、設計書等のドキュメント類、テストデータ
等)の管理を柔軟に行うことができない。
【0005】また、上述した従来のソフトウェア管理シ
ステムでは、開発中のソフトウェア成果物の良否を把握
することは考慮されておらず、構成管理とは別に品質管
理を行う必要がある。
【0006】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、ソフトウェア開発の進捗状況の管理や、ソ
フトウェア開発に伴って生成される各種のソフトウェア
成果物の管理をユーザや管理者等の要求に応じて柔軟に
行うことができるとともに、ソフトウェア成果物の構成
管理に連動して品質管理を適切に行うことができるソフ
トウェア構成管理支援装置、その方法およびソフトウェ
ア構成管理支援プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はその第1の解決
手段として、ソフトウェア成果物を保持するソフトウェ
ア成果物データベースを備え、このソフトウェア成果物
データベースに保持されたソフトウェア成果物の構成管
理を支援するソフトウェア構成管理支援装置において、
前記ソフトウェア成果物に対するアクセス処理を行うと
ともに、前記ソフトウェア成果物の構成管理を行う構成
管理手段と、前記ソフトウェア成果物を管理するための
構成管理情報を保持する構成管理情報データベースと、
前記構成管理データベースに対してソフトウェア成果物
に関する新たな構成管理情報を登録する登録手段とを備
えたことを特徴とするソフトウェア構成管理支援装置を
提供する。
【0008】なお、上述した第1の解決手段において、
前記ソフトウェア成果物に対するアクセス処理は、ソフ
トウェア成果物に対する少なくとも払出し処理、登録処
理、参照処理、検索処理、または払出しや登録の取り消
し処理であることが好ましい。また、前記構成管理情報
データベースを検索して所望の構成管理情報を出力する
検索手段をさらに備えることが好ましい。
【0009】また、上述した第1の解決手段において、
前記構成管理情報データベースは前記構成管理情報の一
項目としてソフトウェア成果物の良否を示す品質情報を
保持することが好ましい。また、ソフトウェア成果物の
問題点を解析する解析手段と、前記解析手段により得ら
れた解析情報を保持する解析情報データベースとをさら
に備え、前記構成管理情報データベースは前記構成管理
情報の一項目として前記解析情報に付随する情報を保持
することが好ましい。さらに、前記解析手段は前記構成
管理手段によるソフトウェア成果物の少なくとも払出し
処理または登録処理に連動してソフトウェア成果物の問
題点を解析し、それにより得られた解析情報を前記解析
情報データベースに登録することが好ましい。さらにま
た、検索目的とそれに関連する構成管理情報の項目とを
対応付けて保持する検索管理情報データベースをさらに
備え、前記検索手段は前記検索管理情報データベースに
基づいて所望の検索目的に合致する構成管理情報の項目
を検索した後、前記構成管理情報データベースを検索し
て所望の構成管理情報を出力することが好ましい。な
お、前記検索手段はさらに、前記構成管理情報データベ
ースで保持された構成管理情報に基づいて、前記ソフト
ウェア成果物データベースから所望のソフトウェア成果
物を検索するよう構成され、また前記解析情報データベ
ースから所望の解析情報を検索するよう構成されている
ことが好ましい。
【0010】本発明はその第2の解決手段として、ソフ
トウェア成果物の構成管理を支援するソフトウェア構成
管理支援方法において、ソフトウェア成果物に対してア
クセス処理を行うときに、前記ソフトウェア成果物の管
理を行うための構成管理情報を構成管理情報データベー
スに登録するステップと、前記構成管理情報データベー
スに対してソフトウェア成果物に関する新たな構成管理
情報を登録するステップと、前記構成管理情報データベ
ースを検索して所望の構成管理情報を出力するステップ
とを含むことを特徴とするソフトウェア構成管理支援方
法を提供する。
【0011】なお、上述した第2の解決手段において
は、ソフトウェア成果物の問題点を解析し、それにより
得られた解析情報を解析情報データベースに登録すると
ともに、その解析情報に付随する情報を前記構成管理情
報の一項目として前記構成管理情報データベースに登録
するステップをさらに含むことが好ましい。
【0012】本発明はその第3の解決手段として、ソフ
トウェア成果物の構成管理を支援するソフトウェア構成
管理支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体において、ソフトウェア成果物に対してア
クセス処理を行うときに、前記ソフトウェア成果物の管
理を行うための構成管理情報を構成管理情報データベー
スに登録する手順と、前記構成管理情報データベースに
対してソフトウェア成果物に関する新たな構成管理情報
を登録する手順とをコンピュータに実行させることを特
徴とするソフトウェア構成管理支援プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0013】なお、上述した第3の解決手段において
は、前記構成管理情報データベースを検索して所望の構
成管理情報を出力する手順をコンピュータにさらに実行
させることが好ましい。また、ソフトウェア成果物の問
題点を解析し、それにより得られた解析情報を解析情報
データベースに登録するとともに、その解析情報に付随
する情報を前記構成管理情報の一項目として前記構成管
理情報データベースに登録する手順をコンピュータにさ
らに実行させることが好ましい。
【0014】本発明の第1乃至第3の解決手段によれ
ば、ソフトウェア成果物の構成管理情報が保持される構
成管理情報データベースに対して、登録手段によりソフ
トウェア成果物に関する新たな構成管理情報を登録した
り、検索手段により所望の構成管理情報を検索すること
ができるので、ソフトウェア開発の進捗状況の管理や、
ソフトウェア開発に伴って生成される各種のソフトウェ
ア成果物の管理をユーザや管理者等の要求に応じて柔軟
に行うことができる。
【0015】また、構成管理情報データベースにてソフ
トウェア成果物の良否を示す品質情報や、解析手段によ
り得られた解析情報に付随する情報を保持することによ
り、ソフトウェア成果物の構成管理に連動して品質管理
を適切に行うことができる。特に、構成管理手段による
ソフトウェア成果物の払出しまたは登録等の処理に連動
してソフトウェア成果物の問題点を解析することによ
り、構成管理に連動して品質管理を自動的に行うことが
できる。
【0016】さらに、検索管理情報データベースにて検
索目的とそれに関連する構成管理情報の項目とを対応付
けて保持し、これに基づいて構成管理情報データベース
から所望の構成管理情報を検索することにより、検索目
的に合致した所望の構成管理情報を適切かつ簡易に出力
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0018】図1は本発明によるソフトウェア構成管理
支援装置の一実施の形態を説明するための図である。な
お、本実施の形態では、インターネットやイントラネッ
ト等のネットワークを介して、遠隔地に分散した複数人
の共同作業によりプログラム等のソフトウェア製品を開
発する場合を例に挙げて説明する。
【0019】図1に示すように、ソフトウェア構成管理
支援装置10は、ネットワーク21に接続されたサーバ
として実現されている。なお、ソフトウェア構成管理支
援装置10は、1台のサーバとして実現される他、複数
台のサーバに分散されて実現されていてもよい。ソフト
ウェア構成管理支援装置10にはネットワーク21を介
して複数のクライアント30が接続されており、これら
各クライアント30からの要求に応じて、ソフトウェア
成果物の構成管理が行われるようになっている。なお、
ここでいうソフトウェア成果物には、ソースコード、オ
ブジェクトコード、設計書等のドキュメント類、テスト
データ等の各種の成果物が含まれる。
【0020】ここで、各クライアント30は、端末31
と、キーボードやマウス等の入力装置32と、CRT等
の出力装置33とを有しており、端末31上で実行され
るアプリケーション(WWWブラウザや電子メール、専
用のアプリケーション等)を利用して、ユーザの操作に
従ってソフトウェア構成管理支援装置10との間でデー
タのやりとりを行うことができるようになっている。
【0021】一方、ソフトウェア構成管理支援装置10
は、管理部12と、ソフトウェア成果物構成管理部(構
成管理手段)13と、構成管理情報登録部(登録手段)
14と、構成管理情報検索部(検索手段)15と、ソフ
トウェア成果物解析部(解析手段)16と、ソフトウェ
ア成果物データベース17と、構成管理情報データベー
ス18と、解析情報データベース19と、検索管理情報
データベース20とを有している。
【0022】以下、ソフトウェア構成管理支援装置10
の各部の構成について詳細に説明する。
【0023】管理部12は、各クライアント30からの
要求をネットワーク21を介して受け付け、その要求に
応じてソフトウェア成果物構成管理部13、構成管理情
報登録部14、構成管理情報検索部15およびソフトウ
ェア成果物解析部16の起動を制御するものである。
【0024】ソフトウェア成果物構成管理部13は、ソ
フトウェア成果物データベース17で保持されたソフト
ウェア成果物に対してアクセス処理、すなわち払出し処
理、登録処理、参照処理、検索処理、または払出しや登
録の取消し処理等を行うとともに、ソフトウェア成果物
の構成管理(リビジョン管理を含む)を行うものであ
る。なお、ソフトウェア成果物構成管理部13は、処理
の対象となるソフトウェア成果物に対するユーザの処理
権限に従ってユーザ間の排他制御を行うとともに、ソフ
トウェア成果物データベース17の該当するデータを取
り出したり、ソフトウェア成果物データベース17へ該
当するデータを登録することができるようになってい
る。
【0025】構成管理情報登録部14は、ソフトウェア
成果物に対する払出しおよび登録等の処理に対応して構
成管理情報データベース18に対して構成管理情報を登
録する他、各クライアント30からの単独の要求(払出
しおよび登録等の処理を伴わない要求)に応じて構成管
理情報データベース18に対してソフトウェア成果物に
関する新たな構成管理情報を登録するものである。な
お、登録される構成管理情報としては次のようなものが
ある。なお、以下の構成管理情報のうち、(1)(2)
(4)(5)等についてはソフトウェア成果物構成管理
部13で作成され、(3)(6)については各クライア
ント30からの要求に応じて作成され、(7)について
はソフトウェア成果物解析部16で作成される。 (1)ソフトウェア成果物の各版ごとのリビジョン番号 (2)ソフトウェア成果物の処理履歴(処理者や処理日
時、処理目的等) (3)ソフトウェア成果物に対する処理に伴うコメント (4)ソフトウェア成果物の異なる版との間での変更差
分 (5)ソフトウェア成果物のある版から次の版までに要
した作業に関する情報(変更量(工数)や関係者等) (6)ソフトウェア成果物の品質情報 (7)ソフトウェア成果物の解析情報
【0026】構成管理情報検索部15は、各クライアン
ト30からの要求に応じて構成管理情報データベース1
8を検索して所望の構成管理情報を出力するものであ
る。なお、構成管理情報検索部15は、検索管理情報デ
ータベース20に基づいて所望の検索目的に合致する構
成管理情報の項目を検索した後、構成管理情報データベ
ース18を検索して所望の構成管理情報を出力すること
ができるようになっている。また、構成管理情報検索部
15は、構成管理情報データベース18で保持された構
成管理情報に基づいて、ソフトウェア成果物データベー
ス17から所望のソフトウェア成果物を検索したり、解
析情報データベース19から所望の解析情報を検索する
ことができるようになっている。
【0027】ソフトウェア成果物解析部16は、ソフト
ウェア成果物データベース17で保持されたソフトウェ
ア成果物の問題点を解析するものである。なお、ソフト
ウェア成果物解析部16は、ソフトウェア成果物構成管
理部13によるソフトウェア成果物の払出しまたは登録
等の処理に連動してソフトウェア成果物の問題点を解析
することができるようになっている。ここで、ソフトウ
ェア成果物解析部16は、ソフトウェア成果物が例えば
ソースコードである場合には、静的解析および動的解析
等の既存の任意の手法を用いることができる。この場合
には、ソースコード上の問題点を指摘したり、実行時の
エラーを指摘したりする他、これらの問題点およびエラ
ーを定量的に評価することが可能である。なお、ソフト
ウェア成果物解析部16により得られた解析情報は解析
情報データベース19に登録され、解析情報に付随する
情報(解析者や解析日時、解析情報の格納場所等)は構
成管理情報データベース18に登録される。
【0028】ソフトウェア成果物データベース17は、
構成管理の対象となるソフトウェア成果物を保持するも
のである。ソフトウェア成果物データベース17の論理
的な実現方法としては、例えばソフトウェア成果物をフ
ァイル形式で扱う場合には、図2に示すような実現方法
を採用することができる。図2に示す実現方法では、各
ファイルはリビジョンごとに管理され、ファイル管理テ
ーブル41の下で、ファイル名41aとリビジョン番号
41bとに基づいて該当するファイル(格納場所41c
にてポインタ等により示されたファイル)が一意に特定
できるようになっている。なお、ソフトウェア成果物デ
ータベース17の物理的な実現方法としては任意のもの
を採用することができる。
【0029】構成管理情報データベース18は、ソフト
ウェア成果物の構成管理に伴う構成管理情報を保持する
ものである。なお、構成管理情報データベース18の論
理的な実現方法としては、例えば図3に示すような実現
方法を採用することができる。図3に示す実現方法で
は、ソフトウェア成果物を格納するファイルごとに構成
管理情報用テーブル42が設けられ、構成管理情報用テ
ーブル42に設けられた各項目をキーとしてファイル名
や処理者等を検索することができるようになっている。
なお、構成管理情報データベース18の物理的な実現方
法としては任意のものを採用することができる。
【0030】なお、構成管理情報用テーブル42には、
上記(1)乃至(7)に対応する項目として、そのソフ
トウェア成果物のリビジョン番号42a、処理者42
b、処理日時42c、コメント42d、変更差分の格納
場所を示す情報42e、変更量(工数)42f、変更回
数42gの各項目が含まれている。
【0031】また、構成管理情報用テーブル42には、
そのソフトウェア成果物の関連ファイル名42h、品質
情報42i、およびソフトウェア成果物解析部16によ
り得られた解析情報に付随する情報42jの項目が含ま
れている。
【0032】ここで、関連ファイル名42hの項目に
は、そのファイルに関連する他のファイルのファイル名
が格納される。ここで、管理対象となるファイルがソー
スコードのファイルである場合には、関連する他のソー
スコードのファイルや、そのソースコードを部品として
含むソフトウェア製品の他、オブジェクトコードや、設
計書等のドキュメント類、テストデータ等のファイル名
が格納される。なお、ファイル名とともにそのファイル
のリビジョン番号を指定することも可能である。
【0033】また、品質情報42iの項目には、ソフト
ウェア成果物の良否を示す情報が格納される。ここで、
品質情報には、そのソフトウェア成果物の問題点(不具
合やクレーム等)の件数、そのソフトウェア成果物の内
容および問題点を定量的に評価したプログラムの複雑さ
等の数値(すなわち、プログラムを様々な尺度から数値
化したものであり、例えばプログラムのサイズ(行
数)、分岐条件の数、問題点の件数等)が含まれる。ま
た、品質情報には、これらの数値の遷移を用いて推測し
た結果等の二次的な情報も含まれる。
【0034】さらに、解析情報に付随する情報42jの
項目には、構成管理情報データベース18で保持されて
いる解析情報の格納場所が格納される。なおここでは、
払出しおよび登録等の処理に連動して解析が行われる場
合を想定しているので、解析者や解析日時等の情報につ
いては省略されている。
【0035】なお、構成管理情報用テーブル42で管理
される構成管理情報の項目としては、これ以外にも、ソ
フトウェア開発のプロジェクト名等を表す管理番号や、
フォルダ名、ディレクトリ名、ソフトウェア成果物に対
するユーザの処理権限(ソフトウェア成果物に対して登
録等の処理を行う権限)、ファイルに含まれる部品要素
(モジュールや関数等)の内容等の各種の項目を設ける
ことが可能である。
【0036】解析情報データベース19は、ソフトウェ
ア成果物解析部16により得られた解析情報を保持する
ものである。解析情報データベース19の論理的な実現
方法としては、例えば解析情報をファイル形式で扱う実
現方法を採用することができる。ここで、例えばソース
コードに対して静的解析を行う場合を例にとると、ソー
スコードリストに問題点の指摘が埋め込まれたファイル
や、サマリーレポートのようなファイルを解析情報とし
て管理することができるようになっている。なお、解析
情報データベース19の物理的な実現方法としては任意
のものを採用することができる。
【0037】検索管理情報データベース20は、検索目
的とそれに関連する構成管理情報の項目とを対応付けて
保持するものである。検索管理情報データベース20の
論理的な実現方法としては、例えば図4に示すような実
現方法を採用することができる。図4に示す実現方法で
は、検索管理情報用テーブル43が設けられ、検索目的
43aをキーとして検索対象項目(その検索目的に合致
した構成管理情報の項目)を検索することができるよう
になっている。なお、検索管理情報データベース20の
物理的な実現方法は任意のものを採用することができ
る。
【0038】なお、図4に示す検索管理情報用テーブル
43では、検索目的43aとして「進捗状況管理」、
「製品管理」および「品質管理」等が格納され、これら
各管理に必要とされる構成管理情報の項目(例えば「進
捗状況管理」の場合であれば「処理者」、「処理日
時」、「コメント」および「変更量」)が検索対象項目
43bとして格納されている。
【0039】次に、このような構成からなる本実施の形
態の作用について説明する。
【0040】処理例1 まず、図5により、図1に示すソフトウェア構成管理支
援装置10においてソフトウェア成果物の払出しまたは
登録を行う場合の処理の流れについて説明する。なおこ
こでは、ソフトウェア成果物としてソースコードを例に
とり、ソースコードの開発作業に際してソースコードの
払出しおよび登録を行う場合を例に挙げて説明する。
【0041】[ソースコードの払出し]まず、ユーザが
クライアント30側の端末31上で入力装置32により
所定の操作を行い、ソフトウェア構成管理支援装置10
に対して、自分の開発作業に必要なソースコードの払出
しを要求する(ステップ101)。なお、これらのユー
ザの要求には、払出しの目的等が記述されたコメント等
のデータを含めることができる。
【0042】次に、このような要求を受けたソフトウェ
ア構成管理支援装置10は、管理部12による制御の下
で構成管理情報検索部15を起動し(ステップ10
2)、構成管理情報データベース18の内容に基づい
て、払出しの対象となるソースコードに関係する情報の
チェックを行う(ステップ103)。具体的には例え
ば、そのソースコードを現在払い出している他のユーザ
がいるか否か、またはユーザに払出しを行う権限がある
か否か等をチェックする。なおこのとき、構成管理情報
データベース18においては、ソースコードのファイル
名と、管理番号や、フォルダ名、ディレクトリ名等との
関係が対応付けて管理されている場合には、払出しの対
象となるソースコードを管理番号等の別名で指定して払
出しを行ったり、フォルダ名やディレクトリ名等で指定
してファイルの集合に対して一括して払出しを行うこと
が可能である。
【0043】次に、管理部12がソフトウェア成果物構
成管理部13を起動し(ステップ104)、ソフトウェ
ア成果物構成管理部13がソフトウェア成果物データベ
ース17から該当するソースコードを取り出す(ステッ
プ105)。
【0044】次に、管理部12が構成管理情報登録部1
4を起動し(ステップ106)、構成管理情報データベ
ース18に対して構成管理情報(リビジョン番号や、払
出しを行ったユーザ名、払出しの日時、コメント等)を
登録する(ステップ107)。
【0045】次に、管理部12において、払出しの対象
となるソースコードを解析する必要があるか否かを判断
する(ステップ108)。なお、この判断基準はユーザ
があらかじめ設定しておくことができる。判断基準とし
ては、払出し時または登録時のいずれかに解析を行うと
いったものの他、処理者や処理日時等を考慮したもの等
の任意の基準を採用することができる。
【0046】ステップ108において、解析の必要があ
ると判断された場合には、管理部12がソフトウェア成
果物解析部16を起動する(ステップ109)。ソフト
ウェア成果物解析部16が起動されると、払出しの対象
となるソースコードに対して静的解析または動的解析が
行われ、それにより得られた解析情報が解析情報データ
ベース19に登録される(ステップ110)。なお、解
析情報に付随する情報(解析者や解析日時、解析情報の
格納場所等)は構成管理情報登録部14を介して構成管
理情報データベース18に登録される。
【0047】次に、要求された処理が払出しか否かを判
断する(ステップ111)。ここでは、処理が「払出
し」であるので、管理部12は払出しの対象となるソー
スコードをクライアント30側へ送信する(ステップ1
12)。なお、ソースコードの送信方法としては、ファ
イルシステムを利用したファイルコピーや、WWWブラ
ウザを利用したダウンロード、電子メールによる送信等
の任意の手法を採用することができる。
【0048】次に、管理部12が処理結果をクライアン
ト30側へ通知する(ステップ113)。具体的には、
正常に終了した場合には正常に終了した旨を通知し、エ
ラーが起こっている場合にはそのエラーの内容を通知す
る。なお、このようにして通知された処理結果はクライ
アント30側で出力装置33を用いて表示される(ステ
ップ114)。
【0049】[ソースコードの登録]その後、ユーザは
払出しが行われたソースコードに対して修正作業等を行
い、作業の終了後にソースコードの登録を行う。
【0050】具体的には、ユーザがクライアント30側
の端末31上で入力装置32により所定の操作を行い、
ソフトウェア構成管理支援装置10に対して、修正作業
が行われたソースコードの登録を要求する(ステップ1
01)。なお、これらのユーザの要求には、登録の目的
等が記述されたコメント等のデータを含めることができ
る。
【0051】次に、このような要求を受けたソフトウェ
ア構成管理支援装置10は、管理部12による制御の下
で構成管理情報検索部15を起動し(ステップ10
2)、構成管理情報データベース18の内容に基づい
て、登録の対象となるソースコードに関係する情報のチ
ェックを行う(ステップ103)。なお、ここでのチェ
ックは、上述した払出しの場合と同様のチェックの他、
そのソースコードを前回払い出したユーザと同一のユー
ザが登録しようとしているか否か等をチェックすること
が可能である。
【0052】次に、管理部12がソフトウェア成果物構
成管理部13を起動し(ステップ104)、ソフトウェ
ア成果物構成管理部13がソフトウェア成果物データベ
ース17に対して該当するソースコードを登録する(ス
テップ105)。
【0053】次に、管理部12が構成管理情報登録部1
4を起動し(ステップ106)、構成管理情報データベ
ース18に対して構成管理情報(リビジョン番号、登録
を行ったユーザ名、登録の日時およびコメント等)を登
録する(ステップ107)。
【0054】次に、管理部12において、登録の対象と
なるソースコードを解析する必要があるか否かを判断す
る(ステップ108)。なお、この判断基準はユーザが
あらかじめ設定しておくことができる。判断基準として
は、上述した払出しの場合と同様の基準を採用すること
ができる。
【0055】ステップ108において、解析の必要があ
ると判断された場合には、管理部12がソフトウェア成
果物解析部16を起動する(ステップ109)。ソフト
ウェア成果物解析部16が起動されると、登録の対象と
なるソースコードに対して静的解析または動的解析が行
われ、それにより得られた解析情報が解析情報データベ
ース19に登録される(ステップ110)。なお、解析
情報に付随する情報(解析者や解析日時、解析情報の格
納場所等)は構成管理情報登録部14を介して構成管理
情報データベース18に登録される。
【0056】次に、要求された処理が払出しか否かを判
断する(ステップ111)。ここでは、処理が「登録」
であるので、管理部12が処理結果をクライアント30
側へ通知する(ステップ113)。具体的には、正常に
終了した場合には正常に終了した旨を通知し、エラーが
起こっている場合にはそのエラーの内容を通知する。な
お、このようにして通知された処理結果はクライアント
30側で出力装置33を用いて表示される(ステップ1
14)。
【0057】なおここでは、処理の内容として払出しお
よび登録を例に挙げたが、これに限らず、参照や払出し
の取消等の各種の処理についても同様の流れで処理を行
うことができる。
【0058】またここでは、ソースコードの払出しおよ
び登録等の処理に伴って構成管理情報の登録および更新
等を行っているが、これに限らず、以下の処理例2およ
び処理例3で述べるように、構成管理情報データベース
18に対して、構成管理情報登録部14により構成管理
情報を直接登録および更新したり、構成管理情報検索部
15により構成管理情報を直接検索することも可能であ
る。
【0059】処理例2 次に、図6により、図1に示すソフトウェア構成管理支
援装置10において新たな構成管理情報の登録を行う場
合の処理の流れについて説明する。なおここでは、開発
中のソースコードとそれを部品として含むソフトウェア
製品との関係(部品−製品の関係)を新たに登録する場
合を例に挙げて説明する。
【0060】まず、ユーザがクライアント30側の端末
31上で入力装置32により所定の操作を行い、ソフト
ウェア構成管理支援装置10に対して、登録対象となる
ソースコードのファイル名(例えば「ファイルA」)と
関連するソフトウェア製品の名称(例えば「ソフトウェ
ア製品A」)とを入力し、部品−製品の関係の登録を要
求する(ステップ201)。なお、このユーザの要求に
は、登録の目的等が記述されたコメント等のデータを含
めることができる。
【0061】次に、このような要求を受けたソフトウェ
ア構成管理支援装置10は、管理部12による制御の下
で構成管理情報登録部14を起動し(ステップ20
2)、構成管理情報データベース18に対して上記部品
−製品の関係の登録を行う(ステップ203)。具体的
には、ファイルAとソフトウェア製品Aとの関係を登録
する場合であれば、図3に示す構成管理情報用テーブル
42において、ファイルAの関連ファイル42hの項目
に「ソフトウェア製品A」というデータを追加する。
【0062】次に、管理部12が処理結果をクライアン
ト30側へ通知する(ステップ204)。具体的には、
正常に終了した場合には正常に終了した旨を通知し、エ
ラーが起こっている場合にはそのエラーの内容を通知す
る。なお、このようにして通知された処理結果はクライ
アント30側で出力装置33を用いて表示される(ステ
ップ205)。
【0063】なおここでは、ソースコードとそれを部品
として含むソフトウェア製品との関係を例に挙げたが、
これに限らず、(1)ソースコードと他のソースコード
との間の関係、(2)ソースコードとそれに含まれる部
品要素(モジュールや関数等)との関係、(3)ソース
コードとそれに関連するオブジェクトコード、設計書等
のドキュメント、およびテストデータ等との関係、
(4)ソースコードとその品質情報との関係等について
も同様の流れで登録を行うことができる。
【0064】またここでは、ソフトウェア成果物間の所
定の関係を新たに登録する場合を例に挙げたが、これに
限らず、既に登録されている構成管理情報を更新する場
合であっても同様の流れで処理を行うことができる。
【0065】処理例3 次に、図7により、図1に示すソフトウェア構成管理支
援装置10において構成管理情報の検索を行う場合の処
理の流れについて説明する。なおここでは、あるソース
コードの進捗状況を管理する場合を例に挙げて説明す
る。
【0066】まず、ユーザがクライアント30側の端末
31上で入力装置32により所定の操作を行い、ソフト
ウェア構成管理支援装置10に対して、調べたいソース
コードのファイル名(例えば「ファイルA」)と調べた
い期間(日時情報)(例えば「6月1日−6月30
日」)とを入力し、検索目的として「進捗状況管理」を
指定して検索処理を要求する(ステップ301)。
【0067】次に、このような要求を受けたソフトウェ
ア構成管理支援装置10は、管理部12による制御の下
で構成管理情報検索部15を起動し(ステップ30
2)、構成管理情報検索部15が検索情報データベース
20から進捗状況管理に必要とされる検索対象項目を取
得する(ステップ303)。具体的には、図3に示す検
索情報管理用テーブル43の場合には、「進捗状況管
理」に必要とされる検索対象項目として、「処理者」、
「処理日時」、「コメント」、「変更量」が取得され
る。
【0068】次に、構成管理情報検索部15は、構成管
理情報データベース18に対して、ソースコードのファ
イル名(「ファイルA」)と日時情報(「6月1日−6
月30日」)とをキーとして構成管理情報の検索を行
い、ステップ303で取得された項目(「処理者」、
「処理日時」、「コメント」および「変更量」)に対応
するデータを取り出す(ステップ304)。
【0069】次に、管理部12が検索結果をクライアン
ト30側へ送信する(ステップ305)。このとき、エ
ラーが起こっている場合には、そのエラーの内容を通知
する。なお、このようにして通知された検索結果はクラ
イアント30側で出力装置33を用いて表示される(ス
テップ306)。具体的には、構成管理情報データベー
ス18にて図2に示すような構成管理情報用テーブル4
2が設けられている場合には、ファイルAに対する変更
量の時間的な推移をグラフ形式で表示したり(図8
(a)参照)、ファイルAの変更に伴うコメントを一覧
形式で表示したりすることができる(図8(b)参
照)。
【0070】なおここでは、あるソースコードの進捗状
況を管理する場合を例に挙げたが、これに限らず、ある
ソフトウェア製品を構成する全てのソースコードを調べ
たり、あるソースコードに変更を加えた場合に影響が及
ぶ全てのファイルを調べたり、あるソースコードの品質
を調べる場合についても同様の流れで処理を行うことが
できる。
【0071】具体的には例えば、あるソフトウェア製品
を構成する全てのソースコードを調べる場合には、図4
に示す検索情報管理用テーブル43において、「製品管
理」に必要とされる検索対象項目(「処理者」、「処理
日時」および「関連ファイル」)を取得した後、構成管
理情報データベース18に対して、関連ファイル名(例
えば「ソフトウェア製品A」)をキーとして構成管理情
報の検索を行う。これにより、あるソフトウェア製品を
構成する全てのソースコードのファイル名を一覧形式で
表示することが可能である(図9(a)参照)。
【0072】また、あるソフトウェア製品を構成する全
てのソースコードの品質を調べる場合には、図4に示す
検索情報管理用テーブル43において、「品質管理」に
必要とされる検索対象項目(「処理日時」、「関連ファ
イル」および「品質情報」)を取得した後、成管理情報
データベース18に対して、関連ファイル名(例えば
「ソフトウェア製品A」)をキーとして構成管理情報の
検索を行う。これにより、あるソフトウェア製品を構成
する全てのソースコードの問題点の数の開発期間中にお
ける推移をグラフ形式で表示することが可能である(図
9(b)参照)。
【0073】なお、このような構成管理情報の検索結果
とともに、ソフトウェア成果物そのものや、解析情報等
を表示する必要がある場合には、管理部12による制御
の下で構成管理情報検索部15が構成管理情報データベ
ース18で保持された構成管理情報に基づいて、ソフト
ウェア成果物データベース17から所望のソフトウェア
成果物を検索したり、解析情報データベース19から所
望の解析情報を検索し、クライアント30側へ送信して
検索結果と同様に表示することが可能である。
【0074】このように本実施の形態によれば、ソフト
ウェア成果物の構成管理情報が保持される構成管理情報
データベース18に対して、構成管理情報登録部18に
よりソフトウェア成果物に関する新たな構成管理情報を
登録したり、構成管理情報検索部15により所望の構成
管理情報を検索することができるので、ソフトウェア開
発の進捗状況の管理や、ソフトウェア開発に伴って生成
される各種のソフトウェア成果物の管理をユーザや管理
者等の要求に応じて柔軟に行うことができる。
【0075】また本実施の形態によれば、構成管理情報
データベース18にてソフトウェア成果物の良否を示す
品質情報や、ソフトウェア成果物解析部16により得ら
れた解析情報に付随する情報を保持することができるの
で、ソフトウェア成果物の構成管理に連動して品質管理
を適切に行うことができる。特に、ソフトウェア成果物
構成管理部13によるソフトウェア成果物の払出しまた
は登録等の処理に連動してソフトウェア成果物の問題点
を解析することにより、構成管理に連動して品質管理を
自動的に行うことができる。
【0076】さらに本実施の形態によれば、検索管理情
報データベース20にて検索目的とそれに関連する構成
管理情報の項目とを対応付けて保持し、これに基づいて
構成管理情報データベース18から所望の構成管理情報
を検索するので、検索目的に合致した所望の構成管理情
報を適切かつ簡易に出力することができる。
【0077】なお、上述した実施の形態においては、ソ
フトウェア成果物としてのソースコードをファイル単位
で管理する場合を例に挙げて説明したが、ここでいうソ
ースコードとは必ずしもプログラムレベルのコードであ
る必要はなく、再利用可能な部品レベルのコードであっ
てもよい。また、必ずしもファイル単位での管理である
必要はなく、ファイルに含まれる部品要素(関数やモジ
ュール等)ごとに管理を行うことも可能である。
【0078】また、上述した実施の形態において、管理
部12、ソフトウェア成果物構成管理部13、構成管理
情報登録部14、構成管理情報検索部15およびソフト
ウェア成果物解析部16はいずれも、専用のハードウェ
アにより実現することができる他、図10に示すような
コンピュータシステム50上で稼働するプログラムモジ
ュールとしても実現することができる。ここで、コンピ
ュータシステム50は、コンピュータ本体51の他、C
RT等の表示装置52、プリンタ53、キーボードやマ
ウス等の入力装置54、FDドライブ56、CD−RO
Mドライブ57およびハードディスク装置58等の各種
の周辺機器を備えている。そして、上述したようなプロ
グラムモジュールを含むプログラムは、コンピュータ本
体51上のメモリ57やハードディスク58、およびフ
レキシブルディスク59やCD−ROM60等のような
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納され、コン
ピュータ本体51上のCPU(中央演算処理装置)から
逐次読み出されて実行されることにより上述したような
機能を実現することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ソ
フトウェア開発の進捗状況の管理や、ソフトウェア開発
に伴って生成される各種のソフトウェア成果物の管理を
ユーザや管理者等の要求に応じて柔軟に行うことができ
るとともに、ソフトウェア成果物の構成管理に連動して
品質管理を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるソフトウェア構成管理支援装置の
一実施の形態を示すブロック図。
【図2】図1に示すソフトウェア成果物データベースに
おけるソフトウェア成果物の管理例を示す図。
【図3】図1に示す構成管理情報データベースにおける
構成管理情報の管理例を示す図。
【図4】図1に示す検索管理情報データベースにおける
検索管理情報の管理例を示す図。
【図5】図1に示すソフトウェア構成管理支援装置にお
いてソフトウェア成果物に対して払出しおよび登録等の
処理を行う場合の処理の流れを説明するためのフローチ
ャート。
【図6】図1に示すソフトウェア構成管理支援装置にお
いて構成管理情報の登録を行う場合の処理の流れを説明
するためのフローチャート。
【図7】図1に示すソフトウェア構成管理支援装置にお
いて構成管理情報の検索を行う場合の処理の流れを説明
するためのフローチャート。
【図8】図1に示すソフトウェア構成管理支援装置で提
供される構成管理情報の表示方法の一例を示す図。
【図9】図1に示すソフトウェア構成管理支援装置で提
供される構成管理情報の表示方法の別の例を示す図。
【図10】本発明によるソフトウェア構成管理支援装置
およびその方法を実現するソフトウェア構成管理支援プ
ログラムが実装されるコンピュータシステムの一例を示
すブロック図。
【符号の説明】
10 ソフトウェア構成管理支援装置 12 管理部 13 ソフトウェア成果物構成管理部 14 構成管理情報登録部 15 構成管理情報検索部 16 ソフトウェア成果物解析部 17 ソフトウェア成果物データベース 18 構成管理情報データベース 19 解析情報データベース 20 検索管理情報データベース 21 ネットワーク 30 クライアント 31 端末 32 入力装置 33 出力装置 41 ファイル管理テーブル 42 構成管理情報用テーブル 43 検索管理情報用テーブル 57 メモリ(記録媒体) 58 ハードディスク(記録媒体) 59 フレキシブルディスク(記録媒体) 60 CD−ROM(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 田 淳 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5B075 ND20 PP02 PP03 PP13 PP22 PQ02 PQ15 PQ46 PQ76 UU21 UU40 5B076 AC01 AC07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソフトウェア成果物を保持するソフトウェ
    ア成果物データベースを備え、このソフトウェア成果物
    データベースに保持されたソフトウェア成果物の構成管
    理を支援するソフトウェア構成管理支援装置において、 前記ソフトウェア成果物に対するアクセス処理を行うと
    ともに、前記ソフトウェア成果物の構成管理を行う構成
    管理手段と、 前記ソフトウェア成果物を管理するための構成管理情報
    を保持する構成管理情報データベースと、 前記構成管理データベースに対してソフトウェア成果物
    に関する新たな構成管理情報を登録する登録手段とを備
    えたことを特徴とするソフトウェア構成管理支援装置。
  2. 【請求項2】前記ソフトウェア成果物に対するアクセス
    処理は、ソフトウェア成果物に対する少なくとも払出し
    処理、登録処理、参照処理、検索処理または払出しや登
    録の取り消し処理であることを特徴とする請求項1記載
    のソフトウェア構成管理支援装置。
  3. 【請求項3】前記構成管理情報データベースを検索して
    所望の構成管理情報を出力する検索手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のソフトウェア構成管理
    支援装置。
  4. 【請求項4】前記構成管理情報データベースは前記構成
    管理情報の一項目としてソフトウェア成果物の良否を示
    す品質情報を保持することを特徴とする請求項1記載の
    ソフトウェア構成管理支援装置。
  5. 【請求項5】ソフトウェア成果物の問題点を解析する解
    析手段と、 前記解析手段により得られた解析情報を保持する解析情
    報データベースとをさらに備え、 前記構成管理情報データベースは前記構成管理情報の一
    項目として前記解析情報に付随する情報を保持すること
    を特徴とする請求項1記載のソフトウェア構成管理支援
    装置。
  6. 【請求項6】前記解析手段は前記構成管理手段によるソ
    フトウェア成果物の少なくとも払出し処理または登録処
    理に連動してソフトウェア成果物の問題点を解析し、そ
    れにより得られた解析情報を前記解析情報データベース
    に登録することを特徴とする請求項5記載のソフトウェ
    ア構成管理支援装置。
  7. 【請求項7】検索目的とそれに関連する構成管理情報の
    項目とを対応付けて保持する検索管理情報データベース
    をさらに備え、 前記検索手段は前記検索管理情報データベースに基づい
    て所望の検索目的に合致する構成管理情報の項目を検索
    した後、前記構成管理情報データベースを検索して所望
    の構成管理情報を出力することを特徴とする請求項3記
    載のソフトウェア構成管理支援装置。
  8. 【請求項8】前記検索手段はさらに、前記構成管理情報
    データベースで保持された構成管理情報に基づいて、前
    記ソフトウェア成果物データベースから所望のソフトウ
    ェア成果物を検索するよう構成されていることを特徴と
    する請求項3記載のソフトウェア構成管理支援装置。
  9. 【請求項9】前記検索手段はさらに、前記構成管理情報
    データベースで保持された構成管理情報に基づいて、前
    記解析情報データベースから所望の解析情報を検索する
    よう構成されていることを特徴とする請求項5記載のソ
    フトウェア構成管理支援装置。
  10. 【請求項10】ソフトウェア成果物の構成管理を支援す
    るソフトウェア構成管理支援方法において、 ソフトウェア成果物に対してアクセス処理を行うとき
    に、前記ソフトウェア成果物の管理を行うための構成管
    理情報を構成管理情報データベースに登録するステップ
    と、 前記構成管理情報データベースに対してソフトウェア成
    果物に関する新たな構成管理情報を登録するステップ
    と、 前記構成管理情報データベースを検索して所望の構成管
    理情報を出力するステップとを含むことを特徴とするソ
    フトウェア構成管理支援方法。
  11. 【請求項11】ソフトウェア成果物の問題点を解析し、
    それにより得られた解析情報を解析情報データベースに
    登録するとともに、その解析情報に付随する情報を前記
    構成管理情報の一項目として前記構成管理情報データベ
    ースに登録するステップをさらに含むことを特徴とする
    請求項10記載のソフトウェア構成管理支援方法。
  12. 【請求項12】ソフトウェア成果物の構成管理を支援す
    るソフトウェア構成管理支援プログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体において、 ソフトウェア成果物に対してアクセス処理を行うとき
    に、前記ソフトウェア成果物の管理を行うための構成管
    理情報を構成管理情報データベースに登録する手順と、 前記構成管理情報データベースに対してソフトウェア成
    果物に関する新たな構成管理情報を登録する手順とをコ
    ンピュータに実行させることを特徴とするソフトウェア
    構成管理支援プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】前記構成管理情報データベースを検索し
    て所望の構成管理情報を出力する手順をコンピュータに
    さらに実行させることを特徴とする請求項12記載のソ
    フトウェア構成管理支援プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】ソフトウェア成果物の問題点を解析し、
    それにより得られた解析情報を解析情報データベースに
    登録するとともに、その解析情報に付随する情報を前記
    構成管理情報の一項目として前記構成管理情報データベ
    ースに登録する手順をコンピュータにさらに実行させる
    ことを特徴とする請求項12記載のソフトウェア構成管
    理支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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