以下、本発明の一実施形態にかかるリソース管理システムについて説明する。
本実施形態で説明するリソース管理システムは、企業等の組織において、開発もしくは運用されているコンピュータシステムに用いられるソースプログラムや実行プログラム等のリソースを管理するシステムである。リソース管理システムは、一つ以上のコンピュータシステムのリソースを管理する。
図1はリソース管理システム1の概念的な構成を説明する図である。リソース管理システム1は、システム管理者2、運用管理者3、使用者4によってアクセスされる。このうちシステム管理者2は、リソース管理システム1の全体的な管理を行う。本実施形態では、一人のシステム管理者2が存在するものとする。運用管理者3は、コンピュータシステムごとにシステム管理者2によって任命される。各運用管理者3は夫々に割り当てられたコンピュータシステムの運用を担当する。本実施形態では、運用管理者3はリソース管理システム1が管理しているコンピュータシステムごとに一人ずつ存在するものとする。使用者4は、リソースを直接利用する者である。運用管理者3によって許可された者が使用者4となることができる。使用者4は一つのコンピュータシステムについて一人以上存在する。
このようにリソース管理システム1では、当該システム1にアクセスする者の役割及び権限が分離されており、役割及び権限の異なる者が異なる立場でコンピュータシステムにおけるリソースを管理する。従って、相互に監視機能が働いて、リソースを確実に管理することが可能となる。また役割分担により各者の業務が単純化される結果、リソースの取り扱いも円滑に行われることになる。
図2に本実施形態のリソース管理システム1が動作するハードウエア構成を示している。サーバコンピュータ5と、システム管理者2によって操作されるクライアントコンピュータ6と、運用管理者3によって操作されるクライアントコンピュータ7と、使用者4によって操作されるクライアントコンピュータ8とが、通信ネットワーク9を介して互いに通信可能に接続している。サーバコンピュータ5及びクライアントコンピュータ6〜8は、例えばパーソナルコンピュータ、オフィスコンピュータ、メインフレーム等である。なお、リソース管理システム1が動作するハードウエア環境は同図に示したものに限られるわけではない。
図3はサーバコンピュータ5又はクライアントコンピュータ6〜8として用いられるコンピュータのハードウエアの一例である。同図に示すコンピュータ30は、CPU31、RAM・ROM等のメモリ32、ハードディスクドライブ33、キーボードやマウス等の入力装置34、ディスプレイ等の表示装置35、通信ネットワーク5を通じて通信を行うための通信インタフェース36等を備えている。
図4に上記ハードウエア環境において実現される、リソース管理システム1を実現するソフトウエアの構成を示している。サーバコンピュータ5では、リソース管理システム1によって取り扱われる各種のデータが登録されたデータベース41が動作している。また各クライアントコンピュータ6〜8では、クライアントソフトウエア42が動作している。データベース41は、DBMS(Data Base Management System)としての機能を有する。データベース41は、通信ネットワーク9を介してクライアントソフトウエア42と通信し、クライアントソフトウエア42に対してデータの登録や変更、削除、検索等の機能を提供する。データベース41には、ユーザ登録情報411、システム管理情報412、管理ディレクトリ情報413、運用管理者情報414、使用者情報415、プログラム管理情報416、プログラム仮登録情報417、ロード構成情報418が登録されている。これらの情報の具体的な内容については後述する。
クライアントソフトウエア42は、管理ディレクトリ登録部421、運用管理者登録部422、使用者登録部423、プログラム登録部424、ロード構成チェック部425、ロード配布部426、プログラム仮登録部427、表計算ソフト形式出力部428、バージョン履歴表示部429、プログラム参照部430、プログラム貸出管理部431、ロード構成保守部432の機能を提供する。なお、これらの機能の一部はデータベース41の機能と連携することにより実現されていることもある。
次にリソース管理システム1が提供する様々な機能についてリソース管理システム1がユーザとの対話処理において提示する画面ごとに説明する。
<認証画面>
リソース管理システム1を利用する者(システム管理者2、運用管理者3、使用者4)は、クライアントソフトウエア42によって表示される図5に示す認証画面500に対して認証情報(ユーザID及びパスワード)を入力する。クライアントソフトウエア42は、認証画面500に入力された認証情報を、データベース41に登録されているユーザ登録情報411と照合することによりユーザ認証を行う。ユーザ登録情報411のデータ構造を図6に示す。またクライアントソフトウエア42は、認証に成功した場合には、さらにそのユーザIDに対応づけてユーザ登録情報411に登録されている使用者4の種類(システム管理者2、運用管理者3、使用者4)を示す情報を取得し、取得した種類に対応するメニュー画面(システム管理者用のメニュー画面700、運用管理者用のメニュー画面1700、使用者用のメニュー画面3500のうちのいずれか)を表示する。すなわち、クライアントソフトウエア42は、取得される種類がシステム管理者2であった場合にはシステム管理者用のメニュー画面700を表示し、運用管理者3であった場合には、運用管理者用のメニュー画面1700を表示し、使用者4であった場合には使用者用のメニュー画面3500を表示する。
<システム管理者2の作業>
まず認証画面500によりシステム管理者2がログインした場合について説明する。この場合には、図7に示すシステム管理者用のメニュー画面700が表示される。同図に示すように、システム管理者用のメニュー画面700には、システム保守ボタン701、管理ディレクトリ登録ボタン702、管理ディレクトリ削除ボタン703、運用管理者ID登録ボタン704、運用管理者ID削除ボタン705、パスワード変更ボタン706、終了ボタン707が設けられている。なお、終了ボタン707が選択されると認証画面500に戻る。
図8はシステム管理者用のメニュー画面700においてシステム保守ボタン701が選択された場合に表示される画面(以下、システム保守画面800と称する)である。システム保守画面800に設けられているシステムIDの欄801には、登録又は削除しようとするコンピュータシステムのID(以下、システムIDと称する)が入力される。システム名の欄802には、登録又は削除の対象となるコンピュータシステムのシステム名が入力される。システム一覧の欄803には、コンピュータシステムのシステムID及びシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。なお、登録済システム一覧の欄803に表示されているコンピュータシステムの一つが選択されることにより、システムIDの欄801及びシステム名の欄802には内容が自動入力される。登録・削除のチェックボックス804では、登録又は削除のいずれを行うのかが選択される。
実行ボタン805が選択されると、登録・削除のチェックボックス804で「登録」が選択されている場合には、システムID及びシステム名に設定されている内容がサーバコンピュータ5に送信され、これらがデータベース41にシステム管理情報412として登録される。一方、登録・削除のチェックボックス804で「削除」が選択されている場合には、システムID及びシステム名に設定されている内容がサーバコンピュータ5に送信され、該当のシステムID及びシステム名がデータベース41から削除される。なお、データベース41に登録されているシステム管理情報412のデータ構造を図9に示す。
実行ボタン805が選択された後は、システム管理者用のメニュー画面800に自動的に戻る。システム保守画面800における作業中の任意の時点で前画面ボタン806が選択された場合もシステム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。
図10はシステム管理者用のメニュー画面700において管理ディレクトリ登録ボタン702が選択された場合に、管理ディレクトリ登録部421によって表示される画面(以下、管理ディレクトリ登録画面1000と称する)である。管理ディレクトリ登録画面1000に関する処理は、主として管理ディレクトリ登録部421によって行われる。システム管理者2は、管理ディレクトリ登録画面1000を利用して、管理対象となるリソースを格納しておくためのディレクトリ(以下、管理ディレクトリと称する)をデータベース41に登録する。
管理ディレクトリ登録画面1000に設けられているシステムIDの欄1001には、新たに登録しようとするコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄1002には、システムIDの欄に入力されたシステムIDに対応するシステム名が、データベース41から取り寄せられて自動的に表示される。
システムIDの欄1001にシステムIDを入力した後、決定ボタン1003が選択されると、登録管理対象一覧の欄1004に上記システムIDについて管理対象となっているリソースの種類(以下、管理対象とも称する)がデータベース41から取り寄せられて一覧表示される。なお、管理対象には、C言語、BASIC言語、COBOLで記述されたソースプログラム、インクルードファイル(include File)やリソースファイル、メイクファイル(Make File)等のコンパイル時に利用されるファイル等がある。
管理対象の欄1005には、管理対象を入力する。なお、登録管理対象一覧の欄1004に表示されているリソースの種類の一つが選択されると、選択されたリソースの種類が自動的に管理対象の欄1005に表示される。また管理対象の欄1005はプルダウンメニュー構成になっており、これを利用して管理対象を効率よく入力することもできる。登録ディレクトリ名の欄1006には、登録しようとするディレクトリの名称を入力する。
実行ボタン1007が選択されると、管理対象の欄1005に入力されている管理対象と登録ディレクトリ名の欄1006に入力されている登録ディレクトリ名とが、サーバコンピュータ5に送信され、登録ディレクトリ名と管理対象とは対応づけられて管理ディレクトリ情報413としてデータベース41に登録される。データベース41に登録されている管理ディレクトリ情報413のデータ構造を図11に示す。
実行ボタン1007が選択された後は、システム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。また管理ディレクトリ登録画面1000における作業中の任意の時点で前画面ボタン1008が選択された場合にも、システム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。
図12はシステム管理者用のメニュー画面700において、管理ディレクトリ削除ボタン703が選択された場合に、管理ディレクトリ登録部421によって表示される画面(以下、管理ディレクトリ削除画面1200と称する)である。管理ディレクトリ削除画面1100に関する処理は、主として管理ディレクトリ登録部421によって行われる。システム管理者2は、管理ディレクトリ削除画面1200を利用して、データベース41に登録されている管理ディレクトリを削除することができる。
管理ディレクトリ削除画面1200に設けられているシステムIDの欄1201には、削除しようとするコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄1202には、システムIDの欄1201に入力されているシステムIDに対応するシステム名が、データベース41から取り寄せられて自動表示される。システムIDの欄1201にシステムIDを入力した後、決定ボタン1203が選択されると、登録管理対象一覧の欄1204にデータベース41に登録されている管理対象がデータベース41から取り寄せられて一覧表示される。
管理対象の欄1205には、管理対象を入力する。なお、登録管理対象一覧の欄1204に表示されているリソースの種類の一つが選択されると、選択されたリソースの種類が自動的に管理対象の欄1205に表示される。また管理対象の欄1205はプルダウンメニュー構成になっており、これを利用して入力することもできる。
実行ボタン1206が選択されると、管理対象の欄1205に入力されている管理対象について登録されている登録ディレクトリ情報413がデータベース41から削除される。実行ボタン1206が選択された後は、システム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。また管理ディレクトリ削除画面1200における作業中の任意の時点で前画面ボタン1207が選択された場合にも、システム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。
以上のように、リソース管理システム1においては、システム管理者のみが管理ディレクトリの登録や削除を行うことができる。従って、管理ディレクトリはリソース管理システム1を全体的に把握しているシステム管理者によって統一的に行われることになり、例えば使用者ごとに管理ディレクトリが作成されるといった状態を回避することができ、リソースを効率よく確実に管理することが可能となる。
図13はシステム管理者用のメニュー画面700において、運用管理者ID登録ボタン704が選択された場合に、運用管理者登録部422によって表示される画面(以下、運用管理者ID登録画面1300と称する)である。運用管理者ID登録画面1300に関する処理は、主として運用管理者登録部422によって行われる。システム管理者2は、運用管理者ID登録画面1200を利用して、運用管理者3をデータベース41に登録する。このように運用管理者3はシステム管理者2のみによって登録される。このため、リソース管理システム1にアクセスする者の厳密な管理が徹底され、リソースの管理を安全かつ確実に行うことができる。
システム管理者2は、運用管理者ID登録画面1300に設けられているシステムIDの欄1301に、登録しようとするコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄1302には、システムIDの欄に入力されたシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。システムIDの欄1301にシステムIDを入力した後、決定ボタン1303が選択されると、運用管理者ID一覧の欄1304に登録済の運用管理者IDの一覧が表示される。
運用管理者IDの欄1305には、登録しようとする運用管理者IDを入力する。運用管理者名の欄1306には、運用管理者3の氏名を入力する。システム管理者2によって実行ボタン1237が選択されると、運用管理者IDの欄1305に入力されている運用管理者IDと、運用管理者名の欄1306に入力されている運用管理者名とがサーバコンピュータ5に送信されて、これらが対応づけられて運用管理者情報414としてデータベース41に登録される。図14に運用管理者情報414のデータ構造を示す。
実行ボタン1307が選択された後は、システム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。また作業中に前画面ボタン1308が選択された場合も、システム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。
図15はシステム管理者用のメニュー画面700において、運用管理者ID削除ボタン705が選択された場合に、運用管理者登録部422によって表示される画面(以下、運用管理者ID削除画面1500と称する)である。運用管理者ID削除画面1500に関する処理は、主として運用管理者登録部422によって行われる。システム管理者2は、運用管理者ID削除画面1500を利用して、データベース41に登録されている運用管理者情報を削除する。
システム管理者2は、運用管理者ID削除画面1500に設けられているシステムIDの欄1501に、削除しようとするコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄1502には、システムIDの欄1501に入力されたシステムIDに対応するシステム名が、データベース41から取り寄せられて自動表示される。システムIDの欄1501にシステムIDを入力した後、決定ボタン1507が選択されると、運用管理者ID一覧の欄1504に、データベース41から取り寄せられた運用管理者情報414の一覧が表示される。
運用管理者IDの欄1505には、削除しようとする運用管理者IDを入力する。運用管理者名の欄1506には、運用管理者3の氏名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。システム管理者2によって実行ボタンが選択されると、運用管理者IDの欄1505に入力されている運用管理者IDに対応するシステム管理情報414がデータベース41から削除される。
実行ボタン1507が選択された後は、システム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。また作業中に前画面ボタン1508が選択された場合も、システム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。
図16はシステム管理者用のメニュー画面700において、パスワード変更ボタン606が選択された場合にクライアントソフトウエア42によって表示される画面(以下、パスワード変更画面1600と称する)である。システム管理者2は、パスワード変更画面1600を利用して、リソース管理システム1にログインする際のパスワードを変更することができる。パスワードを変更する場合には、旧パスワードの欄1601に使用中のパスワードを入力し、新パスワードの欄1602及び新パスワード確認の欄1603の双方に変更後のパスワードを入力してから実行ボタン1604を選択する。これによりログイン中のシステム管理者2のユーザIDと旧パスワード、新パスワードがサーバコンピュータ5に送信される。
データベース41は、ユーザ登録情報411のユーザIDに対応づけて登録されているパスワードと、受信した旧パスワードとを照合し、両者が一致すればユーザIDに対応づけて登録されているパスワードを新パスワードに変更する。
実行ボタン1604が選択された後は、システム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。また作業中に前画面ボタン1605が選択された場合も、システム管理者用のメニュー画面700に自動的に戻る。
<運用管理者3の作業>
認証画面500で運用管理者3がログインすると、図17に示す運用管理者用のメニュー画面1700が表示される。同図に示すように、運用管理者用のメニュー画面1700には、使用者ID登録ボタン1701、使用者ID削除ボタン1702、プログラム登録ボタン1703、プログラム削除ボタン1704、ロード構成チェックボタン1705、ロード配布ボタン1706、プログラム仮登録キャンセルボタン1707、表計算ソフト形式出力ボタン1708、パスワード変更ボタン1709、バージョン履歴ボタン1710、終了ボタン1711が設けられている。なお、終了ボタン1711が選択されると認証画面500に戻る。
図18は運用管理者用のメニュー画面1700において使用者ID登録ボタン1701が選択された場合に使用者登録部423によって表示される画面(以下、使用者ID登録画面1800と称する)である。使用者ID登録画面1800に関する処理は、主として使用者登録部423によって行われる。
使用者ID登録画面1800に設けられているシステムIDの欄1801には、使用者IDを登録しようとするコンピュータシステムのシステムIDが入力される。システム名の欄1802には、システムIDの欄1801に入力されているシステムIDに対応するシステム名が、データベース41から取り寄せられて自動表示される。またシステムIDの欄1801にシステムIDが入力されると、該当のコンピュータシステムについて登録されている使用者4のID(使用者ID)と使用者名の一覧がデータベース41から取り寄せられて、使用者ID一覧の欄1803に自動表示される。
運用管理者3は、使用者IDの欄1804に新たに登録しようとする使用者IDを入力する。使用者IDはプルダウンメニューから選択することもできる。使用者名の欄1805には使用者4の氏名が入力される。運用管理者3が実行ボタン1806を選択すると、使用者IDの欄1804に入力されている使用者IDと、使用者名の欄1805に入力されている使用者4の氏名とがサーバコンピュータ5に送信され、使用者IDと使用者4の氏名とが対応づけられて使用者情報415としてデータベース41に登録される。データベース41に登録されている使用者情報のデータ構造を図19に示す。実行ボタン1806が選択された後は、運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。また使用者ID登録画面1800における作業中の任意の時点で前画面ボタン1807が選択された場合も運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。
図20は運用管理者用のメニュー画面1700において使用者ID削除ボタン1702が選択された場合に使用者登録部423によって表示される画面(以下、使用者ID削除画面2000と称する)である。使用者ID削除画面2000に関する処理は、主として使用者登録部423によって行われる。
使用者ID削除画面2000に設けられているシステムIDの欄2001には、使用者IDを削除しようとしているコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄2002には、システムIDの欄2001に入力されているシステムIDに対応するシステム名が、データベース41から取り寄せられて自動表示される。またシステムIDの欄2001にシステムIDが入力されると、該当のコンピュータシステムについて登録されている使用者4のID(使用者ID)と使用者名の一覧がデータベース41から取り寄せられて、使用者ID一覧の欄2003に自動表示される。
使用者IDの欄2004には新たに登録しようとする使用者IDが入力される。使用者IDはプルダウンメニューから選択することもできる。使用者名の欄2005には、使用者IDの欄に入力された使用者IDに対応づけられている使用者名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。
運用管理者3が実行ボタン2006を選択すると、使用者IDの欄2004に入力されている使用者IDがサーバコンピュータ5に送信され、送信された使用者IDに対応する使用者情報415がデータベース41から削除される。
実行ボタン2006が選択された後は、運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。また使用者ID削除画面2000における作業中の任意の時点で前画面ボタン2007が選択された場合も運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。
図21は運用管理者用のメニュー画面1700において、プログラム登録ボタン1703が選択された場合にプログラム登録部424によって表示される画面(以下、プログラム登録画面2100と称する)である。プログラム登録画面2100に関する処理は、主としてプログラム登録部424によって行われる。なお、本実施形態において、ソースプログラムという場合には、本体部分のソースプログラムのほか、コンパイル時に必要となる他のソースプログラムやデータ(例えばアイコンの画像を格納したファイル、プログラムの仕様や仕様方法を記述したテキストファイル、C言語におけるインクルードファイルや、ヘッダファイル等)が含まれる。
プログラム登録画面2100に設けられているシステムIDの欄2101には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄2102には、システムIDの欄2101に入力されたシステムIDに対応するシステム名が、データベース41から取り寄せられて自動表示される。またシステムIDの欄2101にシステムIDが入力されると、該当のコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧がデータベース41から取り寄せられて、登録管理対象一覧の欄2103に自動表示される。
管理対象の欄2104には、登録しようとするソースプログラムの管理対象が入力される。登録対象の欄2105には、登録しようとするソースプログラムの名称が入力される。登録理由の欄2106には、登録理由が入力される。使用者IDの欄2107には、登録しようとするソースプログラムの使用者4のIDが入力される。バージョン番号の欄2108には、そのソースプログラムのバージョン番号が入力される。バージョン番号の欄2108が未入力である場合には、最新バージョンのソースプログラムとして取り扱われる。モード選択のチェックボックス2109にはソースプログラムを新規登録する場合には「新規」が、既に登録済のソースプログラムである場合には「既存」が選択される。
運用管理者3が実行ボタン2110を選択すると、管理対象の欄2104に入力されている管理対象、登録対象の欄2105に入力されているソースプログラムの名称、登録理由の欄2106に入力されている登録理由、使用者の欄2107に入力されている使用者ID、バージョン番号の欄2108に入力されているバージョン番号、及びモード欄のチェックボックス2109で選択されているモード(新規、既存)がサーバコンピュータ5に送信され、管理対象、ソースプログラムの名称、登録理由、使用者ID、バージョン番号が対応づけてプログラム管理情報416としてデータベース41に登録される。なお、モード欄のチェックボックス2109で「新規」が選択されている場合には、新たなレコードが作成される。また「既存」が選択されている場合には、データベース41に既に存在している該当のプログラム管理情報416の内容が、今回送信されてきた内容に置き換えられる。データベース41に登録されているプログラム管理情報416のデータ構造を図22に示す。なお、同図に示すように、プログラム管理情報416には、そのソースプログラムが貸出中であるかどうかを示す情報である貸出フラグ(貸出中のときは1、貸出中でないときは0)が含まれる。
実行ボタン2110が選択された後は、運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。またプログラム登録画面2100における作業中の任意の時点で前画面ボタン2111が選択された場合も運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。
図23は運用管理者用のメニュー画面1700においてプログラム削除ボタン1704が選択された場合にプログラム登録部424によって表示される画面(以下、プログラム削除画面2300と称する)である。プログラム削除画面2300に関する処理は、主としてプログラム登録部424によって行われる。
プログラム削除画面2300に設けられているシステムIDの欄2301には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄2302には、システムIDの欄2301に入力されたシステムIDに対応するシステム名が、データベース41から取り寄せられて自動表示される。またシステムIDの欄2301にシステムIDが入力されると、該当のコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧がデータベース41から取り寄せられて、登録管理対象一覧の欄2303に自動表示される。
管理対象の欄2304には、削除しようとするソースプログラムの管理対象が入力される。削除対象名の欄2305には、削除しようとするソースプログラムの名称が入力される。運用管理者3が実行ボタン2306を選択すると、管理対象の欄2304に入力されている管理対象、及び削除対象名の欄2305に入力されているプログラムの名称がサーバコンピュータ5に送信され、該当のプログラム管理情報がデータベース41から削除される。
実行ボタン2307が選択された後は、運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。またプログラム削除画面2300における作業中の任意の時点で前画面ボタン2307が選択された場合も運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。
図24は運用管理者用のメニュー画面1700においてロード構成チェックボタン1705が選択された場合にロード構成チェック部425によって表示される画面(以下、ロード構成チェック画面2400と称する)である。ロード構成チェック画面2400に関する処理は、主としてロード構成チェック部425によって行われる。ロード構成チェック画面2400に設けられているシステムIDの欄2401には、ロード構成チェックの対象となるコンピュータシステムのシステムIDが入力される。
ここでロードとは、ソースプログラムをコンパイルすることにより生成される実行プログラム(ロードモジュール、実行モジュール)のことである。またロード構成とは、ソースプログラムをコンパイルして実行プログラムを生成する際に必要となるソースプログラムを格納したファイル(以下、リソースファイルと称する)の構成である。またロード構成チェックとは、ソースプログラムのコンパイル時に必要となるリソースファイルが当該リソース管理システム1に登録されているかどうかを確認することをいう。
システム名の欄2402には、システムIDの欄2401に入力されたシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。またシステムIDの欄2401にシステムIDが入力されると、該当のコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧がデータベース41から取り寄せられて、登録管理対象一覧の欄2403に自動表示される。
管理対象の欄2404には、ロード構成チェックの対象となるロードの管理対象が入力される。ロード名の欄2405には、ロード構成チェックの対象となるロードの名称が入力される。
運用管理者3が実行ボタン2406を選択すると、管理対象の欄2404に入力されている管理対象、及びロード名の欄2405に入力されているロードの名称がサーバコンピュータ5に送信される。サーバコンピュータ5が設定内容を受信すると、データベース41は送信されてきた管理対象及びロードの名称に対応するロードについて、ロード構成チェックを実行する。ロード構成チェックが終了すると、その結果がサーバコンピュータ5からクライアントコンピュータ7に返信され、クライアントコンピュータ7は送信されてきた結果を記載した図25に示す画面(以下、ロード構成チェック画面2500と称する)を表示装置35に表示する。なお、同図はC言語で記述されているソースプログラムについてロード構成チェックが行われた場合の一例である。同図に示すように、コンパイルに必要となるリソースファイルが当該リソース管理システム1に未登録である場合には、「登録なし」のメッセージが表示される。
実行ボタン2406が選択された後は、運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。またロード構成チェック画面2400における作業中の任意の時点で前画面ボタン2407が選択された場合も運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。以上のように、運用管理者は、ロード構成チェック画面2400を利用して、容易にロード構成をチェックすることができる。
図26は運用管理者用のメニュー画面1700において、ロード配布ボタン1506が選択された場合にロード配布部426によって表示される画面(以下、ロード配布画面2600と称する)である。ロード配布画面2600に関する処理は、主としてロード配布部426によって行われる。ロード配布画面2600に設けられているシステムIDの欄2601には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDが入力される。システム名の欄2602には、システムIDの欄2601に入力されているシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。システムIDの欄2601にシステムIDが入力されると、そのコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧がデータベース41から取り寄せられて、登録管理対象一覧の欄2603に自動表示される。
管理対象の欄2604には、配布対象となる実行プログラムの管理対象が入力される。配布対象の欄2605には、配布対象となる実行プログラムの名称が入力される。配布PCへの転送のチェックボックス2606では、実行プログラムをパソコンに転送するかどうかが選択される。
運用管理者3が実行ボタンを選択すると、管理対象の欄2604に入力されている管理対象、配布対象の欄2605に入力されている実行プログラムの名称、及び配布PCへの転送のチェックボックス2606で選択されている内容(する、しない)が、サーバコンピュータ5に送信される。
サーバコンピュータ5は、管理対象、実行プログラムの名称等を受信すると、対応する実行プログラムの実行環境への配布(セットアップ)を行う。また配布PCへの転送のチェックボックス2606において転送する旨が指定されている場合には、クライアントサーバ型コンピュータシステムにおけるサーバコンピュータのみならず、クライアントコンピュータに対しても実行プログラムの配布が行われる。
実行ボタン2607が選択された後は、運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。またロード配布画面2600における作業中の任意の時点で前画面ボタン2608が選択された場合も運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。
図27は運用管理者用のメニュー画面1700において、プログラム仮登録キャンセルボタン1707が選択された場合にプログラム仮登録部427によって表示される画面(以下、プログラム仮登録キャンセル画面2700と称する)である。プログラム仮登録キャンセル画面2700に関する処理は、主としてプログラム仮登録部427によって行われる。
プログラム仮登録キャンセル画面2700に設けられているシステムIDの欄2701には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDが入力される。システム名の欄2702には、システムIDの欄2701に入力されたシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。システムIDの欄2701にシステムIDが入力されると、登録管理対象一覧の欄2703に、そのコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧が表示される。
管理対象の欄2704には、仮登録キャンセルの対象となるプログラムの管理対象が入力される。仮登録キャンセル対象の欄2705には、仮登録キャンセルの対象となるプログラムの名称が入力される。使用者IDの欄2706には、仮登録されていたプログラムの使用者4の名前が入力される。削除有無のチェックボックス2707では、仮登録されていたプログラムが管理されていた管理ディレクトリを削除するかどうかが選択される。
運用管理者3が実行ボタン2708を選択すると、管理対象の欄2704、仮登録キャンセル対象の欄2705、使用者IDの欄2706、及び削除有無のチェックボックス2707で選択された内容(する、しない)が、サーバコンピュータ5に送信される。サーバコンピュータ5は、これらを受信すると、データベース41に登録されている該当のプログラムのプログラム仮登録情報417を削除する。なお、プログラム仮登録情報417の詳細については後述する。またサーバコンピュータ5は、削除有無のチェックボックス2707において管理ディレクトリを削除する旨(する)が選択されていた場合には、該当の管理ディレクトリを削除する。
実行ボタン2708が選択された後は、運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。またプログラム仮登録キャンセル画面2700における作業中の任意の時点で前画面ボタン2709が選択された場合も運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。
図28は運用管理者用のメニュー画面1700において、表計算ソフト形式出力ボタン1708が選択された場合に表計算ソフト形式出力部428によって表示される画面(以下、表計算ソフト形式出力画面2800と称する)である。表計算ソフト形式出力画面2800に関する処理は、主として表計算ソフト形式出力408によって行われる。
表計算ソフト形式出力画面2800に設けられているシステムIDの欄2801には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDが入力される。決定ボタン2803が選択されると、システム名の欄2802にシステムIDの欄2801に入力されたシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。
帳票種別の欄2804では、とくに何も指定しないか、最新バージョンに関する情報を出力するのか、それとも、貸し出しているプログラムに関する情報を出力するのかを選択する。また最新バージョンもしくは貸し出しているプログラムのいずれかを指定した場合には、さらに管理対象の指定も行う。
運用管理者3が実行ボタン2805を選択すると、帳票種別の欄2804で指定された内容がサーバコンピュータ5に送信される。データベース41は、送信されてくる内容を受信すると、受信した内容に対応する情報を記載した表計算ソフト形式のファイルを生成して所定のディレクトリに出力する。
以上のようにして生成されるファイルの一例を図29〜図31に示す。このうち図29は最新バージョンに関する情報の一例であり、図30はプログラムの貸し出しに関する情報の一例である。また図31は帳票種別の欄2804に何も指定しなかった場合に出力されるファイルの内容であり、このように、帳票種別の欄2804が無指定である場合には管理対象となっている全てのソースプログラムの一覧が出力される。
実行ボタン2805が選択された後は、運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。また表計算ソフト形式出力画面2800における作業中の任意の時点で前画面ボタン2806が選択された場合も運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。
図32は運用管理者用のメニュー画面1700において、バージョン履歴ボタン1709が選択された場合にバージョン履歴表示部429によって表示される画面(以下、プログラムバージョン履歴画面3200と称する)である。プログラムバージョン履歴画面3200に関する処理は、主としてバージョン履歴表示部429によって行われる。
プログラムバージョン履歴画面3200に設けられているシステムIDの欄3201には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDが入力される。システム名の欄3202には、決定ボタン3203が選択されることにより、システムIDの欄3201に入力されたシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。システムIDの欄3201にシステムIDが入力されると、登録管理対象一覧の欄3204にそのコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧が表示される。
管理対象の欄3205には、バージョン履歴を表示しようとするプログラムの管理対象が入力される。表示対象名の欄3206には、バージョン履歴を表示しようとするプログラムの名称が入力される。
運用管理者3が実行ボタン3207を選択すると、管理対象の欄3205に入力された管理対象、及び表示対象名の欄3206に入力されたプログラムの名称がサーバコンピュータ5に送信される。サーバコンピュータ5は、送信されてくる内容を受信すると、その内容に対応するプログラムのバージョン履歴をデータベース41から取得して、これをクライアントコンピュータ7に送信する。クライアントソフトウエア42は、送信されてくるバージョン履歴を受信すると、その内容を表示装置に出力する。図33はこのときに表示される画面(以下、バージョン履歴表示画面3300と称する)の一例である。なお、同図における前画面ボタン3208が選択されると運用管理者用のメニュー画面1700が自動表示される。なお、プログラムバージョン履歴画面3200における作業中の任意の時点で前画面ボタン3208が選択された場合も運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。
図34は運用管理者用のメニュー画面1700においてパスワード変更ボタン1710が選択された場合にクライアントソフトウエア42によって表示される画面(以下、パスワード変更画面3400と称する)である。運用管理者3は、パスワード変更画面3400を利用してリソース管理システム1にログインする際のパスワードを変更することができる。パスワードを変更する場合には、旧パスワードの欄3401に使用中のパスワードを入力し、新パスワードの欄3402及び新パスワード確認の欄3403の双方に変更後のパスワードを入力して実行ボタンを選択する。これによりログイン中の運用管理者3のユーザIDと旧パスワード、新パスワードがサーバコンピュータ5に送信される。
データベース41はユーザ登録情報411のユーザIDに対応づけて登録されているパスワードを、受信した旧パスワードと照合し、両者が一致すればユーザIDに対応づけて登録されているパスワードを新パスワードに変更する。
実行ボタン3404が選択された後は、運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。またパスワード変更画面3400における作業中の任意の時点で前画面ボタン3405が選択された場合も運用管理者用のメニュー画面1700に自動的に戻る。
<使用者4の作業>
認証画面500で使用者4がログインすると、図35に示す使用者用のメニュー画面3500が表示される。同図に示すように、使用者用のメニュー画面3500には、プログラム参照ボタン3501、プログラム貸出ボタン3502、プログラム貸出キャンセルボタン3503、プログラム登録ボタン3504、ロード構成保守(登録)ボタン3505、ロード構成保守(更新)ボタン3506、表計算ソフト形式出力ボタン3507、バージョン履歴ボタン3508が設けられている。
図36は使用者用のメニュー画面3500において、プログラム参照ボタン3501
が選択された場合にプログラム参照部430によって表示される画面(以下、プログラム参照画面3600と称する)である。プログラム参照画面3600に関する処理は、主としてプログラム参照部430によって行われる。
プログラム参照画面3600に設けられているシステムIDの欄3601には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄3602には、決定ボタン3603が選択されることによりシステムIDの欄3601に入力されたシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。システムIDの欄3601にシステムIDが入力されると、登録管理対象一覧の欄3604にそのコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧が自動表示される。
管理対象の欄3605には、参照しようとするソースプログラムの管理対象を入力する。参照対象名の欄には参照しようとするソースプログラムの名称を入力する。バージョン番号の欄3607には、参照しようとするソースプログラムのバージョン番号を入力する。参照理由の欄3608には、参照理由を記入する。貸出先ディレクトリの欄3609には参照しようとするプログラムの貸出先となるディレクトリ名を入力する。貸出先のチェックボックス3610は、参照しようとするプログラムの貸出先がパソコンであるのかワークステーションであるのかが指定される。モードのチェックボックス3611は、貸出先となるディレクトリに同名のファイルが存在する場合に上書きとするのか、貸出をキャンセルするのかが指定される。
使用者4が実行ボタン3612を選択すると、管理対象の欄3605に入力された管理対象、参照対象名の欄3606に入力されているソースプログラムの名称、バージョン番号の欄3607に入力されているバージョン番号、参照理由の欄3608に入力されている参照理由、貸出先ディレクトリの欄3609に入力されているディレクトリ名、貸出先のチェックボックス3610に指定されている内容、及びモードのチェックボックス3611に指定されている内容が、サーバコンピュータ5に送信される。データベース41は、送信されてくる内容を受信すると、受信した内容に該当するソースプログラムを貸出先ディレクトリとして指定されているディレクトリに格納する。
実行ボタン3612が選択された後は、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。またプログラム参照画面3600における作業中に前画面ボタン3413が選択された場合も、使用者用のメニュー画面3600に自動的に戻る。
このプログラム参照画面3600を利用することで、使用者4は容易にソースプログラムにアクセスすることができる。また本実施形態のリソース管理システム1では、プログラム参照画面3600を通じて必要事項を入力しないとソースプログラムの内容を参照することができない。従ってソースプログラムの管理が徹底され、ソースプログラムを安全かつ確実に管理することができる。
図37は使用者用のメニュー画面3500において、プログラム貸出ボタン3502が選択された場合にプログラム貸出部411によって表示される画面(以下、プログラム貸出画面3700と称する)である。プログラム貸出画面3700に関する処理は、主としてプログラム貸出部411によって行われる。
プログラム貸出画面3700に設けられているシステムIDの欄3701には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄3702には、システムIDの欄3701に入力されたシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。システムIDの欄3701にシステムIDが入力されると、登録管理対象一覧の欄3704にそのコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧が自動表示される。
管理対象の欄3705には、貸出対象となるソースプログラムの管理対象が入力される。貸出対象名の欄3706には、貸出対象となるプログラムの名称が入力される。バージョン番号の欄3707には、貸出対象となるプログラムのバージョン番号が入力される。貸出理由の欄3708には、貸出理由が入力される。貸出先ディレクトリの欄3709には、貸出対象となるプログラムの貸出先となるディレクトリ名が入力される。貸出先のチェックボックス3710は、貸出対象となるプログラムの貸出先がパソコンであるのかワークステーションであるのかが指定される。モードのチェックボックス3711は、貸出先となるディレクトリに同名のファイルが存在する場合に上書きとするのか、貸出をキャンセルするのかが指定される。他貸出時動作のチェックボックス3712は、貸出対象となるプログラムが既に貸出中である場合において、貸出を行うのか(続行)、貸出を中止するのか(中止)が指定される。
使用者4が実行ボタン3713を選択すると、管理対象の欄3705に入力された管理対象、貸出対象名の欄3706に入力されたソースプログラムの名称、バージョン番号の欄3707に入力されたバージョン番号、貸出理由の欄3708に入力された参照理由、貸出先ディレクトリの欄3709に入力されたディレクトリ名、貸出先のチェックボックス3710に指定された内容、モードのチェックボックス3711に指定された内容、及び他貸出時動作のチェックボックス3712に指定された内容がサーバコンピュータ5に送信される。
データベース41は、送信されてくる内容を受信すると、受信した内容に該当するソースプログラムを貸出先ディレクトリの欄3709に指定されているディレクトリに格納する。なお、他貸出時動作のチェックボックス3712で中止が選択されていた場合には、サーバコンピュータ5は、プログラム管理情報416の貸出フラグを参照することにより該当のプログラムが貸出中であるかどうかを判断し、貸出中である場合には上記ディレクトリへの格納を行わない。なお、データベース41は新たに貸し出しを行った場合には、該当のプログラムのプログラム管理情報の貸出フラグをオンにする。
実行ボタン3713が選択された後は、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。またプログラム貸出画面3700における作業中に前画面ボタン3714が選択された場合も、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。
図38は使用者用のメニュー画面3500において、プログラム貸出キャンセルボタン3503が選択された場合にプログラム貸出管理部431によって表示される画面(以下、貸出キャンセル画面3800と称する)である。貸出キャンセル画面3800に関する処理は、主としてプログラム貸出管理部431によって行われる。
貸出キャンセル画面3800に設けられているシステムIDの欄3801には、貸出キャンセルの対象となるコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄3802には、システムIDの欄3801に入力されたシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。システムIDの欄3801にシステムIDが入力されると、登録管理対象一覧の欄3804にそのコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧が表示される。
管理対象の欄3805には、貸出キャンセルの対象となるソースプログラムの管理対象が入力される。貸出対象名の欄3806には、貸出キャンセルの対象となるソースプログラムの名称が入力される。
使用者4が実行ボタン3807を選択すると、管理対象の欄3805に入力されている管理対象、及び貸出対象名の欄3806に入力されているソースプログラムの名称が、サーバコンピュータ5に送信される。データベース41は、管理対象及びソースプログラムの名称を受信すると、該当のプログラムのプログラム管理情報416の貸出フラグをオフするとともに、貸出先ディレクトリを削除する。
実行ボタン3807が選択された後は、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。また貸出キャンセル画面3800における作業中に前画面ボタン3808が選択された場合も、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。
図39は使用者用のメニュー画面3500において、プログラム登録ボタン3504が選択された場合にプログラム登録部424によって表示される画面(以下、プログラム登録画面3900と称する)である。プログラム登録画面3900に関する処理は、主としてプログラム登録部424によって行われる。
プログラム登録画面3900に設けられているシステムIDの欄3901には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDを入力する。システム名の欄3902には、システムIDの欄3901に入力されたシステムIDに対応するシステム名が、データベース41から取り寄せられて自動表示される。またシステムIDの欄3901にシステムIDが入力されると、該当のコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧がデータベース41から取り寄せられて、登録管理対象一覧の欄3903に自動表示される。
管理対象の欄3904には、登録しようとするソースプログラムの管理対象が入力される。登録対象の欄3905には、登録しようとするソースプログラムの名称が入力される。登録理由の欄3906には、登録理由が入力される。使用者IDの欄3907には、登録しようとするソースプログラムの使用者4のIDが入力される。バージョン番号の欄3908には、そのソースプログラムのバージョン番号が入力される。バージョン番号の欄3908が未入力である場合には、最新バージョンのソースプログラムとして取り扱われる。モード選択のチェックボックス3909にはソースプログラムを新規登録する場合には「新規」が、既に登録済のソースプログラムである場合には「既存」が選択される。
使用者4が実行ボタン3910を選択すると、管理対象の欄3904に入力されている管理対象、登録対象の欄3905に入力されているソースプログラムの名称、登録理由の欄3906に入力されている登録理由、使用者の欄3907に入力されている使用者ID、バージョン番号の欄3908に入力されているバージョン番号、及びモード欄のチェックボックス3909で選択されているモード(新規、既存)が、サーバコンピュータ5に送信される。そして、データベースは、送信されてくる管理対象、ソースプログラムの名称、登録理由、使用者ID、及びバージョン番号を対応づけてプログラム仮登録情報417としてデータベース41に登録する。プログラム仮登録情報417のデータ構造を図40に示す。なお、モード欄のチェックボックス3909で「新規」が選択されている場合には、新たなレコードが作成される。また「既存」が選択されている場合には、既存のプログラム仮登録情報417の内容が今回送信されてきた内容に置き換えられる。
実行ボタン3910が選択された後は、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。またプログラム登録画面3900における作業中の任意の時点で前画面ボタン3911が選択された場合も使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。
このように、使用者4はプログラムの仮登録のみを行い、プログラムの登録(本登録)は運用管理者3によって行われる。このように、プログラムの仮登録と本登録を行う者が異なることで、プログラムの登録ミスを確実に防ぐことができる。
図41は使用者用のメニュー画面3500において、ロード構成保守(登録)ボタン3505が選択された場合にロード構成保守部432によって表示される画面(以下、ロード構成保守(登録)画面4100と称する)である。ロード構成保守(登録)画面4100に関する処理は、主としてロード構成保守部432によって行われる。ロード構成保守(登録)画面4100に設けられているシステムIDの欄4101には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDが入力される。システム名の欄4102には、システムIDの欄4101に入力されたシステムIDに対応するシステム名が、データベース41から取り寄せられて自動表示される。
モード選択のチェックボックス4104は、保守対象となるロード構成の種類(ロード構成がプロジェクトファイルとして管理される形式であるのか(例えば市販のBASIC言語やC言語開発ツール等)、プロジェクトファイルを有しない形式であるのか(例えばCOBOL言語等)が選択される。ロード名の欄4105には、登録しようとするロードの名称を入力する。登録ファイルの欄4106及び登録ファイルリストの欄4107は、ロード構成の種類がプロジェクトファイルを有しない形式である場合に利用される。登録ファイルの欄4106にソースプログラムのファイル名を入力し、右矢印ボタン4108を選択すると登録ファイルリストの欄4107に上記ファイル名が入力される。この操作を繰り返し行うことで、登録ファイルリストの欄4107に1以上のファイル名が入力される。なお、登録ファイルリストの欄4107に表示されているファイル名を選択してから左矢印ボタン4109を選択すると、そのファイル名を登録ファイルリストの欄4107から削除することができる。
図42はBASIC言語で記述されたプログラムの場合のロード構成保守(登録)画面4100の入力例である。また図43はC言語で記述されたプログラムの場合のロード構成保守(登録)画面4100の入力例である。また図44はCOBOL言語で記述されたプログラムの場合のロード構成保守(登録)画面4100の入力例である。
使用者4が実行ボタン4110を選択すると、モード選択のチェックボックス4104に指定されている内容、ロード名の欄4105に指定されているロードの名称、登録ファイルリストの欄4107のファイル名が、サーバコンピュータ5に送信される。データベース41は、送信されてくる内容を受信すると、登録ファイルリストの欄4107にファイル名が入力されていない場合には、ロードの名称をロード構成情報418としてデータベース41に登録する。また登録ファイルリストの欄4107にファイル名が入力されている場合には、ロードの名称と入力されているファイル名とを対応づけてロード構成情報418としてデータベース41に登録する。図45にロード構成情報418のデータ構造を示す。
実行ボタン4110が選択された後は、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。またロード構成保守(登録)画面4100における作業中に前画面ボタン4111が選択された場合も、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。
図46は使用者用のメニュー画面3500において、ロード構成保守(更新)ボタン3506が選択された場合に表示される画面(以下、ロード構成保守(更新)画面4600と称する)である。ロード構成保守(更新)画面4600に設けられているシステムIDの欄4601には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDを入力する。決定ボタン4603が選択されると、システム名の欄4602にシステムIDの欄4601に入力されたシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。
モード選択のチェックボックス4604は、保守対象となるロード構成の種類(ロード構成がプロジェクトファイルとして管理される形式であるのか(例えば市販のC言語開発ツール等)、プロジェクトファイルを有しない形式であるのか(例えばCOBOL言語等)が選択される。ロード名の欄4605には、登録しようとするロードの名称を入力する。登録ファイルの欄4606及び登録ファイルリストの欄4607は、ロード構成の種類がプロジェクトファイルを有しない形式である場合に利用される。登録ファイルの欄4606にソースプログラムのファイル名を入力し、右矢印ボタン4608を選択すると登録ファイルリストの欄4607に上記ファイル名が入力される。この操作を繰り返し行うことで、登録ファイルリストの欄4607に1以上のファイル名が入力される。なお、登録ファイルリストの欄4607に表示されているファイル名を選択してから左矢印ボタン4609を選択すると、そのファイル名を登録ファイルリストの欄4607から削除することができる。
使用者4が実行ボタン4610を選択すると、モード選択のチェックボックス4604に指定されている内容、ロード名の欄4605に指定されているロードの名称、登録ファイルリストの欄4607のファイル名が、サーバコンピュータ5に送信される。データベース41は、送信されてくる内容を受信すると、登録ファイルリストの欄4607にファイル名が入力されていない場合には、ロードの名称に対応するデータベース41のロード構成情報418の内容を、そのロード名称の内容に更新する。また登録ファイルリストの欄4607にファイル名が入力されている場合には、ロードの名称に対応するデータベース41のロード構成情報418の内容を、送信されてきたロードの名称と入力されているファイル名とを対応づけたロード構成情報の内容に更新する。
実行ボタン4610が選択された後は、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。またロード構成保守(更新)画面4600における作業中に前画面ボタン4611が選択された場合も、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。
図47は使用者4のメニュー画面3500において、表計算ソフト形式出力ボタン3507が選択された場合に表計算ソフト形式出力部428によって表示される画面(以下、表計算ソフト形式出力画面4700と称する)である。表計算ソフト形式出力画面4700に関する処理は、主として表計算ソフト形式出力408によって行われる。
表計算ソフト形式出力画面4700に設けられているシステムIDの欄4701には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDが入力される。決定ボタン4703が選択されると、システム名の欄4702にシステムIDの欄4701に入力されているシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。
帳票種別の欄4704では、とくに何も指定しないか、最新バージョンに関する情報を出力するのか、それとも、貸し出しているプログラムに関する情報を出力するのかを選択する。また最新バージョンもしくは貸し出しているプログラムのいずれかを指定した場合には、さらに管理対象の指定も行う。
使用者4が実行ボタン4705を選択すると、帳票種別の欄4704で指定された内容がサーバコンピュータ5に送信される。データベース41は、送信されてくる内容を受信すると、受信した内容に対応する情報を記載した表計算ソフト形式のファイルを生成して所定のディレクトリに出力する。なお、この時に生成されるファイルの内容は図28の画面を使って生成されるものと同様である。
実行ボタン4705が選択された後は、使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。また表計算ソフト形式出力画面4700における作業中の任意の時点で前画面ボタン4706が選択された場合も使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。
図48は使用者用のメニュー画面3500において、バージョン履歴ボタン3508が選択された場合にバージョン履歴表示部429によって表示される画面(以下、プログラムバージョン履歴画面4800と称する)である。プログラムバージョン履歴画面4800に関する処理は、主としてバージョン履歴表示部429によって行われる。
プログラムバージョン履歴画面4800に設けられているシステムIDの欄4801には、対象となるコンピュータシステムのシステムIDが入力される。システム名の欄4802には、決定ボタン4803が選択されることにより、システムIDの欄4801に入力されたシステムIDに対応するシステム名がデータベース41から取り寄せられて自動表示される。システムIDの欄4801にシステムIDが入力されると、登録管理対象一覧の欄4804にそのコンピュータシステムについて登録されている管理対象及び管理ディレクトリの一覧が表示される。
管理対象の欄4805には、バージョン履歴を表示しようとするプログラムの管理対象が入力される。表示対象名の欄4806には、バージョン履歴を表示しようとするプログラムの名称が入力される。
使用者4が実行ボタン4807を選択すると、管理対象の欄4805に入力された管理対象、及び表示対象名の欄4806に入力されたプログラムの名称がサーバコンピュータ5に送信される。サーバコンピュータ5は、送信されてくる内容を受信すると、その内容に対応するプログラムのバージョン履歴をデータベース41から取得してクライアントコンピュータ8に送信する。クライアントソフトウエア42は、送信されてくるバージョン履歴を受信すると、その内容を表示装置35に出力する。このときに表示されるバージョン履歴は、図33に示す画面で表示されるものと同様である。なお、プログラムバージョン履歴画面4800における作業中の任意の時点で前画面ボタン4808が選択された場合は使用者用のメニュー画面3500に自動的に戻る。
==利用形態==
次に以上に説明したリソース管理システム1の利用形態について説明する。
図49はソースプログラムを新規にリソース管理システム1に登録するときに行われる作業手順を説明するフローチャートである。
ソースプログラムを新規に登録する場合には、まずシステム管理者2が、図13に示した運用管理者ID登録画面1300によって運用管理者3の登録を行う(S4901)。またシステム管理者2は、図10に示した管理ディレクトリ登録画面1000によって管理ディレクトリの登録も行う(S4902)。システム管理者2が以上の作業を行うことにより、運用管理者3が使用者登録を行える状態となる。
次に運用管理者3が図18に示した使用者ID登録画面によって使用者IDの登録を行う(S4903)。これにより使用者4がプログラムの仮登録を行える状態となる。
次に使用者4が図39のプログラム登録画面3900によってプログラムの仮登録を行う(S4904)。また使用者4は図41のロード構成保守(登録)画面4100からロード構成の登録を行う(S4905)。
次に運用管理者3が図21に示したプログラム登録画面2100によってプログラムの登録を行う(S4906)。また運用管理者3は図24に示したロード構成チェック画面2400によってロード構成のチェックを行う(S4907)。そして、ロード構成に問題が無い場合には、運用管理者3は本番環境へのロードの配布を行う(S4908)。
図50は使用者4がソースプログラムを修正する際に行われる作業手順を説明するフローチャートである。
ソースプログラムを修正する場合には、まず使用者4が図37に示したプログラム貸出画面3700によってプログラムを貸し出してもらい、ソースプログラムを修正する(S5001)。次に使用者4は、図39に示したプログラム登録画面3900によってプログラムの仮登録を行う(S5002)。また使用者4は、図41に示したロード構成保守(登録)画面4100によってロード構成の登録を行う(S5003)。
次に運用管理者3が、図21に示したプログラム登録画面2100により、修正されたプログラムの登録を行う(S5004)。次に運用管理者3は、図24に示したロード構成チェック画面2400によってロード構成チェックを行う(S5005)。そして、ロード構成チェックで問題が無ければ本番環境へのロードの配布を行う(S5006)。
図51は使用者4がソースプログラムを参照する際に行われる作業を説明する図である。ソースプログラムを参照する場合、使用者4は図36に示したプログラム参照画面3603を利用してソースプログラムを参照する(S5101)。
なお、以上の実施形態の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。