JP2001034136A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001034136A
JP2001034136A JP11206049A JP20604999A JP2001034136A JP 2001034136 A JP2001034136 A JP 2001034136A JP 11206049 A JP11206049 A JP 11206049A JP 20604999 A JP20604999 A JP 20604999A JP 2001034136 A JP2001034136 A JP 2001034136A
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志村英次
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北澤淳憲
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体表面と接触する堆積トナーを効果的
に確保し、紙粉をトラップし、像担持体とクリーニング
手段との接触部の摩擦の低減化を図る。 【解決手段】 感光体1を帯電させる帯電ローラ2を動
作させずに現像器4〜7を動作させ、クリーニングブレ
ード16により感光体表面のトナーを掻き落として堆積
用部材18にトナーを堆積させるものであり、現像器は
一番幅の広いもの、或いは最左端と最右端に位置する2
つの現像器を動作させて現像幅を広くし、クリーニング
ブレードの端部までトナーを堆積するようにしたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は像担持体の残留トナ
ーを掻き落とすクリーニング部材と像担持体との接触部
の摩擦を低減するようにした画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体表面とエッジが接触してトナー
を除去するクリーニングブレードの下方に像担持体表面
にゆるやかに圧接したフィルム状のすくいシートと、こ
れに対向して滞留壁とを配置し、クリーニングブレード
で除去されたトナーをすくいシートと滞留壁の間のスペ
ースに堆積させ、堆積したトナーを像担持体表面にソフ
トに接触させてすくいシートをすり抜けてくる紙粉をト
ラップするものが提案されている(特開平1ー1612
88号公報)。
【0003】また、すくいシートと回動可能な堆積用板
とでクリーニングブレードで掻き落としたトナーを堆積
し、堆積したトナーを像担持体表面にソフトに接触させ
てすくいシートをすり抜けてくる紙粉をトラップし、堆
積用板を回動させることにより、堆積したトナーをケー
シング低部に落下させるようにしたものも提案されてい
る(特開平5ー127577号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のでは、すくいシート近傍にトナーをどのように、何時
溜めるのかについては開示されておらず、画像形成装置
の使い方によってはトナーの堆積が不十分となり、その
ため有効に紙粉をトラップすることができず、紙粉が直
接当たってクリーニングブレードを傷め、画像にスジ状
の汚れがでる可能性がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、
像担持体表面と接触する堆積トナーを効果的に確保し、
紙粉をトラップし、像担持体とクリーニング手段との接
触部の摩擦の低減化を図れるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、像担持体表面を帯電させる帯電手段と、像担持体表
面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、形成され
た静電潜像をトナー現像する現像手段と、現像されたト
ナー像を転写する転写手段と、像担持体表面に残留した
トナーを掻き落とすクリーニングブレード及びクリーニ
ングブレードで掻き落とされたトナーの一部を像担持体
表面に摺擦するように堆積させる堆積部材からなるクリ
ーニング手段とを備えた画像形成装置において、前記帯
電手段を動作させず現像手段を動作させ、前記クリーニ
ングブレードにより像担持体表面のトナーを掻き落とし
て堆積部材に堆積させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、転写手段を動作させないこと
を特徴とする。また、請求項3の発明は、現像手段は複
数の現像手段からなり、少なくとも一番現像幅の広い現
像手段を動作させることを特徴とする。また、請求項4
の発明は、現像手段は端部位置が異なる複数の現像手段
からなり、一番右端に位置する現像手段と、一番左端に
位置する現像手段との少なくとも2つの現像手段を動作
させることを特徴とする。また、請求項5の発明は、帯
電手段による帯電前に像担持体電位をリセットする除電
光手段を有し、除電光照射域幅を現像幅以上としたこと
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0008】電子写真プロセスを利用した複写機、プリ
ンタ等の画像形成装置の分野では、高画質化(トナー小
粒径化)、高速化、長寿命化の傾向があり、特にトナー
の小粒径化に伴い、トナーの流動性の低下を防止すべく
シリカ、チタン酸化物等の流動性向上剤(無機物質)を
過剰に添加しており、そのため、トナーのクリーニング
性が悪化する傾向になっている。クリーニング性を向上
(確保)するには、クリーニングブレードの当接圧アッ
プ、当接角度アップが必要になるが、このようにしてク
リーニング性を向上させると、ブレードと像担持体表面
間の摩擦力が増加し、クリーニングブレードがめくれて
しまうという問題が生じる。特に、残留トナーが少ない
画像パターンや高温高湿環境下においてめくれが発生し
易い。
【0009】このめくれ問題に対し、本出願人はクリー
ニングブレードと像担持体との接触部にトナーを溜める
ことにより、ブレードと像担持体表面間の摩擦力を低め
に安定させることを提案しており、これにより、クリー
ニングブレードの当接圧、当接角度をきつくし、クリー
ニング性を確保した上でめくれの問題も解決でき、クリ
ーナーの性能を大きく向上させることができる。そこ
で、本発明では、紙粉等の異物対策、クリーニングブレ
ードのめくれ対策を問わず、トナーの溜め方について工
夫したものである。
【0010】図1は本発明の画像形成装置の全体構成を
示す概略図、図2は本発明のクリーニング装置を説明す
る図である。ドラム状の感光体1は図示しない駆動源に
より矢印D方向に回転駆動される。感光体1の外周に
は、帯電ローラ2が配置され、感光体1に当接回転しな
がら感光体1の表面を一様に帯電する。一様に帯電され
た感光体1は図示しない潜像形成手段によって、第1色
目として、例えばイエローの画像情報に応じて選択的に
走査露光され、イエロー用の静電潜像が形成される。静
電潜像が記録された感光体1の回転方向下流側には、現
像剤としてそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックのトナーを貯蔵して現像手段4,5,6,7が配置
され、形成されたイエロー用の静電潜像はイエロー現像
手段4のみが感光体1と当接して現像することでイエロ
ーのトナー像が形成される。
【0011】トナー像が形成された感光体1の回転方向
下流側には、感光体1に隣接して中間転写ベルト8が配
置される。中間転写ベルト8は駆動ローラ9、バックア
ップローラ10、テンションローラ11、皺取りローラ
12に掛け回されており、感光体1の周速度と同一速度
で駆動されている。また、感光体1の駆動力を駆動ロー
ラ9に伝達することにより、感光体1と中間転写ベルト
8を同期駆動させている。一次転写ローラ13は中間転
写ベルト8を介して感光体1側に付勢されており、中間
転写ベルト8が感光体1と一次転写ローラ13によって
挟持される一次転写位置において、図示しない高圧電源
から一次転写ローラ13へ電圧が供給されることで、イ
エローのトナー像が中間転写ベルト8の表面に転写され
る。中間転写ベルト8にイエローのトナー像を転写した
感光体1はさらに矢印D方向へ回転し、クリーニングブ
レード16によって表面に残留するトナーが掻き取ら
れ、再び画像形成が可能となる。なお、帯電前に感光体
電位をリセットするための除電手段を有する場合もあ
る。こうして同様の手順を第2色目から第4色目の画像
に対して繰り返し行うことで、中間転写ベルト8の上に
4色のトナー像が順次重ね合わせて記録される。
【0012】クリーニングブレード16はクリーニング
ブレード支持板金15でケース14内に取り付けられて
その先端が感光体1の表面に当接している。また、クリ
ーニングブレード16に対向してケース14内の下方に
すくいシート17が取り付けられ、クリーニングブレー
ド16で掻き落とされた残留トナーがケース外へ漏れな
いようにしている。また、すくいシートとは別にトナー
堆積用部材18がクリーニングブレード15の先端エッ
ジより高い位置まで延びるように設けられ、掻き取られ
たトナーを堆積し、堆積したトナーが感光体1の表面と
クリーニングブレードとの接触部にも溜まるようにして
いる。
【0013】すなわち、図2に示すように、すくいシー
ト17、トナー堆積部材18、感光体1の表面で形成さ
れるスペース内にトナー20が堆積し、クリーニングブ
レード16の先端部がトナーに埋没する状態となり、感
光体1の表面とクリーニングブレードとの接触部にトナ
ーが存在するため、両者間の摩擦力を低めに安定させる
ことができる。
【0014】次に、トナー堆積部材でトナーを溜めるた
めのトナー現像の幅について説明する。一般に、帯電ロ
ーラによって感光体の軸方向に帯電する領域の幅(帯電
幅)、現像ローラによってトナー現像される幅(現像
幅)、潜像形成手段としてレーザー光照射により静電潜
像を形成する場合のレーザー照射幅(有効画像幅)の関
係は、図3に示すように、帯電幅>現像幅≧有効画像幅
の関係にあり、当然のことながらクリーニングブレード
幅>現像幅である。また、通常、クリーニングブレード
幅は帯電ローラ幅と同じである。ところで、トナー堆積
部材でトナーを溜める際には、クリーニングブレード幅
以上にトナーを堆積させないと、クリーニングブレード
端部へ紙粉等の異物が到達するのを防止し、クリーニン
グブレード端部からのブレードのめくれを防止すること
はできない。
【0015】そこで、クリーニングブレード端部までト
ナーを効率よく溜めるには、現像器幅一杯でトナーを供
給するのが良い。レーザー光照射により得られる有効画
像幅は現像器幅より狭いので、レーザー光を照射するの
ではなく、帯電バイアスを印加しないで、即ち帯電を行
わずに現像器を動作させて現像すれは、現像器幅一杯に
トナーが現像され、これをクリーニングブレードで掻き
落とせば、現像幅端部のトナーはクリーニングブレード
端部へ拡がり、クリーニングブレード端部まで溜めるこ
とができる。このとき、転写バイアスを印加しないよう
にする。転写バイアスを印加しないことにより、現像さ
れたトナーのほとんどがクリーニングブレード部へ到達
し、従ってトナーを一層効率よく溜めることができる。
【0016】図4は本発明のトナー溜めの例を示す図で
ある。Y,M,C,Bkの現像器を有する画像形成装置
において、例えば、黒画像のみA3、カラー画像はB4
までの装置のように、Bkの現像器の幅が他の現像器の
幅より大きいような場合、Bkの現像器を動作させてト
ナー現像し、クリーニングブレード部へ供給すれば最も
広い幅でトナーを供給することができ、クリーニングブ
レード端部へのトナー溜めを行うことができる。もちろ
ん、この場合Bkの現像器だけでなく、他の現像器も同
時に動作させるようにしてもよい。
【0017】図5は本発明のトナー溜めの他の例を示す
図である。現像ローラを感光体に接触して現像する接触
現像においては、通常、ゴムローラを用いているが、比
較的硬い現像ローラを用いると、ローラエッジ部におい
て感光体が傷つくことがあり、そのため、図5に示すよ
うに、Y,M,C,Bkの各現像器を僅かづつ一方向に
ずらせて配置することが行われている。このような画像
形成装置においては、一番右端にくる現像器と、一番左
端にくる現像器の2つの現像器を動作させてトナー現像
し、クリーニングブレード部へ供給することにより、最
も広い幅でトナーを供給することができる。この場合
も、他の2つの現像器も同時に動作させてもよいことは
もちろんである。
【0018】なお、帯電前に感光体電位をリセットする
除電光を有する装置の場合、帯電バイアスOFF、レー
ザーOFFとして除電光を照射すると、現像前の感光体
電位を明部電位(像形成の電位)とすることができるた
め、除電光照射域全域にべたに近い状態でトナーを供給
(現像)することができる。この場合、除電光幅≧現像
幅であることが望ましい。
【0019】図6は本発明のトナー溜め処理を行う機能
ブロック図である。本発明の画像形成装置に備えられて
いるCPU等からなる制御装置30は、トナー溜めに際
して、帯電ローラ31のバイアス、レーザ32の電源の
ON/OFF、転写装置33のバイアス、除電装置34
の電源のON/OFFをそれぞれ制御し、同時に装備さ
れている現像ローラの仕様に基づいて、Y,M,C,B
kの各現像ローラ35、36、37、38のうち最大幅
の現像ローラ、或いは最左端及び最右端の現像ローラを
認識し、幅広いトナー現像を行えるように現像ローラを
選択して駆動制御する。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、帯電バイ
アスを印加しないで、現像器を動作させて現像すること
により、現像器幅一杯にトナーが現像され、クリーニン
グブレード端部までトナーを溜めることができる。この
とき、転写バイアスを加えないようにすることにより、
現像されたトナーのほとんどがクリーニングブレード部
へ到達し、トナーを一層効率よく溜めることができる。
【0021】また、複数の現像器がある場合、少なくと
も一番現像幅の広い現像器を動作させ、また、端部位置
が異なる複数の現像器がある場合、一番右端に位置する
現像器と、一番左端に位置する現像器の少なくとも2つ
の現像器を動作させることにより、最も広い幅でトナー
を溜めることができる。
【0022】また、帯電ローラによる帯電前に感光体電
位をリセットする除電光装置の除電光照射域幅を現像幅
以上とすることにより、除電光照射域全域にべたに近い
状態でトナーを供給し、広い範囲にトナーを溜めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の全体構成を示す概略
図である。
【図2】 本発明のクリーニング装置を説明する図であ
る。
【図3】 帯電幅、現像幅、有効画像幅の関係を示す図
である。
【図4】 本発明のトナー溜めの例を示す図である。
【図5】 本発明のトナー溜めの他の例を示す図であ
る。
【図6】 本発明のトナー溜め処理を行う機能ブロック
図である。
【符号の説明】
1…感光体、2…帯電ローラ、4,5,6,7…現像手
段、8…中間転写ベルト、9…駆動ローラ、10…バッ
クアップローラ、11…テンションローラ、12…皺取
りローラ、13…一次転写ローラ、14…ケース、15
…クリーニングブレード支持板金、16…クリーニング
ブレード、17…すくいシート、18…トナー堆積用部
材、19…保持部材、20…堆積トナー、30…制御装
置、31…帯電ローラ、32…レーザ、33…転写装
置、34…除電装置、35、36、37、38…現像ロ
ーラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田将宏 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 EA09 ED28 2H034 AA07 BF00 2H077 AD31 AD32 BA10 DB03 DB12 DB14 DB15 DB25 EA24 GA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体表面を帯電させる帯電手段と、
    像担持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段
    と、形成された静電潜像をトナー現像する現像手段と、
    現像されたトナー像を転写する転写手段と、像担持体表
    面に残留したトナーを掻き落とすクリーニングブレード
    及びクリーニングブレードで掻き落とされたトナーの一
    部を像担持体表面に摺擦するように堆積させる堆積部材
    からなるクリーニング手段とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記帯電手段を動作させず現像手段を動作させ、前記ク
    リーニングブレードにより像担持体表面のトナーを掻き
    落として堆積部材に堆積させるようにしたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 転写手段を動作させないことを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 現像手段は複数の現像手段からなり、少
    なくとも一番現像幅の広い現像手段を動作させることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 現像手段は端部位置が異なる複数の現像
    手段からなり、一番右端に位置する現像手段と、一番左
    端に位置する現像手段との少なくとも2つの現像手段を
    動作させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 さらに帯電手段による帯電前に像担持体
    電位をリセットする除電光手段を有し、除電光照射域幅
    を現像幅以上としたことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276158A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Fuji Xerox Co Ltd プロセスカートリッジ、画像形成装置、クリーニング方法およびクリーニング装置
JP2007156188A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008185919A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び清掃用板状弾性部材への潤滑トナー供給方法

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