JP2001033747A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JP2001033747A
JP2001033747A JP11203460A JP20346099A JP2001033747A JP 2001033747 A JP2001033747 A JP 2001033747A JP 11203460 A JP11203460 A JP 11203460A JP 20346099 A JP20346099 A JP 20346099A JP 2001033747 A JP2001033747 A JP 2001033747A
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spontaneous polarization
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negative
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Goro Saito
悟郎 齋藤
Kenichi Takatori
憲一 高取
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NEC Corp
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NEC Corp
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    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/02Liquid crystal materials characterised by optical, electrical or physical properties of the components, in general

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、高光利用効率(高開口率)、
高コントラストで高速応答可能な液晶表示素子を提供す
ることにある。 【解決手段】自発分極の符号が正である光学活性を有す
る化合物を一つ以上と自発分極の符号が負である光学活
性を有する化合物を一つ以上含み、液晶組成物全体の自
発分極が正または負である液晶組成物を調製し、電極を
有する基板間にその液晶組成物を挟持した液晶表示素子
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、図形等を表
示する表示装置、入射光の透過量が変化する調光装置、
光シャッター等に利用される液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】広視野角、高速応答が期待できる液晶デ
ィスプレイとして、N.A.Clark, S.T.Lagerwall により
強誘電性液晶(FLC)の光スイッチング現象を用いた
表示素子が提案されている(App. Phys. Lett., Vol.3
6, P.899(1980) )。この表示素子(表面安定化強誘電
性液晶(SSFLC)光学素子)は双安定性であり、電
圧を制御することにより階調表示を行うことが困難とい
う課題がある。これに対して、FLCを利用して階調表
示を実現するための手法がいくつか提案されている。例
えば、特開平6−194693号公報では、液晶に微粒
子を添加する技術が報告されている。これは、液晶中に
微粒子を均一に分布させることにより、誘電率の分布を
形成し、これによって、液晶に加わる実効電圧の分布を
形成するものである。実効電圧の分布により、階調表示
を可能としている。また、特開平9−236830号公
報には、液晶中に単官能性モノマーを反応させた縞状の
構造体を形成する技術が報告されている。これは、縞状
の構造体が、液晶に局所的に異なるしきい値特性を与え
ることにより、電圧印加時に発生するドメインの面積を
制御し、階調表示を可能としている。これらは、液晶中
に異物を混入することによるコントラストの低下につな
がる配向欠陥の発生、駆動電圧の上昇を抑えることが困
難である。
【0003】別の液晶材料として、Chandaniらにより反
強誘電性相を有する液晶材料(反強誘電性液晶)が報告
され(Jpn. J. Appl. Phys., 28(1989), L1265)、さら
に反強誘電性液晶(AFLC)を利用した表示素子が提
案されている(Jpn. J. Appl. Phys., 29(1990), 175
7)。AFLC材料は反強誘電相と強誘電相との相転移
に基づく三安定性を有し、これらをバイアス電圧印加下
でスイッチングさせることにより、電圧制御で階調表示
が可能な表示素子を作製することができる。しかしなが
ら、階調表示にバイアス電圧が必要であることや、高精
細かつ走査線の多い表示素子では駆動波形が複雑となる
等の問題を有している。
【0004】一方、乾ら、及び、田中らにより、印加電
圧に対する光透過率を示す曲線がV字型であるAFLC
材料(以下、無しきいAFLC材料と呼ぶ)が報告され
ている(第21回液晶討論会講演予稿集2C04、p.
222(1995)、及びp.250(1995))。
なお、V字型特性とは、図1に示すように正の電圧を印
加したときは連続的に透過率が変化し、負の電圧を印加
したときも連続的に透過率が変化し、その形状は正の電
圧を印加したときと電圧0Vを軸としてほぼ対称となる
特性である。この材料を用いた無しきいAFLC素子
は、相転移に明確なしきい値を持たずヒステリシス特性
が小さいということが記載されている。
【0005】さらに、武居らにより、この無しきAFL
C素子を薄層トランジスタ(TFT)と組み合わせた対
角5.5インチの液晶光学素子が報告されている(日本
学術振興会「情報表示用有機材料第142委員会」A部
会(液晶材料)第74回研究会資料、14ページ、19
99年)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常、無しきいAFL
C材料は自発分極の値が100(nC/cm2)以上と
高い値を有しおり、前述の無しきAFLC素子をTFT
と組み合わせた液晶光学素子(日本学術振興会「情報表
示用有機材料第142委員会」A部会(液晶材料)第7
4回研究会資料、14ページ、1999年)において
も、自発分極値が229(nC/cm2)の無しきいA
FLC材料が用いられている。このような高い自発分極
を有する無しきいAFLC材料を駆動するためには、自
発分極に比例した電荷の注入が必要となる。しかし、T
FTから供給できる電荷量には制限があるため、数フレ
ームにわたる電荷注入が必要となり、液晶表示素子にお
ける画面表示が遅くなるという課題がある。
【0007】この課題を解決する手段の一つとして、T
FTに大きな補助容量を付加させるという方法がある
が、補助容量を大きくすると液晶光学素子の開口率が低
下し、表示が暗くなるという問題が発生する。さらに
は、発明者らの検討によれば、補助容量の増大につれて
RC時定数が増大し所定の書き込み時間内に十分な書き
込みを行うためには、TFTのオン抵抗を低下させ、T
FT特性を向上させる必要があることが判明した。すな
わち、容量値が大きくなるため、TFTのオン電流が十
分に確保できないと、書き込み時間内に書き込みが終ら
なくなってしまうのである。したがって、TFT特性が
決まり、液晶材料の自発分極値及びパネル構造が決まる
と、最適な補助容量の限界値が存在し、その値以上の補
助容量はRC時定数を増大させ、書き込み時間内の注入
電荷量を減少させ、結果的に液晶への書き込み電荷量を
減少させてしまう。
【0008】高い自発分極の液晶材料を駆動できるよう
にするには、TFT特性として十分な特性を有するTF
Tを用いるか、もしくは、高い電圧での書き込みを行な
うことにより可能である。しかし、この場合、以下のよ
うな課題がある。まず、十分な特性を有するTFTを新
たに開発する必要がある。次に、高い駆動電圧を印加で
きる駆動回路を開発する必要がある。これらの2点を実
現しても、高い自発分極の液晶材料を駆動するには大き
な電荷を流す必要があり、消費電力が極めて大きくなっ
てしまう。
【0009】こうした高い自発分極値による様々な課題
は、無しきいAFLC材料を用いた階調表示素子に限ら
れたものではなく、前述のFLCを利用した階調表示素
子および三安定性を利用したAFLC階調表示素子にも
共通した課題である。
【0010】さらに、三安定性を利用したAFLC階調
表示素子においては、ヒステリシスの歪みを少なくする
ために自発分極を低くする必要があることが示されてい
る。例えば、特開平10−279534号公報では、三
安定性を利用したAFLC表示素子のヒステリシスの歪
みを少なくするために新規なラセミ化合物を含む反強誘
電性液晶組成物によって自発分極を小さくしている。し
かし、この方法での自発分極値はその実施例から116
(nC/cm2)程度であり、十分小さな値ではない。
また、大きな駆動電圧や大きな消費電力を抑えるため
に、液晶材料の自発分極を低くすることが試みられてい
る。例えば、特開平9−151375号公報では、三安
定性を利用したAFLC表示素子において、30℃での
自発分極の値を10(nC/cm2)以上150(nC
/cm2)以下の反強誘電性液晶組成物、光学分割をし
て光学活性の形にすれば反強誘電性液晶化合物となりう
る化合物のラセミ体を反強誘電性液晶組成物中に1.0
(wt%)以上90(wt%)以下含有させた前記反強
誘電性液晶組成物およびそのラセミ体化合物について記
載されている。しかし、ここで規定されている自発分極
値、つまり10(nC/cm2)以上150(nC/c
m2)以下、の根拠は何ら記載されていない。また、特
開平10−195443号公報では、光学活性基の異な
る少なくとも2種の自発分極が正(または負)の化合物
を主成分とする自発分極が正(または負)の液晶組成物
に、前記液晶化合物と同じ光学活性基を持つ液晶化合物
のラセミ体を配合した反強誘電性液晶組成物において、
前記液晶組成物の自発分極が正である場合には、正の自
発分極を、負である場合には負の自発分極を持ちかつ前
記液晶化合物の光学活性基とは異なる光学活性基をもつ
少なくとも1種類化合物を配合してなる自発分極の絶対
値が小さい液晶組成物について記載されている。さら
に、液晶化合物の光学活性基および自発分極の絶対値が
30℃において135(nC/cm2)以下であること
も記載されている。ここでも、前記引例と同様に、規定
されている自発分極値の根拠は何ら記載されていない。
さらに、この引例および前記特開平9−151375号
公報の方法では何らかの因子によって化合物の種類が大
きく制限される。つまり、特開平9−151375号公
報では用いられるラセミ体の化学構造、特開平10−1
95443号公報では組み合わせることが可能な光学活
性基が制限される。これらの制限は、液晶組成物自身の
特性にも制限を与えるという課題が生じる。例えば、液
晶組成物の動作温度域あるいは使用温度域は、組成物を
形成する化合物の動作温度域あるいは使用温度域および
その組み合わせによって決定されるが、化合物の化学構
造あるいは光学活性基が限定された場合、液晶組成物の
動作温度域あるいは使用温度域の拡大あるいは特定温度
域に設定することが困難となる。さらに、液晶表示素子
の透過率・コントラストに大きな影響を与えるティルト
角においても同様である。これらは、いずれも三安定性
を利用したAFLC表示素子に用いられるAFLC材料
に関する技術であるが、いずれも前述のように十分では
ない。また、無しきいAFLC表示素子に用いられる材
料に関しては何ら知られていない。
【0011】以上、本発明の目的は、高光利用効率(高
開口率)、高コントラストで高速応答(応答時間が短
い)可能な液晶表示素子を提供することにある。
【0012】
【問題を解決するための手段】本発明の液晶表示素子
は、自発分極の符号が正である光学活性を有する化合物
を一つ以上と自発分極の符号が負である光学活性を有す
る化合物を一つ以上含み、液晶組成物全体の自発分極が
正または負である液晶組成物を電極を有する基板間に挟
持してなることを特徴とする。また、自発分極の符号が
正または負である光学活性を有する化合物を一つ以上と
ラセミ体を一つ以上含み、液晶組成物全体の自発分極が
正または負である液晶組成物を電極を有する基板間に挟
持してなることを特徴とする液晶表示素子である。この
際、光学活性を有する化合物において、そのR体とS体
の比率がR体>S体またはR体<S体であっても良い。
【0013】さらに、前記液晶表示素子において、印加
される電界・電圧に対して素子の透過率または反射率が
連続的に変化することを特徴とする。この時、印加電圧
−透過(反射)率曲線は、図2のように正または負の電
圧のみに対して連続的に変化しても構わないし、図1に
示されるようにV字型であっても構わない。また、図3
のように電圧無印加時の透過(反射)率が最大であって
も構わない。
【0014】本発明の液晶光学素子に用いられる能動素
子としては、薄層トランジスタ(TFT)素子、メタル
−インシュレーター−メタル(MIM)素子、単結晶シ
リコンによるDRAMなどがあげられるが、アクティブマト
リックス駆動だけではなく、用途に応じて単純マトリッ
クスで駆動させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる液晶材料は、
自発分極の符号が正である光学活性を有する化合物を一
つ以上と自発分極の符号が負である光学活性を有する化
合物を一つ以上含み、液晶組成物全体の自発分極が正ま
たは負である液晶組成物である。この時、自発分極が正
の化合物と負の化合物における自発分極の絶対値が、
(正の化合物)>(負の化合物)あるいは(正の化合
物)<(負の化合物)でも、(正の化合物)=(負の化
合物)でも構わない。ただし、光学活性を有する化合物
が正負1つずつである場合、正の化合物と負の化合物の
比率が(正の化合物)>(負の化合物)あるいは(正の
化合物)<(負の化合物)であることが望ましい。ま
た、自発分極の符号が正または負である光学活性を有す
る化合物を一つ以上とラセミ体を一つ以上含み、液晶組
成物全体の自発分極が正または負である液晶組成物も用
いられる。さらに、前記の光学活性を有する化合物にお
いて、そのR体とS体の比率がR体>S体またはR体<
S体であっても良い。
【0016】本発明の液晶材料の自発分極は、使用する
TFTの走査線本数、目的とする液晶材料の応答時間に
よるが、0.06(nC/cm2 )以上、96(nC/
cm2 )以下であることが必要である。自発分極が0.
06(nC/cm2 )未満であると、応答速度が非常に
遅くなるという問題が発生する。また、96(nC/c
m2 )を越えると、駆動できる走査線数が少なくなり、
高精細パネルには適用できない。特に、走査線数が多
く、低電圧駆動、広い温度範囲、および高速応答が要求
される高性能ディスプレイの場合には、0.95(nC
/cm2 )以上21(nC/cm2 )以下が好ましい。
【0017】上記の自発分極の値は、以下のようにして
求められる。下限に関しては、応答速度の点から決定さ
れる。AC駆動時の1フィールド、すなわち、1フレー
ムの半分の時間内に応答することが必要条件となる。通
常、フレーム周波数は30(Hz)なので、(1/3
0)×103 /2≒16.7(ms)以下の応答が必要
である。応答速度は、簡単には、SSFLCと同様に次
式で与えられる。
【0018】
【数1】
【0019】液晶材料の粘性ηが100(mPa・s)
で、電圧が20(V)、セルギャップが2(μm)の条
件では電界Eは107(V/m)となり、自発分極Ps
が0.06(nC/cm2 )以下となると、応答速度τ
は16.7(ms)より長くなってしまう。要求される
温度範囲が広く粘性が先ほどの条件より400(mPa
・s)まで高くなったとし、低電圧駆動で電圧が5
(V)、セルギャップが2(μm)の条件では、自発分
極が0.95(nC/cm2 )以下となると、応答速度
は16.7(ms)より長くなってしまい、1フィール
ド内での応答が得られない。
【0020】一方、上限に関しては、書き込み電荷の配
分の点から決定される。TFTからの書き込み電荷とし
ては、自発分極を持たない静電容量としてのセル容量に
蓄えられる電荷Q1と、書き込み時間内に自発分極が若
干応答することによる分極電荷Q2の2種類の電荷が書
き込み時間内に書き込まれる。静電容量への書き込み電
荷Q1は、セル容量をCsとし、書き込み電圧をVd、
TFTのオン抵抗をRon、書き込み時間をτg とする
と、
【0021】
【数2】 となる。通常、99%以上の書き込みがなされるので、
【0022】
【数3】 とみなせる。書き込み時間内に自発分極Psが応答する
ことで流れる電荷Q2は、ここでは、セルの面積をSと
した時、自発分極による電荷全体(Ps・S)のk分の
1であるとする。液晶の応答が終了した状態では、自発
分極は完全に応答し、この自発分極による反電場の影響
を受けてセル両端の電圧は低下する。この状態でのセル
内の電荷は、自発分極による電荷Q3と、静電容量に残
った電荷Q4の2種類となる。最終的なセル両端の電圧
をVsとすると、Q4=Cs・Vsであり、また一方、
Q3=Ps・Sである。これらより、電荷の保存が成り
立ち、
【0023】
【数4】 となる。ここで、セルの容量Csは、真空の誘電率をε
0 、液晶の比誘電率をεlc、液晶層の厚みをdlc、配向
膜の比誘電率をεol、配向膜の厚みをdolとすると、配
向膜が両方の基板に存在する場合、
【0024】
【数5】 となる。これらの関係から、自発分極を表わす式を求め
ると、
【0025】
【数6】 となる。以下では、k=4、すなわち、書き込み時間内
に全自発分極の4分の1が応答するとし、dlc=2(μ
m)、dol=50(nm)、εlc=10、εol=3、V
s=1(V)とする。電圧が十分に印加でき、Vd=2
0(V)とすると、Ps=96.1(nC/cm2 )と
なる。一方、電圧がVd=5(V)とすると、Ps=2
0.2(nC/cm2 )となる。これらの結果より、上
記のような上限値を決定している。
【0026】さらには、大きな補助容量を付加すると、
Csの値を増加することができ、式(F)で表わされる
書き込み可能な自発分極値を増大させることができると
考えられる。しかし、前述のように、一定値以上の補助
容量の増大は、式(B)で表わされるTFTからの書き
込み時定数(RC時定数)を増大させる。その結果、書
き込みが不十分となり、99%以上の書き込みという式
(C)の仮定が成り立たなくなる。この状況では、TF
Tからの書き込み電荷Q1があまり増大せず、式(D)
の電荷保存の式から分かるように、(F)の式の形も変
り、自発分極値があまり増大しないことが分かる。
【0027】本発明の液晶表示素子は、液晶層を電極を
有する2枚の透明な基板間に挟持した構造である光透過
型のみならず、一方の基板が不透明な光反射型にも適用
できる。これらは例えば液晶層を電極を有する透明な基
板と電極を有する光反射板間に挟持した素子構造、電極
を有する透明な基板と電極を有する光吸収板間に挟持し
た素子構造がある。
【0028】素子の構成としては、従来の技術が適用で
きる。電極としてはインジウム−スズ−オキサイド(I
TO)等の材質のものが利用できるが、ポリピロール等
の有機導電性薄膜も利用できる。また、使用する基板自
身が導電性を有している場合は、基板を電極としても利
用することもできる。電極は調光層と密着した状態で設
置する。これらの電極付き基板は液晶が配向するように
処理されていることが望ましい。この際、2枚の基板と
もホモジニアス配向であることが望ましいが、用途に応
じて、他の配向状態であっても構わない。この配向処理
には、TN液晶、STN液晶等に用いられるポリイミド
等の通常の配向膜が利用できるが特に低いプレティルト
角を有するものが望ましい。
【0029】ポリイミド等の配向膜は、ポリイミド等が
溶剤に溶け込んでいる可溶性タイプでもよいし、焼成し
てポリイミド化する焼成タイプであっても構わない。ま
たラビング等の配向処理を行うことが望ましい。
【0030】本発明に用いられる基板の材質は、ガラ
ス、プラスチック、金属等である。またカラーフィルタ
ーを有する基板を用いたり、顔料や色素等を基板中に分
散させることによって、カラー化することができる。基
板は電極が調光層側になるように設置する。
【0031】基板の間隔設定には、通常の液晶デバイス
に用いられるガラスまたは高分子樹脂から成るロッド
状、球状のスペーサーを使用することができ、その間隔
は1μm〜4μm程度が望ましい。
【0032】光反射板は光を反射する材料で構成されて
いれば無機材料でも有機材料でも構わない。また反射強
度または反射波長は目的とする素子特性により任意に変
更できる。その構造は光反射材料が光反射板全体を形成
しているものであってもよいし、光反射材料がガラス等
の別の材質の基板上にコーティングされていてもよい。
光反射材料をコーティングした場合、光反射材料が液晶
層側にある必要はない。また光反射材料をコーティング
する基板は光反射材料が調光層側に位置していない場合
は必ずしも透明である必要はない。
【0033】光吸収板は光を吸収する材料で構成されて
いれば無機材料でも有機材料でも構わない。吸収強度ま
たは吸収波長は目的とする素子特性により任意に変更で
きる。その構造は光吸収材料が光吸収板全体を形成して
いるものであってもよいし、光吸収材料がガラス等の異
なる材質の基板上にコーティングされていてもよい。光
吸収材料をコーティングした場合、光吸収材料が液晶層
側にある必要はない。また光吸収材料をコーティングす
る基板は光吸収材料が液晶層側に位置していない場合は
必ずしも透明である必要はない。光反射材料または光吸
収材料が導電性を有している場合はこれらを電極として
も利用することもできる。
【0034】本発明の液晶表示素子は、印加電圧・電界
に対して素子の透過(反射)率が連続的に変化する。こ
のため、階調表示が可能である。また、薄層トランジス
タ(TFT)素子、メタル−インシュレーター−メタル
(MIM)素子などの能動素子と組み合わせて、液晶表
示装置が実現できる。
【0035】次に本発明の液晶表示素子を用いた例を図
面で説明する。図4は、液晶表示素子の構成を示す断面
図である。図4を参照すると、一対の透明基板1上に透
明電極2を形成し、透明電極2上に配向膜3を形成し
(本図では両側の基板上に形成しているが片側の基板の
みでも素子の構成は可能である)、透明電極2が対向す
るように配置して液晶セルが構成される。この液晶セル
の内部に液晶材料が狭持される。また、液晶セルの外側
の透明基板上に一対の偏光板5が貼り合わされ、液晶表
示素子が構成される。
【0036】図5は、本発明の液晶表示素子をTFTア
レイ基板と組み合わせた構造のTFTアレイを示す図で
ある。この構造は、TFT基板と対向基板から構成さ
れ、TFT基板は図に示すようにゲートバスライン、ド
レインバスライン、TFTアレイを有し、各画素に少な
くとも一つの画素電極を有する。この液晶パネルの内部
では、液晶材料は画素内に均一に配向しており、印加電
圧・電界に対して素子の透過(反射)率が連続的に変化
する。この実施形態の動作は次のようである。各ドレイ
ンバスラインには、所定周波数(通常は30Hz、フリ
ッカを考慮する時は60Hz以上に変えることもあり、
フィールドシーケンシャル表示では3倍の180Hzもしく
はそれ以上とすることもあり、逆に、液晶の応答が遅い
場合はもっと低い周波数とすることもある)での駆動を
ゲートライン数で分割した波形が各ゲートラインに対応
して印加される。一方、各ゲートバスラインには、その
ラインが選択される時にTFTのスイッチをオンするよ
うな波形が印加され、これにより、ドレインラインの波
形が表示電極により液晶に印加される。再度ゲートライ
ンが選択されるまで液晶部に電圧が保持される。これに
より液晶がメモリ性を持たなくても、表示の保持動作が
可能である。また、印加電圧・電界に対して素子の透過
(反射)率が連続的に変化しアナログ階調表示が可能で
あるため、データバスラインに各階調に対応する波形を
印加することにより階調表示が実現される。本発明で
は、液晶材料の自発分極が低いため大きな補助容量が必
要ない。しがたって、液晶表示素子における画素の開口
率を高くすることができる。また、同様の理由で1フレ
ーム内で電荷の注入を行うことができる。つまり、液晶
材料自身の短い応答時間を生かし、液晶表示素子の応答
時間を短くすることができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。
【0038】(実施例1)480本のゲートバスライン
及び640本のドレインバスラインはスパッタ法で形成
されたクロミウム(Cr)を用い、線幅を10μmと
し、ゲート絶縁膜には窒化シリコン(SiNx)を用い
た。一単位画素の大きさは縦330μm、横110μm
とし、アモルファスシリコンを用いTFT(薄膜トラン
ジスタ)を形成し、画素電極は透明電極である酸化イン
ジウム錫(ITO)を用い、スパッタ法で形成した。こ
のようにTFTをアレイ状に形成したガラス基板を第1
の基板とした。この第1の基板と対向する第2の基板に
は、クロミウムを用いた遮光膜を形成した後、ITOを
用いた透明電極(共通電極)を形成し、さらにカラーフ
ィルタを染色法によりマトリクス状に形成しその上面に
シリカを用いた保護層を設けた。その後、スピンコート
法によりポリアミック酸を塗布し200℃でベーキング
しイミド化しポリイミド膜を形成した。このポリイミド
膜をナイロンを使用したバフ布を直径150mmのロー
ラーに巻き付け、ローラーの回転数500rpm、ステ
ージ移動速度50mm/秒、押し込み量1.0mm、ラ
ビング回数2回でパラレルラビングとなるような方向に
ラビングした。接触段差計で測定した配向膜の厚さは約
500Åであり、クリスタルローテーション法で測定し
たプレチルト角は約1°であった。このような一対のガ
ラス基板の一方に約2μm径の球状スペーサであるミク
ロパール(商品名)を散布し、また他方に約2μm径の
円柱状のガラス製ロッドスペーサを分散させた熱硬化性
のシール材を塗布した。これらの基板をラビング処理方
向が互いにパラレルスラビングとなるように両基板を対
向させて配置し熱処理によりシール材を硬化させてギャ
ップ2μmのパネルを組み立てた。このパネルに液晶組
成物1(自発分極が+215(nC/cm2)である液
晶化合物A、自発分極が+179(nC/cm2)であ
る液晶化合物B、自発分極が−206(nC/cm2)
である液晶化合物Cを含み、自発分極が+7.7(nC
/cm2)でありV字型特性を有する液晶組成物)を、
真空中において等方相(Iso)状態で注入した。得ら
れた液晶パネルの表示は、コントラスト比100以上
で、広い視野角を有していた。また、焼き付きや残像の
無い良好な表示であった。走査線数が480本のため、
TFTの書き込み時間は、30(μs)と、これまで報
告されている他のV字形特性を有する液晶表示素子より
短い。しかし、自発分極値がこれまでよりはるかに小さ
いため、書き込み時間内に十分な電荷を供給することが
できた。
【0039】(比較例1)実施例1と同様に作成した液
晶パネルに、液晶組成物2(自発分極が162(nC/
cm2)でありV字型特性を有する液晶組成物)を注入
したパネルを作製した。表示は、ほとんど認識できなか
った。測定した結果では、コントラスト比は、5以下で
あった。自発分極値が大きいため、短い書き込み時間の
間に電荷が供給できなかったためと考えられる。
【0040】(実施例2)この実施例では、ポリシリコ
ン(多結晶シリコン、poly Si)のTFTアレイを作製
し、自発分極値が特に小さい液晶材料3(自発分極が+
179(nC/cm2)である液晶化合物B、自発分極
が−206(nC/cm2)である液晶化合物C、自発
分極が+200(nC/cm2)である液晶化合物Dを
含み、自発分極が+1.1(nC/cm2)でありV字
型特性を有する液晶組成物)を駆動した。具体的には、
ガラス基板上に酸化シリコン膜を形成した後、アモルフ
ァスシリコンを成長させた。次にエキシマレーザを用い
アニールしアモルファスシリコンをポリシリコン化さ
せ、更に100Åの酸化シリコン膜を成長させた。パター
ニングした後、フォトレジストをゲート形状より若干大
きく(後にLDD領域を形成するため)パターニングしリン
イオンをドーピングすることによりソースとドレイン領
域を形成した。更に、酸化シリコン膜を成長させた後、
マイクロクリスタルシリコン(μ-c-Si)とタングステ
ンシリサイド(WSi)を成長させ、ゲート形状にパター
ニングした。更に、パターニングしたフォトレジストに
より必要領域にのみリンイオンをドーピングすることに
よりLDD領域を形成した。酸化シリコン膜と窒化シリコ
ン膜を連続成長させた後、コンタクト用の穴をあけ、ア
ルミニウムとチタンをスパッタで形成しパターニングし
た。窒化シリコン膜を形成し、コンタクト用の穴をあ
け、画素電極用に透明電極であるITOを形成しパターニ
ングした。このようにして図6に示すようなプレーナ型
のTFT画素スイッチを作成しTFTアレイを形成し
た。ガラス基板上にはTFTスイッチによる画素アレイ
のみ設け駆動回路は基板内に設けず、単結晶シリコンに
より外部に取り付けた。このようにして作製したTFT
アレイ基板と、対向電極となるITOを全面にパターニ
ングした後、遮光用のクロムのパターニング層を有した
対向基板とを用意した。対向基板側に1.8μのパターニ
ングされた柱を作製し、スペーサ及び耐衝撃力を有する
ようにした。また、対向基板の画素領域外部に紫外線硬
化用のシール材を塗布した。TFT基板と対向基板を接
着した後、液晶材料3を等方相(Iso)の状態で注入し
た。得られた表示は、焼き付きや残像が無く、広い視野
角を有していた(コントラスト比100以上)。
【0041】(実施例3)本実施例では、マイクロディ
スプレイを作製し反射型のプロジェクタを作製した。ア
ドバンスト・イメージング誌の1997年1月号の巻頭
に示されるようなディスプレイテック社によるマイクロ
ディスプレイと同様に作製した。具体的には、シリコン
ウエハ上にMOS−FETを0.8μmルールで形成す
る事によってDRAMを作製した。サイズ等は、ダイサ
イズ1/2インチで、画素ピッチ10μm程度、1メガ
−DRAMを形成した。画素の開口率は90%以上であ
った。更に、形成されたDRAM表面にケミカル・メカ
ニカル・ポリッシング技術を施す事により平坦化した。
一方、対向する基板は、顕微鏡観察用のカバーガラスを
使用した。シリコンウエハから駆動回路を含む部分を切
り出し、可溶性ポリイミドによる配向膜を印刷し170
℃でベーキングして溶媒を除去した。このポリイミド膜
をナイロンを使用したバフ布を直径150mmのローラ
ーに巻き付け、ローラーの回転数500rpm、ステー
ジ移動速度30mm/秒、押し込み量0.8mm、ラビング
回数2回でラビングした。接触段差計で測定した配向膜
の厚さは約500Åであり、クリスタルローテーション
法で測定したプレチルト角は1.5度であった。また約
2μm径の円柱状のガラス製ロッドスペーサを分散させ
た光硬化性のシール材を塗布した。これらの基板を対向
させて配置し、非接触で紫外線処理することによりシー
ル材を硬化させてギャップ2μmのパネルを組み立て
た。このパネルに、前記実施例1で用いた液晶組成物1
を真空中において等方相(Iso)状態で注入した。
【0042】等方相(Iso)状態のまま、任意波形発
生器と高出力アンプを用いてパネル全面に周波数が3k
Hzで振幅が±10Vの矩形波を印加し、電界を印加し
ながら、室温まで0.1℃/minの速度で徐冷した。更
に、3色の発光ダイオードと平行光を得るためのコリメ
ートレンズ、偏光変換素子、投射用レンズ、を用いて、
反射型フィールドシーケンシャル・プロジェクタを作製
した。この方法により、高速応答なプロジェクタ表示が
得られた。
【0043】
【発明の効果】本発明を用いることにより、光利用効率
(開口率)が高く、高コントラストかつ応答時間の短い
高精細・広視野角・動画表示可能な液晶表示素子・ディ
スプレイが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】V字型特性における印加電圧に対する光透過率
の変化を示す図である。
【図2】印加電圧・電界に対して素子の透過(反射)率
が連続的に変化する例を示す図である。
【図3】印加電圧・電界に対して素子の透過(反射)率
が連続的に変化する例を示す図である。
【図4】本発明の液晶表示素子の構成を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の実施例1に係わる薄膜トランジスタア
レイの説明図である。
【図6】本発明の実施例2で使用したプレーナ型ポリシ
リコンTFTスイッチの断面構造を示す図である。
【符号の説明】
1. 透明基板 2. 透明電極 3. 配向膜 4. 液晶材料 5. 偏光板 6. 画素電極 7. ドレインバスライン 8. ゲートバスライン 9. TFT(薄膜トランジスタ) ポリシリコン LDD ソース電極およびドレイン電極 酸化シリコン膜もしくは窒化シリコン膜
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA43 NA53 ND12 ND22 NE01 NE02 NE04 NE06 NG02 NH02 4H027 BC03 BC05 BC06 BD08 BD19 BD20 BD21 BD24 BE02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自発分極の符号が正である光学活性を有す
    る化合物を一つ以上と自発分極の符号が負である光学活
    性を有する化合物を一つ以上含み、液晶組成物全体の自
    発分極が正または負である液晶組成物を電極を有する基
    板間に挟持してなることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】自発分極の符号が正または負である光学活
    性を有する化合物を一つ以上とラセミ体を一つ以上含
    み、液晶組成物全体の自発分極が正または負である液晶
    組成物を電極を有する基板間に挟持してなることを特徴
    とする液晶表示素子。
  3. 【請求項3】光学活性を有する化合物におけるR体とS
    体の比率がR体>S体またはR体<S体であることを特
    徴とする請求項1、2に記載の液晶表示素子
  4. 【請求項4】印加される電界に対して素子の透過率また
    は反射率が連続的に変化することを特徴とする請求項1
    〜3に記載の液晶表示素子。
  5. 【請求項5】液晶組成物の自発分極の絶対値が0.06
    (nC/cm2)以上96(nC/cm2)以下であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4に記載の液晶表示素子。
  6. 【請求項6】液晶組成物の自発分極の絶対値が0.95
    (nC/cm2)以上21(nC/cm2)以下であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4に記載の液晶表示素子。
  7. 【請求項7】電界を印加する手段として能動素子を備え
    ることを特徴とする請求項1〜6に記載の液晶表示素
    子。
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