JP2001032681A - 推進管の敷設方法 - Google Patents

推進管の敷設方法

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JP2001032681A
JP2001032681A JP11208418A JP20841899A JP2001032681A JP 2001032681 A JP2001032681 A JP 2001032681A JP 11208418 A JP11208418 A JP 11208418A JP 20841899 A JP20841899 A JP 20841899A JP 2001032681 A JP2001032681 A JP 2001032681A
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JP
Japan
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pipe
propulsion
shaft
tube
guide
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JP11208418A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yumoto
哲男 柚本
Akio Kaneko
彰夫 金子
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MOLE KOGYO KK
Original Assignee
MOLE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化ビニール管等の低耐荷力推進管を予定経
路に沿って正確に、かつ傷つけることなく容易に敷設す
る。 【解決手段】 推進管25を敷設するに際し、発進立坑
Aから推進管25と外径がほぼ同一の誘導管22を推進
して到達立坑Bに到達させた後、到達立坑Bにおいて誘
導管22の端に推進管25及び牽引ロッド26を連結
し、発進立坑Aの側から誘導管22を牽引して引き抜く
と同時に到達立坑Bの側から推進管25を引き込むこと
により、誘導管と推進管を置換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発進立坑から到達
立坑に向け、小口径推進管、特に塩化ビニール管等の低
耐荷力管を推進工法で敷設する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニール管等の低耐荷力管を推進管
として推進工法により敷設する際には、推進管の破壊
(割れ)を防止するため、推進機の押圧力により先導体
に作用する初期抵抗力を直接推進管に伝達させず、推力
伝達用ロッド(スクリュー)やケーシング、あるいは牽
引ロッドに伝達し、推進管には外面抵抗力のみがかかる
ような方式(低耐荷力方式)で敷設している。例えば、
図6に示すのは二工程圧入方式の例であり、始めに推進
機1により先導体2及び誘導管3を発進立坑Aから到達
立坑Bに向けて推進し(a)、到達後、誘導管3の後端
に拡大ヘッド4と、スクリュー5を内蔵させた推進管6
を連結し、該推進管6の推進を行う(b)。この方式で
は、推進機1の推力はスクリュー5の軸(推力伝達用ロ
ッド)5aを通して拡大ヘッド4に直接伝達されるた
め、推進管6には推力の一部のみ(外面抵抗力に見合う
分)がかかる。
【0003】図7に示すのは一工程泥水方式の例であ
り、クラッシャヘッド7aを有する先導体7の後端に推
進管6と、その内側にケーシング(鋼管)8を連結し、
前方に泥水を吐出及び回収しながら推進するもので、推
進機9の推力はケーシング8を通して先導体7に直接伝
達されるため、同じく推進管6には推力の一部のみ(外
面抵抗力に見合う分)がかかる。また、図8に示すのは
二工程牽引方式の例であり、始めに推進機1により先導
体2及び誘導管3を発進立坑Aから到達立坑Bに向けて
推進し(a)、到達後、到達立坑Bにおいて誘導管3の
端に拡大ヘッド10を取り付け、続いてその後ろに推進
管6と、その内側に誘導管3aを連結し、さらに誘導管
3aの後端にストッパー11を取り付け、推進機12に
より発進立坑Aの側に牽引する(b)。この方式でも、
推進機12の推力は誘導管3を通して拡大ヘッド10に
直接伝達され、推進管6には推力の一部のみ(外面抵抗
力に見合う分)がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、前記二工程圧入
方式では、推進管6(例えば塩化ビニール管)の中でス
クリュー5を回転させるため、推進管6の内面が損傷す
るという問題があり、また、圧入方式に共通するのであ
るが、適用し得る土質が限られ、方向修正ができない
(二工程圧入方式の場合は二工程目)ため長距離の推進
に向かない、という問題もある。
【0005】前記一工程泥水方式では、各種土質に適用
でき、方向修正が可能で長距離の推進にも適用できる利
点があるが、小径の推進管6の内側に入れたケーシング
8の中はきわめて狭く、その中には図示しない送排泥
管、方向修正用油圧ユニット、各種ケーブル・パイプ類
等、多くの機器が収容されているため、小径の推進管を
敷設する場合は特に、少しの曲がりでもそれらの機器に
妨害されてケーシング内に配置した方向修正用レーザタ
ーゲットを見失いやすく、方向修正ができなくなるとい
う問題がある。また、この方式では曲線的な推進も可能
であるが、その場合はケーシング8内部に曲線計測用機
器を走行自在に設置する必要があるため、小径推進管に
対して適用することが一層難しいという問題もある。さ
らに、前記二工程牽引方式では、圧入方式と同様に適用
し得る土質が限られ、また、誘導管3の径が小さく拡大
ヘッド10の径が大きいことから、牽引中に誘導管3の
経路から拡大ヘッド10及び推進管6が反れることが多
いという問題がある。
【0006】本発明は従来の推進工法のこのような問題
点に鑑み、特に低耐荷力管に適した新たな推進管の敷設
方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる推進管の
敷設方法は、推進管を敷設するに際し、発進立坑から該
推進管と外径がほぼ同一の誘導管を推進して到達立坑に
到達させた後、到達立坑において該誘導管の端に推進管
を連結し、発進立坑の側から該誘導管を牽引して引き抜
くと同時に到達立坑の側から推進管を引き込むことによ
り、誘導管と推進管を置換することを特徴とする。ある
いは、推進管を敷設するに際し、発進立坑から該推進管
と外径がほぼ同一の誘導管を推進して到達立坑に到達さ
せた後、発進立坑において該誘導管の端に推進管を連結
し、該推進管を推進して誘導管を到達立坑に押し出すこ
とにより、誘導管と推進管を置換することを特徴とす
る。なお、この方法は塩化ビニール管などの低耐荷力管
の敷設に特に適するが、ヒューム管などの高耐荷力管に
適用することも可能である。また、誘導管の推進は泥水
方式で行うことが望ましいが、これに特に限定されるも
のではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して、本
発明の方法をより具体的に説明する。図1〜図3に示す
方法は、誘導管(例えば鋼管)を泥水方式で推進した
後、この誘導管を推進管(例えば塩化ビニール管)に置
換するものである。まず、発進立坑A側から、クラッシ
ャヘッド21aを有する先導体21の後端に誘導管22
を連結し、前方に泥水を吐出及び回収しながら推進機2
3により推進し(図1)、誘導管22を到達立坑Bに到
達させた後(図2)、到達立坑Bにおいて誘導管22の
端に連結部24を介して推進管25及び牽引ロッド26
を連結し、さらにその後端にストッパー27を取り付
け、発進立坑Aの側から誘導管22を牽引して引き抜く
と同時に到達立坑Bの側から推進管25を引き込む(図
3)。なお、誘導管22の外径は推進管25とほぼ同一
とする。
【0009】この方法の場合、誘導管22を泥水方式で
推進する際に、従来と異なり2重管となっていないため
(従来は推進管とケーシングの2重)、同じ径の推進管
を敷設するのであれば誘導管22の内部に従来より余裕
ができ、方向修正用レーザターゲットを見失って方向修
正ができなくなるという問題が生じにくい。また、曲線
的な推進を行う場合、曲線計測用機器等を誘導管22内
部に配置するスペースが比較的とりやすい。そして、推
進管25と誘導管22の径をほぼ同径としたことによ
り、推進管25は誘導管22の敷設経路に沿って反れる
ことなく引き込まれ、誘導管22と置換される。なお、
推進管25が引き込まれる間、該推進管25には外面抵
抗力のみがかかることになる。
【0010】図4に示す方法は、推進管25を到達立坑
Bの側から引き込む代わりに、発進立坑Aの側から推進
して押し込み、誘導管22と置換するものである。この
場合、図2のように誘導管22を到達立坑Bに到達させ
た後(図2)、図4に示すように、発進立坑Aにおいて
誘導管22の後端に推進管25を連結し、この推進管2
5を推進機23で推進し、誘導管22を到達立坑Bの側
に押し出す。この場合も、推進管25と誘導管22の外
径をほぼ同一としたことにより、推進管25は誘導管2
2の敷設経路に沿って反れることなく押し込まれ、誘導
管22と置換される。同じく、推進管25が押し込まれ
る間、該推進管25には外面抵抗力のみがかかることに
なる。
【0011】図5に示す方法は、誘導管を圧入方式で推
進した後、この誘導管を推進管(例えば塩化ビニール
管)に置換するものである。まず、推進機28により先
導体29及び先導誘導管30(図6の誘導管3と同じ)
を発進立坑Aから到達立坑Bに向けて推進し(a)、到
達後、先導誘導管30の後端に拡大ヘッド31と、スク
リュー32を内蔵させた誘導管33を連結し、該誘導管
33の推進を行い(b)、誘導管33が到達立坑Bに到
達後、拡大ヘッド31を取り除き、一方、スクリュー3
2は推進機28により発進立坑Aに引き出し(c)、次
に、発進立坑Aにおいて誘導管33の後端に推進管34
を連結し、この推進管34を推進機28で推進し、誘導
管33を到達立坑Bの側に押し出す(d)。誘導管33
は例えば塩化ビニール管でも鋼管でもよく、塩化ビニー
ルの場合はスクリュー32により内面に傷aを受ける
が、これと置換された推進管34には傷がつかない。こ
の場合も、推進管34と誘導管33の外径をほぼ同一と
したことにより、推進管34は誘導管33の敷設経路に
沿って反れることなく押し込まれ、誘導管33と置換さ
れる。同じく、推進管34が押し込まれる間、該推進管
34には外面抵抗力のみがかかることになる。
【0012】なお、誘導管の敷設方式として、具体的に
一工程泥水方式及び二工程圧入方式のみ示したが、他の
方式で敷設することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、小径の推進管を予定経
路に沿って正確に、かつ傷つけることなく容易に敷設す
ることができ、特に塩化ビニール管等の低耐荷力管の推
進工法に適用して、優れた効果を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る推進管の敷設方法の一部工程の
概念図である。
【図2】 同じく一部工程の概念図である。
【図3】 同じく一部工程の概念図である。
【図4】 本発明に係る推進管の敷設方法の他の例の概
念図である。
【図5】 本発明に係る推進管の敷設方法のさらに他の
例の概念図である。
【図6】 従来の推進管の敷設方法の概念図である。
【図7】 従来の推進管の他の敷設方法の概念図であ
る。
【図8】 従来の推進管のさらに他の敷設方法の概念図
である。
【符号の説明】
21、29 先導体 22、33 誘導管 23、28 推進機 25、34 推進管 26 牽引ロッド 27 ストッパー 30 先導誘導管 32 スクリュー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進管を敷設するに際し、発進立坑から
    該推進管と外径がほぼ同一の誘導管を推進して到達立坑
    に到達させた後、到達立坑において該誘導管の端に推進
    管を連結し、発進立坑の側から該誘導管を牽引して引き
    抜くと同時に到達立坑の側から推進管を引き込むことに
    より、誘導管と推進管を置換することを特徴とする推進
    管の敷設方法。
  2. 【請求項2】 推進管を敷設するに際し、発進立坑から
    該推進管と外径がほぼ同一の誘導管を推進して到達立坑
    に到達させた後、発進立坑において該誘導管の端に推進
    管を連結し、該推進管を推進して誘導管を到達立坑に押
    し出すことにより、誘導管と推進管を置換することを特
    徴とする請求項1に記載された推進管の敷設方法。
  3. 【請求項3】 誘導管を泥水方式で推進することを特徴
    とする請求項1又は2に記載された推進管の敷設方法。
JP11208418A 1999-07-23 1999-07-23 推進管の敷設方法 Pending JP2001032681A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008540876A (ja) * 2005-05-07 2008-11-20 マイヤー&ヨーン ゲー・エム・ベー・ハー&コムパニーケー・ゲー 管の非開削敷設方法
JP2020033714A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 株式会社ウイングス ドレイン管敷設工法

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