JP2001031766A - 共環状シリコーンを有する乳化重合 - Google Patents

共環状シリコーンを有する乳化重合

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JP2001031766A JP2000207253A JP2000207253A JP2001031766A JP 2001031766 A JP2001031766 A JP 2001031766A JP 2000207253 A JP2000207253 A JP 2000207253A JP 2000207253 A JP2000207253 A JP 2000207253A JP 2001031766 A JP2001031766 A JP 2001031766A
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Daniel Joseph Halloran
ダニエル・ジョセフ・ハロラン
Judith Mervane Vincent
ジュディス・マーヴェイン・ヴィンセント
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2以上の似ていない繰返し単位を含むシリコ
ーンポリマー又はこれを含むエマルションを、反応混合
物に他のタイプの前駆体を添加する必要なしに、調製す
る。 【解決手段】 以下の式で表される共環状シリコーン前
駆体を使用する。 【化1】 式中a及びbはそれぞれ1−10の値を有する整数を表
し;R3、R4及びR5はそれぞれ1−6の炭素原子を
含むアルキル基を表し;R6は高級、即ちC8以上の炭
素原子を有するアルキル基、例えば−(CH2)7CH3
−(CH2)11CH3又は−(CH2)15CH3を表す。R3、
R4及びR5は、好ましくはメチルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスにおける
改良が共環状(cocyclic)シリコーンの使用にある乳化重
合に対する。
【0002】
【従来の技術】乳化重合は、シリコーンポリマーを含有
するエマルションを作製するための既知の技術であり、
従来技術における多くの文献に詳細に説明されている。
最も注目すべきものは、米国特許第2,891,920号、3,29
4,725号、4,999,398号及び欧州特許第0459500号であ
る。
【0003】標準的な技術によれば、重合反応は、水の
存在下でアニオン性又はカチオン性触媒を用いて環状ポ
リシロキサン環を開環することを伴う。アニオン性物質
及びカチオン性物質は、環状ポリシロキサンの環を開く
ように機能することによって、及び末端ヒドロキシ基を
有する直鎖シロキサンオリゴマーを形成可能にすること
によって、このような反応の重合触媒として作用する。
これらのオリゴマーはそれから、縮合反応によって他の
オリゴマーと反応し、その結果、高分子量のポリシロキ
サンが作られる。単数又は複数の界面活性剤は、小サイ
ズの液滴の形態で、エマルション中においてポリシロキ
サンを安定化するために一般に用いられる。
【0004】普通、これらの開環反応において使用され
る環状ポリシロキサンは、下記式に概ね相当する構造を
有する:
【0005】
【化8】
【0006】式中nは一般に3−6の値を有し、R1及
びR2は1−6の炭素原子を含むアルキル基を表す。こ
れらの環状ポリシロキサンのいくつかの例は、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン(D3)、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン(D4)、デカメチルシクロペンタ
シロキサン(D5)及びドデカメチルシクロヘキサシロ
キサン(D6)である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】対照的に本発明の反応に用いられる環状ポリシ
ロキサンは、下記式に相当する構造を有する共環状シリ
コーンである:
【0008】
【化9】
【0009】式中a及びbはそれぞれ1−10の値を有
する整数を表し;R3、R4及びR5はそれぞれ1−6
の炭素原子を含むアルキル基を表し;R6は高級、即ち
C8以上の炭素原子を有するアルキル基、例えば−(C
2)7CH3、−(CH2)11CH3又は−(CH2)15CH3
表す。R6は、所望ならば、16を超える炭素原子を含
み得ることが注記される。例えば、R6は30又はそれ
を超えるくらいの炭素原子を含むことができる。
【0010】本発明が独特である理由は、したがって、
このような共環状シリコーンを使用することによって、
2以上の似ていない繰返し単位を含むシリコーンポリマ
ーを、従来のプロセスの場合のように反応混合物に他の
タイプの前駆体を添加する必要なしに、調製することが
できることである。
【0011】本発明の目的は、一般に下記式に相当する
構造のシリコーンコポリマー及びシリコーンターポリマ
ーを含有するエマルションを調製することである:
【0012】
【化10】
【0013】式中xは1−2000の値を有し;yは1
−100の値を有し;zは0−100の値を有し;R
3、R4及びR5はそれぞれ1−6の炭素原子を含むア
ルキル基を表し;R6は少なくとも8炭素原子を含有す
るアルキル基であり;R”は、以下で表されるアミノア
ルキル基である:
【0014】
【化11】
【0015】式中、R'''及びR''''は水素又はメチル
基であり;Rvは水素又は以下の基である:
【0016】
【化12】
【0017】ここでcは2又は3であり;Rv'は水素又
はメチル基であり、Rv"は水素である。
【0018】
【発明の実施の形態】我々の発明は、乳化重合によって
水中油形エマルションの形態に調製された新規のシリコ
ーンコポリマー及び新規のターポリマーを提供する。こ
れらの新規のコポリマー及びターポリマーは、(i)所
定の有機ケイ素前駆体、1以上の界面活性剤及び水を組
合わせて一緒に混合すること;(ii)場合によって、
ステップ(i)で調製された混合物を高剪断に付すこ
と;(iii)混合物に触媒を添加すること;(iv)
反応混合物を加熱して前駆体の重合を開始させること;
(v)混合物を冷まし中和すること;及び、(vi)シ
リコーンコポリマー又はシリコーンターポリマーを含有
する水中油形エマルションを回収すること、により作製
される。
【0019】シリコーンを含有するエマルションは、こ
のプロセスによって得られるものとして使用でき、或い
はシリコーンは標準的な乳化破壊技術を用いることによ
ってエマルションから回収され単離されることができ
る。
【0020】本プロセスで使用される有機ケイ素前駆体
には、必須配合剤として、(i)C8以上の炭素原子含
有のアルキルメチル、ジメチル共環状シリコーンが含ま
れる。場合によって、反応混合物はまた、(ii)アミ
ノアルキルシロキサンホモポリマー又はアミノアルキル
シラン、同様に(iii)ジメチルシクロシロキサンの
ような有機ケイ素前駆体も含み得る。
【0021】本発明によるシリコーンコポリマーは、有
機ケイ素前駆体(i)のみを用いて調製でき、一方、シ
リコーンターポリマーは、少なくとも有機ケイ素前駆体
(i)及び(ii)の存在を要求する。しかしながら、
シリコーンコポリマーはまた、所望される場合、有機ケ
イ素前駆体(i)及び(iii)を使用することによっ
ても調製できる。
【0022】触媒及び単数又は複数の界面活性剤は、反
応を進行するために及びエマルションを形成するために
要求される。所定の酸触媒、例えばドデシルベンゼンス
ルホン酸(DBSA)は、アニオン性界面活性剤と同様
に酸触媒として作用することができる。したがって、D
BSAが用いられる場合、別の酸触媒と別のアニオン性
界面活性剤を使用する必要が排除される。従って、DB
SAは開環反応において酸触媒として作用し、それから
反応を停止する場合とDBSAが中和される場合には、
所望のエマルションを形成するために、アニオン性界面
活性剤、即ちナトリウムドデシルベンゼンスルホネート
の特性を持つ。
【0023】ターポリマーを調製するための説明例に用
いられるC8以上の炭素原子含有アルキルメチル・ジメ
チル共環状シリコーンを以下に示す:
【0024】
【化13】
【0025】式中、R6はC8アルキル基−(CH2)7
3又は、C16アルキル基−(CH215CH3を表し、
aは平均5であり、bは平均1である。このような共環
状シリコーンは当業界で既知であり、これらの調製方法
は、例えば米国特許第5,160,494号に詳細に記述されて
いる。
【0026】本発明によってターポリマーを調製するこ
とを所望する場合、反応混合物はまた、有機ケイ素前駆
体の1つとして、アミノアルキルシロキサンホモポリマ
ー又はアミノアルキルシランを含まなければならない。
しかしながら、アミノアルキルシランが最も好ましい。
【0027】共重合されるべきアミノアルキルシロキサ
ンホモポリマーは、普通、直鎖及び環状種の混合物から
成る。この種は、一般に以下の式に相当する構造を有す
る:
【0028】
【化14】
【0029】式中、cは1−20の値を有する整数を表
し、Aは上記R”で定義されたものと同一のタイプのア
ミノアルキル基を表す。最も好ましい2つのアミノアル
キル基の例は、−CH2CH2CH2NHCH2CH2NH2
基又は−CH2CH(CH3)CH2NHCH2CH2NH2
である。
【0030】しかしながら、アミノアルキルシランが最
も好ましく、これは式RaSi(OR b)3に一般に相当す
るトリアルコキシシランを含み、ここで式中Raはアミ
ノアルキル基を表し、Rbは1−6の炭素原子を有する
アルキル基である。使用できるアミノアルキルトリアル
コキシシランのいくつかの例は、4−アミノブチルトリ
エトキシシランH2NCH2CH2CH2CH2Si(OC2
5)3、3−[2−(アミノエチルアミノ)エチルアミノ]
プロピルトリメトキシシランH2NCH2CH2NHCH2
CH2NHCH2CH2CH2Si(OCH3)3、N−(2−
アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ンH2NCH2CH2NHCH2CH2CH2Si(OC
3)3、N−(6−アミノヘキシル)アミノプロピルトリ
メトキシシランH2N(CH2)6NHCH2CH2CH2Si
(OCH3)3、3−アミノプロピルトリエトキシシランH
2NCH2CH2CH2Si(OC25)3及び3−アミノプ
ロピルトリメトキシシランH2NCH2CH2CH2Si
(OCH3)3 のような化合物である。これらの化合物の
うち、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシランが最も好ましい。
【0031】本反応において任意の配合剤として含まれ
得る他の有機ケイ素前駆体は、ジメチルシクロシロキサ
ンである。揮発性環状メチルシロキサンは特に、この任
意配合剤として適切であり、とりわけ次のものである:
沸点134℃、式{(Me2)SiO}3を有する固体である
ヘキサメチルシクロトリシロキサン(D3);沸点17
6℃、粘度2.3mm2/s及び式{(Me2)SiO}4のオ
クタメチルシクロテトラシロキサン(D4);210℃、
粘度3.87mm2/s及び式 {(Me2)SiO}5のデカメ
チルシクロペンタシロキサン(D5);ならびに、沸点2
45℃、粘度6.62mm2/s及び式{(Me2)SiO}6
のドデカメチルシクロヘキサシロキサン(D6)。本反
応混合物におけるこの任意配合剤の存在は、それらの存
在が、所望の結果を達成するために要求されるC8以上
の炭素原子を含有するアルキルメチル・ジメチル共環状
ケイ素の量を減らすので、 経済的な事柄である。
【0032】本発明により調製されたエマルションは、
全エマルション溶液の10−70重量%、好ましくは2
5−60重量%の濃度でシリコーンを含有する。10%
未満のシリコーン含量のエマルションは作製できるが、
このようなエマルションは経済的価値を殆ど又は全く維
持しない。
【0033】有機ケイ素前駆体反応物を重合し、エマル
ションを形成する反応は、水、少なくとも1つのカチオ
ン性又はアニオン性(イオン性)界面活性剤、好ましく
は少なくとも1つの非イオン性界面活性剤及び触媒の反
応媒体を含む反応器中で実施される。
【0034】水の存在下で環状シロキサンを重合できる
如何なる触媒も本方法において有用である。触媒には、
シロキサン結合を開裂できる縮合重合触媒が含まれ、こ
れは強酸、例えば置換ベンゼンスルホン酸、脂肪族スル
ホン酸、塩酸及び硫酸;ならびに強塩基、例えば四級化
アンモニウムヒドロキシド及び金属ヒドロキシドにより
例示される。上記において、ドデシルベンゼンスルホン
酸のようないくつかの酸は、酸触媒として機能するだけ
でなく、一旦中和されると付加的に界面活性剤として作
用することもできる。他の有用な触媒系には、相転移触
媒、例えばテトラブチルアンモニウムヒドロキシド又
は、その場(in situ)で触媒が形成されるイオン交換樹
脂が含まれる。
【0035】触媒は、全シリコーンの重量の0.01−
30重量%のレベルで反応媒体中に存在する。強酸及び
強塩基金属ヒドロキシドは、この範囲の下限内で使用で
き、界面活性剤としても作用する酸触媒は、この範囲の
上限の濃度で存在し得る。
【0036】好ましくは、反応媒体は、エマルション中
でポリシロキサンを安定化するためにイオン性及び非イ
オン性界面活性剤の双方を含有する。イオン性界面活性
剤は、乳化重合に有用であると当業界で既知のアニオン
性又はカチオン性界面活性剤であることができる。
【0037】適切なアニオン性界面活性剤には、スルホ
ン酸及びその塩誘導体が含まれるが、これに限定されな
い。有用なアニオン性界面活性剤は、アルカリ金属スル
ホスクシネート;脂肪酸のスルホン化グリセリルエステ
ル、例えばココナッツ油酸のスルホン化モノグリセリ
ド;スルホン化一価アルコールエステルの塩、例えばナ
トリウムオレイルイソチオネート;アミノスルホン酸の
アミド、例えばオレイルメチルタウリドのナトリウム
塩;脂肪酸ニトリルのスルホン化産物、例えばパルミト
ニトリルスルホネート;スルホン化芳香族炭化水素、例
えばナトリウムアルファ−ナフタレンモノスルホネー
ト;ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドの縮合産
物;ナトリウムオクタヒドロアントラセンスルホネー
ト;アルカリ金属アルキルスルフェート;8以上の炭素
原子のアルキル基を有するエーテルスルフェート;なら
びに、8以上の炭素原子のアルキル基を1以上有するア
ルキルアリールスルホネートである。
【0038】本発明に有用な市販アニオン性界面活性剤
には、Stepan Company, Northfield, IllinoisからBIOS
OFT S-100の商品名で市販されているドデシルベンゼン
スルホン酸;Alcolac Inc., Baltimore, MarylandからS
IPONATE DS-10の商品名で市販されているドデシルベン
ゼンスルホン酸のナトリウム塩;The Dow Chemical Com
pany, Midland, MichiganからDOWFAX 8390の商品名で市
販されているナトリウムn−ヘキサデシルジフェニロキ
シドジスルホネートが含まれる。
【0039】有用なカチオン性界面活性剤は、脂肪酸ア
ミン、アミド及び誘導体、ならびに脂肪酸アミン及びア
ミドの塩である。カチオン性界面活性剤には、脂肪族脂
肪アミン及び誘導体、例えば、ドデシルアミンアセテー
ト、オクタデシルアミンアセテート、及びタロウ(牛
脂)脂肪酸のアミンのアセテート;脂肪鎖を有する芳香
族アミンの同族体、例えばドデシルアニリン;脂肪族ジ
アミン由来の脂肪酸アミド、例えばウンデシルイミダゾ
リン;二置換アミン由来の脂肪酸アミド、例えばオレイ
ルアミノジエチルアミン;エチレンジアミンの誘導体;
四級アンモニウム化合物、例えばタロウ(C16及びC18
の混合物)トリメチルアンモニウムクロリド、ジオクタ
デシルジメチルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメ
チルアンモニウムクロリド及びジヘキサデシルジメチル
アンモニウムクロリド;アミノアルコールのアミド誘導
体、例えばベータ−ヒドロキシエチルステアリルアミ
ド;長鎖脂肪酸のアミン塩;二置換ジアミンの脂肪酸ア
ミド由来四級アンモニウム塩、例えばオレイルベンジル
アミノエチレンジエチルアミンヒドロクロリド;ベンズ
イミダゾリンの四級アンモニウム塩、例えばメチルヘプ
タデシルベンズイミダゾールヒドロブロミド;ピリジニ
ウムの塩基性化合物および誘導体、例えばセチルピリジ
ニウムクロリド;スルホニウム化合物、例えばオクタデ
シルスルホニウムメチルスルフェート;ベタインの四級
アンモニウム化合物、例えばジエチルアミノ酢酸のベタ
イン化合物及びオクタデシルクロロメチルエーテル;エ
チレンジアミンのウレタン、例えばステアリン酸及びジ
エチレントリアミンの縮合産物;ポリエチレンジアミ
ン;ならびに、ポリプロパノールポリエタノールアミン
を例示することができる。
【0040】市販のカチオン性界面活性剤には、Akzo C
hemical Inc., Chicago, IllinoisからARQUAD T-27W、1
6-29、C-33、T-50;及びETHOQUAD T/13及びT/13 ACETAT
Eの商品名で販売されている製品が含まれる。
【0041】アニオン性又はカチオン性界面活性剤は、
全エマルションの重量の0.05−30重量%、好まし
くは0.5−20重量%で存在する。
【0042】有用な非イオン性界面活性剤は好ましく
は、10−20の親水性−親油性バランス(HLB)を
有する。10未満のHLBを有する非イオン性界面活性
剤を使用しても良いが、水における非イオン性界面活性
剤の溶解性を制限するので、曇った溶液が得られるかも
しれない。10未満のHLBを有する非イオン性界面活
性剤を使用する場合、10を超えるHLBを有する非イ
オン性界面活性剤は、重合の間又は後に添加されるべき
である。
【0043】市販タイプの非イオン性界面活性剤は、TE
RGITOL(商品名) TMN-6及びTERGITOAL(商品名) TMN-10の
商品名で販売されている2,6,8−トリメチル−4−ノ
ニルオキシポリエチレンオキシエタノール(6EO)及
び(10EO);TERGITOL(商品名) 15-S-7、TERGITOL
(商品名) 15-S-9、TERGITOL(商品名) 15-S-15の商品名
で販売されているアルキレンオキシポリエチレンオキシ
エタノール(C11-15二級アルコールエトキシレート7
EO、9EO及び15EO);TERGITOL(商品名) 15-S-1
2、15-S-20、15-S-30、15-S-40の商品名として販売され
ている他のC11 -15二級アルコールエトキシレート; TRI
TON(商品名) X-405の商品名で販売されているオクチル
フェノキシポリエトキシエタノール(40EO)を例示
することができる。これらの界面活性剤の全ては、Unio
n Carbide Corporation, Danbury, Connecticutから販
売されている。
【0044】他のタイプの市販非イオン性界面活性剤
は、Stepan Company, Northfield, IllinoisからMAKON
10の商品名で販売されているノニルフェノキシポリエト
キシエタノール(10EO);及び RENEX 30の商品名で
ICI Surfactants, Wilmington,Delawareから販売されて
いるHLB14.5のポリオキシエチレンエーテルアル
コールである。特に有用な非イオン性界面活性剤は、BR
IJ 35Lの商品名でICI Surfactants, Wilmington, Delaw
areから販売されているポリオキシエチレン23ラウリ
ルエーテル(Laureth-23)である。
【0045】非イオン性界面活性剤のレベルは、エマル
ションの全重量を基準に0.1−40重量%とすべきで
あり、好ましくは0.5−30重量%である。
【0046】商業的に入手可能なイオン性界面活性剤の
いくつかは、イオン性及び非イオン性界面活性剤双方を
組合わせた特性を有し、このタイプの界面活性剤は本発
明に有用である。このような界面活性剤の1つの例は、
ETHOQUAD 18/25の商品名でAXzo Chemicals Inc., Chica
go, Illinoisから市販のメチルポリオキシエチレン(1
5)オクタデシルアンモニウムクロリドである。この組
成物は、ポリエチレンオキシド尾部を有するカチオン性
四級アンモニウム塩である。このタイプの界面活性剤が
使用される場合、反応媒体中にイオン性及び非イオン性
界面活性剤の双方を有する必要はない。非イオン性特性
を有するイオン性界面活性剤のみが必要である。非イオ
ン性界面活性剤がイオン性及び非イオン性界面活性剤の
双方の特性を有しない場合には、本発明の方法において
双方のタイプの界面活性剤を使用することが好ましい。
或いは、ETHOQUAD 18/25のような界面活性剤が、使用さ
れるイオン性界面活性剤のレベルと等しいレベルで普通
使用される。
【0047】本方法は、有機ケイ素前駆体、イオン性
(カチオン性又はアニオン性)界面活性剤、非イオン性
界面活性剤、水及び触媒を含有する配合剤の混合物を作
ることにより実施される。混合物は、本質的に全ての有
機ケイ素前駆体が反応するまで重合反応温度で攪拌しな
がら加熱され、ポリマーの安定な油非含有エマルション
が形成される。安定な油非含有エマルションの形成に必
要な時間は、反応物及び反応条件により変化し得る。
【0048】配合剤を示された順序で組合わせることは
必要ないが、これらは、付加の間及びその後に攪拌さ
れ、全てが組み合わされるときは重合温度に加熱される
べきである。しかしながら、高剪断の適用は必要ではな
い。
【0049】重合反応温度は、普通、凍結温度よりも高
いが、水の沸点よりも低い。大気圧よりも高い又は低い
圧力は、この範囲外の操作を可能にする。室温よりも低
い温度では、重合反応は、よりゆっくりと進行し得る。
好ましい温度範囲は50−95℃である。
【0050】重合反応は、所望のレベルの(i)有機ケ
イ素前駆体の転化、(ii)粒子サイズ又は(iii)
分子量が達成されるときに、既知の方法を使用すること
によって停止することができる。24時間未満の反応時
間、普通、5時間未満は、所望の粒子サイズ、分子量及
び/又は転化レベルを達成するために十分である。
【0051】本反応を停止するための方法は、等量又は
わずかに多い理論量の触媒のタイプに依存した酸又は塩
基を添加することによる触媒の中和を包含する。反応を
再触媒する可能性があるので、中和を超えないように注
意しなければならない。カチオン性界面活性剤が存在す
る場合に、得られたエマルションが7未満のpHを有す
るように、またアニオン性界面活性剤が存在する場合
に、7よりも大きいpHを有するように、十分な量の酸
又は塩基で中和することが好ましい。
【0052】用いられ得る中和剤のいくつかの例には、
水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、水酸化カリウ
ム、塩酸、硫酸、酢酸、トリエタノールアミン(TE
A)、トリエチルアミン及びイソプロピルアミンが含ま
れる。
【0053】エマルションに微生物学的汚染の疑いがあ
るので、防腐剤も含んでもよく、用いられ得るいくつか
の代表的な組成物には、ナトリウムベンゾエート、ホル
ムアルデヒド、DMDMヒダントイン、5−ブロモ−5
−ニトロ−1,3−ジオキサン、メチルパラベン、プロ
ピルパラベン、ソルビン酸、イミダゾリジニル尿素及び
5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ンが含まれ、後者はRohm & Haas Company, Philadelphi
a, PennsylvaniaからKATHON CG及びKATHON LXの商品名
で販売されている製品である。
【0054】
【実施例】下記の実施例は本発明をより詳細に説明する
ためのものである。これらの実施例では、マクロエマル
ション及びミクロエマルションを含むエマルションを、
テフロン(登録商標)パドル攪拌器を有する硝子ロッ
ド、還流濃縮器及び、温度調節器に連結された熱電対を
有する加熱マントルを備えた三つ頸丸底フラスコを反応
器として使用して調製した。フラスコは、500、10
00及び2000mLのサイズであり、それぞれ30
0、700及び1400グラムのバッチサイズのエマル
ションの調製が可能である。ミクロエマルションは、7
00又は1400グラムのバッチサイズで普通に調製さ
れた。蠕動性ポンプは、環状有機ケイ素前駆体の調節供
給を必要とする手順のいずれにも使用され、一方、アミ
ノアルキルシランはシリンジポンプを使用して供給され
る。
【0055】ポリマー粒子サイズの測定は、ボリューム
計量モードで操作されたNicomp 270粒子サイザーを用い
て実施された。いくつかのポリマーサンプルを、ボリュ
ーム及び強度モードの双方においてMicrotrac UPA粒子
サイザーを用いて測定した。
【0056】本ポリマーを含有するエマルションを壊
し、エマルションのポリマー相を、1.18×10-43
(4オンス)ボトルに、10.0gのエマルション、1.
5gのCaCl2、20mLのメタノール及び25mL
のペンタンを添加することによって、抽出した。ボトル
の内容物をそれから徹底的に振盪した。混合物を50m
Lの遠心管に移し、3000rpm(314rad/
s)で15分間遠心分離した。ポリマー層、即ち上部の
フラクションをピペットで取り出し、アルミニウム計量
皿に添加した。この皿を、溶媒フードに移し、一晩乾燥
させた。それから真空デシケータ中で20分間10mm
Hgで乾燥させた。ポリマー粘度測定をモデルHBDV
−III ブルックフィールドのコーンと、CP−52
スピンドルを有するプレート粘度計を用いて行った。全
ての実施例において、x、y及びzについて決定された
値を平均化し、シリコーンコポリマー及びターポリマー
についての概算値であった。
【0057】[実施例1]カチオン性マクロエマルショ
ンの調製 提示量の以下の配合剤を用いて、本発明による乳化重合
技術を使用しカチオン性マクロエマルションを調製し
た:
【0058】
【表1】
【0059】最初の3つの配合剤をフラスコに添加し
て、非イオン性界面活性剤が溶解するまで300rpm
(31rad/s)で混合した。フラスコの内容物を9
5℃に加熱した。有機ケイ素前駆体を、温度が安定化さ
れたときに一緒に混合してフラスコに添加した。容器か
ら全触媒を濯ぐために用いた第2の部分の水と共に触媒
を添加した。フラスコを4時間95℃に維持した。フラ
スコの内容物をそれから酸で中和し、第3の部分の水を
フラスコに添加した。シリコーンをこのエマルションか
ら抽出し、以下の式に概ね一致する構造を有することを
確認した:
【0060】
【化15】
【0061】この実施例と残りの実施例全てにおいて、
調製されたシリコーンコポリマー及びシリコーンターポ
リマーの構造は、上記式で示される構造に参照されるで
あろう。実施例1のシリコーンは、以下の特性を有し
た。
【0062】
【表2】
【0063】[実施例2]カチオン性マクロエマルショ
ンの調製 実施例1を繰り返し、配合剤及び量を以下に示す。本実
施例では、アミノアルキルシランを有機ケイ素前駆体の
1つとして含め、フラスコに添加し、続いて触媒を添加
した。
【0064】
【表3】
【0065】シリコーンターポリマーを、以下の特性を
有するエマルションから抽出した:
【0066】
【表4】
【0067】[実施例3]カチオン性ミクロエマルショ
ンの調製 実施例1を繰り返し、配合剤及びその量を以下に示す。
本実施例では、フラスコの内容物を65℃に加熱し、フ
ラスコを8時間65℃に維持した。フラスコを室温まで
冷却させた。
【0068】
【表5】
【0069】シリコーンコポリマーを、以下の特性を有
するエマルションから抽出した:
【0070】
【表6】
【0071】[実施例4]アニオン性マクロエマルショ
ンの調製 提示された量の以下の配合剤を使用して、本発明による
乳化重合技術を使用してアニオン性マクロエマルション
を調製した:
【0072】
【表7】
【0073】最初の3つの配合剤をフラスコに添加し
て、非イオン性界面活性剤が溶解するまで300rpm
(31rad/s)で混合した。フラスコの内容物を9
5℃に加熱した。有機ケイ素前駆体を、温度が安定化さ
れたときに一緒に混合して30分間にわたりフラスコに
添加した。フラスコを6時間95℃に維持した。フラス
コの内容物を42℃に冷まし、それから塩基、例えばト
リエチルアミンで中和して、第2の部分の水をフラスコ
に添加した。エマルションから抽出されたシリコーン
は、以下の特性を有した。
【0074】
【表8】
【0075】[実施例5]アニオン性ミクロエマルショ
ンの調製 実施例4をくり返し、アニオン性ミクロエマルションを
調製するために使用した配合剤を以下に示す:
【0076】
【表9】
【0077】最初の3つの配合剤をフラスコに添加し
て、非イオン性界面活性剤が溶解するまで300rpm
(31rad/s)で混合した。フラスコの内容物を7
5℃に加熱した。有機ケイ素前駆体を、温度が安定化さ
れたときに一緒に混合して30分間にわたりフラスコに
添加した。フラスコを4時間75℃に維持した。フラス
コの内容物を42℃に冷まし、それからフラスコを更に
2時間、温度を維持した。トリエチルアミンを20分間
にわたりフラスコへ供給し、それから、第2の部分の水
及び非イオン性界面活性剤を、防腐剤と共に、フラスコ
に添加した。エマルションから抽出されたシリコーンコ
ポリマーは、以下の特性を有した。
【0078】
【表10】
【0079】以下の追加実施例6−11は、本発明の他
の対応を説明するために成され、そこではいくつかのア
ニオン性及びカチオン性マクロエマルションを、以下の
実施例では配合剤をホモジナイザー中で高剪断に付す以
外は、実施例1−4で使用したプロセスと同様のプロセ
スにより調製した。
【0080】[実施例6−9]カチオン性マクロエマル
ションの調製 プレミックスタンクに水、有機ケイ素前駆体及びカチオ
ン性界面活性剤を装入し、合せて混合した。混合物を、
ホモジナイザーに2回通すことによって高剪断に付し
た。均質化混合物を、本プロセスに用いられる塩基触媒
及びアミノアルキルシランのいずれもが添加された反応
容器に移した。反応容器を、4から24時間の間で変え
た期間にわたり70−100℃の温度域に加熱した;そ
の後、反応容器を60未満の温度まで冷却させた。塩基
触媒を中和するために使用した酸、非イオン性界面活性
剤及び防腐剤を、反応容器に添加して、反応容器の内容
物を、均一になるまで混合した。シリコーンコポリマ又
はターポリマーをエマルションから抽出し、その構造、
特性及び性状を、既に概略説明した手順を用いて決定し
た。これらの実施例の配合剤及びその量を以下に示す。
【0081】
【表11】
【0082】実施例6−9で使用されたカチオン性界面
活性剤は、タロウ(C16及びC18)トリメチルアンモニ
ウムクロリドであった。アミノアルキルシランは、実施
例1−5で使用されたシランと同じ物、即ち、H2NC
2CH2NHCH2CH2CH2Si(OCH3)3であっ
た。非イオン性界面活性剤はMakon 10、ノニルフェノキ
シポリエトキシエタノール(10EO)であって、これ
はStepan Company, Northfield, Illinoisから市販され
ている。防腐剤はナトリウムベンゾエートC65COO
Naであった。C8及びC16共環状シリコーン中のa
及びbの値はそれぞれ5及び1であった。実施例6−9
で調製されたエマルションから抽出されたシリコーン
は、以下に示す特性を有していた。
【0083】
【表12】
【0084】[実施例10、11]アニオン性マクロエ
マルションの調製 実施例6−9で使用された手順を、アニオン性界面活性
剤をカチオン性界面活性剤の代わりに用いた以外、繰り
返した。また、反応容器が60℃未満に冷めた後、シリ
コーンポリマーの分子量を増加可能にするために十分な
時間、その温度を保持した。塩基性化合物を酸性触媒を
中和するために使用した。これらの実施例のための配合
剤及び量を以下に明らかにする。
【0085】
【表13】
【0086】実施例10及び11で調製されたエマルシ
ョンから抽出されたシリコーンコポリマーは、以下に示
す特性を有していた:
【0087】
【表14】
【0088】本発明によるエマルションは、ヒトの身
体、即ちヒトの髪にスタイリング及びコンディショニン
グ利益をもたらすためにシャンプーベースにおけるもの
として、適合させたレオロジー性状のポリマーを提供す
る手段として作用することができる。これらはまた、紙
塗被、織物被覆及びホームケア用途において、そして種
々のタイプの表面及び基材に非転移性の粘着性状を有す
るポリマーを配送することにも有用である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合反応が、触媒を使用して界面活性剤
    及び水の存在下で環状有機ケイ素前駆体のポリシロキサ
    ン環を開環して、エマルション中に高分子量のポリシロ
    キサンを形成することを伴う乳化重合プロセスにおい
    て、該反応における環状ケイ素前駆体として、下記式に
    相当する構造を有する共環状シリコーンを使用すること
    を特徴とする当該プロセス: 【化1】 式中a及びbはそれぞれ1−10の値を有する整数を表
    し;R3、R4及びR5はそれぞれ1−6の炭素原子を
    含むアルキル基を表し;R6は少なくとも8以上の炭素
    原子を含有するアルキル基を表す。
  2. 【請求項2】 前記反応が、(i)以下の式を有する環
    状シロキサン: 【化2】 (式中nは3−6の値を有し、R1及びR2はそれぞれ
    1−6の炭素原子を有するアルキル基を表す);(i
    i)式RaSi(ORb)3を有するアミノアルキルトリア
    ルコキシシラン(式中Raはアミノアルキル基を表し、
    bは1−6の炭素原子を有するアルキル基である);
    ならびに、(iii)これらの混合物、からなる群より
    選択された他の有機ケイ素前駆体を含む請求項1に記載
    のプロセス。
  3. 【請求項3】 前記R3、R4及びR5がそれぞれメチ
    ル基である請求項1に記載のプロセス。
  4. 【請求項4】 前記R1及びR2がそれぞれメチル基で
    ある請求項2に記載のプロセス。
  5. 【請求項5】 前記共環状シリコーンが、下記式を有す
    るC8以上の炭素原子を有するアルキルメチル・ジメチ
    ル共環状シリコーンである請求項1に記載のプロセス: 【化3】 式中R6は少なくともC8のアルキル基を表し、a及び
    bは請求項1で定義されたものと同様の値を有する。
  6. 【請求項6】 前記反応が、以下の式の1つに相当する
    構造を有するアミノアルキルシロキサンホモポリマーを
    含む他の有機ケイ素前駆体を含む請求項1に記載のプロ
    セス: 【化4】 式中、cは1−20の値を有する整数を表し、Aはアミ
    ノアルキル基を表す。
  7. 【請求項7】 請求項1に定義されたプロセスにより調
    製されたエマルション。
  8. 【請求項8】 以下の式を有するシロキサンポリマー: 【化5】 式中、xは1−2000の値を有し;yは1−100の
    値を有し;zは0−100の値を有し;R3、R4及び
    R5はそれぞれ1−6の炭素原子を含むアルキル基を表
    し;R6は少なくとも8以上の炭素原子を含有するアル
    キル基を表し;R”は以下で表されるアミノアルキル基
    である: 【化6】 式中、R'''及びR''''は水素又はメチル基であり;Rv
    は水素又は以下の基である: 【化7】 式中、cは2又は3であり;Rv'は水素又はメチル基で
    あり;そして、Rv"は水素である。
  9. 【請求項9】 請求項8の組成物を含むエマルション。
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