JP2001030239A - 成形材料の造粒方法 - Google Patents

成形材料の造粒方法

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JP2001030239A
JP2001030239A JP11211894A JP21189499A JP2001030239A JP 2001030239 A JP2001030239 A JP 2001030239A JP 11211894 A JP11211894 A JP 11211894A JP 21189499 A JP21189499 A JP 21189499A JP 2001030239 A JP2001030239 A JP 2001030239A
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granulation
weight
molding material
chopper
agitator
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Masahiko Ichikawa
政彦 市川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微粉の発生を抑えて収率を高めることができ
ると共に、安息角が小さく流動性の良好な粒子を得るこ
とができ、加えて生産性が良好な成形材料の造粒方法を
提供する。 【解決手段】 造粒槽1内に成形材料のパウダーと液状
バインダーを供給し、これを造粒槽1内に設けたアジテ
ーター2を回転駆動して撹拌混合しながら造粒槽1内に
設けたチョッパー3を回転駆動して混合物を裁断するこ
とによって造粒する。この後、アジテーター2とチョッ
パー3の回転駆動を継続しながら、造粒槽1に設けた電
磁波ドライヤー4で造粒槽1内の造粒物を乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿式によるユリア
樹脂などの成形材料の造粒方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユリア樹脂などの成形材料は一般に、粒
径105μm以下が89重量%以上を占めるパウダー品
として調製されるが、取り扱い性を高めて成形性を向上
させるために、例えば粒径500μm以上が85重量%
以上(1680〜2380μmの粒径が70重量%以
上)を占めるグラニュール状に造粒した状態で使用され
ている。
【0003】そして成形材料のパウダーをグラニュール
状に造粒するにあたっては、まず造粒機内で成形材料の
パウダーと液状バインダーを混合する。この際に、回転
駆動されるアジテーターで撹拌混合を行なって成形材料
のパウダーを液状バインダーで凝集させながらチョッパ
ーで凝集塊を裁断することによって、湿式造粒を行なう
ことができる。次に、造粒した成形材料を乾燥機に移
し、ヒーターなどで加熱して液状バインダーを蒸発させ
る乾燥を行なう。このように乾燥した後、篩いを通して
整粒し、荷造りをして製品として完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のようにし
て成形材料を造粒して製品を得るにあたって、乾燥はヒ
ーターなどの加熱による伝熱乾燥であるため、造粒粒子
の硬度が低く、乾燥の際に微粉が発生し易いものであっ
た。そしてこのように微粉が多く発生すると、篩いで除
去される量が多くなって収率が悪くなり、また微粉を乾
燥機から造粒機へ返送してリサイクルするための空輸設
備が必要になるなどの問題を生じるものであった。また
このように乾燥をヒーターなどの加熱による伝熱乾燥で
行なうと、角がある粒ができ、安息角が大きくなって
(50°程度)、流動性が悪くなり、成形性が悪くなる
という問題も生じるものであった。さらに、上記のよう
に造粒と乾燥を造粒機と乾燥機の別の装置で行なうため
に、製品の切り替え時間が長くなると共に生産工数が増
えることになり、生産性が悪いという問題があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、微粉の発生を抑えて収率を高めることができると
共に、安息角が小さく流動性の良好な粒子を得ることが
でき、加えて生産性が良好な成形材料の造粒方法を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る成形材料の
造粒方法は、造粒槽1内に成形材料のパウダーと液状バ
インダーを供給し、これを造粒槽1内に設けたアジテー
ター2を回転駆動して撹拌混合しながら造粒槽1内に設
けたチョッパー3を回転駆動して混合物を裁断すること
によって造粒した後、アジテーター2とチョッパー3の
回転駆動を継続しながら、造粒槽1に設けた電磁波ドラ
イヤー4で造粒槽1内の造粒物を乾燥することを特徴と
するものである。
【0007】また請求項2の発明は、液状バインダーと
して水あるいは水とメタノールの混合液を用い、成形材
料のパウダーに対して液状バインダーを10〜30重量
%配合することを特徴とするものである。
【0008】また請求項3の発明は、造粒の際のアジテ
ーター2の周速を4〜9m/s、チョッパー3の周速を
18〜38m/sに設定すると共に、乾燥の際のアジテ
ーター2の周速を0.4〜1m/s、チョッパー3の周
速を2〜4m/sに設定することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】図1は本発明において造粒に用いる装置の
一例を示すものであり、天井面に排気口11と投入口1
2を設けて円筒形の造粒槽1を形成し、造粒槽1の下部
内面にアジテーター2が、造粒槽1の側部内面にチョッ
パー3がそれぞれ設けてある。アジテーター2はプロペ
ラ状の複数枚の羽根2aからなるものであり、水平方向
に回転駆動されるようにしてある。アジテーター2の各
羽根2aは造粒槽1の円形底面の半径に近い長さに形成
してあり、造粒槽1の底面のほぼ全面に沿うようにして
回転されるようにしてある。またチョッパー3はプロペ
ラ状の複数枚の羽根3aを複数段に重ねて形成してあ
り、縦方向に回転駆動されるようにしてある。造粒槽1
の側壁にはジャケットやヒーターを設けて、造粒槽1内
を加温することができるようにしてある。また造粒槽1
には電磁波ドライヤー4が設けてある。図1の実施の形
態では、電磁波用導波管4aを側壁を通して造粒槽1内
に接続することによって電磁波ドライヤー4が形成され
るようにしてあり、導波管4aから電磁波を造粒槽1内
に放射させることによって、電磁波の照射による電磁誘
導加熱等で乾燥を行なうようにしてある。
【0011】しかして、粒径105μm以下が大部分を
占めるパウダー品として調製されるユリア樹脂などの成
形材料を、例えば粒径500μm以上が85重量%以上
(1680〜2380μmの粒径が70重量%以上)を
占めるグラニュール状に造粒するにあたっては、まず成
形材料のパウダーと液状のバインダーとを投入口12か
ら造粒槽1内に投入する。この液状バインダーとして
は、水、あるいは水とエタノールとの混合液を用いるこ
とができる。水とエタノールとの混合液を用いる場合
は、水:エタノール=9.5:0.5〜7:3の重量比
の範囲のものが好ましい。また成形材料のパウダーと液
状のバインダーとの配合比率は、成形材料パウダーに対
して液状バインダーを10〜30重量%の範囲に設定す
るのが好ましい。液状バインダーの量が10重量%未満
であると、造粒粒子の粒子径が小さくなって微粉も多く
なり、また液状バインダーの量が30重量%を超える
と、造粒粒子の粒子径が大きくなり過ぎるおそれがあ
る。1680〜2380μmの粒径が70重量%以上を
占めるように安定して造粒するためには、成形材料パウ
ダーに対して液状バインダーを10〜30重量%の範囲
に設定するのが好ましいのである。
【0012】上記のように、成形材料パウダーと液状バ
インダーとを造粒槽1内に投入し、アジテーター2とチ
ョッパー3をそれぞれ回転駆動させる。アジテーター2
を回転駆動させることによって、成形材料パウダーと液
状バインダーを水平方向に撹拌して混合することができ
るものであり、成形材料パウダーと液状バインダーが混
合されると、液状バインダーで成形材料パウダーが凝集
して、大きな塊となる。またチョッパー3を回転駆動さ
せることによって、液状バインダーで成形材料パウダー
が凝集した塊を裁断し、適度な大きさの粒子に造粒する
ことができるものである。
【0013】ここで、この造粒処理の際のアジテーター
2やチョッパー3の回転速度は、アジテーター2を周速
4〜9m/sに、チョッパー3を周速18〜38m/s
に設定するのが好ましい(アジテーター2の周速は羽根
2aの先端での周速を、チョッパー3の周速は羽根3a
の先端での周速である)。アジテーター2やチョッパー
3の周速度を調整することによって、造粒粒子の大きさ
を変えることができるものであり、1680〜2380
μmの粒径が70重量%以上を占めるように安定して造
粒するためには、アジテーター2の周速を4〜9m/
s、チョッパー3の周速を18〜38m/sの範囲に設
定するのが望ましいのである。またこのようにアジテー
ター2とチョッパー3をそれぞれ回転駆動させて造粒を
行なう時間は、5〜30分に設定するのが好ましい。造
粒時間が5分未満であると、造粒が不十分で微粉が多く
発生するおそれがあり、また造粒時間が30分を超える
と、裁断の作用が過剰になって、同様に微粉が多く発生
するおそれがある。
【0014】上記のようにして造粒処理を行なった後、
乾燥処理に移る。乾燥処理は、排気口11から吸引して
造粒槽1内を真空引きすると共に造粒槽1内を加温しな
がら電磁波加熱して行なうものであり、真空引きの真空
度は50〜65cmHgに設定し、加温の温度は50〜
80℃に設定するのが好ましい。電磁波加熱は電磁波ド
ライヤー4の電磁波用導波管4aからマイクロ波などの
電磁波を造粒槽1内に照射することによって行なうもの
であり、例えば周波数2450MHzのマイクロ波を用
いることができる。電磁波の出力は液状バインダーの添
加量に応じて決められるものであり、例えば液状バイン
ダー1kgに対して電磁波出力1kW程度に設定し、液
状バインダーの量に比例して電磁波出力を調整するのが
好ましい。但し、電磁波を照射して電磁波加熱を行なう
にあたって、乾燥が進行するに従って電磁波の反射量が
多くなるので、反射量が増加するに従って出力を減ら
し、電磁波の反射量が出力の20〜50%になった時点
で乾燥完了とするのがよい。この電磁波加熱による乾燥
処理の時間は30〜60分の範囲に設定するのが好まし
い。乾燥時間が30分未満であると、乾燥が不十分で造
粒粒子中の含水率など揮発分率が高く、粒子の流動性が
悪くなって成形性に問題が生じるおそれがある。また乾
燥時間が60分を超えると、造粒粒子中の揮発分がほぼ
ゼロになり、微粉が発生し易くなって、収率が低下する
と共に、成形性も悪くなるおそれがある。
【0015】またこのように電磁波加熱によって乾燥処
理を行なうにあたって、アジテーター2とチョッパー3
は回転駆動を継続させるものであり、この乾燥処理の際
のアジテーター2やチョッパー3の回転速度は、アジテ
ーター2を周速0.4〜1m/sに、チョッパー3を周
速2〜4m/sに設定するのが好ましい。アジテーター
2やチョッパー3の周速度を調整することによって、造
粒粒子の大きさを調整することができるものであり、1
680〜2380μmの粒径が70重量%以上を占める
ように安定して造粒するためには、アジテーター2やチ
ョッパー3の周速をこの範囲に設定するのが望ましい。
アジテーター2やチョッパー3の周速がこの範囲より速
いと、微粉が発生し易く、またアジテーター2やチョッ
パー3の周速がこの範囲より遅いと、アジテーター2や
チョッパー3を回転駆動する電動機の負荷が大きくなる
と共に乾燥の効率が悪くなるという問題も生じる。
【0016】上記のようにして、例えば粒径分布が、2
50μm以上:1.5重量%、250〜177μm:
1.5重量%、177〜149μm:1重量%、149
〜125μm:2重量%、125〜105μm:5重量
%、105μm以下:89重量%のユリア樹脂成形材料
パウダーを、粒径分布が、2380〜1680μm:7
0重量%、1680〜500μm:15重量%、500
〜350μm:7重量%、350〜297μm:3重量
%、297〜250μm:1.5重量%、250μm以
下:3.5重量%のユリア樹脂成形材料グラニュールに
造粒することができるものである。造粒した成形材料を
造粒槽1から払い出して、篩いに通して整粒した後、袋
詰めなどして出荷されるものである。
【0017】そして上記のように造粒を行なうにあたっ
て、乾燥は電磁波の照射による電磁波乾燥で行なうため
に、造粒粒子の硬度が高く(伝熱乾燥に比べて硬度は約
2倍になる)、乾燥の際に微粉が発生することを低減す
ることができるものである。このように微粉の発生を低
減できるために、篩いで除去される量が少なくなって収
率を高めることができるものである。またアジテーター
2やチョッパー3を回転駆動しながら電磁波乾燥するた
めに、角のない丸みを帯びた粒子に造粒することがで
き、安息角が35°程度に小さくなって流動性が良好に
なり、成形性を高めることができるものである。さら
に、造粒と乾燥は同じ造粒槽1内で行なうことができる
ために、生産性を高めることができるものである。
【0018】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0019】(実施例1)250μm以上:1.5重量
%、250〜177μm:1.5重量%、177〜14
9μm:1重量%、149〜125μm:2重量%、1
25〜105μm:5重量%、105μm以下:89重
量%の粒径分布のユリア樹脂成形材料パウダーを4k
g、液状バインダーとして水を1.2kg、それぞれ図
1の造粒槽1に投入し、アジテーター2の周速を9m/
s、チョッパー3の周速を38m/sにそれぞれ設定し
て、7分40秒間、造粒処理を行なった。造粒処理を終
えた時点での水分量を赤外線水分計で測定したところ、
20.2重量%であった。
【0020】次に、造粒槽1内を−65cmHgに減圧
すると共に80℃で加温し、またアジテーター2の周速
を1m/s、チョッパー3の周速を4m/sにそれぞれ
設定し、周波数2450MHzのマイクロ波を照射する
ことによって、31分間、乾燥処理を行なった。このと
き、マイクロ波の出力は、最初は1.2kWに設定し、
反射波量に応じて、24分後に1.0kW、26分後に
0.7kW、29分後に0.5kWに調整した。
【0021】このように乾燥処理して得られたユリア樹
脂成形材料グラニュールは、粒径分布が2380〜16
80μm:19.5重量%、1680〜500μm:3
5重量%、500〜350μm:20.5重量%、35
0〜297μm:15重量%、297〜250μm:7
重量%、250μm以下:3重量%であり、篩いにかけ
て整粒したところ、収率81%であった。また水分量は
14.4重量%、見掛け密度は0.65g/cc、安息
角は35°であった。
【0022】(比較例1)実施例1において造粒処理を
した後、造粒槽1内の蛇管に80℃の熱湯を流して、4
0分間加熱することによって、乾燥処理をした。
【0023】このように乾燥処理して得られたユリア樹
脂成形材料グラニュールは、粒径分布が2380〜16
80μm:20.6重量%、1680〜500μm:3
0.3重量%、500〜350μm:13重量%、35
0〜297μm:16重量%、297〜250μm:
8.1重量%、250μm以下:12重量%であり、篩
いにかけて整粒したところ、収率62%であった。また
水分量は19.5重量%、見掛け密度は0.78g/c
c、安息角は60°であった。
【0024】(実施例2)実施例1と同じの粒径分布の
ユリア樹脂成形材料パウダーを4kg、液状バインダー
として水とメタノールの混合溶液(水600g、メタノ
ール200g)を0.8kg、それぞれ図1の造粒槽1
に投入し、アジテーター2の周速を4m/s、チョッパ
ー3の周速を18m/sにそれぞれ設定して、5分間、
造粒処理を行なった。造粒処理を終えた時点での水分量
を赤外線水分計で測定したところ、24重量%であっ
た。
【0025】次に、造粒槽1内を−65cmHgに減圧
すると共に60℃で加温し、またアジテーター2の周速
を0.4m/s、チョッパー3の周速を2m/sにそれ
ぞれ設定し、周波数2450MHzのマイクロ波を照射
することによって、40分間、乾燥処理を行なった。こ
のとき、マイクロ波の出力は、最初は0.8kWに設定
し、反射波量に応じて、26分50秒後に0.6kW、
36分後に0.4kWに調整した。
【0026】このように乾燥処理して得られたユリア樹
脂成形材料グラニュールは、粒径分布が2380〜16
80μm:19重量%、1680〜500μm:36重
量%、500〜350μm:22重量%、350〜29
7μm:13重量%、297〜250μm:6.3重量
%、250μm以下:3.7重量%であり、篩いにかけ
て整粒したところ、収率84%であった。また水分量は
9.5重量%、見掛け密度は0.752g/cc、安息
角は35°であった。
【0027】(比較例2)実施例2において造粒処理を
した後、造粒槽1内の蛇管に80℃の熱湯を流して、4
0分間加熱することによって、乾燥処理をした。
【0028】このように乾燥処理して得られたユリア樹
脂成形材料グラニュールは、粒径分布が2380〜16
80μm:22重量%、1680〜500μm:29重
量%、500〜350μm:12.2重量%、350〜
297μm:14.8重量%、297〜250μm:9
重量%、250μm以下:13重量%であり、篩いにか
けて整粒したところ、収率63%であった。また水分量
は18重量%、見掛け密度は0.82g/cc、安息角
は60°であった。
【0029】
【表1】
【0030】表1にみられるように、各実施例のものは
収率が高く、また安息角が低く、流動性が良好で成形性
が良いことが確認される。
【0031】
【発明の効果】上記のように本発明は、造粒槽内に成形
材料のパウダーと液状バインダーを供給し、これを造粒
槽内に設けたアジテーターを回転駆動して撹拌混合しな
がら造粒槽内に設けたチョッパーを回転駆動して混合物
を裁断することによって造粒した後、アジテーターとチ
ョッパーの回転駆動を継続しながら、造粒槽に設けた電
磁波ドライヤーで造粒槽内の造粒物を乾燥するようにし
たので、電磁波の照射による電磁波乾燥で乾燥を行なう
結果、造粒粒子の硬度が高くなって、乾燥の際に微粉が
発生することを低減することができるものであり、収率
を高めることができるものである。またアジテーターや
チョッパーを回転駆動しながら電磁波乾燥する結果、角
のない丸みを帯びた粒子に造粒することができ、安息角
が小さくなって流動性が良好になり、成形性を高めるこ
とができるものである。さらに、造粒と乾燥は同じ造粒
槽内で行なうことができるものであり、生産性を高める
ことができるものである。
【0032】また請求項2の発明は、液状バインダーと
して水あるいは水とメタノールの混合液を用い、成形材
料のパウダーに対して液状バインダーを10〜30重量
%配合するようにしたので、所定粒径の粒子に安定して
収率高く造粒することができるものである。
【0033】また請求項3の発明は、造粒の際のアジテ
ーターの周速を4〜9m/s、チョッパーの周速を18
〜38m/sに設定すると共に、乾燥の際のアジテータ
ーの周速を0.4〜1m/s、チョッパーの周速を2〜
4m/sに設定するようにしたので、所定粒径の粒子に
安定して収率高く造粒することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる装置の実施の形態の一例を示す
一部を破断した斜視図である。
【符号の説明】
1 造粒槽 2 アジテーター 3 チョッパー 4 電磁波ドライヤー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造粒槽内に成形材料のパウダーと液状バ
    インダーを供給し、これを造粒槽内に設けたアジテータ
    ーを回転駆動して撹拌混合しながら造粒槽内に設けたチ
    ョッパーを回転駆動して混合物を裁断することによって
    造粒した後、アジテーターとチョッパーの回転駆動を継
    続しながら、造粒槽に設けた電磁波ドライヤーで造粒槽
    内の造粒物を乾燥することを特徴とする成形材料の造粒
    方法。
  2. 【請求項2】 液状バインダーとして水あるいは水とメ
    タノールの混合液を用い、成形材料のパウダーに対して
    液状バインダーを10〜30重量%配合することを特徴
    とする請求項1に記載の成形材料の造粒方法。
  3. 【請求項3】 造粒の際のアジテーターの周速を4〜9
    m/s、チョッパーの周速を18〜38m/sに設定す
    ると共に、乾燥の際のアジテーターの周速を0.4〜1
    m/s、チョッパーの周速を2〜4m/sに設定するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の成形材料の造粒
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003872A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Tdk Corporation 希土類焼結磁石用原料粉体の製造方法、希土類焼結磁石の製造方法、顆粒及び焼結体

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