JP2001030114A - バーリングタップ加工用加工工具、その加工工具の装着用タッパー、およびその加工工具を用いて加工された加工製品 - Google Patents

バーリングタップ加工用加工工具、その加工工具の装着用タッパー、およびその加工工具を用いて加工された加工製品

Info

Publication number
JP2001030114A
JP2001030114A JP2000130014A JP2000130014A JP2001030114A JP 2001030114 A JP2001030114 A JP 2001030114A JP 2000130014 A JP2000130014 A JP 2000130014A JP 2000130014 A JP2000130014 A JP 2000130014A JP 2001030114 A JP2001030114 A JP 2001030114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burring
tapping
region
thin plate
plate material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000130014A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Enami
俊明 江波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enami Seiki Mfg Co Ltd
Original Assignee
Enami Seiki Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Enami Seiki Mfg Co Ltd filed Critical Enami Seiki Mfg Co Ltd
Priority to JP2000130014A priority Critical patent/JP2001030114A/ja
Publication of JP2001030114A publication Critical patent/JP2001030114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄板材のプレス加工時に一工程でバーリング
タップ加工を可能としたバーリングタップ加工用加工工
具、その加工工具の装着用タッパー、およびその加工工
具を用いて加工された加工製品を提供する。 【解決手段】 図5(a)を参照して、バーリングタッ
プ加工用加工工具100を固定し、薄板材1を降下させ
る。次に、図5(b)を参照して、バーリングタップ加
工用加工工具100を固定し、さらに薄板材1を降下さ
せる。次に、図5(c)を参照して、バーリングタップ
加工用加工工具100を所定方向に回転させた状態で、
さらに薄板材1を降下させる。これにより、薄板材1に
バーリング部3が加工され、転造タップにより雌ネジ部
4が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄板材のプレス
加工と同時にバーリングタップ加工を可能とするバーリ
ングタップ加工用加工工具、その加工工具の装着用タッ
パー、およびその加工工具を用いて加工された加工製品
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄板材のプレス加工製品にバーリ
ング加工されたタップ領域を形成する場合は、薄板材の
プレス加工時にバーリング加工を行ない、その後バーリ
ング加工領域にタップ加工を施していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
バーリング加工工程と、タップ加工工程の2工程が必要
であり、加工工程の削減が望まれている。
【0004】また、バーリング加工工程の後に、タップ
加工工程を施さずにタッピングビスを用いることも考え
られるが、タッピングビスを使用するとタッピングビス
の取付時に切り粉が発生するため、このプレス加工製品
を用いた電気製品等の組み立てに支障が出る問題があ
る。
【0005】したがって、この発明の目的は、薄板材の
プレス加工製品にバーリング加工されたタップ領域を形
成する工程の削減を可能とする、バーリングタップ加工
用加工工具、その加工工具の装着用タッパー、およびそ
の加工工具を用いて加工された加工製品を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいたバー
リングタップ加工用加工工具においては、薄板材のプレ
ス加工とともに用いられるバーリングタップ加工用加工
工具であって、上記薄板材にバーリング加工を行なうた
め、その先端部に上記薄板材に下穴を開けるための下穴
加工領域を含むバーリング加工領域と、上記薄板材のバ
ーリング加工部にタップ加工を行なうためのタップ加工
領域とを備える。
【0007】上記構成を採用することにより、薄板材の
プレス加工中において、薄板材にバーリング加工された
タップ領域を一工程で形成することが可能になる。
【0008】その結果、薄板材に別工程でバーリング加
工されたタップ領域を形成する必要がなくなり、加工工
程の削減それに伴う加工コストの低減を図ることが可能
になる。
【0009】また、タップ加工においては、転造タップ
を用いることにより、切り粉のでないタップ加工を実現
することが可能になる。
【0010】また、上記発明において、好ましい形態と
して、上記バーリング加工領域は、所定の曲率半径から
なるバーリング成形領域を備える。この構成を採用する
ことにより、薄板材へのバーリング成形時に、薄板材へ
徐々に加工力が加わるため、薄板材に強度上の問題が生
じることを回避することが可能になる。
【0011】また、上記発明において、好ましい形態と
して、上記バーリング加工領域から上記タップ加工領域
に連なる軸部領域を備え、上記軸部領域の表面には、当
該バーリングタップ加工用加工工具の前記薄板材からの
引抜き時に、上記タップ加工領域によって上記薄板材に
タップ加工が施される雌ネジのネジ頭が、上記軸部領域
と干渉するのを防止するためのネジ溝が設けられてい
る。
【0012】また、上記発明において、好ましい形態と
して、上記バーリング加工領域から上記タップ加工領域
に連なる軸部領域を備え、上記軸部領域の表面には、上
記第1ネジ部から連続し、上記第1ネジ部よりも谷径が
小さい第2ネジ部が設けられている。
【0013】この構成を採用することにより、薄板材の
バーリングタップ加工用加工工具からの引抜き時に、軸
部領域にネジ溝が設けられていることから、薄板材に施
された雌ネジのネジ頭が逃げ、雌ネジの頭が潰れること
はない。
【0014】この発明に基づいたバーリングタップ加工
用加工工具の装着用タッパーにおいては、薄板材のプレ
ス加工時に用いられる、バーリングタップ加工用加工工
具の装着用タッパーであって、上記バーリングタップ加
工用加工工具は、上記薄板材にバーリング加工を行なう
ため、その先端部に上記薄板材に下穴を開けるための下
穴加工領域を含むバーリング加工領域と、上記薄板材の
バーリング加工部にタップ加工を行なうためのタップ加
工領域とを備え、上記薄板材のプレス加工時に、上記薄
板材に上記バーリングタップ加工用加工工具を用いて上
記薄板材のバーリング加工部にタップ加工を行なうた
め、上記バーリングタップ加工用加工工具に回転力を与
えるための回転機構を有する。
【0015】上記構成を採用することにより、薄板材の
プレス加工中において、薄板材にバーリング加工された
タップ領域を一工程で形成することが可能になる。
【0016】その結果、薄板材に別工程でバーリング加
工されたタップ領域を形成する必要がなくり、加工工程
の削減それに伴う加工コストの低減を図ることが可能に
なる。
【0017】また、上記発明をより好ましい形態で実現
するために、上記回転機構は、上記プレス加工に用いら
れる型の直線運動を回転運動に変換するための変換機構
を含む。
【0018】また、この発明に基づいたバーリングタッ
プ加工用加工工具を用いて加工された加工製品において
は、薄板材のプレス加工とともにバーリングタップ加工
用加工工具を用いて加工された加工製品であって、上記
バーリングタップ加工用加工工具は、上記薄板材にバー
リング加工を行なうため、その先端部に上記薄板材に下
穴を開けるための下穴加工領域を含むバーリング加工領
域と、上記薄板材のバーリング加工部にタップ加工を行
なうためのタップ加工領域とを備え、当該加工製品は、
上記薄板材のプレス加工工程中において、上記バーリン
グタップ加工用加工工具のバーリング加工領域におい
て、バーリング加工された領域と、上記バーリングタッ
プ加工用加工工具のタップ加工領域においてタップ加工
された領域と有する。
【0019】このようにしてプレス加工された加工製品
は、プレス加工と同時にバーリング加工されたタップ領
域が形成されるため、加工コストの低減を図ることが可
能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、この発明
に基づいた実施の形態1における、バーリングタップ加
工用加工工具、その加工工具の装着用タッパー、および
その加工工具を用いて加工された加工製品について、図
を参照して説明する。なお、本発明の特徴点は、薄板材
のプレス加工と同時にバーリングタップ加工された領域
を形成する点にあるため、この点に関連する部分につい
てのみ詳細に説明し、薄板材のプレス加工についての説
明は省略する。
【0021】(加工製品の加工工程の概略およびその構
造)図1〜図3を参照して、加工製品の加工工程の概略
およびその構造について説明する。まず、図1を参照し
て、薄板材1の所定位置に下穴2が開口される。次に、
図2を参照して、薄板材1の下穴2の部分にバーリング
加工が施され、バーリング部3が形成される。次に、図
3を参照して、バーリング部3の内周面にタップ加工が
施され、雌ネジ部4が形成される。
【0022】従来、図1に示す下穴加工工程と、図2に
示すバーリング加工工程がプレス工程と同時行なわれ、
図3に示すタップ加工工程が別工程で行なわれていた。
【0023】しかし、本実施の形態における加工製品に
おいては、上記図1〜図3に示す工程が、薄板材1のプ
レス工程と同時に行なわれる。その結果、加工コストの
低減を図ることが可能になる。また、転造タップで雌ネ
ジ部4が形成されているために、切り粉等を発生させず
に、電気製品等の組み立てを実現することが可能にな
る。
【0024】(バーリングタップ加工用加工工具100
の構造)次に、図4を参照して、上記図1〜図3に示す
工程を実現するためのバーリングタップ加工用加工工具
100の構造について説明する。
【0025】このバーリングタップ加工用加工工具10
0は、先端部側から下穴加工用領域101、バーリング
加工領域102、タップ加工領域103およびチャック
領域104と含む。
【0026】バーリング加工領域102は、テーパ領域
102aと、バーリング領域102bとを有する。タッ
プ加工領域103は、テーパ領域103aおよびタップ
領域103bを有する。テーパ領域102aおよびテー
パ領域103aは、いずれも薄板材1に対するバーリン
グタップ加工用加工工具100の加工流れを良くする目
的で設けられる。
【0027】(バーリングタップ加工用加工工具100
を用いた加工工程)次に、上記バーリングタップ加工用
加工工具100を用いた薄板材1への加工工程につい
て、図5(a)〜(c)を用いて説明する。なお、図5
(a)〜(c)に示す工程は、薄板材1のプレス工程と
同時に連続して行なわれるものである。
【0028】まず、図5(a)を参照して、バーリング
タップ加工用加工工具100を固定した状態で、薄板材
1を降下させる。これにより、バーリングタップ加工用
加工工具100の下穴加工用領域101により、薄板材
1に下穴2が加工される。
【0029】次に、図5(b)を参照して、バーリング
タップ加工用加工工具100を固定した状態で、さらに
薄板材1を降下させる。これにより、バーリングタップ
加工用加工工具100のバーリング加工領域102によ
り、薄板材1にバーリング部3が加工される。
【0030】次に、図5(c)を参照して、バーリング
タップ加工用加工工具100を所定方向に回転させた状
態で、さらに薄板材1を降下させる。これにより、バー
リングタップ加工用加工工具100のタップ加工領域1
03により、薄板材1にバーリング部3が加工され、転
造タップとして雌ネジ部4が形成される。その後、バー
リングタップ加工用加工工具100を逆回転させること
により、バーリングタップ加工用加工工具100から薄
板材1が抜出る。
【0031】(バーリングタップ加工用加工工具の装着
用タッパー)次に、図6を参照して、上記バーリングタ
ップ加工用加工工具100を装着するためのバーリング
タップ加工用加工工具装着用タッパー(以下、単に装着
用タッパーと称する。)1000について説明する。
【0032】バーリングタップ加工用加工工具100を
装着するための装着用タッパー1000は、薄板材1を
プレス加工するために昇降運動をする上金型110にボ
ルト111を用いて固定されるハンマー112を有す
る。このハンマー112には、後述するヘッダ120と
の衝撃を吸収するためのショックアブソーバ113が設
けられている。
【0033】ハンマー112の下方には、ヘッダ120
およびこのヘッダ120に固定されるボールネジのナッ
ト132が配置されており、ヘッダ120およびナット
132はハンマー112の昇降運動に対して従動可能な
ように設けられている。
【0034】ナット132は昇降運動可能なようにガイ
ド124に保持されている。また、ヘッダ120とガイ
ド124との間には、スプリングガイド128およびコ
イルスプリング130が設けられており、コイルスプリ
ング130により常にナット114を上方に向ける付勢
力が与えられている。また、ガイド124はフレーム1
26に保持されている。
【0035】ナット132には、ナット114の昇降運
動に伴って回転するボールネジのネジ軸134が配置さ
れている。
【0036】図6および図7を参照して、ネジ軸134
の下端部には、第1ギア140が設けられ、さらに、第
1ギア140に噛合う第2ギア142、第2ギア142
に噛合う第3ギア144、第3ギア144と同軸に設け
られる第4ギア146、第4ギア146に噛合う第5ギ
ア148、第5ギア148と同軸に設けられる第6ギア
150、第6ギア150に噛合う複数の第7ギア152
が、それぞれ所定の歯車比を選択して、歯車列が形成さ
れている。
【0037】第7ギア152には、ホルダー軸154が
設けられ、それぞれのホルダー軸154に、バーリング
タップ加工用加工工具100が固定される。
【0038】上記構成よりなる装着用タッパー1000
において、薄板材1をプレス加工する際に上金型110
が下降することにより、図8に示すように、ハンマー1
12が下降し、ナット132がハンマー112により押
し下げられる。ナット132が下降することによりネジ
軸132が回転し、上記歯車列により、ホルダー軸15
4に固定された、バーリングタップ加工用加工工具10
0が回転する。
【0039】このように、薄板材1をプレス加工するた
めの上金型110の昇降運動(直線運動)を、歯車列か
らなる変換機構を用いてバーリングタップ加工用加工工
具100に回転力を与えることにより、薄板材1の1プ
レス加工工程において、バーリングタップ加工を行なう
ことが可能になる。
【0040】また、装着用タッパー1000を用いたバ
ーリングタップ加工用加工工具100による薄板材1の
プレス加工手順は、図9に示すように、加工終了時を基
準レベル(0mm、プレス加工の下死点に相当する位
置)とした場合、まず、薄板材1は+30mmの位置に
スタンバイさせる。次に、+16mmの位置で下穴加工
が開始される。次に、+9mmの位置でバーリングタッ
プ加工用加工工具100の回転が開始される。次に、+
5mmの位置でタップの食いつきが開始される。
【0041】ここで、装着用タッパー1000の機構上
の特徴としては、バーリング加工時は、バーリングタッ
プ加工用加工工具100を静止(回転していない)さ
せ、タップ加工時は、バーリングタップ加工用加工工具
100は回転させることを可能にしている。つまり、薄
板材1に対するプレス加工の1ストロークの途中からバ
ーリングタップ加工用加工工具100に回転を与えてい
る。
【0042】たとえば、プレス加工の上死点から下死点
までを用いてバーリングタップ加工用加工工具に回転を
与えた場合には、プレス加工の上金型はサインカーブ的
な動作を示すため、バーリングタップ加工用加工工具の
回転始め状態時と、回転終り状態時とにおいては、衝撃
のない運動となる。
【0043】しかし、上記実施の形態においては、プレ
ス加工の1ストロークの途中からバーリングタップ加工
用加工工具100に回転を与えているため、バーリング
タップ加工用加工工具の回転始め状態時と、回転終り状
態時とにおいては、大きな衝撃が加わる。そのため、上
記実施の形態における装着用タッパー1000のヘッダ
120には、この衝撃を吸収するためのショックアブソ
ーバ113を設けている。
【0044】以上、この発明に基づいた実施の形態にお
いては、薄板材1のプレス加工中において、薄板材1に
バーリング加工されたタップ領域を一工程で形成するこ
とが可能になる。その結果、薄板材1に別工程でバーリ
ング加工されたタップ領域を形成する必要がなくなり、
加工工程の削減それに伴う加工コストの低減を図ること
が可能になる。
【0045】(実施の形態2)上述した、実施の形態1
におけるバーリングタップ加工用加工工具100を用い
た場合、図5(c)に示すように、バーリングタップ加
工用加工工具100のタップ加工領域103により、薄
板材1にバーリング部3が加工され、転造タップとして
雌ネジ部4が形成された後、バーリングタップ加工用加
工工具100を逆回転させることにより、バーリングタ
ップ加工用加工工具100から薄板材1が抜出る。
【0046】ところが、このバーリングタップ加工用加
工工具100を薄板材1から引抜くときに、薄板材1に
加工された雌ネジ部4のネジ山が、バーリングタップ加
工用加工工具100のバーリング加工領域102と当接
し、雌ネジ部4のネジ山がバーリング加工領域102に
引きずられて、削り取られてしまうおそれがある。
【0047】また、図5(b)に示すように、薄板材1
にバーリング部3を加工する場合、バーリングタップ加
工用加工工具100のバーリング加工領域102には、
テーパ領域102aが設けられているものの、薄板材1
が急激に広げられてしまうために、バーリング部3の強
度に問題が生じるおそれがある。
【0048】そこで、本実施の形態2においては、この
ような実施の形態1において生じるおそれのある問題
を、未然に防止可能とするバーリングタップ加工用加工
工具200を提供しようとするものである。
【0049】(バーリングタップ加工用加工工具200
の構造)まず、図10を参照して、本実施の形態におけ
るバーリングタップ加工用加工工具200の構造につい
て説明する。図10に示すように、このバーリングタッ
プ加工用加工工具200は、先端部側から下穴加工用領
域201、バーリング加工領域202およびタップ加工
領域203とを含む。
【0050】またバーリング加工領域202おいては、
下穴加工用領域201の軸部から連続するように、所定
の曲率半径(R)からなるバーリング成形領域202a
と、このバーリング成形領域202aからタップ加工領
域203に連続する軸部領域202bとが設けられてい
る。
【0051】この軸部領域202bの表面には、タップ
加工領域203のネジ部から連続しこのネジ部よりも谷
径が小さいネジ部202cが設けられ、このようにネジ
部202cを設けることにより、図10に示すように、
バーリングタップ加工用加工工具200の薄板材1から
の引抜き時に、タップ加工領域203によってタップ加
工が施される雌ネジ4のネジ頭が、軸部領域202bと
干渉するのを防止することが可能になる。
【0052】なお、上記各実施の形態において、バーリ
ングタップ加工用加工工具100,200には、マイナ
スタイプの加工工具の場合について図示し説明している
が、円錐タイプの加工工具を適用することも可能であ
る。
【0053】以上、今回開示された各実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
る。本発明の技術的範囲は上記した説明ではなくて特許
請求の範囲によって画定され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0054】
【発明の効果】この発明に基づいたバーリングタップ加
工用加工工具、その加工工具の装着用タッパー、および
その加工工具を用いて加工された加工製品によれば、薄
板材のプレス加工中において、薄板材にバーリング加工
されたタップ領域を一工程で形成することが可能にな
り、薄板材に別工程でバーリング加工されたタップ領域
を形成する必要がなくなり、加工工程の削減それに伴う
加工コストの低減を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に基づいた実施の形態1における加
工製品の下穴加工工程を示す断面図である。
【図2】 この発明に基づいた実施の形態1における加
工製品のバーリング加工工程を示す断面図である。
【図3】 この発明に基づいた実施の形態1における加
工製品のタップ加工工程を示す断面図である。
【図4】 この発明に基づいた実施の形態1におけるバ
ーリングタップ加工用加工工具100の構造を示す図で
ある。
【図5】 この発明に基づいた実施の形態1におけるバ
ーリングタップ加工用加工工具100を用いた加工工程
を示す図であり、(a)は下穴加工工程、(b)はバー
リング加工工程、(c)はタップ加工工程を示す図であ
る。
【図6】 この発明に基づいた実施の形態1におけるバ
ーリングタップ加工用加工工具100を備える装着用タ
ッパー1000の概略構成を示す第1の図である。
【図7】 図6中X−X線矢視に基づく歯車列を示す模
式図である。
【図8】 この発明に基づいた実施の形態1におけるバ
ーリングタップ加工用加工工具100を備える装着用タ
ッパー1000の概略構成を示す第2の図である。
【図9】 装着用タッパー1000を用いた薄板材1の
プレス加工手順を示す模式図である。
【図10】 軸部領域202bに設けられたネジ溝20
2cによって、薄板材1に施された雌ネジ4のネジ頭が
逃げた状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 薄板材、2 下穴、3 バーリング部、4 雌ネジ
部、100,200バーリングタップ加工用加工工具、
101,201 下穴加工用領域、102,202 バ
ーリング加工領域、102a テーパ領域、102b
バーリング領域、103,203 タップ加工領域、1
03a テーパ領域、103b タップ領域、104
チャック領域、110 上金型、111 ボルト、11
2 ハンマー、113 ショックアブソーバ、120
ヘッダ、124 ガイド、126 フレーム、128
スプリングガイド、130 コイルスプリング、132
ナット、134 ネジ軸、140 第1ギア、142
第2ギア、144 第3ギア、146 第4ギア、14
8 第5ギア、150 第6ギア、152 第7ギア、
154 ホルダー軸、202a バーリング成形領域、
202b 軸部領域、202c ネジ溝、1000 装
着用タッパー。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板材のプレス加工とともに用いられる
    バーリングタップ加工用加工工具であって、 前記薄板材にバーリング加工を行なうため、その先端部
    に前記薄板材に下穴を開けるための下穴加工領域を含む
    バーリング加工領域と、 前記薄板材のバーリング加工部にタップ加工を行なうた
    めの第1ネジ部が設けられるタップ加工領域と、を備え
    るバーリングタップ加工用加工工具。
  2. 【請求項2】 前記バーリング加工領域は、 所定の曲率半径からなるバーリング成形領域を備える、
    請求項1に記載のバーリングタップ加工用加工工具。
  3. 【請求項3】 前記バーリング加工領域から前記タップ
    加工領域に連なる軸部領域を備え、 前記軸部領域の表面には、当該バーリングタップ加工用
    加工工具の前記薄板材からの引抜き時に、前記タップ加
    工領域によって前記薄板材にタップ加工が施される雌ネ
    ジのネジ頭が、前記軸部領域と干渉するのを防止するた
    めのネジ溝が設けられていることを特徴とする、請求項
    1または2に記載のバーリングタップ加工用加工工具。
  4. 【請求項4】 前記バーリング加工領域から前記タップ
    加工領域に連なる軸部領域を備え、 前記軸部領域の表面には、前記第1ネジ部から連続し、
    前記第1ネジ部よりも谷径が小さい第2ネジ部が設けら
    れていることを特徴とする、請求項1または2に記載の
    バーリングタップ加工用加工工具。
  5. 【請求項5】 薄板材のプレス加工時に用いられる、バ
    ーリングタップ加工用加工工具の装着用タッパーであっ
    て、 前記バーリングタップ加工用加工工具は、 前記薄板材にバーリング加工を行なうため、その先端部
    に前記薄板材に下穴を開けるための下穴加工領域を含む
    バーリング加工領域と、 前記薄板材のバーリング加工部にタップ加工を行なうた
    めのタップ加工領域とを備え、 前記薄板材のプレス加工時に、前記薄板材に前記バーリ
    ングタップ加工用加工工具を用いて前記薄板材のバーリ
    ング加工部にタップ加工を行なうため、前記バーリング
    タップ加工用加工工具に回転力を与えるための回転機構
    を有する、バーリングタップ加工用加工工具の装着用タ
    ッパー。
  6. 【請求項6】 前記回転機構は、前記プレス加工に用い
    られる型の直線運動を回転運動に変換するための変換機
    構を含む、請求項5に記載のバーリングタップ加工用加
    工工具の装着用タッパー。
  7. 【請求項7】 薄板材のプレス加工とともにバーリング
    タップ加工用加工工具を用いて加工された加工製品であ
    って、 前記バーリングタップ加工用加工工具は、 前記薄板材にバーリング加工を行なうため、その先端部
    に前記薄板材に下穴を開けるための下穴加工領域を含む
    バーリング加工領域と、 前記薄板材のバーリング加工部にタップ加工を行なうた
    めのタップ加工領域と、を備え、 当該加工製品は、前記薄板材のプレス加工工程中におい
    て、前記バーリングタップ加工用加工工具のバーリング
    加工領域において、バーリング加工された領域と、前記
    バーリングタップ加工用加工工具のタップ加工領域にお
    いてタップ加工された領域と有する、バーリングタップ
    加工用加工工具を用いて加工された加工製品。
JP2000130014A 1999-05-19 2000-04-28 バーリングタップ加工用加工工具、その加工工具の装着用タッパー、およびその加工工具を用いて加工された加工製品 Pending JP2001030114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000130014A JP2001030114A (ja) 1999-05-19 2000-04-28 バーリングタップ加工用加工工具、その加工工具の装着用タッパー、およびその加工工具を用いて加工された加工製品

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13825499 1999-05-19
JP11-138254 1999-05-19
JP2000130014A JP2001030114A (ja) 1999-05-19 2000-04-28 バーリングタップ加工用加工工具、その加工工具の装着用タッパー、およびその加工工具を用いて加工された加工製品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001030114A true JP2001030114A (ja) 2001-02-06

Family

ID=26471355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000130014A Pending JP2001030114A (ja) 1999-05-19 2000-04-28 バーリングタップ加工用加工工具、その加工工具の装着用タッパー、およびその加工工具を用いて加工された加工製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001030114A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324273A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Hamada Seisakusho:Kk ねじ孔加工装置
KR100757509B1 (ko) * 2006-05-04 2007-09-11 임일규 버링 및 태핑 작업의 동시 가공장치
JP2015182630A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 アイシン高丘株式会社 車両用衝突補強材及びその製造方法
KR20210046963A (ko) * 2019-10-21 2021-04-29 황선재 차량의 번호판 결합장치
KR102579671B1 (ko) * 2023-05-09 2023-09-19 함수명 태핑가공이 가능한 버링기

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324273A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Hamada Seisakusho:Kk ねじ孔加工装置
JP4619688B2 (ja) * 2004-05-13 2011-01-26 有限会社浜田製作所 ねじ孔加工装置
KR100757509B1 (ko) * 2006-05-04 2007-09-11 임일규 버링 및 태핑 작업의 동시 가공장치
JP2015182630A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 アイシン高丘株式会社 車両用衝突補強材及びその製造方法
KR20210046963A (ko) * 2019-10-21 2021-04-29 황선재 차량의 번호판 결합장치
KR102272504B1 (ko) * 2019-10-21 2021-07-01 황선재 차량의 번호판 결합장치
KR102579671B1 (ko) * 2023-05-09 2023-09-19 함수명 태핑가공이 가능한 버링기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105593009B (zh) 冲压机械以及冲压方法
JP2008290193A (ja) プリント基板加工機
CN101623771A (zh) 方管钻孔机
CN201198039Y (zh) 方管钻孔机
JP2001030114A (ja) バーリングタップ加工用加工工具、その加工工具の装着用タッパー、およびその加工工具を用いて加工された加工製品
JP2005324272A (ja) ねじ加工装置
JP4619688B2 (ja) ねじ孔加工装置
JPH09267137A (ja) タレットパンチプレス用タッピングユニット
CN101204740B (zh) 冲击钻
JP2012030241A (ja) パンチ金型及びそのパンチ金型を使用したねじ穴加工方法
JPH06126350A (ja) タレットパンチプレス
JP6047821B2 (ja) パンチ金型
CN107984039B (zh) 一种级进模螺纹加工方法
US7222764B2 (en) Method of operating an apparatus for an intermittent feeding of a strip shaped blank to a press
CN2265266Y (zh) 双可调式机用攻、套丝装置
JPH091258A (ja) タレットパンチプレス機による軟質材料及び軟質積層材料の孔あけ方法
CN107009522A (zh) 一种具有消音装置的石材冲孔设备
JP2857943B2 (ja) バーリングねじ成形歯具
JP2007064444A (ja) 遊星差動ネジ型回転−直動変換装置における内歯ネジが切られたナットにプラネタリシャフトアセンブリを組み付ける方法と装置
JPH0739948A (ja) バーリング加工装置
JPH0214901Y2 (ja)
JP7045906B2 (ja) テーパ雌ねじ部の形成方法
JP2001170723A (ja) 縮管方法および縮管装置
CN201799641U (zh) 左右旋转式打孔机
CN219336764U (zh) 一种用于冲压模具的多齿轮去毛刺机构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071120