JP2001030096A - スクリュープレスにおけるケーキ排出口の圧力調整方法並びに圧力調整装置 - Google Patents

スクリュープレスにおけるケーキ排出口の圧力調整方法並びに圧力調整装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】スクリュープレスの均一なケーキ水分を得るた
めにケーキ排出部の圧力を制御する方法・装置。 【解決手段】押圧板13に連結したシリンダー16のピ
ストンの摺動位置を検知させる検出器18を設け、ピス
トンの摺動位置に対応して排出口のクリアランスを予測
し、クリアランスに応じてシリンダー室20への圧入圧
を予め設定した複数の圧力調整弁19を設け、圧力調整
弁を多段圧力制御装置LVに接続させると共に、ピスト
ンの摺動位置を検知して開口率を算出させる算出器23
と、供給圧を比較する比較器24と、供給圧制御器25
とを設け、検出器の検知信号により圧力調整弁を切替え
て、圧縮空気をシリンダー室に供給して押圧板を移動さ
せ、排出口のクリアランスを調節して、均一なケーキ水
分を得るためのケーキ排出口の圧力調整方法と装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汚泥等の脱水に
用いるスクリュープレスの改良に関し、特に、スクリュ
ープレスの均一なケーキ水分を得るためにケーキ排出部
の圧力を制御する方法並びにその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術において、外筒内にスクリュー
軸を設け、これらの間に原液を供給し、スクリュー軸を
回転させて原液を脱水及び圧縮して固液分離を行い、こ
れにより生じたスラッジ即ちケーキを排出するスクリュ
ープレスは一般に知られている。そして、ケーキの排出
口の開口率が設定した下限開口率よりも小さくならない
ように制御する装置も例えば、特開平6−23590号
公報に記載してあるように公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置にあっ
ては、開口率が極端に小さくなることがなく圧搾物の共
回り現象は発生せず安定した運転がおこなえるものであ
るが、均一な水分のケーキを得るためには信頼性に欠け
るため、スクリュー軸に加わるスラスト荷重を検出し、
スクリューの送りを調節してケーキ排出口の開口率を制
御する必要があった。この発明は、スクリュープレスの
排出ケーキの水分を均一にするために、シリンダーのピ
ストンの摺動位置により、シリンダーへの圧入圧を段階
的に調整する方法とその装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨は、 ス
クリュープレスのケーキ排出口の昇圧制御方法が、スク
リーンを張設した外筒にスクリュー軸を内設し、外筒に
供給した汚泥をスクリュー軸を回転させながらスクリュ
ー軸の延伸方向に汚泥の搬送加圧を行い、排出口に対設
した押圧板をシリンダーで移動させ、ケーキ排出部の圧
力を調節するスクリュープレスにおいて、スクリュープ
レスの運転を開始させるに当たり、先ず、第二段階のシ
リンダーへの供給圧で押圧板を排出口に移動させ、次
に、第一段階の弱い圧力で排出口を設定時間押圧し、こ
の押圧板の押圧を設定時間ごとに順次昇圧し、排出口の
適正開口率に対する供給圧より大きい上限圧力まで昇圧
させ、最後に、予め排出口の適正クリアランスを予測し
た適正供給圧まで降圧させるものである。そして、ケー
キ排出口のクリアランス保持方法が、上記シリンダーの
ピストンの摺動位置を検知して、このピストンの摺動位
置に対応して排出口のクリアランスを導き出し、その予
測した排出口のクリアランスに応じてシリンダーのシリ
ンダー室への供給圧を予め設定し、その開口率が予測適
正クリアランスより小さい時には、供給圧を一段階低下
させて押圧板を保持させ、その開口率が適正クリアラン
スより大きくなった時には、排出口の適性クリアランス
に対する供給圧より大きい圧力をシリンダーに供給し、
その開口率が適正クリアランスになった時、その高圧空
気の供給を密閉状に遮断するものである。
【0005】また、スクリュープレスのケーキ排出口の
制御方法を実施する装置が、スクリーンを張設した外筒
にスクリュー軸を内設し、外筒に供給した汚泥をスクリ
ュー軸を回転させながらスクリュー軸の延伸方向に汚泥
の搬送加圧を行い、排出口に対設した押圧板をシリンダ
ーで移動させ、ケーキ排出部の圧力を調節するスクリュ
ープレスにおいて、上記押圧板に連結した移動用のシリ
ンダーにそのピストンの摺動位置を検知させる複数個の
位置検出器を設け、このピストンの摺動位置に対応して
排出口のクリアランスを予測し、その予測した排出口の
クリアランスに応じてシリンダーのシリンダー室への圧
入圧を予め設定した複数の圧力調整弁を設け、この圧力
調整弁を多段圧力制御装置に接続させると共に、ピスト
ンの摺動位置を検知してこの検知信号による開口率を算
出させる算出器と、この算出した開口率と設定した供給
圧を比較する比較器と、決定した供給圧の指令信号を伝
達する供給圧制御器とを設け、検知スイッチの検知信号
により複数の圧力調整弁を切替えて、圧縮空気をシリン
ダー室に供給して押圧板を移動させ、排出口のクリアラ
ンスを調節する。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明は上記のように構成して
あり、スクリュープレスの排出口の押圧板に連結したシ
リンダーのピストンの摺動位置を検知して、この検知信
号による開口率を算出させ 、この算出した開口率と設
定した供給圧を比較して、決定した供給圧の指令信号に
より複数の圧力調整弁を切替えて、圧縮空気をシリンダ
ー室に供給して押圧板を移動させるものであって、スク
リュープレスのケーキ排出口の昇圧制御とケーキ排出口
のクリアランス保持をおこなって、ケーキ排出口のクリ
アランスを調節して均一なケーキ水分を得るようにした
ものである。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づき詳述する
と、先ず、図1において、符号1はスクリュープレスで
あって、架台2の前後のフレーム3、4に設置されてい
る。このスクリュープレス1は、スクリーン5を周部に
張設した外筒6と、外筒6の内部に配設されたスクリュ
ー軸7とからなっている。外筒6の内部に配設したスク
リュー軸7は始端側から終端側に向かってテーパー状に
その径を増大させ、外筒6とスクリュー軸7を延伸方向
に向かって相対的な間隔を減少させるようにしてある。
そして、スクリュー軸7の前端部には汚泥の供給管8が
連結してあり、供給管8は外筒6の始端側に開孔したス
クリュー軸7の供給孔9に連通させてある。スクリュー
軸7の後端部には駆動軸10が連結してあり、駆動軸1
0には駆動用のスプロケット11が嵌着してある。この
スプロケット11を駆動機(図示せず)で駆動させ、ス
クリュー軸7を回転させて、供給された汚泥が、外筒の
スクリーンからろ液を分離させながら始端側から終端側
に向かって移送されながら濃縮するようになっている。
【0008】外筒6とスクリュー軸7の後端のケーキ排
出口12には図1及び図2に示すように、押圧板13が
対設してあり、フレーム4に水平状に支持されたガイド
軸14に、押圧板13に連結した支持杆15が摺動自在
に支架されている。そして、フレーム4に取り付けたシ
リンダー16のピストン17が押圧板13に連結した支
持杆14に枢着されており、ピストン17を伸縮して押
圧板13を移動させ、外筒6と押圧板13の間にある排
出口12のクリアランスαを調整して、スクリュープレ
ス1の排出部のケーキに背圧を加えるようにしてある。
シリンダー16の周部には、ピストン17の摺動位置の
検出器18が設けてあり、図2に示すように、この検出
器18はシリンダー16の軸線方向に取り付けた複数個
の近接スイッチLS1、LS2、LS3、LS4から構
成されており、ピストン17を摺動させた時には、ピス
トン17に取り付けた磁性体を近接スイッチLS1、L
S2、LS3、LS4が感知して、その摺動位置が分か
るようにしてある。
【0009】そして、ピストン17の摺動位置を検知す
る近接スイッチLS1は、図2に示す、排出口12のク
リアランスαが0〜5mmとなる位置に配設してあり、
この位置に押圧板13が移動している時は、汚泥濃度が
薄くなり、あるいは、凝集固さが弱く、ケーキの固化強
度が低下して設定圧力に耐えられずに押圧板13が前進
し、排出口12がほとんど閉塞された異常位置と判断さ
れる。また、近接スイッチLS2は、排出口12のクリ
アランスαが10mmとなるピストン17の摺動位置に
配設してあり、ケーキの排出する強度が若干強く、押圧
板13が押し戻された状態である。近接スイッチLS3
は、排出口12のクリアランスαが20mmとなる位置
に配設してあり、ケーキの固さと排出量がバランスした
適正状態である。そして、近接スイッチLS4は、排出
口12のクリアランスαが30mmとなる位置に配設し
てあり、脱水ケーキの含水率が非常に低下して排出性が
良くなった状態にあると考えられる。
【0010】符号19は排出口12のクリアランスαに
対して予め設定した圧力調整弁であって、図3に示すよ
うに、0.5kg/cm2に設定した減圧弁L1を設け
た電磁弁P1と、1.5kg/cm2に設定した減圧弁
L2を設けた電磁弁P2と、2.5kg/m2に設定し
た減圧弁L3を設けた電磁弁P3と、3.5kg/cm
2に設定した減圧弁L4を設けた電磁弁P4の四種類の
供給圧を有する圧力調整弁19が配管を分岐させて連結
されており、流量を調整した多段圧力制御装置であるレ
ギュレーターバルブLVから供給された高圧空気をそれ
ぞれの電磁弁P1、P2、P3、P4の開閉を切替える
ことにより設定した圧力の空気が供給できるようにして
ある。レギュレーターバルブLVはソレノイドバルブS
V1、SV2を介してシリンダー16のシリンダー室2
0とピストン室21に高圧空気を供給できるようにして
ある。そして、すべての電磁弁P1、P2、P3、P4
を閉塞した時には、レギュレーターバルブLVはシリン
ダー16のシリンダー室20に供給していた高圧空気の
排気を遮断して、供給してある圧力の低下を阻止するよ
うにしてある。スクリュープレス1には制御装置22が
配設してあり、この制御装置22はピストン17の摺動
位置を検知した位置検知信号から排出口12と押圧板1
3のクリアランスαを算出する開口率の算出器22と、
この算出した開口率と設定した供給圧を比較する比較器
23と、決定した供給圧の指令信号を伝達する供給圧の
制御器23とからなっている。
【0011】この発明は上記のように構成してあり、ス
クリュープレスの運転を開始させるに当たり、図4に示
すように、近接スイッチLS1、LS2の検知信号の回
路が最初の2時間は遮断されており、 先ず、電磁弁P2を開き、高圧空気を第二段階の1.
5kg/cm2の供給圧でシリンダー16のシリンダー
室20に15秒間供給して、押圧板13を排出口12に
移動させ、スクリュープレス1に汚泥の供給を開始す
る。 次に、電磁弁P2を閉じ、電磁弁P1を開き、第一段
階の0.5kg/cm2の弱い圧力で排出口12を20
分間押圧する。スクリュープレス1に供給された汚泥
は、外筒6のスクリーン5からろ液が分離され、排出口
12に向って濃縮されながら移送される。 電磁弁P1を閉じ、電磁弁P2を開き、第二段階の
1.5kg/cm2の供給圧でシリンダー16のシリン
ダー室20に20分間供給する。やがて、濃縮汚泥は排
出口12に到達し、外筒6内に充満される。 電磁弁P2を閉じ、電磁弁P3を開き、第三段階の
2.5kg/cm2の圧力で排出口12を20分間押圧
する。外筒6内に充満された濃縮汚泥は、排出口12の
押圧板13で背圧が加えられ、更に脱水されて、ケーキ
が押圧板13を後退させ排出される。 電磁弁P3を閉じ、電磁弁P4を開き、第三段階の
3.5kg/cm2の圧力で排出口12を15秒間押圧
力を強めた後、電磁弁P4を閉塞する。そして、レギュ
レーターバルブLVは、シリンダー室20に供給された
3.5kg/cm2の高圧空気の排気を遮断して、シリ
ンダー室20の内圧の急激な低下を阻止させる。この段
階を経て、押圧板13の段階昇圧制御は完了する。
【0012】押圧板13の段階昇圧制御は完了すると、
図4及び図5示すクリアランスαは保持制御に入る。 ケーキの固化強度が弱くなり、押圧板13が排出口1
2に移動して近接スイッチLS1或いはLS2がONし
ていれば、この検知信号により、排出口12のクリアラ
ンスαを算出し、このクリアランスαと適正値を比較し
て、電磁弁P2を開放させる指令信号を発信させ、供給
圧を一段階低下させて押圧板13を保持させる。例え
ば、現在の供給圧が2.5kg/m2に設定してあれ
ば、1.5kg/m2に減圧し、その減圧した高圧空気
をシリンダー室20に供給し、スクリュープレス1の排
出部に背圧を加える。 ケーキの固さと排出量がバランスして、ピストン17
が摺動して近接スイッチがLS2からLS3となった
時、その検知信号により指令信号を発信させ、電磁弁P
3を閉塞して電磁弁P4を開放する。そして、3.5k
g/cm2に設定した加圧空気をシリンダー室20に供
給して、排出口12のケーキに圧力を高めた背圧を加
え、その圧力を保持させる。 ケーキの排出量が多くなり、近接スイッチがLS4、
または、全ての近接スイッチLS1、LS2、LS3、
LS4がOFFならば、やはり、電磁弁P4を開放し
て、3.5kg/cm2に設定した加圧空気をシリンダ
ー室20に供給し、排出口12のケーキに圧力を高めた
背圧を加え、その圧力を保持させる。 3.5kg/cm2の背圧を保持させて、近接スイッ
チがLS4からLS3となった時、電磁弁P4を閉塞し
て電磁弁P3を開放して、2.5kg/cm2に設定し
た加圧空気をシリンダー室20に供給して、ケーキの固
さと排出量がバランスした適正状態であると判断し、そ
の状態を継続する。
【0013】
【発明の効果】この発明は上記のように構成してあり、
シリンダーにそのピストンの摺動位置を検知させる複数
個の検知スイッチを設けたので、スクリュープレスの排
出口のクリアランスに合せて押圧板の移動が調節でき、
均一な水分のケーキを得ることができる。即ち、従来装
置にあっては、開口率が設定した下限より小さくならな
いように、スクリュー軸の回転を調節してケーキ排出口
の開口率を制御する必要があったものであるが、この発
明にあっては、上記押圧板を移動させるピストンの摺動
位置に対応して排出口のクリアランスを予測し、その予
測した排出口のクリアランスに応じて複数の圧力調整弁
を切替えて、圧縮空気をシリンダー室に供給して押圧板
を移動させ、排出口のクリアランスを調節するもので、
ケーキの強度と排出量がバランスした状態に制御できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスクリュープレスの縦断側面図
である。
【図2】この発明に係るスクリュープレスの押圧板の移
動装置の拡大図である。
【図3】この発明に係るケーキ排出口調整装置のフロー
チャートである。
【図4】同じく、背圧板の圧力段階制御のタイムチャー
トである。
【図5】同じく、クリアランス保持制御のブロック図で
ある。
【符号の説明】
5 スクリーン 6 外筒 7 スクリュー軸 12 排出口 13 押圧板 16 シリンダー 17 ピストン 18 検出器 19 圧力調整弁 20 シリンダー室 23 算出器 24 比較器 25 制御器 LV 多段圧力制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 11/12 B01D 29/42 520

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン(5)を張設した外筒6にス
    クリュー軸(7)を内設し、外筒(6)に供給した汚泥
    をスクリュー軸(7)を回転させながらスクリュー軸
    (7)の延伸方向に汚泥の搬送加圧を行い、排出口(1
    2)に対設した押圧板(13)をシリンダー(16)で
    移動させ、ケーキ排出部の圧力を調節するスクリュープ
    レスにおいて、スクリュープレス(1)の運転を開始さ
    せるに当たり、先ず、排出口(12)に対設した押圧板
    (13)の押圧を設定時間ごとに順次昇圧し、予め排出
    口(12)の適正クリアランスを予測した適正供給圧ま
    で降圧させると共に、上記シリンダー(16)のピスト
    ン(17)の摺動位置から排出口(12)のクリアラン
    スを導き出し、その開口率が予測適正クリアランスより
    小さい時には、適性供給圧で押圧板(13)を保持さ
    せ、その開口率が適正クリアランスより大きい時には、
    排出口(12)の適性クリアランスに対する供給圧より
    大きい圧力をシリンダー(16)に供給することを特徴
    とするスクリュープレスにおけるケーキ排出口の圧力調
    整方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排出口(12)の昇圧制
    御方法が、スクリュープレス(1)の運転を開始させる
    に当たり、先ず、第二段階のシリンダーへの供給圧で押
    圧板(13)を排出口(12)に移動させ、次に、第一
    段階の弱い圧力で排出口(12)を設定時間押圧し、こ
    の押圧板(13)の押圧を設定時間ごとに順次昇圧し、
    排出口(12)の適正開口率に対する供給圧より大きい
    上限圧力まで昇圧させ、最後に、予め排出口(12)の
    適正クリアランスを予測した適正供給圧まで降圧させる
    ことを特徴とするスクリュープレスにおけるケーキ排出
    口の圧力調整方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の排出口(12)のクリア
    ランス保持方法が、上記シリンダー(16)のピストン
    (17)の摺動位置を検知して、このピストン(17)
    の摺動位置に対応して排出口(12)のクリアランスを
    を導き出し、その予測した排出口(12)のクリアラン
    スに応じてシリンダー(16)のシリンダー室(20)
    への供給圧を予め設定し、その開口率が予測適正クリア
    ランスより小さい時には、供給圧を一段階低下させて押
    圧板(13)を保持させ、その開口率が適正クリアラン
    スより大きくなった時には、排出口(12)の適性クリ
    アランスに対する供給圧より大きい圧力をシリンダー
    (16)に供給し、その開口率が適正クリアランスにな
    った時、高圧空気の供給を停止し、シリンダー室(2
    0)に供給している高圧空気の排気を阻止することを特
    徴とする請求項1記載のスクリュープレスにおけるケー
    キ排出口の圧力調整方法。
  4. 【請求項4】 スクリーン(5)を張設した外筒(6)
    にスクリュー軸(7)を内設し、外筒(6)に供給した
    汚泥をスクリュー軸(7)を回転させながらスクリュー
    軸(7)の延伸方向に汚泥の搬送加圧を行い、排出口
    (12)に対設した押圧板(13)をシリンダー(1
    6)で移動させ、ケーキ排出部の圧力を調節するスクリ
    ュープレスにおいて、上記押圧板(13)に連結した移
    動用のシリンダー(16)にそのピストン(17)の摺
    動位置を検知させる複数個の摺動位置の検出器(18)
    を設け、このピストン(17)の摺動位置に対応して排
    出口(12)のクリアランスを予測し、その予測した排
    出口(12)のクリアランスに応じてシリンダー(1
    6)のシリンダー室(20)への圧入圧を予め設定した
    複数の圧力調整弁(19)を設け、この圧力調整弁(1
    9)を多段圧力制御装置(LV)に接続させると共に、
    ピストン(17)の摺動位置を検知してこの検知信号に
    よる開口率を算出させる算出器(23)と、この算出し
    た開口率と設定した供給圧を比較する比較器(24)
    と、決定した供給圧の指令信号を伝達する供給圧の制御
    器(25)とを設け、検出器(18)の検知信号により
    この圧力調整弁(19)を切替えて、圧縮空気をシリン
    ダー室(20)に供給して押圧板(13)を移動させ、
    排出口(12)のクリアランスを調節することを特徴と
    するスクリュープレスにおけるケーキ排出口の圧力調整
    装置。
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