JP2001029843A - 粒子分級装置 - Google Patents

粒子分級装置

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JP2001029843A
JP2001029843A JP11209041A JP20904199A JP2001029843A JP 2001029843 A JP2001029843 A JP 2001029843A JP 11209041 A JP11209041 A JP 11209041A JP 20904199 A JP20904199 A JP 20904199A JP 2001029843 A JP2001029843 A JP 2001029843A
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resistant
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heat
nut
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JP11209041A
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Inventor
Shuzo Watanabe
修三 渡辺
Yoshihiko Endo
喜彦 遠藤
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設時における施工性を向上し得ると共に、
従来の耐摩耗用耐火材の代りに設けられる耐摩耗用材の
脱落を防止し得、且つ摩耗部位だけの交換を行うことが
でき、メンテナンスを容易に行い得る粒子分級装置を提
供する。 【解決手段】 ケーシング15内面に打設される断熱用
耐火材17の内面に、耐摩耗性を有する金属材料からな
る耐摩耗用材19をパネル状に敷き詰めるよう多数配設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガスと粒子とを
分離する粒子分級装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は粒子分級装置としてのサイクロン
を備えた循環流動層ボイラの一例を表わすものであっ
て、該循環流動層ボイラは、水冷の炉壁1aにより形成
された火炉1の底部に、空気分散ノズル2が設けられて
おり、該空気分散ノズル2上に投入された石炭或いはゴ
ミ固形燃料等の燃料を、前記空気分散ノズル2から吹き
出される一次空気Aにより灰や石灰石等からなるベッド
材3と共に流動化させながら燃焼させ、図示していない
発電用蒸気タービン等に供給する蒸気を発生させるよう
にしてある。
【0003】前記空気分散ノズル2から吹き出される一
次空気Aは、前記火炉1の底部に接続された一次空気ラ
イン4を介してファン5の作動により供給されるように
なっている。
【0004】更に、前記火炉1の上部には、火炉1内で
の燃焼により発生した排ガスを導き得るようサイクロン
6が接続されており、前記排ガスによって吹き上げられ
た粒子が前記サイクロン6で捕集され、該サイクロン6
で捕集された粒子は、サイクロン6下部に接続されたデ
ィップレッグ7からループシール8を介して前記火炉1
の底部に戻され、循環されるようになっている。
【0005】ここで、前記ループシール8は、一般的に
サイクロン6下部の圧力よりも火炉1内下部の圧力の方
が高くなっていることを考慮し、この状態において、火
炉1内の排ガス並びに粒子がサイクロン6下部のディッ
プレッグ7側に流れ込むことを防止し、且つサイクロン
6で分離された粒子を火炉1内に確実に流下させて戻し
得るよう、いわゆるサイホンのような形に形成してあ
り、ループシール8の底部には、一次空気ライン4から
分岐し且つ途中に流量調整弁9が設けられた流動用空気
供給管10を接続してあり、必要に応じて、流量調整弁
9の開度調節を行うことにより、流動用空気供給管10
からループシール8の底部へ流動用空気Cが導入され、
前記サイクロン6で捕集された粒子の一部がループシー
ル8内で流動化され火炉1へ戻されるようになってい
る。
【0006】一方、前記サイクロン6で粒子が分離され
た排ガスは、過熱器及び節炭器等を備えた後部伝熱部1
1において熱回収されてから排ガスライン12へ流出
し、図示していない空気予熱器や集塵機等を経て煙突か
ら大気に放出されるようになっている。
【0007】又、前記火炉1の上下方向中間部には、二
次空気ライン13が接続され、ファン14の作動により
二次空気Bが供給されるようになっており、前記一次空
気ライン4及び二次空気ライン13の二系統から火炉1
へ燃焼空気を供給することによりNOxの発生を抑制す
ると共に、前記二次空気ライン13から火炉1内に二次
空気Bを供給することにより未燃分の燃焼を促進するよ
うにしてある。
【0008】ところで、前述の如きサイクロン6の場
合、火炉1から高温(800[℃]以上)の排ガスと粒
子(灰、石灰石、流動媒体としての砂等)が導入され、
サイクロン6内部での摩耗が激しいため、従来において
は、図4に示される如く、ケーシング15の内面に、多
数のY型のスタッド16を溶接し、且つシリカ系等の断
熱用耐火材17を打設し、更に、該断熱用耐火材17の
内面にアルミナ系等の耐摩耗用耐火材18を打設してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く断熱用耐火材17の内面にアルミナ系等の耐摩耗用
耐火材18を打設するのでは、焼成、乾燥といった処理
も必要で、建設時における施工に手間がかかると共に、
摩耗や脱落等のトラブルが多く、定期的な補修が必要と
なっていた。
【0010】しかも、前記耐摩耗用耐火材18に摩耗や
脱落等が生じた場合、その部位だけでなく、広い面積に
対して撤去、再打設、焼成、乾燥といった処理を行わね
ばならず、そのメンテナンスに非常な労力を要してお
り、更に、焼成の際には燃料油等も必要になるといった
欠点を有していた。
【0011】本発明は、斯かる実情に鑑み、建設時にお
ける施工性を向上し得ると共に、耐摩耗用耐火材の脱落
を防止し得、且つ摩耗部位だけの交換を行うことがで
き、メンテナンスを容易に行い得る粒子分級装置を提供
しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、排ガスと粒子
とを分離する粒子分級装置において、ケーシング内面に
断熱用耐火材を打設し、該断熱用耐火材の内面に、耐摩
耗性を有する金属材料からなる耐摩耗用材をパネル状に
敷き詰めるよう多数配設したことを特徴とする粒子分級
装置にかかるものである。
【0013】前記粒子分級装置においては、高クロム系
ステンレス材に希土類元素を微量添加した金属材料を耐
摩耗用材とすることができる。
【0014】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0015】排ガスと粒子とを分離する粒子分級装置に
おいて、ケーシング内面に断熱用耐火材を打設し、該断
熱用耐火材の内面に、耐摩耗性を有する金属材料からな
る耐摩耗用材をパネル状に敷き詰めるよう多数配設する
と、耐摩耗用材に対し焼成、乾燥といった処理が不要と
なり、建設時における施工に手間がかからなくなると共
に、耐摩耗用材が脱落しにくくなる。
【0016】又、耐摩耗用材は、パネル状に配設してあ
るため、摩耗部位だけの交換を行うことが可能となり、
従来のように広い面積に対して撤去、再打設、焼成、乾
燥といった処理を行わなくて済み、そのメンテナンスが
容易になり、更に、焼成用の燃料油等も不要になる。
【0017】尚、特に摩耗の激しい部位があるような場
合には、その部位に配設される耐摩耗用材を厚いパネル
とすれば、該耐摩耗用材の耐久性を向上させることも可
能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0019】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例であって、図中、図4と同一の符号を付した部分は同
一物を表わしており、基本的な構成は図4に示す従来の
ものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、
図1に示す如く、ケーシング15内面に打設される断熱
用耐火材17の内面に、耐摩耗性を有する金属材料から
なる耐摩耗用材19をパネル状に敷き詰めるよう多数配
設した点にある。
【0020】前記耐摩耗用材19を形成する金属材料と
しては、例えば、高クロム系ステンレス材に希土類元素
を微量添加したものを用いることができる。
【0021】高クロム系ステンレス材に希土類元素を微
量添加した金属材料は、高温で優れた耐摩耗性を有す
る。
【0022】本図示例の場合、前記耐摩耗用材19は、
その裏面所要位置にナット20を溶接して固着してあ
り、該ナット20と対応するケーシング15の所要箇所
にボルト21の挿通孔22を予め穿設すると共に、該挿
通孔22並びに前記ナット20と対応する断熱用耐火材
17の所要箇所に貫通孔23を形成しておき、断熱用耐
火材17の打設後、貫通孔23に前記耐摩耗用材19の
裏面に固着したナット20が埋没するよう耐摩耗用材1
9を断熱用耐火材17の内面に当接させつつ、ケーシン
グ15の挿通孔22からボルト21を差し込んで前記ナ
ット20にねじ込むことにより、耐摩耗用材19を断熱
用耐火材17の内面に取り付けるようにしてある。尚、
前記貫通孔23は、断熱用耐火材17の打設時に中子
(図示せず)を用いることにより、形成することができ
る。
【0023】又、前記耐摩耗用材19の周縁部にはそれ
ぞれ係合段部24を形成してあり、隣接する耐摩耗用材
19の係合段部24が互いに係合することにより、耐摩
耗用材19間の隙間から粒子が侵入して断熱用耐火材1
7が摩耗することを防止するようにしてある。
【0024】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0025】前述の如く、ケーシング15内面に打設さ
れる断熱用耐火材17の内面に、耐摩耗性を有する金属
材料からなる耐摩耗用材19をパネル状に敷き詰めるよ
う多数配設すると、耐摩耗用材19に対し焼成、乾燥と
いった処理が不要となり、建設時における施工に手間が
かからなくなると共に、耐摩耗用材19が脱落しにくく
なる。
【0026】又、耐摩耗用材19は、パネル状に配設し
てあるため、摩耗部位だけの交換を行うことが可能とな
り、従来のように広い面積に対して撤去、再打設、焼
成、乾燥といった処理を行わなくて済み、そのメンテナ
ンスが容易になり、更に、焼成用の燃料油等も不要にな
る。
【0027】尚、特に摩耗の激しい部位があるような場
合には、その部位に配設される耐摩耗用材19を厚いパ
ネルとすれば、該耐摩耗用材19の耐久性を向上させる
ことも可能となる。
【0028】こうして、建設時における施工性を向上し
得ると共に、従来の耐摩耗用耐火材18の代りに設けら
れる耐摩耗用材19の脱落を防止し得、且つ摩耗部位だ
けの交換を行うことができ、メンテナンスを容易に行い
得る。
【0029】尚、本発明の粒子分級装置は、上述の図示
例にのみ限定されるものではなく、循環流動層ボイラ以
外の設備にも適用可能なこと等、その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の粒子分級
装置によれば、建設時における施工性を向上し得ると共
に、従来の耐摩耗用耐火材の代りに設けられる耐摩耗用
材の脱落を防止し得、且つ摩耗部位だけの交換を行うこ
とができ、メンテナンスを容易に行い得るという優れた
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の要部拡大側断面
図である。
【図2】本発明を実施する形態の一例の要部拡大平断面
図であって、図1のII−II矢視相当図である。
【図3】粒子分級装置としてのサイクロンを備えた循環
流動層ボイラの一例を表わす全体概要構成図である。
【図4】従来例の要部拡大側断面図である。
【符号の説明】 6 サイクロン(粒子分級装置) 15 ケーシング 17 断熱用耐火材 19 耐摩耗用材 20 ナット 21 ボルト 22 挿通孔 23 貫通孔 24 係合段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D053 AA03 AB01 BA01 BB02 BC01 BD04 CB18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガスと粒子とを分離する粒子分級装置
    において、 ケーシング内面に断熱用耐火材を打設し、該断熱用耐火
    材の内面に、耐摩耗性を有する金属材料からなる耐摩耗
    用材をパネル状に敷き詰めるよう多数配設したことを特
    徴とする粒子分級装置。
  2. 【請求項2】 高クロム系ステンレス材に希土類元素を
    微量添加した金属材料を耐摩耗用材とした請求項1記載
    の粒子分級装置。
JP11209041A 1999-07-23 1999-07-23 粒子分級装置 Pending JP2001029843A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102179319A (zh) * 2011-03-29 2011-09-14 广州迪森热能技术股份有限公司 生态油旋风分离器
JP2015039660A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 日本スピンドル製造株式会社 液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造
CN105636786A (zh) * 2013-08-09 2016-06-01 伟尔矿物澳大利亚私人有限公司 旋流分离器装置和生产方法
JP2020127909A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 三菱日立パワーシステムズ株式会社 サイクロン、ガス化炉、ガス化複合発電設備、及びサイクロンの製造方法

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