JP2001029408A - 下肢駆動装置 - Google Patents

下肢駆動装置

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JP2001029408A
JP2001029408A JP11205350A JP20535099A JP2001029408A JP 2001029408 A JP2001029408 A JP 2001029408A JP 11205350 A JP11205350 A JP 11205350A JP 20535099 A JP20535099 A JP 20535099A JP 2001029408 A JP2001029408 A JP 2001029408A
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JP
Japan
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thigh
neutral position
driving device
arm
mounting portion
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JP11205350A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sadakane
健一 貞包
Mitsuhiro Matsuzaki
光洋 松崎
Yasuyuki Sakaguchi
安幸 坂口
Masashi Kondo
正志 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者の大腿の動作に大腿装着部が十分に追随
できるとともに、収納時に大腿装着部がベッド等と干渉
しない下肢駆動装置を提供する。 【解決手段】大腿装着部(115)がスライド機構
(6)の中立の位置から変位した時は、大腿装着部を前
記中立の位置に戻す方向に付勢する第1のばね機構(6
3)を備える。スライド機構(6)をフリージョイント
(5)の回転軸(51)回りに下腿側に回転するように
付勢する第2のばね機構(52)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,肢体の機能を回復
するために用いられるリハビリテーション支援装置やト
レーニング装置等の肢体駆動装置のうち、特に下肢を駆
動するための下肢駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】筋力の低下した肢体の機能を回復するた
めに用いられる従来のリハビリテーション支援装置やト
レーニング装置には、関節を中心にして外部から機械的
に肢体を駆動したり、関節の動きに負荷をかけたりする
装置があり、さまざまな機構が提案されている。本願の
出願人は先に、特願平10−162646号においてつ
ぎのような下肢駆動装置を提案した。図5は特願平10
−162646号で提案した下肢駆動装置100の側面
図である。図において、110は大腿用運動機構部、1
20は下腿用運動機構部であり、ともに同じ基台に据え
付けられてそれぞれ大腿と下腿を駆動する。大腿用運動
機構部110は、患者116の大腿部に装着する大腿装
着部115と、基台に設けられ基台に内蔵したモータに
よって駆動される第1駆動軸111、連動駆動軸11
2、フリージョイント113、直動のフリージョイント
すなわちスライド機構114から構成されている。大腿
用運動機構部110を使用する時は、第1駆動軸11
1、連動駆動軸112、フリージョイント113が股関
節117に対して概ね平行四辺形となるように配置され
る。連動駆動軸112は第1駆動軸111のモータによ
って駆動され、第1駆動軸と連動駆動軸112の間のリ
ンク部材内の機構を経由してトルクが伝達されており、
第1駆動軸に連動して同じ角度だけ逆向きに動くように
なっている。このような構成をしているため、股関節1
17または第1駆動軸111の回転角度に関わらず、ま
た多少の位置ずれが残っているのも関わらず大腿部に目
的とする負荷を印加することができる。
【0003】下腿用運動機構部120は、患者116の
下腿部に装着する下腿装着部125と、基台に設けられ
基台に内蔵したモータによって駆動される第2駆動軸1
21、第3駆動軸122、フリージョイント123、フ
リー回転部124から構成されている。第3駆動軸12
2は基台に内蔵されたモータによって駆動され、第2駆
動軸121と第3駆動軸122の間に内蔵された機構に
よってトルクが伝えられ、第2駆動軸121の動きとは
独立して回転駆動することができる。フリー回転部12
4はフリージョイント123と下腿装着部125の間に
設けられた回転機構であり、下腿装着部125に載せて
固定した下腿の長手方向の軸とフリージョイント123
の回転軸の両方に垂直な軸回りに自在に回転できるよう
になっている。下腿用運動駆動部120は、第2駆動軸
121と第3駆動軸122のふたつの独立な駆動軸を持
っているため、紙面に平行な平面内で可動範囲内の任意
の位置で下腿に負荷をかけることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところ従来例の下肢駆
動装置100では、大腿装着部115はスライド機構1
14によって自由にスライドするが、スライドした位置
から元に戻す機構を欠くので、患者116の大腿の動き
に十分な追随ができなかった。そのため、患者116の
大腿が大腿装着部115から抜けやすいという問題があ
った。また、大腿装着部115がフリージョイント11
3回りに自由に回転するので、下肢駆動装置110から
患者116をを離した時に、大腿装着部115の姿勢が
一定しなかった。そのため、下肢駆動装置100をベッ
ドに組み込んで、非使用時に折り畳んでベッドの下に格
納する構成をとると、大腿装着部115の姿勢によって
は、ベッドと干渉してスムーズに折り畳めない場合が生
じるという問題もあった。本発明は、こうした従来の技
術が持つ問題点を解消するためになされたものであり、
患者の大腿の動作に大腿装着部が十分に追随できるとと
もに、収納時に大腿装着部がベッド等と干渉しない下肢
駆動装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は大腿に力を加えて股関節を回転させる大腿
用運動機構部を備えた下肢駆動装置において、前記大腿
用運動機構部はモータで駆動されるアームと、前記アー
ムの先端に取り付けられた回転自在のフリージョイント
と、前記フリージョイントに連結されたスライド機構
と、前記スライド機構に固定されて大腿を固定する大腿
装着部と、前記大腿装着部が前記スライド機構の中立の
位置から変位した時は、前記大腿装着部を前記中立の位
置に戻す方向に付勢する第1のばね機構を備えるもので
ある。また、前記第1のばね機構は、前記大腿装着部が
前記スライド機構の中立の位置から上体側に変位した時
は、前記大腿装着部を前記中立の位置に戻す方向に付勢
し、前記大腿装着部が前記スライド機構の中立の位置か
ら下腿側に変位した時は、いずれの方向にも付勢しない
ものとするものである。また前記スライド機構を前記フ
リージョイントの回転軸回りに前記下腿側に回転するよ
うに付勢する第2のばね機構を備えるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す下
肢駆動装置の側面図である。従来例と共通する部分につ
いては、同一の記号を付し、説明は省略する。図におい
て、1は下肢駆動装置であり、下肢駆動装置1はベッド
2に固定され、非使用時には折り畳まれてベッド2の内
部に格納される。3は図示しない基台に内蔵されたモー
タで駆動される第1駆動軸111で回転駆動される大腿
第1アームであり、4は大腿第1アームの先端に取り付
けられ、連動駆動軸112まわりに自由に回転す大腿第
2アームである。大腿第1アーム3と大腿第2アームで
連結リンクを構成している。大腿装着部115はフリー
ジョイント5とスライド機構6を介して大腿第2アーム
4の先端に取り付けら、フリージョイント5回りの回転
自由度Rとスライド機構6に沿った移動自由度Sを有す
る。
【0007】図2はフリージョイント5の機構を説明す
る側面図である。フリージョイント5は回動軸51とね
じりコイルばね52を備えている。回動軸51は図の紙
面に垂直な方向に取付けられ、大腿第2アーム4とスラ
イド機構6を回転自在に結合している。ねじりコイルば
ね52は回動軸51に同軸に取付けられ。スライド機構
6が時計回りつまり下腿側に回転して大腿第2アーム4
と平行になるように付勢している。図3はこのねじりコ
イルばね52を備えたフリージョイント5の効果を説明
する図であり、(a)はねじりコイルばね52を備えて
いる場合の図であり、(b)はねじりコイルばね52を
備えていない場合の図である。ねじりコイルばね52が
あると、その働きでスライド機構6および大腿装着部1
15は下腿側に回転して大腿第2アーム4に平行な姿勢
を保っているので、下肢駆動装置1をベッド2の内部に
折り畳む時にベッド2との干渉が発生しない。ねじりコ
イルばね52がないと、スライド機構6および大腿装着
部115は自重によって傾くので、ベッド2との干渉が
発生する。
【0008】図4はスライド機構6の詳細を説明する側
面図であり、(a)は大腿装着部115が下腿側に変位
した状態を示し、(b)は中立の位置にある状態、
(c)は上体側に変位した状態をそれぞれ示す。スライ
ド機構6は固定部61と可動部62と定荷重ばね63か
らなる。固定部61はフリージョイント5を介して大腿
第2アーム4と結合する部分であり、可動部62は固定
部61にスライド自在に取り付けられる。定荷重ばね6
3は巻き尺状のバネ装置であり、巻き取り軸からばねの
一端を引き出すと常にほぼ一定の力が発生する公知の装
置である。定荷重ばね63は、その巻き取り軸が可動部
62のスライド方向と平行にスライドするように、固定
部61に設けた定荷重ばねレール611に支持され、そ
の一端を固定部62の継手621に取り付けている。定
荷重ばねレール611は中立の位置から下腿方向に設け
られている。したがって図4(a)のように可動部62
が下腿方向に変位する時は、定荷重ばね63の巻き取り
軸は可動部62と一緒にスライドして定荷重ばねレール
のA端まで移動する。したがって、この時は定荷重ばね
63は巻き取り軸から引き出されないので、可動部62
を中立位置に戻す力は生じない。一方、図4(c)のよ
うに可動部62が上体方向に変位する時は、巻き取り軸
は中立の位置から上体側にはスライドしないから、定荷
重ばね63は巻き取り軸から引き出され、可動部62を
中立位置に戻す力が生じる。
【0009】実施例では、可動部61が上体側にスライ
ドした時にだけ、中立位置に引き戻すばね機構を説明し
たが、可動部61が下腿側、上体側のいずれの方向に変
位しても、可動部61を中立位置に引き戻すばね機構を
備えてもよい。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
ライド機構で支持された大腿装着部が中立の位置から変
位した時に、大腿装着部を中立の位置に引き戻すばね機
構を備えたので、下肢駆動装置の運転中に患者の大腿が
大腿装着部から抜けにくくなり、連続した十分な治療が
できると言う効果がある。また、大腿装着部がリンク部
材と平行になるように付勢するばね機構を設けたので、
下肢駆動装置を折り畳んでベッドの下に格納する際に、
大腿装着部とベッドが干渉することがないという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の下肢駆動装置を示す側面図である
【図2】本発明のフリージョイントの詳細を示す側面図
である。
【図3】本発明のフリージョイントの効果を示す説明図
であり、(a)はねじりコイルばねを備えた場合を示
し、(b)はねじりコイルばねを備えない場合を示す。
【図4】本発明のスライド機構の詳細を示す説明図であ
り、(a)は大腿装着部が下腿側に変位した状態を示
し、(b)は大腿装着部が中立位置にある状態を示し、
(c)は大腿装着部が上体側に変位した状態を示す。
【図5】従来例の下肢駆動装置を示す側面図である。
【符号の説明】 1 下肢駆動装置 2 ベッド 3 大腿第1アーム 4 大腿第2アーム 5 フリージョイント 6 スライド機構 51 回動軸 52 ねじりコイルばね 61 固定部 62 可動部 63 定荷重ばね 100 下肢駆動装置 110 大腿用運動機構部 111、121、122 駆動軸 112 連動駆動軸 113、123 フリージョイント 114 スライド機構 115 大腿装着部 116 患者 117 股関節 118 膝関節 120 下腿用運動機構部 124 フリー回転部 125 下腿装着部 611 定荷重ばねレール 621 継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 正志 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大腿に力を加えて股関節を回転させる大腿
    用運動機構部を備えた下肢駆動装置において、 前記大腿用運動機構部はモータで駆動されるアームと、
    前記アームの先端に取り付けられた回転自在のフリージ
    ョイントと、前記フリージョイントに連結されたスライ
    ド機構と、前記スライド機構に固定されて大腿を固定す
    る大腿装着部と、前記大腿装着部が前記スライド機構の
    中立の位置から変位した時は、前記大腿装着部を前記中
    立の位置に戻す方向に付勢する第1のばね機構を備えた
    ことを特徴とする下肢駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のばね機構は、前記大腿装着部
    が前記スライド機構の中立の位置から上体側に変位した
    時は、前記大腿装着部を前記中立の位置に戻す方向に付
    勢し、前記大腿装着部が前記スライド機構の中立の位置
    から下腿側に変位した時は、いずれの方向にも付勢しな
    いことを特徴とする請求項1に記載の下肢駆動装置。
  3. 【請求項3】前記スライド機構を前記フリージョイント
    の回転軸回りに前記下腿側に回転するように付勢する第
    2のばね機構を備えたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の下肢駆動装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030077101A (ko) * 2002-03-25 2003-10-01 왕요 관절 치료기
KR101515504B1 (ko) * 2013-12-09 2015-05-04 (주)신우아이엠에스 다리의 재활을 위한 침대형 재활장치
KR20160145123A (ko) * 2014-04-13 2016-12-19 리액티브 로보틱스 게엠베하 병상에 누운 환자를 위한 재활 기구 및 재활 기구를 포함하는 침대
CN112386441A (zh) * 2020-10-30 2021-02-23 杨志巧 一种医外科复健床

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JP2017511211A (ja) * 2014-04-13 2017-04-20 リアクティブ・ロボティクス・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングReActive Robotics GmbH 寝たきり患者のためのリハビリテーション機構およびリハビリテーション機構を備えるベッド
KR102317187B1 (ko) 2014-04-13 2021-10-27 리액티브 로보틱스 게엠베하 병상에 누운 환자를 위한 재활 기구 및 재활 기구를 포함하는 침대
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