JP2001029244A - 米洗い器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】炊飯器用の米洗いに関する発明で、釜の上面鍔
部に米洗い器具を装着して直接水に手を触れなく洗い水
を流し出すと共に泡立て器等でも米を洗うことができ、
節水と米の流出ロスがなく行え軽便で安価な米洗い器具
の発明である。 【解決手段】釜の鍔上面に米の洗い水を流し出すフイル
ター又は小穴を明けた三日月状のシート材をあてがうと
共に、この保持として釜の鍔の段差に引っ掛けて外周部
で弾力性のゴムバンド又は挟み部で保する構成が特長で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［発明の属する技術分野］この発明は、炊
飯器用の釜で米洗いをする軽便な器具で、特に洗い水を
流し出す米洗い器具の技術である。

【０００２】［従来の技術］従来は、この種に準じた米
洗い器具またはセット器具はなかった。

【０００３】［発明が解決しょうとする課題］ １．従来、洗い水を充分に流し出すことが出来ず濁った
水が残っていた。 ２．充分に流し出そうとすると、手を当てがっていても
指の間に米が溜まったり流失していた。 ３．米が溜まったり流失を防ごうとすると、ゆっくりと
丁寧に繰り返す必要があり手間と時間を要した。 ４．釜には種々の容量差と鍔には寸法・形状差があり、
その共通対応性も課題であった。

【０００４】［課題を解決するための手段］釜の鍔上面
に米の洗い水を流し出すフイルター又は小穴を明けた三
日月状のシート材をあてがうと共に、この保持として釜
の鍔の段差に引っ掛けて外周部で弾力性のゴムバンド又
は挟み部で保持する構成が特長である。

【０００５】［発明の実施の形態］以下本発明の主であ
る請求項２［図１］［図２］［図４］と展開事例の請求
項３［図５］［図６］についての実施の形態について説
明する。請求項２について、 １．釜（ａ）の大きさ鍔（ｂ）の寸法・形状に密着しや
すい布材で製作され、フイルター（１）は丈夫で汚れ難
く乾燥しやすいポリエステル系の材質で米粒（ｃ）より
も小さいネット材である。布材で製作すれば、同寸法・
形状で容量５合〜１升の範囲が使用可能である。 ２．形状は洗い水（ｄ）を流し出すための有効形状とし
て、開口部（ｅ）のフイルターは略三日月状とした、ま
たフイルターの直線側の片側は保持テープ（２）で補強
してある。 ３．フイルター（１）は保持材上側（３）に縫い合わさ
れ、そのフイルターの保持は保持材下側（４）で形成し
上側・下側を縫い合わせて布のほつれを防ぐため縁取り
テープ（６）等で固着されている。又は保持材上側・フ
イルター・保持材下側および縁取りテープを同時に縫い
合わせか固着してもよい。 ４．保持材下側（４）には、円形をなす形状部（５）が
縫い合わされていて弾力性のゴムバンド（７）が円形に
添って設けられると共に、略中央部に着脱用のツマミテ
ープ（８）で構成されている。 ５．釜への装着は、保持材上側・下側の間に釜の鍔を引
っ掛けてゴムバンドで釜外周に架張して保持し、この状
態で通常通り又は泡立て器等［図３］で米を洗いフイル
ター方向に傾けることで水だけが排出される。 ６．この米洗い器具は、泡立て器等とセットにすること
により冬場など冷たい水に手をあてがう必要がない。 請求項３について、 １．本事例は金属又は樹脂材で製作され、洗い水を流し
出す開口部の形状は略三日月状をなし、多数の小穴［図
５］（１）又はネット状のフイルターが設けられてい
る。 ２．これを密着・保持するため弾力性の挟み部又はバン
ド［図５］（２）を一体構成し、釜又は内釜［図５］
（３）の鍔の上側・下側に差し込むようにして保持し使
用するものである。 ３．各種釜寸法への対応を増すため、三日月状の外周半
径Ｒは釜汎用寸法の最大の外径に合わす。

【０００６】［発明の効果］ １．洗い水を充分に流し出すことが出来て、節水できる
と共に早くきれいになる。 ２．冬場など冷たい水に手をあてがう必要がない。 ３．米の流出等のロス・ムダが生じない。 ４．米の流失を防ぐべく、ゆっくりと丁寧に繰り返す必
要がなく手間と時間の短縮となる。 ５．各種釜への容量差・寸法差への対応が広がる。 ６．使い勝手が簡単で、コストが極めて安い。

【図面の簡単な説明】

【図１】米洗い器具を釜に装着した使用状態の斜視図で
ある。

【図２】米洗い器具全体の斜視図である。

【図３】汎用の泡立て器等の斜視図である。

【図４】米洗い器具を釜に装着した平面図と断面図であ
る。

【図５】事例で請求項３の米洗い器具全体の斜視図であ
る。

【図６】事例で請求項３の米洗い器具を釜に装着した平
面図と側面図である。

【符号の説明】

ａ 釜 ｂ 釜の鍔部 ｃ 米 ｄ 洗い水
ｅ フイルターの開口部 １ フイルター ２ 保持テープ ３ 保持材上側
４ 保持材下側 ５ 保持材下側の円形をなす形状部 ６ 縁取りテー
プ ７ ゴムバンド ８ ツマミテープ （１）多数の小穴のあいた板 （２）挟み部又はバン
ド （３）釜又は内釜

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】炊飯器用釜の鍔上面を略三日月状又は全体
   を覆うようにして洗い水を流し出す開口部にフイルター
   又は開口穴を設けると共に、釜の鍔と釜外周部の段差を
   用いて開口部のフイルター等を保持することを特長とし
   た米洗い器具。
2. 【請求項２】米洗い器具は主として布材で製作され、洗
   い水を流し出す開口部のフイルターの形状は略三日月状
   をなし、フイルターは保持材上側に形成しそのフイルタ
   ーの保持は保持材下側で形成し上側・下側を縫い合わせ
   等で固着されると共に、保持材下側の円形形状部に弾力
   性のゴムバンドで保持する構成で、保持材上側・下側の
   間に釜の鍔を引っ掛けてゴムバンドで釜外周に架張して
   保持することを特長とした米洗い器具。
3. 【請求項３】米洗い器具は金属又は樹脂材で製作され、
   洗い水を流し出す開口部の形状は略三日月状をなし、多
   数の小穴又はネット状のフイルターが設けられると共
   に、これを密着・保持するため弾力性の挟み部を一体構
   成し、釜の鍔の上側・下側に差し込むようにして保持す
   ることを特長とした米洗い器具。
4. 【請求項４】上記の請求項２又は請求項３と汎用の泡立
   て器等と組み合わせて、米洗い時に直接洗い水に手を触
   れないことを特長とした米洗いセット器具。