JP2001028606A - ネットワーク中継装置およびネットワーク中継方法 - Google Patents

ネットワーク中継装置およびネットワーク中継方法

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JP2001028606A
JP2001028606A JP20086499A JP20086499A JP2001028606A JP 2001028606 A JP2001028606 A JP 2001028606A JP 20086499 A JP20086499 A JP 20086499A JP 20086499 A JP20086499 A JP 20086499A JP 2001028606 A JP2001028606 A JP 2001028606A
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Hiroko Onoe
裕子 尾上
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NTT Docomo Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換回数の少ないネットワーク中継を行うこ
と。 【解決手段】 変換装置100−1は、受信したバイン
ド要求パケット中に格納されるアドレスに関して自己が
行う変換先アドレスに対応する変換元アドレスを問合せ
るパケットを送信する。他の変換装置100−2は、自
己のアドレス変換テーブルを参照し、問合せのあったア
ドレスに対応する変換元アドレスを応答するパケットを
変換装置100−1に対して送信する。変換装置100
−1は、応答に基づいてアドレス変換情報を変更し、変
更後のアドレス変換情報に基づいてバインド要求パケッ
トを変換して送信する。変換後のバインド要求パケット
が示すアドレスは変換装置100−2においてIPv4
アドレスに変換される前のIPv6アドレスを示すよう
になり、変換装置100−2を中継せずにバインド要求
パケットが送信ノード200に送信され、送信ノード2
00はバインド要求パケットを送信してきたネットワー
クに直接パケットを送信できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プロトコルの異
なるネットワーク間のデータ通信において、変換回数の
少ない中継を行うことが可能なネットワーク中継装置お
よびネットワーク中継方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プロトコルの異なる複数のネ
ットワークを中継してデータ通信が行われている。例え
ば、複数のネットワークを中継してデータ通信が行われ
るインターネットでは、それぞれのネットワークにおけ
るプロトコルが異なる場合には、各ネットワーク間にプ
ロトコル変換を行うことが可能な中継装置が設けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ通信
が多様化して様々なネットワークが存在するようになる
と、最初に送信したノードから最終的に受信するノード
にデータが到達するまでの間に複数の中継装置によって
プロトコルが変換される場合が生じる。しかしながら、
プロトコル変換が何度も行われると、プロトコル変換に
かかる処理負担が増加してデータ通信の効率が低下する
という問題が生じる。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、プロトコルの異なるネットワーク
間のデータ通信において、変換回数の少ない中継を行う
ことが可能なネットワーク中継装置およびネットワーク
中継方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、変換前のデータに含
まれる特定情報である変換元情報と、当該データの変換
後の特定情報である変換先情報とを対応させて記憶する
変換情報記憶手段と、前記変換情報記憶手段に記憶され
た対応に基づいてプロトコルの変換を行うプロトコル変
換手段と、前記特定情報と前記データの中継経路とを対
応つけて、受信したデータを前記プロトコル変換手段に
よって変換した変換後データを中継する中継手段と、前
記プロトコル変換手段において変換すべきデータを受信
した場合に、前記変換先情報に対応する他の変換元情報
の有無をネットワークを介して他装置に問合せる問合せ
手段と、前記他装置から前記問い合わせに対応する応答
として他の変換元情報を受信した場合には、前記変換情
報記憶手段内の対応する変換元情報を、前記応答として
受信した変換元情報に書き換える変更手段と、前記特定
情報を前記変更手段によって変更される前の変更前情報
と変更された後の変更後情報を対応させた変更情報をネ
ットワークを介して他装置に通知する変更情報通知手段
と、前記他装置から前記変更情報が通知された場合に当
該変更情報を受信する変更情報受信手段と、前記他装置
から前記問い合わせを受けた場合に、該当する変換元情
報が前記変換情報記憶手段に記憶されていれば当該変換
元情報を前記他装置に応答する応答手段と、前記変更手
段によって変更された変換元情報あるいは前記変更情報
受信手段が受信した前記変更情報に基づいて前記中継経
路を変更する経路変更手段とを備えることを特徴とす
る。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のネットワーク中継装置において、前記変換すべきデー
タは、特定の送信元アドレスに対して特定の宛先アドレ
スを指定して宛先アドレスの変更を要求する変更要求デ
ータであり、前記問合せ手段は、前記変更要求データに
おける前記特定の送信元アドレスおよび特定の宛先アド
レスの前記変換先に対応する他の変換元情報を問合せ、
前記変更情報通知手段は、前記変更要求データの送信元
アドレスに対して前記特定の送信元アドレスおよび前記
特定の宛先アドレスに関する前記変更情報を通知し、前
記経路変更手段は、前記変更要求データを前記プロトコ
ル変換手段によって変換して、前記特定の送信元に対し
て送信することを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のネットワーク中継装置において、前記変換すべきデー
タは、特定の送信元アドレスに対して特定の宛先アドレ
スを指定して宛先アドレスの変更を要求する変更要求デ
ータであり、前記問合せ手段は、前記変更要求データに
おける前記特定の送信元アドレスおよび特定の宛先アド
レスの前記変換先に対応する他の変換元情報を問合せ、
前記変更情報通知手段は、前記変更要求データの送信元
アドレスに対して前記特定の送信元アドレスに関する前
記変更情報を通知し、前記変更情報通知手段は、前記変
更要求データの宛先アドレスに対して前記特定の宛先ア
ドレスに関する前記変更情報を通知し、前記経路変更手
段は、前記変更要求データを前記プロトコル変換手段に
よって変換して、前記特定の送信元に対して送信するこ
とを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のネットワーク中継装置において、前記変換すべきデー
タは、特定の送信元アドレスに対して特定の宛先アドレ
スを指定して宛先アドレスの変更を要求する変更要求デ
ータであり、前記問合せ手段は、前記変更要求データに
おける前記特定の送信元アドレスの前記変換先に対応す
る変換元情報を問合せ、前記変更情報通知手段は、前記
変更要求データの送信元に対して前記特定の送信元アド
レスに関する前記変更情報を通知し、前記応答した他装
置に対して前記特定の送信元アドレスおよび前記特定の
宛先アドレスに関する前記変更情報を通知し、前記経路
変更手段は、前記変更要求データを前記プロトコル変換
手段によって変換して、前記特定の送信元に対して送信
することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
のネットワーク中継装置において、前記問合せに対する
変換情報がない旨の応答を受けた場合は、前記応答手段
は、前記変更手段による変更がない旨の変更情報を送信
し、前記経路変更手段は、前記変換すべきデータの送信
元アドレスを宛先アドレスとするデータに関する前記中
継経路を変更することを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、変換前のデータ
に含まれる特定情報である変換元情報と、当該データの
変換後の特定情報である変換先情報との対応に基づいて
プロトコル変換を行うネットワーク中継方法において、
前記プロトコル変換を行った各装置から他の装置に対し
て、自装置における変換先情報に対応する他装置におけ
る変換元情報を問合せる問合せ段階と、前記問合せに対
して自装置における変換元情報を応答する応答段階と、
前記問合せた前記変換先情報に対応した変換元情報を前
記応答における変換元情報に変更する変換元情報変更段
階と、前記変換元情報の変更に基づいて前記ネットワー
ク中継の経路を変更する経路変更手段とを備えることを
特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0012】[1.第一実施形態] [1−1.第一実施形態の構成] [1−1−1.全体構成]図1は、第一実施形態の構成
を示す図である。図1に示すように、第一実施形態に
は、変換装置100−1、100−2(特定を要しない
場合は変換装置100と記す)、送信ノード200、受
信ノード300、移動元ネットワーク400、移動元エ
ージェント410、移動先ネットワーク500、および
移動先エージェント510が備えられており、送信ノー
ド200および受信ノード300間のデータ通信はIP
パケットを用いて行われるように構成されている。変換
装置100は、構成については後述するが、インターネ
ットプロトコルアドレス(IPアドレス)の変換を行う
ことができるルータである。本実施形態においてIPア
ドレスには、32ビットで構成されたIPv4(IP Ver
sion 4)および、128ビットで構成されたIPv6
(IP Version 6)の2種類のバージョンがあり、各ノー
ドあるいはノードが接続されるネットワークには、いず
れかのバージョンによるIPアドレスが割り当てられ
る。なお、IPv4は8ビット毎に“.”で区切られた
10進数(例えば、“123.234.56.7”)で
表され、IPv6は16ビット毎に“:”で区切られた
16進数(例えば、“1234:5678:9abc:
def0:0fed:cab9:8765:432
1”)で表されるが、本実施形態においては、表記を容
易にするため、IPv4については“a***”と表記
し、IPv6については“A***”と表記する(“*
**”は3桁の10進数)ものとする。
【0013】送信ノード200は、本実施形態において
IPパケットを送信する側のノードであり、IPv6に
対応した“A200”というIPアドレス(以下「ノー
ドアドレスA200」と表記する)が割り当てられてい
る。受信ノード300は、本実施形態においてIPパケ
ットを送信ノード200から受信する側のノードであ
る。ここでは、受信ノード300は、例えば持ち運び可
能なモバイルコンピュータであり、接続されるネットワ
ーク毎にIPアドレスが割り当てられる。本実施形態に
おいて受信ノード300が接続されるネットワークは、
移動元ネットワーク400および移動先ネットワーク5
00である。移動元ネットワーク400にはIPv4に
対応した“a400”というIPアドレス(以下「ホー
ムアドレスa400」と表記する)が割り当てられてお
り、移動先ネットワーク500にはIPv6に対応した
“A500”というIPアドレス(以下「ホームアドレ
スA500」と表記する)が割り当てられている。
【0014】移動元ネットワーク400は、受信ノード
300が通常接続されているネットワークであり、例え
ば受信ノード300の使用者が所属する会社のネットワ
ークなどが該当する。これに対して移動先ネットワーク
500は、使用者が受信ノード300を所持して移動し
た先のネットワークであり、例えば訪問先の会社のネッ
トワークや、使用者が自宅からダイヤルアップ接続した
サービスプロバイダのネットワークなどが該当する。移
動元ネットワーク400には移動元エージェント410
が接続されており、移動先ネットワーク500には移動
先エージェント510が接続されている。移動元エージ
ェント410は、移動元ネットワーク400に接続され
た各ノード(受信ノード300を含む)に対するIPパ
ケットの転送を管理する装置である。移動元エージェン
ト410は、例えば、送信ノード200や移動先ネット
ワーク500など外部から受信したIPパケットを各ノ
ードに転送するといった処理の他、受信ノード300が
移動先ネットワーク500に移動した場合には、送信ノ
ード200から送信されたIPパケットを移動先ネット
ワーク500に転送する処理などを行う。移動先エージ
ェント510も同様に移動先ネットワーク500に接続
された各ノード(受信ノード300を含む)に対するI
Pパケットの転送を管理する装置である。
【0015】[1−1−2.変換装置100の構成]次
に、図2を参照しながら変換装置100の構成について
説明する。図2に示すように変換装置100は、パケッ
ト送受信処理部110、IPパケット変換処理部12
0、アドレス割当開放部130、バージョン番号毎アド
レスプール140、アドレス変換テーブル150、バイ
ンド要求処理部160、アドレス変換情報問合せ処理部
170、変換情報応答処理部180、および変換情報変
更処理部190を備えている。
【0016】パケット送受信処理部110は、ネットワ
ークあるいはノードからパケットを受信する処理およ
び、後述する各部で処理されたパケットをネットワーク
あるいはノードに送信する処理を行うものである。IP
パケット変換処理部120は、パケット送受信処理部1
10において受信したIPパケットをIPv4からIP
v6(あるいはIPv6からIPv4)に変換するもの
である。アドレス割当開放部130は、特定の変換元ア
ドレスに対応する変換先アドレスを割り当てる処理、あ
るいは、割当てが不要になった変換先アドレスを開放す
る処理を行うものである。バージョン番号毎アドレスプ
ール140は、IPアドレスのバージョン(IPv4お
よびIPv6)毎に変換先アドレスとして割当可能なア
ドレスを記憶しているものであり、アドレス割当開放部
130は、バージョン番号毎アドレスプール140に記
憶されたアドレスを用いて変換先アドレスの割当てを行
う。アドレス変換テーブル150は、IPv4アドレス
とIPv6アドレスとを1対1に対応つけて記憶したテ
ーブルであり、IPパケット変換処理部120は、アド
レス変換テーブル150が示す対応に従ってアドレスを
変換する。ここで、図3は、アドレス変換テーブル15
0の内容例を示す図である。図3に示す例においては、
IPv6アドレス“A100”はIPv4アドレス“a
101”に変換されることを示している。本実施形態に
おいては、IPv6 アドレスおよびIPv4アドレス
の個々のアドレス変換情報を「マップ」といい、マップ
の内容を“(A100,a101)”と表記する。
【0017】説明を図2に示す変換装置100の構成に
戻す。本実施形態においては、変換装置100は、IP
アドレスのバージョン変換処理の他にバインド要求処理
を行うように構成されている。「バインド要求」とは、
IPパケットの送信先を変更すべき旨を通知する手続で
あり、受信ノード300が接続されたネットワークのア
ドレスをホームアドレスとともに送信ノード200に対
して通知することによって行われる。バインド要求は、
例えば、受信ノード300が移動元ネットワーク400
に接続されている状態から移動先ネットワーク500に
接続されている状態に変化した場合などに行われる。
【0018】バインド要求処理部160は、受信ノード
300が接続された移動先ネットワーク500側からの
要求に基づいてバインド要求処理を行うものである。ア
ドレス変換情報問合せ処理部170は、バインド要求が
行われた場合に、変換装置100に対してアドレス変換
情報の問合せを行うものであり、変換情報応答処理部1
80は、他の変換装置100から受信した問合せに対す
る応答処理を行うものである。そして、変換情報変更処
理部190は、受信した応答に基づいて自己のアドレス
変換情報を変更する処理を行うものである。
【0019】[1−1−3.パケットの構成]次に図4
を参照しながら、上述のバインド要求や、アドレス変換
情報の問合せおよび応答を行うために用いられるパケッ
トの構成例について説明する。バインド要求パケット
は、バインド要求を行う際に送信されるパケットであ
り、図4に示すように、送信元アドレス、宛先アドレ
ス、およびホームアドレスを示すフィールドを備えて構
成される。ホームアドレスを示すフィールドには、バイ
ンド要求を行うネットワークのホームアドレス(図1に
示す例では移動元ネットワーク400)が格納される。
【0020】問合せパケットは、バインド要求パケット
を受信した変換装置100から他の変換装置100に対
してアドレス変換情報を問合せる際に送信されるパケッ
トであり、送信元アドレス、宛先アドレス、変換先送信
ノードアドレス、および変換先ホームアドレスを示すフ
ィールドを備えて構成される。変換先送信ノードアドレ
スを示すフィールドには、バインド要求パケット中の宛
先アドレスを変換したアドレスが格納され、変換先ホー
ムアドレスを示すフィールドには、バインド要求パケッ
ト中のホームアドレスを変換したアドレスが格納され
る。応答パケットは、問合せパケットを受信した変換装
置100から問合せパケットを送信した変換装置100
に対して送信されるパケットであり、送信元アドレス、
宛先アドレス、変換元送信ノードアドレス、および変換
元ホームアドレスを示すフィールドを備えて構成され
る。変換元送信ノードアドレスを示すフィールドには、
問合せパケット中の変換先送信ノードアドレスに対応し
た変換元アドレスが示され、変換元ホームアドレスを示
すフィールドには、問合せパケット中の変換先ホームア
ドレスに対応した変換元アドレスが格納される。
【0021】バインド変更パケットは、アドレス変換情
報の問合せおよび応答に基づいて得られた変換元アドレ
ス情報に基づいて、ネットワーク側が認識しているアド
レス情報の変更を通知する際に変換装置100からネッ
トワークに送信されるパケットであり、変更元ホームア
ドレス、変更先ホームアドレス、変更元送信ノードアド
レス、および変更先送信ノードアドレスを示すフィール
ドを備えて構成される。なお、以下の説明においては、
図4に示すパケットを送信ノード200および受信ノー
ド300間においてデータ通信を行うために用いられる
「IPデータパケット」と区別し、「IPデータパケッ
ト」のち、IPv4アドレスの付されたネットワークあ
るいはノードにおいて用いられるパケットを「IPv4
パケット」といい、IPv6アドレスの付されたネット
ワークあるいはノードにおいて用いられるパケットを
「IPv6パケット」というものとする。
【0022】[1−2.第一実施形態の動作]次に、第
一実施形態の動作について説明する。 [1−2−1.概要動作]まず、図1を再び参照しなが
ら第一実施形態の概要動作について説明する。送信ノー
ド200にはIPv6アドレスが割り当てられ、移動元
ネットワーク400はIPv4アドレスが割り当てら
れ、移動先ネットワーク500はIPv6アドレスが割
り当てられている。図1に示すように、受信ノード30
0は、移動元ネットワーク400に接続された状態から
移動先ネットワーク500に接続された状態に変化して
おり、移動元エージェント410は、受信ノード300
宛のIPパケットを受信した場合には、移動先ネットワ
ーク500にIPパケットを転送するように設定されて
いる。このような場合において、送信ノード200が受
信ノード300宛のIPv6パケットを送信すると、変
換装置100−2はIPv6パケットをIPv4パケッ
トに変換して移動元ネットワーク400に送信する。そ
して、移動元エージェント410は、移動先ネットワー
ク500にIPパケットの転送を行うが、このとき変換
装置100−1はIPv4パケットをIPv6パケット
に変換して移動元ネットワーク400に送信する。受信
ノード300は、このように移動元ネットワーク400
からIPパケットの転送をうけた際には、移動先ネット
ワーク500に接続されている旨を送信ノード200に
対して通知するバインド要求パケットを送信する。
【0023】ところで、図1に示す例のように、送信ノ
ード200および受信ノード300のIPバージョンが
同じである場合(いずれもIPv6)には、送信ノード
200から送信されるIPパケットは、一度も変換され
ずに受信ノード300に送信されることが望ましい。し
かしながら、送信ノード200が送信したIPパケット
に示された送信元アドレス(A200)は、移動元ネッ
トワーク400に送信される際に変換装置100−2に
おいてIPv4アドレスに変換され、移動先ネットワー
ク500に転送される際に再度IPv6アドレスに変換
されているので、受信ノード300が認識する送信ノー
ド200のノードアドレスはA200とは異なっている
場合がある。このような場合には、移動先ネットワーク
500から送信ノード200に対して送信されたIPパ
ケットは、送信ノード200に直接は送信されず、変換
装置100−1のアドレス変換テーブル150が示すア
ドレス変換情報に従って再度IPv4パケットに変換さ
れ、その後変換装置100−2のアドレス変換テーブル
150が示すアドレス変換情報に従ってPv6パケット
に変換された後に送信ノード200に到達することにな
る。
【0024】同様に、送信ノード200に通知された移
動先ネットワーク500の移動先ネットワークアドレス
は、変換装置100−1および100−2において変換
されているので、送信ノード200が認識する移動先ネ
ットワーク500の移動先ネットワークアドレスA50
0とは異なってしまう。従って、送信ノード200から
移動先ネットワーク500に対して送信されたIPパケ
ットは、移動先ネットワーク500に直接は送信され
ず、変換装置100−2のアドレス変換テーブル150
が示すアドレス変換情報に従って再度IPv4パケット
に変換され、その後変換装置100−1のアドレス変換
テーブル150が示すアドレス変換情報に従ってIPv
6パケットに変換された後に移動先ネットワーク500
に到達することになる。
【0025】このように、各変換装置100がアドレス
変換情報を各々独立して記憶していると、度重なる変換
が行われなくてはIPパケットが目的のノードに到達し
ないという場合が生じる。そこで、本実施形態において
は、バインド要求が行われた際に変換装置100間でア
ドレス変換情報を交換することによってアドレス変換テ
ーブル150記憶されたアドレス変換情報を変更する。
そして、アドレス変換情報の変更に基づいてIPパケッ
トの送信先を変更すべき旨を通知するパケットを送信す
ることによって、その後パケットを送信する際にアドレ
ス変換が何度も行われることを防止する。
【0026】より具体的には、変換装置100(仮に1
00−1)は、移動先ネットワーク500からバインド
要求パケットを受信すると、当該バインド要求パケット
中に格納されるアドレスに関して自己が行う変換先アド
レスに対応する変換元アドレスを問合せるパケットを送
信する。アドレス変換情報の問合せパケットを受信した
他の変換装置100(仮に100−2)は、自己のアド
レス変換テーブル150を参照し、問合せのあったアド
レスに対応する変換元アドレスを含む応答パケットを変
換装置100−1に対して送信する。このようにして変
換装置100−1は、他の変換装置100−2で行われ
る変換情報を取得して、記憶していたアドレス変換情報
を変更する。そして、変更後のアドレス変換情報に基づ
いてバインド要求パケットを変換して変換装置100−
1に送信する。そして、移動先ネットワーク500から
受信していたバインド要求パケットを、問合せおよび応
答によって変更したアドレス変換情報に基づいて変換す
ると、変換後のバインド要求パケットが示すアドレスは
変換装置100−2においてIPv4アドレスに変換さ
れる前のIPv6アドレスを示すようになり、変換装置
100−2を中継せずにバインド要求パケットが送信ノ
ード200に送信される。送信ノード200は、今後送
信ノード300宛のIPパケットを送信する場合には、
図1中点線で示すように、バインド要求パケットを送信
してきた移動先ネットワーク500に対してパケットを
直接送信するようになる。また、変換装置100−1
は、アドレス変換情報を変更した場合は、バインド要求
パケットの送信元である移動先ネットワーク500に変
更情報を示すバインド変更パケットを送信し、移動先ネ
ットワーク500はこの情報により、送信ノード200
から直接送信されるIPパケットの送信元を先にバイン
ド要求した宛先と一致することを認識できるようにな
る。
【0027】[1−2−2.詳細動作] [1−2−2−1.変換装置100の動作]まず、図2
に示す構成図および図5に示すフローチャートを参照し
ながら、変換装置100の動作について説明する。変換
装置100がパケットを受信すると、パケット送受信処
理部110は、受信したパケットがIPデータパケット
であるか否かを判定し(S1)、IPデータパケットで
あると判定した場合は(S1;Yes)、受信したIP
データパケットをIPパケット変換処理部120に送信
して変換処理を行う(S2〜S6)。IPパケット変換
処理部120は、アドレス変換テーブル150を参照し
て(S2)、IPデータパケット中に格納されているア
ドレスに対応する変換情報(マップ)がアドレス変換テ
ーブル150に存在するか否かを判定する(S3)。こ
こで、変換情報があると判定される場合とは、判定対象
となるアドレスに関する変換をすでに行ったことがある
場合や、予め所定の組み合わせが記憶されている場合な
どが該当する。ステップS3の判定において変換情報が
存在しないと判定した場合は(S3;No)、アドレス
割当・開放部130はバージョン番号毎アドレスプール
140を参照してプールされているアドレスの一つを選
択して変換先アドレスに割り当てる(S4)。IPパケ
ット変換処理部120は、割り当てられたアドレスに基
づいてマップを生成してアドレス変換テーブル150を
更新する(S5)。そしてIPパケット変換処理部12
0は、アドレス変換テーブル150のマップに基づいて
アドレス変換処理を行って(S6)、変換後のパケット
をパケット送受信処理部110からネットワークへ送信
する。一方、ステップS3の判定において変換情報が存
在すると判定した場合は(S3;Yes)、IPパケッ
ト変換処理部120は、ステップS6に移行して変換処
理を行う。
【0028】ところで、ステップS1の判定において、
受信したパケットがIPデータパケットではないと判定
した場合は(S1;No)、受信したパケットは、バイ
ンド要求パケット、問合せパケット、応答パケット、あ
るいはその他のパケットである。パケット送受信処理部
110は、受信したパケットがバインド要求パケットで
あるか否かをまず判定し(S7)、バインド要求パケッ
トであると判定した場合は(S7;Yes)、バインド
要求処理部160は、受信したバインド要求パケットを
保持しておき(S8)、アドレス変換情報問合せ処理部
170に問合せパケットを生成させて(S9)、パケッ
ト送受信処理部110から送信する。
【0029】一方、ステップS7の判定において、受信
したパケットがバインド要求パケットではないと判定し
た場合は(S7;No)、パケット送受信処理部110
は、受信したパケットが問合せパケットであるか否かを
判定する(S10)。パケット送受信処理部110が受
信したパケットが問合せパケットであると判定した場合
は(S10;Yes)、変換情報応答処理部180は、
アドレス変換テーブル150を参照して(S11)問合
せのあったアドレスに関する変換情報がアドレス変換テ
ーブル150に存在するか否かを判定する(S12)。
なお、ステップS12における判定は、先に説明したス
テップS3における判定と同様である。
【0030】ステップS12の判定において、変換情報
がアドレス変換テーブル150に存在すると判定した場
合は(S12;Yes)、変換情報応答処理部180は
応答パケットを生成して(S13)パケット送受信処理
部110から送信する。ステップS10の判定におい
て、受信したパケットが問合せパケットではないと判定
した場合は(S10;No)、パケット送受信処理部1
10は、受信したパケットが応答パケットであるか否か
を判定する(S14)。そして、受信したパケットが応
答パケットであると判定した場合は(S14;Ye
s)、変換情報変更処理部190は、ステップS8にお
いて保持したバインド要求パケット中に格納される宛先
アドレス(送信ノードアドレス)およびホームアドレス
に関するアドレス変換テーブル上の情報を、応答パケッ
トが示す情報に基づいて変更する(S15)。変換情報
変更処理部190は、アドレス変換テーブル150の変
更に基づいて、バインド変更パケットを生成し(S1
6)、IPパケット変換処理部120は保持されていた
バインド要求パケットのアドレスを変換して(S1
7)、パケット送受信処理部110からそれぞれ送信す
る。なお、ステップS14の判定において、受信パケッ
トが応答パケットではないと判定した場合は(S1
4)、アドレス変換情報の交換に関するパケットではな
いと判定できるので、アドレス変換情報の変更およびバ
インド変更パケットの生成は行わずに、バインド要求パ
ケットの変換のみを行って(S17)送受信処理部11
0から送信する。
【0031】[1−2−2−2.具体的な動作]次に、
図6に示すシーケンスを参照しながら、第一実施形態の
具体的な動作について説明する。
【0032】まず、送信ノード200が受信ノード30
0に対してIPデータパケットの送信を開始する以前に
各装置が保持するアドレス変換情報(マップ)について
説明する。図6に示すように、移動先エージェント51
0は送信ノードアドレス(A201)、ホームアドレス
(A402)を保持し、変換装置100−1はM111
1((A101,a101)、(A201,a20
1)、(A402,a400)、(A500,a50
1))を保持し、移動元エージェント410はマップM
1401(a400,a501)を保持し、変換装置1
00−2はM1121((A102,a102)、(A
200,a201)、(A401,a400))を保持
し、送信ノード200は宛先アドレスA401を保持し
ている。
【0033】IPv6アドレスの割り当てられた送信ノ
ード200からIPv4アドレスの割り当てられた移動
元ネットワーク400にIPデータパケットを送信する
場合には、送信ノード200は、送信元アドレスを自己
のアドレスA200とし、A401を宛先アドレスとし
て格納したIPv6パケットを送信する(S101)。
宛先アドレスをA401としたIPv6パケットは変換
装置100−2においてIPv4パケットに変換されて
移動元ネットワーク400に送信される(S102)。
このとき、送信元アドレスおよび宛先アドレスはマップ
M1121((A200,a201)、(A401,a
400))に基づいて変換される。すなわち、送信元ア
ドレスA200はa201に変換され、宛先アドレスA
401はa400に変換される。
【0034】移動元ネットワーク400の移動元エージ
ェント410は、受信ノード300が移動先ネットワー
ク500に移動したことを示す情報を保持しており、受
信ノード300宛に送信すべきIPデータパケットを移
動先ネットワーク500に転送する。ここで、移動元ネ
ットワーク400にはIPv4アドレスが割り当てられ
ており、移動先ネットワーク500にはIPv6アドレ
スが割り当てられているので、移動元エージェント41
0は、受信したIPv4パケットの宛先アドレスをバイ
ンド情報およびマップM1401(a400,a50
1)に基づいてa400からa501に変換した後に転
送する(S103)。移動元ネットワーク400から送
信されたIPv4パケットは変換装置100−1におい
てIPv6パケットに変換されて移動先ネットワーク5
00に送信される(S104)。このとき、送信元アド
レスおよび宛先アドレスはマップM1111((A20
1,a201)、(A500,a501))に基づい
て、送信元アドレスa201はA201に変換され、宛
先アドレスa501はA500に変換される。転送され
たIPv6パケットを受信した移動先ネットワーク50
0のエージェント510は、当該IPv6パケットを受
信ノード300に転送する(S105)。これにより、
移動先エージェント510および受信ノード300は、
送信ノード200のアドレス情報をA201として認識
し、バインド要求を行うべき宛先情報として保持する。
【0035】移動元エージェント410から転送された
IPデータパケットを受信した受信ノード300は、送
信ノード200に対して宛先アドレスの変更を要求する
ためにバインド要求パケットを生成し(S106)、移
動先エージェント510は当該バインド要求パケットを
変換装置100−1に送信する(S107)。このと
き、バインド要求パケットの送信元アドレスには移動先
ネットワーク500の移動先ネットワークアドレスA5
00が格納され、宛先アドレスにはA201が格納さ
れ、移動元を示すホームアドレスにはマップM1111
(A402,a400)に基づいて移動元ネットワーク
400のアドレスa400に変換されるA402が格納
される。
【0036】移動先エージェント510から送信された
バインド要求パケットを受信した変換装置100−1
は、バインド要求パケットを一旦保持し、先に説明した
問合せパケットを送信する(S108)。ここでは、問
合せパケットの送信元アドレスには変換装置100−1
のアドレスa101が格納され、宛先アドレスにはバイ
ンド要求パケットの宛先アドレスA201の変換先であ
るa201が格納され、変換先送信ノードアドレスには
a201が格納され、送信先ホームアドレスにはバイン
ド要求パケットのホームアドレスA402の変換先であ
るa400が格納される。変換装置100−1から送信
された問合せパケットの宛先アドレスがa201である
ので、変換装置100−2は問合せパケットを受信して
アドレス変換テーブル150(図2参照)を参照し、問
合せパケットに対する応答パケットを生成して送信する
(S109)。応答パケット中の各アドレスを示すフィ
ールドには、問合せパケット中に格納される各変換先I
Pv4アドレスのマップM1121における変換元であ
る各IPv6アドレスが格納される。具体的には、応答
パケットの送信元アドレスには変換装置100−2のア
ドレスa102が格納され、宛先アドレスには問合せパ
ケットの送信元である変換装置100−1のアドレスa
101が格納され、変換元送信ノードアドレスには問合
せパケットにおける変換先送信ノードアドレスa201
の変換元であるA200が格納され、送信元ホームアド
レスには問合せパケットにおける変換元ホームアドレス
a400の変換元であるA401が格納される。
【0037】変換装置100−1は、応答パケットを受
信すると、送信ノードアドレスa201は、変換装置1
00−2においてA200から変換されるアドレスであ
り、ホームアドレスa400は、変換装置100−2に
おいてA401から変換されるアドレスであることを認
識し、これに基づいてアドレス変換情報を変更する。具
体的には、マップM1111((A101,a10
1)、(A201,a201)、(A402,a40
0)、(A500,a501))において、アドレスa
201に変換されるアドレスA201をA200に変更
し、アドレスa400に変換されるアドレスA402を
A401に変更して、マップM1112((A101,
a101)、(A200,a201)、(A401,a
400)、(A500,a501))に変更する。そし
て、アドレス変換情報の変更に基づいてバインド要求パ
ケットのアドレスを変換した後にバインド要求パケット
を送信し(S110)、バインド変更パケットをバイン
ド要求パケットの送信元である移動先エージェント51
0に送信する(S111)。具体的には、バンド要求パ
ケットの宛先アドレスはA201からA200に変換さ
れ、ホームアドレスはA402からA401に変換され
る。また、バインド変更パケットの変更元送信ノードア
ドレスをA201とし、変更先送信ノードアドレスをA
200とし、変更元ホームアドレスをA402とし、変
更先ホームアドレスをA401とする。
【0038】変換装置100−1から送信されたバイン
ド要求パケットは、宛先アドレスをA500とするの
で、変換装置100−2によって中継されずに送信ノー
ド200に受信される(図1中の点線参照)。送信ノー
ド200は、受信したバインド要求パケットに基づいて
受信ノード300のホームアドレスがA401からA5
00に変更されたことを認識して、保持していたアドレ
ス情報を変更する(M1202参照)。そして、その後
受信ノード300に対して送信するIPデータパケット
を送信する場合は、送信元アドレスをA200とし、宛
先アドレスをA500としたIPv6パケットを送信す
る(S112)。送信ノード200と移動先ネットワー
ク500には、いずれもIPv6アドレスが割り当てら
れているので、送信ノード200から送信されたIPv
6パケットは、変換装置100−1によって中継されず
に移動先エージェント510に受信される。移動先エー
ジェント510は、先に変換装置100−1から受信し
たバインド変更パケットに示されたアドレス変換情報の
変更を保持しているので(M1502参照)、受信した
IPv6パケットの送信元アドレスA200が、先に移
動元ネットワーク400から転送されたIPデータパケ
ットの送信元アドレスと一致することを認識し、受信し
たIPv6パケットを受信ノード300に送信する(S
113)。
【0039】ここで、変換装置100−1がステップS
107において受信したバインド要求パケットを従来の
ようにマップM1111に基づいて変換した場合につい
て考察してみる。バインド要求パケットが示す宛先アド
レスはA201であり、送信ノード200のノードアド
レスはA200であるから、バインド要求パケットは送
信ノード200には送信されず、変換装置100−1に
おいて宛先アドレスA200がa201に、送信元アド
レスA500がa501に変換されて変換装置100−
2に送信される。変換装置100−2は、マップM11
21にもとづいてバインド要求パケットの宛先アドレス
a201をA200に、送信元アドレスa501をA5
02に変換して送信ノード200にバインド要求パケッ
トを送信する。
【0040】その後送信ノード200から受信ノード3
00宛に送信されるIPパケットの宛先アドレスはA5
02となるので、受信ノード300には直接は送信され
ずに、変換装置100−2においてA502からa50
1に変換された後に変換装置100−1に送信され、変
換装置100−1において宛先アドレスa501からA
500に変換されて移動先エージェント510に送信さ
れる。このように、アドレス変換情報の問合せおよび返
答を行わない場合は、バインド要求を行っても送信ノー
ド200から受信ノード300のホームネットワークに
は直接は送信されない。これに対して、本実施形態にお
いては、変換装置100−1と変換装置100−2との
間において問合せパケットおよび応答パケットを用いて
アドレス変換情報してアドレス変換情報を変更すること
ができるので、受信ノード300のが接続されたネット
ワークに送信ノード200から直接IPデータパケット
を送信することができるようになる。
【0041】[2.第二実施形態]次に、図7に示すパ
ケット構成図および図8に示すシーケンスを参照しなが
ら、第二の実施形態について説明する。なお、第二実施
形態のネットワークおよび装置構成については第一実施
形態と同様であるので、ここでは図示および説明は省略
する。
【0042】[2−1.パケット構成]図7は、第二実
施形態において用いられるパケットの構成を示す図であ
る。図7に示すパケットのうち、バインド要求パケッ
ト、問合せパケット、および応答パケットの構成につい
ては、第一実施形態(図4参照)と同様である。ホーム
アドレス情報変更パケットは、送信ノード200に対し
てホームアドレスの変更を通知するパケットであり、変
更元ホームアドレスおよび変更先ホームアドレスを示す
フィールドを備えて構成されている。送信ノードアドレ
ス変更パケットは、送信ノード200のアドレス情報に
関する変更を受信ノード300および受信ノード300
が接続されたネットワークに対して通知するパケットで
あり、変更元送信ノードアドレスおよび変更先送信ノー
ドアドレスを示すフィールドを備えて構成されている。
【0043】[2−2.第二実施形態の動作]次に、図
8に示すシーケンスを参照しながら、第二実施形態の動
作について説明する。なお、図8に示すアドレス変換情
報(マップM2501、M2111、M2401、M2
121、M2201)の初期の内容は、図6に示すアド
レス変換情報(マップM1501、M1111、M14
01、M1121、M1201)の初期の内容と同様で
ある。また、ステップS201〜S209は、図6に示
すS101〜S109と同様である。第二実施形態にお
いては、応答パケットを受信した変換装置100−1
は、上述したホームアドレス変更パケットを送信ノード
200に対して送信し(S210)、送信ノードアドレ
ス変更パケットを移動先エージェント510に対して送
信する(S211)。そして、ステップS207におい
て保持していたバインド要求パケットのうち、宛先アド
レスのみを変換して送信する(S212)。送信ノード
200は、ホームアドレス変更パケットに基づいて、宛
先アドレスA401からA402に変更する。これによ
り、バインド要求パケット中のホームアドレスがA40
2であっても、受信ノード300が移動元ネットワーク
400に接続された状態から移動先ネットワーク500
に接続された状態に変換したことを送信ノード200が
認識することができるようになり、送信ノード200か
ら受信ノード300のホームネットワークに直接IPデ
ータパケットを送信することができるようになる。
【0044】[3.第三実施形態]次に、図9に示すパ
ケット構成図および図10に示すシーケンスを参照しな
がら、第三の実施形態について説明する。なお、第三実
施形態におけるネットワークおよび装置構成については
第一実施形態と同様であるので、ここでは図示および説
明は省略する。
【0045】[3−1.パケット構成]図9は、第三実
施形態において用いられるパケットの構成を示す図であ
る。図9に示すパケットのうち、バインド要求パケット
の構成については、第一実施形態(図4参照)と同様で
ある。第三実施形態における問合せパケットは、送信元
アドレス、宛先アドレス、および変換先送信ノードアド
レスを示すフィールドを備えて構成されており、応答パ
ケットは、送信元アドレス、宛先アドレス、および変換
元送信ノードアドレスを示すフィールドを備えて構成さ
れている。すなわち、第三実施形態においては、変換装
置100はホームアドレスの変換情報については問合せ
を行わない。そのかわりにホームアドレス変換情報通知
パケットを用いて、自己が行ったホームアドレス変換情
報を通知する。ホームアドレス変換情報通知パケット
は、問合せを行った先の変換装置100に対してホーム
アドレスの変換情報を通知するパケットであり、変換元
ホームアドレスおよび変換先ホームアドレスを示すフィ
ールドを備えて構成されている。送信ノードアドレス変
更パケットは、受信ノード300およびそのホームネッ
トワークに対して送信ノード200のアドレス情報に関
する変更を通知するパケットであり、変更元送信ノード
アドレスおよび変更先送信ノードアドレスを示すフィー
ルドを備えて構成されている。
【0046】[3−2.第三実施形態の動作]次に、図
10に示すシーケンスを参照しながら、第三実施形態の
動作について説明する。なお、図10に示すアドレス変
換情報(マップM3501、M3111、M3401、
M3121、M3201)の初期の内容は、図6に示す
アドレス変換情報(マップM1501、M1111、M
1401、M1121、M1201)の初期の内容と同
様である。また、ステップS301〜S309は、図6
に示すS101〜S109と同様であるが、送信される
問合せパケットおよび応答パケットの構成が上述したよ
うに異なっている。
【0047】変換装置100−1が応答パケットを受信
すると、応答パケットを送信してきた変換装置100−
2に対してアドレス変換情報通知パケットを送信する
(S310)。ここでは、アドレス変換情報通知パケッ
トの送信元アドレスのフィールドには変換装置100−
1のアドレスa101が格納され、宛先アドレスのフィ
ールドには変換装置100−2のアドレスa102が格
納され、変換元ホームアドレスのフィールドにはバイン
ド要求パケットの送信元アドレスA500が格納され、
変換先ホームアドレスのフィールドにはA500の変換
先アドレスであるa501が格納される。変換装置10
0−2はアドレス変換情報通知パケットを受信して、ア
ドレス変換情報M3121(A502,a501)をM
3122(A500,a501)に変更する。
【0048】また、変換装置100−1は、移動先エー
ジェント510に対して送信ノードアドレス変更パケッ
トを送信する(S311)。ここでは、送信ノードアド
レス変更パケットの変更元送信ノードアドレスのフィー
ルドにはバインド要求パケットの宛先アドレスA201
が示され、変更先送信ノードアドレスのフィールドには
応答パケットの変換元送信ノードアドレスであるA20
0が格納される。これにより移動先エージェント510
は、送信ノードアドレスをA201からA200へ変更
する。そして、変換装置100−1は、保持していたバ
インド要求パケットをアドレス変換情報M3113に基
づいて変換した後に送信する(S312)。変換後のバ
インド要求パケットは図10ステップS312に示すよ
うに、送信元アドレスを示すフィールドにはa500が
格納され、宛先アドレスを示すフィールドにはa201
が格納され、ホームアドレスを示すフィールドにはa4
00が格納されるので、変換装置100−2がバインド
要求パケットを受信し、アドレス変換情報M3122に
基づいてバインド要求パケットの変換を行った後にバイ
ンド要求パケットを送信する(S313)。図10ステ
ップS313に示すように変換後のバインド要求パケッ
トの送信元アドレスを示すフィールドにはA500が格
納され格納され、宛先アドレスを示すフィールドにはA
200が格納され、ホームアドレスを示すフィールドに
はA401が格納されるので、バインド要求パケットは
送信ノード200に送信される。
【0049】送信ノード200は、受信ノード300が
接続されたネットワークのホームアドレスがA401か
らA500に変更されたことをバインド要求パケットに
よって認識し、アドレス変換情報を変更する(M320
2参照)。これにより、以後送信ノード200から受信
ノード300宛に送信されるIPv6パケットの送信元
アドレスはA200となり、宛先アドレスがA500と
なるので、IPv6パケットは直接移動先ネットワーク
500に送信されるようになる(S314)。移動先エ
ージェント510においては、変換装置100−1から
受信した送信ノードアドレス変更パケットによって、移
動元ネットワーク400から転送されたIPパケットの
送信元アドレスA201がA200に変更されているの
で、送信元アドレスがA200であれば送信ノード20
0から送信されたIPパケットであることを認識して受
信ノード300に転送する(S315)。
【0050】このように、第三実施形態においても、バ
インド要求パケットが送信された後は変換装置100を
経由することなく送信ノード200から受信ノード30
0に対してIPデータパケットを送信することができる
ようになる。
【0051】[4.第四実施形態]次に、図11から図
13を参照しながら、第四の実施形態について説明す
る。第一実施形態においては、送信ノード200から送
信されたパケットが受信ノードに到達するまでにプロト
コルが2回変換される場合を例として説明したが、第四
実施形態においては、プロトコルが2以上変換される場
合を例として説明する。
【0052】[4−1.第四実施形態の構成]図11
は、第四実施形態の構成を示す図である。図11に示す
ように、第四実施形態においては、変換装置100−
1、100−2、100−3、100−4(特定を要し
ない場合は変換装置100)、送信ノード200、受信
ノード300、中継ネットワーク400、500、60
0が備えられている。変換装置100の構成は第一実施
形態と同様である。第四実施形態においては、送信ノー
ド200はプロトコル形式が“Z”であり、アドレスが
“Z200”である。受信ノード300はプロトコル形
式が“X”であり、アドレスが“X300”である。
【0053】第四実施形態においては、バインド要求が
行われる前の状態では、送信ノード200から送信され
たデータパケットは、中継ネットワーク600、50
0、400によって順次中継されてから受信ノード30
0に送信されるようになっている。ここで、中継ネット
ワーク600のプロトコルは“Y”であり、中継ネット
ワーク500のプロトコルは“Z”であり、中継ネット
ワーク400のプロトコルは“Y”であるので、送信ノ
ード200から中継ネットワーク600へデータパケッ
トが送信される際には、変換装置100−4においてプ
ロトコルが“Z”から“Y”に変換され、中継ネットワ
ーク600から中継ネットワーク500へ送信される際
には変換装置100−3においてプロトコルが“Y”か
ら“Z”に変換され、中継ネットワーク500から中継
ネットワーク400へ送信される際には変換装置100
−2においてプロトコルが“Z”から“Y”に変換さ
れ、中継ネットワーク400から受信ノード300へ送
信される際には変換装置100−1においてプロトコル
が“Y”から“X”に変換されるようになっている。そ
して、受信ノード300のアドレスを示す宛先アドレス
も各プロトコル形式に応じて変換されるようになってい
る。
【0054】[4−2.第四実施形態の動作]次に、図
12に示すシーケンスを参照しながら、第四実施形態の
具体的な動作について説明する。変換装置100−1は
アドレス変換情報M4111((Y203,X20
4)、(Y304,X300))を備え、変換装置10
0−2はアドレス変換情報M4121((Z202,Y
203)、(Z303,Y304))を備え、変換装置
100−3はアドレス変換情報M4131((Y20
1,Z203)、(Y302,Z303))を備え、変
換装置100−4はアドレス変換情報M4141((Z
200,Y201)、(Z301,Y302))を備え
ている。送信ノード200はアドレス変換情報M420
1(X300,Z301)を備えており、アドレスがX
300である受信ノード300に対してデータパケット
を送信する場合には、送信元アドレスをZ200とし、
アドレス変換情報M4201(X300,Z301)に
基づいて宛先アドレスをZ301としたデータパケット
を送信する(S401)。
【0055】送信ノード200から送信されたデータパ
ケットは、変換装置100−4においてプロトコルが変
換されるとともに、送信元アドレスがZ200からY2
01に変換され、宛先アドレスがZ301からY302
に変換されて、中継ネットワーク600に送信された
後、変換装置100−3に送信される(S402)。送
信されたデータパケットは、変換装置100−3におい
てプロトコルが変換されるとともに、送信元アドレスが
Y201からZ202に変換され、宛先アドレスがY3
02からZ303に変換されて、中継ネットワーク50
0に送信された後、変換装置100−2に送信される
(S403)。変換装置100−2おいてもプロトコル
が変換されるとともに、送信元アドレスがZ202から
Y201に変換され、宛先アドレスがZ303からY3
04に変換されて、中継ネットワーク400に送信され
た後、変換装置100−1に送信される(S404)。
そして、変換装置100−1おいてもプロトコルが変換
されるとともに、送信元アドレスがY201からX20
4に変換され、宛先アドレスがY304からX300に
変換されて、受信ノード300に送信される(S40
5)。
【0056】受信ノード300が送信ノード200に対
してデータパケットを送信する場合は、送信ノード20
0のアドレスをX204と認識していることになるの
で、送信元アドレスX300、宛先アドレスX204と
示したデータパケットを送信する(S406)。第四実
施形態においては、変換装置100はS405およびS
406に示すような送信先アドレスと宛先アドレスが入
れ替わったデータパケットを受信した場合は、受信ノー
ド300から送信ノード200への返信がなされたもの
として、第一実施形態において説明した問合せパケット
を生成して送信する。
【0057】送信元アドレスのフィールドには変換装置
100−1のアドレスA101が示され、宛先アドレス
および変換先送信ノードアドレスのフィールドには受信
したデータパケットの宛先アドレスX204の変換後の
アドレスY203が示され、変換先ホームアドレスのフ
ィールドには受信したデータパケットの送信元アドレス
X300の変換後のアドレスY304がそれぞれ示され
た問合せパケットを変換装置100−1は送信する(S
407)。この問合せパケットは、アドレス変換情報に
Y203を有する変換装置100−2に受信され、これ
に基づき変換装置100−2は、問合せパケットを生成
して送信するとともに(S408)、応答パケットを生
成して送信する(S409)。変換装置100−1は応
答パケットを受信するが、変換元送信ノードアドレスお
よび変換元ホームアドレスがプロトコル“Z”に対応し
たアドレスであるので、変換装置100−1はこの返答
パケットのに格納された情報を無視する。
【0058】第四実施形態において、問合せパケットを
受信した場合に生成される問い合わせパケットの各フィ
ールドには、宛先アドレス、変換先送信ノードアドレ
ス、および変換先ホームアドレスについては、受信した
問合せパケットを変換したアドレスが格納され、送信元
アドレスには当該問い合わせパケットを送信する変換装
置100のアドレスが格納される。従って、変換装置1
00−2から送信された問い合わせパケットの宛先アド
レスがZ202となって(S408)、当該問い合わせ
パケットは変換装置100−3によって受信される。変
換装置100−3は、応答パケットを生成して送信する
(S411)とともに、問合せパケットを生成して(S
410)送信する。ここでは変換装置100−3から送
信された問い合わせパケットの宛先アドレスがY201
となって、当該問い合わせパケットは変換装置100−
4によって受信され、変換装置100−4は、問合せパ
ケットを生成して送信する(S412)とともに、応答
パケットを生成して送信する(S413)。
【0059】ところで、ステップS411において応答
パケットを受信した変換装置100−2は、送信ノード
アドレスZ202の変換元アドレスはY201であり、
ホームアドレスZ303の変換元アドレスはY302で
あったことを応答パケットによって認識して、アドレス
変換情報M4121((Z202,Y203)、(Z3
03,Y304))から、M4122((Z202,Y
201)、(Z303,Y302))に変更する。そし
て、変換装置100−2は、当該変更を通知するための
ホームアドレス情報変更パケットを変換装置100−1
に送信する(S414)。そして、変換装置100−1
は、受信したホームアドレス情報変更パケットに基づい
てアドレス変換情報をM4111((Z203,Y20
4)、(Z304,Y300))から、M4112
((Z201,Y204)、(Z302,Y300))
に変更する。
【0060】ステップS411およびステップS414
と同様に、ステップS413において応答パケットを受
信した変換装置100−3は、送信ノードアドレスY2
01の変換元アドレスはZ200であり、ホームアドレ
スY302の変換元アドレスはZ301であったことを
応答パケットによって認識して、アドレス変換情報M4
131((Y201,Z202)、(Y302,Z30
3))から、M4132((Y201,Z200)、
(Y302,Z301))に変更する。そして、変換装
置100−3は、当該変更を通知するためのホームアド
レス情報変更パケットを変換装置100−2に送信する
(S415)。
【0061】変換装置100−2は、受信したホームア
ドレス情報変更パケットに基づいてアドレス変換情報M
4122((Z202,Y201)、(Z303,Y3
02))から、M4123((Z200,Y201)、
(Z301,Y302))に変更し、当該変更を通知す
るためのホームアドレス情報変更パケットを変換装置1
00−1に送信する(S416)。変換装置100−1
は、ホームアドレス情報変更パケットによって格納され
る変更情報に自己のプロトコルとは異なるアドレスが含
まれているので、変更情報を無視する。
【0062】ところで、ステップS412において変換
装置100−4から送信された問合せパケットの宛先ア
ドレスはZ200であるので、送信ノード200がこの
問合せパケットを受信する。しかしながら、送信ノード
200は変換装置100ではないので、問合せパケット
を不正な形式のパケットと認識し、エラーを返信する
(S417)。送信ノード200から送信されたエラー
は、変換装置100−4から変換装置100−3に転送
され(S418)、変換装置100−3から変換装置1
00−2に転送され(S419)、変換装置100−2
から変換装置100−1に転送される(S420)。
【0063】変換装置100−1は、ステップS406
において受信した返信用のデータパケットを保持してい
るが、問合せパケットを送信した後にエラーを受信する
と、これ以上アドレス変更情報は受信しないと判断す
る。そして、その時点のアドレス変換情報(M411
2)に基づいて、返信用のデータパケット中の送信元ア
ドレスX300を変換したY302に宛先変更する旨を
通知するためのバインド要求パケットを送信する(S4
21)。ここでは、バインド要求パケットの送信元アド
レスには変換装置100−1のアドレスA101が示さ
れ、宛先アドレスには保持していたIPデータパケット
の宛先アドレスX204を変換したY201が示され、
ホームアドレスにはY302が格納される。
【0064】変換装置100−2は、バインド要求パケ
ットの送信元アドレスを変換装置100−2のアドレス
A102に変換し、アドレス変換情報M4123に基づ
いて、宛先アドレスをZ200に変換し、ホームアドレ
スをZ301に変換したバインド要求パケットを送信す
る(S422)。変換装置100−2から送信されたバ
インド要求パケットは、宛先アドレスがZ200である
ので送信ノード200に受信される。これにより送信ノ
ード200は、変換装置100−2がアドレスZ301
を変換することを認識して、受信ノード300に対する
IPデータパケットを変換装置100−2に送信できる
ようになるので、図13に示すようにネットワーク中継
の経路が変更されて、変換装置100−3および100
−4によって中継されない分だけ変換回数が減少する。
このように、問い合わせ、返答、およびアドレス情報変
更パケットを用いることによって、プロトコル変換の種
類および回数が複数であっても、変換回数がより少なく
なるように中継経路を変更することができる。
【0065】[5.変形例]なお、本発明は既述した実
施形態に限定されるものではなく、以下のような各種の
変形が可能である。
【0066】上記実施形態においては、IPv4とIP
v6の混在したインターネットをあげたが、これに限ら
ず、プロトコル変換の行われるネットワーク中継であれ
ばどのようなネットワークでもよく、例えば、ローカル
エリアネットワーク(LAN)や、ワイドエリアネット
ワーク(WAN)、電気通信網などであってもよい。ま
た、データ通信を行う装置として、上記実施形態におい
ては、パーソナルコンピュータを例とする送信ノード2
00および受信ノード300をあげたが、データ通信を
行うことができればどのような装置でもよく、例えば携
帯電話やナビゲーション装置のようなものでもかまわな
い。また、変換装置100についても、ルータに限らず
プロトコル変換を行うことできる装置であればどのよう
なものでもよい。データの形式も、上記実施形態におい
て示したパケットに限らず、適用するネットワークにお
いて用いられるデータであればどのようなものでもよい
し、データに含まれる情報についても、何らかを特定す
る情報であればアドレスに限らずどのようなものでもよ
い。
【0067】変換装置100は、上記第一から第三実施
形態においては、受信ノード300からバインド要求が
なされた場合に問合せを行い、上記第四実施形態におい
ては受信ノード300から送信ノード200に対して返
信が行われた場合に問合せを行うようにしているが、こ
れらに限らず、変換を行う度に問合せを行うようにして
もよい。また、上記実施形態において示した問合せおよ
び応答のパケットに限らず、どのような形式で問合せ応
答および変更情報の通知を行ってもかまわない。
【0068】上記実施形態においては、変換装置は受信
した応答パケット(変換元情報)あるいはアドレス情報
変更パケット(変更情報)に基づいてバインド要求パケ
ット(変更要求データ)を送信ノードに送信(図2に示
す構成においては、バインド要求処理部が行う)するこ
とによってネットワーク中継経路を変更しているが、こ
れに限らず、各変換装置100が保持するルーティング
テーブルを変換元情報あるいは変更情報に基づいて更新
することによってネットワーク中継経路を変更してもか
まわない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プロトコルの異なるネットワーク間のデータ通信におい
て、変換回数の少ない中継を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の全体構成を示す図である。
【図2】 変換装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 アドレス変換テーブルの内容例を示す図であ
る。
【図4】 第一実施形態のパケット構成を示す図であ
る。
【図5】 変換装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】 第一実施形態の具体的動作を示すシーケンス
図である。
【図7】 第二実施形態のパケット構成を示す図であ
る。
【図8】 第二実施形態の具体的動作を示すシーケンス
図である。
【図9】 第三実施形態のパケット構成を示す図であ
る。
【図10】 第三実施形態の具体的動作を示すシーケン
ス図である。
【図11】 第四実施形態のバインド要求前の状態を示
す図である。
【図12】 第四実施形態の具体的動作を示すシーケン
ス図である。
【図13】 第四実施形態のバインド要求後の状態を示
す図である。
【符号の説明】
100・・変換装置、 110・・パケット送受信処理部、 120・・IPパケット変換処理部、 130・・アドレス割当開放部、 140・・バージョン番号毎アドレスプール、 150・・アドレス変換テーブル、 160・・バインド要求処理部、 170・・アドレス変換情報問合せ処理部、 180・・変換情報応答処理部、 190・・変換情報変更処理部 200・・送信ノード、 300・・受信ノード、 400・・移動元ネットワーク、 410・・移動元エージェント、 500・・移動先ネットワーク、 510・・移動先エージェント。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変換前のデータに含まれる特定情報であ
    る変換元情報と、当該データの変換後の特定情報である
    変換先情報とを対応させて記憶する変換情報記憶手段
    と、 前記変換情報記憶手段に記憶された対応に基づいてプロ
    トコルの変換を行うプロトコル変換手段と、 前記特定情報と前記データの中継経路とを対応つけて、
    受信したデータを前記プロトコル変換手段によって変換
    した変換後データを中継する中継手段と、 前記プロトコル変換手段において変換すべきデータを受
    信した場合に、前記変換先情報に対応する他の変換元情
    報の有無をネットワークを介して他装置に問合せる問合
    せ手段と、 前記他装置から前記問い合わせに対応する応答として他
    の変換元情報を受信した場合には、前記変換情報記憶手
    段内の対応する変換元情報を、前記応答として受信した
    変換元情報に書き換える変更手段と、 前記特定情報を前記変更手段によって変更される前の変
    更前情報と変更された後の変更後情報を対応させた変更
    情報をネットワークを介して他装置に通知する変更情報
    通知手段と、 前記他装置から前記変更情報が通知された場合に当該変
    更情報を受信する変更情報受信手段と、 前記他装置から前記問い合わせを受けた場合に、該当す
    る変換元情報が前記変換情報記憶手段に記憶されていれ
    ば当該変換元情報を前記他装置に応答する応答手段と、 前記変更手段によって変更された変換元情報あるいは前
    記変更情報受信手段が受信した前記変更情報に基づいて
    前記中継経路を変更する経路変更手段とを備えることを
    特徴とするネットワーク中継装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワーク中継装置
    において、 前記変換すべきデータは、特定の送信元アドレスに対し
    て特定の宛先アドレスを指定して宛先アドレスの変更を
    要求する変更要求データであり、 前記問合せ手段は、前記変更要求データにおける前記特
    定の送信元アドレスおよび特定の宛先アドレスの前記変
    換先に対応する他の変換元情報を問合せ、 前記変更情報通知手段は、前記変更要求データの送信元
    アドレスに対して前記特定の送信元アドレスおよび前記
    特定の宛先アドレスに関する前記変更情報を通知し、 前記経路変更手段は、前記変更要求データを前記プロト
    コル変換手段によって変換して、前記特定の送信元に対
    して送信することを特徴とするネットワーク中継装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のネットワーク中継装置
    において、 前記変換すべきデータは、特定の送信元アドレスに対し
    て特定の宛先アドレスを指定して宛先アドレスの変更を
    要求する変更要求データであり、 前記問合せ手段は、前記変更要求データにおける前記特
    定の送信元アドレスおよび特定の宛先アドレスの前記変
    換先に対応する他の変換元情報を問合せ、 前記変更情報通知手段は、前記変更要求データの送信元
    アドレスに対して前記特定の送信元アドレスに関する前
    記変更情報を通知し、 前記変更情報通知手段は、前記変更要求データの宛先ア
    ドレスに対して前記特定の宛先アドレスに関する前記変
    更情報を通知し、 前記経路変更手段は、前記変更要求データを前記プロト
    コル変換手段によって変換して、前記特定の送信元に対
    して送信することを特徴とするネットワーク中継装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のネットワーク中継装置
    において、 前記変換すべきデータは、特定の送信元アドレスに対し
    て特定の宛先アドレスを指定して宛先アドレスの変更を
    要求する変更要求データであり、 前記問合せ手段は、前記変更要求データにおける前記特
    定の送信元アドレスの前記変換先に対応する変換元情報
    を問合せ、 前記変更情報通知手段は、前記変更要求データの送信元
    に対して前記特定の送信元アドレスに関する前記変更情
    報を通知し、前記応答した他装置に対して前記特定の送
    信元アドレスおよび前記特定の宛先アドレスに関する前
    記変更情報を通知し、 前記経路変更手段は、前記変更要求データを前記プロト
    コル変換手段によって変換して、前記特定の送信元に対
    して送信することを特徴とするネットワーク中継装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のネットワーク中継装置
    において、 前記問合せに対する変換情報がない旨の応答を受けた場
    合は、 前記応答手段は、前記変更手段による変更がない旨の変
    更情報を送信し、 前記経路変更手段は、前記変換すべきデータの送信元ア
    ドレスを宛先アドレスとするデータに関する前記中継経
    路を変更することを特徴とするネットワーク中継装置。
  6. 【請求項6】 変換前のデータに含まれる特定情報であ
    る変換元情報と、当該データの変換後の特定情報である
    変換先情報との対応に基づいてプロトコル変換を行うネ
    ットワーク中継方法において、 前記プロトコル変換を行った各装置から他の装置に対し
    て、自装置における変換先情報に対応する他装置におけ
    る変換元情報を問合せる問合せ段階と、 前記問合せに対して自装置における変換元情報を応答す
    る応答段階と、 前記問合せた前記変換先情報に対応した変換元情報を前
    記応答における変換元情報に変更する変換元情報変更段
    階と、 前記変換元情報の変更に基づいて前記ネットワーク中継
    の経路を変更する経路変更手段とを備えることを特徴と
    するネットワーク中継方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100775168B1 (ko) * 2001-06-26 2007-11-12 엘지전자 주식회사 아이피 브이포와 아이피 브이식스가 혼재된 망에서의라우팅 경로 선택 방법
US7609717B2 (en) 2002-05-24 2009-10-27 Hitachi, Ltd. Packet transfer apparatus performing address translation

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