JP2001028566A - 無線回線中継方法及びその装置 - Google Patents

無線回線中継方法及びその装置

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JP2001028566A
JP2001028566A JP11197732A JP19773299A JP2001028566A JP 2001028566 A JP2001028566 A JP 2001028566A JP 11197732 A JP11197732 A JP 11197732A JP 19773299 A JP19773299 A JP 19773299A JP 2001028566 A JP2001028566 A JP 2001028566A
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wireless
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transmission power
terminal station
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JP11197732A
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Hideo Matsuki
英生 松木
Ryuji Yamamoto
竜治 山本
Osamu Nakamura
修 中村
Tomoyoshi Ono
友義 大野
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NTT Docomo Inc
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NTT Docomo Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15528Control of operation parameters of a relay station to exploit the physical medium
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TDMA方式の移動通信の携帯型無線回線中
継器において消費電力を削減する。 【解決手段】 無線基地局CSの送信出力Tc、呼の種
類毎に決めた所要受信電力Dc、無線端末局PSの送信
出力Tp、呼の種類毎に決めた所要受信電力Dpを記憶
しておき、中継する呼の種類を識別し、またCS(P
S)から信号の受信電力Rc(Rp)を検出し、識別し
た呼の種類と対応したDc(Dp)とTc(Tp)とR
c(Rp)とからCS(PS)に対する送信電力Sc
(Sp)をDc+(Tc−Rc)、(Dp+(Tp−R
p))により決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、TDMA方式に
より通信を行う無線通信システムの無線基地局と無線端
末局との間の信号伝送を中継する無線回線中継方法及び
装置に関するものであり、特に、携帯型の無線回線中継
装置において、中継する呼の種類毎に、送信電力を制御
する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TDMAと称される時分割多元接続方式
により通信を行う、無線基地局CSと無線端末局PSと
で構成される無線回線の伝送範囲を拡張する方法とし
て、CSとPS間の信号を中継伝送する、無線回線中継
方法がある。図10に、無線回線中継方法のイメージ図
を示す。同図Aに示すように基本的にCS及びPSが送
信する無線信号の最大出力は、システム全体の設計によ
り規定されている。従って、CSとPSとで直接通信を
できる範囲には、限界がある。また移動することを前提
としているPSは、必ずしもCSからの電波が直接届く
範囲内に存在するとは限らない。このような場合に、同
図Bに示すように無線回線中継装置を介してCSとPS
が通信を行うことにより、新たなCSを設置すること無
く、伝送範囲を拡張することが可能になる。
【0003】図11に、無線回線中継装置のブロック構
成図を示す。空中線100から入力されたCS(もしく
はPS)からのTDMAフレーム信号は、受信機102
により受信され、復調器104に送られる。復調器10
4では、入力信号を復調したのち、データをデータ蓄積
部106に送る。TDMAタイミング決定部112で
は、受信機102から送られる受信タイミングより、T
DMAフレームをPS(もしくはCS)に送信するタイ
ミングを決定し、当該送信タイミングを、データ蓄積部
106、変調器108、及び送信機110に通知する。
データ蓄積部106では、TDMAタイミング決定部1
12から通知されたTDMAフレーム送信タイミングに
基づき、データを変調器108に送る。その後、変調さ
れたデータが送信機110に送られ、空中線110を通
して、PS(もしくはCS)に送信される。
【0004】このような無線回線中継装置の使用形態と
しては、固定的に設置して特定のCSの信号伝送範囲を
拡張する形態と、無線中継装置自身を携帯型とし、必要
に応じて不特定のCSの信号伝送範囲を拡張する形態と
の2通りが考えられる。携帯型の無線中継装置は、不感
地帯に歩行により、あるいは自動車により移動した場合
に必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の無線回線中継装
置は、CSとPSとの双方に信号を送信する必要がある
ため、信号伝送に関し、通常の2倍の電力を消費する事
となる。固定設置の場合、電力を外部から供給すること
が可能であり、連続通信時間という観点では、消費電力
は大きな問題とならない。しかしながら、携帯型の無線
回線中継装置の場合、電池に代表される内部電源により
駆動されるため、消費電力が大きいという事は、そのま
ま連続通信時間の減少を意味することになる。
【0006】また、1つの呼に対し、既存CSやPSの
2倍の信号伝送を行う必要がある無線回線中継装置は、
他のCSやPSに与える干渉量も2倍になり、システム
全体の品質を劣化させる可能性もある。また、音声、デ
ータなど呼の種類により、システムとして要求される回
線品質は異なる。従って、消費電力削減のため、全ての
種類の呼に対して一律に送信電力を削減すると、ある種
の呼に対しては、CSとPSとの直接通信では確保して
いた回線品質を、無線回線中継方法を経由した場合に維
持できなくなる恐れがある。
【0007】この発明の目的は、信号送信電力を要求さ
れる品質に応じて変化させることにより、消費電力の削
減が可能となる無線回線中継方法及び装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1及び請求項8の各発明は、外部からの電源入
力電圧を計測する事により、外部電力が供給されている
状態か否かを判断し、当該判断に基づき送信電力を変化
させることを主要な特徴とする。すなわち、外部電力が
供給されていると判断した場合は、送信電力制御を行わ
ず、一方外部電力が供給されていないと判断した場合
は、消費電力削減のための送信電力制御を行う。
【0009】また、請求項3、4及び請求項10、11
の各発明の特徴は、予め記憶している、中継の対象とな
るCS(もしくはPS)の送信出力Tc(もしくはT
p)、及び呼の種類毎に規定される所要受信電力Dc
(もしくはDp)、並びに通信開始後に検出する呼の種
類、及び前記CS(もしくはPS)からの信号の受信電
力Rc(もしくはRp)、とから、前記CS(もしくは
PS)に対する送信電力を、式 Sc=Dc+(Tc−Rc)(もしくは Sp=Dp+
(Tp−Rp)) に基づき決定する。
【0010】請求項6及び請求項13の発明の特徴は、
呼の種類毎に予め記憶している、中継の対象となるCS
(もしくはPS)のTDMAフレームに関する所要フレ
ーム誤り率DFc(もしくはDFp)、ならびに通信開
始後に検出する呼の種類及び前記CS(もしくはPS)
からの受信信号のフレーム誤り率Fc(もしくはFp)
とから、受信信号のフレーム誤り率Fc(もしくはF
p)が、前記所要フレーム誤り率DFc(もしくはDF
p)より大きい場合は前記CS(もしくはPS)への送
信出力を予め定められた分ずつ増加し、受信信号のフレ
ーム誤り率Fc(もしくはFp)が前記所要フレーム誤
り率DFc(もしくはDFp)より小さい場合は前記C
S(もしくはPS)への送信出力を予め定められた分ず
つ削減する。
【0011】請求項7及び請求項14の発明の特徴は、
中継の対象となるCS(もしくはPS)において、送信
するTDMAフレームに、予め定められた特定の符号系
列を付加し、中継する呼の種類毎に予め記憶している前
記CS(もしくはPS)において必要となる所要符号誤
り率DBc(もしくはDBp)、ならびに通信開始後に
検出する呼の種類、及び予めCS(もしくはPS)から
のTDMAフレームに付加されている特定の符号系列に
より検出できる、前記CS(もしくはPS)からの受信
信号の符号誤り率Bc(もしくはBp)とから、受信信
号の符号誤り率Bc(もしくはBp)が前記所要符号誤
り率DBc(もしくはDBp)より大きい場合は前記C
S(もしくはPS)への送信出力Sc(もしくはSp)
を予め定められた分ずつ増加し、受信信号の符号誤り率
Bc(もしくはBp)が前記所要符号誤り率DBc(も
しくはDBp)より小さい場合は前記CS(もしくはP
S)への送信出力Sc(もしくはSp)を予め定められ
た分ずつ削減する。
【0012】この発明は、無線回線中継装置の送信電力
を、通信品質を保持したまま必要なレベルまで削減する
ことが可能であり、消費電力を削減することができるた
め、連続通信時間を増加することができる。また、同時
に、他への与干渉量を削減させるという効果も期待でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に請求項1及び2の発明の実
施例に関する制御フローを示す。まず処理ステップ10
により、外部からの電源電力の電圧を計測する。次に判
断ステップ12により、処理ステップ10で計測された
電圧が予め定められた規定値以上か否かを判断する。計
測された電圧が予め定められた規定値未満の場合、つま
り外部から電源電力が供給されていない場合、処理ステ
ップ14に進み、送信電力を削減し信号伝送を行う。一
方、計測された電圧が予め定められた規定値以上の場
合、つまり外部から電源電力が供給されている場合は、
電力消費は問題にならないから、処理ステップ16に進
み、送信電力を削減せずに最大送信電力のまま、信号伝
送を行う。ここで、外部からの電力の電圧が変化する場
合の具体的な例としては、内部電池の充電中の場合が相
当する。すなわち内部電池の充電中は、外部から電源を
供給するための端子に、内部電池を充電するために必要
な電圧がかかることとなる。逆に、内部電池で駆動して
いる場合は、外部から電源を供給するための端子に、電
圧はかからない。この電圧変化を判断ステップ12で判
定する事になる。この送信電力の制御は無線基地局に対
する送信電力又は無線端末局に対する送信電力、あるい
はその双方に対して行う。また送信電力の制御は外部か
らの電力電圧が規定値以上で送信電力を大とし、必ずし
も最大送信電力にしなくてもよい。
【0014】図2に請求項3乃至5の発明の実施例に関
する制御フローを示す。まず処理ステップ18で、中継
する呼の種類を識別する。呼の種類の具体的な例として
は、音声呼、非制限ディジタル呼、及び3.1kHzオ
ーディオ呼などがあげられる。これらの呼の種別は、通
信開始時の呼制御信号に含まれるため、呼制御信号を監
視することにより、簡易に呼の識別が可能となる。処理
ステップ20では、先に識別した呼の種類に応じ予め定
められた、CS及びPSで必要となる所要受信電力Dc
及びDpを設定する。その後CSに対する送信電力を決
定する場合は、処理ステップ22に進む。処理ステップ
22では、CSからの受信電力Rcを検出する。処理ス
テップ24で、Dc,Rc及び予め記憶しているCSの
送信出力Tcとから、Sc=Dc+(Tc−Rc)を演
算して対CS送信電力Scを決定する。PSに対する送
信電力を決定する場合は、処理ステップ26に進む。処
理ステップ26では、PSからの受信電力Rpを検出す
る。処理ステップ28で、Dp,Rp及び予め記憶して
いるPSの送信出力Tpとから、Sp=Dp+(Tp−
Rp)を演算して対PS送信電力Spを決定する。
【0015】図3に請求項6の発明の実施例に関する制
御フローを示す。図2の制御フローで示したのと同様
に、まず処理ステップ18で、中継する呼の種類を識別
する。処理ステップ30では、先に識別した呼の種類に
応じ予め定められた、CS及びPSで必要となる、TD
MAフレームに関する所要フレーム誤り率DFc及びD
Fpを設定する。その後CSに対する送信電力を決定す
る場合は、処理ステップ32に進む。処理ステップ32
では、CSからの受信信号の、TDMAフレームに関す
るフレーム誤り率Fcを検出する。フレーム誤り率の検
出方法としては、通常伝送されるTDMAフレーム毎に
付加されている、フレーム内に誤りが存在するか否かを
検査するフレームチェックシーケンスFCSを利用する
ことが考えられる。ある一定期間に伝送されてきたフレ
ーム群のうち、符号誤りが含まれているフレームの数
を、当該期間中に受信した全フレーム数で割ることによ
り、当該期間中のフレーム誤り率を検出することができ
る。
【0016】判断ステップ34では、検出したFcと設
定したDFcとが等しいか否かを判断する。両者が等し
い場合、CSに対する送信電力は変化させない(処理ス
テップ36)。両者が異なる場合は、判断ステップ38
に進み、両者の大小関係を判断する。FcがDFcより
大きい場合、処理ステップ40に進み、CSに対する送
信電力Scを予め定められた量(本例ではα)だけ増加
させる。逆にFcがDFc以下の場合は、処理ステップ
42に進み、CSに対する送信電力Scを予め定められ
た量αだけ削減する。
【0017】PSに対する送信電力を決定する場合は、
処理ステップ50に進む。処理ステップ50では、PS
からの受信信号の、TDMAフレームに関するフレーム
誤り率Fpを検出する。判断ステップ52では、Fpと
DFpとが等しいか否かを判断する。両者が等しい場
合、PSに対する送信電力は変化させない(処理ステッ
プ54)。両者が異なる場合は、判断ステップ56に進
み、両者の大小関係を判断する。FpがDFpより大き
い場合、処理ステップ58に進み、PSに対する送信電
力Spを予め定められた量(本例ではα)だけ増加させ
る。逆にFpがDFp以下の場合は、処理ステップ60
に進み、PSに対する送信電力Spを予め定められた量
αだけ削減する。
【0018】図4に請求項7の発明の実施例に関する制
御フローを示す。図2の制御フローで示したのと同様
に、まず処理ステップ18で、中継する呼の種類を識別
する。処理ステップ62では、先に識別した呼の種類に
応じ予め定められた、CS及びPSで必要となる、所要
符号誤り率DBc及びDBpを設定する。その後CSに
対する送信電力を決定する場合は、処理ステップ64に
進む。処理ステップ64では、CSからの信号の符号誤
り率Bcを検出する。符号誤り率の検出方法としては、
CS(及びPS)と無線回線中継装置との間で伝送され
るTDMAフレームに、特定の符号系列を付加する方法
が考えられる。無線回線中継装置は、内部的に記憶して
いる前記符号系列と、CS(もしくはPS)から受信さ
れたTDMAフレームにおける前記特定符号系列の挿入
位置の符号系列とを比較することで、回線の符号誤り率
を計測することが可能となる。この場合、より正確な符
号誤り率を計測するため、複数TDMAフレームにわた
り、誤りビット数を計数し、当該期間中に符号誤り率の
計測のために受信した全てのビット数で割ることによ
り、或る一定期間における符号誤り率を計測する方法も
考えられる。
【0019】判断ステップ66では、検出した符号誤り
率BcとDBcとが等しいか否かを判断する。両者が等
しい場合、CSに対する送信電力は変化させない(処理
ステップ68)。両者が異なる場合は、判断ステップ7
0に進み、両者の大小関係を判断する。BcがDBcよ
り大きい場合、処理ステップ72に進み、CSに対する
送信電力を予め定められた量(本例ではβ)だけ増加さ
せる。逆にBcがDBc以下の場合は、処理ステップ7
4に進み、CSに対する送信電力を予め定められた量β
だけ削減する。
【0020】PSに対する送信電力を決定する場合は、
処理ステップ76に進む。処理ステップ76では、PS
からの信号の、符号誤り率Bpを検出する。判断ステッ
プ80では、BpとDBpとが等しいか否かを判断す
る。両者が等しい場合、PSに対する送信電力は変化さ
せない(処理ステップ82)。両者が異なる場合は、判
断ステップ84に進み、両者の大小関係を判断する。B
pがDBpより大きい場合、処理ステップ86に進み、
PSに対する送信電力を予め定められた量(本例では
β)だけ増加させる。逆にBpがDBp以下の場合は、
処理ステップ88に進み、PSに対する送信電力を予め
定められた量βだけ削減する。
【0021】図5に、請求項8及び9の発明の実施例の
ブロック構成図を示す。図5は、無線回線中継装置の信
号送信側における変更点に注目して示している。電圧検
出部116では、外部電力端子にかかっている電圧を計
測する。送信電力決定部118では、電圧検出部116
で測定された電圧をもとに、送信電力を決定する。すな
わち、計測検出された電圧は予め定められた規定値未満
か否かを判定する手段を備え、計測された電圧が、予め
定められた規定値未満と判定されると、可変出力送信機
114に、送信電力の削減を指示する。一方、計測され
た電圧が予め定められた規定値以上と判定されると、可
変出力送信機114に、最大送信電力のまま送信を行う
ことを指示する。可変出力送信機114は、送信電力決
定部118からの指示に従い、送信出力を変化させる。
【0022】図6に、請求項10乃至12の発明の実施
例のブロック構成図を示す。図10に示した、従来の無
線回線中継装置のブロック構成図からの変更箇所には、
ハッチをかけている。受信電力検出部120は、受信機
102で受信したCS(もしくはPS)からの受信信号
の電力Rc(もしくはRp)を検出し、検出結果を送信
電力決定部126に通知する。呼識別部122は、復調
器104からの呼制御信号をもとに、中継する呼の種類
を識別し、CS(PS)所要電力並びに送信電力記憶部
124に通知する。CS(PS)所要電力並びに送信電
力記憶部124は、呼識別部122から通知された呼の
種類に基づき、当該呼の種類に応じた、CS(もしくは
PS)の入力に必要とされる所要受信電力Dc(もしく
はDp)を、予め記憶しているCS(もしくはPS)の
送信電力Tc(もしくはTp)とともに、送信電力決定
部126に通知する。送信電力決定部126は、通知さ
れた、CS(もしくはPS)からの受信電力Rc(R
p)、所要受信電力Dc(Dp)、及び送信電力Tc
(Tp)とから、CS(もしくはPS)に送信する信号
の送信電力をScをDc+(Tc−Rc)(もしくはD
p+(Tp−Rp))を計算して決定する。そして、送
信電力決定部126は、TDMAタイミング決定部11
2から指示されたタイミングで、可変出力送信機114
に対し、当該タイミングにおける送信電力を指示する。
可変出力送信機114は、送信電力決定部126からの
指示に基づき、CS(もしくはPS)への送信出力を変
化させる。CSに対する送信電力の制御、又はPSに対
する送信電力の制御、もしくはその両者を行う。
【0023】図7に、請求項13の発明の実施例のブロ
ック構成図を示す。図10に示した、従来の無線回線中
継装置のブロック構成図からの変更箇所には、ハッチを
かけている。FER測定部128は、復調器104にお
けるフレームチェックシーケンスFCSの結果に基づ
き、CS(もしくはPS)からのTDMAフレームに関
するフレームエラーレートFc(もしくはFp)を測定
し、測定結果を送信電力決定部132に通知する。呼識
別部122は、復調器104からの呼制御信号をもと
に、中継する呼の種類を識別し、CS(PS)所要FE
R記憶部130に通知する。CS(PS)所要FER記
憶部130は、呼識別部122から通知された呼の種類
に基づき、当該呼の種類に応じた、CS(もしくはP
S)の所要フレームエラーレートDFc(もしくはDF
p)を、送信電力決定部132に通知する。送信電力決
定部132は、通知された、CS(もしくはPS)から
のTDMAフレームに関するフレームエラーレートFc
(もしくはFp)及び所要フレームエラーレートDFc
(もしくはDFp)とから、CS(もしくはPS)に送
信する信号の送信電力を決定する。そして、送信電力決
定部132は、TDMAタイミング決定部112から指
示されたタイミングで、可変出力送信機114に対し、
当該タイミングにおける送信電力Sc(Sp)を指示す
る。可変出力送信機114は、送信電力決定部132か
らの指示に基づき、CS(もしくはPS)への送信出力
を変化させる。送信電力決定部132はFc(Fp)が
DFc(DFp)より大であるか否かを判断する手段を
備え、Fc(Fp)>DFc(DFp)ならSc(S
p)を+αし、Fc(Fp)<DFc(DFp)ならS
c(Sp)を−αする手段が設けられている。
【0024】図8に、請求項14の発明の実施例のブロ
ック構成図を示す。図10に示した、従来の無線回線中
継装置のブロック構成図からの変更箇所には、ハッチを
かけている。BER測定部134は、復調器104から
送られる。CS(もしくはPS)からのTDMAフレー
ムにおける、予めCS(もしくはPS)においてTDM
Aフレームに挿入されている特定符号系列の挿入位置の
符号系列と、自局で記憶している前記特定符号系列とを
比較し、符号誤り率Bc(もしくはBp)を測定し、測
定結果を送信電力決定部138に通知する。ここで、送
受信されるTDMAフレーム内のどの部位に、前記特定
符号系列を挿入するかということは、CSならびにPS
と無線回線中継装置との間で、取り決めておく必要があ
る。呼識別部122は、復調器104からの呼制御信号
をもとに、中継する呼の種類を識別し、CS(PS)所
要BER記憶部136に通知する。CS(PS)所要B
ER記憶部136は、呼識別部122から通知された呼
の種類に基づき、当該呼の種類に応じた、CS(もしく
はPS)の所要符号誤り率DBc(もしくはDBp)
を、送信電力決定部138に通知する。送信電力決定部
138は、通知された、CS(もしくはPS)からの信
号の符号誤り率Bc(Bp)、及び所要符号誤り率DB
c(DBp)とから、CS(もしくはPS)に送信する
信号の送信電力Sc(Sp)を決定する。送信電力決定
部138はBc(Bp)がDBc(DBpより大か否か
を判定する手段、その判定結果によりBc(Bp)>D
Bc(DBp)ならSc(Sp)を+βし、Bc(B
p)<DBc(DBp)ならSc(Sp)を−βとする
手段を備える。そして、送信電力決定部138は、TD
MAタイミング決定部112から指示されたタイミング
で、可変出力送信機114に対し、当該タイミングにお
ける送信電力Sc(Sp)を指示する。可変出力送信機
114は、送信電力決定部138からの指示に基づき、
CS(もしくはPS)への送信出力を変化させる。
【0025】図9に、請求項14の発明を実施する際に
用いられるCSもしくはPSのブロック構成図を示す。
図9では、信号の送信側に着目した場合について示して
いる。従来は、データ入力部140から送られた信号
を、TDMAフレーム構築部142に入力し、TDMA
フレームを構築する。その後変調器108、送信機11
0、及び空中線100を経由し、無線回線中継装置に対
し送信される。この実施例の適用のために、BER計測
用パターン記憶部144で、予め定められた符号系列を
記憶し、TDMAフレーム構築時に、当該符号系列を挿
入する。これにより、図8におけるBER測定部134
で、回線の符号誤り率を測定することが、可能になる。
【0026】ここで、呼の種類が同一、例えば非制限デ
ィジタル呼でも、使用するアプリケーション、例えばイ
ンターネット用、テレビ電話用など毎に、所要品質が変
化する場合も考えられる。この場合、アプリケーション
毎に、所要電力、所要フレームエラーレート、及び所要
符号誤り率を設定する事となる。また、無線回線中継装
置を屋外で使用した場合、交通量等の外部環境の変化に
より、回線品質が頻繁に変化し、それに伴い送信電力制
御も頻繁に行われるため、制御自身そのものにかかる消
費電力が拡大する恐れがある。このような場合には、基
準となる所要電力、もしくは所要フレーム誤り率、もし
くは所要符号誤り率に、ヒステリシスを持たせ、頻繁な
電力制御を抑える方法も考えられる。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、無線回線中継装置の
送信電力を、内部電源にて駆動している場合に削減する
ことが可能であり、消費電力を削減することができるた
め、携帯中における無線回線中継装置の連続通信時間を
増加することができる。また、無線回線中継装置の送信
電力を変化させる場合においても、呼の種類並びに通信
品質を基準としているため、サービスそのものを劣化さ
せることはない。さらに、送信電力を適時削減すること
が可能なため、他の機器に対する与干渉量を削減できる
という効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2の発明の実施例に関する制御フ
ローを示す図。
【図2】請求項3乃至5の発明の実施例に関する制御フ
ローを示す図。
【図3】請求項6の発明の実施例に関する制御フローを
示す図。
【図4】請求項7の発明の実施例に関する制御フローを
示す図。
【図5】請求項8及び9の発明の実施例を示すブロック
構成図。
【図6】請求項10乃至12の発明の実施例を示すブロ
ック構成図。
【図7】請求項13の発明の実施例を示すブロック構成
図。
【図8】請求項14の発明の実施例を示すブロック構成
図。
【図9】請求項14の発明の実施におけるCSもしくは
PSのブロック構成図。
【図10】無線回線中継の概念を示す図。
【図11】従来の無線回線中継装置のブロック構成図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 修 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 大野 友義 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA43 BB02 CC04 DD13 DD51 EE02 EE06 EE10 GG08 HH25 KK05 5K072 AA20 BB03 BB12 BB13 BB25 CC15 CC35 DD11 DD15 EE19 FF02 GG14 GG17

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TDMA方式により通信を行う無線通信
    システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送を
    中継する無線回線中継方法であって、 外部から供給される電源電圧を測定し、 その測定結果に応じて、前記無線基地局に対する送信電
    力、及び前記無線端末局に対する送信電力の少くとも一
    方を制御することを特徴とする無線回線中継方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 前記制御は、前記測定結果が予め定めた値以下の場合に
    は、前記送信電力をその最大送信電力値以下の予め定め
    た値に設定し、 前記測定結果が予め定めた値以上の場合には、前記送信
    電力をその最大送信電力値に設定することを特徴とする
    無線回線中継方法。
  3. 【請求項3】 TDMA方式により通信を行う無線通信
    システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送を
    中継する無線回線中継方法であって、 前記無線基地局の送信電力Tcを予め記憶し、 前記無線基地局の所要受信電力Dcを、中継する呼の種
    類毎に記憶し、 前記無線端末局から前記無線基地局へ中継する呼の種類
    を識別し、 前記無線基地局からの信号の受信電力Rcを測定し、 前記無線基地局の送信電力Tc、前記無線基地局からの
    信号の受信電力Rc、及び中継する呼の種類に対応した
    前記無線基地局の所要受信電力Dcから、前記無線基地
    局への送信電力Scを Sc=Dc+(Tc−Rc) により決定することを特徴とする無線回線中継方法。
  4. 【請求項4】 TDMA方式により通信を行う無線通信
    システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送を
    中継する無線回線中継方法であって、 前記無線端末局の送信電力Tpを予め記憶し、 前記無線端末局の所要受信電力Dpを、中継する呼の種
    類毎に記憶し、 前記無線基地局から前記無線端末局へ中継する呼の種類
    を識別し、 前記無線端末局からの信号の受信電力Rpを測定し、 前記無線端末局の送信電力Tp、前記無線端末局からの
    信号の受信電力Rp、及び中継する呼の種類に対応した
    前記無線端末局の所要受信電力Dpから、前記無線端末
    局への送信電力Spを Sp=Dp+(Tp−Rp) により決定することを特徴とする無線回線中継方法。
  5. 【請求項5】 TDMA方式により通信を行う無線通信
    システムの無線基地局と無線端末局の間の信号伝送を中
    継する無線回線中継方法であって、 前記無線基地局の送信電力Tcを予め記憶し、 前記無線基地局の所要受信電力Dcを、中継する呼の種
    類毎に記憶し、 前記無線端末局から前記無線基地局への中継する呼の種
    類を識別し、 前記無線基地局からの信号の受信電力Rcを測定し、 前記無線基地局の送信電力Tc、前記無線基地局からの
    信号の受信電力Rc、及び中継する呼の種類に対応した
    前記無線基地局の所要受信電力Dcから、前記無線基地
    局への送信電力Scを Sc=Dc+(Tc−Rc) により決定し、 前記無線端末局の送信電力Tpを予め記憶し、 前記無線端末局の所要受信電力Dpを、中継する呼の種
    類毎に記憶し、 前記無線基地局から前記無線端末局への中継する呼の種
    類を識別し、 前記無線端末局からの信号の受信電力Rpを測定し、 前記無線端末局の送信電力Tp、前記無線端末局からの
    信号の受信電力Rp、及び中継する呼の種類に対応した
    前記無線端末局の所要受信電力Dpから、前記無線端末
    局への送信電力Spを Sp=Dp+(Tp−Rp) により決定することを特徴とする無線回線中継方法。
  6. 【請求項6】 TDMA方式により通信を行う無線通信
    システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送を
    中継する無線回線中継方法において、 前記無線基地局及び前記無線端末局においてそれぞれ必
    要となるTDMAフレームに関する所要フレーム誤り率
    DFc及びDFpを、中継する呼の種類毎に予め記憶
    し、 中継する呼の種類を識別し、 前記無線基地局からの信号のTDMAフレームに関する
    フレーム誤り率Fcを検出し、 前記無線端末局からのTDMAフレームに関するフレー
    ム誤り率Fpを検出し、 前記検出したフレーム誤り率Fcが、前記所要フレーム
    誤り率DFcより大きい場合は前記無線基地局への送信
    出力Scを予め定められた分ずつ増加し、前記フレーム
    誤り率Fcが前記所要フレーム誤り率DFcより小さい
    場合は前記無線基地局への送信出力Scを予め定められ
    た分ずつ削減し、 前記検出したフレーム誤り率Fpが前記所要フレーム誤
    り率DFpより大きい場合は前記無線端末局への送信出
    力Spを予め定められた分ずつ増加し、前記フレーム誤
    り率Fpが前記所要フレーム誤り率DFpより小さい場
    合は前記無線端末局への送信出力Spを予め定められた
    分ずつ削減することを特徴とする無線回線中継方法。
  7. 【請求項7】 TDMA方式により通信を行う無線通信
    システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送を
    中継する無線回線中継方法において、 前記無線基地局及び前記無線端末は、自局から送信する
    TDMAフレームに、予め定められた特定の符号系列が
    付加されてあり、 前記無線基地局及び前記無線端末局においてそれぞれ必
    要となる所要符号誤り率DBc及びDBpを、中継する
    呼の種類毎に予め記憶し、 中継する呼の種類を識別し、 前記無線基地局から送信されたTDMAフレームにおけ
    る、前記特定符号系列の挿入位置の符号系列と、自局で
    記憶している前記特定符号系列とから、符号誤り率Bc
    を検出し、 前記無線端末局から送信されたTDMAフレームにおけ
    る、前記特定符号系列の挿入位置の符号系列と、自局で
    記憶している前記特定符号系列とから、符号誤り率Bp
    を検出し、 前記検出した符号誤り率Bcが前記所要符号誤り率DB
    cより大きい場合は前記無線基地局への送信出力Scを
    予め定められた分ずつ増加し、前記符号誤り率Bcが前
    記所要符号誤り率DBcより小さい場合は前記無線基地
    局への送信出力Scを予め定められた分ずつ削減し、 前記検出した符号誤り率Bpが前記所要誤り率DBpよ
    り大きい場合は前記無線端末局への送信出力Spを予め
    定められた分ずつ増加し、前記符号誤り率Bpが前記所
    要符号誤り率DBpより小さい場合は前記無線端末局へ
    の送信出力Spを予め定められた分ずつ削減することを
    特徴とする無線回線中継方法。
  8. 【請求項8】 TDMA方式により通信を行う無線通信
    システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送を
    中継する無線回線中継装置であって、 外部から供給される電源電圧を測定する手段と、 その測定結果に応じて、前記無線基地局に対する送信電
    力、前記無線端末局に対する送信電力の少くとも一方を
    制御する手段とを備えたことを特徴とする無線回線中継
    装置。
  9. 【請求項9】 TDMA方式により通信を行う無線通信
    システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送を
    中継する無線回線中継装置において、 外部から供給される電源電圧を検出する手段と、 前記検出電圧が予め定められた値以上か、以下かを判定
    する手段と、 前記検出電圧が予め定められた値以下と判定されると、
    前記無線基地局、前記無線端末局の少くとも一方に対す
    る送信電力を、その最大送信電力以下の、予め定められ
    た値に設定する手段と、 前記検出電圧が予め定められた値以上と判定されると、
    前記無線基地局、前記無線端末局の少くとも一方に対す
    る送信電力を、その最大送信電力に設定する手段とを具
    備することを特徴とする無線回線中継装置。
  10. 【請求項10】 TDMA方式により通信を行う無線通
    信システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送
    を中継する無線回線中継装置であって、 前記無線基地局の送信電力Tcを記憶し、前記無線基地
    局の所要受信電力Dcを、中継する呼の種類毎に記憶し
    た記憶手段と、 前記無線端末局から前記無線基地局へ中継する呼の種類
    を識別する手段と、 前記無線基地局からの信号の受信電力Rcを測定する手
    段と、 前記無線基地局の送信電力Tc、前記無線基地局からの
    信号の受信電力Rc、前記識別した中継呼の種類に対応
    した前記無線基地局の所要受信電力Dcとから無線基地
    局への送信電力Scを次式 Sc=Dc+(Tc−Rc) に基づき決定する手段と、 その決定された送信電力Scになるように前記無線基地
    局への送信電力を制御する手段とを具備することを特徴
    とする無線回線中継装置。
  11. 【請求項11】 TDMA方式による通信を行う無線通
    信システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送
    を中継する無線回線中継装置において、 前記無線端末局の送信電力Tpを記憶し、前記無線端末
    局の所要受信電力Dpを、中継する呼の種類毎に記憶し
    た記憶手段と、 前記無線基地局から前記無線端末局へ中継する呼の種類
    を識別する手段と、 前記無線端末局からの信号の受信電力Rpを測定する手
    段と、 前記無線端末局の送信電力Tp、前記無線端末局からの
    信号の受信電力Rp、前記識別した中継呼の種類に対応
    した前記無線端末局の所要受信電力Dpから、前記無線
    端末局への送信電力Spを次式 Sp=Dp+(Tp−Rp) に基づき決定する手段と、 その決定された送信電力Spに前記無線端末局への送信
    電力がなるように制御する手段とを具備することを特徴
    とする無線回線中継装置。
  12. 【請求項12】 TDMA方式により通信を行う無線通
    信システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送
    を中継する無線回線中継装置において、 前記無線基地局及び前記無線端末局の各送信出力Tc及
    びTpを記憶し、前記無線基地局及び前記無線端末局の
    各入力に必要となる所要電力Dc及びDpを中継する呼
    の種類毎に記憶した記憶手段と、 中継する呼の種類を識別する手段と、 前記無線基地局及び前記無線端末局からの各信号の受信
    電力Rc及びRpを検出する手段と、 前記無線基地局の送信出力Tcと、前記無線基地局から
    の信号の受信電力Rcと、前記識別した中継呼の種類に
    対応した前記無線基地局の入力に必要となる電力Dcと
    から、前記無線基地局に対する送信電力Scを次式 Sc=Dc+(Tc−Rc) に基づき決定する手段と、 その決定された送信電力Scに前記無線基地局の送信電
    力がなるように制御する手段と、 前記無線端末局の送信出力Tpと、前記無線端末局から
    の信号の受信電力Rpと、前記識別した中継呼の種類に
    対応した前記無線端末局の入力に必要となる電力Dpと
    から、前記無線端末局に対する送信電力Spを次式 Sp=Dp+(Tp−Rp) に基づき決定する手段と、 その決定された送信電力Spに前記無線端末局に対する
    送信電力がなるように制御する手段とを具備することを
    特徴とする無線回線中継装置。
  13. 【請求項13】 TDMA方式により通信を行う無線通
    信システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送
    を中継する無線回線中継装置において、 前記無線基地局及び前記無線端末局においてそれぞれ必
    要となるTDMAフレームに関する所要フレーム誤り率
    DFc及びDFpを、中継する呼の種類毎に予め記憶し
    た記憶手段と、 中継する呼の種類を識別する手段と、 前記無線基地局からのTDMAフレームに関するフレー
    ム誤り率Fcを検出する手段と、 前記無線端末局からのTDMAフレームに関するフレー
    ム誤り率Fpを検出手段と、 前記検出したフレーム誤り率Fcが前記端末フレーム誤
    り率DFcより大きいか否かを判定する手段と、 前記フレーム誤り率Fcが前記所要フレーム誤り率DF
    cより大きいと判定されると、前記無線基地局への送信
    出力Scを予め定められた分ずつ増加し、前記フレーム
    誤り率Fcが前記所要フレーム誤り率DFcより小さい
    と判定されると前記無線基地局への送信出力Scを予め
    定められた分ずつ削減する手段と、 前記検出したフレーム誤り率Fpが前記所要フレーム誤
    り率DFpより大きいか否かを判定する手段と、 前記フレーム誤り率Fpが前記所要フレーム誤り率DF
    pより大きいと判定されると、前記無線端末局への送信
    出力Spを予め定められた分ずつ増加し、前記フレーム
    誤り率Fpが前記所要フレーム誤り率DFpより小さい
    と判定されると前記無線端末局への送信出力Spを予め
    定められた分ずつ削減する手段とを具備することを特徴
    とする無線回線中継装置。
  14. 【請求項14】 TDMA方式により通信を行う無線通
    信システムの無線基地局と無線端末局との間の信号伝送
    を中継する無線回線中継装置において、 前記無線基地局及び前記無線端末局は、自局から送信す
    るTDMAフレームに、予め定められた特定の符号系列
    が付加されてあり、 前記無線基地局及び前記無線端末局においてそれぞれ必
    要となる所要符号誤り率DBc及びDBpを、中継する
    呼の種類毎に予め記憶した記憶手段と、 前記特定符号系列を記憶した記憶手段と、 中継する呼の種類を識別する手段と、 前記無線基地局から送信されたTDMAフレームにおけ
    る、前記特定符号系列の挿入位置の符号系列と、自局で
    記憶している前記特定符号系列とから、符号誤り率Bc
    を検出する手段と、 前記無線端末局から送信されたTDMAフレームにおけ
    る、前記特定符号系列の挿入位置の符号系列と、自局で
    記憶している前記特定符号系列とから、符号誤り率Bp
    を検出する手段と、 前記検出した符号誤り率Bcが前記所要符号誤り率DB
    cより大きいか否か判定する手段と、 前記符号誤り率Bcが前記所要符号誤り率DBcより大
    きいと判定されると前記無線基地局への送信出力Scを
    予め定められた分ずつ増加し、前記符号誤り率Bcが前
    記所要符号誤り率DBcより小さいと判定されると前記
    無線基地局への送信出力Scを予め定められた分ずつ削
    減する手段と、 前記検出した符号誤り率Bpが前記所要誤り率DBpよ
    り大きいか否かを判定する手段と、 前記符号誤り率Bpが前記所要誤り率DBpより大きい
    と判定されると前記無線端末局への送信出力Spを予め
    定められた分ずつ増加し、前記符号誤り率Bpが前記所
    要符号誤り率DBpより小さいと判定されると前記無線
    端末局への送信出力Spを予め定められた分ずつ削減す
    る手段とを具備することを特徴とする無線回線中継装
    置。
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