JP2001028167A - ディスク再生システム、ディスク再生装置、ディスク再生方法及び記録媒体 - Google Patents

ディスク再生システム、ディスク再生装置、ディスク再生方法及び記録媒体

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JP2001028167A
JP2001028167A JP11200033A JP20003399A JP2001028167A JP 2001028167 A JP2001028167 A JP 2001028167A JP 11200033 A JP11200033 A JP 11200033A JP 20003399 A JP20003399 A JP 20003399A JP 2001028167 A JP2001028167 A JP 2001028167A
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disk
disc
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Toshiya Nagai
稔也 永井
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクのエンコード方式に応じた情報再生
を適切、且つ容易にする。 【解決手段】 デコーダアンプ20は、ディスク再生装
置10から受けたディジタル信号のエンコード方式を判
別し、ディスク再生装置10にエンコード方式情報を送
信する。ディスク再生装置10は、デコーダアンプ20
から受けたエンコード方式情報を、ディスクDPのTO
C情報と対応付けてメモリ14に格納する。ディスク再
生装置10は、ディスクDPをロードしたときに、ディ
スクDPから読み込んだTOC情報とメモリ14内のT
OC情報とを比較し、メモリ14内に同一の情報が存在
すれば対応するエンコード方式情報をデコーダアンプ2
0に送信する。デコーダアンプ20は、エンコード方式
情報を受信したら、対応するデコード方式によりディス
ク再生部12が再生した情報をデコードし、音響情報を
再生出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD(Compact
Disc)、LD(Laser Disc)およびDVD(Digital Vi
deo Disc)等の光学的記録媒体であるディスクに記録さ
れた情報を再生するためのディスク再生システムに係
り、特に記録媒体としてのディスクからエンコード方式
の異なる音声情報を再生し得るディスク再生システムお
よび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】CD、LDおよびDVD等のディスク媒
体を用いる記録システムにおいて、音楽等の音声情報を
ディジタル記録する際には、種々の符号化が施される。
すなわち、通常のPCM(Pulse Code Modulation)の
他、多チャネルの音響再生のための多チャネルの情報を
複合的に記録するマルチチャネルエンコードや情報サイ
ズを縮小する圧縮エンコード等の種々の符号化が施され
る場合がある。このような、種々の符号化が施された音
声情報をディスクから適正に再生するためには、そのエ
ンコード方式に応じたデコードを施して再生する必要が
ある。従来は、CD等のディスクの記録方式は、一定の
PCMに従った方式であったため、再生するシステムも
一定の信号処理を施して再生するようにしていた。
【0003】ところが、近年、DTS(Digital Theate
r System)方式等のマルチチャネルエンコード方式や圧
縮エンコード方式等のように様々なエンコード方式によ
る符号化を施した音声情報をディスクに記録するように
なってきた。そこで、このような音声情報を再生するた
めのディスク再生システムは、ディスクから再生した情
報からエンコード方式を判別してデコードモードを特定
し、対応するデコード方式により音声情報を再生するよ
うにしている。
【0004】このような様々なエンコード方式により符
号化された音声情報を再生するための従来のディスク再
生システムの動作を説明する。以下では、特に、DTS
方式で符号化された音声情報を記録したDTS CDま
たはDTS LD等のディスクを再生する場合について
説明する。このようなディスク再生システムは、例え
ば、CDプレーヤまたはLDプレーヤ等のディスク再生
装置により再生して得られる再生情報に基づき、デコー
ダ機能を有するアンプ(増幅器)すなわちデコーダアン
プを介して音響再生する。ここで、デコーダアンプとし
ては、例えば、DTS方式等のマルチチャネルによるサ
ラウンド再生のためのエンコードに対応するサラウンド
アンプや、放送受信機能を備えたレシーバアンプ等が用
いられる。
【0005】ディスク再生装置が再生を開始すると、そ
の再生情報を受け取ったデコーダアンプが、その再生情
報のエンコード方式がPCM方式なのかDTS方式なの
かを判別し、それに応じてデコードモードを切り換え
て、音響再生を行う。つまり、PCM方式で符号化され
た再生情報であれば、PCMデータをD/A(ディジタ
ル−アナログ)変換して得られる例えば2チャネルのス
テレオのアナログ信号をそのまま増幅して音響再生す
る。また、DTS方式で符号化された再生情報であれ
ば、マルチチャネルのサラウンド信号に変換して増幅し
音響再生する。
【0006】例えば、図4に示すように、通常のデコー
ド再生モードをPCMモードとし、ディスクからデータ
を再生しつつ、再生情報に基づいてDTS方式か否かを
判別し(ステップS101)、DTS方式であると判別
すると、デコード再生モードをDTSモードに切り換え
る(ステップS102)。DTS方式でないと判別する
と、PCMモードのままである。この場合、DTSモー
ドの検出に要する時間について、デコード再生出力をミ
ュートするようにしてもよい。
【0007】DTS方式に対応するデコーダを持たない
従来のディスク再生システムは、ディスク再生装置にロ
ードされているディスクがDTS方式であるかPCM方
式であるか区別することができないため、全て従来から
存在するPCM方式のディスクとして処理する。そのた
め、ディスクに記録されているデータを読み取ると、読
み取ったデータをD/A変換したものをアナログ出力端
子に出力している。
【0008】また、ユーザが自分でディスク毎にDTS
方式のディスクであるか否かを登録することにより、デ
ィスク再生装置に目次情報、すなわちTOC(Table Of
Contents)情報と共に該当するディスクがDTS方式
のディスクであることを記憶させて、デコード方式を選
定するシステムもある。このような場合、そのディスク
がロードされたときに、TOC情報と登録情報に基づい
て、DTS方式のディスクであるか否かを判別し、DT
S方式のディスクであると判別するとアナログ再生出力
をオフとするようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ディスク再生システムは、DTS方式のディスクを再生
したとき、再生データをデコーダがDTS信号と判断す
るまでの期間は、通常のPCM信号と全く区別すること
ができず、PCM信号として再生してしまうため、音響
再生系から大音量のノイズが出力されていた。通常の場
合、DTS信号か否かは、記録データの1024サンプ
ル毎に挿入されているヘッダにより判断するため、CD
/LDの場合のサンプル周波数では、判別するまでに最
大1024/44100≒23.22msの期間が必要と
なる。また、24ms以上たってもDTS信号であると判
別できないときには、PCM信号であると判別する場
合、判別するまでの大音量のノイズ出力を避けるために
ミュートをかけておくようにすると、結果としてPCM
信号を再生するときにも最初の30msほどはミュートが
かかっていて再生されなかった。
【0010】一方、上述したディスク再生装置とアンプ
を、アナログ接続で、つまりディスク再生装置のアナロ
グ出力をアンプのアナログ入力に接続したときは、ディ
スクがDTS方式であるときは、大音量のノイズが再生
されてしまっていた。あるいは、登録によりDTS方式
のディスクを判別するようにすると、DTS方式のディ
スクを一枚一枚ユーザが手動操作によって登録しなけれ
ばならず煩瑣であった。
【0011】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、ディスクのエンコード方式に応じた情報再生
を簡単、且つ適切に行うことができるディスク再生シス
テムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点によるディスク再生システム
は、複数の異なるエンコード方式のいずれかを用いて符
号化されている情報をディスクから読み出して出力する
ディスク再生出力部と、前記ディスク再生出力部より出
力された再生情報をデコードして音響情報を再生出力す
るデコード処理部とを備え、前記ディスク再生出力部
は、ディスクに記録された情報を読み出すディスク読出
手段と、エンコード方式を示すエンコード方式情報とデ
ィスクの識別情報とを対応付けて記憶するメモリ手段
と、前記ディスク読出手段にディスクをロードした際、
ロードしたディスクの識別情報が前記メモリ手段に記憶
されているか否かを判別し、記憶されていないと判別す
ると、エンコード方式を特定できない旨を示すエンコー
ド方式情報と前記ディスク読出手段が読み出した再生情
報を前記デコード処理部に送り、該再生情報に応じて前
記デコード処理部から受けるエンコード方式情報を、デ
ィスクの識別情報と対応付けて前記メモリ手段に格納
し、また、前記メモリ手段に識別情報が記憶されている
と判別すると、該識別情報と対応付けて前記メモリ手段
に格納されているエンコード方式情報を読み出して前記
デコード処理部に送る再生制御手段とを備え、前記デコ
ード処理部は、前記ディスク読出手段が読み出した再生
情報をデコードして音響情報を再生出力するデコード再
生手段と、前記ディスク読出手段が読み出した再生情報
から当該再生情報のエンコード方式を特定する特定手段
と、前記再生制御手段から受けたエンコード方式情報に
よりエンコード方式を特定できるか否かを判別し、特定
できると判別すると、前記デコード再生手段を制御し
て、前記再生制御手段から受けたエンコード方式情報に
より特定したエンコード方式に対応するデコード方式
で、前記ディスク読出手段が読み出した再生情報をデコ
ードさせ、また、前記再生制御手段から受けたエンコー
ド方式情報によりエンコード方式を特定できないと判別
すると、前記特定手段に前記ディスク読出手段が読み出
した再生情報のエンコード方式を特定させ、前記デコー
ド再生手段を制御して、前記特定手段により特定された
エンコード方式に対応したデコード方式で前記ディスク
読出手段が読み出した再生情報をデコードさせると共
に、前記特定手段により特定されたエンコード方式を示
すエンコード方式情報を前記再生制御手段に送るデコー
ド制御手段とを備える、ことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、再生制御手段は、ディ
スク読出手段にロードされたディスクの識別情報がメモ
リ手段に記憶されているか否かを判別し、記録されてい
ると判別すると、識別情報に対応付けられたエンコード
方式情報を読み出してデコード処理部に送る。一方、再
生制御手段は、メモリ手段に識別情報が記録されていな
いと判別すると、エンコード方式を特定できない旨を示
すエンコード方式情報をデコード処理部に送る。そし
て、デコード処理部では、デコード制御手段が、再生制
御手段から受けたエンコード方式情報によりエンコード
方式を特定できるか否かを判別する。デコード制御手段
は、再生制御手段から受けたエンコード方式情報により
エンコード方式を特定できると判別すると、デコード再
生手段を制御して、そのエンコード方式に対応したデコ
ード方式で、ディスク読出手段がディスクから読み出し
た再生情報をデコードさせる。一方、デコード制御手段
は、再生制御手段から受けたエンコード方式情報により
エンコード方式が特定できないと判別すると、特定手段
にディスク読出手段がディスクから読み出した再生情報
のエンコード方式を特定させる。さらに、デコード制御
手段は、特定手段が特定したエンコード方式を示すエン
コード方式情報を再生制御手段に送り、再生制御手段
は、デコード制御手段から受けたエンコード方式情報を
ディスクの識別情報と共にメモリ手段に格納する。これ
により、ディスクが初めてロードされると、自動的にエ
ンコード方式を判別し、ディスクの識別情報と共に記憶
することができる。また、ディスクを2回目以降にロー
ドする際には、既に記憶されているエンコード方式によ
りデコード方式を容易に特定することができ、エンコー
ド方式に応じた情報再生を適切、且つ容易に行うことが
できる。
【0014】より詳細には、前記メモリ手段が記憶する
識別情報は、ディスクの記録内容を示す目次情報である
ことが望ましい。また、前記デコード再生手段は、少な
くともPCM(Pulse Code Modulation)方式で符号化
された情報とDTS(DigitalTheater System)方式で
符号化された情報をデコードして音響情報を再生出力す
ることが望ましい。
【0015】また、前記ディスク再生出力部は、前記デ
ィスク読出手段がディスクから読み出した再生情報をデ
ィジタル−アナログ変換してアナログ出力を生成するD
/A変換手段を備え、前記再生制御手段は、エンコード
方式がDTS(Digital Theater System)方式であると
判別すると、前記D/A変換手段が生成するアナログ出
力にミュートをかける手段を備えることが望ましい。こ
れにより、DTS方式のディスクを再生する際にアナロ
グ出力として大きな雑音が出力されることを防止して、
データを適切に再生することができる。
【0016】前記デコード制御手段は、前記デコード再
生手段のデコード出力にミュートをかけ、前記再生制御
手段からエンコード方式情報を受けると、又は前記特定
手段がエンコード方式を特定すると、前記デコード再生
手段のデコード出力のミュートを解除する手段を備えて
いてもよい。これにより、エンコード方式が特定される
と、直ちにデコード出力を外部に供給可能な状態にし
て、デコードされた情報を適切に出力することができ
る。
【0017】また、この発明の第2の観点に係るディス
ク再生装置は、ディスクに記録された情報を読み出すデ
ィスク読出手段と、エンコード方式を示すエンコード方
式情報とディスクの識別情報とを対応付けて記憶するメ
モリ手段と、前記ディスク読出手段が読み出した再生情
報をデコードして音響情報を再生出力するデコード再生
手段と、前記ディスク読出手段が読み出した再生情報か
ら当該再生情報のエンコード方式を特定する特定手段
と、前記ディスク読出手段にディスクをロードした際、
ロードしたディスクの識別情報が前記メモリ手段に記憶
されているか否かを判別し、記憶されていないと判別す
ると、前記特定手段に前記ディスク読出手段が読み出し
た再生情報のエンコード方式を特定させ、特定されたエ
ンコード方式を示すエンコード方式情報をディスクの識
別情報と対応付けて前記メモリ手段に格納し、前記デコ
ード再生手段を制御して、前記特定手段により特定され
たエンコード方式に対応するデコード方式又は前記メモ
リ手段にディスクの識別情報と対応付けて記憶されてい
るエンコード方式情報により特定されるエンコード方式
に対応するデコード方式で、前記ディスク読出手段が読
み出した再生情報をデコードさせるデコード再生制御手
段を備える、ことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、デコード再生制御手段
は、ディスク読出手段にロードされたディスクの識別情
報がメモリ手段に記憶されているか否かを判別する。そ
して、デコード再生制御手段は、識別情報がメモリ手段
に記憶されていないと判別すると、特定手段にディスク
読出手段がディスクから読み出した再生情報のエンコー
ド方式を特定させる。この際、デコード再生制御手段は
特定手段により特定されたエンコード方式を示すエンコ
ード方式情報をディスクの識別情報と対応付けてメモリ
手段に格納する。そして、デコード再生制御手段は、デ
コード再生手段を制御して、特定手段により特定された
エンコード方式に対応するデコード方式又はメモリ手段
にディスクの識別情報と対応付けて記憶されているエン
コード方式情報により特定されるエンコード方式に対応
するデコード方式で、ディスク読出手段が読み出した再
生情報をデコードさせる。これにより、ディスクが初め
てロードされると自動的にエンコード方式を判別し、デ
ィスクの識別情報と共に記憶することができる。また、
ディスクを2回目以降にロードする際には、既に記憶さ
れているエンコード方式によりデコード方式を容易に特
定することができ、エンコード方式に応じたデータ再生
を適切、且つ容易に行うことができる。
【0019】また、前記ディスク読出手段が読み出した
再生情報をディジタル−アナログ変換してアナログ出力
を生成するD/A変換手段を備え、前記デコード再生制
御手段は、エンコード方式がDTS(Digital Theater
System)方式であると、前記D/A変換手段が生成する
アナログ出力にミュートをかける手段を備えることが望
ましい。これにより、DTS方式のディスクを再生する
際にアナログ出力として大きな雑音が出力されることを
防止して、データを適切に再生することができる。
【0020】さらに、前記デコード再生制御手段は、前
記デコード再生手段のデコード出力にミュートをかけ、
前記特定手段によりエンコード方式を特定されると、又
は前記メモリ手段からエンコード方式情報を読み出す
と、前記デコード再生手段のデコード出力のミュートを
解除する手段を備えることが望ましい。これにより、エ
ンコード方式が特定されてからデコード出力を外部に供
給することで、適切にデコードされた情報のみを出力す
ることができる。
【0021】また、この発明の第3の観点に係るディス
ク再生方法は、再生に供するディスクをロードするディ
スクロードステップと、前記ディスクロートステップに
てロードされたディスクに記録された情報を読み出すデ
ィスク読出ステップと、前記ディスク読出ステップにて
読み出したディスクの識別情報がメモリに記憶されてい
るか否かを判別する判別ステップと、前記判別ステップ
にてディスクの識別情報が前記メモリに記憶されていな
いと判別すると、前記ディスク読出ステップにて読み出
した再生情報に基づいて、ディスクのエンコード方式を
特定するエンコード方式特定ステップと、前記エンコー
ド方式特定ステップにて特定されたエンコード方式をデ
ィスクの識別情報と対応付けて前記メモリに記憶させる
メモリ記憶ステップと、前記判別ステップにてディスク
の識別情報が前記メモリに記憶されていると判別する
と、識別情報と対応付けて前記メモリに記憶されている
エンコード方式を読み出すメモリ読出ステップと、前記
エンコード方式特定ステップにて特定されたエンコード
方式に対応するデコード方式、又は前記メモリ読出ステ
ップにて読み出したエンコード方式に対応するデコード
方式で、前記ディスク読出ステップにて読み出した再生
情報をデコードして音響情報を再生出力するデコード再
生ステップとを備える、ことを特徴とする。
【0022】また、この発明の第4の観点に係る記録媒
体は、ディスク再生装置として機能するコンピュータ
を、ディスクに記録された情報を読み出すディスク読出
手段と、エンコード方式を示すエンコード方式情報とデ
ィスクの識別情報とを対応付けて記憶するメモリ手段
と、前記ディスク読出手段が読み出した再生情報をデコ
ードして音響再生するデコード再生手段と、前記ディス
ク読出手段が読み出した再生情報から当該再生情報のエ
ンコード方式を特定する特定手段と、前記ディスク読出
手段にディスクをロードした際、ロードしたディスクの
識別情報が前記メモリ手段に記憶されているか否かを判
別し、記憶されていないと判別すると、前記特定手段に
前記ディスク読出手段が読み出した再生情報のエンコー
ド方式を特定させ、特定されたエンコード方式を示すエ
ンコード方式情報をディスクの識別情報と対応付けて前
記メモリ手段に格納し、前記デコード再生手段を制御し
て、前記特定手段により特定されたエンコード方式に対
応するデコード方式、又は前記メモリ手段にディスクの
識別情報と対応付けて記憶されているエンコード方式情
報に示されるエンコード方式に対応するデコード方式
で、前記ディスク読出手段が読み出した再生情報をデコ
ードさせるデコード再生制御手段、として機能させるた
めのプログラムを記録し、コンピュータ読み取りが可能
であることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態に係るディスク再生システムについて説明
する。
【0024】図1は、この発明の実施の形態に係るディ
スク再生システムの構成を示す図である。図示するよう
に、このディスク再生システムは、ディスク再生装置1
0と、デコーダアンプ20とを備えている。
【0025】ディスク再生装置10は、例えば、CDや
LDといったディスクDPを再生するCDプレーヤやL
Dプレーヤであり、CPU(Central Processing Uni
t)11と、ディスク再生部12と、D/Aコンバータ
(DAC:Digital/Analog Converter)13と、メモリ
14とを備えている。
【0026】CPU11は、CD等のディスクDPの再
生および信号読み取り動作を制御するとともに、デコー
ダアンプ20のCPU21との間で通信を行い、ディス
ク再生部12が記録データを読み取るディスクDPのエ
ンコード方式を示すエンコード方式情報を送受信する。
ここで、CPU11がデコーダアンプ20のCPU21
に送るエンコード方式情報には、例えば、ディスクDP
がDTS(Digital Theater System)方式であることを
示す“Disc DTS”コードと、PCM(Pulse Code Modul
ation)方式であることを示す“Disc PCM”コードと、
その他のエンコード方式であることを示す“Disc Othe
r”コードと、ディスクDPが初めてロードされエンコ
ード方式が未知であることを示す“Disc Unknown”コー
ドとがある。
【0027】ディスク再生部12は、CPU11により
制御されて、ディスクDPをローディングし、回転駆動
して、記録情報を読み取ってディジタル情報を出力する
ためのものである。
【0028】D/Aコンバータ13は、CPU11によ
り制御されて、ディスク再生部12から出力されたPC
M方式のディジタル信号をアナログ信号に変換するため
のものである。
【0029】メモリ14は、CPU11から与えられる
ディスクDP毎の目次情報、いわゆるTOC(Tabel Of
Contents)情報を格納するとともに、デコーダアンプ
20の判別部24により特定されたディスクDPのエン
コード方式を示すエンコード方式情報を、TOC情報と
対応付けて記憶する。
【0030】デコーダアンプ20は、DTS方式等のデ
コード機能を備えたサラウンドアンプまたはレシーバで
あり、CPU21と、再生制御部22と、増幅部23
と、判別部24と、メモリ25とを備えている。
【0031】CPU21は、デコーダアンプ20全体の
動作を制御するとともに、ディスク再生装置10のCP
U11との間で通信を行い、ディスクDPのエンコード
方式を示すエンコード方式情報を送受信する。ここで、
CPU21がディスク再生装置10のCPU11に送る
エンコード方式情報には、例えば、ディスクDPがDT
S方式であることを示す“Signal DTS”コードと、PC
M方式であることを示す“Signal PCM”コードと、その
他のエンコード方式であることを示す“Signal Other”
コードとがある。CPU21は、判別部24からの通知
によりディスクDPのエンコード方式を特定してエンコ
ード方式情報を作成し、ディスク再生装置10のCPU
11に送る。
【0032】再生制御部22は、CPU21の制御によ
り、ディスク再生部12から与えられたディジタル情報
を設定されたデコードモードでデコード再生する。
【0033】増幅部23は、CPU21の制御により、
再生制御部22でデコードされた信号およびD/Aコン
バータ13から与えられたアナログ信号を増幅して音響
再生に供するためのものである。
【0034】判別部24は、ディスクDPのエンコード
方式がCPU11から送られたエンコード方式情報では
特定できない場合に、ディスク再生部12がディスクD
Pから再生した再生情報により、そのエンコード方式を
特定するためのものである。すなわち、判別部24は、
ディスク再生部12から受けたディジタル信号のエンコ
ード方式がDTS方式か、PCM方式か、それともそれ
以外か、を判別してCPU21に通知する。
【0035】メモリ25は、CPU21の動作を規定す
るプログラム等のデコーダアンプ20の動作に必要な情
報を記憶するためのものである。
【0036】次に、上記構成を有するディスク再生シス
テムの動作を説明する。このディスク再生システムは、
ディスクに記録されたデータのエンコード方式をディス
クの目次情報と対応付けて記憶し、ディスクがロードさ
れた時点でディスクのエンコード方式を判別することに
より、エンコード方式に応じた情報再生、特に音響情報
の再生を簡単、且つ適切に行うことができるシステムで
ある。
【0037】このディスク再生システムにおいて、ディ
スク再生装置10とデコーダアンプ20の間は、ディジ
タル信号およびアナログ信号の伝送ラインにより接続さ
れる他、CPU11とCPU21の間を結ぶための通信
ラインにより接続される。
【0038】以下では、まず、ディスク再生装置10の
動作について説明する。ディスク再生装置10は、ディ
スク再生部12にディスクDPがロードされると、図2
のフローチャートに示す初期情報取得処理の実行を開始
する。
【0039】初期情報取得処理を開始すると、CPU1
1は、ディスク再生部12を制御してディスクDPのリ
ードインエリアを読み取らせ、平文(エンコードされて
いない状態)で記録されている目次情報、すなわちTO
C情報を読み出す(ステップS11)。つまり、TOC
情報は、ディスクDPのエンコード方式に関係なく読み
出すことができる。
【0040】CPU11は、ディスクDPから読み出し
たTOC情報と、メモリ14に既に記憶されているTO
C情報とを比較し(ステップS12)、ディスクDPか
ら読み出したTOC情報と同一のデータがメモリ14内
に記録されているか否かを判別する(ステップS1
3)。
【0041】CPU11は、同一データが記録されてい
ないと判別すると(ステップS13にてNO)、デコー
ダアンプ20のCPU21に、未知のディスクがロード
されたことを示す“Disc Unknown”コードを送信して
(ステップS14)、初期情報取得処理を終了する。
【0042】なお、この際、CPU11は、ディスク再
生部12を制御して、ディスクDPから所定の分量のデ
ィジタル信号を再生してデコーダアンプ20に送信させ
てもよい。ここで、ディスクDPから再生するディジタ
ル信号の分量は、デコーダアンプ20の判別部24が、
ディスクDPに記録されたデータのエンコード方式を特
定することができるように予め定められる所定の分量で
ある。これにより、メモリ14に目次情報が記録されて
いないディスクDPがロードされた場合にも、ディスク
DPがロードされた時点でエンコード方式を特定するこ
とができる。
【0043】一方、CPU11は、既に同一のTOC情
報がメモリ14内に存在すると判別すると(ステップS
13にてYES)、メモリ14にTOC情報と対応付け
て記録されているエンコード方式情報を読み出し、ディ
スクDPのエンコード方式がDTS方式であるか否かを
判定する(ステップS15)。
【0044】CPU11は、ディスクDPのエンコード
方式がDTS方式であると判別すると(ステップS15
にてYES)、ディスクDPがDTS方式であることを
示す“Disc DTS”コードをデコーダアンプ20のCPU
21に送信する(ステップS16)。そして、CPU1
1は、D/Aコンバータ13からのアナログ再生出力に
ミュートをかけて(ステップS17)、初期情報取得処
理を終了する。これにより、ユーザが誤って、DTS方
式のディスクDPをアナログ接続したディスク再生装置
10とデコーダアンプ20とにより再生しても、ノイズ
が発生することがなく、音響情報を適切に再生して出力
することができる。
【0045】一方、CPU11は、上記ステップS15
にて、ディスクDPのエンコード方式がDTS方式でな
いと判別すると(ステップS15にてNO)、メモリ1
4から読み出したエンコード方式情報に基づき、ディス
クDPのエンコード方式がPCM方式であるか否かを判
別する(ステップS18)。
【0046】CPU11は、ディスクDPのエンコード
方式がPCM方式であると判別すると(ステップS18
にてYES)、ディスクDPがPCM方式であることを
示す“Disc PCM”コードをデコーダアンプ20のCPU
21に送信し(ステップS19)、初期情報取得処理を
終了する。
【0047】一方、CPU11は、ディスクDPのエン
コード方式がPCM方式でないと判別すると(ステップ
S18にてNO)、ディスクDPがその他のエンコード
方式であることを示す“Disc Other”コードをデコーダ
アンプ20のCPU21に送信し(ステップS20)、
初期情報取得処理を終了する。
【0048】次に、デコーダアンプ20の動作について
説明する。デコーダアンプ20は、電源が投入された
後、ディスク再生装置10からの信号入力待ち状態とな
り、図3のフローチャートに示す再生準備処理の実行を
開始する。なお、この状態では、デコーダアンプ20
は、音響再生出力にミュートをかけている。
【0049】再生準備処理を開始すると、CPU21
は、ディスク再生装置10のCPU11から、ディスク
DPのエンコード方式を示すエンコード方式情報を受信
したか否かを判別する(ステップS31)。
【0050】CPU21は、エンコード方式情報を受信
していないと判別すると(ステップS31にてNO)、
ディスク再生部12からディジタル信号を受信している
か否かを判別する(ステップS32)。
【0051】CPU21は、ディジタル信号を受信して
いないと判別すると(ステップS32にてNO)、処理
をステップS31にリターンして、エンコード方式情報
またはディジタル信号が受信されるまで、ステップS3
1、S32のループ処理を繰り返す。
【0052】一方、CPU21は、上記ステップS32
にて、ディスク再生部12からディジタル信号を受信し
たと判別すると(ステップS32にてYES)、判別部
24を制御して、受信したディジタル信号からディスク
DPに記録されたデータのエンコード方式を特定する
(ステップS33)。
【0053】CPU21は、特定したエンコード方式を
示すエンコード方式情報、すなわち“Signal DTS”コー
ド、“Signal PCM”コードまたは“Signal Other”コー
ドをディスク再生装置10のCPU11に送信して(ス
テップS34)、再生準備処理を終了する。なお、この
際、ディスク再生装置10のCPU11は、CPU21
から受けたエンコード方式情報をディスクDPのTOC
情報と対応付けてメモリ14に格納する。
【0054】また、CPU21は、上記ステップS31
にて、ディスクDPに記録されたデータのエンコード方
式を示すエンコード方式情報を受信したと判定すると
(ステップS31にてYES)、エンコード方式情報が
“Disc PCM”コードであるか否かを判別する。すなわ
ち、CPU21は、CPU11から受けたエンコード情
報により、ディスクDPがPCM方式であるか否かを判
別する(ステップS35)。
【0055】CPU21は、ディスクDPがPCM方式
であると判別すると(ステップS35にてYES)、デ
コーダアンプ20の動作モードをPCMモードとし、増
幅部23を制御してミュートを解除した後、再生準備処
理を終了する(ステップS36)。
【0056】一方、CPU21は、ディスクDPがPC
M方式でないと判別すると(ステップS35にてN
O)、エンコード方式情報が“Disc DTS”コードである
か否かを判別する。すなわち、CPU21は、CPU1
1から受けたエンコード情報により、ディスクDPがD
TS方式であるか否かを判別する(ステップS37)。
【0057】CPU21は、ディスクDPがDTS方式
であると判別すると(ステップS37にてYES)、デ
コーダアンプ20の動作モードをDTSモードとし、増
幅部23を制御してミュートを解除した後、再生準備処
理を終了する(ステップS38)。
【0058】一方、CPU21は、ディスクDPがDT
S方式でないと判別すると(ステップS37にてN
O)、エンコード方式情報が“Disc Other”コードであ
るか否かを判別する。すなわち、CPU21は、CPU
11から受けたエンコード情報により、ディスクDPの
エンコード方式がDTS方式及びPCM方式以外の方式
であるか否かを判別する(ステップS39)。
【0059】CPU21は、ディスクDPのエンコード
方式がDTS方式及びPCM方式以外の所定の方式であ
ると判別すると(ステップS39にてYES)、再生制
御部22及び増幅部23にディスク再生部12が再生し
た信号に応じた処理を行わせて再生準備処理を終了する
(ステップS40)。
【0060】一方、CPU21は、ディスクDPのエン
コード方式がCPU11から受けたエンコード情報では
特定できないと判別すると(ステップS39にてN
O)、ディスクDPのエンコード方式が不明であるとし
て処理をステップS32に進め(ステップS41)、デ
ィスク再生部12が再生した再生情報によるディスクD
Pのエンコード方式の特定を試みる。
【0061】例えば、ディスクDPが初めてディスク再
生部12にロードされ、そのエンコード方式が未知であ
る場合には、デコーダアンプ20は、ディスク再生装置
10から受けたディジタル信号から、ディスクDPがD
TS方式か、PCM方式か、その他のエンコード方式で
あるかを判別する。そして、デコーダアンプ20は、デ
ィスク再生装置10に対して、入力ディジタル信号のエ
ンコード方式を示すエンコード方式情報を、通信ライン
を介して送信する。すなわち、ディスクDPから再生し
たディジタル信号が、DTS方式、PCM方式、および
その他のエンコード方式である場合には、それぞれ“Si
gnal DTS”コード、“Signal PCM”コードおよび“Sign
al Other”コードが送信される。
【0062】ディスク再生装置10のCPU11は、エ
ンコード方式情報、つまり上述した“Signal ???”(??
?は、DTS、PCM又はOtherを示す)コード、を受信した
ら、その受信したエンコード方式情報を、現在ロードさ
れているディスクDPのTOC情報と対応付けてメモリ
14に格納する。
【0063】ディスク再生装置10は、ディスクDPを
ロードしたときに、そのディスクDPからTOC情報を
読み込む。そして、ディスクDPから読み込んだTOC
情報と、メモリ14に既に記憶されているTOC情報と
を比較する。メモリ14内に、ディスクDPから読み込
んだTOC情報と同一のTOC情報が存在しなければ、
初めてロードされたディスクと判断して“Disc Unknow
n”コードを通信ラインを介してデコーダアンプ20に
送信する。メモリ14内に、同一のTOC情報が存在す
れば、それと共に記憶されているディスクの種類を示す
エンコード方式情報に応じた、“Disc DTS”コード、
“Disc PCM”コード、および“Disc Other”コードをエ
ンコード方式情報として送信する。ディスクDPのエン
コード方式がPCM方式以外であれば、ディスク再生装
置10のD/Aコンバータ13からのアナログ出力をミ
ュートする。これにより、アナログ出力からノイズがか
かった音響情報が出力されることを防止し、情報再生を
適切に行うことができる。
【0064】デコーダアンプ20は、ディスク再生装置
10から“Disc PCM”コードを受信したら、まだディジ
タル信号が入力されていなくても、ディスク再生装置1
0のアナログ出力およびデコーダアンプ20の音響再生
出力のミュートを解除してPCM再生状態に移行する。
デコーダアンプ20は、ディスク再生装置10から“Di
sc DTS”コードを受信したら、まだディジタル信号が入
力されていなくてもデコード再生モードをDTSモード
に切換え、デコーダアンプ20の音響再生出力のミュー
トを解除してDTS再生状態に移る。これにより、ディ
スクDPからの情報再生前に再生モードを切り換えて、
再生出力の頭切れをなくし、情報再生を適切に行うこと
ができる。
【0065】上述したように、DTSのディスク(CD
またはLD等)をディスク再生装置10にロードしただ
けでディスクの種類を判別することができ、2回目以後
のロード時にはデコーダアンプ20側では再生する前に
予め適切なデコード再生モードに切換えることができ、
再生時のノイズの発生や頭切れが生じることはない。
【0066】しかも、ユーザがディスク再生装置10に
対して手動操作にてディスクの種類を登録する必要がな
く、必要な情報は全て自動で容易に登録することができ
る。また、誤ってPCM以外のディスクをアナログ接続
で再生しようとした場合には、アナログ信号出力にミュ
ートをかけるので、ノイズのある音響を出力することが
なく、適切に情報を再生することができる。
【0067】この発明は、上記実施の形態に限定され
ず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実
施の形態では、ディスク再生装置10とデコーダアンプ
20が別体となっているシステムについて説明したが、
これに限定されない。すなわち、ディスク再生装置10
とデコーダアンプ20が一体になっている装置において
は、再生信号およびディスクの種類に応じたエンコード
方式情報を送受信することなく、装置内部で適切にモー
ド切換え処理をすることができる。
【0068】また、この発明は、CDおよびLDに限ら
ず、今後、開発され商品化される種々のディスク記録媒
体についても、適用可能であり、エンコード方式につい
ても、DTS方式に限らず、他のエンコード方式が規定
された場合にも同様にして適用することができる。
【0069】なお、この発明のディスク再生システム
は、専用のシステムとして構成することなく、CD−R
OMドライブ等のディスク再生装置を備えた通常のコン
ピュータシステムを用いて実現することができる。例え
ば、コンピュータシステムに上述の動作を実行するため
のプログラムを格納した媒体(フロッピーディスク、C
D−ROM等)から該プログラムをインストールするこ
とにより、上述の処理を実行するディスク再生システム
を構築することができる。インストールによって、当該
プログラムは、コンピュータシステム内のハードディス
ク等の媒体に格納されて、ディスク再生システムを構成
し、実行に供される。
【0070】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、狭義の記憶媒体に限らず、通信回線、
通信ネットワークおよび通信システムのように、一時的
且つ流動的にプログラム等の情報を保持する通信媒体等
を含む広義の記憶媒体であってもよい。
【0071】例えば、インターネット等の通信ネットワ
ーク上に設けたFTP(File Transfer Protocol)サー
バに当該プログラムを登録し、FTPクライアントにネ
ットワークを介して配信してもよく、通信ネットワーク
の電子掲示板(BBS:Bulletin Board System)等に
該プログラムを登録し、これをネットワークを介して配
信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS
(Operating System)の制御下において実行することに
より、上述の処理を達成することができる。さらに、通
信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動
実行することによっても、上述の処理を達成することが
できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ディスクをロードしただけでエンコード方式を判別
し、再生する前に予め再生モードに切換えることを可能
とし、エンコード方式に応じて情報、特に音響情報を適
切、且つ容易に再生可能なディスク再生システムおよび
記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るディスク再生シス
テムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】ディスク再生装置が実行する初期情報取得処理
を説明するためのフローチャートである。
【図3】デコーダアンプが実行する再生準備処理を説明
するためのフローチャートである。
【図4】従来のディスク再生システムにおける動作を説
明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 ディスク再生装置 11,21 CPU 12 ディスク再生部 13 D/Aコンバータ 14,25 メモリ 20 デコーダアンプ 22 再生制御部 23 増幅部 24 判別部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の異なるエンコード方式のいずれかを
    用いて符号化されている情報をディスクから読み出して
    出力するディスク再生出力部と、 前記ディスク再生出力部より出力された再生情報をデコ
    ードして音響情報を再生出力するデコード処理部とを備
    え、 前記ディスク再生出力部は、 ディスクに記録された情報を読み出すディスク読出手段
    と、 エンコード方式を示すエンコード方式情報とディスクの
    識別情報とを対応付けて記憶するメモリ手段と、 前記ディスク読出手段にディスクをロードした際、ロー
    ドしたディスクの識別情報が前記メモリ手段に記憶され
    ているか否かを判別し、記憶されていないと判別する
    と、エンコード方式を特定できない旨を示すエンコード
    方式情報と前記ディスク読出手段が読み出した再生情報
    を前記デコード処理部に送り、該再生情報に応じて前記
    デコード処理部から受けるエンコード方式情報を、ディ
    スクの識別情報と対応付けて前記メモリ手段に格納し、
    また、前記メモリ手段に識別情報が記憶されていると判
    別すると、該識別情報と対応付けて前記メモリ手段に格
    納されているエンコード方式情報を読み出して前記デコ
    ード処理部に送る再生制御手段とを備え、 前記デコード処理部は、 前記ディスク読出手段が読み出した再生情報をデコード
    して音響情報を再生出力するデコード再生手段と、 前記ディスク読出手段が読み出した再生情報から当該再
    生情報のエンコード方式を特定する特定手段と、 前記再生制御手段から受けたエンコード方式情報により
    エンコード方式を特定できるか否かを判別し、特定でき
    ると判別すると、前記デコード再生手段を制御して、前
    記再生制御手段から受けたエンコード方式情報により特
    定したエンコード方式に対応するデコード方式で、前記
    ディスク読出手段が読み出した再生情報をデコードさ
    せ、また、前記再生制御手段から受けたエンコード方式
    情報によりエンコード方式を特定できないと判別する
    と、前記特定手段に前記ディスク読出手段が読み出した
    再生情報のエンコード方式を特定させ、前記デコード再
    生手段を制御して、前記特定手段により特定されたエン
    コード方式に対応したデコード方式で前記ディスク読出
    手段が読み出した再生情報をデコードさせると共に、前
    記特定手段により特定されたエンコード方式を示すエン
    コード方式情報を前記再生制御手段に送るデコード制御
    手段とを備える、 ことを特徴とするディスク再生システム。
  2. 【請求項2】前記メモリ手段が記憶する識別情報は、デ
    ィスクの記録内容を示す目次情報である、 ことを特徴とする請求項1に記載のディスク再生システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記デコード再生手段は、少なくともPC
    M(Pulse Code Modulation)方式で符号化された情報
    とDTS(Digital Theater System)方式で符号化され
    た情報をデコードして音響情報を再生出力する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のディスク再生
    システム。
  4. 【請求項4】前記ディスク再生出力部は、前記ディスク
    読出手段がディスクから読み出した再生情報をディジタ
    ル−アナログ変換してアナログ出力を生成するD/A変
    換手段を備え、 前記再生制御手段は、エンコード方式がDTS(Digita
    l Theater System)方式であると判別すると、前記D/
    A変換手段が生成するアナログ出力にミュートをかける
    手段を備える、 ことを特徴とする請求項3に記載のディスク再生システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記デコード制御手段は、前記デコード再
    生手段のデコード出力にミュートをかけ、前記再生制御
    手段からエンコード方式情報を受けると、又は前記特定
    手段がエンコード方式を特定すると、前記デコード再生
    手段のデコード出力のミュートを解除する手段を備え
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    のディスク再生システム。
  6. 【請求項6】ディスクに記録された情報を読み出すディ
    スク読出手段と、 エンコード方式を示すエンコード方式情報とディスクの
    識別情報とを対応付けて記憶するメモリ手段と、 前記ディスク読出手段が読み出した再生情報をデコード
    して音響情報を再生出力するデコード再生手段と、 前記ディスク読出手段が読み出した再生情報から当該再
    生情報のエンコード方式を特定する特定手段と、 前記ディスク読出手段にディスクをロードした際、ロー
    ドしたディスクの識別情報が前記メモリ手段に記憶され
    ているか否かを判別し、記憶されていないと判別する
    と、前記特定手段に前記ディスク読出手段が読み出した
    再生情報のエンコード方式を特定させ、特定されたエン
    コード方式を示すエンコード方式情報をディスクの識別
    情報と対応付けて前記メモリ手段に格納し、前記デコー
    ド再生手段を制御して、前記特定手段により特定された
    エンコード方式に対応するデコード方式又は前記メモリ
    手段にディスクの識別情報と対応付けて記憶されている
    エンコード方式情報により特定されるエンコード方式に
    対応するデコード方式で、前記ディスク読出手段が読み
    出した再生情報をデコードさせるデコード再生制御手段
    を備える、 ことを特徴とするディスク再生装置。
  7. 【請求項7】前記ディスク読出手段が読み出した再生情
    報をディジタル−アナログ変換してアナログ出力を生成
    するD/A変換手段を備え、 前記デコード再生制御手段は、エンコード方式がDTS
    (Digital Theater System)方式であると、前記D/A
    変換手段が生成するアナログ出力にミュートをかける手
    段を備える、 ことを特徴とする請求項6に記載のディスク再生装置。
  8. 【請求項8】前記デコード再生制御手段は、前記デコー
    ド再生手段のデコード出力にミュートをかけ、前記特定
    手段によりエンコード方式が特定されると、又は前記メ
    モリ手段からエンコード方式情報を読み出すと、前記デ
    コード再生手段のデコード出力のミュートを解除する手
    段を備える、 ことを特徴とする請求項6又は7に記載のディスク再生
    装置。
  9. 【請求項9】再生に供するディスクをロードするディス
    クロードステップと、 前記ディスクロートステップにてロードされたディスク
    に記録された情報を読み出すディスク読出ステップと、 前記ディスク読出ステップにて読み出したディスクの識
    別情報がメモリに記憶されているか否かを判別する判別
    ステップと、 前記判別ステップにてディスクの識別情報が前記メモリ
    に記憶されていないと判別すると、前記ディスク読出ス
    テップにて読み出した再生情報に基づいて、ディスクの
    エンコード方式を特定するエンコード方式特定ステップ
    と、 前記エンコード方式特定ステップにて特定されたエンコ
    ード方式をディスクの識別情報と対応付けて前記メモリ
    に記憶させるメモリ記憶ステップと、 前記判別ステップにてディスクの識別情報が前記メモリ
    に記憶されていると判別すると、識別情報と対応付けて
    前記メモリに記憶されているエンコード方式を読み出す
    メモリ読出ステップと、 前記エンコード方式特定ステップにて特定されたエンコ
    ード方式に対応するデコード方式、又は前記メモリ読出
    ステップにて読み出したエンコード方式に対応するデコ
    ード方式で、前記ディスク読出ステップにて読み出した
    再生情報をデコードして音響情報を再生出力するデコー
    ド再生ステップとを備える、 ことを特徴とするディスク再生方法。
  10. 【請求項10】ディスク再生装置として機能するコンピ
    ュータを、 ディスクに記録された情報を読み出すディスク読出手段
    と、 エンコード方式を示すエンコード方式情報とディスクの
    識別情報とを対応付けて記憶するメモリ手段と、 前記ディスク読出手段が読み出した再生情報をデコード
    して音響再生するデコード再生手段と、 前記ディスク読出手段が読み出した再生情報から当該再
    生情報のエンコード方式を特定する特定手段と、 前記ディスク読出手段にディスクをロードした際、ロー
    ドしたディスクの識別情報が前記メモリ手段に記憶され
    ているか否かを判別し、記憶されていないと判別する
    と、前記特定手段に前記ディスク読出手段が読み出した
    再生情報のエンコード方式を特定させ、特定されたエン
    コード方式を示すエンコード方式情報をディスクの識別
    情報と対応付けて前記メモリ手段に格納し、前記デコー
    ド再生手段を制御して、前記特定手段により特定された
    エンコード方式に対応するデコード方式、又は前記メモ
    リ手段にディスクの識別情報と対応付けて記憶されてい
    るエンコード方式情報に示されるエンコード方式に対応
    するデコード方式で、前記ディスク読出手段が読み出し
    た再生情報をデコードさせるデコード再生制御手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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