JP2001028081A - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JP2001028081A
JP2001028081A JP11202215A JP20221599A JP2001028081A JP 2001028081 A JP2001028081 A JP 2001028081A JP 11202215 A JP11202215 A JP 11202215A JP 20221599 A JP20221599 A JP 20221599A JP 2001028081 A JP2001028081 A JP 2001028081A
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lever
pressing lever
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JP11202215A
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Satoru Saito
覚 齋藤
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物から誤って取り外されることを防止し
得る盗難防止装置を提供する。 【解決手段】 押圧レバー3が回動されるにつれて、押
圧レバー3の当接部3aがロック部材8に設けた両係合部
8a(8a)の外側角部に当接する。前述した如く、係合部
8a(8a)の外側角部は側面視が円弧状になしてあるた
め、当接部3aはロック部材8の両係合部8a(8a)の外側
角部に倣って該外側角部上を摺動しつつ、バネ9の力に
抗してロック部材8を筐体1内へ押し下げる。更に、当
接部3aが回動されて、当接部3aがロック部材8の両係合
部8a(8a)から離隔した場合、即ちクリップ部2が閉じ
た場合、バネ9の力によってロック部材8が跳ね上が
り、両係合部8a(8a)が当接部3aに係合してクリップ部
2をロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スカーフ又はネク
タイ等、盗難を防止すべき対象物への取り付け状態を検
出して警報を発する自鳴式の盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の盗難防止装置を示す斜視図
であり、図中、41は平面視が短冊形状の筐体である。筐
体41の一面には、スカーフ又はネクタイ等の対象物に該
筐体41を取り付けるためのクリップ部42が開閉可能に設
けてある。クリップ部42は、側面視がクランク状の板バ
ネ44及び該板バネ44を覆う爪形状の押さえレバー43を備
えている。板バネ44の一端は、該板バネ44と筐体41との
間に適宜の隙間を設けて筐体41に取り付けてあり、板バ
ネ44の他端側内面には対象物を挟み込むための矩形状の
クランプ部45が固定してある。
【0003】押さえレバー43の一端近傍は、へ字状に屈
曲させてあり、該押さえレバー43の一端は太鼓状になし
てある。押さえレバー43の屈曲させた部分は、板バネ44
の一端から少し距離を隔てた位置の上方に回動自在に軸
支してある。このようなクリップ部42では、押さえレバ
ー43を回動させた場合、押さえレバー43の一端が板バネ
44を押さえるため板バネ44が傾頭するように撓み、更に
押さえレバー43を回動させた場合、押さえレバー43の屈
曲させた一端が筐体41に略垂直になると共に板バネ44の
他端部側に押さえレバー43が当接し、押さえレバー43に
よって板バネ44のクランプ部45を筐体41に当接させる。
このとき、板バネ44の一端部近傍は、押さえレバー43の
一端に倣って円弧状に反るためバネ力が発生し、このバ
ネ力は押さえレバー43に、板バネ44を押さえる方向への
力を付勢する。
【0004】筐体41のクランプ部45が当接する部分に
は、クランプ部45と略同じ大きさの矩形状のホルダ部46
が突設してある。クランプ部45及びホルダ部46の対向す
る部分は、平面上に複数の屋根型の線状滑り止部45a ,
45a ,…,46a ,46a,…を互いに位置を異ならせて設
けてなり、クランプ部45をホルダ部46に当接させた場
合、クランプ部45に設けた線状滑り止部45a ,45a ,…
及びホルダ部46に設けた線状滑り止部46a ,46a,…は
互いに噛合するようになしてある。ホルダ部46の略中央
には、対象物の有無を検出する三角形状のセンサレバー
47が、ホルダ部46から突出する様態で揺動自在に設けて
あり、クランプ部45のセンサレバー47に対向する部分に
は、クランプ部45をホルダ部46に当接させた場合にセン
サレバー47に外嵌する溝が設けてある。
【0005】このような、盗難防止装置では、図10に示
した如く、クランプ部及びホルダ部の間に対象物Tを配
置し、押さえレバー43を回動して板バネを押さえ、クラ
ンプ部及びホルダ部によって対象物Tを挟持することに
よって、盗難防止装置を対象物Tに取り付ける。このと
き、対象物Tの挟持された部分によって、センサレバー
はホルダ部内に押し込まれており、センサレバーは常開
接点として機能している。
【0006】筐体41は、電池、警報を発するブザー、及
びアンテナ等を内蔵しており、盗難防止装置を対象物か
ら取り除くべく、クランプ部45及びホルダ部46の間から
対象物を引き抜いた場合、センサレバー47が突出して閉
信号が出力されるため、盗難防止装置はそれを検出し、
ブザーを作動させて警報を発する。
【0007】ところで、対象物が陳列してある店舗の出
入口等には、盗難防止装置が受信し得る強度の信号を所
定領域内へ送信する送信器が設定してある。盗難防止装
置を取り付けた対象物が、送信器に接近して、盗難防止
装置のアンテナが送信器から送信された信号を受信した
場合、盗難防止装置はそれを検出し、ブザーを作動させ
て警報を発し、対象物の盗難を防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
盗難防止装置にあっては、対象物Tに取り付けた盗難防
止装置の押さえレバー43は、前述した如く、押さえレバ
ー43の一端に倣って撓んだ板バネ44のバネ力によって、
板バネ44を押さえる方向へ付勢されているだけであるた
め、押さえレバー43を比較的容易に起立させることがで
きる。押さえレバー43を誤って起立させた場合であって
も、板バネ44が跳ね上がってクランプ部45がホルダ部46
から離隔し、センサレバー47が突出してブザーが作動す
るため、不愉快な印象を与えるという問題があった。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、対象物から誤って
取り外されることを防止し得る盗難防止装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る盗難防止
装置は、警報器を内蔵する筐体と、該筐体の外面に揺動
可能に設けた板バネと、該板バネ上に板バネの揺動方向
に回動自在に設けてあり、板バネを筐体側へ押圧する押
圧レバーと、板バネと筐体との間に盗難を防止すべき対
象物を配置し、押圧レバーで板バネを筐体側へ押圧する
ことによって挟持した対象物の有無を検出するセンサと
を備える盗難防止装置において、前記押圧レバーが板バ
ネを筐体側へ押圧した場合、押圧レバーをロックするロ
ック部材を備えることを特徴とする。
【0011】スカーフ又はネクタイ等の対象物の一部を
板バネと筐体との間に配置し、板バネ上に設けた押圧レ
バーを回動させ、該押圧レバーにて板バネを筐体側へ押
圧し、板バネ及び筐体によって対象物を挟持することに
よって、筐体を対象物に取り付ける。このとき、ロック
部材が押圧レバーをロックして、押圧レバーが回動する
ことを禁止する。この状態で、板バネと筐体との間に対
象物の一部が存在しないことをセンサが検出した場合、
警報器が作動して、警報を発する。このように、ロック
部材によって押圧レバーをロックするため、盗難防止装
置が対象物から誤って取り外されることが防止される。
【0012】第2発明に係る盗難防止装置は、第1発明
において、へ字帯状の押圧レバーの短寸側端部の幅方向
の少なくとも一縁部は、前記板バネの対応する縁部から
突出しており、前記ロック部材は、筐体内に配置した本
体に前記押圧レバーの短寸側端部の板バネから突出した
縁部に係合する係合部が設けてあり、前記筐体には該係
合部を突出させる開口が設けてあり、該開口から前記係
合部を突出させる力を前記本体に付勢するバネ部材が筐
体内に配設してあることを特徴とする。
【0013】押圧レバーの一端に設けた当接部の幅方向
の少なくとも一縁部に、筐体に設けた開口から突出する
ように付勢されたロック部材の係合部が係合して、押圧
レバーをロックする。これによって、比較的簡単な構造
で押圧レバーを確実にロックすることができる。
【0014】第3発明に係る盗難防止装置は、第1又は
第2発明において、前記ロック部材の少なくとも一部は
磁性材料で構成してあることを特徴とする。
【0015】ロック部材が押圧レバーをロックする方向
と逆の方向へ、磁石又は電磁石等によってロック部材を
引き寄せることによって、ロック部材による押圧レバー
のロックを解除する。これによって、ロックを容易に解
除することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。 (実施の形態1)図1及び図2は本発明に係る盗難防止
装置を示す斜視図、及び一部破断側面図であり、両図中
2は、スカーフ又はネクタイ等の対象物に盗難防止装置
を取り付けるためのクリップ部である。なお、図1はク
リップ部2が開いた状態の盗難防止装置を、図2はクリ
ップ部2が閉じた状態の盗難防止装置をそれぞれ示して
いる。
【0017】短冊形状の筐体1の一面にクリップ部2が
開閉可能に設けてある。クリップ部2は、側面視がクラ
ンク状の板バネ4及び該板バネ4を覆う爪形状の押圧レ
バー3を備えている。板バネ4の一端は、該板バネ4と
筐体1との間に適宜の隙間を設けた様態で支持部材15,
15によって支持されている。板バネ4の他端側内面には
対象物を挟み込むための矩形状のクランプ部5が固定し
てあり、筐体1のクランプ部5が当接する部分には、ク
ランプ部5と略同じ大きさの矩形状のホルダ部6が突設
してある。
【0018】ホルダ部6のクランプ部5が当接する部分
には、部分球状の凹部6aが設けてあり、該凹部6aの中央
にはホルダ部6を貫通する貫通孔が開設してある。貫通
孔内には、盗難を防止すべき対象の有無を検出する円柱
状のセンサレバー7が進退可能に挿入してあり、該セン
サレバー7は図示しないバネによって付勢され、先端部
分が貫通孔から突出している。このセンサレバー7、ホ
ルダ部6及び筐体1は、例えばABS樹脂によって形成
してある。
【0019】クランプ部5は、例えば、硬度90程度の
ポリエステルエラストマーを用いてなり、クランプ部5
のホルダ部6に当接する部分には、ホルダ部6に設けた
凹部6aに嵌合する部分球状の凸部5aが設けてある。凸部
5aの中央には、円柱状の挿入用凹部5bが設けてあり、ク
ランプ部5をホルダ部6に当接した場合、ホルダ部6か
ら突出したセンサレバー7が挿入用凹部5b内に挿入され
るようになっている。
【0020】筐体1内には、電池、警報を発するブザ
ー、該ブザーによる警報の発生を制御するマイクロコン
ピュータ、及び所定の信号を受信した場合にマイクロコ
ンピュータへ信号を与えるアンテナ等が設けてある。前
述したセンサレバー7はマイクロコンピュータに接続し
てあり、マイクロコンピュータにはセンサレバー7か
ら、例えば、センサレバー7がホルダ部6から突出して
いるとき閉信号が、センサレバー7がホルダ部6内に押
し込まれたとき開信号が与えられるようになっている。
【0021】前述した押圧レバー3の一端近傍はへ字状
に屈曲させて、板バネ4に当接させる当接部3aになして
あり、該当接部3aの端部は太鼓状になしてある。押圧レ
バー3の屈曲させた部分は、板バネ4の一端から少し距
離を隔てた位置の上方に回動自在に軸支してある。この
ようなクリップ部2では、押圧レバー3を回動させた場
合、当接部3aが板バネ4の一端側に当接してそれを押圧
するため、板バネ4の他端が傾頭するように撓み、更に
押圧レバー3を回動させた場合、当接部3aが筐体1に略
垂直になると共に板バネ4の他端部側に押圧レバー3が
当接し、押圧レバー3によって板バネ4のクランプ部5
を筐体1に当接させる。このとき、板バネ4の一端部近
傍は、当接部3aに倣って円弧状に反るためバネ力が発生
し、このバネ力は押圧レバー3に、板バネ4を押圧する
方向への力を付勢する。
【0022】筐体1の内部には、当接部3aが筐体1に略
垂直になったとき、即ちクリップ部2が閉じた状態のと
き、当接部3aに係合するロック部材8が揺動可能に配設
してあり、該ロック部材8によって押圧レバー3の回動
が制限されるため、クリップ部2が開くことが禁止され
る。
【0023】図3は図2に示したクリップ部2の一部破
断平面図であり、図4は図2に示したロック部材8の斜
視図である。図3に示した如く、板バネ4は筐体1に支
持された一端側の幅寸法が他端側の幅寸法より小さい、
所謂角型杓文字状をなしており、板バネ4の幅寸法が狭
い支持側部分4aに押圧レバー3の当接部3aが、当接部3a
の両側縁部が、支持側部分4aの両側縁部から突出する様
態で当接している。この支持側部分4aは、クリップ部2
が閉じた場合、押圧レバー3によって覆われるようにな
っている。
【0024】図4に示した如く、ロック部材8は鉄を含
む磁性材料を用いてなり、倒立へ字状の帯板部材の短寸
側端部の中央に矩形の切り欠き8bを設け、該切り欠き8b
の両側凸部を係合部8a,8aとしたフォーク形状になし、
前記帯板部材の長寸側を本体としている。切り欠き8bの
幅寸法は、前述した板バネ4の支持側部分4aの幅寸法よ
り少し大きくなしてあり、係合部8a,8aの先端の外側角
部は、側面視が円弧状になしてある。また、ロック部材
8の他端近傍の両側縁部には短冊状の切り欠き8c,8cが
それぞれ設けてあり、ロック部材8の両切り欠き8c,8c
より他端側の部分の幅寸法は、他の部分の幅寸法より大
きくなしてある。
【0025】図2に示した如く、筐体1の当接部3aの回
動領域に対向する部分には開口12(12)が設けてあり、
ロック部材8は前記開口12(12)に係合部8a(8a)を挿
入させて筐体1内に配置してある。前述したロック部材
8の他端部分の両側縁部は、筐体1の内部に突設した支
持部10(10)によって回転自在に支持されており、ロッ
ク部材8の他端側縁部に外嵌したバネ9によってロック
部材8は、前記開口12(12)から係合部8a(8a)が突出
するように付勢されている。
【0026】このような盗難防止装置では、クリップ部
2を開いた状態になしておき、クランプ部5及びホルダ
部6の間に、スカーフ又はネクタイ等の対象物を配置
し、押圧レバー3を回動して板バネ4を押圧してクリッ
プ部2を閉じた状態になし、クランプ部5及びホルダ部
6によって対象物を挟持することによって、盗難防止装
置を対象物に取り付ける。
【0027】このとき、押圧レバー3が回動されるにつ
れて、押圧レバー3の当接部3aがロック部材8に設けた
両係合部8a,8aの外側角部に当接する。前述した如く、
係合部8a,8aの外側角部は側面視が円弧状になしてある
ため、当接部3aはロック部材8の両係合部8a,8aの外側
角部に倣って該外側角部上を摺動しつつ、バネ9の力に
抗してロック部材8を筐体1内へ押し下げる。更に、当
接部3aが回動されて、当接部3aがロック部材8の両係合
部8a,8aから離隔した場合、即ちクリップ部2が閉じた
場合、バネ9の力によってロック部材8が跳ね上がり、
両係合部8a,8aが当接部3aに係合してクリップ部2をロ
ックする。これによって、対象物に取り付けた盗難防止
装置のクリップ部2が、誤って開かれることが防止され
る。
【0028】クリップ部2が閉じた場合、対象物は、部
分球面状の凸部5a及び部分球面状の凹部6aに倣った状態
でそれらの間に挟持される一方、対象物の挿入用凹部5b
に対向する部分は、凸部5aの球面に略倣った状態で展張
される。この展張された対象物によって、センサレバー
7は前記凹部6aに設けた貫通孔内へ後退する。そして、
筐体1に内蔵されたマイクロコンピュータは、センサレ
バー7が凹部6aに設けた貫通孔内へ後退して、該センサ
レバー7から閉信号が与えられてから所定時間経過する
間にセンサレバー7から開信号が与えられない場合、オ
フ状態からセット状態に移行する。
【0029】マイクロコンピュータがセット状態の間
に、対象物を盗難する目的で盗難防止装置を対象物から
取り除くべく、クランプ部5及びホルダ部6の間から対
象物を引き抜いた場合、センサレバー7が突出するた
め、筐体1に内蔵されたマイクロコンピュータはそれを
検出し、ブザーを作動させて警報を発する。
【0030】一方、対象物が陳列してある店舗の出入口
等には、盗難防止装置が受信し得る強度の信号を所定領
域内へ送信する送信器が設定してある。筐体1に内蔵さ
れたマイクロコンピュータがセット状態の間に、当該盗
難防止装置を取り付けた対象物が、送信器に接近して、
盗難防止装置のアンテナが送信器から送信された信号を
受信した場合、マイクロコンピュータは、ブザーを作動
させて警報を発し、対象物の盗難を防止する。
【0031】ところで、店舗のレジ等には後述するロッ
ク解除装置が配置してあり、該ロック解除装置によっ
て、盗難防止装置のクリップ部2のロックを解除する。
【0032】図5はロック解除装置によって盗難防止装
置のクリップ部2のロックを解除している状態を示す模
式的側断面図である。図中、図2に示した部分に対応す
る部分はその番号を付して、その説明を省略する。直方
体状の筐体31の上面には位置合わせ用の凸部32が設けて
あり、筐体31の内部の前記凸部32から所定距離を隔てた
位置には、円柱状のコア34の周囲に、導線を複数回巻回
してなる円筒状のコイル35を前記コア34の中心軸と同心
円状に配設してなる電磁石33が、コア34の一端が筐体31
の上面と対向するように設けてある。また、筐体31内に
は盗難防止装置に設けたマイクロコンピュータをセット
状態からオフ状態にするための信号を送信する送信器
(図示せず)も設けてある。
【0033】このようなロック解除装置によって盗難防
止装置のクリップ部2のロックを解除するには、盗難防
止装置のホルダ部6側の端部を凸部32に当接させ、ロッ
ク解除装置が内蔵する送信器から前述した信号を送信す
る。この信号を盗難防止装置が受信した場合、当該盗難
防止装置が備えるマイクロコンピュータは、セット状態
からオフ状態になり、ホルダ部6に設けた貫通孔からセ
ンサレバー7が突出して開信号が与えられた場合でも、
ブザーを作動させない。その後、ロック解除装置の電磁
石33のコイル35に通電し、コア34に生じた磁力によって
ロック部材8をコア34側へ揺動させる。これによって、
ロック部材8の係合部8a(8a)がクリップ部2の当接部
3aから離隔し、ロックが解除される。そして、クリップ
部2の押圧レバー3を矢符方向へ開き、板バネ4の押圧
を解除して、クランプ部5とホルダ部6との間から対象
物を取り除く。
【0034】なお、本実施の形態では、鉄を含む磁性材
料を用いてロック部材8を形成してあるが、本発明はこ
れに限らず、例えば、ロック部材8の本体のクリップ部
2とは反対の面に、鉄製の薄い板部材を固定してもよ
い。これによって、前同様、ロック解除装置によって盗
難防止装置のクリップ部2のロックを解除することがで
きる。
【0035】(実施の形態2)図6は実施の形態2を示
す一部破断側面図であり、クリップ部2をロックする他
のロック機構を設けた場合を示している。なお、図中、
図2に示した部分に対応する部分には同じ番号を付して
その説明を省略する。図6に示した如く、筐体1内には
側面視が倒立T字状のロック部材28が配置してあり、該
ロック部材28はL字板状の支持部材29によって進退可能
に支持されている。
【0036】図7は図6に示したロック部材28の斜視図
である。図7に示した如く、ロック部材28は、長方形状
の鉄製の基台部28c にラクビゴール形状の部材を立設し
てなり、該部材の両ポールに相当する部分は押圧レバー
3の当接部3a(何れも図6参照)に係合する係合部28a
,28a に、前記部材の支持柱に相当する部分は首部28b
になしてある。この首部28b 及び基台部28c でロック
部材8の本体が構成されている。
【0037】前述した支持部材29の底部中央にはロック
部材28の首部28b を挿入させる孔が開設してあり、該孔
にコイルバネ25を外嵌した首部28b を挿入させ、前記孔
から突出した首部28b を基台部28c に固定することによ
って、ロック部材28を支持部材29に進退自在に支持させ
てある。
【0038】このような盗難防止装置では、前同様、ク
リップ部2を開いた状態になしておき、クランプ部5及
びホルダ部6の間に、スカーフ又はネクタイ等の対象物
を配置し、押圧レバー3を回動して板バネ4を押圧して
クリップ部2を閉じた状態になし、クランプ部5及びホ
ルダ部6によって対象物を挟持することによって、盗難
防止装置を対象物に取り付ける。
【0039】このとき、押圧レバー3が回動されるにつ
れて、押圧レバー3の当接部3aがロック部材28に設けた
両係合部28a ,28a の外側角部に当接する。係合部28a
,28a の外側角部は、前同様、側面視が円弧状になし
てあり、当接部3aはロック部材28の両係合部28a ,28a
の外側角部に倣って該外側角部上を摺動しつつ、コイル
バネ25の力に抗してロック部材28を筐体1内へ押し下げ
る。更に、当接部3aが回動されて、当接部3aがロック部
材28の両係合部28a ,28a から離隔した場合、即ちクリ
ップ部2が閉じた場合、コイルバネ25の力によってロッ
ク部材28が跳ね上がり、両係合部28a ,28a が当接部3a
に係合してクリップ部2をロックする。
【0040】一方、前述したロック部材28によるクリッ
プ部2のロックを解除するには、図8に示した如く、ロ
ック解除装置の凸部32に盗難防止装置を当接させて位置
決めし、電磁石33に給電して、ロック部材28の基台部28
c を当接部3aから離隔する矢符方向へ引き寄せ、ロック
を解除する。
【0041】なお、特許請求の範囲の項に、図面との対
照を便利にするために符号を記載してあるが、この記載
によって本発明は添付図面の構造に限定されるものでは
ない。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明に係る盗難
防止装置にあっては、ロック部材によって押圧レバーを
ロックするため、盗難防止装置が対象物から誤って取り
外されることが防止される。
【0043】第2発明に係る盗難防止装置にあっては、
比較的簡単な構造で押圧レバーを確実にロックすること
ができる。
【0044】第3発明に係る盗難防止装置にあっては、
ロックを容易に解除することができ、レジ等において、
対象物から盗難防止装置を手間取らずに取り外すことが
でき、レジ作業を円滑に行うことができる等、本発明は
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止装置を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示した盗難防止装置の一部破断側面図で
ある。
【図3】図2に示したクリップ部の一部破断平面図であ
る。
【図4】図2に示したロック部材の斜視図である。
【図5】ロック解除装置によって盗難防止装置のクリッ
プ部のロックを解除している状態を示す模式的側断面図
である。
【図6】実施の形態2を示す一部破断側面図である。
【図7】図6に示したロック部材の斜視図である。
【図8】ロック解除装置によって盗難防止装置のクリッ
プ部のロックを解除している状態を示す模式的側断面図
である。
【図9】従来の盗難防止装置を示す斜視図である。
【図10】従来の盗難防止装置を使用している状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】 1 筐体 2 クリップ部 3 押圧レバー 3a 当接部 4 板バネ 5 クランプ部 6 ホルダ部 7 センサレバー 8 ロック部材 8a 係合部 9 バネ 12 開口 28 ロック部材 28a 係合部 32 凸部 33 電磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警報器を内蔵する筐体1と、該筐体1の
    外面に揺動可能に設けた板バネ4と、該板バネ4上に板
    バネ4の揺動方向に回動自在に設けてあり、板バネ4を
    筐体1側へ押圧する押圧レバー3と、板バネ4と筐体1
    との間に盗難を防止すべき対象物を配置し、押圧レバー
    3で板バネ4を筐体1側へ押圧することによって挟持し
    た対象物の有無を検出するセンサ7とを備える盗難防止
    装置において、 前記押圧レバー3が板バネ4を筐体1側へ押圧した場
    合、押圧レバー3をロックするロック部材8を備えるこ
    とを特徴とする盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 へ字帯状の押圧レバー3の短寸側端部3a
    の幅方向の少なくとも一縁部は、前記板バネ4の対応す
    る縁部から突出しており、前記ロック部材8は、筐体1
    内に配置した本体に前記押圧レバー3の短寸側端部3aの
    板バネ4から突出した縁部に係合する係合部8aが設けて
    あり、前記筐体1には該係合部8aを突出させる開口12が
    設けてあり、該開口12から前記係合部8aを突出させる力
    を前記本体に付勢するバネ部材9が筐体1内に配設して
    ある請求項1記載の盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック部材8の少なくとも一部は磁
    性材料で構成してある請求項1又は2記載の盗難防止装
    置。
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