JP2001027952A - マルチプロセッサのiplシステム - Google Patents

マルチプロセッサのiplシステム

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JP2001027952A
JP2001027952A JP11201308A JP20130899A JP2001027952A JP 2001027952 A JP2001027952 A JP 2001027952A JP 11201308 A JP11201308 A JP 11201308A JP 20130899 A JP20130899 A JP 20130899A JP 2001027952 A JP2001027952 A JP 2001027952A
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function
functional
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operation data
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JP11201308A
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English (en)
Inventor
Hirochika Mano
弘誓 真野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/4401Bootstrapping
    • G06F9/4416Network booting; Remote initial program loading [RIPL]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はマルチプロセッサのIPLシステム
に関し、プロセッサのIPLの短縮を図ることを目的と
している。 【解決手段】 マルチプロセッサで構成され、システ
ムで使用されるプログラムやデータを格納するファイル
サーバー10を持つ情報システムにおいて、情報システ
ムで稼働するプログラムとデータを機能単位に分割して
機能プロセッサを生成する分割手段20と、ハードウェ
アの実装情報等の機能に対応したシステム毎に異なるデ
ータの内容により、各プロセッサのメモリに転送が必要
な機能プロセッサを判断する判断手段30とを具備して
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチプロセッサの
IPL(Initial Program Load)
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のIPLシステムでは、マルチプロ
セッサを構成するプロセッサ全てに同じプログラムを載
せておく方式が用いられている。この方式では、機能追
加に伴い、プログラムを載せるメモリ量も増大し、ハー
ドウェアのコストアップを招く。
【0003】また、各プロセッサ毎に収容するプログラ
ムを変える場合には、各顧客、拠点毎の配置を人手で管
理しなければならず、管理工数の増大と管理ミスの発生
を引き起こしていた。
【0004】固定的なパターンで各プロセッサに収容す
るプログラムを決める方法もあるが、各機能のプロセッ
サへの分担の仕方が固定的になると共に、機能の肥大化
に伴い、収容パターンの変更を見直す必要がでてきてい
る。
【0005】システムを構成するプロセッサ全体を包含
する仮想記憶を考え、この仮想記憶上でオンデマンドペ
ージを行う方法もある(オンデマンドページング)。図
28はオンデマンドページングの説明図である。ディス
ク装置1内にプログラムAが記憶されているものとす
る。端末2からコマンドAを投入すると、主記憶MM3
は、コマンドA入力を検出し、コマンドAに対応したプ
ログラムAを起動し、ディスク装置1からのプログラム
Aを引き上げ、メモリ上に割り付ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなオンデマン
ドページングでは、プログラムの転送、処理実行までの
オーバヘッドが大きく、リアルタイム処理には適してい
ない。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、各プロセッサで実現する機能に必要なプ
ログラムを自動的に選別し、組み合わせることによりプ
ログラムを収容するメモリを能率的に使用すると共に、
プロセッサのIPLの短縮を図ることができ、またプロ
セッサの分担変更に伴うプログラムの配置を自動的に行
なうことによりプログラム配置の人手作業の軽減を図る
と共に、プログラムの実メモリ割り付けによりリアルタ
イム処理の効率化を図ることができるマルチプロセッサ
のIPLシステムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)図1は本発明の原
理ブロック図である。図において、10はマルチプロセ
ッサで構成され、システムで使用されるプログラムやデ
ータを格納するファイルサーバー、20は情報システム
で稼働するプログラムとデータを機能単位に分割して機
能プロセッサを生成する分割手段、30はハードウェア
の実装情報等の機能に対応したシステム毎に異なるデー
タの内容により、各プロセッサのメモリに転送が必要な
機能プロセッサを判断する判断手段である。
【0009】ここで、機能プロセッサとは、情報システ
ムで稼働するプログラムとデータを機能単位に分割した
時のそれぞれの機能をいう。以下において、システムデ
ータとは、情報システムで稼働するプログラムと、シス
テムが異なっても変わらないプログラムに付随したデー
タをいう。運用データとは、ハードウェアの実装情報等
機能に対応したシステム毎に異なるデータをいう。
【0010】このように構成すれば、各プロセッサ毎に
必要な機能プロセッサを転送することができ、各プロセ
ッサで実現する機能に必要なプログラムを自動的に選別
し、組み合わせることによりプログラムを収容するメモ
リを能率的に使用すると共に、プロセッサのIPLの短
縮を図ることができ、またプロセッサの分担変更に伴う
プログラムの配置を自動的に行なうことによりプログラ
ム配置の人手作業の軽減を図ると共に、プログラムの実
メモリ割り付けによりリアルタイム処理の効率化を図る
ことができる。
【0011】(2)請求項2では、前記機能プロセッサ
としてマルチプロセッサを構成する全てのプロセッサに
共通な機能プロセッサと、保守運用、スイッチング、課
金処理、通信処理等、機能に対応した機能プロセッサを
設けたことを特徴とする。
【0012】このように構成すれば、全プロセッサに共
通な機能プロセッサと、各プロセッサ独自の機能プロセ
ッサとを設けることにより、各プロセッサで実現する機
能に必要なプログラムを自動的に選別し、組み合わせる
ことによりプログラムを収容するメモリを能率的に使用
すると共に、プロセッサのIPLの短縮を図ることがで
き、またプロセッサの分担変更に伴うプログラムの配置
を自動的に行なうことによりプログラム配置の人手作業
の軽減を図ると共に、プログラムの実メモリ割り付けに
よりリアルタイム処理の効率化を図ることができる。
【0013】(3)請求項3では、前記ハードウェアの
実装情報等機能に対応したシステム毎に異なるデータ
(運用データ)も機能対応に分割し、運用データの機能
プロセッサとして、全プロセッサに共通な、保守運用、
スイッチング処理、通信処理、課金処理等、機能に対応
した機能プロセッサと、各プロセッサ毎に内容が異なる
機能プロセッサとを設けたことを特徴とする。
【0014】このように構成すれば、運用データについ
ても全プロセッサに共通な機能プロセッサと、各プロセ
ッサ独自の機能プロセッサとを設けることにより、各プ
ロセッサで実現する機能に必要なプログラムを自動的に
選別し、組み合わせることによりプログラムを収容する
メモリを能率的に使用すると共に、プロセッサのIPL
の短縮を図ることができ、またプロセッサの分担変更に
伴うプログラムの配置を自動的に行なうことによりプロ
グラム配置の人手作業の軽減を図ると共に、プログラム
の実メモリ割り付けによりリアルタイム処理の効率化を
図ることができる。
【0015】(4)請求項4では、情報システムで稼働
するプログラムとデータ(システムデータ)と運用デー
タの機能プロセッサをファイルサーバーに構築後に、シ
ステムを構成するプロセッサのIPLを開始することを
特徴とする。
【0016】このように構成すれば、保守運用プロセッ
サだけで、顧客用のシステムに提供するファイルを生成
することができる。 (5)請求項5では、システム運用中に運用データが変
更された場合、変更内容から各プロセッサへの機能プロ
セッサの実装変更を自動判断し、新たに実装となった機
能プロセッサを該当プロセッサに自動転送し、新たに不
要(未実装)となった機能プロセッサについては該当プ
ロセッサのメモリ割り付けを解除することを特徴とす
る。
【0017】このように構成すれば、運用データに変更
があった場合に、システムが自動的に判断してそれを全
体のプロセッサに反映させることができる。 (6)請求項6では、システム運用中に運用データが変
更された場合は、変更された運用データを含む機能プロ
セッサを実装するプロセッサを識別し、各プロセッサの
該当機能プロセッサに同一変更内容を反映させることを
特徴とする。
【0018】このように構成すれば、運用データに変更
があった場合に、システムが自動的に判断してそれを全
体のプロセッサに反映させることができる。 (7)請求項7では、前記機能プロセッサに対するパッ
チを投入された場合、各プロセッサへの機能プロセッサ
の実装を判定して、各プロセッサの該当機能プロセッサ
全てに自動的にパッチをかけることを特徴とする。
【0019】ここで、パッチとは、システムデータの不
具合の箇所の修正を行なうものである。このように構成
すれば、各プロセッサの全てに自動的にパッチをかけて
修正を行うことが可能となる。
【0020】(8)請求項8では、各プロセッサに実装
されている同一機能プロセッサの内容が異なっているか
否かを定期的に照合し、不一致が発生した場合はファイ
ルサーバーの内容で修復することを特徴とする。
【0021】このように構成すれば、不一致が発生した
場合に、該当プロセッサの内容をファイルサーバーの内
容で修復することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図2は本発明の一実施の
形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、
同一の符号を付して示す。図において、10はファイル
サーバーで、モジュール登録簿11、システムデータ機
能プロセッサ12、運用データ機能プロセッサ13及び
機能プロセッサ実装表14(詳細後述)をその内部に含
んでいる。
【0023】21はファイルサーバー10と接続される
システムデータ機能プロセッサ編成手段、22はファイ
ルサーバー10と接続される運用データ機能プロセッサ
生成変更手段、23はファイルサーバー10と接続され
る機能プロセッサ実装表変更手段である。
【0024】システムデータ機能プロセッサ編成手段2
1は、プログラム及びデータを構成するモジュールを機
能毎に分割・統合し、システムデータ機能プロセッサ1
2のファイルとして編成する手段である。なお、該シス
テムデータ機能プロセッサ編成手段21は、オフライン
で動作するものである。
【0025】運用データ機能プロセッサ生成変更手段2
2は運用データを生成・更新するコマンドにより起動さ
れ、各運用データを機能プロセッサ毎に分割して生成す
る手段である。また、運用データの生成・変更時に、該
当運用データが格納されている機能プロセッサを識別
し、各プロセッサに実装されている該当運用データの変
更を行う手段でもある。
【0026】機能プロセッサ実装表変更手段23は、投
入された運用データから各プロセッサに実装すべき機能
プロセッサを判定し、機能プロセッサ実装表14に記録
する手段である。また、新たに実装となった機能プロセ
ッサを該当プロセッサに転送し、新たに未実装となった
機能プロセッサを該当プロセッサから取り除く手段でも
ある。
【0027】31はファイルサーバー10と接続される
システムIPL手段、32はファイルサーバー10及び
機能プロセッサ実装表変更手段23と接続される機能プ
ロセッサ転送手段、33は機能プロセッサ転送手段32
と接続される機能プロセッサ受信手段、34は該機能プ
ロセッサ受信手段33と接続される機能プロセッサメモ
リ割り付け手段、35は該機能プロセッサメモリ割り付
け手段34及びファイルサーバー10と接続されるシス
テムデータ機能プロセッサ変更手段、36は機能プロセ
ッサメモリ割り付け手段34及びファイルサーバー10
と接続される機能プロセッサ照合手段である。
【0028】システムIPL手段31は、各プロセッサ
が実装する機能プロセッサを判定し、該当する機能プロ
セッサを機能プロセッサ転送手段32、機能プロセッサ
受信手段33及び機能プロセッサメモリ割り付け手段3
4により、各プロセッサのメモリにIPLしてシステム
立上げを行なう手段である。システムデータ機能プロセ
ッサ12は、システムデータ機能プロセッサ編成手段2
1により作成されたファイルをファイルサーバー10に
読み込み、運用データ機能プロセッサ13は運用データ
定義コマンドの投入によりシステムで自動生成する。
【0029】機能プロセッサ転送手段32は、指定され
た機能プロセッサのファイルをファイルサーバー10か
ら読み込み、指定されたプロセッサに転送する手段であ
る。また、指定された機能プロセッサを指定されたプロ
セッサから削除する手段でもある。
【0030】機能プロセッサ受信手段33は、機能プロ
セッサ転送手段32から転送された機能プロセッサを受
信し、機能プロセッサメモリ割り付け手段34により実
メモリに割り付ける手段である。また、プロセッサから
機能プロセッサを削除する時は、機能プロセッサ転送手
段32から指定された機能プロセッサを実メモリから削
除する。
【0031】機能プロセッサメモリ割り付け手段34
は、各機能プロセッサの各プロセッサの実メモリへの割
り付け状態を管理し、メモリ割り付けを実施する手段で
ある。システムデータ機能プロセッサ変更手段35は、
システムデータに対する変更が入った場合、変更対象部
分を収容する機能プロセッサを識別し、各プロセッサに
実装されている該当機能プロセッサの該当部分を変更す
る手段でもある。
【0032】機能プロセッサ照合手段36は、各プロセ
ッサに実装された同一機能プロセッサの内容に食い違い
が生じないように、定期的にファイルサーバー10の内
容と照合し、不一致部分の修正を行なう手段である。
【0033】システムデータ機能プロセッサ編成手段2
1、運用データ機能プロセッサ生成変更手段22で、図
1の分割手段20を構成し、機能プロセッサ実装表変更
手段23、システムIPL手段31、機能プロセッサ転
送手段32、機能プロセッサ受信手段33、機能プロセ
ッサメモリ割り付け手段34、システムデータ機能プロ
セッサ変更手段35及び機能プロセッサ照合手段36と
で、図1の判断手段30を構成している。
【0034】このように構成すれば、各プロセッサ毎に
必要な機能プロセッサを転送することができ、各プロセ
ッサで実現する機能に必要なプログラムを自動的に選別
し、組み合わせることによりプログラムを収容するメモ
リを能率的に使用すると共に、プロセッサのIPLの短
縮を図ることができ、またプロセッサの分担変更に伴う
プログラムの配置を自動的に行なうことによりプログラ
ム配置の人手作業の軽減を図ると共に、プログラムの実
メモリ割り付けによりリアルタイム処理の効率化を図る
ことができる。
【0035】図3は本発明が適用される全体システムの
構成例を示すブロック図である。図において、40は複
数の端末41が接続される端末制御装置で、その出力は
ハイウェイとしてネットワーク50に接続されている。
図では、ハイウェイの数は#0〜#31までの32本あ
る。42はネットワーク50と接続されるネットワーク
入出力装置、43は該ネットワーク入出力装置42の他
端が接続されるプロセッサ通信バスである。
【0036】51はプロセッサ通信バス43と接続され
る保守運用プロセッサ(プロセッサ1)、52はプロセ
ッサ通信バス43と接続される呼処理プロセッサ(プロ
セッサ2)、53は同じくプロセッサ通信バス43と接
続される呼処理プロセッサ(プロセッサ3)、54はプ
ロセッサ通信バス43と接続される信号処理プロセッサ
(プロセッサ4)、55はプロセッサ通信バス43と接
続される課金処理プロセッサ(プロセッサ5)である。
【0037】保守運用プロセッサ51には、運用データ
機能プロセッサ生成変更手段22、機能プロセッサ実装
表変更手段23、システムIPL手段31及び機能プロ
セッサ転送手段32が実装されている。機能プロセッサ
受信手段33、機能プロセッサメモリ割り付け手段3
4、システムデータ機能プロセッサ変更手段35及び機
能プロセッサ照合手段36はプロセッサ1〜プロセッサ
5までの全プロセッサに実装されている。
【0038】プロセッサ1において、57はLANでプ
ロセッサ1と接続されるワークステーション(WS:保
守端末)、10はプロセッサ1と接続される前述したフ
ァイルサーバー、56はプロセッサ1と接続されるMO
装置(光磁気ディスク装置)である。
【0039】プロセッサ4において、58,59はプロ
セッサ4と接続される信号処理装置(SIG)である。
プロセッサ5において、60はプロセッサ5と接続され
る課金データ格納ディスク、61は課金センターと接続
される通信装置(COM)である。このシステムでは、
保守運用プロセッサ51が各プロセッサへの情報のIP
Lを制御している。
【0040】この実施の形態例によれば、変更があった
場合に、システムが自動的に判断して全プロセッサに反
映させることができる。次に、図2に示す各構成要素の
動作を詳細に説明する。
【0041】(システムデータ機能プロセッサ編成手段
21)プログラム、及びデータを構成するモジュールを
機能毎に分割・統合し、システムデータ機能プロセッサ
として編成する手段である。
【0042】先ず、プログラム及びデータを構成するモ
ジュールを、提供する機能毎に分類する。ここでは、機
能毎に分類されたモジュールの固まりを機能プロセッサ
と呼ぶ。システムデータの機能プロセッサの種類を図4
に示す。機能プロセッサの種別は、図に示すように、G
LP、OMP、CLP、SGP、AMPがある。GLP
は、全プロセッサに共通に搭載される機能に関連したシ
ステムデータ(例えばOS)、OMPは、保守運用機能
に関連したシステムデータ、CLPは呼処理機能(スイ
ッチングサービス)に関連したシステムデータ、SGP
は外部システムとの信号処理機能(例えばSS7)に関
連したシステムデータ、AMPは、課金処理に関連した
システムデータである。
【0043】システムデータを構成する各モジュールと
各モジュールが分類される機能プロセッサをモジュール
登録簿11に記述する。図5はモジュール登録簿の内容
を示す図である。モジュール登録簿11は、図に示すよ
うに、モジュール名称と、機能プロセッサ名と、先頭仮
想アドレスより構成されている。
【0044】このシステムデータ機能プロセッサ編成手
段21は、このモジュール登録簿11を参照して各モジ
ュールを機能プロセッサに分類し、図6に示すファイル
の構成に編成する。図6は、システムデータ機能プロセ
ッサ編成手段21を通したファイルを示す図である。M
O−BOOTは、MO(光磁気ディスク)からIPLを
するためのBOOT、DK−BOOTは、ファイルサー
バー10からIPLするためのBOOT、SYS MO
Dはシステムデータ構成モジュール登録表、SYS F
PRiは機能プロセッサiに対応したシステムデータ機
能プロセッサ、OPD FPRiは機能プロセッサiに
対応した運用データ機能プロセッサ(空データ)、OP
R PROjは物理プロセッサjに対応した運用データ
機能プロセッサ(空データ)である。図に示すように、
ファイルを一次元的に配列して記述している。
【0045】なお、システムデータ機能プロセッサ編成
手段21では運用データ機能プロセッサ部分は生成され
ないが、ファイルサーバーのバックアップをMOに出力
した場合には、運用データ機能プロセッサ13のファイ
ルも生成される。
【0046】また、機能プロセッサのファイルの内部構
造を図7に、図6のファイルをファイル格納装置(ファ
イルサーバー内)に格納したイメージを図8に示す。各
ファイルは、ファイル名と、ファイルサイズと、ファイ
ルの実体の先頭仮想アドレスと、ファイル実体より構成
されている。図7において、ファイル実体については、
システムデータ機能プロセッサ12は、複数のシステム
データのモジュールファイルが連続して格納される。
【0047】図8において、ルートディレクトリには、
DK−BOOTと、システムデータ構成モジュールと、
システムデータ機能プロセッサディレクトリと、運用デ
ータ機能プロセッサディレクトリと、機能プロセッサ実
装表が接続されている。システムデータ機能プロセッサ
ディレクトリには、機能プロセッサ1ディレクトリ〜機
能プロセッサmディレクトリが接続され、運用データ機
能プロセッサディレクトリには、機能プロセッサ1運用
データファイル〜機能プロセッサ31運用データディレ
クトリが接続されている。
【0048】(運用データ機能プロセッサ生成変更手段
22)運用データを定義・編集するコマンドにより起動
され、各運用データを機能毎に分類し、機能プロセッサ
として生成する手段である。また、運用データの生成・
変更時に、該当運用データが格納されている機能プロセ
ッサを識別し、各プロセッサに実装されている該当運用
データの変更を行なう手段でもある。
【0049】運用データの設定は、システム初期立ち上
げ時、或いは運用時に、運用データ定義・編集コマンド
をシステムに投入することにより行なわれる。運用デー
タ定義・編集コマンドの入力により起動された処理は、
運用データ機能プロセッサ生成変更手段22により運用
データの生成変更を行なう。システムに使用される全て
の運用データは、システムデータとして運用データ属性
表に定義されている。
【0050】運用データ機能プロセッサ生成変更手段2
2は、この運用データ属性表を参照して運用データの生
成、変更を行なう。運用データ属性表には、各運用デー
タのデータ構造、データの編集方法、運用データが属す
る機能プロセッサ種別、及び機能プロセッサの実装判定
を行なう運用データであるか否かの表示が記録されてい
る。運用データの機能プロセッサは、プログラム、シス
テムデータの機能プロセッサと同等の概念であるが、機
能プロセッサの種別が多少異なる。
【0051】運用データの機能プロセッサの種別を図9
に示す。図4と同一のものは、同一の符号を付して示
す。LCPは、機能プロセッサ種別番号が31であり、
個々のプロセッサ毎に異なる運用データである。
【0052】この実施の形態例によれば、各プロセッサ
毎に必要な機能プロセッサを転送することができ、各プ
ロセッサで実現する機能に必要なプログラムを自動的に
選別し、組み合わせることによりプログラムを収容する
メモリを効率的に使用すると共に、プロセッサのIPL
の短縮を図ることができる。
【0053】また、運用データ属性表の構成を図10
に、運用データの機能プロセッサのファイルのファイル
実体部の構成を図11に示す。図10の運用データ属性
表において、データ領域は運用データ×4(4はワード
数を示す)でアクセスされる。「F」は機能プロセッサ
実装表変更手段起動の要否を示すものであり、“1”の
時に起動要、“0”の時に起動不要を示している。Fの
次には、機能プロセッサ種別番号が入り、次に「運用デ
ータ編集方式」が入る。「運用データ編集方式」は、
“0”の時に直接編成、“1”の時に階層型データ、
“2”の時にB−Tree編成、“3”の時に索引付き
編成を示す。このうち、「B−Tree」は、データベ
ースの編集で用いられるバランストツリーである。
【0054】ファイル実体部は、図11に示すように、
機能プロセッサ種別と、機能プロセッサファイルサイズ
と、リンク情報と、該リンク情報でアクセスされるデー
タ開始アドレスと、該データ開始アドレスでアクセスさ
れるレコードより構成されている。レコード間は、必要
に応じてリンクで接続される。
【0055】この運用データ機能プロセッサ生成変更手
段22の処理手順について説明する。 1.運用データ種別、編集方法(追加、変更、削除)、
及びデータ内容を入力として起動される。
【0056】2.運用データ属性表を、運用データ種別
により索引する。 3.運用データ属性表の機能プロセッサ情報により、運
用データを収容する機能プロセッサを識別する。
【0057】4.システム構築時の運用データ生成か、
システム運用後の運用データ生成かを判断する。この判
断は、システムIPL手段31により設定される運用デ
ータ生成モードにより判定する。
【0058】5.システム構築時の運用データの生成で
ある場合は、運用データ属性表により、運用データを収
容する機能プロセッサを識別する。次に、ファイルサー
バー10にある該当機能プロセッサに対して運用データ
の編集を行なう(運用データ機能プロセッサ0は、シス
テムIPL手段で構築済みである)。
【0059】6.システム運用時の運用データ生成の場
合には、機能プロセッサ実装表により該当する機能プロ
セッサを実装するプロセッサを識別する。該当機能プロ
セッサ及び運用データを収容するプロセッサに対して運
用データの編集処理を起動する。全てのプロセッサで運
用データの編集が完了した後、ファイルサーバーの運用
データを更新する。
【0060】7.更新した運用データの運用データ属性
表に、機能プロセッサ実装表変更手段23の起動が必要
であると記録されていた場合には、機能プロセッサ実装
表変更手段23を起動する。
【0061】図12は運用データ機能プロセッサ生成変
更手順を示すフローチャートである。先ず、システム構
築中であるかどうかチェックする(S1)。システム構
築中である場合には、ファイルサーバー10中の運用デ
ータ機能プロセッサを13を更新する(S2)。次に、
機能プロセッサ実装表変更手段23を起動する(S
3)。
【0062】ステップS1において、システム構築中で
ない場合には、機能プロセッサ実装表14を参照する
(S4)。次に、該当運用データ機能プロセッサ13を
実装するプロセッサに更新データを転送して更新する
(S5)。次に、機能プロセッサ実装表変更手段23を
起動する(S6)。次に、機能プロセッサの実装状態変
更があるかどうかチェックする(S7)。実装状態変更
がある場合には、機能プロセッサ転送手段32により新
規実装の機能プロセッサを該当プロセッサに転送する
(S8)。実装状態変更がない場合には、機能プロセッ
サ転送手段32により新規未実装の機能プロセッサを該
当プロセッサから削除する(S9)。
【0063】(機能プロセッサ実装表変更手段23)投
入された運用データから各プロセッサに実装すべき機能
プロセッサを判定し、機能プロセッサ実装表14に記録
する手段である。本手段は、運用データ機能プロセッサ
生成変更手段22から起動され、最新の運用データ内容
に基づいて、各プロセッサに実装される機能プロセッサ
を判定し、機能プロセッサ実装表14を更新する。各プ
ロセッサへの機能プロセッサの実装を判定するデータ
は、運用データの機能プロセッサ0に収容される運用デ
ータである。
【0064】図3のシステム構成と図4及び図9の機能
プロセッサの場合、機能プロセッサの実装/未実装を判
定する運用データを図13〜図15に示す。図13は機
能プロセッサ実装判定運用データを示す図である。機能
プロセッサがGLPの場合には、機能プロセッサ実装判
定用運用データはない(全プロセッサに無条件で実
装)。機能プロセッサがOMPの場合には、WS(ワー
クステーション)の実装で判定する。機能プロセッサが
CLPの場合には、ネットワーク入出力装置の実装、処
理を分担するハイウェイ情報の実装となる。機能プロセ
ッサがSGPの場合には、信号処理装置(SIG)の実
装となる。機能プロセッサがAMPの場合には、課金デ
ータ格納用のディスク装置(DKU)の実装である。機
能プロセッサがLCPの場合には、プロセッサ実装時に
実装する。
【0065】図14はプロセッサ実装表を示す図であ
る。プロセッサ番号でアクセスするフラグFが“0”の
場合にはプロセッサ未実装、“1”の場合にはプロセッ
サ実装となる。図15は機能プロセッサ実装表の構成を
示す図である。プロセッサ番号iでアクセスした領域の
AがフラグFの先頭アドレスを求めるための値である。
次にテーブルリンクでアクセスされる領域が装置種別番
号jである。
【0066】装置種別番号jは以下のように対応付けさ
れている。 0=プロセッサCPU 1=プロセッサメモリ 2=プロセッサ通信バスインタフェース 3=ファイルサーバー 4=MO 5=WS 6=ネットワークハイウェイ 7=信号処理装置 8=課金用ディスク 9=課金センターインタフェース ここで、この対応する装置種別番号jで該当領域をアク
セスし、その点から装置番号kでアクセスされた部分が
フラグFの先頭である。該フラグFが“1”の場合には
実装、“0”の場合には未実装となる。
【0067】図16は機能プロセッサ実装表の構成を示
す図である。iをプロセッサ番号−1として、i×2
(2はワード)でアクセスされた領域には、システムデ
ータの機能プロセッサ実装表と運用データの機能プロセ
ッサ実装表が配置されている。ここで、jは機能プロセ
ッサ種別番号であり、このjでアクセスされるフラグf
が“1”の時は実装、“0”の時は未実装、フラグgが
“1”の時は実装、“0”の時は未実装である。
【0068】以下に、本機能プロセッサ実装表変更手段
23の処理手順を示す。 1.システム構築時(システム構築時の判定は運用デー
タ機能プロセッサ生成変更手段22と同様)機能プロセ
ッサの実装判定運用データ(図13参照)を参照し、機
能プロセッサ実装表14を更新する。新規に追加となっ
た機能プロセッサについては、ファイルサーバー10に
該当の機能プロセッサのファイルを一定サイズで構築す
る。
【0069】2.システム運用時、機能プロセッサの実
装判定運用データ(図13)を参照して機能プロセッサ
実装表14を更新する。新規に追加となった機能プロセ
ッサについては、実装プロセッサに転送する。不要とな
った機能プロセッサについては、機能プロセッサ転送手
段32を用いて該当プロセッサから削除する。
【0070】プロセッサの増設時には、増設プロセッサ
にBOOTを転送後、新規に追加になった機能プロセッ
サを転送する。ある運用データの機能プロセッサがどの
プロセッサでも使用されなくなった場合には、ファイル
サーバー10から削除する。但し、あるシステムデータ
機能プロセッサがどのプロセッサでも使用されなくなっ
たとしても、そのシステムデータ機能プロセッサはファ
イルサーバー10から削除しない。
【0071】(機能プロセッサメモリ割り付け手段3
4)各機能プロセッサ内のプログラムやデータは仮想ア
ドレスを使用して作成されている。また、各機能プロセ
ッサは、各プロセッサ毎に異なる運用データの機能プロ
セッサ31を除き、仮想記憶空間上には重ならないよう
に配置されている。
【0072】仮想記憶空間上の各機能プロセッサの配置
例を図17に示す。図に示すように、機能プロセッサ毎
にシステムデータと運用データが格納されている。本手
段は、各機能プロセッサの各プロセッサの実メモリへの
割り付け状態を管理する手段であり、システムIPL時
とシステム運用時に起動される。
【0073】A.システムIPL時 システムIPL時には、各プロセッサの初期設定処理
(BOOTを含む)に含まれる機能プロセッサ転送手段
32と機能プロセッサ受信手段33が保守運用プロセッ
サ51のファイルサーバー10から受信した機能プロセ
ッサを実メモリ上に配置する。
【0074】本手段は、機能プロセッサメモリ割り付け
表を参照し、空き領域に受信した機能プロセッサを割り
付けていく。また、機能プロセッサ内のプログラムやデ
ータは、仮想アドレスでリンケージされているため、実
メモリへの割り付けと同時に仮想アドレスと実アドレス
の変換テーブル(ページテーブル)を作成する。
【0075】図18に機能プロセッサの実メモリ上の割
り付けを示し、図19に機能プロセッサメモリ割り付け
表の構成を示す。図18において、各プロセッサ毎に機
能プロセッサのシステムデータと運用データが格納され
ている。図では、プロセッサ1と、プロセッサ2,3
と、プロセッサ4とに分けて示している。
【0076】図19において、メモリブロック番号i
(1Mバイト)で領域Fにアクセスする。領域Fにおい
て、aは機能プロセッサ種別(8ビット)、bはシステ
ムデータ、運用データ種別(1ビット)である。b=1
の時には運用データ、b=0の時にはシステムデータで
ある。
【0077】cは実メモリ実装/未実装を示し、c=1
の時には実装、c=0の時には未実装である。lは同一
機能プロセッサファイルをロードする次のメモリブロッ
ク番号(16ビット)であり、c=1でl=0の時に開
始ブロックとなる。
【0078】B.システム運用時 システム運用時は、本手段は運用データ機能プロセッサ
生成変更手段22を通して起動される。装置増設、プロ
セッサの増設、装置の減設を例にとって、システム運用
中に機能プロセッサの割り付けを変更する手順を以下に
示す。
【0079】装置増設 図3の装置構成で、プロセッサ3に信号処理装置SIG
Iが実装された場合を例にとって以下にその手順を示
す。
【0080】1.信号処理装置SIGIをプロセッサ3
に追加するコマンドを投入する。 2.運用データ機能プロセッサ生成変更手段22によ
り、新規に追加された信号処理装置実装運用データを変
更する。本運用データは、運用データ機能プロセッサ0
収容であるため、実装された全プロセッサに更新内容を
機能プロセッサ転送手段32により反映する。
【0081】3.変更した運用データの属性表に、機能
プロセッサ実装表変更手段23起動が必要とされている
ため、機能プロセッサ実装表変更手段23を起動する。 4.機能プロセッサ実装表変更手段23は、プロセッサ
3にシステムデータ、運用データの機能プロセッサ3が
実装されていないため、プロセッサ3にシステムデー
タ、運用データの機能プロセッサ3を機能プロセッサ転
送手段32により転送する。
【0082】5.プロセッサ3の機能プロセッサ受信手
段は33、システムデータ、運用データの機能プロセッ
サ3を受信すると共に、機能プロセッサメモリ割り付け
手段34により、受信した機能プロセッサを実メモリに
割り付ける。
【0083】6.信号処理装置追加に伴う信号処理の活
性化コマンドを投入する。図20、図21に装置増設前
のプロセッサ実装表、装置実装表、実メモリ割り付け状
態を示す。また、図22、図23に装置増設後のそれぞ
れのデータ、及び実メモリの状態を示す。
【0084】図20、図21において、(a)はプロセ
ッサ実装表であり、プロセッサ番号−1でアクセスされ
る。ここで、プロセッサ番号−1となっているのは、プ
ロセッサ番号1から始まっているので、1の場合には、
0ビット目からという意味で1を引いている。F=0の
時はプロセッサ未実装、F=1の時はプロセッサ実装で
ある。(b)は装置実装表であり、Aでアクセスする表
から7番目の領域に装置実装表が格納されている。
(c)は機能プロセッサ実装表であり、各プロセッサ毎
に設けられている。(d)はプロセッサ3の実メモリの
割り付け状態を示す図である。最初に機能プロセッサ0
のシステムデータと運用データが、最後に機能プロセッ
サ31の運用データが格納されている。
【0085】図22、図23において、(a)はプロセ
ッサ実装表であり、プロセッサ番号−1でアクセスされ
る。F=0の時はプロセッサ未実装、F=1の時はプロ
セッサ実装である。(b)は装置実装表であり、Aでア
クセスする表から7番目の領域に装置実装表が格納され
ている。
【0086】(c)は機能プロセッサ実装表であり、プ
ロセッサ毎に設けられている。(d)はプロセッサ3の
実メモリ割り付けを示し、最初に機能プロセッサ0のシ
ステムデータと運用データが、最後に機能プロセッサ3
1の運用データが格納されている。
【0087】プロセッサ増設 システム運用中に新規にプロセッサを増設する手順を以
下に示す。 1.増設するプロセッサの定義コマンドを入力する。
【0088】入力するデータは、プロセッサ番号、プロ
セッサ名である。このコマンド入力により、プロセッサ
実装表(運用データ)にプロセッサの実装表示が設定さ
れる。また、増設プロセッサのCPU、メモリ、プロセ
ッサ通信バスインタフェースも実装となる。この時、増
設プロセッサの状態をプロセッサ増設中とする。
【0089】2.上記運用データは、運用データ機能プ
ロセッサ0に収容されているため、運用データ機能プロ
セッサ0を収容する全プロセッサに変更内容を反映す
る。 3.プロセッサ実装表の運用データ属性表は、機能プロ
セッサ実装表変更手段23の起動が必要になっているた
め、機能プロセッサ実装表変更手段23を起動する。
【0090】4.機能プロセッサ実装表変更手段23
は、機能プロセッサ実装表を更新する。更新により、増
設プロセッサのシステムデータ、運用データの機能プロ
セッサ0、及び増設プロセッサの運用データ機能プロセ
ッサ31が必要になったことを認識する。運用データの
機能プロセッサ31は、ファイルサーバー10に新規に
固定サイズで作成する。その後、増設プロセッサにBO
OTを転送し、機能プロセッサ転送手段32により上記
機能プロセッサを増設プロセッサに転送する。
【0091】5.増設プロセッサにシステムデータ、運
用データの機能プロセッサ転送後、増設プロセッサの初
期設定を起動する。この段階で、増設プロセッサは、シ
ステムデータ、運用データ機能プロセッサ0、及び運用
データ機能プロセッサ31で初期設定を行なう。
【0092】6.増設プロセッサに追加する運用データ
定義コマンドを投入する。ここで、機能プロセッサの実
装に変更があれば、必要な機能プロセッサをファイルサ
ーバに構築後、増設プロセッサに転送する。
【0093】7.全ての運用データ定義コマンド投入後
に、増設プロセッサの初期設定を起動する。これによ
り、増設プロセッサは必要な機能プロセッサを全てメモ
リにロードした状態で初期設定を行なう。
【0094】図24にプロセッサ増設の概要手順を示
す。保守運用プロセッサ側では、増設されるプロセッサ
の運用データ定義コマンドを投入する(S1)。これに
より、プロセッサ実装運用データが更新(工事中設定)
される。また、増設プロセッサのCPU、メモリ、プロ
セッサ間通信バスインタフェースが実装される。また、
機能実装表が更新され、増設プロセッサの機能プロセッ
サ1,31が追加される。更に、運用データ機能プロセ
ッサ31をファイルサーバー10に構築する。
【0095】次に、保守運用プロセッサ初期設定完了
後、プロセッサ実装表により実装プロセッサにIPL開
始(BOOT転送)される(S2)。他プロセッサ側で
は、BOOT処理が起動される(S7)。次に、機能プ
ロセッサ実装表を参照し、増設プロセッサに機能プロセ
ッサ0,31を転送する(S3)。他プロセッサ側で
は、機能プロセッサを受信し、メモリに割り付ける(S
8)。
【0096】次に、増設プロセッサに立ち上げ指示を出
し、立ち上げ完了で工事中状態が解除される(S4)。
他プロセッサ側では、初期設定を開始し、立ち上げる
(S9)。次に、増設プロセッサの運用データ定義を追
加する(S5)。また、機能プロセッサ実装表の更新を
行なう。また、新規追加機能プロセッサがあれば、ファ
イルサーバー10に構築後転送する(S5)。
【0097】他プロセッサ側では、機能プロセッサを受
信し、メモリに割り付けする(S10)。次に、全ての
運用データ投入完了で増設プロセッサの再開指示を行な
う(S6)。他プロセッサ側では、必要な機能プロセッ
サを揃えた状態で立ち上げ実施を行なう(S11)。
【0098】プロセッサ減設(通信制御装置の削除) 図22,図23の状態で、プロセッサ3に実装されてい
る信号処理装置SIGIを未実装にする場合を例にとっ
て説明する。
【0099】1.プロセッサ3の信号処理装置SIGI
をシステムから切り離す。これにより、信号処理機能は
停止する。 2.プロセッサ3の信号処理装置SIGIを未実装にす
るコマンドを投入する。
【0100】3.運用データ機能プロセッサ生成変更手
段22により、削除された信号処理装置実装運用データ
を変更する。この運用データは、運用データ機能プロセ
ッサ0収容であるため、実装された全プロセッサに更新
内容を機能プロセッサ変更手段により反映する。
【0101】4.変更した運用データの属性表に、機能
プロセッサ実装表変更手段23の起動が必要と記録され
ているため、機能プロセッサ実装表変更手段23を起動
する。
【0102】5.機能プロセッサ実装表変更手段23
は、信号処理装置SIGIの削除により、プロセッサ3
からシステムデータ、運用データの機能プロセッサ3が
未実装になることを認識する。プロセッサ3には、該当
機能プロセッサが実装されているため、機能プロセッサ
転送手段32によりプロセッサ3から該当機能プロセッ
サを削除する。
【0103】6.プロセッサ3の機能プロセッサ受信手
段33は、機能プロセッサメモリ割り付け手段34によ
り指定された機能プロセッサを実メモリから削除する。
図20,21に装置減設後のプロセッサ実装運用デー
タ、装置実装運用データ、及び実メモリの状態を示す。
【0104】(システムIPL手段(初期設定手段)3
1)本手段は、各プロセッサが実装する機能プロセッサ
を判定し、該当する機能プロセッサを機能プロセッサ転
送手段32、機能プロセッサ受信手段33、及び機能プ
ロセッサメモリ割り付け手段34により各プロセッサの
メモリにIPLして、システムの立ち上げを行なう手段
である。
【0105】以下の手順でシステムのIPLを実施す
る。 1.MO(光磁気ディスク)を保守運用プロセッサ51
(図3参照)のMOU(MO装置56)に装着し、MO
からプロセッサ1(保守運用プロセッサ51)のIPL
を起動する。これにより、MOに格納されたMO−BO
OTプログラムが起動される。
【0106】2.MO−BOOTプログラムは、ファイ
ルサーバー10のフォーマットを実行後に、MOに格納
されている機能プロセッサのファイルを順次ファイルサ
ーバー10に格納していく。
【0107】3.MO−BOOTは、MO−BOOTに
内蔵された機能プロセッサ転送手段32、機能プロセッ
サ受信手段33、及び機能プロセッサメモリ割り付け手
段34によりファイルサーバー10からシステムデータ
機能プロセッサ0を保守運用プロセッサの実メモリに引
き上げ、システムデータ機能プロセッサ0の初期設定を
起動する。この時、運用データの生成モードをシステム
構築中とする。
【0108】4.保守運用プロセッサ51がシステムデ
ータ機能プロセッサ0のみで空転後に、保守端末(W
S)57から運用データ定義コマンドを投入する。運用
データ定義コマンドを投入する前に、運用データ機能プ
ロセッサ0のファイルを固定サイズでファイルサーバー
10上に構築する。
【0109】5.運用データ機能プロセッサ生成変更手
段22により、運用データの機能プロセッサをファイル
サーバー10上に作成する。 6.全ての運用データ定義コマンドを投入後、ファイル
サーバ10からのIPLを起動する。
【0110】7.ファイルサーバー10に格納されたD
K−BOOTが起動される。DK−BOOTは、機能プ
ロセッサ実装表14を参照して、保守運用プロセッサ5
1に実装される機能プロセッサを、BOOTに内蔵され
た機能プロセッサ転送手段32、機能プロセッサ受信手
段33、機能プロセッサメモリ割り付け手段34によ
り、メモリに引き上げ、保守運用プロセッサ51の初期
設定を起動する。この時、運用データの生成モードをシ
ステム運用中とする。
【0111】8.保守運用プロセッサ51の立ち上げ完
了後、他のプロセッサAにP−BOOTプログラムを転
送し、P−BOOTプログラムを起動する。 9.保守運用プロセッサ51は、機能プロセッサ実装表
14によりプロセッサAに転送が必要な機能プロセッサ
を識別し、それらを機能プロセッサ転送手段32により
プロセッサAに転送する。
【0112】10.P−BOOTプログラムは、内蔵さ
れた機能プロセッサ受信手段33、機能プロセッサメモ
リ割り付け手段34により機能プロセッサを受信し、メ
モリに割り付ける。
【0113】11.全ての機能プロセッサの転送完了
に、プロセッサAの初期設定処理を起動し、プロセッサ
Aを立ち上げる。図25にシステムIPL手順の概要を
示す。先ず、保守運用プロセッサ51はMOからIPL
を開始する(S1)。次に、MO−BOOTによりファ
イルサーバー10に初期化後MO内ファイルをファイル
サーバー10に格納する(S2)。次に、ファイルサー
バー10から機能プロセッサ0をメモリに引き上げ、初
期設定を開始する(S3)。
【0114】次に、運用データ定義コマンドを投入する
(S4)。運用データ機能プロセッサをファイルサーバ
ー10に構築し、機能プロセッサ実装表14をファイル
サーバー10に構築する。
【0115】次に、ファイルサーバー10からIPLを
開始する(S5)。次に、DK−BOOTにより保守運
用プロセッサ51に必要な機能プロセッサをメモリにロ
ードする(S6)。次に、保守運用プロセッサ51の初
期設定を実施する(S7)。次に、保守運用プロセッサ
初期設定完了後、プロセッサ実装表14により実装プロ
セッサにIPL開始する(BOOT転送。S8)。他プ
ロセッサ側では、BOOT処理起動をかける(S1
1)。
【0116】次に、保守運用プロセッサ51は機能プロ
セッサ実装表14を参照し、各プロセッサに機能プロセ
ッサを転送する(S9)。他プロセッサ側では、機能プ
ロセッサを受信し、メモリに割り付けを行なう(S1
2)。
【0117】次に、各プロセッサに立ち上げ指示を行な
う(S10)、他プロセッサ側では、初期設定を開始
し、立ち上げを行なう(S13)。この実施の形態例に
よれば、保守運用プロセッサだけでクライアント用のシ
ステムに提供するファイルを生成することが可能とな
る。
【0118】(機能プロセッサ転送手段32)指定され
た機能プロセッサのファイルをファイルサーバー10か
ら読み込み、指定されたプロセッサの機能プロセッサ受
信手段33に転送する。機能プロセッサファイルを転送
するモードには、機能プロセッサの新規追加、機能プロ
セッサ内容の変更、及び機能プロセッサの削除がある。
以下に、それぞれの処理手順を示す。
【0119】(A)機能プロセッサの追加 1.転送する機能プロセッサがシステムデータか運用デ
ータかの識別、機能プロセッサ種別、追加の指定、及び
転送先プロセッサのプロセッサ番号を入力として機能プ
ロセッサ転送手段32を起動する。
【0120】2.機能プロセッサ転送手段32は、機能
プロセッサ受信手段33に転送開始を通知する。通知す
る情報は、システムデータか運用データかの識別、機能
プロセッサ種別、追加の指定と転送する機能プロセッサ
のファイルサイズである。
【0121】3.機能プロセッサ受信手段33は、通知
された情報に基づき、機能プロセッサメモリ割り付け手
段34により機能プロセッサを割り付ける実メモリ領域
を確保する。そして、確保結果を機能プロセッサ転送手
段32に通知する。
【0122】4.機能プロセッサ転送手段32は、指定
された機能プロセッサを一定サイズ毎に機能プロセッサ
受信手段33に転送する。通知する情報は、システムデ
ータか運用データかの識別、機能プロセッサ種別、追加
の指定、転送データの開始相対アドレス(機能プロセッ
サ上の相対アドレス)、転送サイズ、追加データであ
る。
【0123】5.機能プロセッサ受信手段33は、受信
したデータを指定された相対アドレスから確保したメモ
リ領域に順次格納していく。 6.全てのデータを転送完了時に、機能プロセッサ転送
手段32は、機能プロセッサ受信手段33に転送完了を
通知する。
【0124】(B)機能プロセッサ内容の変更 1.転送する機能プロセッサがシステムデータか運用デ
ータかの識別、機能プロセッサ種別、変更の指定、及び
転送先プロセッサのプロセッサ番号を入力として、機能
プロセッサ転送手段32を起動する。
【0125】2.機能プロセッサ転送手段32は、機能
プロセッサ受信手段33に転送開始を通知する。通知す
る情報は、システムデータか運用データかの識別、機能
プロセッサ種別、変更の指定、及び変更する部分全体の
サイズである。
【0126】3.機能プロセッサ受信手段33は、通知
された情報の正常性を確認し、応答を返す。 4.機能プロセッサ転送手段32は、指定された機能プ
ロセッサの変更する部分を一定サイズ毎に機能プロセッ
サ受信手段33に転送する。
【0127】通知する情報は、システムデータか運用デ
ータかの識別、機能プロセッサ種別、変更の指定、転送
データの開始相対アドレス(機能プロセッサ上の相対ア
ドレス)、転送サイズ、変更データ内容である。
【0128】5.機能プロセッサ受信手段33は、受信
したデータを指定された相対アドレスからメモリ領域に
順次書き込んでいく。 6.全てのデータを転送完了時に、機能プロセッサ転送
手段32は、機能プロセッサ受信手段33に転送完了を
通知する。
【0129】(C)機能プロセッサの削除 1.転送する機能プロセッサがシステムデータか運用デ
ータかの識別、機能プロセッサ種別、削除の指定、及び
転送先プロセッサのプロセッサ番号を入力として機能プ
ロセッサ転送手段32を起動する。
【0130】2.機能プロセッサ転送手段32は、機能
プロセッサ受信手段33に転送開始を通知する。通知す
る情報は、システムデータか運用データかの識別、機能
プロセッサ種別、削除の指定である。
【0131】3.機能プロセッサ受信手段33は、通知
された情報に基づき、機能プロセッサメモリ割り付け手
段34により機能プロセッサが割り付けられている領域
を開放し、結果を通知する。
【0132】4.機能プロセッサ転送手段32は、機能
プロセッサ受信手段33に削除完了を通知する。図26
は機能プロセッサ転送手段と機能プロセッサ受信手段の
インタフェースを示す図である。各インタフェースの設
定情報は、以下の通りである。
【0133】1.機能プロセッサ転送開始 機能プロセッサ転送手段32から機能プロセッサ受信手
段33に対してシステムデータ/運用データ種別、機能
プロセッサ番号、追加/変更/削除種別、転送データ総
サイズが転送される。
【0134】2.機能プロセッサ転送開始応答 機能プロセッサ受信手段33から機能プロセッサ転送手
段32に対して、メモリ割り付け/開放結果が転送され
る。
【0135】3.機能プロセッサ転送 機能プロセッサ転送手段32から機能プロセッサ受信手
段33に対して、システムデータ/運用データ種別、機
能プロセッサ番号、転送データサイズ、転送データ開始
相対アドレス、転送データ内容が転送される。
【0136】4.機能プロセッサ転送応答 機能プロセッサ受信手段33から機能プロセッサ転送手
段32に対して、受信結果、メモリ書き込み解放結果が
転送される。
【0137】5.機能プロセッサ転送終了 機能プロセッサ転送手段32から機能プロセッサ受信手
段33に対してシステムデータ/運用データ種別、機能
プロセッサ番号、追加/変更/削除種別が転送される。
【0138】6.機能プロセッサ転送終了応答 機能プロセッサ受信手段33から機能プロセッサ転送手
段32に対して機能プロセッサ転送終了応答が転送され
る。
【0139】(機能プロセッサ受信手段33)機能プロ
セッサ転送手段32から転送された機能プロセッサを受
信し、機能プロセッサメモリ割り付け手段34により、
実メモリに割り付ける手段である。
【0140】また、プロセッサから機能プロセッサを削
除する時は、機能プロセッサ転送手段32から指定され
た機能プロセッサを実メモリから削除する。処理手順
は、機能プロセッサ転送手段32の場合と同じである。
【0141】(システムデータ機能プロセッサ変更手段
35)システムデータ機能プロセッサに対する変更が入
った場合、変更対象部分を収容する機能プロセッサを識
別し、各プロセッサに実装されている該当機能プロセッ
サの該当部分を変更する手段である。以下に、本手段の
処理手順を示す。
【0142】1.システムデータを変更するパッチファ
イルを保守運用端末(WS)57から読み込む。パッチ
ファイルは、図27に示すような形式となっている。即
ち、パッチファイル名称と、パッチをかけるモジュール
ファイルID、パッチをかける仮想アドレス、パッチを
かけるワード数、パッチ内容、パッチがかかるエリアの
旧内容、及びパッチで対処する問題の原因、対処確認手
順等の説明内容から構成されている。
【0143】2.パッチファイルに記述されているモジ
ュール名称により、モジュール登録簿11を索引する。 3.モジュール登録簿11の該当モジュールの情報から
該当モジュールが属するシステムデータ機能プロセッサ
を識別する。
【0144】4.機能プロセッサ実装表14により、
3.で得た機能プロセッサが実装されているプロセッサ
を割り出す。 5.該当機能プロセッサを実装している全プロセッサに
対し、機能プロセッサ転送手段32によりパッチデータ
を転送する。
【0145】この実施の形態例によれば、各プロセッサ
の全てに自動的にパッチをかけて修正を行なうことがで
きる。 (機能プロセッサ照合手段36)各プロセッサに実装さ
れた同一のシステムデータの機能プロセッサの内容に食
い違いが生じないように、定期的にファイルサーバー1
0の内容と照合し、不一致部分の修正を行なう手段であ
る。
【0146】本手段は、各プロセッサ上で定期的に起動
される。また、本手段は、以下の手順により、プロセッ
サのメモリに搭載した機能プロセッサの内容照合と修復
を行なう。
【0147】1.機能プロセッサメモリ割り付け手段3
4により、プロセッサのメモリに実装されている機能プ
ロセッサを割り出す。 2.実装されている機能プロセッサについて以下の処理
を行なう。
【0148】3.プロセッサのメモリに割り付けられて
いる機能プロセッサファイルの内容をファイルの先頭か
ら一定サイズ毎に読み出す。 4.保守運用プロセッサに収容されていたファイルサー
バー10に対して、3.で読み込んだ機能プロセッサフ
ァイルの該当部分の内容を読み出す。
【0149】5.処理3.と処理4.で読み出した内容
を比較する。不一致が生じていたら、その内容をWS5
7にメッセージで出力すると共に、ファイルサーバー1
0から読み込んだ内容で修復する。ただし、不一致部分
に対し、パッチや運用データの変更が投入されている場
合は、メッセージ出力しない。
【0150】この実施の形態例によれば、不一致が発生
した場合に、該当プロセッサの内容をファイルサーバー
10の内容で修復することができる。なお、本発明は1
システム内のプロセッサのIPL方法だけでなく、ネッ
トワークに分散配置されたプロセッサのIPL、及びプ
ログラムの配置管理にも適用することができる。
【0151】本発明によれば、各プロセッサで実現する
機能に必要なプログラムを自動的に選別し、組み合わせ
ることにより、プログラムを収容するメモリを効率的に
使用すると共に、プロセッサのIPL時間の短縮を図る
ことができる。特に、リアルタイム処理システムで効果
を発揮する。また、プロセッサの分担変更に伴うプログ
ラムの配置を自動的に行なうことにより、プログラム配
置に伴う人手作業を大幅に軽減することができる。
【0152】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下の効果が得られる。 (1)請求項1によれば、マルチプロセッサで構成さ
れ、システムで使用されるプログラムやデータを格納す
るファイルサーバーを持つ情報システムにおいて、情報
システムで稼働するプログラムとデータを機能単位に分
割して機能プロセッサを生成する分割手段と、ハードウ
ェアの実装情報等の機能に対応したシステム毎に異なる
データの内容により、各プロセッサのメモリに転送が必
要な機能プロセッサを判断する判断手段とを具備するこ
とにより、各プロセッサ毎に必要な機能プロセッサを転
送することができ、各プロセッサで実現する機能に必要
なプログラムを自動的に選別し、組み合わせることによ
りプログラムを収容するメモリを能率的に使用すると共
に、プロセッサのIPLの短縮を図ることができ、また
プロセッサの分担変更に伴うプログラムの配置を自動的
に行なうことによりプログラム配置の人手作業の軽減を
図ると共に、プログラムの実メモリ割り付けによりリア
ルタイム処理の効率化を図ることができる。
【0153】(2)請求項2によれば、前記機能プロセ
ッサとしてマルチプロセッサを構成する全てのプロセッ
サに共通な機能プロセッサと、保守運用、スイッチン
グ、課金処理、通信処理等、機能に対応した機能プロセ
ッサを設けることにより、全プロセッサに共通な機能プ
ロセッサと、各プロセッサ独自の機能プロセッサとを設
けることにより、各プロセッサで実現する機能に必要な
プログラムを自動的に選別し、組み合わせることにより
プログラムを収容するメモリを能率的に使用すると共
に、プロセッサのIPLの短縮を図ることができ、また
プロセッサの分担変更に伴うプログラムの配置を自動的
に行なうことによりプログラム配置の人手作業の軽減を
図ると共に、プログラムの実メモリ割り付けによりリア
ルタイム処理の効率化を図ることができる。
【0154】(3)請求項3によれば、前記ハードウェ
アの実装情報等機能に対応したシステム毎に異なるデー
タ(運用データ)も機能対応に分割し、運用データの機
能プロセッサとして、全プロセッサに共通な、保守運
用、スイッチング処理、通信処理、課金処理等、機能に
対応した機能プロセッサと、各プロセッサ毎に内容が異
なる機能プロセッサとを設けることにより、運用データ
についても全プロセッサに共通な機能プロセッサと、各
プロセッサ独自の機能プロセッサとを設けることによ
り、各プロセッサで実現する機能に必要なプログラムを
自動的に選別し、組み合わせることによりプログラムを
収容するメモリを能率的に使用すると共に、プロセッサ
のIPLの短縮を図ることができ、またプロセッサの分
担変更に伴うプログラムの配置を自動的に行なうことに
よりプログラム配置の人手作業の軽減を図ると共に、プ
ログラムの実メモリ割り付けによりリアルタイム処理の
効率化を図ることができる。
【0155】(4)請求項4によれば、情報システムで
稼働するプログラムとデータ(システムデータ)と運用
データの機能プロセッサをファイルサーバーに構築後
に、システムを構成するプロセッサのIPLを開始する
ことにより、運用プロセッサだけで、顧客用のシステム
に提供するファイルを生成することができる。
【0156】(5)請求項5によれば、システム運用中
に運用データが変更された場合、変更内容から各プロセ
ッサへの機能プロセッサの実装変更を自動判断し、新た
に実装となった機能プロセッサを該当プロセッサに自動
転送し、新たに不要(未実装)となった機能プロセッサ
については該当プロセッサのメモリ割り付けを解除する
ことにより、運用データに変更があった場合に、システ
ムが自動的に判断してそれを全体のプロセッサに反映さ
せることができる。
【0157】(6)請求項6によれば、システム運用中
に運用データが変更された場合は、変更された運用デー
タを含む機能プロセッサを実装するプロセッサを識別
し、各プロセッサの該当機能プロセッサに同一変更内容
を反映させることにより、運用データに変更があった場
合に、システムが自動的に判断してそれを全体のプロセ
ッサに反映させることができる。
【0158】(7)請求項7によれば、前記機能プロセ
ッサに対するパッチを投入された場合、各プロセッサへ
の機能プロセッサの実装を判定して、各プロセッサの該
当機能プロセッサ全てに自動的にパッチをかけることに
より、各プロセッサの全てに自動的にパッチをかけて修
正を行うことが可能となる。
【0159】(8)請求項8によれば、各プロセッサに
実装されている同一機能プロセッサの内容が異なってい
るか否かを定期的に照合し、不一致が発生した場合はフ
ァイルサーバーの内容で修復することにより、不一致が
発生した場合に、該当プロセッサの内容をファイルサー
バーの内容で修復することができる。
【0160】このように、本発明によれば、各プロセッ
サ毎に必要な機能プロセッサを転送することができ、各
プロセッサで実現する機能に必要なプログラムを自動的
に選別し、組み合わせることによりプログラムを収容す
るメモリを能率的に使用すると共に、プロセッサのIP
Lの短縮を図ることができ、またプロセッサの分担変更
に伴うプログラムの配置を自動的に行なうことによりプ
ログラム配置の人手作業の軽減を図ると共に、プログラ
ムの実メモリ割り付けによりリアルタイム処理の効率化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明が適用される全体システムの構成例を示
すブロック図である。
【図4】システムデータの機能プロセッサ種別を示す図
である。
【図5】モジュール登録簿の内容を示す図である。
【図6】システムデータ機能プロセッサ編成手段を通し
たファイルを示す図である。
【図7】機能プロセッサのファイルの内部構造を示す図
である。
【図8】ファイルサーバ内のファイル構成を示す図であ
る。
【図9】運用データの機能プロセッサ種別を示す図であ
る。
【図10】運用データ属性表の構成を示す図である。
【図11】運用データ機能プロセッサの内部構造を示す
図である。
【図12】運用データ機能プロセッサ生成変更手順を示
すフローチャートである。
【図13】機能プロセッサ実装判定運用データを示す図
である。
【図14】プロセッサ実装表を示す図である。
【図15】装置実装表を示す図である。
【図16】機能プロセッサ実装表の構成を示す図であ
る。
【図17】仮想記憶空間上の各機能プロセッサの配置例
を示す図である。
【図18】機能プロセッサの実メモリ上の割り付けを示
す図である。
【図19】機能プロセッサのメモリの割り付け表を示す
図である。
【図20】装置増設前の情報例を示す図である。
【図21】装置増設前の情報例を示す図である。
【図22】装置増設後の情報例を示す図である。
【図23】装置増設後の情報例を示す図である。
【図24】プロセッサ増設の概要手順を示すフローチャ
ートである。
【図25】システムIPL手順の概要を示すフローチャ
ートである。
【図26】機能プロセッサ転送手段と機能プロセッサ受
信手段のインタフェースを示す図である。
【図27】パッチファイルの構成例を示す図である。
【図28】オンデマンドページングの説明図である。
【符号の説明】
10 ファイルサーバー 20 分割手段 30 判断手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチプロセッサで構成され、システム
    で使用されるプログラムやデータを格納するファイルサ
    ーバーを持つ情報システムにおいて、 情報システムで稼働するプログラムとデータを機能単位
    に分割して機能プロセッサを生成する分割手段と、 ハードウェアの実装情報等の機能に対応したシステム毎
    に異なるデータの内容により、各プロセッサのメモリに
    転送が必要な機能プロセッサを判断する判断手段とを具
    備することを特徴とするマルチプロセッサのIPLシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記機能プロセッサとしてマルチプロセ
    ッサを構成する全てのプロセッサに共通な機能プロセッ
    サと、保守運用、スイッチング、課金処理、通信処理
    等、機能に対応した機能プロセッサを設けたことを特徴
    とする請求項1記載のマルチプロセッサのIPLシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記ハードウェアの実装情報等機能に対
    応したシステム毎に異なるデータ(運用データ)も機能
    対応に分割し、運用データの機能プロセッサとして、全
    プロセッサに共通な、保守運用、スイッチング処理、通
    信処理、課金処理等、機能に対応した機能プロセッサ
    と、各プロセッサ毎に内容が異なる機能プロセッサとを
    設けたことを特徴とする請求項1記載のマルチプロセッ
    サのIPLシステム。
  4. 【請求項4】 情報システムで稼働するプログラムとデ
    ータ(システムデータ)と運用データの機能プロセッサ
    をファイルサーバーに構築後に、システムを構成するプ
    ロセッサのIPLを開始することを特徴とする請求項1
    記載のマルチプロセッサのIPLシステム。
  5. 【請求項5】 システム運用中に運用データが変更され
    た場合、変更内容から各プロセッサへの機能プロセッサ
    の実装変更を自動判断し、新たに実装となった機能プロ
    セッサを該当プロセッサに自動転送し、新たに不要(未
    実装)となった機能プロセッサについては該当プロセッ
    サのメモリ割り付けを解除することを特徴とする請求項
    3記載のマルチプロセッサのIPLシステム。
  6. 【請求項6】 システム運用中に運用データが変更され
    た場合は、変更された運用データを含む機能プロセッサ
    を実装するプロセッサを識別し、各プロセッサの該当機
    能プロセッサに同一変更内容を反映させることを特徴と
    する請求項3記載のマルチプロセッサのIPLシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記機能プロセッサに対するパッチを投
    入された場合、各プロセッサへの機能プロセッサの実装
    を判定して、各プロセッサの該当機能プロセッサ全てに
    自動的にパッチをかけることを特徴とする請求項2記載
    のマルチプロセッサのIPLシステム。
  8. 【請求項8】 各プロセッサに実装されている同一機能
    プロセッサの内容が異なっているか否かを定期的に照合
    し、不一致が発生した場合はファイルサーバーの内容で
    修復することを特徴とする請求項2記載のマルチプロセ
    ッサのIPLシステム。
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