JP2001027671A - 航行障害物探知装置 - Google Patents

航行障害物探知装置

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JP2001027671A JP2000176624A JP2000176624A JP2001027671A JP 2001027671 A JP2001027671 A JP 2001027671A JP 2000176624 A JP2000176624 A JP 2000176624A JP 2000176624 A JP2000176624 A JP 2000176624A JP 2001027671 A JP2001027671 A JP 2001027671A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木製小型船舶の探知及び水中障害物探知が可
能な、航行障害物探知装置を提供する。 【解決手段】 レーザレーダ部23を備えた航行障害物
探知装置1であって、前記レーザレーダ部は、認識対象
物体にパルスレーザ光40を照射するレーザ光照射手段
100と、前記パルスレーザ光の照射に同期した動作開
始信号および動作間隔信号に応答してシャッタ動作を行
うシャッタ手段101と、受光部70を有し、前記シャ
ッタ手段を介して前記認識対象物体からの反射光を前記
受光部により受光して撮像を行う撮像手段120と、前
記受光部の光軸上を前記認識対象物体に向けて前記パル
スレーザ光が進むように、前記レーザ光照射手段から照
射された前記パルスレーザ光をガイドするガイド手段1
90、201とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水上、水中、水底
の障害物を探知し、その障害物を避けて安全に航行させ
るための航行障害物探知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7を参照して、従来例を説明する。避
航操船装置1は、インターフェース19を介して、ドッ
プラーソナー2、衛星航法装置3およびジャイロコンパ
ス4に接続されており、インターフェース20を介し
て、レーダ(衝突予防装置)5に接続されている。ま
た、避航操船装置1は、計画航路入力装置13を介し
て、航海装置6に接続され、インターフェース21を介
して、オートパイロット7、並びに主機リモコン8およ
び操舵リモコン8aに接続されている。
【0003】ドップラーソナー2から自船の縦方向船速
、横方向船速vがインターフェース19経由で船
速・針路演算装置9に送信され、ここで自船の船速v、
針路ψが計算される。船速vと針路ψは、船速・針路演
算装置9から避航航路計画装置10に取り込まれる。
【0004】衛星航法装置3からはインターフェース1
9経由で自船位データpが、ジャイロコンパス4からは
同じくインターフェース19経由で船首方位φが避航航
路計画装置10に送られる。
【0005】レーダ(衝突予防装置)5からは、自船か
ら他船への方位φt,i、他船との距離dt,i、他船
の針路ψt,i、他船の船速vt,i、が、インターフ
ェース20および演算装置22経由で、避航航路計画装
置10に送られるとともに、閉塞領域演算装置11にも
取り込まれる。閉塞領域演算装置11では、各他船毎に
閉塞領域(他の船舶を入れない領域・船間距離)CA
を長方形として計算する。他船の閉塞領域CAは、避
航航路計画装置10に送られる。
【0006】また、自船が航行すべき計画航路PRは、
航海装置6またはCRT入力装置12から計画航路入力
装置13を経て避航航路計画装置10へ入力される。避
航航路計画装置10では、上記の各種データと、記憶装
置14に記憶された海図に基づいて入力された座礁危険
領域DA、及び記憶装置15に記憶された知識ベース内
のルールを用いて避航航路ARが計画される。
【0007】上記の処理において実際に避航航路計画装
置10で取り扱われる上記データは、図8に示す型式で
CRT表示装置16に表示される。同図で、符号pvは
自船ベクトル、tv1、tv2、tv3は他船ベクト
ル、DAは座礁危険領域、CA 、CA、CAはそ
れぞれの他船の閉塞領域、PRは元の計画航路、TRは
自船の航跡、ARは避航航路、WP、WP、WP
はそれぞれ避航のために計画された変更点、ψは避航
航路ARに沿って自船を航行させるための針路指令値、
は船速指令値である。
【0008】針路指令値ψと船速指令値Vは、避航
操船のための支援情報となり、これに従って手動操船が
実施できる。図7に示すように、スイッチ17を閉、ス
イッチ18を開とした場合、前記情報ψ、Vは、イ
ンターフェース21を介して、オートパイロット7へ送
られ、自動操船状態となる。一方、スイッチ17を開、
スイッチ18を閉とした場合、前記情報ψ、Vは、
主機リモコン8および操舵リモコン8aへ送られ、手動
操船状態となる。
【0009】以上に示した如く、記憶装置14に記憶さ
れた座礁危険領域DAと、レーダ5から取り込んだ他船
データにより計算された他船データ毎の閉塞領域CA
との、両領域に交錯しないように避航航路計画装置10
が避航航路ARを設定する。このときに、記憶装置15
内の知識ベースとしての、法規(海上衝突予防法など)
や経験則が参照され、最終的に安全で法規に合った避航
航路ARを決定する。この設定された避航航路ARに対
して一定周期で安全性の評価を行い、周囲の状況の変化
により危険が増すと、最新のデータをもとに再計画す
る。
【0010】得られた避航航路ARは、図8に示したよ
うに、座礁危険領域DAや他船マーク、自船マークとと
もにCRT表示装置16の画面上にグラフィック表示さ
れ常時監視可能である。また、併せて、避航航路ARに
沿って自船を航行させるための針路、船速指令値ψ
もCRT表示装置16の画面上に表示するととも
に、スイッチ17,18を切り替えることによってオー
トリモコン7,主機リモコン8、操舵リモコン8aによ
る自動・手動操船も可能となる。
【0011】以上の如く、本システムによれば、浅瀬や
暗礁、他船に対する避航の安全性、信頼性を高めるとと
もに、操船者の作業負担軽減、要員の省人化に寄与する
自動操船が可能となる。また、船員の誤判断、誤操作防
止のための支援装置としても有効である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一方、衝突を防止する
ための航海支援機器は、依然として従来の電波レーダに
依存しており、木製やプラスチック製の小型船舶、浮遊
する漁網などの障害物は全く認識できない。また、水中
の障害物についても海図が整備されつつあるものの、こ
れに示されていない暗礁は、記憶装置にも入力されない
ため、認識することができず、運航側からこれらを認知
できる装置の必要性が指摘され続けている。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、従来技術では達成できなかった木製小型船舶の探
知及び水中障害物探知が可能な、航行障害物探知装置を
提供することを目的としている。本発明の更に他の目的
は、下記の実施の形態を通じて、より具体的に明らかに
記述される。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の航行障害物探知
操船装置は、障害物探知部と、前記障害物探知部により
探知された障害物を回避する航路を計画決定する避航航
路計画決定手段とを備えた航行障害物探知操船装置であ
って、前記障害物探知部は、レーザレーダ部およびソナ
ー部の少なくともいずれか一方を備えている。
【0015】本発明の航行障害物探知操船装置は、障害
物探知部と、前記障害物探知部により探知された障害物
を回避する航路を計画決定する避航航路計画決定手段と
を備えた航行障害物探知操船装置であって、前記障害物
探知部は、レーザレーダ部と、ソナー部とを備えてな
り、前記レーザレーダ部は、認識対象物体にパルスレー
ザ光を照射するレーザ光照射手段と、前記パルスレーザ
光の照射に同期した動作開始信号および動作間隔信号に
応答してシャッタ動作を行うシャッタ手段と、受光部を
有し、前記シャッタ手段を介して前記認識対象物体から
の反射光を前記受光部により受光して撮像を行う撮像手
段と、前記受光部の光軸上を前記認識対象物体に向けて
前記パルスレーザ光が進むように、前記レーザ光照射手
段から照射された前記パルスレーザ光をガイドするガイ
ド手段とを備え、前記ソナー部は、認識対象物体に向け
て音波信号を発信する音波発信手段と、予め設定された
周波数、音量及び発信間隔を有する前記音波信号が発信
されるように前記音波発信手段を制御する信号制御手段
と、前記認識対象物体から反射された音波信号を受信す
る音波受信手段と、前記音波受信手段により受信された
前記音波信号と、前記音波発信手段から発信された前記
音波信号とを比較演算処理する信号処理手段とを備えて
いる。
【0016】本発明の航行障害物探知操船装置におい
て、前記レーザレーダ部は、雲台に搭載され、前記雲台
を駆動する雲台駆動手段と、船舶の動揺を検出するセン
サーと、前記センサーの検出結果に基づいて前記雲台駆
動手段による駆動動作を制御する雲台制御手段とを備え
ている。
【0017】本発明の航行障害物探知操船装置におい
て、前記反射手段は、雲台に搭載され、前記雲台を駆動
する雲台駆動手段と、船舶の動揺を検出するセンサー
と、前記センサーの検出結果に基づいて前記雲台駆動手
段による駆動動作を制御する雲台制御手段とを備えてい
る。
【0018】本発明の航行障害物探知操船装置におい
て、前記雲台には、防振手段が設けられている。
【0019】本発明の航行障害物探知操船装置は、自船
の船位、船速及び船首方位を含む自船の運航データを入
力する第1の入力手段と、自船から他船への方位、自船
と他船との距離、他船の進路及び船速を含む他船の運航
データを入力する第2の入力手段と、前記第1の入力手
段で得た自船の運航データから、自船の進路と進路方向
への船速を算出する船速進路演算手段と、前記第2の入
力手段で得た他船の運航データから、該他船以外の船舶
の進入が禁止される閉塞領域を算出する閉塞領域演算手
段と、座礁危険領域を示す座礁危険領域データを記憶す
る第1の記憶手段と、避航航路計画上のルールを示すル
ールデータを記憶する第2の記憶手段と、前記第1及び
第2の入力手段で得た自船及び他船の運航データ、前記
第1の記憶手段に記憶される前記座礁危険領域データ及
び前記第2の記憶手段に記憶される前記ルールデータを
もとに、座礁危険領域及び他船を回避する避航航路を計
画決定する避航航路計画決定手段と、前記避航航路に沿
って自船を導くための進路指令値および船速指令値を算
出するための進路船速指令値演算手段と、前記避航航路
と、前記自船の運航データに含まれる前記自船の船位
と、前記自船の船速を示す速度ベクトルと、前記他船の
運航データに含まれる前記他船の船位と、前記他船の船
速を示す速度ベクトルと、前記座礁危険領域と、自船の
航跡と、前記進路指令値と、前記船速指令値と、を表示
する表示手段と、前記進路指令値及び前記船速指令値に
対応して自船を自動運航可能な自動運航手段とを備え、
前記第2の入力手段には、レーザレーダ部およびソナー
部が接続され、前記レーザレーダ部は、認識対象物体に
パルスレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、前記パ
ルスレーザ光の照射に同期した動作開始信号および動作
間隔信号に応答してシャッタ動作を行うシャッタ手段
と、受光部を有し、前記シャッタ手段を介して前記認識
対象物体からの反射光を前記受光部により受光して撮像
を行う撮像手段と、前記受光部の光軸上を前記認識対象
物体に向けて前記パルスレーザ光が進むように、前記レ
ーザ光照射手段から照射された前記パルスレーザ光をガ
イドするガイド手段とを備え、前記ソナー部は、認識対
象物体に向けて音波信号を発信する音波発信手段と、予
め設定された周波数、音量及び発信間隔を有する前記音
波信号が発信されるように前記音波発信手段を制御する
信号制御手段と、前記認識対象物体から反射された音波
信号を受信する音波受信手段と、前記音波受信手段によ
り受信された前記音波信号と、前記音波発信手段から発
信された前記音波信号とを比較演算処理する信号処理手
段とを備えている。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について添付図面を参照して説明する。図1は、本実施
形態に係る航行障害物探知操船装置の構成を示すブロッ
ク図である。図2は、本実施形態を構成するレーザレー
ダ部の構成を示すブロック図である。図3は、本実施形
態を構成するソナー部の構成を示すブロック図である。
図4は、本実施形態の全体構成を示す斜視図である。本
実施形態において、前記従来例と同様の構成要素につい
ては、同一符号を付けてその詳細な説明を省略する。
【0021】図1に示すように、本実施形態では、従来
の電波レーザ5の他に、レーザレーダ部23およびソナ
ー部24がインターフェース20を介して避航操船装置
1に接続されている。
【0022】図2を参照して、レーザレーダ部23につ
いて説明する。レーザレーダ部23は、送光システム部
230と、受光システム部240とを備えている。認識
対象物体を照明することに用いられるパルス状のレーザ
光40は、パルスレーザ装置100により発生する。こ
こで、このパルスレーザ光40の出力、パルス幅、発生
の繰り返し周波数等の特性は、パーソナルコンピュータ
等から構成される制御信号発生装置160により、ユー
ザ(観測者)から指定される。そして、この指定に従っ
た制御信号が、制御信号発生装置160から、パルスレ
ーザ制御装置200に伝送され、このパルスレーザ制御
装置200によりパルスレーザ装置100が動作する。
【0023】また、このとき必要な電力は、パルスレー
ザ用電源装置300より供される。さらに、制御信号発
生装置160とパルスレーザ制御装置200との間の伝
送手段については、光ケーブル180a等を用いること
により、遠距離間での動作制御が可能となる。
【0024】パルスレーザ装置100により発せられた
パルスレーザ光40は、照明用光学レンズ系50によっ
て、空間的に拡大(若しくは縮小)され、パルスレーザ
照明光40aとして、認識対象物体を照明するために照
射される。ここで、照明用光学レンズ系50は、パルス
レーザ照明光40a(即ち40c)が適当な領域となる
ように、照明領域制御装置60にて制御される。具体的
には、認識対象物体までの距離が短いとき、または認識
対象物体が大きいときには画像領域全体に認識対象物体
が全て含まれるように照明領域40Kを広く設定し、認
識対象物体までの距離が長いとき、または認識対象物体
が小さいときには画像領域全体に占める認識対象物体の
割合が大きくなるように照明領域40Kを狭く設定す
る。これにより、最終的に得られる画像では、画像領域
全体に対して常に最適な割合で認識対象物体が表示され
るので、認識対象物体までの距離および認識対象物体の
大きさに関係なく常に高分解能を保つことができる。
【0025】この照明領域制御装置60に対する制御信
号についても、前述と同じように、光ケーブル180b
等を用い、制御信号発生装置160を介して、ユーザ
(観測者)が指定することができる。
【0026】パルスレーザ照明光40aは、反射器(ミ
ラーまたはプリズム)190,201,210で反射さ
れて、符号40bで示した状態から40cの状態となっ
て、照明領域40Kへ照射される。このようにして、照
明領域40Kへパルスレーザ光40cが照射され、その
領域40K内に物体があると、その物体によってパルス
レーザ光40cが反射され、反射光80aとして戻って
くる。そして、反射光80aは、反射器210で反射さ
れて、反射光80bとなり、受光用光学レンズ系70に
よって受光される。反射器190,201を設けること
によって、照射光40aは、反射(40b)・再反射
(40c)して、反射光80aと同軸となる。すなわ
ち、反射器190,201は、受光用光学レンズ系(受
光部)70の光軸上を照射光40cが進むように、パル
スレーザ装置100から照射されたレーザ光40aをガ
イドしている。これにより、前記受光部による受光可能
領域(撮像可能範囲)の全域に対して、レーザ光40c
を照射することができ、認識対象物体の見落としの防止
および視認性の向上に供することができる。特に、受光
部から認識対象物体までの距離が短いとき、または認識
対象物体が大きいときに、反射器190,201のよう
なガイド手段が無いと、照射領域40Kと受光領域80
Kとの不一致がより大きな問題となっていた。なお、反
射器210は、前記ガイド手段として機能しているわけ
ではなく、反射器190,201によって、照射光およ
び反射光の光軸は一致する。
【0027】反射光80bの受光領域80Kは、受光用
光学レンズ系70によって、照明領域40Kと略同一の
領域を有するように制御信号発生装置160によってユ
ーザ(観測者)に指定され、照明領域制御装置60およ
び受光領域制御装置90は、照明・受光領域40K,8
0Kが互いに同一となるように自動的に制御される。こ
の制御は、制御信号発生装置160からの信号により受
光領域制御装置90を駆動することによって、受光用光
学レンズ系70を構成するレンズ群の位置を変化させて
行う。
【0028】受光用光学レンズ系70によって集光され
た、認識対象物体からの信号光は、シャッタ装置101
を経て、受光装置120へ導入される。ここで、シャッ
タ装置101においては、制御信号発生装置160によ
り発せられる動作開始信号と動作間隔信号とに従って作
動するシャッタ作動制御装置110により、シャッタ動
作の開(open)と閉(close)を行う。
【0029】この動作開始時刻は、パルスレーザ装置1
00から発せられるパルスレーザ光40の照射と同期し
て(つまり、パルスレーザ制御装置200と同期して)
おり、認識対象物体までの距離に応じて変化できるよう
に設定される。また、このとき、認識対象物体までの距
離が不明の場合にも、動作開始時刻を僅かずつずらすこ
とによって、認識対象物体を探査することが可能とな
る。また、動作間隔信号によってシャッタ動作の開(o
pen)時間間隔を設定し、ユーザ(観測者)によって
指定された領域からの信号光のみを取り込むことが可能
となる。すなわち、上記2つの信号(動作開始時刻及び
動作間隔)の組み合わせによって、ユーザ(観測者)
は、選択的な断層観測が可能となる。
【0030】また、受光装置120に対しては、受光装
置制御装置130より、ゲイン、アイリス(絞り)、撮
像周期等の受光特性に関する制御信号が伝送され、この
制御信号に従って撮像される。ここで、前述した、受光
領域制御装置90、シャッタ動作制御装置110、受光
装置制御装置130に対する制御信号は、すべて、遠隔
から伝送可能なように光ケーブル180c,180d,
180e等を介して、制御信号発生装置160より発せ
られる。
【0031】受光装置120に導入され、撮像された認
識対象物体の画像情報は、インターフェース20を介し
て避航航路計画装置10、閉塞領域演算装置11へ送ら
れる。
【0032】次に、図3を参照して、ソナー部24につ
いて説明する。ソナー部24は、音波発信器31と、信
号制御装置32と、音波受信器33と、信号処理装置3
4とを備えている。音波発信器31は、船首部船底に設
けられ、船首の前方水中へ音波信号を発信する。その音
波信号の周波数、音量、発信間隔等は、信号制御装置3
2によってユーザに指定され制御される。
【0033】発信された音波信号は、水中の物体から反
射され、音波受信器33で受信され、信号処理装置34
へ送られ、そこで、信号制御装置32から送られた発信
音の情報と比較演算され、その結果がインターフェース
20を介して避航航路計画装置10、閉塞領域演算装置
11へ送られる。なお、音波発信器31および音波受信
器33についても、前述したようなガイド手段を設けて
もよい。
【0034】図4は、本装置の全体的な概念図である。
レーザレーダは、水中用と空中用が設けられている。水
中レーザ23aは、船首前方の海面へ向かって照射し、
海面浮遊物や、魚網等の障害物を探知する。空中レーザ
レーダ23bは、アイセーフレーザを用い、数km先の
釣り船やレジャーボート等の小型船舶まで探知する。ソ
ナー24は、超音波を用い、海底の暗礁、浅瀬、沈船等
の障害物を探知する。
【0035】以上のことから、従来の操船システムでは
達成し得なかった小型木造船、海面浮遊物、水中障害物
まで探知可能で、且つ操船者の作業負担軽減、要員の省
人化に寄与する自動操船兼航行支援システムを実現する
ことができる。
【0036】次いで、図5を参照して、第2の実施形態
について説明する。レーザレーダ部23の送光システム
部231と受光システム部241は、防振ゴム、ばね等
の防振装置を介して雲台41Aに搭載されており、その
下面に雲台駆動装置42Aが取り付けられている。雲台
駆動装置42Aは、雲台制御装置43Aに接続され、さ
らに船舶の動揺センサー(加速度計等)44Aに接続さ
れている。
【0037】本実施形態によれば、雲台41Aは、雲台
制御装置43Aによってユーザに指定され、雲台駆動装
置42Aによって上下左右任意の方向へ動かされ、船の
前方を広い範囲にわたって探査(走査)する。さらに、
船の動揺を動揺センサー44Aで検知し、その動揺を相
殺する信号を雲台制御装置43Aで演算し、その信号で
雲台駆動装置42Aを動かすことにより、また、防振装
置の作用により船の動揺や振動によるレーザレーダの認
識誤差を防止することができる。
【0038】次に、図6を参照して、第3の実施形態に
ついて説明する。照明光及び反射光の反射器210B
は、防振装置を介して雲台41Bに搭載され、その下面
に雲台駆動装置42Bが取り付けられている。雲台駆動
装置42Bは、雲台制御装置43Bに接続され、さらに
船舶の動揺センサー44Bに接続されている。
【0039】反射器210Bを搭載した雲台41Bは、
雲台制御装置43Bによってユーザに指定され、雲台駆
動装置42Bによって船の前方を広範に探査できる。さ
らに、動揺センサー44Bの船の動揺信号を相殺するよ
う雲台制御装置43Bで雲台駆動装置42Bを制御し、
防振装置の作用とともにレーザレーダの誤認識を防止で
きる。
【0040】
【発明の効果】本発明による航行障害物探知操船装置に
よれば、障害物探知部と、前記障害物探知部により探知
された障害物を回避する航路を計画決定する避航航路計
画決定手段とを備えた航行障害物探知操船装置であっ
て、前記障害物探知部は、レーザレーダ部およびソナー
部の少なくともいずれか一方を備えているため、従来の
操船システムでは達成し得なかった小型木造船、海面浮
遊物、水中障害物まで探知可能で、且つ操船者の作業負
担軽減、要員の省人化に寄与する自動操船兼航行支援シ
ステムを実現することができる。
【0041】本発明による航行障害物探知操船装置によ
れば、障害物探知部と、前記障害物探知部により探知さ
れた障害物を回避する航路を計画決定する避航航路計画
決定手段とを備えた航行障害物探知操船装置であって、
前記障害物探知部は、レーザレーダ部と、ソナー部とを
備えてなり、前記レーザレーダ部は、認識対象物体にパ
ルスレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、前記パル
スレーザ光の照射に同期した動作開始信号および動作間
隔信号に応答してシャッタ動作を行うシャッタ手段と、
受光部を有し、前記シャッタ手段を介して前記認識対象
物体からの反射光を前記受光部により受光して撮像を行
う撮像手段と、前記受光部の光軸上を前記認識対象物体
に向けて前記パルスレーザ光が進むように、前記レーザ
光照射手段から照射された前記パルスレーザ光をガイド
するガイド手段とを備え、前記ソナー部は、認識対象物
体に向けて音波信号を発信する音波発信手段と、予め設
定された周波数、音量及び発信間隔を有する前記音波信
号が発信されるように前記音波発信手段を制御する信号
制御手段と、前記認識対象物体から反射された音波信号
を受信する音波受信手段と、前記音波受信手段により受
信された前記音波信号と、前記音波発信手段から発信さ
れた前記音波信号とを比較演算処理する信号処理手段と
を備えているため、従来の操船システムでは達成し得な
かった小型木造船、海面浮遊物、水中障害物まで探知可
能で、且つ操船者の作業負担軽減、要員の省人化に寄与
する自動操船兼航行支援システムを実現することができ
る。また、前記受光部による受光可能領域(撮像可能範
囲)の全域に対して、レーザ光を照射することができ、
認識対象物体の見落としの防止および視認性の向上に供
することができる。特に、受光部から認識対象物体まで
の距離が短いとき、または認識対象物体が大きいとき
に、ガイド手段が無いと、照射領域と受光領域との不一
致がより大きな問題となっていたが、本発明によれば、
その問題を解消することができる。
【0042】また、本発明によれば、前記レーザレーダ
部は、雲台に搭載され、前記雲台を駆動する雲台駆動手
段と、船舶の動揺を検出するセンサーと、前記センサー
の検出結果に基づいて前記雲台駆動手段による駆動動作
を制御する雲台制御手段とを備え、あるいは、前記反射
手段は、雲台に搭載され、前記雲台を駆動する雲台駆動
手段と、船舶の動揺を検出するセンサーと、前記センサ
ーの検出結果に基づいて前記雲台駆動手段による駆動動
作を制御する雲台制御手段とを備え、さらに、前記雲台
には、防振手段が設けられているため、雲台は、雲台制
御手段によってユーザに指定され、雲台駆動手段によっ
て上下左右任意の方向へ動かされ、船の前方を広い範囲
にわたって探査(走査)する。さらに、船の動揺をセン
サーで検知し、その動揺を相殺する信号を雲台制御手段
で演算し、その信号で雲台駆動手段を動かすことによ
り、また、防振手段の作用により船の動揺や振動による
レーザレーダの認識誤差を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係る航行障
害物探知操船装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、第1の実施形態を構成するレーザレー
ダ部の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、第1の実施形態を構成するソナー部の
構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、第1の実施形態の全体構成を示す斜視
図である。
【図5】図5は、第2の実施形態を構成するレーザレー
ダ部の構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、第3の実施形態を構成するレーザレー
ダ部の構成を示すブロック図である。
【図7】図7は、従来一般の航行障害物探知操船装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】図8は、従来一般の航行障害物探知操船装置を
構成するCRT表示装置の画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
5…レーダ(障害物探知部) 7…オートパイロット(自動運航手段) 8…主機リモコン(自動運航手段) 9…船速・針路演算装置(船速針路演算手段) 10…避航航路計画装置(避航航路計画決定手段、進路
船速指令値演算手段) 11…閉塞領域演算装置(閉塞領域演算手段) 14…第1の記憶手段 15…第2の記憶手段 16…CRT表示装置(表示手段) 23…レーザレーダ部 23a…レーザレーダ部 23b…レーザレーダ部 24…ソナー部 31…音波発信器(音波発信手段) 32…信号制御装置(信号制御手段) 33…音波受信器(音波受信手段) 34…信号処理装置(信号処理手段) 40…パルスレーザ光 40a…パルスレーザ光 40b…パルスレーザ光 40c…パルスレーザ光 41A…雲台 41B…雲台 42A…雲台駆動装置(雲台駆動手段) 42B…雲台駆動装置(雲台駆動手段) 43A…雲台制御装置(雲台制御手段) 43B…雲台制御装置(雲台制御手段) 44A…センサー 44B…センサー 70…受光用レンズ系(受光部) 80a…反射光 80b…反射光 100…パルスレーザ装置(レーザ光照射手段) 101…シャッター装置(シャッタ手段) 120…受光装置(撮像手段) 190…反射器(ガイド部) 201…反射器(ガイド部) p…自船位データ v…自船の進路 ψ…自船の進路方向への船速 v…自船の縦方向船速データ v…自船の横方向船速データ φ…船首方位 dt,i…自船と他船との距離 ψt,i…他船の針路(進路) vt,i…他船の船速 CA…閉塞領域 DA…座礁危険領域 AR…避航航路 v…船速指令値 ψ…進路指令値 pv…自船ベクトル tv1…他船ベクトル tv2…他船ベクトル tv3…他船ベクトル TR…自船の航跡
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月15日(2000.6.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水上、水中、水底
の障害物を探知し、その障害物を避けて安全に航行させ
るための航行障害物探知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図を参照して、従来例を説明する。避
航操船装置1は、インターフェース19を介して、ドッ
プラーソナー2、衛星航法装置3およびジャイロコンパ
ス4に接続されており、インターフェース20を介し
て、レーダ(衝突予防装置)5に接続されている。ま
た、避航操船装置1は、計画航路入力装置13を介し
て、航海装置6に接続され、インターフェース21を介
して、オートパイロット7、並びに主機リモコン8およ
び操舵リモコン8aに接続されている。
【0003】ドップラーソナー2から自船の縦方向船速
、横方向船速vがインターフェース19経由で船
速・針路演算装置9に送信され、ここで自船の船速v、
針路ψが計算される。船速vと針路ψは、船速・針路演
算装置9から避航航路計画装置10に取り込まれる。
【0004】衛星航法装置3からはインターフェース1
9経由で自船位データpが、ジャイロコンパス4からは
同じくインターフェース19経由で船首方位φが避航航
路計画装置10に送られる。
【0005】レーダ(衝突予防装置)5からは、自船か
ら他船への方位φt,i、他船との距離dt,i、他船
の針路ψt,i、他船の船速vt,i、が、インターフ
ェース20および演算装置22経由で、避航航路計画装
置10に送られるとともに、閉塞領域演算装置11にも
取り込まれる。閉塞領域演算装置11では、各他船毎に
閉塞領域(他の船舶を入れない領域・船間距離)CA
を長方形として計算する。他船の閉塞領域CAは、避
航航路計画装置10に送られる。
【0006】また、自船が航行すべき計画航路PRは、
航海装置6またはCRT入力装置12から計画航路入力
装置13を経て避航航路計画装置10へ入力される。避
航航路計画装置10では、上記の各種データと、記憶装
置14に記憶された海図に基づいて入力された座礁危険
領域DA、及び記憶装置15に記憶された知識ベース内
のルールを用いて避航航路ARが計画される。
【0007】上記の処理において実際に避航航路計画装
置10で取り扱われる上記データは、図に示す型式で
CRT表示装置16に表示される。同図で、符号pvは
自船ベクトル、tv1、tv2、tv3は他船ベクト
ル、DAは座礁危険領域、CA 、CA、CAはそ
れぞれの他船の閉塞領域、PRは元の計画航路、TRは
自船の航跡、ARは避航航路、WP、WP、WP
はそれぞれ避航のために計画された変更点、ψは避航
航路ARに沿って自船を航行させるための針路指令値、
は船速指令値である。
【0008】針路指令値ψと船速指令値Vは、避航
操船のための支援情報となり、これに従って手動操船が
実施できる。図に示すように、スイッチ17を閉、ス
イッチ18を開とした場合、前記情報ψ、Vは、イ
ンターフェース21を介して、オートパイロット7へ送
られ、自動操船状態となる。一方、スイッチ17を開、
スイッチ18を閉とした場合、前記情報ψ、Vは、
主機リモコン8および操舵リモコン8aへ送られ、手動
操船状態となる。
【0009】以上に示した如く、記憶装置14に記憶さ
れた座礁危険領域DAと、レーダ5から取り込んだ他船
データにより計算された他船データ毎の閉塞領域CA
との、両領域に交錯しないように避航航路計画装置10
が避航航路ARを設定する。このときに、記憶装置15
内の知識ベースとしての、法規(海上衝突予防法など)
や経験則が参照され、最終的に安全で法規に合った避航
航路ARを決定する。この設定された避航航路ARに対
して一定周期で安全性の評価を行い、周囲の状況の変化
により危険が増すと、最新のデータをもとに再計画す
る。
【0010】得られた避航航路ARは、図に示したよ
うに、座礁危険領域DAや他船マーク、自船マークとと
もにCRT表示装置16の画面上にグラフィック表示さ
れ常時監視可能である。また、併せて、避航航路ARに
沿って自船を航行させるための針路、船速指令値ψ
もCRT表示装置16の画面上に表示するととも
に、スイッチ17,18を切り替えることによってオー
トリモコン7,主機リモコン8、操舵リモコン8aによ
る自動・手動操船も可能となる。
【0011】以上の如く、本システムによれば、浅瀬や
暗礁、他船に対する避航の安全性、信頼性を高めるとと
もに、操船者の作業負担軽減、要員の省人化に寄与する
自動操船が可能となる。また、船員の誤判断、誤操作防
止のための支援装置としても有効である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一方、衝突を防止する
ための航海支援機器は、依然として従来の電波レーダに
依存しており、木製やプラスチック製の小型船舶、浮遊
する漁網などの障害物は全く認識できない。また、水中
の障害物についても海図が整備されつつあるものの、こ
れに示されていない暗礁は、記憶装置にも入力されない
ため、認識することができず、運航側からこれらを認知
できる装置の必要性が指摘され続けている。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、従来技術では達成できなかった木製小型船舶の探
知及び水中障害物探知が可能な、航行障害物探知装置
提供することを目的としている。本発明の更に他の目的
は、下記の実施の形態を通じて、より具体的に明らかに
記述される。
【0014
【課題を解決するための手段】本発明の航行障害物探知
装置レーザレーダ部を備えた航行障害物探知装置で
あって、前記レーザレーダ部は、認識対象物体にパルス
レーザ光を照射するレーザ光照射手段と、前記パルスレ
ーザ光の照射に同期した動作開始信号および動作間隔信
号に応答してシャッタ動作を行うシャッタ手段と、受光
部を有し、前記シャッタ手段を介して前記認識対象物体
からの反射光を前記受光部により受光して撮像を行う撮
像手段と、前記受光部の光軸上を前記認識対象物体に向
けて前記パルスレーザ光が進むように、前記レーザ光照
射手段から照射された前記パルスレーザ光をガイドする
ガイド手段とを有している
【0015】本発明の航行障害物探知装置において、前
記レーザレーダ部は、雲台に搭載され、前記雲台を駆動
する雲台駆動手段と、船舶の動揺を検出するセンサー
と、前記センサーの検出結果に基づいて前記雲台駆動手
段による駆動動作を制御する雲台制御手段とを備えてい
る。
【0016】本発明の航行障害物探知装置において、
に、前記パルスレーザ光が前記認識対象物体に照射され
るように、前記ガイド手段によってガイドされた前記パ
ルスレーザ光を反射する反射手段を備え、前記反射手段
は、雲台に搭載され、前記雲台を駆動する雲台駆動手段
と、船舶の動揺を検出するセンサーと、前記センサーの
検出結果に基づいて前記雲台駆動手段による駆動動作を
制御する雲台制御手段とを備えている。
【0017】本発明の航行障害物探知装置において、前
記雲台には、防振手段が設けられている。
【0018
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について添付図面を参照して説明する。図1は、本実施
形態に係る航行障害物探知操船装置を構成するレーザレ
ーダ部の構成を示すブロック図である。本実施形態にお
いて、前記従来例と同様の構成要素については、同一符
号を付けてその詳細な説明を省略する。
【0019】図1および図4に示すように、本実施形態
では、従来の電波レーザ5の他に、レーザレーダ部23
インターフェース20を介して避航操船装置1に接続
されている。
【0020】図を参照して、レーザレーダ部23につ
いて説明する。レーザレーダ部23は、送光システム部
230と、受光システム部240とを備えている。認識
対象物体を照明することに用いられるパルス状のレーザ
光40は、パルスレーザ装置100により発生する。こ
こで、このパルスレーザ光40の出力、パルス幅、発生
の繰り返し周波数等の特性は、パーソナルコンピュータ
等から構成される制御信号発生装置160により、ユー
ザ(観測者)から指定される。そして、この指定に従っ
た制御信号が、制御信号発生装置160から、パルスレ
ーザ制御装置200に伝送され、このパルスレーザ制御
装置200によりパルスレーザ装置100が動作する。
【0021】また、このとき必要な電力は、パルスレー
ザ用電源装置300より供される。さらに、制御信号発
生装置160とパルスレーザ制御装置200との間の伝
送手段については、光ケーブル180a等を用いること
により、遠距離間での動作制御が可能となる。
【0022】パルスレーザ装置100により発せられた
パルスレーザ光40は、照明用光学レンズ系50によっ
て、空間的に拡大(若しくは縮小)され、パルスレーザ
照明光40aとして、認識対象物体を照明するために照
射される。ここで、照明用光学レンズ系50は、パルス
レーザ照明光40a(即ち40c)が適当な領域となる
ように、照明領域制御装置60にて制御される。具体的
には、認識対象物体までの距離が短いとき、または認識
対象物体が大きいときには画像領域全体に認識対象物体
が全て含まれるように照明領域40Kを広く設定し、認
識対象物体までの距離が長いとき、または認識対象物体
が小さいときには画像領域全体に占める認識対象物体の
割合が大きくなるように照明領域40Kを狭く設定す
る。これにより、最終的に得られる画像では、画像領域
全体に対して常に最適な割合で認識対象物体が表示され
るので、認識対象物体までの距離および認識対象物体の
大きさに関係なく常に高分解能を保つことができる。
【0023】この照明領域制御装置60に対する制御信
号についても、前述と同じように、光ケーブル180b
等を用い、制御信号発生装置160を介して、ユーザ
(観測者)が指定することができる。
【0024】パルスレーザ照明光40aは、反射器(ミ
ラーまたはプリズム)190,201,210で反射さ
れて、符号40bで示した状態から40cの状態となっ
て、照明領域40Kへ照射される。このようにして、照
明領域40Kへパルスレーザ光40cが照射され、その
領域40K内に物体があると、その物体によってパルス
レーザ光40cが反射され、反射光80aとして戻って
くる。そして、反射光80aは、反射器210で反射さ
れて、反射光80bとなり、受光用光学レンズ系70に
よって受光される。反射器190,201を設けること
によって、照射光40aは、反射(40b)・再反射
(40c)して、反射光80aと同軸となる。すなわ
ち、反射器190,201は、受光用光学レンズ系(受
光部)70の光軸上を照射光40cが進むように、パル
スレーザ装置100から照射されたレーザ光40aをガ
イドしている。これにより、前記受光部による受光可能
領域(撮像可能範囲)の全域に対して、レーザ光40c
を照射することができ、認識対象物体の見落としの防止
および視認性の向上に供することができる。特に、受光
部から認識対象物体までの距離が短いとき、または認識
対象物体が大きいときに、反射器190,201のよう
なガイド手段が無いと、照射領域40Kと受光領域80
Kとの不一致がより大きな問題となっていた。なお、反
射器210は、前記ガイド手段として機能しているわけ
ではなく、反射器190,201によって、照射光およ
び反射光の光軸は一致する。
【0025】反射光80bの受光領域80Kは、受光用
光学レンズ系70によって、照明領域40Kと略同一の
領域を有するように制御信号発生装置160によってユ
ーザ(観測者)に指定され、照明領域制御装置60およ
び受光領域制御装置90は、照明・受光領域40K,8
0Kが互いに同一となるように自動的に制御される。こ
の制御は、制御信号発生装置160からの信号により受
光領域制御装置90を駆動することによって、受光用光
学レンズ系70を構成するレンズ群の位置を変化させて
行う。
【0026】受光用光学レンズ系70によって集光され
た、認識対象物体からの信号光は、シャッタ装置101
を経て、受光装置120へ導入される。ここで、シャッ
タ装置101においては、制御信号発生装置160によ
り発せられる動作開始信号と動作間隔信号とに従って作
動するシャッタ作動制御装置110により、シャッタ動
作の開(open)と閉(close)を行う。
【0027】この動作開始時刻は、パルスレーザ装置1
00から発せられるパルスレーザ光40の照射と同期し
て(つまり、パルスレーザ制御装置200と同期して)
おり、認識対象物体までの距離に応じて変化できるよう
に設定される。また、このとき、認識対象物体までの距
離が不明の場合にも、動作開始時刻を僅かずつずらすこ
とによって、認識対象物体を探査することが可能とな
る。また、動作間隔信号によってシャッタ動作の開(o
pen)時間間隔を設定し、ユーザ(観測者)によって
指定された領域からの信号光のみを取り込むことが可能
となる。すなわち、上記2つの信号(動作開始時刻及び
動作間隔)の組み合わせによって、ユーザ(観測者)
は、選択的な断層観測が可能となる。
【0028】また、受光装置120に対しては、受光装
置制御装置130より、ゲイン、アイリス(絞り)、撮
像周期等の受光特性に関する制御信号が伝送され、この
制御信号に従って撮像される。ここで、前述した、受光
領域制御装置90、シャッタ動作制御装置110、受光
装置制御装置130に対する制御信号は、すべて、遠隔
から伝送可能なように光ケーブル180c,180d,
180e等を介して、制御信号発生装置160より発せ
られる。
【0029】受光装置120に導入され、撮像された認
識対象物体の画像情報は、インターフェース20を介し
て避航航路計画装置10、閉塞領域演算装置11へ送ら
れる
【0030】次いで、図を参照して、第2の実施形態
について説明する。レーザレーダ部23の送光システム
部231と受光システム部241は、防振ゴム、ばね等
の防振装置を介して雲台41Aに搭載されており、その
下面に雲台駆動装置42Aが取り付けられている。雲台
駆動装置42Aは、雲台制御装置43Aに接続され、さ
らに船舶の動揺センサー(加速度計等)44Aに接続さ
れている。
【0031】本実施形態によれば、雲台41Aは、雲台
制御装置43Aによってユーザに指定され、雲台駆動装
置42Aによって上下左右任意の方向へ動かされ、船の
前方を広い範囲にわたって探査(走査)する。さらに、
船の動揺を動揺センサー44Aで検知し、その動揺を相
殺する信号を雲台制御装置43Aで演算し、その信号で
雲台駆動装置42Aを動かすことにより、また、防振装
置の作用により船の動揺や振動によるレーザレーダの認
識誤差を防止することができる。
【0032】次に、図を参照して、第3の実施形態に
ついて説明する。照明光及び反射光の反射器210B
は、防振装置を介して雲台41Bに搭載され、その下面
に雲台駆動装置42Bが取り付けられている。雲台駆動
装置42Bは、雲台制御装置43Bに接続され、さらに
船舶の動揺センサー44Bに接続されている。
【0033】反射器210Bを搭載した雲台41Bは、
雲台制御装置43Bによってユーザに指定され、雲台駆
動装置42Bによって船の前方を広範に探査できる。さ
らに、動揺センサー44Bの船の動揺信号を相殺するよ
う雲台制御装置43Bで雲台駆動装置42Bを制御し、
防振装置の作用とともにレーザレーダの誤認識を防止で
きる。
【0034
【発明の効果】本発明による航行障害物探知装置によれ
前記レーザレーダ部は、認識対象物体にパルスレー
ザ光を照射するレーザ光照射手段と、前記パルスレーザ
光の照射に同期した動作開始信号および動作間隔信号に
応答してシャッタ動作を行うシャッタ手段と、受光部を
有し、前記シャッタ手段を介して前記認識対象物体から
の反射光を前記受光部により受光して撮像を行う撮像手
段と、前記受光部の光軸上を前記認識対象物体に向けて
前記パルスレーザ光が進むように、前記レーザ光照射手
段から照射された前記パルスレーザ光をガイドするガイ
ド手段とを備えているため、従来の操船システムでは達
成し得なかった小型木造船、海面浮遊物、水中障害物ま
で探知可能で前記受光部による受光可能領域(撮像可
能範囲)の全域に対して、レーザ光を照射することがで
き、認識対象物体の見落としの防止および視認性の向上
に供することができる。特に、受光部から認識対象物体
までの距離が短いとき、または認識対象物体が大きいと
きに、ガイド手段が無いと、照射領域と受光領域との不
一致がより大きな問題となっていたが、本発明によれ
ば、その問題を解消することができる。
【0035】また、本発明によれば、前記レーザレーダ
部は、雲台に搭載され、前記雲台を駆動する雲台駆動手
段と、船舶の動揺を検出するセンサーと、前記センサー
の検出結果に基づいて前記雲台駆動手段による駆動動作
を制御する雲台制御手段とを備え、あるいは、前記反射
手段は、雲台に搭載され、前記雲台を駆動する雲台駆動
手段と、船舶の動揺を検出するセンサーと、前記センサ
ーの検出結果に基づいて前記雲台駆動手段による駆動動
作を制御する雲台制御手段とを備え、さらに、前記雲台
には、防振手段が設けられているため、雲台は、雲台制
御手段によってユーザに指定され、雲台駆動手段によっ
て上下左右任意の方向へ動かされ、船の前方を広い範囲
にわたって探査(走査)する。さらに、船の動揺をセン
サーで検知し、その動揺を相殺する信号を雲台制御手段
で演算し、その信号で雲台駆動手段を動かすことによ
り、また、防振手段の作用により船の動揺や振動による
レーザレーダの認識誤差を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図】図は、本発明の第1の実施形態に係る航行障
害物探知操船装置を構成するレーザレーダ部の構成を示
すブロック図である。
【図】図は、第2の実施形態を構成するレーザレー
ダ部の構成を示すブロック図である。
【図】図は、第3の実施形態を構成するレーザレー
ダ部の構成を示すブロック図である。
【図】図は、従来一般の航行障害物探知操船装置の
構成を示すブロック図である。
【図】図は、従来一般の航行障害物探知操船装置を
構成するCRT表示装置の画面の一例を示す図である。
【符号の説明】 5…レーダ(障害物探知部) 7…オートパイロット(自動運航手段) 8…主機リモコン(自動運航手段) 9…船速・針路演算装置(船速針路演算手段) 10…避航航路計画装置(避航航路計画決定手段、進路
船速指令値演算手段) 11…閉塞領域演算装置(閉塞領域演算手段) 14…第1の記憶手段 15…第2の記憶手段 16…CRT表示装置(表示手段) 23…レーザレーダ部 23a…レーザレーダ部 23b…レーザレーダ部40…パルスレーザ光 40a…パルスレーザ光 40b…パルスレーザ光 40c…パルスレーザ光 41A…雲台 41B…雲台 42A…雲台駆動装置(雲台駆動手段) 42B…雲台駆動装置(雲台駆動手段) 43A…雲台制御装置(雲台制御手段) 43B…雲台制御装置(雲台制御手段) 44A…センサー 44B…センサー 70…受光用レンズ系(受光部) 80a…反射光 80b…反射光 100…パルスレーザ装置(レーザ光照射手段) 101…シャッター装置(シャッタ手段) 120…受光装置(撮像手段) 190…反射器(ガイド部) 201…反射器(ガイド部) p…自船位データ v…自船の進路 ψ…自船の進路方向への船速 v…自船の縦方向船速データ v…自船の横方向船速データ φ…船首方位 dt,i…自船と他船との距離 ψt,i…他船の針路(進路) vt,i…他船の船速 CA…閉塞領域 DA…座礁危険領域 AR…避航航路 v…船速指令値 ψ…進路指令値 pv…自船ベクトル tv1…他船ベクトル tv2…他船ベクトル tv3…他船ベクトル TR…自船の航跡
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【図1】
【図4】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01S 13/93 G01S 13/93 S 15/93 15/93 (72)発明者 長倉 博 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 松田 和生 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 和田 洋二郎 山口県下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱重工業株式会社下関造船所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザレーダ部を備えた航行障害物探知
    装置であって、 前記レーザレーダ部は、 認識対象物体にパルスレーザ光を照射するレーザ光照射
    手段と、 前記パルスレーザ光の照射に同期した動作開始信号およ
    び動作間隔信号に応答してシャッタ動作を行うシャッタ
    手段と、 受光部を有し、前記シャッタ手段を介して前記認識対象
    物体からの反射光を前記受光部により受光して撮像を行
    う撮像手段と、 前記受光部の光軸上を前記認識対象物体に向けて前記パ
    ルスレーザ光が進むように、前記レーザ光照射手段から
    照射された前記パルスレーザ光をガイドするガイド手段
    とを有している航行障害物探知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の航行障害物探知装置にお
    いて、 前記レーザレーダ部は、雲台に搭載され、 前記雲台を駆動する雲台駆動手段と、 船舶の動揺を検出するセンサーと、 前記センサーの検出結果に基づいて前記雲台駆動手段に
    よる駆動動作を制御する雲台制御手段とを備えた航行障
    害物探知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の航行障害物探知装置にお
    いて、 更に、 前記パルスレーザ光が前記認識対象物体に照射されるよ
    うに、前記ガイド手段によってガイドされた前記パルス
    レーザ光を反射する反射手段を備え、 前記反射手段は、雲台に搭載され、 前記雲台を駆動する雲台駆動手段と、 船舶の動揺を検出するセンサーと、 前記センサーの検出結果に基づいて前記雲台駆動手段に
    よる駆動動作を制御する雲台制御手段とを備えた航行障
    害物探知装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の航行障害物探知
    装置において、 前記雲台には、防振手段が設けられている航行障害物探
    知装置。
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