JP2001026894A - 重金属を含む塩類の処理方法及びその装置 - Google Patents

重金属を含む塩類の処理方法及びその装置

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Yoshiaki Umetsu
良昭 梅津
Takuya Shinagawa
拓也 品川
Keisuke Nakahara
啓介 中原
Hiroshi Yamamoto
浩 山本
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25CPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC PRODUCTION, RECOVERY OR REFINING OF METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25C3/00Electrolytic production, recovery or refining of metals by electrolysis of melts
    • C25C3/34Electrolytic production, recovery or refining of metals by electrolysis of melts of metals not provided for in groups C25C3/02 - C25C3/32

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理する塩類を増量させる操作を行う必要が
なく、処理装置の構成を簡素化することが可能な、重金
属を含む塩類の処理方法を提供すること。 【解決手段】 重金属を含む溶融塩中に設けた電極間に
直流電圧を印加して陰極に重金属を析出させる方法であ
って、電解槽10内の溶融塩30の温度を、析出させる
重金属の融点以上の温度範囲に保ち、析出した重金属3
1と溶融塩30を溶融状態で分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重金属を含む塩類
から重金属を除去して無害化する処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみや産業廃棄物などを焼却した際
に発生する焼却残渣の多くは埋め立て処分されている
が、埋め立て地の確保が困難になるにしたがって、その
減容化が要望されてきた。又、焼却残渣のうち、焼却炉
から飛散して集塵機で捕集された灰(焼却飛灰)には鉛
やカドミウムなどの有害な重金属が含まれているので、
その廃棄処分に際しては、重金属を無害化する処理をし
なければならない。このため、近年、焼却残渣の減容化
と無害化を同時に行うことができる方法として、焼却残
渣を溶融する処理が行われている。
【0003】この焼却残渣を溶融する処理技術として、
電気抵抗式の溶融炉や誘導加熱式の溶融炉を使用する方
法がある。例えば、電気抵抗式の溶融炉を使用する方法
においては、炉内に焼却残渣の溶融物を滞留させてお
き、この溶融物に通電して加熱しながら、その上に焼却
残渣を装入して溶融させる。この際、焼却飛灰には塩化
ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウムなどの塩類
が多量に含まれているので、炉内においては、上記溶融
物が滞留している間に、その成分が分離し、比重差によ
って溶融スラグの層と溶融塩の層が生成する。そして、
溶融物の排出に際しては、溶融塩と溶融スラグの分別排
出が行われる。
【0004】このようにして排出された溶融物のうち、
溶融スラグは、固化されたのち、骨材などとして利用さ
れたり、埋め立て処分されたりする。しかし、溶融塩に
は焼却飛灰に含まれていた重金属が水溶性の形態で含ま
れているので、その処分に際しては、再び、無害化処理
をしなければならない。
【0005】このような塩類の無害化処理を行う従来技
術としては、特開昭60−61087号公報に記載され
た方法がある。この方法においては、溶融炉から排出さ
れた塩類を水に溶解し、その水溶液を調製する。そし
て、この水溶液に苛性ソーダを加えてアルカリ性にした
後、キレート剤を加えて微量の重金属をも沈殿させ、こ
れを濾過して重金属を含む沈殿物を分離し、除去する。
一方、重金属が除去された水溶液につては、冷却操作及
び蒸発操作による晶析処理が行われ、溶解している塩類
の取り出しが行われる。
【0006】又、別の処理技術においては、溶融炉から
排出された塩類を水溶液にした後、この水溶液を電解し
て重金属を析出させる除去方法が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、溶融炉から排出された塩類に水を加えて水
溶液にしてしまうので、処理量が増大し設備が大型にな
る。又、重金属を除去した後の水溶液の処分に際し、水
溶液中の塩類を取り出さなければならないので、晶析操
作を行わなければならない。このため、晶析装置、濾過
装置などの装置をも備える必要があり、設備全体が非常
に複雑になる。又、さらに、多量の動力や副資材が消費
される。
【0008】本発明は、処理する塩類を増量させる操作
を行う必要がなく、処理装置の構成を簡素化することが
可能な、重金属を含む塩類の処理方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は次の発明に
より解決される。
【0010】第1の発明は、重金属を含む溶融塩中に設
けた電極間に直流電圧を印加して陰極に重金属を析出さ
せる方法であって、前記溶融塩の温度を、析出させる重
金属の融点以上の温度範囲に保ち、析出した重金属と塩
類を溶融状態で分離することを特徴とする重金属を含む
塩類の処理方法である。
【0011】この発明においては、溶融塩をそのままの
状態で電解して重金属を除去するので、処理量か増加す
ることはない。このため、処理装置が小型化される。
又、電解処理を行うだけで、重金属を析出させることが
できるので、処理工程が極めて簡素である。又、析出し
た重金属が溶融状態であり、重金属と塩類を比重差によ
って分離することができるので、沈降法による2層分離
などの簡易な方法によって重金属と塩類を分離すること
ができる。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、印加
電圧を段階的に上げて各印加電圧毎に電解を行い、それ
ぞれの段階の電解によって析出した重金属を個別に分離
することを特徴とする重金属を含む塩類の処理方法であ
る。
【0013】この発明によれば、印加電圧を段階的に上
げ、各印加電圧毎の電解を行うことにより、複数の重金
属を含む溶融塩から各重金属をそれぞれ別々に分離する
ことができる。すなわち、第1段の電解においては、印
加電圧を固有電解電位が最も貴なる重金属の電解電位に
対応する値に設定して電解を行い、最も貴なる重金属を
析出させて溶融塩から分離する。次いで、印加電圧を固
有電解電位が次に貴なる重金属の電解電位に対応する値
にして電解を行い、その重金属を析出させて溶融塩から
分離する。以後、印加電圧を、順次、固有電解電位が貴
なる重金属の電解電位に対応する値にして電解を行い、
析出した重金属をそれぞれ分別して回収する。
【0014】第3の発明は、第1の発明又は第2の発明
において、重金属を含む溶融塩の温度が500℃〜11
00℃の範囲内であることを特徴とする重金属を含む塩
類の処理方法である。
【0015】都市ごみ焼却残渣を溶融した際に排出され
る溶融塩は、主としてNaCl、KCl、CaCl2
どの塩化物よりなる混合物であり、その融点は約500
〜800℃である。又、上記の溶融塩に含まれる重金属
は、銅、鉛、カドミウム、亜鉛などであるが、これらの
重金属の塩化物は融点が約300〜600℃である。
又、この塩化物を電解した際に析出する金属の融点は約
300℃〜1100℃である。
【0016】一方、主たる塩類であるNaCl、KC
l、CaCl2 の沸点は約1400℃〜1600℃以上
である。このため、溶融塩を500〜1100℃の温度
範囲で処理すれば、塩類及び析出した重金属を共に溶融
状態に保つことができる。このようにして、塩類及び析
出した重金属が溶融状態に保たれるので、重金属と塩類
の分離が容易である。
【0017】第4の発明は、陽極及び陰極と、この両極
間に直流電流を印加する直流電源装置と、攪拌手段を備
えた電解槽を有することを特徴とする重金属を含む塩類
の処理装置である。
【0018】この発明においては、攪拌手段を備えてい
るので、重金属イオンの移動が速やかに行われ、重金属
の析出が効率よく行われる。
【0019】第5の発明は、第4の発明において、攪拌
手段が電解槽に挿入された電極に回転機構が設けられた
構成によるものであることを特徴とする重金属を含む塩
類の処理装置である。
【0020】この発明においては、電極が攪拌機能をも
有しているので、専用の攪拌手段を備える必要がなく、
電解槽が簡素化される。
【0021】第6の発明は、第4の発明又は第5の発明
において、電解槽の内壁に陰極を設けたことを特徴とす
る重金属を含む塩類の処理装置である。
【0022】この発明においては、陰極の面積を大幅に
広くすることができるので、重金属を速やかに析出させ
ることができ、溶融塩の電解を効率よく行うことができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
一例を示す概略の縦断面図である。図1において、10
は電解槽、11は直流電源装置、12aは陽極、12b
は陰極である。電解槽10は密閉型構造になっており、
その内壁は溶融塩に対して耐食性を有する炭素材で形成
されている。電極12a,12bも炭素材で形成されて
いる。又、電解槽10は、その外壁面に電気加熱或いは
誘導加熱などによる加熱手段15が設けられており、槽
内の溶融塩を加熱し、所定温度に保持することができる
ようになっている。
【0024】そして、電解槽10には槽内の塩類を攪拌
する手段として攪拌機14が設けられている。なお、攪
拌手段としては、窒素ガスなどの非酸化性ガスを用いる
バブリング装置であってもよい。図中、13は隔壁であ
り、陽極12aを囲んで配置され、セラミックスなどよ
りなる多孔質物質で形成されている。この隔壁13は、
電解により析出した金属と陽極12aとの接触により、
析出金属が再びイオン化されるのを防ぐために設けられ
ている。又、図中、30は溶融塩、31は析出した溶融
金属を示す。
【0025】上記の構成の装置による溶融塩の処理は次
のように行う。溶融塩供給口16から溶融塩を装入し、
必要に応じて攪拌機14を起動して攪拌しながら、溶融
塩を加熱手段15により加熱して500℃〜1100℃
の範囲内の所定温度に保持する。次いで、直流電源装置
11から給電を行い、電極12a,12b間に除去対象
の重金属が析出する電解電位に対応する直流電圧を印加
する。この直流電圧の印加によって、重金イオンが陰極
12bに向かって移動し、陰極12bの表面に金属とな
って析出する。析出した重金属は溶融状態になっている
ので、沈降して電解槽10の底部に溜まる。
【0026】上記のようにして電解を継続し、溶融塩中
の重金属濃度を所定値以下まで低減した後、溶融塩排出
口18から溶融塩の抜き出しを行う。又、析出した溶融
金属31は金属排出口19から抜き出し、モールドに受
け、インゴットにして回収する。
【0027】そして、上記の電解時には、次式のよう
に、陽極12aの表面から塩素ガスが発生するので、排
ガスを抜き出して排ガス処理装置へ送り、塩素ガスを苛
性ソーダ溶液に吸収させる。 2Cl-−2e-→Cl2↑ (1)
【0028】図2は本発明の実施の形態に係る他の例を
示す概略の縦断面図である。図2において、図1と同じ
構成に係る部分については、同一の符号を付し説明を省
略する。この処理装置においては、電解槽に挿入された
陰極12bが回転可能に構成されており、溶融塩を攪拌
する機能をも兼ね備えている。すなわち、陰極12bは
直流電源装置11に接続されると共に、モータ20によ
り回転可能な構造になっている。又、陰極12bにはリ
ブなどによる凸部が設けられており、攪拌翼の機能を有
する形状に形成されている。
【0029】図3は本発明の実施の形態に係るさらに他
の例を示す概略の縦断面図である。図3において、図1
と同じ構成に係る部分については、同一の符号を付し説
明を省略する。この処理装置においては、電解槽10の
内壁が直流電源装置11に接続されており、電解槽10
の内壁が陰極12bになっている。陰極12bは電解槽
10の側壁内面の全周或いは特定部分に設けられてい
る。この処理装置を使用すれば、重金属が析出する陰極
の表面積が非常に広いので、重金属を速やかに析出させ
ることができる。このため、溶融塩の電解を効率よく行
うことができる。
【0030】なお、電解槽10の内壁を形成する材料が
炭素材などの導電性材料ではなく、例えば、セラミック
スなどである場合には、電解槽10の内面の全面或いは
特定部分に、炭素材などの導電性材料よりなる陰極を設
ければ、上記同様の効果を得ることができる。
【0031】又、上記の説明においては、1基の電解槽
を使用するバッチ方式の処理操作についての記述を行っ
たが、溶融塩の処理量が多量の場合には、複数基の電解
槽を直列に連結した装置を使用し、溶融塩を連続的に装
入する処理を行うこともできる。
【0032】
【実施例】(実施例1)図3と同様の構成による処理装
置を使用し、重金属を含む塩類の無害化処理を行った試
験結果について説明する。この試験に供した塩類は都市
ごみの焼却残渣(焼却灰と飛灰を混合)を溶融処理した
際に溶融炉内に生成した塩類を採取したものであった。
この塩類の分析値を表1に示す。この塩類は、主たる組
成物がNaCl、KCl、CaCl2 であり、埋め立て
基準に基づく規制値が設けられている重金属としては、
Pbが含まれていた。又、これ以外の重金属としては、
Znが含まれていた。
【0033】
【表1】
【0034】使用した電解槽は、カーボン製で、内径が
150mmの円筒型のものであった。電極は10mmの
カーボン棒を挿入して陽極とし、電解槽の内壁を陰極と
した。
【0035】この電解槽に上記の塩類を約3.0kg入
れ、ヒーターで700℃に加熱し溶融させた。そして、
両極間に2.0Vの電圧を印可して電解処理を実施し、
PbとZnが一緒に析出するようにした。
【0036】この条件で120分間の電解を行った後、
電解槽の底に沈降した重金属を抜き出したところ、主と
して鉛と亜鉛よりなる混合物が約1.7g回収された。
そして、重金属が除去された塩類について環境庁告示1
3号に基づく溶出試験を実施したところ、その結果は表
2に示す通りであった。この表に示すように、処理後の
塩類は、Pbの濃度が規制値を下回っており、埋立基準
を満たす状態まで無害化されていた。なお、電解処理の
経過に伴って低下する溶融塩中のPb濃度の推移を図4
に示す。
【0037】
【表2】
【0038】(実施例2)この試験においては、電解槽
に備えた石英ガラス製の攪拌翼を200rpmで回転し
て溶融塩を攪拌した。他の条件は実施例1と同じにし
た。この条件による電解処理の経過に伴って低下する溶
融塩中のPb濃度の推移を図4に示す。この図により明
らかなように、実施例2においては、実施例1場合に比
べて、Pb濃度の低下速度が大きく、Pbの除去処理が
短時間で効率良く行われた。実施例2と実施例1の試験
条件の相違は、溶融塩を攪拌することの有無だけである
ので、実施例2による好結果は電解中に溶融塩を攪拌す
ることによってもたらされたものであることは明らかで
ある。
【0039】そして、45分間の電解処理を行った後の
塩類について、環境庁告示13号に基づく溶出試験を実
施した結果は表2に示す通りであり実施例1の場合と同
様に、重金属濃度が規制値を下回っており、埋立基準を
満たす状態まで無害化されていた。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る処理方法は、溶融塩に直流
電圧を印加して重金属を析出させる方法であり、溶融塩
をそのままの状態で処理するので、処理量が増加するこ
とはなく、処理装置が小型化される。そして、この電解
に際しては、溶融塩の温度を、析出させる重金属の融点
以上にするので、析出した重金属と塩類を比重差によっ
て容易に沈降分離することができる。
【0041】又、印加電圧を段階的に上げて各印加電圧
毎に電解を行うことにより、それぞれの段階の電解によ
って析出した重金属を個別に分離することができる。
【0042】さらに、本発明に係る処理装置において
は、攪拌手段を設けることにより、重金属イオンの移動
が速やかに行われ、重金属の析出が効率よく行われる。
【0043】又、電極に回転機構が設けることにより、
専用の攪拌手段を備える必要がなく、電解槽が簡素化さ
れる。
【0044】又、電解槽の内壁に陰極を設けることによ
り、重金属が析出する面積を大幅に広くすることができ
る。このため、重金属を速やかに析出させることがで
き、溶融塩の電解を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る一例を示す概略の縦
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る他の例を示す概略の
縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るさらに他の例を示す
概略の縦断面図である。
【図4】電解処理の経過に伴って低下するPb濃度の推
移を示す図である。
【符号の説明】
10 電解槽 11 直流電源装置 12a 陽極 12b 陰極 13 隔壁 14 攪拌機 15 加熱手段 16 溶融塩供給口 17 排ガス排出口 18 溶融塩排出口 19 金属排出口 20 モータ 30 溶融塩 31 析出した溶融金属
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C25C 7/06 302 B09B 3/00 303L (72)発明者 山本 浩 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA36 AA37 AB03 BA02 CA15 CA29 CA44 CB02 CB50 DA02 DA03 DA06 DA20 4K058 AA21 BA21 BA24 BA25 BA27 CB03 CB17 CB26 DD02 DD06 DD13 DD17 EB01 EB12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重金属を含む溶融塩中に設けた電極間に
    直流電圧を印加して陰極に重金属を析出させる方法であ
    って、前記溶融塩の温度を、析出させる重金属の融点以
    上の温度範囲に保ち、析出した重金属と塩類を溶融状態
    で分離することを特徴とする重金属を含む塩類の処理方
    法。
  2. 【請求項2】 印加電圧を段階的に上げて各印加電圧毎
    に電解を行い、それぞれの段階の電解によって析出した
    重金属を個別に分離することを特徴とする請求項1に記
    載の重金属を含む塩類の処理方法。
  3. 【請求項3】 重金属を含む溶融塩の温度が500℃〜
    1100℃の範囲内であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の重金属を含む塩類の処理方法。
  4. 【請求項4】 陽極及び陰極と、この両極間に直流電圧
    を印加する直流電源装置と、攪拌手段を備えた電解槽を
    有することを特徴とする重金属を含む塩類の処理装置。
  5. 【請求項5】 攪拌手段が電解槽に挿入された電極に回
    転機構が設けられた構成によるものであることを特徴と
    する請求項4に記載の重金属を含む塩類の処理装置。
  6. 【請求項6】 電解槽の内壁に陰極を設けたことを特徴
    とする請求項4又は請求項5に記載の重金属を含む塩類
    の処理装置。
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