JP2001026136A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2001026136A
JP2001026136A JP20049599A JP20049599A JP2001026136A JP 2001026136 A JP2001026136 A JP 2001026136A JP 20049599 A JP20049599 A JP 20049599A JP 20049599 A JP20049599 A JP 20049599A JP 2001026136 A JP2001026136 A JP 2001026136A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像記録品質を良好に保ちつつ、小型で低製
造コストかつ、放熱特性の良好な画像記録装置を提供す
る。 【解決手段】 光源駆動回路31と記録ユニット41を
別体に設け、光源駆動回路31は記録ユニット41に電
流ケーブル91および信号ケーブル92で接続されてい
る。光源駆動回路31内の電圧制御電流源313側には
抵抗値が電流ケーブル91の特性インピーダンスとほぼ
等しい終端抵抗である電流線終端316が設けられてい
る。スイッチ回路412のスイッチング動作による電圧
値の変動に伴う電圧制御電流源313側による開放端反
射波が生じにくいため、画像記録品質を良好に保つこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源から供給さ
れる電流をオン/オフすることによって光源からの光の
照射と非照射とを切り替えて画像を記録する画像記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光源としてレーザーダイオード(以下
「LD素子」という)を用いた画像記録装置、特に1W
以上の高出力のLD素子を使用する場合には、一般的に
LD素子の動作電流は1A以上であり、このような動作
電流をデジタル化された画像データに従って高速にオン
/オフ制御することにより、LD素子を高速にスイッチ
ングして描画を行っている。例えば、特願平09−08
5394号公報の画像記録装置等である。
【0003】このような画像記録装置では、LD素子は
記録ヘッド部に搭載され出力動作とともに移動(走査動
作)するが、画像品質を高めるため、LD素子のスイッ
チング特性(LD素子のオン/オフの追随性)を良好に
保つ必要がある。そのため、通常、LD素子に電力を供
給する電力供給部は記録ヘッドに搭載され、LD素子と
の接続ケーブルの長さを出来るだけ短くすることが不可
欠である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の様な
構成では、LD素子のスイッチング特性は改善され、画
像記録品質を良好なものとすることができるが、記録ヘ
ッド部の大型化および重量の増加を招き、記録ヘッド部
の移動に大きな駆動力が必要であることから大型の移動
機構を備えることにより装置が大型化していた。また、
そのような移動機構を備えることにより装置の製造コス
トも増加していた。
【0005】さらに、電力供給部を記録ヘッド部内に納
めているため、電力供給部の熱を機器外部へ逃がすため
に、強制的に冷却する冷却手段を設けたり、電力供給部
を放熱しやすい位置に配置する等の放熱のための対策が
講じにくかった。
【0006】この発明は、従来技術における上述の問題
の克服を意図しており、画像記録品質を良好に保ちつ
つ、小型で低製造コストかつ、放熱特性の良好な画像記
録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電源から供給される電流をオン
/オフすることによって光源からの光の照射と非照射と
を切り替えて画像を記録する画像記録装置であって、電
源と、少なくとも光源および当該光源のオン/オフ制御
を行うスイッチ手段を備える記録部とを互いに伝送線路
で接続された別体として構成するとともに、伝送線路の
特性インピーダンスに応じた終端抵抗を電源側に接続し
ている。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の画像記録装置であって、光源がレーザーダイオードで
あり、電源が伝送線路を介してレーザーダイオードに所
定の順方向電流を供給する直流電源であり、終端抵抗が
直流電源と並列に接続されたものであって、さらに、終
端抵抗と直列に接続された制御電圧源を備え、制御電圧
源は、所定の順方向電流が流れる状態でのレーザーダイ
オードによる電圧降下に対応した電圧を出力するもので
ある。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2に記載の画像記録装置であって、さらに、スイ
ッチ手段による光源のオン状態への遷移遅延時間とオフ
状態への遷移遅延時間との差を補償する補償手段を備え
ている。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の画像記録装置であって、さ
らに、光源とスイッチ手段との間における誘導成分と容
量成分とによる共振を防止する共振防止手段を備えてい
る。
【0011】さらに、請求項5の発明は、請求項1ない
し請求項4のいずれかに記載の画像記録装置であって、
光源がレーザーダイオードであり、電源が伝送線路を介
してレーザーダイオードに任意に設定された順方向電流
を供給する制御直流電源であり、終端抵抗が制御直流電
源と並列に接続されたものであり、さらに、終端抵抗に
直列に接続された定電圧源と、終端抵抗に印加されてい
る電圧を検出する電圧検出手段と、を備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0013】<1.第1の実施の形態> <<1−1.第1の実施の形態の構成および効果>>図
1は第1の実施の形態である画像記録装置1の概略図で
ある。以下、図1を用いて画像記録装置1の概略構成お
よび概略動作について説明する。
【0014】画像記録装置1は刷版フィルムとしての感
光材料に高出力のレーザーダイオードからのレーザー光
によって画像を直接記録する、いわゆるCTP(Comput
er-To-Plate)システムと呼ばれる装置であって、画像
信号発生回路10、画像信号処理部20および光源駆動
部30を備える電流・信号供給側と、記録ヘッド部4
0、ガイド50、リニアエンコーダ60、ロータリーエ
ンコーダ70、記録ドラム80を備える画像記録側とが
別体に構成されるとともに、光源駆動部30と記録ヘッ
ド部40とがケーブル束90で互いに接続されたマルチ
チャンネル型の画像記録装置1である。そして、光源駆
動部30は記録ヘッド部40と離れ、さらに内部の後述
する電圧制御電流源313の熱を放熱しやすい配置とな
っている。
【0015】画像信号発生回路10より発生されたシリ
アルな画像信号GISは画像信号処理部20に入力され
る。画像信号処理部20は画像信号GISにシリアル/
パラレル変換を行った後、ロータリーエンコーダ70よ
り得られるX軸方向のタイミング信号に同期するよう
に、光源駆動部30にパラレルな入力画像信号GIi
(i=1〜n、n:チャンネル数)および光源駆動部3
0の各光源駆動回路31に必要な制御信号を供給(信号
線の図示省略)する。
【0016】また、各光源駆動回路31は記録ヘッド部
40内の対応する記録ユニット41にそれぞれ電流ケー
ブル91および信号ケーブル92で電気的に接続されて
いる。これら電流ケーブル91および信号ケーブル92
はそれぞれ損失が少なく、安定したインピーダンスおよ
び可撓性を有する伝送線路であり、具体的には同軸ケー
ブルで構成されている。そしてそれらが互いに束ねられ
て、ケーブル束90を構成している。
【0017】記録ヘッド部40は複数の記録ユニット4
1を備え、ガイド50に沿ってY軸方向へ移動可能とな
っているとともに、入力された入力画像信号GIiに応
じた後述するレーザーダイオード素子411(以下「L
D素子411」という)(図2参照)への駆動電流供給
のオン/オフ制御に応じて各LD素子411によるレー
ザー光がオン/オフされ、それらにより感光材料SM全
面への画像記録(描画走査)が可能となっている。な
お、Y軸方向における記録ヘッド部40による走査位置
はリニアエンコーダ60によって検出され、その検出信
号に基づいて記録ヘッド部40のY軸方向の動作は制御
される。
【0018】以下、光源駆動回路31および記録ユニッ
ト41の各部について詳細に説明する。
【0019】図2は第1の実施の形態における光源駆動
回路31および記録ユニット41の構成図である。図2
に示すように、光源駆動回路31においてVcc変換テ
ーブル311、DA変換回路312aおよび電圧制御電
流源313が直列に接続された回路と、Vtt変換テー
ブル314、DA変換回路312b、バッファアンプ3
15および電流線終端316が直列に接続された回路と
が互いに並列に接続されて電流ケーブル91に接続され
ている。
【0020】そのうち、Vcc変換テーブル311は、
電圧制御電流源313から出力電流を図示しない設定入
力手段により入力、設定された所定範囲内の任意の設定
電流値Isと等しい値に制御するための電圧制御電流源
313の制御電圧Vccを記憶したテーブルである。ま
た、Vtt変換テーブル314は、電圧制御電流源31
3から設定電流値Isに等しい電流が供給された場合に
記録ユニット41内のLD素子411に、それに応じた
順方向電流である光源電流ILDが流れる状態でのLD素
子411による電圧降下にほぼ等しい終端電源電圧Vt
tを記憶したテーブルである。また、DA変換回路31
2bおよびバッファアンプ315は直流電源を形成して
いる。
【0021】なお、これら変換テーブルに記憶された制
御電圧Vccおよび終端電源電圧Vttは、電流ケーブ
ル91の直流抵抗による電圧降下分を加味した値が予め
測定され、記憶されている。そして、両変換テーブルに
設定電流が与えられると、それぞれ制御電圧Vccおよ
び終端電源電圧Vttが瞬時に読み出されDA変換回路
312aおよび312bでアナログ値に変換されてそれ
ぞれ電圧制御電流源313および電流線終端316に印
加される。なお、ここでは制御電圧Vccおよび終端電
源電圧Vttとして電流ケーブル91の直流抵抗による
電圧降下分を加味した値を用いたが、実際にはLD素子
411の順方向電流による電圧降下分に比べて電流ケー
ブル91による電圧降下分は極めて小さい値であるので
無視してもよい。
【0022】そして、画像信号処理部20より与えられ
る設定電流値Isは、Vcc変換テーブル311および
DA変換回路312aを経由して電圧制御電流源313
に与えられ、電圧制御電流源313でコントロールされ
た電流値が、電流ケーブル91から記録ユニット41の
LD素子411に供給される。
【0023】一方、光源駆動回路31において電流抑制
制御部317、遅延補償回路318およびラインドライ
バ319は順に直列に接続されて信号ケーブル92に接
続されている。そして、入力画像信号GIiは、電流抑
制制御部317および遅延補償回路318でタイミング
が修正され、ラインドライバ319、信号ケーブル92
を経由し、記録ユニット41においてLD素子411に
並列に接続されたスイッチ回路412に対して光源電流
ILDのオン/オフ指令を与える。
【0024】記録ユニット41は主にLD素子411、
スイッチ回路412および対応する光源駆動回路31と
のインターフェース回路(図示省略)および信号線終端
413のみからなっている。
【0025】光源駆動回路31からのオン/オフ指令は
スイッチ回路412に入力される。そして、スイッチ回
路412のオン状態においては、LD素子411への電
流は殆どがスイッチ回路412を流れるため、LD素子
411は非アクティブ状態となる。逆に、スイッチ回路
412がオフ状態においては、電圧制御電流源313の
電流の大部分がLD素子411に流れ、LD素子411
はアクティブ状態となる。この様に、LD素子411と
スイッチ回路412が相補的な動作となるため、電流ケ
ーブル91に流れる電流および、電圧制御電流源313
の出力電流は変化せず、電圧値のみがスイッチング動作
による影響を受けることになる。この電圧値のスイッチ
ング動作による変化は、スイッチ回路412より電流ケ
ーブル91を経由し電圧制御電流源313側に伝えられ
る。
【0026】このように、この実施の形態の装置では電
圧制御電流源313を含む光源駆動回路31とLD素子
411およびスイッチ回路412を含む記録ユニット4
1とを互いに電流ケーブル91および信号ケーブル92
で接続したものとなっているが、電圧制御電流源313
の出力インピーダンスは、一般的に電流ケーブル91の
特性インピーダンスに比べてかなり高いため、そのまま
(電流線終端316がない状態)では上述の電圧値のス
イッチング動作による変化の開放端反射波がLD素子4
11側に至り、LD素子411の動作に対して悪影響を
与えることになる。具体的には、得られる画像信号にリ
ンギングが生じるなどして画像のボケを生じさせるな
ど、画像記録に悪影響を生じる。
【0027】そこで、この実施の形態の装置ではこれを
防止するため、電圧制御電流源313側に終端抵抗とし
て電流線終端316を設け、電流線終端316の抵抗値
を、電流ケーブル91の特性インピーダンスに応じた
値、具体的にはほぼ等しい抵抗値としている。すなわ
ち、インピーダンス整合をとることにより、電流ケーブ
ル91の長さ(特性インピーダンス)の影響を受けにく
い光源駆動部30を実現し、上記のような画像記録への
悪影響を防止している。
【0028】ただし、この様に電流源の出力に終端抵抗
を接続すると、電流線終端316にはその動作電圧値に
従って誤差電流が流れることになるためLD素子411
のアクティブ時の電流値を正確に制御することが重要と
なる。しかし、LD素子411の非アクティブ時におけ
る電流値の精度はさほど問題にならない。
【0029】そこでこの点に着目し、上述のような構成
により、電流線終端316の終端電源電圧VttをLD
素子411の設定電流値Isにおける動作電圧値とほぼ
等しく制御することにより、LD素子411のアクティ
ブ時に電流ケーブル91にながれる電流値を、電圧制御
電流源313の設定電流値とほぼ一致(電流線終端31
6に流れる誤差電流を抑制)させている。
【0030】また、信号ケーブル92には記録ユニット
41において信号線終端413も接続されている。そし
て、信号線終端413の抵抗値を信号ケーブル92の特
性インピーダンスとほぼ等しいものとすること、すなわ
ち、インピーダンス整合をとることにより、信号ケーブ
ル92におけるスイッチ回路412での反射を防止して
いる。なお、信号線終端413の詳細は後述する。
【0031】さらに、電流抑制制御部317は電圧制御
電流源313にも接続されており、入力画像信号GIi
と入力画像クロック信号CLとから、電流抑制信号CD
を生成して電圧制御電流源313に送る。なお、電流抑
制制御部317の詳細は後述する。
【0032】図3は記録ユニット41の回路構成を示す
図である。LD素子411にはパワーMOS FETか
らなるスイッチ素子412aが並列接続されており、電
流ケーブル91より与えられた電流はスイッチ素子41
2aがオフ時にはそのままLD素子411を流れるが、
オン時には大部分がスイッチ素子412aを流れLD素
子411は非アクティブ状態にスイッチされる。
【0033】また、信号ケーブル92は抵抗413aお
よび413bからなる終端抵抗を有する信号線終端41
3に接続されるとともに、ラインレシーバー414を介
してスイッチ回路412に接続されている。入力画像信
号GIiより生成されたオン/オフ制御信号は、信号ケ
ーブル92からディジタル信号として記録ユニット41
に与えられる。そして、その信号はスイッチ回路412
内でインバータ412bにより反転され、抵抗412c
を介した後、抵抗412d,412eとオペアンプ41
2fとからなる反転回路と、抵抗412gと、トランジ
スタ412h,412iからなるバッファアンプとを有
するドライブ回路4121を経て、抵抗412jを経た
後、前述のスイッチ素子412aのゲート端子に接続さ
れている。それにより、スイッチ素子412aのゲート
を駆動することによってLD素子411はオン/オフ制
御される。なお、LD素子411に対する逆方向のスパ
イクを吸収するよう、LD素子411には保護用のダイ
オード415が並列に接続されている。
【0034】また、スイッチ素子412a、LD素子4
11およびダイオード415からなる並列回路には、図
3には示さないが後に図7を用いて詳述するように共振
防止機構が設けられている。
【0035】図4は光源駆動回路31における電圧制御
電流源313、バッファアンプ315および電流線終端
316の構成図である。電圧制御電流源313内におい
てDA変換回路312aより与えられた制御電圧Vcc
は、抵抗313a〜313d、オペアンプ313e、ト
ランジスタ313f,抵抗313gで構成される電流供
給回路3131に印加される。これにより、トランジス
タ313fの出力電流値は(Vcc+Va)/R5に安
定化される。ここで、制御電圧Vccは負の値である。
【0036】DA変換回路312bは抵抗315a、オ
ペアンプ315bおよび抵抗315cからなるバッファ
アンプ315に接続され、さらにそのバッファアンプ3
15は電流線終端316の抵抗316aを介して電流ケ
ーブル91に接続されている。
【0037】そして、Vtt変換テーブル314は入力
された設定電流値データから、それに対応する終端電源
電圧値データをDA変換回路312bに出力し、終端電
源電圧VttはDA変換回路312bからバッファアン
プ315を経由して出力される。そのため正確な終端電
源電圧Vttを与えることができる。
【0038】電流低減回路3132は、光源駆動部30
の電流抑制制御部317の出力信号である電流抑制信号
CDを受け、電圧制御電流源313の出力電流を低減す
る。
【0039】一般に、レーザーダイオード等の高出力の
光源を用いた画像記録装置では、スイッチ回路がオン
(LD素子411が非アクティブ)状態においては、L
D素子側の電圧値が0V近くまで低下するため、一定電
流を流し続ける電流源における発熱は大きくなる。そこ
で、第1の実施の形態の装置は電流抑制制御部317を
備え、電流抑制制御部317は、中間画像信号GMiが
オフ(LD素子411の非アクティブ)の期間が所定の
継続期間以上継続した場合に電圧制御電流源313の出
力電流を低下させる一方、中間画像信号GMiがオフか
らオンに遷移する(LD素子411のアクティブ状態が
必要となる)所定の前置期間だけ前の時点において電圧
制御電流源313の出力電流を設定値に戻す機能を有
し、電圧制御電流源313の発熱を抑えている。
【0040】具体的には、電流抑制制御部317から入
力端子INTに入力された電流抑制信号CDにより、そ
のような制御を実現している。
【0041】電流抑制信号CDは通常、L(ロー)レベ
ル信号が出力されるのに対して、入力画像信号GIiが
オフの期間が所定の継続期間以上継続し、かつオンとな
る所定の前置期間以上前であるという条件を満たす場合
のみH(ハイ)レベル信号であり、後述する電流抑制制
御部317により発生される。
【0042】電流低減回路3132においてトランジス
タ313sのコレクタには抵抗313h,313i、ト
ランジスタ313jおよびツェナーダイオード313k
により構成される定電流源3132aの出力端子OTが
接続されており、さらに、出力端子OTは抵抗313m
を経由して抵抗313nにも接続されている。
【0043】電流低減回路3132にHレベルの電流抑
制信号CDが入力されると抵抗313pを介して入力端
が接地されたインバーター313qおよび抵抗313r
を介してトランジスタ313sがオフとなり、トランジ
スタ313tがオンとなって抵抗313a,313bの
中点の電位を−Va近くまでドライブすることにより、
電圧制御電流源313の電流ケーブル91への出力電流
はほぼ0Aとなる。逆に、電流低減回路3132にLレ
ベルの電流抑制信号CDが入力されると、トランジスタ
313sがオンとなることでトランジスタ313tがオ
フとなり、DA変換回路312aの制御電圧Vccがそ
のまま電圧制御電流源313に与えられることとなる。
【0044】図5は電流抑制制御部317の構成図であ
る。原信号である入力画像信号GIiは、入力画像クロ
ック信号CLによりドライブされる2つのシフトレジス
タ317a,317bに同時に入力される。そのうち、
シフトレジスタ317aは必要な所定のクロックサイク
ル分遅延された信号を、中間画像信号GMiとして後述
する遅延補償回路318へ供給する遅延手段である。
【0045】また、シフトレジスタ317bのQA〜Q
H出力は、異なったクロックサイクル数だけ遅延された
複数の画像信号である。それら複数の画像信号はOR回
路317c〜317iから構成されるOR回路群317
1において多段の論理和演算が行われた後、D−フリッ
プフロップ回路317jに入力され、それにより電流抑
制信号CDが生成され、電圧制御電流源313の電流低
減回路3132に供給される。
【0046】図6は第1の実施の形態における電流抑制
制御部317のタイミングチャートである。第1の実施
の形態では、中間画像信号GMiのオフ(LD素子41
1が非アクティブ)の期間が継続期間として、4クロッ
クサイクル以上継続した(例えば、期間Tp1)後に電
流抑制信号CDがLレベルからHレベルに切り替わり、
逆に、中間画像信号GMiがオンとなる(LD素子41
1がアクティブとなる)前置期間として、3クロックサ
イクル(例えば、期間Tp2)前に電流抑制信号CDが
HレベルからLレベルに切り替わる。これにより、電圧
制御電流源313の出力電流値の低減を指示し、前述の
ようにしてその出力電流を制御している。
【0047】なお、図6に示すように、この例では中間
画像信号GMiがオフの状態が4クロックサイクル継続
し、かつ中間画像信号GMiがオンになる3クロックサ
イクル以前にのみ電流抑制信号CDはHレベルになるの
で、実際には7クロックサイクル以上、入力画像信号G
Iiのオフ状態が続く場合のみ電流抑制信号CDがHレ
ベルとして出力されることになる。例えば、期間Tp3
は中間画像信号GMiが5クロックサイクル分オフであ
るが、電流抑制信号CDはLレベルのままである。
【0048】また、前述のように入力画像信号GIiを
所定期間だけ遅延させて得た中間画像信号GMiを遅延
補償回路318に供給したのは、光源電流ILDを抑制し
た後に入力画像信号GIiがオンとなる前置期間前(図
6の例では3クロックサイクル前)に電流抑制信号CD
をLレベルにするために、逆にスイッチ回路をオン/オ
フするための画像信号の方を必要な所定の遅延期間だけ
遅延させ、前述の317b、3171、317jからな
る検知手段によって入力画像信号のオン/オフの変化を
検知することによって、画像信号のオフからオンへ変化
する時点をいわば先読みしているのである。
【0049】なお、図5および図6においてリセット信
号RS,セット信号SSは、シフトレジスタ317a,
317b、D−フリップフロップ回路317jの初期化
時に用いられる非同期信号である。
【0050】図7は記録ユニット41における共振防止
のための構成を示す図である。記録ユニット41におけ
るスイッチ回路412とLD素子411の接続に関し
て、以下に示すように2つの共振点が存在する。スイッ
チ回路412部とLD素子411間は短い配線で接続さ
れているが、スイッチ素子412aのスイッチング速度
が速い場合には、この配線の持つインダクタンスL(誘
導成分)が、他の素子の持つ容量成分、具体的にはスイ
ッチ素子412aの出力容量CoおよびLD素子411
の接合容量Cjと並列共振回路を形成し、LD素子41
1の電流スイッチング特性に悪影響を及ぼす。
【0051】第1の共振点は、スイッチ素子412aが
オン/オフ時、つまりLD素子411への電流の立ち上
がり時に生じ、共振周波数f1は出力容量Coと配線の
インダクタンスLとで決定される。接合容量CjはLD
素子411がオン状態となるため、共振周波数f1には
ほとんど関与しない。
【0052】第2の共振点は、スイッチ素子412aが
オフ/オン時、つまりLD素子411の電流の立ち下が
り時に生じるもので、共振周波数f2は接合容量Cjと
LD素子411に接続された配線のインダクタンスLと
で決定される。出力容量Coはスイッチ素子412aが
オン状態となるため、共振周波数f2にはほとんど関与
しない。
【0053】なお、図7において理解を助けるために出
力容量Coおよび接合容量Cjを図示したが、実際には
それぞれスイッチ素子412aおよびLD素子411に
含まれるものである。また、Co>Cjのため共振周波
数はf1<f2となる。
【0054】このような共振を防止するため、第1の実
施の形態の装置では図7に示すように、これらの異なっ
た共振点に対して、独立した共振防止機構を備えてい
る。すなわち、第1の共振点に対しては、スイッチ素子
412aに並列にコンデンサ412k(容量C1),コ
イル412m(インダクタンスL1)およびダンピング
調整用の抵抗412nで構成される直列共振回路を接続
し、C1=Co、L1=Lとして、電流の共振成分を吸
収することで共振周波数f1における共振を防止でき
る。
【0055】共振周波数f2の共振点に関しては、共振
周波数f1と同様の手段を用いることも可能であるが、
第1の実施の形態の装置では図7に示すように、LD素
子411に並列に接続された保護用のダイオード415
に対して、ダンピング制御用の抵抗416を直列に接続
することで同様に共振周波数f2での共振を防止してい
る。
【0056】図8(a)および(b)は、それぞれスイ
ッチ素子412aのドレイン−ソース間電圧Vdsおよ
び光源電流ILDの計測されたスイッチング波形を示す図
である。図8に示すように、上記2つの共振点に対する
共振防止機構によって、この様な発振のない良好なスイ
ッチング特性が得られた。
【0057】図9は、スイッチ素子412aにおいて、
オン/オフタイミング補償が必要な理由と補償値の与え
方を示すタイミングチャートである。図9(a)〜
(d)に示すようにスイッチ素子412aにオン時間と
オフ時間の等しいドライブ電圧Vgsを与えた場合に、
ドライブ電圧Vgsがオフからオンに遷移した後でドレ
イン電流Idがオフからオンに遷移するまでの遷移遅延
時間Tonと、ドライブ電圧Vgsがオンからオフに遷移
した後でドレイン電流Idがオンからオフに遷移するま
での遷移遅延時間Toffが同一ではなく、一般的にToff
>Tonとなっている。この遷移遅延時間の差は、画像信
号周波数が低い場合には問題とならないが、周波数が高
くなるに従い、光源電流ILDにおいては、図9(d)の
様にオン時間がオフ時間より短くなり、結果として画像
の副走査方向(図1におけるY軸方向)のラインおよび
ライン間のスペースの主走査方向(図1におけるX軸方
向)の幅に誤差を生じ、補正を行わないと細線の線幅が
減少するなど画像記録品質が低下する。
【0058】この問題を解決するため、第1の実施の形
態ではオンとオフの遷移遅延時間の差、つまりToff−
Tonだけ、スイッチ素子412aのドライブ電圧Vgs
のオフ期間を長くして、光源電流ILDのオン時間の減少
を補償している。具体的には図9(e)〜(g)に示す
ようなドライブ電圧Vgs、ドレイン電流Id、光源電
流ILDを得るような補償を遅延補償回路318において
行う。図9(e)と図9(g)を比較すると分かるよう
に、光源電流ILDはドライブ電圧Vgsに対応した期間
だけオフになっており、正確なLD素子411のオン/
オフ制御が行われていることが分かる。
【0059】図10は遅延補償回路318の構成を示す
図である。遅延補償回路318は遅延素子318aおよ
びOR回路318bを備えている。この回路では入力さ
れた基の中間画像信号GMiと遅延素子318aにより
Toff-Tonだけ遅延された画像信号である遅延画像信号
GDiとについてOR回路318bにおいて論理和演算
が行われる。これによりオン/オフ遅延補償された画像
信号である補償画像信号GAiが得られる。図11は遅
延補償回路318におけるタイミングチャートである。
図11より補償画像信号GAiが中間画像信号GMiに
対してToff-Tonだけ補償(延長)されていることが分
かる。
【0060】以上説明したように、第1の実施の形態に
よれば、電圧制御電流源313を備える光源駆動部30
と、スイッチ回路412およびLD素子411を備える
記録ヘッド部40とを互いに電流ケーブル91、信号ケ
ーブル92といった伝送線路で接続された別体として構
成するため、記録ヘッド部40を小型化でき、それによ
り記録ヘッド部40の移動機構も小型化できるので、小
型で低製造コストの装置とすることができる。
【0061】また、光源駆動回路31は記録ヘッド部4
0と離れ、さらに内部の電圧制御電流源313の熱を放
熱しやすい配置となっているため、放熱特性を良好なも
のとすることができる。
【0062】また、電流ケーブル91の特性インピーダ
ンスに応じた終端抵抗である電流線終端316で電圧制
御電流源313側を終端したため、LD素子411側へ
の開放端反射波を抑えることができるので、LD素子4
11のスイッチング特性が良好なものとなり、画像記録
品質を良好に保つことができる。
【0063】また、終端電源電圧Vttを、電流ケーブ
ル91に設定電流値Isに等しい電流が流れることによ
りLD素子411にそれに応じた順方向電流である光源
電流ILDが流れる状態におけるLD素子411による電
圧降下に対応した値に制御する。より正確にはその電圧
降下と電流ケーブル91による電圧降下とを加算した値
に等しい値に終端電源電圧Vttを制御する。そのた
め、LD素子411のアクティブ時における電流線終端
316に流れる誤差電流を抑えることができ、LD素子
411への電流を所定の電流値に制御して、より良好な
画像記録を行うことができる。なお、前述のように、電
流ケーブル91の電圧降下分は無視して、終端電源電圧
Vttを設定電流値Isに対応した光源電流ILDが流れ
るLD素子411による電圧降下分のみと等しくするも
のとしても実用上問題はない。
【0064】また、スイッチ素子412aに、ドライブ
電圧Vgsがオフからオンに遷移した後でドレイン電流
Idがオフからオンに遷移するまでの遷移遅延時間Ton
と、ドライブ電圧Vgsがオンからオフに遷移した後で
ドレイン電流Idがオンからオフに遷移するまでの遷移
遅延時間Toffが同一ではなく、これら遷移遅延時間の
差(Toff−Ton)を補償する遅延補償回路318を備
えるため、細線など細かな画像も正確に記録でき、さら
に良好な画像記録を行うことができる。
【0065】また、LD素子411とスイッチ回路41
2との間における誘導成分と容量成分とによる共振を防
止する共振防止機構、を備えるため、スイッチ回路41
2を発振のない良好なスイッチング特性のものとするこ
とができ、一層良好な画像記録を行うことができる。
【0066】また、画像信号がオフ状態が所定の継続期
間以上継続した場合に電圧制御電流源313からの供給
電流値を低下させる一方、供給電流値を低下させた後に
おいて画像信号がオフからオンに復帰するよりも所定の
前置期間だけ前の時点において電圧制御電流源313か
らの供給電流値を復帰させるため、画像信号がオフ状態
にある期間の電圧制御電流源313による発熱を抑える
ことができ、蓄熱が少ないとともに、電力消費量が少な
く動作コストが少なくて済む。
【0067】さらに、入力画像信号GIiを所定の遅延
時間だけ遅延し、遅延後の信号を中間画像信号GMiと
して出力するとともに、入力画像信号GIiのレベル変
化を検知することによって、画像信号がオフからオンへ
変化する時点を先読みし、その検知に応答して電圧制御
電流源313からの供給電流値を復帰させるため、所定
の前置期間だけ前の時点において電圧制御電流源313
からの供給電流値を復帰させる構成を容易に実現するこ
とができる。
【0068】<<1−2.第1の実施の形態の変形例>
>図12は第1の実施の形態における遅延補償回路の変
形例を示す図である。遅延補償回路320は遅延素子3
20a、D−フリップフロップ回路320b,320c
およびOR回路320dを備えており、中間画像信号G
Miに同期した中間画像クロック信号MCLを遅延素子
320aのクロック端子側に入れることで所定時間の遅
延クロック信号CLDを得ることができ、それをD−フ
リップフロップ回路320cを介してOR回路320d
に入力し、D−フリップフロップ回路320bを経た基
の中間画像信号GMiと論理和演算を行うことによって
図10と同様の遅延補償を行っている。
【0069】図13はこの変形例におけるタイミングチ
ャートである。図13より補償画像信号GAiがD−フ
リップフロップ回路320bを経た中間画像信号GMi
に対してToff-Ton時間だけ補償(延長)されているこ
とが分かる。なお、図12および図13においてリセッ
ト信号RS,セット信号SSは、D−フリップフロップ
回路320b,320cの初期化時に用いられる非同期
信号である。
【0070】前述の図10の遅延補償回路では、記録ヘ
ッド部においては入力画像信号GIiの数(チャンネル
数n)だけ遅延素子が必要となるが、この変形例の遅延
補償回路では共通の入力画像クロック信号CLを使用す
ることにより、共通の遅延素子を1つ備えるだけで済む
ので、遅延素子が少なくて済み、マルチチャンネル構成
の装置において、回路の集積化(LSI化)やコスト低
減の面において有効である。
【0071】<2.第2の実施の形態>図14は第2の
実施の形態における光源駆動回路および記録ユニットの
構成図である。図14に示すように、第2の実施の形態
では図2に示した第1の実施の形態における電流線終端
316の接地側に定電圧源321を接続し、定電圧Vco
nを印加するとともに、電流線終端316に印加される
端子間電圧VbをAD変換回路322を介して測定可能
としている。具体的には、電流線終端316の電流ケー
ブル91側の端子の電位Vaと定電圧源321の出力す
る定電圧Vcon(接地からの電位)との差を求め、それ
を電流線終端316の端子間電圧Vbとしている。
【0072】そして、測定した端子間電圧Vbと設定電
流値Isとの関係および端子間電圧Vbと電流ケーブル
91に供給される実電流値Irとの関係を、実際の画像
記録に先立ち予め求め、さらに、その関係から設定電流
値Isと実電流値Irとの関係を予め求めておく。そし
て、実際の画像記録の際にはLD素子411に供給され
る光源電流ILDが描画に要求される電流値となるように
電流ケーブル91に供給される実電流値Irを制御する
よう設定電流値Isを設定することで、良好な描画を行
おうというものである。
【0073】図15は実電流値Irと設定電流値Isの
変換方法の説明図である。以下、図15を用いて設定電
流の設定手順について説明する。まず、異なる2つの設
定電流値Is1,Is2それぞれに対する電流線終端3
16の端子間電圧Vb1およびVb2を測定し、実電流
値Ir1及びIr2を求める。ここで、実電流値Irは
次式で求められる。
【0074】Ir=設定電流値Is−(電流線終端端子
間電圧Vb/電流線終端抵抗値)つぎに、設定電流値I
s1,Is2、端子間電圧Vb1,Vb2,および実電
流値Ir1,Ir2より、図15における補正直線AL
1,AL2を求める。
【0075】以上の作業を予め行っておき、実際の画像
記録においてはLD素子411の駆動に要求される実電
流値Irxから逆にそれに対応する設定電流値Isxを
算出し、そのような設定電流値Isxを設定することに
よりLD素子411を実電流値Irxで駆動することが
できるのである。
【0076】また、第2の実施の形態における光源駆動
回路31の遅延補償回路323は設定電流値Isに応じ
て異なる遅延補償時間を入力設定可能な構成となってい
る。
【0077】遷移遅延時間Tonと遷移遅延時間Toffと
の時間差により生じる光源電流ILDのオンとオフのタ
イミング補償手段については第1の実施の形態において
図9を用いて既に述べたが、実際には、さらに、出力側
の負荷の条件により光源電流ILDそのものの立ち上が
り時間Trと立ち下がり時間Tfが異なる。
【0078】図16は光源電流ILDの立ち上がり時間T
rと立ち下がり時間Tfとが異なる場合における光源電
流ILDの変化に対する遅延補償時間の変化を示すタイミ
ングチャートである。ただし、この場合も図16に示す
ようにスイッチ素子412aにオン時間とオフ時間の等
しいドライブ電圧Vgsを与えている。図16では設定
電流値Isを変化させた場合に必要とされる遅延補償時
間ΔTn(nは自然数)がどの程度変化するかを例示し
ている。
【0079】この例において、設定電流値Is1および
設定電流値Is2=0.75Is1を設定した場合に、
出力が50%となってから、再び50%になるまでの時
間はそれぞれ時間T1およびT2となっており、立ち上
がり時間Trと立ち下がり時間Tfの時間差に対する遅
延補償が必要となる。このときの具体的な遅延補償時間
は以下の通りとなる。設定電流値Is1を設定した場合
には、時間T1に対する遅延補償時間としてΔT1=
0.5(Tr−Tf)が必要であるが、設定電流値Is
2を設定した場合には時間T2に対する遅延補償時間を
ΔT2=0.75×0.5(Tr−Tf)にする必要が
ある。
【0080】図17は遅延補償回路323の内部構成を
示す図である。図17に示すように遅延補償回路323
はセレクター323aおよび遅延回路323bを備えて
いる。セレクター323aには図示しない設定入力手段
から遅延値設定信号DSが入力できるようになっている
とともに、遅延回路323bから様々に異なる遅延時間
だけ遅延補償された画像信号D1〜Dn(n:自然数)
が入力されている。そして、作業者が予め測定しておい
た設定電流値Isにおける立ち上がり時間Trと立ち下
がり時間Tfに応じた遅延値をセレクター323aに入
力すると、セレクター323aは、入力される中間画像
信号GMiに対しその遅延値設定信号DSに対応する時
間だけ遅延補償された補償画像信号GAiのみを選択的
に出力する。なお、このような機能を有する遅延回路3
23bとしては第1の実施の形態における図8に示した
遅延補償回路318において遅延素子318aの遅延時
間が異なるものを複数備えたような回路とすればよい。
【0081】なお、具体的には遅延値を図9におけるド
レイン電流Idのオフからオンまでの遷移遅延時間Ton
とオンからオフまでの遷移遅延時間Toffが同一でない
ことによる光源電流ILDのオン時間の減少を補償するい
わば固定成分と、図16における光源電流ILDの立ち上
がり時間Trと立ち下がり時間Tfとの差を補償するい
わば変動成分との合計となるようなものとすると、上記
2つの原因によるLD素子のアクティブ時間と非アクテ
ィブ時間との差を補償でき、画像出力の状態が最良とな
る。
【0082】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、第1の実施の形態における、電流線終端316
に流れる誤差電流を抑えることによる効果以外の効果を
有するとともに、電流線終端316が電圧制御電流源3
13と並列に接続されたものであり、さらに、電流線終
端316と直列かつ電圧制御電流源313と並列に接続
された定電圧源321と、電流線終端316に印加され
る端子間電圧Vbを検出するAD変換回路322とを備
えるため、電圧制御電流源313に設定する設定電流値
Isと電流線終端316に印加される端子間電圧Vbと
から求められた電流ケーブル91に供給される実電流値
Irと設定電流値Isとの関係を予め求めておき、理想
的な電流値を電流ケーブル91に供給するように設定電
流値Isを設定できるので、LD素子411に供給され
る電流を安定させて、品質の安定した画像記録を行うこ
とができる。
【0083】<3.第3の実施の形態>図18は第3の
実施の形態における光源駆動部35および記録ヘッド部
45の構成図である。図18に示すように、第3の実施
の形態では、図2に示した第1の実施の形態における光
源駆動回路および記録ユニットをマルチチャンネル化し
た構成をそれぞれ光源駆動部35および記録ヘッド部4
5としている。すなわち、ラインドライバ319、信号
線終端413以外の各構成要素をそれぞれチャンネル数
分だけ備えている。
【0084】また、光源駆動部35はパラレル/シリア
ル変換器351を備えるとともに、逆に、記録ヘッド部
45はシリアル/パラレル変換器451を備えている。
ただし、遅延補償回路452は第1および第2の実施の
形態における遅延補償回路318と全く同様の構造のも
のが、光源駆動部35内ではなく記録ヘッド部45内に
設けられている。それに伴って光源駆動部35と記録ヘ
ッド部45との間、より詳細には遅延値設定信号DSを
送るための光源駆動部内のラインドライバ352と記録
ヘッド部45内の遅延補償回路452との間は制御ケー
ブル93により接続されている。
【0085】また、パラレル/シリアル変換器351は
ラインドライバ319および信号ケーブル92とライン
ドライバ353および同期信号ケーブル94とを介して
記録ヘッド部45内のシリアル/パラレル変換器451
に接続されている。
【0086】また、記録ヘッド部45内において制御ケ
ーブル93には制御ケーブル93の特性インピーダンス
にほぼ等しい抵抗値を有する制御線終端453が設けら
れ、終端処理されている。同様に、記録ヘッド部45内
において同期信号ケーブル94にも、その特性インピー
ダンスにほぼ等しい抵抗値を有する同期線終端454が
設けられ、終端処理されている。
【0087】なお、電流ケーブル91、信号ケーブル9
2、制御ケーブル93および同期信号ケーブル94がケ
ーブル束を形成している。
【0088】そして、パラレル化された入力画像信号G
Ii(i=1〜n)を、電流抑制制御部317で遅延さ
せた後、パラレル/シリアル変換器351においてシリ
アル化クロック信号SCLによりパラレル/シリアル変
換し、シリアル化された中間画像信号GMSと同期信号
SYとをラインドライバ319、信号ケーブル92とラ
インドライバ353および同期信号ケーブル94とを介
してそれぞれ記録ヘッド部45に送る。そして記録ヘッ
ド部45では、送られてきたシリアル化された中間画像
信号GMSと同期信号SYとからシリアル/パラレル変
換器451によって再度、パラレル化された画像信号を
生成し、それを遅延補償回路318を介してスイッチ回
路412に送っている。これにより、信号ケーブル数を
減少させている。
【0089】また、遅延値設定信号DSは光源駆動部3
5からラインドライバ352、制御ケーブル93を経て
記録ヘッド部45内の遅延補償回路318に送られる。
【0090】なお、その他の構成および各部の動作は第
1の実施の形態とほぼ同様である。
【0091】また、制御ケーブル93に信号ケーブル9
2と同一のものを用いる場合には、制御線終端453は
信号線終端413と同一の抵抗値にすることができる。
【0092】さらに、第3の実施の形態では、シリアル
化された画像信号を1本の信号ケーブル92で記録ヘッ
ド部45に送る例を示したが、複数本の信号ケーブルに
よってシリアル化した画像信号を送るものとしてもよ
い。信号ケーブルが1本の場合には、入力画像クロック
信号CLに対してシリアル化クロック信号SCLの周波
数をN倍(N:自然数)にすることにより、第1および
第2の実施の形態と比べて信号ケーブル92の数を1/
N本程度に減少させることが可能となる。
【0093】以上説明したように、第3の実施の形態に
よれば、第1の実施の形態と同様の効果を有するととも
に、シリアル化された画像信号を伝送線路である信号ケ
ーブル92により記録部である記録ヘッド部45へ送信
した後、記録ヘッド部45に設けられたシリアル/パラ
レル変換器451によってパラレル化し、それぞれの画
像信号を複数の光源であるLD素子411により画像を
記録するので、パラレル化された画像信号を記録ヘッド
部45へ送る装置に比べて信号ケーブルが少なくて済
み、低製造コストの装置とすることができる。
【0094】<4.変形例>上記実施の形態において画
像記録装置の例を示したが、この発明はこれに限定され
るものではない。
【0095】例えば、上記実施の形態において電流ケー
ブル、信号ケーブル等の伝送ケーブルは同軸ケーブルと
したが、フィーダー線等のインピーダンスが安定した線
路であればよい。
【0096】また、上記実施の形態において光源とし
て、LD素子を備えるものとしたが、ガスレーザーや個
体レーザーを用いるものとしてもよい。
【0097】また、上記実施の形態において、画像信号
がオンの時にレーザー光を照射し、画像信号がオフの時
にレーザー光を非照射とするものとしたが、所望の刷版
フィルムがネガ型かポジ型かによって、また、画像信号
の形態によってその制御を逆(画像信号がオンおよびオ
フに対応してレーザー光をオフおよびオンとそれぞれ制
御するもの)としてもよい。
【0098】また、上記第1の実施の形態における電圧
制御電流源313の出力電流を低減制御する構成として
図5を用いて示したように、入力画像信号GIiを遅延
させた中間画像信号GMiをLD素子のオン/オフ制御
に使用することによって、逆に画像信号のオフからオン
へ変化する時点をいわば先読みするものとしたが、予め
入力画像信号GIiがオフからオンへ遷移する前置期間
前(第1の実施の形態では3クロックサイクル前)のタ
イミングにのみ立ち上がるパルス状の制御信号を別途準
備しておき、それを入力画像信号GIiと同期させつつ
監視することにより電圧制御電流源313の出力電流を
低減制御させるものとしてもよい。
【0099】また、上記第1の実施の形態における図9
に示した遷移遅延時間Tonと遷移遅延時間Toffとの差
の補償、第2の実施の形態における図16に示した立ち
上がり時間Trと立ち下がり時間Tfとの差の補償のい
ずれにおいてもスイッチ素子412aにオン時間とオフ
時間の等しいドライブ電圧Vgsを印加した場合におけ
る遅延補償を例に説明したが、スイッチ素子412aに
オン時間とオフ時間が異なるような装置の場合にもこれ
らの遅延補償は同様に行うことができる。
【0100】さらに、上記第3の実施の形態では画像信
号処理部においてパラレル化された中間画像信号GMi
をシリアル化した後、記録ヘッド部40へ送るものとし
たが、画像信号発生回路10からのシリアルな画像信号
GISをそのまま光源駆動部30に供給して、そのまま
記録ヘッド部40へ伝送するものとしてもよい。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項5の発明によれば、電源と、少なくとも光源および
その光源のオン/オフ制御を行うスイッチ手段を備える
記録部とを互いに伝送線路で接続された別体として構成
するため、記録部を小型化でき、それにより記録部の移
動機構も小型化できるので、小型で低製造コストの装置
とすることができる。また、電源を放熱しやすい位置に
配置する等により放熱特性を良好なものとすることがで
きる。さらに、伝送線路の特性インピーダンスに応じた
終端抵抗を電源側に接続したため、光源側への開放端反
射波を抑えることができるので、光源のスイッチング特
性が良好なものとなり、画像記録品質を良好に保つこと
ができる。
【0102】また、特に請求項2の発明によれば、終端
抵抗が直流電源と並列に接続されたものであって、さら
に、終端抵抗と直列に接続された制御電圧源は、所定の
順方向電流が流れる状態でのレーザーダイオードによる
電圧降下に対応した電圧を出力するため、レーザーダイ
オードによる光の照射時における終端抵抗に流れる誤差
電流を抑えることができ、レーザーダイオードへの電流
を所定の電流値に制御して、より良好な画像記録を行う
ことができる。
【0103】また、特に請求項3の発明によれば、スイ
ッチ手段による光源のオン状態への遷移遅延時間とオフ
状態への遷移遅延時間との差を補償する補償手段を備え
るため、細線など細かな画像も正確に記録でき、さらに
良好な画像記録を行うことができる。
【0104】また、特に請求項4の発明によれば、光源
とスイッチ手段との間における誘導成分と容量成分とに
よる共振を防止する共振防止手段を備えるため、光源を
発振のない良好なスイッチング特性のものとすることが
でき、一層良好な画像記録を行うことができる。
【0105】また、特に請求項5の発明によれば、終端
抵抗が制御直流電源と並列に接続されたものであり、さ
らに、終端抵抗に直列に接続された定電圧源と、終端抵
抗に印加されている電圧を検出する電圧検出手段とを備
えるため、制御直流電流源に設定する設定電流値と終端
抵抗に印加される電圧とから求められた伝送線路に供給
される電流値と設定電流値との関係を予め求めておき、
理想的な電流値を伝送線路に供給するように設定電流値
を設定できるので、光源に供給される電流を安定させ
て、品質の安定した画像記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態である画像記録装置の概略図
である。
【図2】第1の実施の形態における光源駆動回路および
記録ユニットの構成図である。
【図3】記録ユニットの回路構成を示す図である。
【図4】光源駆動回路における電圧制御電流源、バッフ
ァアンプおよび電流線終端の構成図である。
【図5】電流抑制制御部の構成図である。
【図6】第1の実施の形態における電流抑制制御部のタ
イミングチャートである。
【図7】記録ユニットにおける共振防止のための構成を
示す図である。
【図8】スイッチ素子のドレイン−ソース間電圧Vds
および光源電流ILDの計測されたスイッチング波形を示
す図である。
【図9】スイッチ素子において、オン/オフタイミング
補償が必要な理由と補償値の与え方を示すタイミングチ
ャートである。
【図10】遅延補償回路の構成を示す図である。
【図11】遅延補償回路におけるタイミングチャートで
ある。
【図12】遅延補償回路の変形例を示す図である。
【図13】遅延補償回路の変形例におけるタイミングチ
ャートである。
【図14】第2の実施の形態における光源駆動回路およ
び記録ユニットの構成図である。
【図15】実電流と設定電流値の変換方法の説明図であ
る。
【図16】立ち上がり時間Trと立ち下がり時間Tfと
が異なる場合における遅延補償時間の変化を示すタイミ
ングチャートである。
【図17】遅延補償回路の内部構成を示す図である。
【図18】第3の実施の形態における光源駆動部および
記録ヘッド部の構成図である。
【符号の説明】
1 画像記録装置 30 光源駆動部 31 光源駆動回路 40 記録ヘッド部 41 記録ユニット 91 電流ケーブル(伝送線路) 312b DA変換回路 313 電圧制御電流源(電源、直流電源、制御直流電
源) 315 バッファアンプ(312bと併せて制御電圧
源) 316 電流線終端(終端抵抗) 317 電流抑制制御部 318 遅延補償回路(補償手段) 321 定電圧源 322 AD変換回路(電圧検出手段) 411 LD素子(光源) 412 スイッチ回路(スイッチ手段) 412k コンデンサ 412m コイル 412n 抵抗(412k,412mと併せて共振防止
手段) 415 ダイオード(共振防止手段) GAi 補償画像信号 GIi 入力画像信号 GMi 中間画像信号 ILD 光源電流

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から供給される電流をオン/オフす
    ることによって光源からの光の照射と非照射とを切り替
    えて画像を記録する画像記録装置であって、 前記電源と、少なくとも光源および当該光源のオン/オ
    フ制御を行うスイッチ手段を備える記録部とを互いに伝
    送線路で接続された別体として構成するとともに、前記
    伝送線路の特性インピーダンスに応じた終端抵抗を前記
    電源側に接続したことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像記録装置であっ
    て、 前記光源がレーザーダイオードであり、前記電源が前記
    伝送線路を介して前記レーザーダイオードに所定の順方
    向電流を供給する直流電源であり、前記終端抵抗が前記
    直流電源と並列に接続されたものであって、さらに、 前記終端抵抗と直列に接続された制御電圧源を備え、 前記制御電圧源は、前記所定の順方向電流が流れる状態
    での前記レーザーダイオードによる電圧降下に対応した
    電圧を出力するものであることを特徴とする画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の画像記
    録装置であって、さらに、 前記スイッチ手段による前記光源のオン状態への遷移遅
    延時間とオフ状態への遷移遅延時間との差を補償する補
    償手段を備えることを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の画像記録装置であって、さらに、 前記光源と前記スイッチ手段との間における誘導成分と
    容量成分とによる共振を防止する共振防止手段を備える
    ことを特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の画像記録装置であって、 前記光源がレーザーダイオードであり、前記電源が前記
    伝送線路を介して前記レーザーダイオードに任意に設定
    された順方向電流を供給する制御直流電源であり、前記
    終端抵抗が前記制御直流電源と並列に接続されたもので
    あり、さらに、 前記終端抵抗に直列に接続された定電圧源と、 前記終端抵抗に印加されている電圧を検出する電圧検出
    手段と、を備えることを特徴とする画像記録装置。
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