JP2001025946A - 研磨機 - Google Patents

研磨機

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JP2001025946A
JP2001025946A JP20003699A JP20003699A JP2001025946A JP 2001025946 A JP2001025946 A JP 2001025946A JP 20003699 A JP20003699 A JP 20003699A JP 20003699 A JP20003699 A JP 20003699A JP 2001025946 A JP2001025946 A JP 2001025946A
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JP
Japan
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sun gear
carrier
work
fixed position
surface plate
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JP20003699A
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English (en)
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Hideki Sumi
秀樹 角
Manabu Nagai
学 永井
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SpeedFam Co Ltd
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SpeedFam Co Ltd
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽ギア、上定盤及び下定盤の駆動軸を、最
終プロファイルの回転速度比を維持しながら同時に定位
置に停止させる。 【解決手段】 回転可能に設けられる下定盤と、下定盤
の上方に回転可能かつ上下動可能に設けられる上定盤
と、下定盤の中心部に回転可能に設けられる太陽ギア
と、下定盤の外周側に設けられるインターナルギアと、
太陽ギアとインターナルギアとに噛合するワーク保持用
の孔を有するキャリヤとを具えた研磨機において、太陽
ギア、下定盤及び上定盤の駆動軸に、初回のプロファイ
ルにおいて、加工時間又は回転速度を変化させることに
より、定位置停止に必要な移動量を付加する。研磨が最
終プロファイルに近付くと、太陽ギア、下定盤及び上定
盤の駆動軸は、最終プロファイルの回転速度比を維持し
ながら同時に定位置に停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は研磨機に関し、特
に、下定盤の駆動軸、上定盤の駆動軸及び太陽ギアの駆
動軸が各々独立して回転駆動する所謂スリーウェイタイ
プの研磨機に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】この種の研磨機の一例が
特許第2535089号公報に記載されている。すなわ
ち、この研磨機は、磁気ディスク用アルミ基板等のワー
クの表面を研磨する加工部と、未加工のワークを加工部
に移送する前に一旦待機させておく未加工ワーク待機部
と、加工部から取り出した加工済みのワークを一旦待機
させておく加工済ワーク待機部と、未加工のワークを未
加工ワーク待機部から取り出して加工部に移送する未加
工ワーク一括移送装置と、加工済みのワークを加工部か
ら取り出して加工済ワーク待機部に移送する加工済ワー
ク一括移送装置とを具えている。
【0003】この場合、加工部は、回転可能かつ上下動
可能に設けられる下定盤と、下定盤の上方に回転可能か
つ上下動可能に設けられる上定盤と、下定盤の中心部に
回転可能に設けられる太陽ギアと、下定盤の外周側に設
けられるインターナルギアと、太陽ギアとインターナル
ギアとの間に複数枚噛合されるとともに、各々の複数箇
所にワーク保持用の孔が設けられるキャリヤとを具えて
おり、上定盤、下定盤及び太陽ギアの駆動軸はそれぞれ
独立して回転駆動されるようになっている。
【0004】そして、太陽ギアが所定の回転の整数倍回
転したときに太陽ギアの回転を停止させることで、ワー
クの研磨が終了したときに各キャリヤを公転方向、自転
方向の定位置に停止させることができるものである。
【0005】そして、このように各キャリヤを公転方
向、自転方向の定位置に停止させることで、未加工ワー
ク待機部と加工部との間で未加工ワーク一括移送装置を
平行移動させるだけで、未加工ワーク待機部のテーブル
上の1バッチ分の未加工のワークを加工部の各キャリヤ
の各ワーク保持用の孔内に移送することができ、加工済
ワーク待機部と加工部との間で加工済ワーク一括移送装
置を平行移動させるだけで、加工部の各キャリヤの各ワ
ーク保持用の孔内の加工済みのワークを加工済ワーク待
機部のテーブル上に移送することができるものである。
【0006】しかしながら、上記のような構成の従来の
研磨機にあっては、太陽ギア、上定盤及び下定盤の駆動
軸がそれぞれ独立して回転駆動し、研磨が終了したとき
に各々の駆動軸が独立して停止されるため、研磨終了後
に太陽ギアの駆動軸を複数回回転させて、各キャリヤの
各ワーク保持用の孔を公転方向、自転方向の定位置に位
置決めしなければならない。このため、研磨終了後に各
キャリヤが必要以上に回転させられてしまい、ワークの
仕上り状態にばらつきが生じてしまう。また、各キャリ
ヤを定位置に位置決めするために余分な時間がかかって
しまい、生産効率が低下してしまう。
【0007】この発明は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、太陽ギア、上定盤及び
下定盤の駆動軸を、その最終プロファイルの回転速度比
を維持しながら同時に定位置に停止させることによっ
て、研磨終了後に各キャリヤが必要以上に回転させられ
るのを阻止し、これにより、ワークの仕上り状態を一定
にするとともに、各キャリヤを定位置に位置決めするた
めの余分な時間を省くことによって生産効率を高めるこ
とができる研磨機を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの発明は、回転可能に設けられる下定盤と、
下定盤の上方に回転可能かつ上下動可能に設けられる上
定盤と、下定盤の中心部に回転可能に設けられる太陽ギ
アと、下定盤の外周側に設けられるインターナルギア
と、太陽ギアとインターナルギアとの間に複数枚噛合さ
れるとともに、各々の複数箇所にワーク保持用の孔が設
けられ、太陽ギアの回転時に公転、自転するキャリヤと
を具えた研磨機において、前記下定盤、上定盤及び太陽
ギアの駆動軸に、初回のプロファイルにおいて、加工時
間又は回転速度を変化させることにより、定位置停止に
必要な移動量を付加した手段を採用したものである。
【0009】
【作用】この発明は前記のような手段を採用したことに
より、太陽ギア、上定盤及び下定盤及び太陽ギアの駆動
軸は、初回のプロファイルにおいて、加工時間又は回転
速度を変化させることにより、定位置停止に必要な移動
量が付加されることになる。したがって、太陽ギア、上
定盤及び下定盤の駆動軸は、最終プロファイルの回転速
度比を維持しながら同時に定位置に停止することにな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
の形態について説明する。図1及び図2には、この発明
による研磨機の一実施の形態が示されていて、この実施
の形態に示す研磨機は、加工部1と、ローディング部1
1と、アンローディング部15と、搬送部(図示せず)
と、移送部18と、制御部26とを具えている。
【0011】加工部1は、水平方向に回転可能に設けら
れる下定盤2と、下定盤2の上方に回転可能かつ上下動
可能に設けられる上定盤3と、下定盤2の中心部に回転
可能に設けられるとともに、上定盤3の下降時に上定盤
3の中心部に嵌合するドライバ(図示せず)と、ドライ
バの外周側に回転可能に設けられる太陽ギア5と、下定
盤2の外周側に設けられるインターナルギア6と、太陽
ギア5とインターナルギア6に噛合して太陽ギア5の回
転時に公転、自転するキャリヤ7とを具えている。
【0012】キャリヤ7は、太陽ギア5とインターナル
ギア6との間に等間隔ごとに10枚設けられ、太陽ギア
5の回転時に各キャリヤ7がそれぞれ公転、自転するよ
うになっている。
【0013】各キャリヤ7にはそれぞれ等間隔ごとに5
箇所にワーク保持用の孔8が設けられ、各ワーク保持用
の孔8内には磁気ディスク用アルミ基板等のワーク10
がそれぞれ装填されるようになっている。
【0014】太陽ギア5、キャリヤ7、インターナルギ
ア6の歯数比は3:1:5に設定され、この歯数比と、
太陽ギア5の回転数、インターナルギア6の回転数、キ
ャリヤ7の枚数、ワーク保持用の孔8の数等から、キャ
リヤ7の公転数、自転数を求めることができる。
【0015】すなわち、キャリヤ7の公転数、自転数
は、以下の式で表すことができる。 キャリヤ7の公転数Kr1=(インターナルギア6の歯数×インターナルギア 6の回転数+太陽ギア5の歯数×太陽ギア5の回転数)/2×(太陽ギア5の歯 数+キャリヤ7の歯数)…… キャリヤ7の自転数Kr2=(公転数−太陽ギア5の回転数)×(太陽ギア5 の歯数/キャリヤ7の歯数)……
【0016】この実施の形態においては、キャリヤ7は
10枚であって、各キャリヤ7には5箇所にワーク保持
用の孔8を設けているので、各キャリヤ7は太陽ギア5
の周囲を1/10回転する毎に公転方向の定位置に位置
することになる。これを太陽ギア5の回転で表すと、
の式から、 0.1=(5×0+3×x)/2×(1+3) 0.1=3×x/8 x=0.8/3 x=4/15 となり、太陽ギア5が4/15回転する毎に各キャリヤ
7が公転方向の定位置(公転方向に1/10回転した位
置)に位置することになる。
【0017】太陽ギア5が4/15回転したときのキャ
リヤ7の自転数は、前記の式から、 自転数=(0.1×y−4/15×y)×3=1 y=2 となり、太陽ギア5が8/15回転するごとに、各キャ
リヤ7が公転方向、自転方向の定位置に位置することに
なる。
【0018】ここで、上定盤3、下定盤2及びキャリヤ
7は、最終プロファイルの回転速度比で同時に定位置に
停止することが望ましい。このため、図3に示すよう
に、太陽ギア5、上定盤3及び下定盤2の3本の駆動軸
に、初回のプロファイルにおいて、加工時間又は回転数
を変化させることにより、定位置停止に必要な補正移動
量を付加する。
【0019】例えば、1軸(太陽ギア5の駆動軸)を基
準軸とした場合には、以下の手順に従う。 (1)基準軸の総移動量を計算し、定位置に対して不足
分を算出する。 (2)基準軸の不足分を時間に換算し、この時間を補正
分Aとする。 (3)基準軸の最終プロファイルから、停止時の減速時
間を算出する。 (4)(1)で補正された時間を用いて2軸(上定盤3
の駆動軸)、3軸(下定盤2の駆動軸)の総移動量を算
出する(ただし、最終減速時間(最終プロファイルから
停止する時間)は基準軸に併せて算出する。 (5)2軸、3軸それぞれの定位置に対しての不足分を
算出し、これをそれぞれの軸に対して換算する。 (6)(5)で換算した速度を補正分B、Cとする。 (7)速度を補正したことにより、補正したプロファイ
ルの次のプロファイルが最初の掲載((4)で算出した
もの)とは異なった移動量となるため、このプロファイ
ルの加速時間を変化させることにより、移動量を(4)
で算出したものと合うようにする(b、c)。
【0020】ここで、基準軸以外の任意の軸(例えば上
定盤の駆動軸)の定位置停止に必要な移動量をShと
し、そのときの補正速度をVhとして、Vhを求める
(図4参照)。この軸の最高回転数をVmax、加速パ
ラメータをaとすると、Thは、次式より求めることが
できる(位置決めユニットは、設定された最高回転数を
設定された加速パラメータで到達する(比例する)の
で、任意の速度V′に対する加速時間a′は、Vma
x:V′=a:a′の関係を満たす)。
【数1】 これより移動量S1は、次式より求めることができる。
【数2】 数2を用いて、各ステップ毎の移動量(面積)を算出
し、その総移動量をStとする。また、定位置停止に必
要な移動量(面積)をKとすると、以下の式が成り立
つ。
【数3】 数3を用いて、補正移動量Shを求める。これらより、
図4の関係を表すと、
【数4】 となる。Thは(a×Vh)/Vmaxであるから、
【数5】 となり、Vhに関する2次方程式になる。これをVhに
関して解くと、
【数6】 となる。したがって、数6を用いることにより、図4に
おける補正速度Vhを求めることができる。
【0021】次に、現状の加速時間で図4に示す初回ス
テップの補正速度Vhから、T2ステップの設定速度V
2に加速した場合、図5に示すように、点線の枠内の移
動量(面積)Sxの分が異なってしまうため、T2ステ
ップでの加速時間を変化させることにより、これを補正
する。補正後の回転数VhからT2での設定速度V2ま
での加速時間を変えずに速度変換した場合、点線枠内の
移動量(面積)Sxの分が実際の移動量に加算されてし
まうため、S2=S2′となるような加速時間ahを設
定する。ここで、前記したように次の関係が成り立つ。
【数7】 したがって、ここで求める補正加速時間ahは、次式よ
り求まる(ただし、ここでは単位を合わせていない)。
【数8】 この数8をahに関して解くと、
【数9】 となる。したがって、数9を用いることにより、補正加
速時間ahを求めることができる。
【0022】そして、上記のような条件を満たすような
ソフトを展開することにより、3本の駆動軸の同一減速
時間による同時停止を達成することができるものであ
る。
【0023】そして、上定盤3と同じように太陽ギア
5、下定盤2の駆動軸の移動量を求め、初回のプロファ
イルにおいて、太陽ギア5、上定盤3及び下定盤2の駆
動軸の加工時間又は回転数を変化させて定位置停止に必
要な移動量を付加することで、最終プロファイルの回転
速度比を維持しながら、太陽ギア5、上定盤3及び下定
盤2の3本の駆動軸を、同時に定位置に停止させること
ができるものである。
【0024】搬送部(図示せず)は、加工前のワーク1
0を収納するローディングカセットと、加工済みのワー
ク10を収納するアンローディングカセットと、ローデ
ィングカセット及びアンローディングカセットを水平方
向に搬送する搬送ベルトとから構成されている。
【0025】ローディング部11は、加工部1に連設さ
れる回転可能なローディングテーブル12と、ローディ
ングテーブル12と搬送部との間に設けられるローディ
ングロボット13とからなるものであって、ローディン
グロボット13を作動させることによって、搬送部のロ
ーディングカセットから加工前のワーク10を取り出
し、ローディングテーブル12上に並べることができる
ものである。
【0026】アンローディング部15は、加工部1に連
設される回転可能なアンローディングテーブル16と、
アンローディングテーブル16と搬送部との間に設けら
れるアンローディングロボット17とからなるものであ
って、アンローディングロボット17を作動させること
によって、アンローディングテーブル16上に載置した
加工済みのワーク10を搬送部のアンローディングカセ
ットに収納することができるものである。
【0027】移送部18は、加工部1、ローディング部
11及びアンローディング部15に並設されるものであ
って、加工部1、ローディング部11及びアンローディ
ング部15に並設される案内ガイド19と、案内ガイド
19に支持されるとともに、加工部1とローディング部
11との間を水平方向に往復動可能かつ上下動可能に設
けられる回転可能なローディング側ヘッド20と、案内
ガイド19に支持されるとともに、加工部1とアンロー
ディング部15との間を水平方向に往復動可能かつ上下
動可能に設けられる回転可能なアンローディング側ヘッ
ド23とを具えている。
【0028】ローディング側ヘッド20及びアンローデ
ィング側ヘッド23の下面側の加工部1の各キャリヤ7
に対応する部分にはそれぞれ基板21、24が回転可能
に設けられるとともに、各基板21、24の各キャリヤ
7の各ワーク保持用の孔8に対応する部分にはそれぞれ
チャック22、25が設けられるようになっている。
【0029】そして、上記のような構成の研磨機を用い
てアルミディスク基板等のワーク10の表面を研磨する
には、まず、ローディング部11のローディングロボッ
ト13を作動させ、搬送部のローディングカセットから
加工前のワーク10を取り出し、ローディングテーブル
12上に並べる。この場合、ワーク10は、加工部1の
原点に位置する各キャリヤ7の各ワーク保持用の孔8に
対応するように、ローディングテーブル12上に並べら
れる。
【0030】次に、ローディングテーブル12の上方に
待機している移送部18のローディング側ヘッド20を
下降させてそのチャック22でローディングテーブル1
2上のワーク10を掴持し、ローディング側ヘッド20
を上昇させるとともに、水平方向に移動させて加工部1
の下定盤2の上方に位置させ、ローディング側ヘッド2
0を下降させて各ワーク10を各キャリヤ7の各ワーク
保持用の孔8内に装填し、チャック22によるワーク1
0の掴持状態を解除する。
【0031】次に、ローディング側ヘッド20を上昇さ
せるとともに、水平方向に移動させて所定の位置に待機
させ、加工部1の上定盤3を下降させて上定盤3の中心
部にドライバを嵌合させ、上定盤3、下定盤2及び太陽
ギア5を回転させて両定盤3、2間で各キャリヤ7を公
転、自転させ、各ワーク10の表面の研磨を行う。
【0032】この場合、前述したように、太陽ギア5、
上定盤3及び下定盤2の3本の駆動軸に、初回のプロフ
ァイルにおいて、加工時間又は回転数を変化させること
により、定位置停止に必要な移動量を付加する。
【0033】そして、加工部1による研磨が最終プロフ
ァイルに近付くと、太陽ギア5、上定盤3及び下定盤2
の3本の駆動軸は、最終プロファイルの回転速度比を維
持しながら、同時に定位置で停止し、各キャリヤ7が公
転方向、自転方向の定位置に停止する。
【0034】そして、上定盤3を上昇させるとともに、
移送部18のアンローディング側ヘッド23を水平方向
に移動させて加工部1の下定盤2の上方に位置させ、ア
ンローディング側ヘッド23を下降させて、そのチャッ
ク25で各キャリヤ7の各ワーク保持用の孔8内の各ワ
ーク10を掴持する。
【0035】次に、アンローディング側ヘッド23を上
昇させるとともに、水平方向に移動させてアンローディ
ングテーブル16の上方に位置させ、アンローディング
側ヘッド23を下降させてワーク10をアンローディン
グテーブル16上に載置し、チャック25による掴持状
態を解除し、アンローディング側ヘッド23を上昇させ
て水平方向に移動させて所定の位置に待機させる。
【0036】そして、アンローディング部15のアンロ
ーディングロボット17を作動させてアンローディング
テーブル16上のワーク10を掴持して搬送部のアンロ
ーディングカセット内に収納し、このようにして、1バ
ッチ分のワーク10の研磨が終了するものである。
【0037】そして、このような作業を繰り返し行うこ
とで、複数バッチ分のワーク10を連続して研磨するこ
とができるものである。
【0038】上記のように構成したこの実施の形態によ
る研磨機にあっては、加工部1によるワーク10の研磨
が最終プロファイルに近付いたときに、太陽ギア5、上
定盤3及び下定盤2の3本の駆動軸は、最終プロファイ
ルの回転速度比を維持しながら、同時に定位置に停止す
ることになるので、各キャリヤ7は公転方向、自転方向
の定位置に停止することになる。したがって、研磨終了
後に、太陽ギア5の駆動軸を再度駆動させて、各キャリ
ヤ7を公転方向、自転方向の定位置に位置決めする必要
がなくなるので、研磨終了後に、各キャリヤ7に本来の
研磨に必要以上の回転が付加されることがなくなり、ワ
ークの仕上り状態を一定にすることができることにな
る。また、研磨終了後に各キャリヤ7を定位置に位置決
めするために要する時間が不要となるので、生産効率を
高めることができることになる。
【0039】
【発明の効果】この発明は前記のように、太陽ギア、下
定盤及び上定盤の駆動軸に、初回のプロファイルにおい
て、加工時間又は回転速度を変化させることにより定位
置停止に必要な移動量を付加するように構成したことに
より、最終プロファイルに近付いたときに、太陽ギア、
上定盤及び下定盤の駆動軸は、最終プロファイルの回転
速度比を維持しながら同時に定位置で停止することにな
る。したがって、各キャリヤは公転方向、自転方向の定
位置に位置決めされるので、研磨終了後に、太陽ギアの
駆動軸を再度駆動させて、各キャリヤを公転方向、自転
方向の定位置に位置決めする必要がなくなる。この結
果、研磨終了後に各キャリヤが必要以上に回転させられ
ることがなくなるので、ワークの仕上り状態を一定にす
ることができることになる。また、各キャリヤを定位置
に位置決めするための時間が不要となるので、タクトタ
イムを短縮することができ、生産効率を高めることがで
きることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による研磨機の一実施の形態の全体を
示した正面図である。
【図2】図1に示すものの平面図である。
【図3】図1及び図2に示すものの、1軸(太陽ギアの
駆動軸)、2軸(上定盤の駆動軸)及び3軸(下定盤の
駆動軸)の加工時間と回転速度との関係を示した説明図
である。
【図4】補正後速度Vhの求め方を示した説明図であ
る。
【図5】S2=S2′となるような加速時間aの求め方
を示した説明図である。
【符号の説明】
1……加工部 2……下定盤 3……上定盤 5……太陽ギア 6……インターナルギア 7……キャリヤ 8……ワーク保持用の孔 10……ワーク 11……ローディング部 12……ローディングテーブル 13……ローディングロボット 15……アンローディング部 16……アンローディングテーブル 17……アンローディングロボット 18……移送部 19……案内ガイド 20……ローディング側ヘッド 21、24……基板 22、25……チャック 23……アンローディング側ヘッド 26……制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C043 BC08 3C058 AA07 AA13 AB03 BA02 BA04 BA07 BA09 BC02 CA01 CB03 DA06 DA09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に設けられる下定盤と、下定盤
    の上方に回転可能かつ上下動可能に設けられる上定盤
    と、下定盤の中心部に回転可能に設けられる太陽ギア
    と、下定盤の外周側に設けられるインターナルギアと、
    太陽ギアとインターナルギアとの間に複数枚噛合される
    とともに、各々の複数箇所にワーク保持用の孔が設けら
    れ、太陽ギアの回転時に公転、自転するキャリヤとを具
    えた研磨機において、 前記下定盤、上定盤及び太陽ギアの駆動軸に、初回のプ
    ロファイルにおいて、加工時間又は回転速度を変化させ
    ることにより、定位置停止に必要な移動量を付加したこ
    とを特徴とする研磨機。
JP20003699A 1999-07-14 1999-07-14 研磨機 Pending JP2001025946A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006528054A (ja) * 2003-06-17 2006-12-14 エマーソン エレクトリック カンパニー 抗細菌部品を有する生ごみディスポーザ
JP4947675B1 (ja) * 2011-11-16 2012-06-06 浜井産業株式会社 研磨システム

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