JP2001025675A - 医療・介護用汚物容器分解処理システム - Google Patents

医療・介護用汚物容器分解処理システム

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JP2001025675A
JP2001025675A JP11200585A JP20058599A JP2001025675A JP 2001025675 A JP2001025675 A JP 2001025675A JP 11200585 A JP11200585 A JP 11200585A JP 20058599 A JP20058599 A JP 20058599A JP 2001025675 A JP2001025675 A JP 2001025675A
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treatment
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Takashi Nonaka
孝志 野中
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KOSEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手間がかかることがなく容易に汚物処理を行
なうことができると共に、環境や資源を保護することが
可能であり、また、例えば、排泄時には清潔を保ちなが
ら排泄を行なうことができ、更には、医療や介護分野に
おける省力化にも寄与する医療・介護用汚物容器分解処
理システムを提供する。 【解決手段】 再生パルプや生分解性素材等で成形した
簡易便器用、差し込み便器用21、喀痰用29、膿盆用
28その他の用途に適する容体状、袋状22等の容器2
0を破砕機1で粉砕処理する処理工程を経て容器20と
この容器20の内容物を略液状の廃棄物にし、これを下
水等へ放出処理して自然還流サイクルを構成するように
したシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に病院などの医
療施設や特別養護老人ホーム、老人保健施設等の介護施
設或は家庭等の在宅介護などで使用され、例えば、便、
尿を排泄するための排泄便器などの汚物容器を便、尿な
どの汚物と共に一般下水道等に簡便に処理することを可
能とした医療・介護用汚物容器分解処理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】医療施設において、ベッドから自力で移
動することができない患者や、介護施設において各自で
排泄を行うことができない病人や老人など要介護者につ
いては、尿瓶や金属製の便器等の医療用便器を使用して
排泄を行うようにしたり、或は紙おむつを装着して排泄
処理している。
【0003】排泄物等の汚物の処理は、看護人、ヘルパ
ー等の介護人によって行われ、医療用便器については、
通常ベッドパン(ベッドで臀部へ指し込んで使用する簡
易便器)洗浄機などの洗浄機器によって洗浄したりした
後に殺菌等の処理を施して使い回しによって使用するよ
うにしており、また、紙おむつを使用した場合には排泄
物と共にゴミとして処分するようにしている。
【0004】介護施設などの介護サービスの業界では、
老人人口の増加に伴い施設への入居者も増えるためにそ
の対応が急務になってきており、公共施設のみならず民
間企業等も協力するようにして、老人保護施設等を増や
している。これらの施設内においては、各老人に対する
介護の体制を万全にする手段として介護人の人数を多く
したり、また、介護に関してできるだけスムーズに対応
するようにしているが、このような介護サービスは、典
型的な労働集約型産業といわれ、そのコストの多くを人
件費が占めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
介護人の人数が増えたとしても、医療や介護の現場にお
いて汚物の処理に際して楽になったとは言い難く、介護
人一人ひとりが汚物を処理する時間は変わらないのが実
情である。
【0006】また、医療用便器等が使用された後にはそ
の度に洗浄しなければならず、消毒等の作業を含める
と、処理を行なうのにかなりの時間を要していた。従っ
て、介護人の労働時間に対して汚物の処理にかかる時間
はかなりの割合を占めることになり、また、排泄処理な
どの汚物処理に関しては、各施設内で頻繁に行なわれる
がために介護人は多くの時間を割かれることとなり、ひ
いては各施設では多くの人件費を費やす傾向にある。
【0007】更には、汚物の処理に介護者は不快を伴い
ながらの作業となることや、衛生面においても注意しな
ければならないことなどから、一回の処理時間が長くな
ることが多く、効率的に汚物を処理することが難しかっ
た。
【0008】衛生面に関しては、たとえ医療用便器の洗
浄、殺菌等の処理を行ったとしても消毒等が全て完全で
あるとはいえないため、院内感染等の危険性を伴うこと
がある。また、排泄時には、精神的苦痛や使い回される
容器を使用することに伴う不快感を伴いながらの使用に
なることもあった。排泄物容器などの汚物容器がガラス
容器や金属製である場合には、特に冬場には容器に接す
る皮膚に冷たく感じることがあるために、快適に排泄を
行うことが難しいなどの問題も生じていた。
【0009】一方、介護者が不足していることや、器具
の洗浄などの不快な作業を嫌う風潮から、自発排便が可
能な入所者に対してもポータブルトイレを使用せず、漫
然と紙おむつを使用するきらいがある。紙おむつを使用
しての排泄後の処理に際しては、紙おむつごと排泄物を
処理するために大量のゴミを排出することになり、ま
た、紙おむつの原料には自然還流サイクルでは分解しに
くい不織布や吸水ポリマーが多量に使用されており、環
境保護や資源保護の観点から望ましいことではなかっ
た。
【0010】本発明は、上記従来の実情に鑑みて鋭意検
討の結果、開発に至ったものであり、その目的とすると
ころは、例えば、排泄後などに手間がかかることがなく
容易に汚物処理を行なうことができると共に、環境や資
源を保護することが可能であり、また、例えば、排泄時
には清潔を保ちながら排泄を行なうことができ、更に
は、医療や介護分野における省力化にも寄与する医療・
介護用汚物容器分解処理システムを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、再生パルプや生分解性素材等で成形した
簡易便器用、差し込み便器用、喀痰用、膿盆用その他の
用途に適する容体状、袋状等の汚物容器を破砕機で粉砕
処理する処理工程を経て容器とこの容器の内容物を略液
状の廃棄物にし、これを下水等へ放出処理して自然還流
サイクルを構成するようにした。
【0012】上記の破砕機には、水道用の給水口と下水
用の排出口をそれぞれ設けて一連の分解処理工程を行な
えるようにして、また、破砕機には、適宜の除菌材・消
臭材等の添加材を投入する添加機構を付設している。
【0013】また、簡易便器用、差し込み便器用、喀痰
用、膿盆用その他の用途に適する容体状、袋状等の汚物
容器を水溶性素材で成形し、この容器を水等を入れた溶
解槽内に所定時間浸漬して溶解させ、これを下水等に放
出して分解処理して自然還流サイクルを構成した。
【0014】なお、古紙再生パルプを素材とした水溶性
素材の場合は、所定量の撥水剤を混入してモールド成形
するのが望ましく、また、袋状の容器の場合は、生分解
可能なポリビニルアルコール等にポリブチレン樹脂等を
添加したフィルムにするとよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における医療・介
護用汚物容器分解処理システムの実施形態を図面に従っ
て説明する。図1は、本発明における医療・介護用汚物
容器分解処理システムの第1例に用いる破砕機の正面図
である。図において、1は、排泄物等の汚物を処理する
ための破砕機本体であり、2は開閉部、3は開口レバ
ー、また、5はコントロールパネルである。
【0016】本体1を各施設内に設置する際には、電
源、給水ライン、排水設備サービスライン(図示せず)
が本体1に接続可能な場所に設置するようにすればよ
く、仮に所望の設置面に凹凸がある場合には、本体1の
底面に設けた各アジャスタ4を回転することによって本
体1の四隅の高低差を調整して本体1を水平に設置する
ようにする。
【0017】本体1への電力は、電源接続部8を介して
外部より供給され、この電源接続部8に連結する電源プ
ラグ(図示せず)にはアースが付属しているものを使用
して外部電源に連結する。また、6は本体1の背面に設
けた水道用などの給水口であり、図示しない外部の給水
ラインとホースなどによって連結されている。なお、本
体1内部への給水は水道水であればよく、更に、水道水
は加熱等の処理を加えることなく、常温のままの状態で
使用することができる。
【0018】7は下水などに連結するための排出口であ
り、撹拌槽10において破砕した排泄容器などの汚物容
器20と排泄物等の汚物を排水として下水に廃棄するた
めに設けられ、本例においては管径約70mm程度のフ
レキシブルホース(図示せず)によって排水設備サービ
スラインと連結するようにしている。
【0019】本例における汚物容器20は、平面略丸型
形状を有する水溶性の紙を材料として成形し、例えば、
新聞等の古紙を再利用して製造したリサイクルの古紙再
生パルプ品や生分解性素材等から成形しており、その製
造過程においては成形後に乾燥工程を経ることで無菌化
処理を施したのと同等の効果を得ている。また、容器2
0は、上記のような再生紙や生分解性のプラスチック等
で成形しているので自然界で分解され、自然に還流する
システムを構成している。
【0020】次に上記例の動作を図7に示すフローチャ
ートに従って説明する。先ず、水道の蛇口を開状態にし
て給水ラインから本体1内に水道水を供給する。次に、
開口レバー3を上方に引き上げ、図5に示すように蝶着
部2bにおいて蝶着された開閉部2を開口させた状態で
撹拌槽10内に、例えば、排泄後の容器20を投入した
後に開閉部2を上方から押すようにして閉じる。このと
き、本体1に設けた磁着部3aの磁力によって開閉部2
が本体1に磁着するので、蓋部2aが撹拌槽10の上部
周縁部位に密着し、撹拌槽10内部からの漏れや外部か
らの不純物の混入等を抑えている。
【0021】開閉部2の閉塞後には、コントロールパネ
ル5に設けた補助ランプ14によって障害などの異常を
表示するようにしており、破砕処理を行なう前に正常動
作が可能であるかどうかを確認することができる。
【0022】なお、除菌材・消臭材等の添加材の混入を
伴う粉砕処理を行なう場合には、開閉部2の閉塞前に除
菌材・消臭材(図示せず)等の添加材を投入口9より適
量投入し、投入後にはキャップ9aを被せて投入口9を
閉じて添加材を投入するための添加機構としている。併
せて、コントロールパネル5において除菌材・消臭材投
入スイッチ19をONにしておく。
【0023】続いて、メインスイッチ12をONにし、
スタートボタン11をONにすることによって撹拌槽1
0内の容器20等の粉砕処理が開始される。本体1の動
作時には、運転ランプ14aによって運転動作を視認す
ることができると共に、一度運転を開始させると運転が
停止するまで開閉部2はロックされ、開口不可能な状態
になるので、後に述べるカッター15の回転による怪我
などを防止することができ、安全に使用することができ
る。
【0024】運転を開始すると、先ず撹拌槽10内部に
水道水が供給され、容器20の繊維の内部に水分が浸透
し、容器20等は、水分を含んだ軟質の状態になる。こ
の状態で撹拌槽10内の底部付近に設けたカッター15
が図示しないモーターを動力として回転し、容器20を
破砕する。
【0025】カッター15は、図6に示すように4枚の
回転刃15aを有しており、回転軸を中心として対称に
位置する一組の回転刃15a、15aは、適宜の角度に
刃を折曲げた折曲部15b、15bを形成しており、残
りの一組の回転刃15a、15aは、折曲部15b、1
5bと逆方向に適宜の角度に刃を折曲げた折曲部15
c、15cを形成している。これら二組の折曲部15
b、15bと15c、15cを設けることによって、回
転時に撹拌槽10内では水流による乱流を大きく発生さ
せることができるので、水道水と容器20を効率良く撹
拌し、破砕することができる。なお、回転刃15aは、
本体1の仕様や或は容器20の材質などに合わせて、形
成する刃数を増減させるようにしてもよい。
【0026】撹拌中には容器20が水流と共に回転運動
を行なうと共に、撹拌槽10内部では負圧の力が働こう
とするが、外部空気と撹拌槽10内を連通させる連通孔
10aを設けているので、撹拌槽10内には異常な圧力
が働くことがなく、スムーズな撹拌動作を維持すること
ができる。また、撹拌槽10内部ではカッター15の回
転運動によって水流が断面略放物線を描いたような状態
になるが、カバー10bを設けて通気孔10aを水流か
ら覆うようにしているので、通気孔10aより内部の水
道水及び水溶した容器20等が外部に漏れ出すことを防
ぐことができる。
【0027】続いて、粉砕処理によって水道水と撹拌さ
れ、略液状となった容器20は、撹拌槽10底部に設け
た吸入口16より吸入され、更に排出口7より廃棄物と
して排水設備サービスラインを通して下水に放出処理さ
れる。
【0028】14bは水道水が断水した際に点灯する断
水ランプであり、14cは除菌材・消臭材等の添加材の
残量が少なくなると点灯する追加ランプである。また、
14dは内部の水が漏れた際に点灯する漏水ランプであ
り、14eは、本体1内部のモータに障害等が起こった
際に点灯する障害ランプである。本体1の動作前、動作
中及び動作後には、これらの補助ランプ14の点灯を確
認することにより、本体1の内部及び動作等に関しての
異常を確認することができる。
【0029】図中17は、ポンプ復旧ボタン、18は、
モータ普及ボタンであり、仮にポンプ及びモータに何ら
かの異常が発生し、修理等を行なった場合には、各ボタ
ン17、18を投入することによって本体1内部の障害
情報等がリセットされ、運転を再開可能にしている。
【0030】次に、本発明の第2の例を説明する。本例
は、特に在宅介護用に好適であるが、何れの医療・在宅
等の分野においても適用できる。本例における排泄等に
使用する汚物容器20は、滞留させた水道水に対して溶
解する性質を有した材料から成形した容器とし、水溶性
素材の材料を原料として成形加工した容器を使用し、自
然界で分解される材質である。
【0031】この水溶性素材として、古紙再生パルプを
素材としたものを用いる場合は、所定量の撥水剤を混入
してモールド成形するようにすると容器20の内面20
aは、長時間に亘って撥水性を保つことができ、排泄さ
れた便などの汚物を容器20内に一定時間保持すること
ができる。
【0032】排泄後の容器20は、図示しない溶解槽に
容器20が浸漬可能な量の水道水を溜め、この水道水に
浸漬させた状態で所定時間放置することによって水道水
に溶解させることが可能であり、溶解後には下水に廃棄
物として汚物と共に放出することができる。なお、容器
20は一定時間を経ると水溶して容易に水中で分解もし
くは分散するようになっている。
【0033】図8は、第2の例をフローチャートに示し
た説明図であり、図において、本例における医療・介護
用汚物容器分解処理システムにおいては、電力や動力等
の外力を必要としないので、家庭などでも容器20を簡
単に処理することができ、医療用の便器や紙おむつ等を
使用することなく介護を行なうことができる。また、家
庭用・業務用の生ゴミ処理機を利用することも可能であ
る。
【0034】上記の何れの例においても、容器20は他
の簡易便器の形状としてもよく、図10に示すように差
し込み便器21のような形状にしたり、或は袋状に成形
して水溶性の袋状容器22とし、図12に示すように尿
瓶24内に装入するようにしてもよい。なお、袋状容器
22は、生分解可能なポリビニルアルコール等にポリブ
チレン樹脂を添加したフィルムであり、この素材によっ
て成形すると尿瓶24内に装入して尿などの液体からな
る汚物を収容したとしても、一定時間内部に保持するこ
とができ容器22の外部に漏れ出すことのないようにし
ている。また、この袋状容器22をベッドパン26内に
敷設するようにすれば、従来使用していた医療用便器を
汚さずに使用することができ、排泄物の処理時間が短縮
できるので人件費を節約することができる。
【0035】図14に示すように、深型形状とした深型
容器27を成形し、ポータブルトイレにセットするよう
な場合においては、補強はり27aを設けることによっ
て底側面部位を補強すれば大きい荷重が加わったとして
も、十分に耐えることができる。
【0036】更には、膿盆容器28や喀痰容器29、或
は図示しない嘔吐用容器等の形状に成形することによ
り、排泄用の容器に限らず、医療用廃棄物として従来使
用後に洗浄処理等が必要とされていたあらゆる種類の医
療・介護用汚物容器の代替品として使用することができ
る。
【0037】なお、本発明の医療・介護用汚物容器分解
処理システムは、水溶性の容器を使用して汚物を収容す
るようにすれば上記の例に限ることなく、その他の手段
によって分解処理するようにしてもよく、また、本発明
に使用する容器20は、いずれも水溶性の容器であれば
よく、その材料としては古紙再生パルプや、ポリビニル
アルコール等の材質を素材とするばかりでなく、使用す
る分解処理システムにおいて水溶可能な材質であれば、
例えば、酢酸ビニル、塩化ビニル、メチルメタクリレー
トの3成分からなる共重合ポリマーを積層したフィルム
(図示せず)やその他の耐水性フィルムを使用したり、
更に、容器20を成形する材料の成分や製造方法等を自
由に変更してもよい。
【0038】次に上記の例の作用について説明する。本
発明におけるシステムは、水溶性の汚物容器20に排泄
物等の汚物を収容して水道水に溶解させるようにしたの
で、従来の尿瓶や金属製の便器のように洗浄や殺菌等の
処理を行なう必要がなく、介護人に負担がかかることが
ない。
【0039】また、介護人は、使用した容器20をその
まま破砕機本体1などによって処理することによって、
不快を伴わずに衛生的に、また簡単に行うことができる
ので、時間をかけずに処理することができ、延いては病
院等の各施設において人件費を大きく削減することがで
き、省力化に大いに寄与できる。
【0040】水溶した容器20は、汚物と共に下水等に
排水として廃棄することができ、ゴミとして処分する必
要がないので、無駄にゴミを出すことなく環境を保護す
ることができ、また、本発明の容器20をリサイクルに
よる再生紙から成形すれば、紙の原料となる木材の消費
を抑えることができ、資源を有効に活用することができ
る。
【0041】本発明の容器20は使い捨てであるので、
患者等の容器の使用者は、衛生面において院内感染等を
怖れることなく安全に使用することができ、また、冬な
どの寒い季節でも金属製の便器のように冷たく感じるこ
とがなく、更には紙製であるので快適な触感を得ながら
使用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
における医療・介護用汚物容器分解処理システムは、排
泄後などの汚物処理に手間がかからないので、介護人は
簡単に処理することができるため、著しく省力化に寄与
でき、また、清潔を保持し、衛生的であると共に、環境
にやさしく、かつ省資源化にも大いに寄与することがで
きる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるシステムに用いる破砕機の第1
例を示す正面図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の開閉部を開いた状態を示す説明図であ
る。
【図5】図1の一部切欠き説明図である。
【図6】カッターを示す斜視図である。
【図7】本発明における第1例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明における第2例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】排泄容器を示す斜視図である。
【図10】差込容器を示す斜視図である。
【図11】袋状容器を示す斜視図である。
【図12】袋状容器の使用状態の例を示す説明図であ
る。
【図13】袋状容器の使用状態の他の例を示す説明図で
ある。
【図14】深型容器を示す斜視図である。
【図15】膿盆容器を示す斜視図である。
【図16】喀痰容器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 破砕機本体 6 給水口 7 排出口 9 投入口 20 汚物容器 21 差し込み便器 22 袋状容器 28 膿盆容器 29 喀痰容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D036 CB02 4C341 LL15 LL30 4D004 AA48 CA04 CA15 CA18 CA41 CA46 CB13 CB27 CB28 CB44 CC05 CC08 4D065 CA05 CB10 CC03 DD04 DD24 EA03 EA08 EB11 EB20 ED06 ED11 ED32 ED39 4D067 EE01 EE42 EE44 GA11 GA19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生パルプや生分解性素材等で成形した
    簡易便器用、差し込み便器用、喀痰用、膿盆用その他の
    用途に適する容体状、袋状等の汚物容器を破砕機で粉砕
    処理する処理工程を経て容器とこの容器の内容物を略液
    状の廃棄物にし、これを下水等へ放出処理して自然還流
    サイクルを構成するようにしたことを特徴とする医療・
    介護用汚物容器分解処理システム。
  2. 【請求項2】 上記の破砕機には、水道用の給水口と下
    水用の排出口をそれぞれ設けて一連の分解処理工程を行
    なえるようにした請求項1に記載の医療・介護用汚物容
    器分解処理システム。
  3. 【請求項3】 上記の破砕機には、適宜の除菌材・消臭
    材等の添加材を投入する添加機構を付設した請求項1又
    は2に記載の医療・介護用汚物容器分解処理システム。
  4. 【請求項4】 簡易便器用、差し込み便器用、喀痰用、
    膿盆用その他の用途に適する容体状、袋状等の汚物容器
    を水溶性素材で成形し、この容器を水等を入れた溶解槽
    内に所定時間浸漬して溶解させ、これを下水等に放出し
    て分解処理して自然還流サイクルを構成したことを特徴
    とする医療・介護用汚物容器分解処理システム。
  5. 【請求項5】 古紙再生パルプを素材とした水溶性素材
    の場合は、所定量の撥水剤を混入してモールド成形した
    請求項4に記載の医療・介護用汚物容器分解処理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 袋状の容器の場合は、生分解可能なポリ
    ビニルアルコール等にポリブチレン樹脂等を添加したフ
    ィルムである請求項4に記載の医療・介護用汚物容器分
    解処理システム。
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