JP2001025228A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JP2001025228A
JP2001025228A JP11193645A JP19364599A JP2001025228A JP 2001025228 A JP2001025228 A JP 2001025228A JP 11193645 A JP11193645 A JP 11193645A JP 19364599 A JP19364599 A JP 19364599A JP 2001025228 A JP2001025228 A JP 2001025228A
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linear motor
width
thrust
magnetic
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JP11193645A
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Junichiro Oishi
純一郎 大石
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動子が推力発生方向と直角方向に移動した
場合にある場合でも、可動子に推力を与える。 【解決手段】 開示されるリニアモータは、可動子とな
る平板状の第1の磁性体11には磁石のS極12とN極
13とが交互に取り付けられる一方、固定子となる平板
状の第2の磁性体14には幅方向15に沿って溝16が
設けられてこの溝16内には複数のコイル17、18、
19が取り付けられ、第1の磁性体11の磁石取付面と
第2の磁性体14のコイル取付面とがエアギャップ21
を介して互いに対向するように配置され、第2の磁性体
14の幅方向15の幅寸法L2は、第1の磁性体11の
幅方向15の幅寸法L1よりも大きく(L1<L2)設
定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リニアモータに
係り、詳しくは、可動子が推力発生方向と直角方向に移
動した位置にある場合でも、可動子に推力を与えるよう
にしたリニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】リニアモータは、可動子が回転する一般
の回転型モータに対して可動子が直線的に移動する直線
型モータであり、半導体製造装置等の高精度位置決めX
−Yステ−ジの駆動用アクチエータとして広く用いられ
ている。このリニアモータは、平板状の第1の磁性体と
平板状の第2の磁性体とをエアギャップを介して対向さ
せて、一方の磁性体側で回転磁場(移動磁場)を生じさ
せることにより長手方向に推力を発生させて、他方の磁
性体(又は一方の磁性体)を可動子として移動させるよ
うに構成したものである。
【0003】図5は、従来のリニアモータの構成を示す
斜視図である。同リニアモータ60は、同図に示すよう
に、可動子となる平板状の第1の磁性体51には磁石の
S極52とN極53とが交互に取り付けられる一方、固
定子となる平板状の第2の磁性体54には幅方向55に
沿って溝56が設けられてこの溝56内には複数のコイ
ル57、58、59が取り付けられ、第1の磁性体51
の磁石取付面と第2の磁性体54のコイル取付面とがエ
アギャップ61を介して互いに対向するように配置され
ている。ここで、第1の磁性体51及び第2の磁性体5
4の幅方向55の寸法は、略等しくLに設定されてい
る。
【0004】上述の構成において、第2の磁性体54の
それぞれのコイル57,58,59に、図6に示すよう
に、120°ずつ位相のずれた電流I1、I2、I3を流
すことにより回転磁場を生じさせて、幅方向55と直交
する長手方向(推力発生方向)62に推力を発生させて
第1の磁性体51を長手方向62に移動させるようにな
っている。それゆえ、図5のリニアモータ60をそれぞ
れ用いて、上述のX−Yステ−ジのX可動部及びY可動
部を負荷として直接に取り付けることにより、X−Yス
テ−ジを駆動させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のリニ
アモータでは、可動子が推力発生方向と直角方向に移動
した位置にある場合には、可動子に推力を与えることが
できない、という問題がある。すなわち、上述したよう
なX−YステージのX可動部及びY可動部をリニアモー
タに取り付けて、X−Yステージを動作させた場合、こ
のX−Yステージの動作の関係でリニアモータの可動子
が推力発生方向と直角方向に移動した位置にある場合に
は、従来の構成のリニアモータでは、可動子が推力発生
範囲外の位置にあるために、可動子には推力が与えられ
ないようになる。したがって、負荷を駆動させるアクチ
エータとしての動作が不正確になるので、X−Yステ−
ジの高精度位置決めが困難になる。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、可動子が推力発生方向と直角方向に移動した場
合にある場合でも、可動子に推力を与えることができる
ようにしたリニアモータを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、複数の磁石が取り付けられ
た平板状の第1の磁性体と、複数のコイルが幅方向に沿
って取り付けられた平板状の第2の磁性体とが、上記磁
石取付面と上記コイル取付面とがエアギャップを介して
互いに対向するように配置され、上記複数のコイルに略
120°ずつ位相のずれた電流を流すことにより上記幅
方向と直交する長手方向に推力を発生させて上記第1の
磁性体を移動させるように構成したリニアモータに係
り、上記第1の磁性体の幅寸法と上記第2の磁性体のそ
れとを異ならせたことを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のリニアモータに係り、上記第2の磁性体の幅寸法を
上記第1の磁性体のそれよりも大きく設定したことを特
徴としている。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のリニアモータに係り、上記第1の磁性体の幅寸法を
上記第2の磁性体のそれよりも大きく設定したことを特
徴としている。
【0010】請求項4記載の発明は、それぞれ複数の磁
石が取り付けられた平板状の第1及び第2の磁性体と、
該第1及び第2の磁性体間に配置されて複数のコイルが
幅方向に沿って取り付けられた平板状の第3の磁性体と
が、上記第1又は第2の磁性体のいずれかの磁石取付面
と上記コイル取付面とがエアギャップを介して互いに対
向するように配置され、上記複数のコイルに120°ず
つ位相のずれた電流を流すことにより上記幅方向と直交
する長手方向に推力を発生させて上記第3の磁性体を移
動させるように構成したリニアモータに係り、上記第1
又は第2の磁性体の幅寸法と上記第3の磁性体のそれと
を異ならせたことを特徴としている。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載のリ
ニアモータに係り、上記第1又は第2の磁性体の幅寸法
を上記第3の磁性体のそれよりも大きく設定したことを
特徴としている。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項4記載のリ
ニアモータに係り、上記第3の磁性体の幅寸法を上記第
1又は第2の磁性体のそれよりも大きく設定したことを
特徴としている。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項4、5又は
6記載のリニアモータに係り、上記第1の磁性体の幅寸
法を上記第2の磁性体のそれと略等しく設定したことを
特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は実施例を用いて
具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例であるリニアモータの構
成を概略示す斜視図である。以下、同図を参照して同リ
ニアモータについて説明する。この例のリニアモータ1
は、図1に示すように、可動子となる平板状の第1の磁
性体11には磁石のS極12とN極13とが交互に取り
付けられる一方、固定子となる平板状の第2の磁性体1
4には幅方向15に沿って溝16が設けられてこの溝1
6内には複数のコイル17、18、19が取り付けら
れ、第1の磁性体11の磁石取付面と第2の磁性体14
のコイル取付面とがエアギャップ21を介して互いに対
向するように配置されている。ここで、第2の磁性体1
4の幅方向15の幅寸法L2は、第1の磁性体11の幅
方向15の幅寸法L2よりも大きく(L1<L2)設定
されている。
【0015】すなわち、固定子となる第2の磁性体14
の推力発生方向と直角方向となる幅寸法は、可動子とな
る第1の磁性体11のそれよりも(L2−L1)だけ冗
長となるように設定され、これによって後述するよう
に、第2の磁性体14の幅寸法L2の範囲に渡って推力
発生範囲が拡大するようになされている。
【0016】上述の構成において、第2の磁性体14の
それぞれのコイル17〜19に、図6に示すように、1
20°ずつ位相のずれた電流I1、I2、I3を流すこと
により回転磁場を生じさせて、幅方向15と直交する長
手方向22に推力を発生させて第1の磁性体11を長手
方向22に移動させる。
【0017】この場合、上述したように、固定子となる
第2の磁性体14の幅寸法L2が、可動子となる第1の
磁性体11の幅寸法L1よりも大きく設定されているこ
とにより、幅寸法L2の範囲に渡って推力発生範囲が拡
大されるので、この幅寸法L2の範囲内で第1の磁性体
11を長手方向22に移動させる推力を発生させること
ができる。それゆえ、可動子となる第1の磁性体11が
推力発生方向と直角方向に移動した位置にある場合で
も、その移動範囲が上述の幅寸法L2の範囲内であれ
ば、推力を第1の磁性体11に与えることができる。こ
の結果、負荷を駆動させるアクチエータとしての動作が
正確になるので、X−Yステ−ジの高精度位置決めが容
易になる。
【0018】このように、この例の構成によれば、可動
子となる平板状の第1の磁性体11には磁石のS極12
とN極13とが交互に取り付けられる一方、固定子とな
る平板状の第2の磁性体14には幅方向15に沿って溝
16が設けられてこの溝16内には複数のコイル17、
18、19が取り付けられ、第1の磁性体11の磁石取
付面と第2の磁性体14のコイル取付面とがエアギャッ
プ21を介して互いに対向するように配置され、第2の
磁性体14の幅方向15の幅寸法L2は、第1の磁性体
11の幅方向15の幅寸法L1よりも大きく設定されて
いるので、推力発生範囲を拡大することができる。した
がって、可動子が推力発生方向と直角方向に移動した場
合にある場合でも、可動子に推力を与えることができ
る。
【0019】◇第2実施例 図2は、この発明の第2実施例であるリニアモータの構
成を概略示す斜視図である。この例のリニアモータの構
成が、上述した第1実施例の構成と大きく異なるところ
は、可動子となる第1の磁性体の幅寸法を相対的に大き
く設定するようにした点である。この例のリニアモータ
10は、図2に示すように、第1の磁性体24の幅方向
15の幅寸法L3は、第2の磁性体25の幅方向15の
幅寸法L4よりも大きく(L3>L4)設定されてい
る。
【0020】すなわち、可動子となる第1の磁性体24
の推力発生方向と直角方向となる幅寸法は、固定子とな
る第2の磁性体25のそれよりも(L3−L4)だけ冗
長となるように図られ、これによって後述するように第
1の磁性体24の幅寸法L3の範囲に渡って推力発生範
囲が拡大されるように図られている。
【0021】上述の構成において、第2の磁性体25の
それぞれのコイル17〜19に、図6に示すように、1
20°ずつ位相のずれた電流I1、I2、I3を流すこと
により回転磁場を生じさせて、幅方向15と直交する長
手方向22に推力を発生させて第1の磁性体24を長手
方向22に移動させる。
【0022】この場合、上述したように、可動子となる
第1の磁性体24の幅寸法L3が、固定子となる第2の
磁性体25の幅寸法L4よりも大きく設定されているこ
とにより、幅寸法L3の範囲に渡って推力発生範囲が拡
大されるので、この幅寸法L3の範囲内で第1の磁性体
24を長手方向22に移動させる推力を発生させること
ができる。それゆえ、可動子となる第1の磁性体24が
推力発生方向と直角方向に移動した位置にある場合で
も、その移動範囲が上述の幅寸法L3の範囲内であれ
ば、推力を第1の磁性体11に与えることができる。こ
れ以外は、上述した第1実施例と略同様である。それゆ
え、図2において、図1の構成部分と対応する各部に
は、同一の番号を付してその説明を省略する。
【0023】このように、この例の構成によっても、第
1実施例において述べたのと略同様な効果を得ることが
できる。
【0024】◇第3実施例 図3は、この発明の第3実施例であるリニアモータの構
成を概略示す斜視図である。この例のリニアモータの構
成が、上述した第1実施例の構成と大きく異なるところ
は、磁石を取り付けた平板状の第1及び第2の磁性体間
にコイルを取り付けた平板状の第3の磁性体を配置し、
この第3の磁性体を可動子として動作させるようにした
点である。この例のリニアモータ20は、図3に示すよ
うに、固定子となる平板状の第1の磁性体26及び第2
の磁性体27にはそれぞれ磁石のS極12とN極13と
が交互に取り付けられる一方、第1及び第2の磁性体2
6、27間に配置された、可動子となる平板状の第3の
磁性体28には幅方向15に沿って溝16が設けられて
この溝16内には複数のコイル17、18、19が取り
付けられ、第1の磁性体26の磁石取付面と第3の磁性
体28のコイル取付面とがエアギャップ21を介して互
いに対向するように配置されている。ここで、第1の磁
性体26の幅寸法と第2の磁性体27のそれとは略等し
いL5に設定され、このL5は第3の磁性体28の幅寸
法L6よりも大きく(L5>L6)設定されている。
【0025】すなわち、固定子となる第1及び第2の磁
性体26、27の推力発生方向となる幅寸法は、可動子
となる第3の磁性体28のそれよりも(L5−L6)だ
け冗長となるように図られ、これによって後述するよう
に第1及び第2の磁性体の幅寸法L5の範囲に渡って推
力発生範囲が拡大されるように図られている。
【0026】上述の構成において、第3の磁性体28の
それぞれのコイル17〜19に、図6に示すように、1
20°ずつ位相のずれた電流I1、I2、I3を流すこと
により回転磁場を生じさせて、幅方向15と直交する長
手方向22に推力を発生させて第3の磁性体28を長手
方向22に移動させる。
【0027】この場合、上述したように、固定子となる
第1及び第2の磁性体26、27の幅寸法L5が、可動
子となる第3の磁性体28の幅寸法L6よりも大きく設
定されていることにより、幅寸法L5の範囲に渡って推
力発生範囲が拡大されるので、この幅寸法L5の範囲内
で第3の磁性体28を長手方向22に移動させる推力を
発生させることができる。それゆえ、可動子となる第3
の磁性体28が推力発生方向と直角方向に移動した位置
にある場合でも、その移動範囲が上述の幅寸法L5の範
囲内であれば、推力を第3の磁性体28に与えることが
できる。この例では、可動子となる第3の磁性体28の
対向位置となる上下位置に固定子となる第1及び第2の
磁性体26、27を配置しているので、その分磁場強度
を大きくすることができるので、全体の推力を高めるこ
とができる。
【0028】このように、この例の構成によっても、第
1実施例において述べたのと略同様な効果を得ることが
できる。加えて、この例の構成によれば、磁場強度を大
きくすることができるので、全体の推力を高めることが
できる。
【0029】◇第4実施例 図4は、この発明の第4実施例であるリニアモータの構
成を概略示す斜視図である。この例のリニアモータの構
成が、上述した第3実施例の構成と大きく異なるところ
は、可動子となる第1及び第2の磁性体の幅寸法を相対
的に大きく設定するようにした点である。この例のリニ
アモータ30は、図4に示すように、第3の磁性体28
の幅方向15の幅寸法L7は、第1及び第2の磁性体2
6、27の幅方向15の幅寸法L8よりも大きく(L7
>L8)設定されている。
【0030】すなわち、可動子となる第3の磁性体28
の推力発生方向と直角方向となる幅寸法は、固定子とな
る第1及び第2の磁性体26、27のそれよりも(L7
−L8)だけ冗長となるように図られ、これによって後
述するように第3の磁性体28の幅寸法L7の範囲に渡
って推力発生範囲が拡大されるように図られている。
【0031】上述の構成において、第3の磁性体28の
それぞれのコイル17〜19に、図6に示すように、1
20°ずつ位相のずれた電流I1、I2、I3を流すこと
により回転磁場を生じさせて、幅方向15と直交する長
手方向22に推力を発生させて第3の磁性体28を長手
方向22に移動させる。
【0032】この場合、上述したように、可動子となる
第3の磁性体28の幅寸法L7が、固定子となる第1及
び第2の磁性体26、27の幅寸法L8よりも大きく設
定されていることにより、幅寸法L7の範囲に渡って推
力発生範囲が拡大されるので、この幅寸法L7の範囲内
で第3の磁性体28を長手方向22に移動させる推力を
発生させることができる。それゆえ、可動子となる第3
の磁性体28が推力発生方向と直角方向に移動した位置
にある場合でも、その移動範囲が上述の幅寸法L7の範
囲内であれば、推力を第3の磁性体28に与えることが
できる。
【0033】このように、この例の構成によっても、第
1実施例において述べたのと略同様な効果を得ることが
できる。
【0034】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、第1又は
第2実施例においては磁石を取り付けた磁性体側を可動
子とした例で説明したが、これとは逆にコイルを取り付
けた磁性体側を可動子とすることもできる。同様にし
て、第3又は第4実施例においては、磁石を取り付けた
磁性体側を可動子とすることもできる。要するに、必要
に応じて、対向する磁性体のいずれか一方側を可動子と
して動作させることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のリニア
モータによれば、可動子となる平板状の第1の磁性体に
は複数の磁石が取り付けられる一方、固定子となる平板
状の第2の磁性体には幅方向に沿って複数のコイルが取
り付けられ、第1の磁性体の磁石取付面と第2の磁性体
のコイル取付面とがエアギャップを介して互いに対向す
るように配置され、第1の磁性体の幅寸法と第2の磁性
体のそれとが異なるように設定されているので、推力発
生範囲を拡大することができる。また、この発明のリニ
アモータによれば、固定子となる平板状の第1及び第2
の磁性体にはそれぞれ磁石が取り付けられる一方、第1
及び第2の磁性体間に配置された可動子となる平板状の
第3の磁性体には幅方向に沿って複数のコイルが取り付
けられ、第1又は第2の磁性体の磁石取付面と第3の磁
性体のコイル取付面とがエアギャップを介して互いに対
向するように配置され、第1又は第2の磁性体の幅寸法
と第3の磁性体のそれとが異なるように設定されている
ので、推力発生範囲を拡大することができる。したがっ
て、可動子が推力発生方向と直角方向に移動した場合に
ある場合でも、可動子に推力を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるリニアモータの構
成を概略示す斜視図である。
【図2】この発明の第2実施例であるリニアモータの構
成を概略示す斜視図である。
【図3】この発明の第3実施例であるリニアモータの構
成を概略示す斜視図である。
【図4】この発明の第4実施例であるリニアモータの構
成を概略示す斜視図である。
【図5】従来のリニアモータの構成を示す斜視図であ
る。
【図6】リニアモータの動作の原理を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1、10、20、30 リニアモータ 11、24、27 第1の磁性体 12 磁石のS極 13 磁石のN極 14、25 第2の磁性体 15 幅方向 16 溝 17、18、19 コイル 21 エアギャップ 22 長手方向 28 第3の磁性体 L1 第1の磁性体1の幅寸法 L2 第2の磁性体14の幅寸法 L3 第1の磁性体24の幅寸法 L4 第2の磁性体25の幅寸法 L5、L8 第1及び第2の磁性体26、27の幅
寸法 L6、L7 第3の磁性体28の幅寸法

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁石が取り付けられた平板状の第
    1の磁性体と、複数のコイルが幅方向に沿って取り付け
    られた平板状の第2の磁性体とが、前記磁石取付面と前
    記コイル取付面とがエアギャップを介して互いに対向す
    るように配置され、前記複数のコイルに120°ずつ位
    相のずれた電流を流すことにより前記幅方向と直交する
    長手方向に推力を発生させて前記第1の磁性体を移動さ
    せるように構成したリニアモータであって、 前記第1の磁性体の幅寸法と前記第2の磁性体のそれと
    を異ならせたことを特徴とするリニアモータ。
  2. 【請求項2】 前記第2の磁性体の幅寸法を前記第1の
    磁性体のそれよりも大きく設定したことを特徴とする請
    求項1記載のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 前記第1の磁性体の幅寸法を前記第2の
    磁性体のそれよりも大きく設定したことを特徴とする請
    求項1記載のリニアモータ。
  4. 【請求項4】 それぞれ複数の磁石が取り付けられた平
    板状の第1及び第2の磁性体と、該第1及び第2の磁性
    体間に配置されて複数のコイルが幅方向に沿って取り付
    けられた平板状の第3の磁性体とが、前記第1又は第2
    の磁性体のいずれかの磁石取付面と前記コイル取付面と
    がエアギャップを介して互いに対向するように配置さ
    れ、前記複数のコイルに略120°ずつ位相のずれた電
    流を流すことにより前記幅方向と直交する長手方向に推
    力を発生させて前記第3の磁性体を移動させるように構
    成したリニアモータであって、 前記第1又は第2の磁性体の幅寸法と前記第3の磁性体
    のそれとを異ならせたことを特徴とするリニアモータ。
  5. 【請求項5】 前記第1又は第2の磁性体の幅寸法を前
    記第3の磁性体のそれよりも大きく設定したことを特徴
    とする請求項4記載のリニアモータ。
  6. 【請求項6】 前記第3の磁性体の幅寸法を前記第1又
    は第2の磁性体のそれよりも大きく設定したことを特徴
    とする請求項4記載のリニアモータ。
  7. 【請求項7】 前記第1の磁性体の幅寸法を前記第2の
    磁性体のそれと略等しく設定したことを特徴とする請求
    項4、5又は6記載のリニアモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019502354A (ja) * 2016-01-18 2019-01-24 オットー−フォン−ギューリッケ−ウニヴェルジテート・マクデブルク 電気機械

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