JP2001025219A - 電機子巻線装置とその巻線方法 - Google Patents

電機子巻線装置とその巻線方法

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JP2001025219A
JP2001025219A JP11188741A JP18874199A JP2001025219A JP 2001025219 A JP2001025219 A JP 2001025219A JP 11188741 A JP11188741 A JP 11188741A JP 18874199 A JP18874199 A JP 18874199A JP 2001025219 A JP2001025219 A JP 2001025219A
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coil
winding
armature
slots
slot
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JP11188741A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Hatta
智之 八田
Reiji Kuroda
玲二 黒田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電機子コア組立品のスロット内に、高密度の
コイルを巻線する電機子巻線装置を提供する。 【解決手段】 外周に複数個のスロットを有する円筒状
の電機子コア組立品10で、コア外周を保持しながら巻
装すべきスロット12a、12a間の一方を塞ぐととも
に前記スロット内へコイル40を導く一対のガイドチャ
ック20と、前記ガイドチャック20の回りにコイル4
0を巻回させる一対のフライヤ21と、前記2個のスロ
ット12a、12a間の他方を塞ぐ一対のセンターガイ
ド22を装備した電機子巻線装置において、センターガ
イド内にスロット内のコイルを整形するコイル整形ブレ
ード30を装備したコイル整形装置を設けることで、巻
装スペースを有効に活用した、巻線が高密度化された電
機子が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の電機子コ
ア組立品にコイルを高密度に巻装する電機子巻線装置と
その巻線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電動機においては高出力化が要求
されている。その電動機を構成する部品の中で高出力化
に影響を及ぼすものとして、電機子コイルの高密度化が
ある。
【0003】従来の電機子コイルの巻線は、フライヤに
より巻回されたコイルをガイドチャックによって導きな
がら、巻装すべき2個のスロットへ連続してコイルを巻
き付け、そのコイル端末線を整流子にあずけ連続して次
のスロットへ巻装している。
【0004】このとき、既に巻装されたコイルのコイル
エンド上に次のコイルが積み上げられながら巻装される
ため、既に巻装されたコイルは次に巻装されたコイルに
よって電機子コア組立品の軸方向へ押し潰され、スロッ
ト内でコイルが弛むという現象が起こる。そのためスロ
ット内の有効スペースが減少し、巻線コイルの高密度化
の障害となる。これを解決するには、各コイルの巻装の
都度スロット内のコイル弛みなどの障害を除去すること
が必要であり、これに対し、コイル整形ブレードを装備
したコイル整形機構を取り付けたものが開示されている
(例えば特開平10−327563号公報)。
【0005】ところがこの場合、奇数個のスロットを有
する電機子に対して巻装する1個のガイドチャックと1
個のフライヤという装置構成の事例で挙げられるよう
に、コイル整形装置を設けるのにスペースの制約を受け
ないことが必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電機子コイルの高密度
化を実現するためには、巻装されるスロット内の有効ス
ロットスペースを確保することが重要である。これを解
決するには、スロット内のコイルの弛みなどを各コイル
の巻装の都度除去することが必要であり、従来技術では
スロット内のコイル弛みなどといった障害を除去するた
め、コイル整形機構を新たに巻線装置に設けている。
【0007】ところが、外周に複数個のスロットを有す
る円筒状の電機子コア組立品で、コア外周を保持しなが
ら巻装すべき2個のスロット間の一方を塞ぐとともに前
記スロット内へコイルを導く一対のガイドチャックと、
前記ガイドチャックの回りにコイルを巻回させる一対の
フライヤと、前記2個のスロット間の他方を塞ぐ一対の
センターガイドを装備した電機子巻線装置では、コイル
整形機構を新たに設けるのに必要とするスペースが無い
ことや、コイル整形機構をガイドチャック内へ設ける場
合、整流子へのコイルあずけ機構が内蔵されているため
装置の小型化が難しく、ガイドチャックの構造が複雑と
なるなど障害があった。
【0008】本発明は、前記した課題を解決し高密度の
コイルを巻線する電機子巻線装置を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電機子巻線装置
は、外周に複数個のスロットを有する円筒状の電機子コ
ア組立品で、コア外周を保持しながら巻装すべき2個の
スロット間の一方を塞ぐとともに前記スロット内へコイ
ルを導く一対のガイドチャックと、前記ガイドチャック
の回りにコイルを巻回させる一対のフライヤと、前記2
個のスロット間の他方を塞ぐ一対のセンターガイドを装
備した電機子巻線装置において、前記センターガイド
に、スロット内のコイルを整形する整形ブレードを内蔵
した整形機構を備えた構成であり、構造を複雑にするこ
となく、かつ構成するスペースを最小限にとどめたコイ
ル整形機構と、巻線工程に続けてコイル整形を実施し、
前記2つの工程を繰り返し行う巻線方法により、巻装さ
れる直前のスロット内のコイルもしくは巻装された直後
のスロット内のコイルの弛みなどといった障害を除去す
るため、コイルが巻装されるスロット内スペースが確保
でき、高密度なコイルの巻線が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
外周に複数個のスロットを有する円筒状の電機子コア組
立品で、コア外周を保持しながら巻装すべき2個のスロ
ット間の一方を塞ぐとともに前記スロット内へコイルを
導く一対のガイドチャックと、前記ガイドチャックの回
りにコイルを巻回させる一対のフライヤと、前記2個の
スロット間の他方を塞ぐ一対のセンターガイドを装備し
た電機子巻線装置において、前記センターガイドに、ス
ロット内のコイルを整形する整形ブレードを内蔵した整
形機構を備えたことを特徴とする電機子巻線装置であ
り、スロット内のコイルの弛みなどによる障害により有
効スロットスペースが限定された電機子に対し、コイル
を高密度に巻装しながら巻線完成品を作ることができ
る。
【0011】本発明の請求項2記載の発明は、巻線工程
に続けてコイル整形工程を実施し、前記2つの工程を繰
り返し行うことを特徴とする電機子の巻線方法であり、
スロット内のすでに巻装されたコイルの膨らみなどを整
形し、後で巻装されるコイルの有効スロットスペースを
確保することができる。
【0012】本発明の請求項3記載の発明は、巻線工程
に続けて行われるコイル整形工程において、巻装される
直前のスロット内のコイルを整形することを特徴とする
巻線方法で、スロット内の既に巻装されたコイルに対し
てコイル整形を施しコイルの膨らみなどの障害を除去す
ることで、直後に巻装されるコイルの有効スロットスペ
ースを確保することができる。
【0013】本発明の請求項4記載の発明は、巻線工程
に続けて行われるコイル整形工程において、巻装された
直後のスロット内のコイルを整形することを特徴とする
巻線方法で、巻装された直後のスロット内のコイルに対
してコイル整形を施しコイルの膨らみなどの障害を除去
することで、後で巻装されるコイルの有効スロットスペ
ースを確保することができる。
【0014】以下、本発明の実施の形態を示す図につい
て説明する。
【0015】図6は従来の電機子巻線装置の実施例を示
す正断面図、図7はその側断面図である。外周に複数個
のスロットを有する円筒状の電機子コア組立品10で、
コア外周を保持しながら巻装すべき2個のスロット12
a、12a間の一方を塞ぐとともに前記スロット内へコ
イル40を導く一対のガイドチャック20と、前記ガイ
ドチャック20の回りにコイル40を巻回させる一対の
フライヤ21と、前記2個のスロット12a、12a間
の他方を塞ぐ一対のセンターガイド22を装備した装置
構成である。
【0016】図1は本発明の実施例を示す正断面図であ
る。図6、図7に示す従来例の構成と異なるのは次の点
である。一対のセンターガイド22にスロットオープン
13に近い幅のコイル整形ブレード30を内蔵し、前記
コイル整形ブレード30に整形圧力を制御できる整形駆
動源31を接続した構成である。巻装された電機子コア
組立品10の整形すべきスロットを順次回転方向に移動
させコイル整形ブレード30の位置とすることで、巻線
工程に続けてスロット内コイル41に対してコイル整形
を施し、巻装スペースを確保することができる。
【0017】図4は本発明の電機子巻線装置による巻線
方法の実施例を示す正断面図で、電機子コア組立品10
の巻装される直前のスロット12b、12bを回転方向
に移動させコイル整形ブレード30の位置とすること
で、巻線工程に続けて既に巻装されたスロット内コイル
41に対してコイル整形を施し、直後に巻装されるスロ
ット内の巻装スペースを確保できる。
【0018】図5は同じく電機子巻線装置による巻線方
法の実施例を示す正断面図で、電機子コア組立品10の
巻装された直後のスロット12c、12cを回転方向に
移動させコイル整形ブレード30の位置とすることで、
巻線工程に続けて巻装された直後のスロット内コイル4
1に対してコイル整形を施し、後で巻装されるスロット
内の巻装スペースを確保できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外周に複
数個のスロットを有する円筒状の電機子コア組立品の、
コア外周を保持しながら巻装すべき2個のスロット間の
一方を塞ぐとともに前記スロット内へコイルを導く一対
のガイドチャックと、前記ガイドチャックの回りにコイ
ルを巻回させる一対のフライヤと、前記2個のスロット
間の他方を塞ぐ一対のセンターガイドを装備した電機子
巻線装置において、コイル整形機構の構造を複雑にする
ことなく、かつ構成するスペースを最小限にとどめた電
機子巻線装置が提供でき、巻装スペースを有効に活用し
た、巻線が高密度化された電機子が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイル整形機構の実施例を示す正断面
【図2】本発明の電機子巻線装置の実施例を示す正断面
【図3】本発明の電機子巻線装置の実施例を示す側断面
【図4】本発明の巻線方法の実施例を示す正断面図
【図5】本発明の巻線方法の実施例を示す正断面図
【図6】従来の電機子巻線装置の実施例を示す正断面図
【図7】従来の電機子巻線装置の実施例を示す側断面図
【符号の説明】
10 電機子コア組立品 11 シャフト 12a 巻装スロット 12b 巻装される直前のスロット 12c 巻装された直後のスロット 13 スロットオープン 14 整流子 20 ガイドチャック 21 フライヤ 22 センターガイド 30 コイル整形ブレード 31 整形駆動源 40 コイル 41 スロット内コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に複数個のスロットを有する円筒状
    の電機子コア組立品で、コア外周を保持しながら巻装す
    べき2個のスロット間の一方を塞ぐとともに前記スロッ
    ト内へコイルを導く一対のガイドチャックと、前記ガイ
    ドチャックの回りにコイルを巻回させる一対のフライヤ
    と、前記2個のスロット間の他方を塞ぐ一対のセンター
    ガイドを装備した電機子巻線装置において、前記センタ
    ーガイドに、スロット内のコイルを整形する整形ブレー
    ドを内蔵した整形機構を備えたことを特徴とする電機子
    巻線装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電機子巻線装置におい
    て、巻線工程に続けてコイル整形工程を実施し、前記2
    つの工程を繰り返し行うことを特徴とする電機子の巻線
    方法。
  3. 【請求項3】 コイル整形工程において、巻装される直
    前のスロット内のコイルを整形することを特徴とする請
    求項2記載の電機子の巻線方法。
  4. 【請求項4】 コイル整形工程において、巻装された直
    後のスロット内のコイルを整形することを特徴とする請
    求項2記載の電機子の巻線方法。
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