JP2001024535A - 受信機 - Google Patents
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- JP2001024535A JP2001024535A JP11195263A JP19526399A JP2001024535A JP 2001024535 A JP2001024535 A JP 2001024535A JP 11195263 A JP11195263 A JP 11195263A JP 19526399 A JP19526399 A JP 19526399A JP 2001024535 A JP2001024535 A JP 2001024535A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複雑なAGCシステムを用いず、強入力信号受
信の場合でも受信誤り率が少なく、構成を容易にし小型
化したI、Q直交復調を行う受信機を提供すること。 【解決手段】受信した高周波信号を処理する高周波ブロ
ック2と、処理された高周波信号を第1局部発振器4か
らの信号により中間周波数に変換するミキサ3と、変換
された中間周波数を処理する中間周波数ブロック5と、
第2局部発振器8と、第2局部発振器8からの信号を9
0度の位相差を有する信号として出力する第1移相器7
と、中間周波数に対しI、Q直交復調を行なうミキサ6
と、ミキサからのI、Qベースバンド信号を処理するベ
ースバンドブロック9と、ベースバンド信号を復調する
復調ブロック13とから構成され、中間周波数ブロック
5には振幅制限ブロック16と帯域制限ブロック17と
を備える。
信の場合でも受信誤り率が少なく、構成を容易にし小型
化したI、Q直交復調を行う受信機を提供すること。 【解決手段】受信した高周波信号を処理する高周波ブロ
ック2と、処理された高周波信号を第1局部発振器4か
らの信号により中間周波数に変換するミキサ3と、変換
された中間周波数を処理する中間周波数ブロック5と、
第2局部発振器8と、第2局部発振器8からの信号を9
0度の位相差を有する信号として出力する第1移相器7
と、中間周波数に対しI、Q直交復調を行なうミキサ6
と、ミキサからのI、Qベースバンド信号を処理するベ
ースバンドブロック9と、ベースバンド信号を復調する
復調ブロック13とから構成され、中間周波数ブロック
5には振幅制限ブロック16と帯域制限ブロック17と
を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムにおいて移動局として用いられる無線機に関し、特に
I、Q直交復調を行なう受信機に関する。
ムにおいて移動局として用いられる無線機に関し、特に
I、Q直交復調を行なう受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のI、Q直交復調を行なう
受信機としては、特開平7−94981号に示され、図
10に示すようなダイレクトコンバージョン受信機が知
られている。図10は、このような従来のI、Q直交復
調を行なう受信機の構成を示すブロック図である。図1
0に示す受信機は、受信した無線信号周波数を増幅する
第1可変利得増幅器25と、第1可変利得増幅器25の
出力をベースバンド信号に直交復調する直交復調器26
と、直交復調器26から出力されたベースバンド信号か
ら不要成分を除去する低域通過フィルタ29、30と、
低域通過フィルタ出力を増幅する第2可変利得増幅器3
1、32と、ベースバンド信号をデジタル変換するA/
D変換機33、34と、そのレベルを検出するレベル検
出部35と、その検出レベルをもとに制御を行なう利得
制御部36とを備え、レベル検出部35で検出されたベ
ースバンド信号のレベルに対して、第1可変利得増幅器
25及び第2可変利得増幅器31、32の利得を制御し
て受信系のダイナミックレンジを確保するようにしてい
る。このような可変利得増幅器の利得を変化するシステ
ムを以降、AGCシステムという。
受信機としては、特開平7−94981号に示され、図
10に示すようなダイレクトコンバージョン受信機が知
られている。図10は、このような従来のI、Q直交復
調を行なう受信機の構成を示すブロック図である。図1
0に示す受信機は、受信した無線信号周波数を増幅する
第1可変利得増幅器25と、第1可変利得増幅器25の
出力をベースバンド信号に直交復調する直交復調器26
と、直交復調器26から出力されたベースバンド信号か
ら不要成分を除去する低域通過フィルタ29、30と、
低域通過フィルタ出力を増幅する第2可変利得増幅器3
1、32と、ベースバンド信号をデジタル変換するA/
D変換機33、34と、そのレベルを検出するレベル検
出部35と、その検出レベルをもとに制御を行なう利得
制御部36とを備え、レベル検出部35で検出されたベ
ースバンド信号のレベルに対して、第1可変利得増幅器
25及び第2可変利得増幅器31、32の利得を制御し
て受信系のダイナミックレンジを確保するようにしてい
る。このような可変利得増幅器の利得を変化するシステ
ムを以降、AGCシステムという。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の受信機においては、AGCシステムが非常に複雑で
あり、容易に受信機を実現することが困難であると言う
問題があった。また、AGCシステムにおいて許容不可
能な強い入力の受信信号レベルがアンテナから入力され
た場合には、受信誤り率特性に劣化が生じると言う問題
があった。
来の受信機においては、AGCシステムが非常に複雑で
あり、容易に受信機を実現することが困難であると言う
問題があった。また、AGCシステムにおいて許容不可
能な強い入力の受信信号レベルがアンテナから入力され
た場合には、受信誤り率特性に劣化が生じると言う問題
があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するため
のもので、I、Q直交復調を行う受信機において、AG
Cシステムを用いずに、強入力信号を受信した場合でも
受信誤り率が少なく、受信機の構成を容易にし且つ受信
機を小型化することを目的とする。
のもので、I、Q直交復調を行う受信機において、AG
Cシステムを用いずに、強入力信号を受信した場合でも
受信誤り率が少なく、受信機の構成を容易にし且つ受信
機を小型化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
るため、本発明の請求項1に記載の発明は、アンテナで
受信したディジタルもしくはアナログ信号で変調された
高周波信号を処理する高周波ブロックと、前記高周波信
号を中間周波数に変換するミキサと、前記ミキサで混合
する第1局部発振周波数を発生する第1局部発振器と、
前記ミキサにより変換された中間周波数を処理する中間
周波数ブロックと、前記中間周波数に対しI、Q直交復
調を行うミキサと、前記I、Q直交復調を行うミキサで
混合する第2局部発振周波数を発生する第2局部発振器
と、前記第2局部発振周波数から一対の直交位相出力を
得る移相器と、前記I、Q直交復調を行なうミキサから
得られたI、Qベースバンド信号を処理するベースバン
ドブロックと、前記I、Qベースバンド信号を復調する
復調ブロックとを具備し、前記中間周波数ブロックに振
幅制限ブロック及び帯域制限ブロックを備え、受信した
高周波信号の振幅及び帯域を制限するようにしたもので
あり、AGCシステムを用いずに、容易に受信機を小型
に構成することができるとともに、強入力信号を受信し
た場合でも受信誤り率が少ない良好な受信誤り率特性が
得られるという作用を有する。
るため、本発明の請求項1に記載の発明は、アンテナで
受信したディジタルもしくはアナログ信号で変調された
高周波信号を処理する高周波ブロックと、前記高周波信
号を中間周波数に変換するミキサと、前記ミキサで混合
する第1局部発振周波数を発生する第1局部発振器と、
前記ミキサにより変換された中間周波数を処理する中間
周波数ブロックと、前記中間周波数に対しI、Q直交復
調を行うミキサと、前記I、Q直交復調を行うミキサで
混合する第2局部発振周波数を発生する第2局部発振器
と、前記第2局部発振周波数から一対の直交位相出力を
得る移相器と、前記I、Q直交復調を行なうミキサから
得られたI、Qベースバンド信号を処理するベースバン
ドブロックと、前記I、Qベースバンド信号を復調する
復調ブロックとを具備し、前記中間周波数ブロックに振
幅制限ブロック及び帯域制限ブロックを備え、受信した
高周波信号の振幅及び帯域を制限するようにしたもので
あり、AGCシステムを用いずに、容易に受信機を小型
に構成することができるとともに、強入力信号を受信し
た場合でも受信誤り率が少ない良好な受信誤り率特性が
得られるという作用を有する。
【0006】本発明の請求項2に記載の発明は、前記帯
域制限ブロックを前記振幅制限ブロックの出力及び前記
I、Q直交復調を行なうミキサの入力の少なくとも一方
の整合回路を利用して構成するようにしたものであり、
SAWフィルタ、セラミックフィルタ等のメカニカルフ
ィルタを用いずに、他のブロックの整合回路を利用する
ことにより、帯域制限を実現することができるため、更
に受信機を小型化することができるという作用を有す
る。
域制限ブロックを前記振幅制限ブロックの出力及び前記
I、Q直交復調を行なうミキサの入力の少なくとも一方
の整合回路を利用して構成するようにしたものであり、
SAWフィルタ、セラミックフィルタ等のメカニカルフ
ィルタを用いずに、他のブロックの整合回路を利用する
ことにより、帯域制限を実現することができるため、更
に受信機を小型化することができるという作用を有す
る。
【0007】本発明の請求項3に記載の発明は、前記第
1局部発振器と、前記第2局部発振器と、前記移相器の
構成を、前記高周波信号周波数の4/5の周波数を発生
する局部発振器と、前記局部発振器の発振周波数を2分
周する第1分周器と、前記第1分周器の出力を2分周し
同時に一対の直交位相出力を得る第2分周器とで構成す
るようにしたものであり、第1局部発振器と第2局部発
振器に代え高周波信号周波数の4/5の周波数を出力す
る局部発振器1個で構成することができるので、更に受
信機を小型化することができるという作用を有する。
1局部発振器と、前記第2局部発振器と、前記移相器の
構成を、前記高周波信号周波数の4/5の周波数を発生
する局部発振器と、前記局部発振器の発振周波数を2分
周する第1分周器と、前記第1分周器の出力を2分周し
同時に一対の直交位相出力を得る第2分周器とで構成す
るようにしたものであり、第1局部発振器と第2局部発
振器に代え高周波信号周波数の4/5の周波数を出力す
る局部発振器1個で構成することができるので、更に受
信機を小型化することができるという作用を有する。
【0008】本発明の請求項4に記載の発明は、前記第
1局部発振器と、前記第2局部発振器と、前記移相器の
構成を、前記高周波信号周波数の2/5の周波数を発生
する局部発振器と、前記局部発振器出力を2てい倍する
2てい倍器と、前記局部発振器の出力を2分周し同時に
一対の直交位相出力を得る分周器とで構成するようにし
たものであり、第1局部発振器と第2局部発振器に代え
高周波信号周波数の2/5の周波数を出力する局部発振
器1個で構成することができるので、更に受信機を小型
化することができるという作用を有する。
1局部発振器と、前記第2局部発振器と、前記移相器の
構成を、前記高周波信号周波数の2/5の周波数を発生
する局部発振器と、前記局部発振器出力を2てい倍する
2てい倍器と、前記局部発振器の出力を2分周し同時に
一対の直交位相出力を得る分周器とで構成するようにし
たものであり、第1局部発振器と第2局部発振器に代え
高周波信号周波数の2/5の周波数を出力する局部発振
器1個で構成することができるので、更に受信機を小型
化することができるという作用を有する。
【0009】本発明の請求項5に記載の発明は、I、Q
ベースバンド信号を変調するI、Q直交変調を行うミキ
サと、前記I、Q直交変調を行うミキサの出力から直流
オフセット電圧を検出する直流オフセット電圧検出ブロ
ックと、前記検出した直流オフセット電圧をもとにベー
スバンドブロックに対し前記直流オフセット電圧を補正
する信号を出力する直流オフセット電圧キャンセル制御
ロジックブロックとを備えるようにしたものであり、ベ
ースバンドブロックの直流オフセット電圧を正しく補正
して、良好な受信誤り率特性を得ることができるという
作用を有する。
ベースバンド信号を変調するI、Q直交変調を行うミキ
サと、前記I、Q直交変調を行うミキサの出力から直流
オフセット電圧を検出する直流オフセット電圧検出ブロ
ックと、前記検出した直流オフセット電圧をもとにベー
スバンドブロックに対し前記直流オフセット電圧を補正
する信号を出力する直流オフセット電圧キャンセル制御
ロジックブロックとを備えるようにしたものであり、ベ
ースバンドブロックの直流オフセット電圧を正しく補正
して、良好な受信誤り率特性を得ることができるという
作用を有する。
【0010】本発明の請求項6に記載の発明は、前記高
周波信号を中間周波数に変換するミキサの電源または前
記第1局部発振器からの信号を断ち切る手段を設けるよ
うにしたものであり、直流成分を含んだ信号を受信した
場合においても、べースバンドブロックの直流オフセッ
ト電圧を正しく補正して、良好な受信誤り率特性が得ら
れるという作用を有する。
周波信号を中間周波数に変換するミキサの電源または前
記第1局部発振器からの信号を断ち切る手段を設けるよ
うにしたものであり、直流成分を含んだ信号を受信した
場合においても、べースバンドブロックの直流オフセッ
ト電圧を正しく補正して、良好な受信誤り率特性が得ら
れるという作用を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施の形態)以下、図1乃至図
9及び図11に基づき、本発明の一実施の形態における
I、Q直交復調を行なう受信機について詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施の形態におけるI、Q直交復
調を行なう受信機の構成を示すブロック図である。ま
ず、図1を参照して、本実施の形態における受信機の構
成を説明する。
9及び図11に基づき、本発明の一実施の形態における
I、Q直交復調を行なう受信機について詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施の形態におけるI、Q直交復
調を行なう受信機の構成を示すブロック図である。ま
ず、図1を参照して、本実施の形態における受信機の構
成を説明する。
【0012】図1において、アンテナ1で受信されたデ
ィジタルもしくはアナログ信号で変調された高周波信号
を処理する高周波ブロック2と、高周波信号を中間周波
数信号に変換するためのミキサ3と、高周波信号をミキ
サ3で混合する第1局部発振周波数を発生する第1局部
発振器4と、ミキサ3によって中間周波数に変換された
信号を処理をする中間周波数ブロック5と、第2局部発
振周波数を発生する第2局部発振器8と、第2局部発振
器8からの第2局部発振周波数から一対の直交位相出力
I、Qを得る第1移相器7と、中間周波数ブロック5か
らの中間周波数を第1移相器7からの一対の直交位相出
力I、QによりI、Q直交復調を行うミキサ6と、I、
Q直交復調を行うミキサ6から得られたI、Qベースバ
ンド信号を処理するベースバンドブロック9と、第3局
部発振周波数を発生する第3局部発振器12と、第3局
部発振器12からの第3局部発振周波数から一対の直交
位相出力I、Qを得る第2移相器11と、I、Qベース
バンド信号を第2移相器11からの一対の直交位相出力
I、QによりI、Q直交変調するI、Q直交変調するミ
キサ10と、I、Qベースバンド信号を復調する復調ブ
ロック13と、ベースバンドブロック9に存在する直流
オフセット電圧を検出する直流オフセット電圧検出ブロ
ック14と、直流オフセット電圧検出ブロック14の信
号に基づいて制御を行なう直流オフセット電圧キャンセ
ル制御ブロック15とにより構成される。
ィジタルもしくはアナログ信号で変調された高周波信号
を処理する高周波ブロック2と、高周波信号を中間周波
数信号に変換するためのミキサ3と、高周波信号をミキ
サ3で混合する第1局部発振周波数を発生する第1局部
発振器4と、ミキサ3によって中間周波数に変換された
信号を処理をする中間周波数ブロック5と、第2局部発
振周波数を発生する第2局部発振器8と、第2局部発振
器8からの第2局部発振周波数から一対の直交位相出力
I、Qを得る第1移相器7と、中間周波数ブロック5か
らの中間周波数を第1移相器7からの一対の直交位相出
力I、QによりI、Q直交復調を行うミキサ6と、I、
Q直交復調を行うミキサ6から得られたI、Qベースバ
ンド信号を処理するベースバンドブロック9と、第3局
部発振周波数を発生する第3局部発振器12と、第3局
部発振器12からの第3局部発振周波数から一対の直交
位相出力I、Qを得る第2移相器11と、I、Qベース
バンド信号を第2移相器11からの一対の直交位相出力
I、QによりI、Q直交変調するI、Q直交変調するミ
キサ10と、I、Qベースバンド信号を復調する復調ブ
ロック13と、ベースバンドブロック9に存在する直流
オフセット電圧を検出する直流オフセット電圧検出ブロ
ック14と、直流オフセット電圧検出ブロック14の信
号に基づいて制御を行なう直流オフセット電圧キャンセ
ル制御ブロック15とにより構成される。
【0013】更に、本実施の形態においては、中間周波
数ブロック5に、振幅制限ブロック16と帯域制限ブロ
ック17とを備えるようにしたものである。振幅制限ブ
ロック16は図4とともに詳細に後述する。帯域制限ブ
ロック17は、振幅制限ブロックの出力及びI、Q直交
復調を行なうミキサ6の入力のうち少なくとも一方のイ
ンピーダンス整合を行うように備えられている整合回路
を利用して構成することができる。すなわち、整合回路
は本来フィルタ特性を有することから、そのフィルタ特
性を用い帯域制限を行うことができる。その上、この整
合回路は、SAWフィルタやセラミックフィルタのよう
に、大きなフィルタを使用せず、抵抗、コンデンサ及び
コイルなど小さな数個の部品で構成するため、非常に小
型にすることができる。
数ブロック5に、振幅制限ブロック16と帯域制限ブロ
ック17とを備えるようにしたものである。振幅制限ブ
ロック16は図4とともに詳細に後述する。帯域制限ブ
ロック17は、振幅制限ブロックの出力及びI、Q直交
復調を行なうミキサ6の入力のうち少なくとも一方のイ
ンピーダンス整合を行うように備えられている整合回路
を利用して構成することができる。すなわち、整合回路
は本来フィルタ特性を有することから、そのフィルタ特
性を用い帯域制限を行うことができる。その上、この整
合回路は、SAWフィルタやセラミックフィルタのよう
に、大きなフィルタを使用せず、抵抗、コンデンサ及び
コイルなど小さな数個の部品で構成するため、非常に小
型にすることができる。
【0014】本実施の形態によると、中間周波数ブロッ
ク5に、極簡単且つ小型の振幅制限ブロック16と、既
存の小型な整合回路を利用した帯域制限ブロック17と
を備えるようにしたことにより、複雑且つ構成困難なA
GCシステムを用いずに容易に受信機を構成することが
できるとともに、強入力信号を受信した場合でも受信誤
り率が少ない良好な受信誤り率特性が得られるという効
果が得られる。
ク5に、極簡単且つ小型の振幅制限ブロック16と、既
存の小型な整合回路を利用した帯域制限ブロック17と
を備えるようにしたことにより、複雑且つ構成困難なA
GCシステムを用いずに容易に受信機を構成することが
できるとともに、強入力信号を受信した場合でも受信誤
り率が少ない良好な受信誤り率特性が得られるという効
果が得られる。
【0015】次に、図2を参照して、図1に示す第1局
部発振器4と、第2局部発振器8と、第1移相器7に対
する他の構成例について説明する。図2は図1に示す第
1局部発振器、第2局部発振器及び第1移相器に代わる
他の構成例を示す図である。その構成は、図2に示すよ
うに、入力する高周波信号の周波数の4/5の周波数を
発生する局部発振器18と、局部発振器18の発振周波
数を2分周する第1分周器26と、第1分周器26の出
力信号を2分周して、同時に一対の直交位相出力を得る
第2分周器27とにより構成される。図2に示す本実施
の形態によると、局部発振器を少なくしたことにより、
更に小型の受信機を構成することができる。
部発振器4と、第2局部発振器8と、第1移相器7に対
する他の構成例について説明する。図2は図1に示す第
1局部発振器、第2局部発振器及び第1移相器に代わる
他の構成例を示す図である。その構成は、図2に示すよ
うに、入力する高周波信号の周波数の4/5の周波数を
発生する局部発振器18と、局部発振器18の発振周波
数を2分周する第1分周器26と、第1分周器26の出
力信号を2分周して、同時に一対の直交位相出力を得る
第2分周器27とにより構成される。図2に示す本実施
の形態によると、局部発振器を少なくしたことにより、
更に小型の受信機を構成することができる。
【0016】次に、図3を参照して、図1に示す第1局
部発振器4と、第2局部発振器8と、第1移相器7に対
する更に他の構成例について説明する。図3は図1に示
す第1局部発振器、第2局部発振器及び第1移相器に代
わる更に他の構成例を示す図である。その構成は、図3
に示すように、入力する高周波信号の周波数の2/5の
周波数を発生する局部発振器19と、局部発振器19の
出力を2てい倍する2てい倍器20と、局部発振器19
の出力を2分周すると同時に、一対の直交位相出力を得
る分周器21とにより構成される。上記の図2及び図3
に示す各分周器16、17及び21はT型フリップフロ
ップを用いて構成することができる。また、2てい倍器
20はギルバートセルなどの掛算器を用いて構成するこ
とができる。図3に示す本実施の形態によると、局部発
振器を少なくしたことにより、更に小型の受信機を構成
することができる。
部発振器4と、第2局部発振器8と、第1移相器7に対
する更に他の構成例について説明する。図3は図1に示
す第1局部発振器、第2局部発振器及び第1移相器に代
わる更に他の構成例を示す図である。その構成は、図3
に示すように、入力する高周波信号の周波数の2/5の
周波数を発生する局部発振器19と、局部発振器19の
出力を2てい倍する2てい倍器20と、局部発振器19
の出力を2分周すると同時に、一対の直交位相出力を得
る分周器21とにより構成される。上記の図2及び図3
に示す各分周器16、17及び21はT型フリップフロ
ップを用いて構成することができる。また、2てい倍器
20はギルバートセルなどの掛算器を用いて構成するこ
とができる。図3に示す本実施の形態によると、局部発
振器を少なくしたことにより、更に小型の受信機を構成
することができる。
【0017】次に、図4及び図5を参照して、図1に示
す振幅制限ブロック16の構成を説明する。図4は図1
に示す振幅制限ブロックを構成する回路を示す図、図5
は振幅制限ブロックの入力レベルに対する出力レベルの
関係を示すグラフ図である。図4に示すように、本実施
の形態における振幅制限ブロックは差動アンプ回路によ
り構成される。図5のグラフに示すように、図4のよう
な差動アンプ回路を用いて、差動アンプ回路の動作電流
Ioと差動アンプ回路の負荷RLとを任意に決めること
により、振幅制限ブロックの飽和レベルを自由に設定す
ることが可能となる。また、振幅制限ブロック16は上
記に示すような差動アンプ回路で構成しなくとも、出力
飽和を自由に設定できるものであれば、どのような回路
構成でも構わない。
す振幅制限ブロック16の構成を説明する。図4は図1
に示す振幅制限ブロックを構成する回路を示す図、図5
は振幅制限ブロックの入力レベルに対する出力レベルの
関係を示すグラフ図である。図4に示すように、本実施
の形態における振幅制限ブロックは差動アンプ回路によ
り構成される。図5のグラフに示すように、図4のよう
な差動アンプ回路を用いて、差動アンプ回路の動作電流
Ioと差動アンプ回路の負荷RLとを任意に決めること
により、振幅制限ブロックの飽和レベルを自由に設定す
ることが可能となる。また、振幅制限ブロック16は上
記に示すような差動アンプ回路で構成しなくとも、出力
飽和を自由に設定できるものであれば、どのような回路
構成でも構わない。
【0018】図4及び図5に示す本実施の形態による
と、AGCシステムを用いることなく、容易に受信機を
小型に構成することができ、且つ強入力信号を受信した
場合でも受信誤り率を少なくすることができる。
と、AGCシステムを用いることなく、容易に受信機を
小型に構成することができ、且つ強入力信号を受信した
場合でも受信誤り率を少なくすることができる。
【0019】次に、図6を参照して、図1に示す本発明
の一実施の形態におけるI、Q直交復調を行なう受信機
の動作を説明する。図6は本発明の一実施の形態におけ
るI、Q直交復調を行なう受信機のレベルダイアグラム
を示す図である。図6に示すレベルダイアグラムはアン
テナ1からレベルAという受信信号が入力された場合を
示している。実線Iは中間周波数ブロック5に振幅制限
ブロック16が備わっていない場合、点線IIは中間周
波数ブロック5に振幅制限ブロック16が備わっている
場合を示す。
の一実施の形態におけるI、Q直交復調を行なう受信機
の動作を説明する。図6は本発明の一実施の形態におけ
るI、Q直交復調を行なう受信機のレベルダイアグラム
を示す図である。図6に示すレベルダイアグラムはアン
テナ1からレベルAという受信信号が入力された場合を
示している。実線Iは中間周波数ブロック5に振幅制限
ブロック16が備わっていない場合、点線IIは中間周
波数ブロック5に振幅制限ブロック16が備わっている
場合を示す。
【0020】振幅制限ブロック16及び帯域制限ブロッ
ク17が備わっていない場合に、アンテナ1からレベル
A以上の受信信号が入力されると、ベースバンドブロッ
ク9の出力が飽和して、ベースバンドブロック9により
正常なベースバンド処理が行われない。中間周波数ブロ
ック5に振幅制限ブロック16及び帯域制限ブロック1
7が備わっている場合は、ベースバンドブロック9が飽
和するアンテナ入力レベルA(実線I)になる前に、振
幅制限ブロック16において振幅制限が掛かるように振
幅制限ブロック16の飽和レベルを設定することによ
り、ベースバンドブロック9の飽和を抑制する(点線I
I)ことができる。帯域制限ブロック17は振幅制限ブ
ロック16において発生した高調波成分を除去する。そ
の結果、アンテナ1にレベルA以上の受信信号が入力さ
れた場合でも、ベースバンドブロック9では飽和するこ
となく正常なベースバンド処理が行われる。
ク17が備わっていない場合に、アンテナ1からレベル
A以上の受信信号が入力されると、ベースバンドブロッ
ク9の出力が飽和して、ベースバンドブロック9により
正常なベースバンド処理が行われない。中間周波数ブロ
ック5に振幅制限ブロック16及び帯域制限ブロック1
7が備わっている場合は、ベースバンドブロック9が飽
和するアンテナ入力レベルA(実線I)になる前に、振
幅制限ブロック16において振幅制限が掛かるように振
幅制限ブロック16の飽和レベルを設定することによ
り、ベースバンドブロック9の飽和を抑制する(点線I
I)ことができる。帯域制限ブロック17は振幅制限ブ
ロック16において発生した高調波成分を除去する。そ
の結果、アンテナ1にレベルA以上の受信信号が入力さ
れた場合でも、ベースバンドブロック9では飽和するこ
となく正常なベースバンド処理が行われる。
【0021】次に、図7及び図8を参照して、図1に示
す本発明の一実施の形態におけるI、Q直交復調を行な
う受信機において、π/4シフトQPSK変調された信
号を受信した場合に、I又はQチャネルベースバンドブ
ロックの出力波形、ベースバンドブロックの出力コンス
タレーション及び受信誤り率特性を用いて振幅制限ブロ
ック及び帯域制限ブロックから得られる効果について説
明する。図7は中間周波数ブロックに振幅制限ブロック
及び帯域制限ブロックを用いた場合と用いない場合にお
けるベースバンドブロックの出力波形、出力コンスタレ
ーション及び受信誤り率特性を示す図、図8は中間周波
数の高次高調波に対する振幅制御出力レベルのグラフ図
である。
す本発明の一実施の形態におけるI、Q直交復調を行な
う受信機において、π/4シフトQPSK変調された信
号を受信した場合に、I又はQチャネルベースバンドブ
ロックの出力波形、ベースバンドブロックの出力コンス
タレーション及び受信誤り率特性を用いて振幅制限ブロ
ック及び帯域制限ブロックから得られる効果について説
明する。図7は中間周波数ブロックに振幅制限ブロック
及び帯域制限ブロックを用いた場合と用いない場合にお
けるベースバンドブロックの出力波形、出力コンスタレ
ーション及び受信誤り率特性を示す図、図8は中間周波
数の高次高調波に対する振幅制御出力レベルのグラフ図
である。
【0022】図7において、I又はQチャネルベースバ
ンドブロック9の出力波形とベースバンドブロック9の
出力コンスタレーションについては、説明のため、シン
ボルのデータパターンが“00”の固定シンボルデータ
パターンを受信した場合、すなわち、I、Q信号が空間
ダイヤグラム上をπ/4ずつ移動するシンボルデータパ
ターンを受信した場合の波形を示す。
ンドブロック9の出力波形とベースバンドブロック9の
出力コンスタレーションについては、説明のため、シン
ボルのデータパターンが“00”の固定シンボルデータ
パターンを受信した場合、すなわち、I、Q信号が空間
ダイヤグラム上をπ/4ずつ移動するシンボルデータパ
ターンを受信した場合の波形を示す。
【0023】図7のaは、中間周波数ブロック5の振幅
制限ブロック16と帯域制限ブロック17を用いない場
合で、強入力の受信信号がアンテナ1から入力された場
合を示し、そのときは、ベースバンドブロック9で信号
が飽和して矩形波となる。ベースバンドブロック9の出
力のコンスタレーションは四角くなり、シンボル識別位
置からのずれが大きく、受信誤り率特性はベースバンド
ブロック9が飽和すると同時に急激に劣化する。
制限ブロック16と帯域制限ブロック17を用いない場
合で、強入力の受信信号がアンテナ1から入力された場
合を示し、そのときは、ベースバンドブロック9で信号
が飽和して矩形波となる。ベースバンドブロック9の出
力のコンスタレーションは四角くなり、シンボル識別位
置からのずれが大きく、受信誤り率特性はベースバンド
ブロック9が飽和すると同時に急激に劣化する。
【0024】それに対し、図7のbに示す中間周波数ブ
ロック5に振幅制限ブロック16を備えた場合は、ベー
スバンド9の出力波形が正弦波に若干歪みが残る程度に
改善され、ベースバンドブロック9の出力コンスタレー
ションにおいては、シンボル識別位置から若干ずれる程
度となる。そして、受信誤り率特性をみると、アンテナ
1から強入力受信信号が入力されても誤り率が若干劣化
する程度に改善される。
ロック5に振幅制限ブロック16を備えた場合は、ベー
スバンド9の出力波形が正弦波に若干歪みが残る程度に
改善され、ベースバンドブロック9の出力コンスタレー
ションにおいては、シンボル識別位置から若干ずれる程
度となる。そして、受信誤り率特性をみると、アンテナ
1から強入力受信信号が入力されても誤り率が若干劣化
する程度に改善される。
【0025】更に、図7のcは中間周波数ブロック5に
振幅制限ブロック16とともに帯域制限ブロック17を
備えた場合の特性を示し、図7のdはベースバンドブロ
ック9の出力が飽和しない場合の特性を示す。図7のc
に示すように、中間周波数ブロック5に更に帯域制限ブ
ロック17を備えると、振幅制限ブロック16で発生し
た高次高調波を、図8に示すように、中間周波数に対し
て25dB減衰した場合は、図7のdに示すベースバン
ドブロック9の出力が飽和しない場合の特性と同等であ
り、ベースバンドブロック9の出力コンスタレーション
はシンボル識別位置上に存在し、良好なコンスタレーシ
ョンが得られる。また、受信誤り率特性はアンテナ1か
ら強入力の受信信号が入力されても受信誤り率の劣化は
起こらない。
振幅制限ブロック16とともに帯域制限ブロック17を
備えた場合の特性を示し、図7のdはベースバンドブロ
ック9の出力が飽和しない場合の特性を示す。図7のc
に示すように、中間周波数ブロック5に更に帯域制限ブ
ロック17を備えると、振幅制限ブロック16で発生し
た高次高調波を、図8に示すように、中間周波数に対し
て25dB減衰した場合は、図7のdに示すベースバン
ドブロック9の出力が飽和しない場合の特性と同等であ
り、ベースバンドブロック9の出力コンスタレーション
はシンボル識別位置上に存在し、良好なコンスタレーシ
ョンが得られる。また、受信誤り率特性はアンテナ1か
ら強入力の受信信号が入力されても受信誤り率の劣化は
起こらない。
【0026】なお、帯域制限ブロック17で行なわれる
帯域制限については必ずしも25dB減衰させる必要が
あるわけではなく、必要な受信誤り率特性が得られる程
度で良い。
帯域制限については必ずしも25dB減衰させる必要が
あるわけではなく、必要な受信誤り率特性が得られる程
度で良い。
【0027】以上の説明からわかるように、中間周波数
ブロック5に振幅制限ブロック16及び帯域制限ブロッ
ク17を備えることにより、アンテナ1から強入力の信
号を受信しても良好な受信誤り率特性が得られると言う
ことがわかる。
ブロック5に振幅制限ブロック16及び帯域制限ブロッ
ク17を備えることにより、アンテナ1から強入力の信
号を受信しても良好な受信誤り率特性が得られると言う
ことがわかる。
【0028】また、I、Q直交復調を行なう受信機にお
いては、ベースバンドブロック9に発生する直流オフセ
ット電圧により受信性能を劣化させるという問題があ
る。例えば、π/4シフトQPSKなどのデジタル変調
された信号においては、直流付近にも信号波成分がある
ため、ベースバンドブロック9に直流オフセット電圧が
あると、直流成分同士が重畳して受信誤り率が劣化して
しまう。そのため、ベースバンドブロック9の直流オフ
セット電圧を補正する必要がある。
いては、ベースバンドブロック9に発生する直流オフセ
ット電圧により受信性能を劣化させるという問題があ
る。例えば、π/4シフトQPSKなどのデジタル変調
された信号においては、直流付近にも信号波成分がある
ため、ベースバンドブロック9に直流オフセット電圧が
あると、直流成分同士が重畳して受信誤り率が劣化して
しまう。そのため、ベースバンドブロック9の直流オフ
セット電圧を補正する必要がある。
【0029】次に、図9を参照して、ベースバンドブロ
ック9に発生する直流オフセット電圧を補正する方法に
ついて説明する。図9は本実施の形態における(図1)
直流オフセット電圧キャンセル手段の構成を示すブロッ
ク図である。直流オフセット電圧キャンセル手段はI、
Q直交変調を行うミキサ10出力のキャリアリークを位
相検波する検波器22と検波出力の直流成分を抽出する
低周波通過フィルタ(LPF)23とからなる直流オフ
セット検出ブロック14と、直流オフセット電圧キャン
セル制御ロジックブロック24とを含み構成される。
ック9に発生する直流オフセット電圧を補正する方法に
ついて説明する。図9は本実施の形態における(図1)
直流オフセット電圧キャンセル手段の構成を示すブロッ
ク図である。直流オフセット電圧キャンセル手段はI、
Q直交変調を行うミキサ10出力のキャリアリークを位
相検波する検波器22と検波出力の直流成分を抽出する
低周波通過フィルタ(LPF)23とからなる直流オフ
セット検出ブロック14と、直流オフセット電圧キャン
セル制御ロジックブロック24とを含み構成される。
【0030】まず、直流オフセット電圧検出ブロック1
4において、I、Q直交変調を行うミキサ10の出力の
キャリアリークから直流オフセット電圧を検出する。そ
の検出した直流オフセット電圧をもとに直流オフセット
電圧キャンセル制御ロジックブロック24を用いてベー
スバンドブロック9に対し負帰還することで直流オフセ
ット電圧を補正することができる。
4において、I、Q直交変調を行うミキサ10の出力の
キャリアリークから直流オフセット電圧を検出する。そ
の検出した直流オフセット電圧をもとに直流オフセット
電圧キャンセル制御ロジックブロック24を用いてベー
スバンドブロック9に対し負帰還することで直流オフセ
ット電圧を補正することができる。
【0031】図9に示す本実施の形態によると、I、Q
直交変調を行うミキサの出力から直流オフセット電圧を
検出して、それをベースバンドブロックからキャンセル
するようにしたことにより、受信誤り率が少ない良好な
受信誤り率特性を得ることができる。
直交変調を行うミキサの出力から直流オフセット電圧を
検出して、それをベースバンドブロックからキャンセル
するようにしたことにより、受信誤り率が少ない良好な
受信誤り率特性を得ることができる。
【0032】また、他の手段としては、ベースバンドブ
ロック9の出力をA/D変換機でアナログ信号をディジ
タル信号に変換し、ディジタル信号処理部においてオフ
セット電圧を検出し、検出したオフセット電圧によりベ
ースバンドブロック9に対して直流オフセット電圧の補
正を行うようにしてもよい。
ロック9の出力をA/D変換機でアナログ信号をディジ
タル信号に変換し、ディジタル信号処理部においてオフ
セット電圧を検出し、検出したオフセット電圧によりベ
ースバンドブロック9に対して直流オフセット電圧の補
正を行うようにしてもよい。
【0033】しかしながら、このようにして直流オフセ
ット電圧を検出する場合、直流成分を持つ信号波がアン
テナ1から受信されると、正確な直流オフセット電圧を
検出することができない。そこで、正確な直流オフセッ
ト電圧の検出を行なうためには、I、Q直交復調を行な
うミキサ6の前段ブロックの電源をオフし、受信信号波
のI、Q直交復調を行なうミキサ6の入力に入ってくる
受信信号波を断ち切らなければならない。しかし、単に
I、Q直交復調を行なうミキサ6の前段ブロックの電源
をオフすると、電源制御を行なったブロック出力の負荷
が変化しI、Q直交復調を行なうミキサ6の入力インピ
ーダンスが変動してしまう。
ット電圧を検出する場合、直流成分を持つ信号波がアン
テナ1から受信されると、正確な直流オフセット電圧を
検出することができない。そこで、正確な直流オフセッ
ト電圧の検出を行なうためには、I、Q直交復調を行な
うミキサ6の前段ブロックの電源をオフし、受信信号波
のI、Q直交復調を行なうミキサ6の入力に入ってくる
受信信号波を断ち切らなければならない。しかし、単に
I、Q直交復調を行なうミキサ6の前段ブロックの電源
をオフすると、電源制御を行なったブロック出力の負荷
が変化しI、Q直交復調を行なうミキサ6の入力インピ
ーダンスが変動してしまう。
【0034】すなわち、I、Q直交復調を行なう受信機
においては、受信波と第2局部発振器8の発振周波数が
同一であるため、I、Q直交復調を行なうミキサ6の入
力インピーダンスが変化すると、第2局部発振器8から
I、Q直交復調を行うミキサ6の受信信号入力に対し受
信機内で空中または信号ラインを通して結合し、I、Q
直交復調を行うミキサ6の信号レベル量と位相が変化し
てしまう。その結果、I、Q直交復調を行うミキサ6の
前段ブロックの電源をオンした場合とオフした場合とで
直交復調後の直流オフセット電圧が変化してしまい、正
しい直流オフセット電圧を検出することが出来ない。
においては、受信波と第2局部発振器8の発振周波数が
同一であるため、I、Q直交復調を行なうミキサ6の入
力インピーダンスが変化すると、第2局部発振器8から
I、Q直交復調を行うミキサ6の受信信号入力に対し受
信機内で空中または信号ラインを通して結合し、I、Q
直交復調を行うミキサ6の信号レベル量と位相が変化し
てしまう。その結果、I、Q直交復調を行うミキサ6の
前段ブロックの電源をオンした場合とオフした場合とで
直交復調後の直流オフセット電圧が変化してしまい、正
しい直流オフセット電圧を検出することが出来ない。
【0035】また、I、Q直交復調を行なうミキサ6の
前段にアンテナスイッチを設け、直流オフセット電圧の
キャンセルを行なう時に送信側に切り替えて、アンテナ
1からの信号波を断ち切ったとしても、アンテナスイッ
チ間アイソレーションが通常30dB程度しか確保でき
ないため、アンテナ1から直流成分を含んだ大入力の信
号を受信した場合、I、Q直交復調を行なうミキサ6の
入力に若干直流成分を含んだ信号が残り、正しい直流オ
フセット電圧を検出することができない。
前段にアンテナスイッチを設け、直流オフセット電圧の
キャンセルを行なう時に送信側に切り替えて、アンテナ
1からの信号波を断ち切ったとしても、アンテナスイッ
チ間アイソレーションが通常30dB程度しか確保でき
ないため、アンテナ1から直流成分を含んだ大入力の信
号を受信した場合、I、Q直交復調を行なうミキサ6の
入力に若干直流成分を含んだ信号が残り、正しい直流オ
フセット電圧を検出することができない。
【0036】本実施の形態においては、高周波受信信号
を中間周波数に変換するミキサ3の電源をオフして、高
周波受信信号を中間周波数に変換する変換動作を止める
ことによりアンテナ1からの受信信号を完全に断ち切る
ことができる。その際、ミキサ3の電源をオフすること
により負荷変動が起こっても、振幅制限ブロック16が
バッファとなりI、Q直交復調を行なうミキサ6の入力
インピーダンスに変動が起こらないため、I、Q直交復
調を行なうミキサ6から出力する直流オフセット電圧も
変化しない。すなわち、中間周波数ブロック5に振幅制
限ブロック16を備えることにより、ミキサ3の電源を
オン/オフ制御しても、正確な直流オフセット電圧を検
出することができることになる。
を中間周波数に変換するミキサ3の電源をオフして、高
周波受信信号を中間周波数に変換する変換動作を止める
ことによりアンテナ1からの受信信号を完全に断ち切る
ことができる。その際、ミキサ3の電源をオフすること
により負荷変動が起こっても、振幅制限ブロック16が
バッファとなりI、Q直交復調を行なうミキサ6の入力
インピーダンスに変動が起こらないため、I、Q直交復
調を行なうミキサ6から出力する直流オフセット電圧も
変化しない。すなわち、中間周波数ブロック5に振幅制
限ブロック16を備えることにより、ミキサ3の電源を
オン/オフ制御しても、正確な直流オフセット電圧を検
出することができることになる。
【0037】次に、図11を参照して、アンテナ1から
の受信信号を完全に断ち切る方法の1例について説明す
る。図11はアンテナからの受信信号を完全に断ち切る
手段の1例を示すブロック図である。図11において、
37はミキサ3と第1局部発振器4との間に信号を断ち
切る手段の1例としてのスイッチである。また、このよ
うなスイッチ37によりアンテナからの受信信号を完全
に断ち切る方法は、図2及び図3に示す構成においても
同様に適用することができる。図9に示す本実施の形態
によると、正しいオフセット電圧を検出するようにした
ことにより、強入力信号を受信した場合でも受信誤り率
が少ない良好な受信誤り率特性を得ることができる。
の受信信号を完全に断ち切る方法の1例について説明す
る。図11はアンテナからの受信信号を完全に断ち切る
手段の1例を示すブロック図である。図11において、
37はミキサ3と第1局部発振器4との間に信号を断ち
切る手段の1例としてのスイッチである。また、このよ
うなスイッチ37によりアンテナからの受信信号を完全
に断ち切る方法は、図2及び図3に示す構成においても
同様に適用することができる。図9に示す本実施の形態
によると、正しいオフセット電圧を検出するようにした
ことにより、強入力信号を受信した場合でも受信誤り率
が少ない良好な受信誤り率特性を得ることができる。
【0038】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、複雑なAGCシステムを用いずに、中間周波数ブロ
ックに振幅制限ブロックと帯域制限ブロックを備えるだ
けで、I、Q直交復調を行なう小型の受信機を容易に構
成することができるとともに、強入力信号を受信した場
合でも受信誤り率が少ない良好な受信誤り率特性が得ら
れる。
ば、複雑なAGCシステムを用いずに、中間周波数ブロ
ックに振幅制限ブロックと帯域制限ブロックを備えるだ
けで、I、Q直交復調を行なう小型の受信機を容易に構
成することができるとともに、強入力信号を受信した場
合でも受信誤り率が少ない良好な受信誤り率特性が得ら
れる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され、特に
I、Q直交復調を行なう受信機において、複雑なAGC
というシステム的手段を用いずに、振幅制限ブロックと
帯域制限ブロックとを備え、受信した高周波信号の振幅
及び帯域を制限するようにしたことにより、簡単且つ容
易に、更に小型化することができるとともに、強入力信
号を受信した場合でも受信誤り率が少ない良好な受信誤
り率特性を有する受信機を構成することができる。
I、Q直交復調を行なう受信機において、複雑なAGC
というシステム的手段を用いずに、振幅制限ブロックと
帯域制限ブロックとを備え、受信した高周波信号の振幅
及び帯域を制限するようにしたことにより、簡単且つ容
易に、更に小型化することができるとともに、強入力信
号を受信した場合でも受信誤り率が少ない良好な受信誤
り率特性を有する受信機を構成することができる。
【図1】本発明の一実施の形態におけるI、Q直交復調
を行なう受信機の構成を示すブロック図、
を行なう受信機の構成を示すブロック図、
【図2】図1に示す第1局部発振器、第2局部発振器及
び第1移相器に代わる他の構成例を示す図、
び第1移相器に代わる他の構成例を示す図、
【図3】図1に示す第1局部発振器、第2局部発振器及
び第1移相器に代わる更に他の構成例を示す図、
び第1移相器に代わる更に他の構成例を示す図、
【図4】図1に示す振幅制限ブロックを構成する回路を
示す図、
示す図、
【図5】振幅制限ブロックの入力レベルに対する出力レ
ベルの関係を示すグラフ図、
ベルの関係を示すグラフ図、
【図6】本発明の一実施の形態におけるI、Q直交復調
を行なう受信機のレベルダイアグラムを示す図、
を行なう受信機のレベルダイアグラムを示す図、
【図7】中間周波数ブロックに振幅制限ブロック及び帯
域制限ブロックを用いた場合と用いない場合におけるベ
ースバンドブロックの出力波形、出力コンスタレーショ
ン及び受信誤り率特性を示す図、
域制限ブロックを用いた場合と用いない場合におけるベ
ースバンドブロックの出力波形、出力コンスタレーショ
ン及び受信誤り率特性を示す図、
【図8】中間周波数の高次高調波に対する振幅制御出力
レベルのグラフ図、
レベルのグラフ図、
【図9】本実施の形態における(図1)直流オフセット
電圧キャンセル手段の構成を示すブロック図、
電圧キャンセル手段の構成を示すブロック図、
【図10】従来のI、Q直交復調を行なう受信機の構成
を示すブロック図、
を示すブロック図、
【図11】アンテナからの受信信号を完全に断ち切る手
段の1例を示すブロック図、
段の1例を示すブロック図、
1 アンテナ 2 高周波ブロック 3 ミキサ 4 第1局部発振器 5 中間周波数ブロック 6 I、Q直交復調を行なうミキサ 7 第1移相器 8 第2局部発振器 9 ベースバンドブロック 10 I、Q直交変調をおこなうミキサ 11 第2移相器 12 第3局部発振器 13 復調ブロック 14 直流オフセット電圧検出ブロック 15 直流オフセット電圧キャンセル制御ブロック 16 振幅制限ブロック 17 帯域制限ブロック 18 局部発振器 19 局部発振器 20 2てい倍器 21 分周器 22 検波器 23 ローパスフィルタ(LPF) 24 直流オフセット電圧キャンセル制御ロジックブロ
ック 25 第1可変利得増幅器 26 直交復調器 27 局部発振器 28 移相器 29 ローパスフィルタ(LPF) 30 ローパスフィルタ(LPF) 31 第2可変利得増幅器 32 第2可変利得増幅器 33 A/D変換器 34 A/D変換器 35 レベル検出部 36 利得制御部 37 スイッチ
ック 25 第1可変利得増幅器 26 直交復調器 27 局部発振器 28 移相器 29 ローパスフィルタ(LPF) 30 ローパスフィルタ(LPF) 31 第2可変利得増幅器 32 第2可変利得増幅器 33 A/D変換器 34 A/D変換器 35 レベル検出部 36 利得制御部 37 スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 中山 和彦 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 春木 宏志 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 宇井 孝 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 長瀬 幸一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K004 AA05 AA08 FA05 FA09 FH06 JA05 JJ02 5K020 AA00 CC00 DD00 DD11 DD25 FF04 GG00 GG01 GG09 5K061 AA00 AA01 AA04 BB12 CC00 CC08 CC11 CC14 CC23 CD04 CD07
Claims (6)
- 【請求項1】アンテナで受信したディジタル信号もしく
はアナログ信号で変調された高周波信号を処理する高周
波ブロックと、前記高周波信号を中間周波数に変換する
ミキサと、前記ミキサで混合する第1局部発振周波数を
発生する第1局部発振器と、前記ミキサにより変換され
た中間周波数を処理する中間周波数ブロックと、前記中
間周波数に対しI、Q直交復調を行うミキサと、前記
I、Q直交復調を行うミキサで混合する第2局部発振周
波数を発生する第2局部発振器と、前記第2局部発振周
波数から一対の直交位相出力を得る移相器と、前記I、
Q直交復調を行なうミキサから得られたI、Qベースバ
ンド信号を処理するベースバンドブロックと、前記I、
Qベースバンド信号を復調する復調ブロックとを具備
し、前記中間周波数ブロックに振幅制限ブロック及び帯
域制限ブロックを備え、受信した高周波信号の振幅及び
帯域を制限するようにしたことを特徴とする受信機。 - 【請求項2】前記帯域制限ブロックを前記振幅制限ブロ
ックの出力及び前記I、Q直交復調を行なうミキサの入
力の少なくとも一方の整合回路を利用して構成すること
を特徴とする請求項1記載の受信機。 - 【請求項3】前記第1局部発振器と、前記第2局部発振
器と、前記移相器の構成を、前記高周波信号周波数の4
/5の周波数を発生する局部発振器と、前記局部発振器
の発振周波数を2分周する第1分周器と、前記第1分周
器の出力を2分周し同時に一対の直交位相出力を得る第
2分周器とで構成することを特徴とする請求項1または
2記載の受信機。 - 【請求項4】前記第1局部発振器と、前記第2局部発振
器と、前記移相器の構成を、前記高周波信号周波数の2
/5の周波数を発生する局部発振器と、前記局部発振器
出力を2てい倍する2てい倍器と、前記局部発振器の出
力を2分周し同時に一対の直交位相出力を得る分周器と
で構成することを特徴とする請求項1または2記載の受
信機。 - 【請求項5】I、Qベースバンド信号を変調するI、Q
直交変調を行うミキサと、前記I、Q直交変調を行うミ
キサの出力から直流オフセット電圧を検出する直流オフ
セット電圧検出ブロックと、前記検出した直流オフセッ
ト電圧をもとにベースバンドブロックに対し前記直流オ
フセット電圧を補正する信号を出力する直流オフセット
電圧キャンセル制御ロジックブロックとを備えることを
特徴とする請求項1、2、3または4記載の受信機。 - 【請求項6】前記高周波信号を中間周波数に変換するミ
キサの電源または前記第1局部発振器からの信号を断ち
切る手段を設けることを特徴とする請求項1、2、3、
4または5記載の受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195263A JP2001024535A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195263A JP2001024535A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001024535A true JP2001024535A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16338247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11195263A Pending JP2001024535A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001024535A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002082671A1 (fr) * | 2001-04-06 | 2002-10-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Syntoniseur a large bande |
US9148256B2 (en) | 2004-07-21 | 2015-09-29 | Qualcomm Incorporated | Performance based rank prediction for MIMO design |
JP2016158075A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 通信装置および通信装置の制御方法 |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP11195263A patent/JP2001024535A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002082671A1 (fr) * | 2001-04-06 | 2002-10-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Syntoniseur a large bande |
US7013124B2 (en) | 2001-04-06 | 2006-03-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Wide band tuner |
US9148256B2 (en) | 2004-07-21 | 2015-09-29 | Qualcomm Incorporated | Performance based rank prediction for MIMO design |
JP2016158075A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 通信装置および通信装置の制御方法 |
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