JP2001022625A - データ記録装置、データ記録方法、データ取得装置、データ取得方法 - Google Patents

データ記録装置、データ記録方法、データ取得装置、データ取得方法

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JP2001022625A
JP2001022625A JP11195515A JP19551599A JP2001022625A JP 2001022625 A JP2001022625 A JP 2001022625A JP 11195515 A JP11195515 A JP 11195515A JP 19551599 A JP19551599 A JP 19551599A JP 2001022625 A JP2001022625 A JP 2001022625A
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Masahito Mori
正仁 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストレージシステムに記憶されているデータ
ファイルを検索して取得することが迅速に行えるように
する。 【解決手段】 データ登録に際しては、データファイル
に対して1又は複数の属性を設定し、設定された属性に
対応するメディアの各々に対してデータファイルを記録
するようにされる。そしてデータファイルの取得に際し
ては、属性を選択するのに応じて、その属性を有するデ
ータファイルが記録されているメディアにアクセスする
ようにされる。そして、選択された属性を有するデータ
ファイル群の中から任意のデータファイルが選択された
のであれば、アクセスが完了しているメディアから選択
したデータファイルを読み出して取得するようにされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記録装置、
データ記録方法、データ取得装置、データ取得方法に関
わり、例えば、デジタル衛星放送で放送されるマルチメ
ディアコンテンツ等のデータファイルを大量に記憶して
管理する場合に適用して好適とされる。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル衛星放送の普及が進んで
いる。デジタル衛星放送は、例えば既存のアナログ放送
と比較してノイズやフェージングに強く、高品質の信号
を伝送することが可能である。また、周波数利用効率が
向上され、多チャンネル化も図ることが可能になる。具
体的には、デジタル衛星放送であれば1つの衛星で数百
チャンネルを確保することも可能である。このようなデ
ジタル衛星放送では、スポーツ、映画、音楽、ニュース
などの専門チャンネルが多数用意されており、これらの
専門チャンネルでは、それぞれの専門の企画、内容に応
じたプログラムが放送されている。
【0003】そして、上記のようなデジタル衛星放送シ
ステムを利用して、ユーザが楽曲等の音声データをダウ
ンロードできるようにしたり、いわゆるテレビショッピ
ングとして、例えばユーザが放送画面を見ながら何らか
の商品についての購買契約を結べるようにしたりするこ
とが提案されている。つまりは、デジタル衛星放送シス
テムとして、通常の放送内容と並行したデータサービス
放送を行うものである。
【0004】一例として、楽曲データのダウンロードで
あれば、放送側においては、放送番組(映像情報)と同
期させるようにして、楽曲データを多重化して放送する
ようにする。また、この楽曲データのダウンロードに際
しては、GUI(Graphical User Interface)画面(即ち
ダウンロード用の操作画面である)を表示させることで
インタラクティブな操作をユーザに行わせるようにされ
るが、このGUI画面出力のためのデータも多重化して
放送するようにされる。そして、受信装置を所有してい
るユーザ側では、所望のチャンネルを選局している状態
で、受信装置に対する所定の操作によって楽曲データを
ダウンロードするためのGUI画面を表示出力させるよ
うにする。そして、この表示された操作画面に対してユ
ーザが操作を行うことで、例えば受信装置に接続したデ
ジタルオーディオ機器に対してデータを供給し、これが
録音されるようにするものである。
【0005】ところで、上記のような楽曲データをダウ
ンロードするためのGUI画面としては、例えばGUI
画面を形成するパーツ的な画像データ、テキストデータ
などの情報に加え、更には所定操作に応じた音声出力の
ための音声データなどの単位データ(ファイル)をそれ
ぞれオブジェクトとして扱い、このオブジェクトの出力
態様を所定方式によるスクリプトの記述によって制御す
ることによって、上記操作画面についての所要の表示形
態及び音声等の出力態様を実現するように構成すること
が考えられる。つまり、いわゆるマルチメディアコンテ
ンツを放送することによって上述のようなGUI画面を
実現するものである。なお、ここでは、上記GUI画面
のようにして、記述情報によって規定されることで、或
る目的に従った機能を実現する表示画面(ここでは音声
等の出力も含む)のことを「シーン」というものとす
る。また、「オブジェクト」とは、記述情報に基づいて
その出力態様が規定される画像、音声、テキスト等の単
位情報をいうものとされる。また、伝送時においては、
ここでは記述情報自体のデータファイルも「オブジェク
ト」の1つとして扱われるものとする。
【0006】例えば、上記のようなGUI画面の放送用
コンテンツを記述するための規格としては、MHEG(M
ultimedia Hypermedia Information Coding Experts Gr
oup)方式を採用することが考えられる。MHEGの規格
にあっては、例えば1つのMHEGコンテンツ(MHE
Gアプリケーションファイル)は、1以上のシーンによ
り形成され、これらの例えば放送映像との同期出力やシ
ーン間のトランジションが規定されるようにスクリプト
の記述が行われている。また、1シーンとしては1以上
のオブジェクトが所定の表示形態によって表示されるよ
うに、スクリプトの記述により制御されている。つま
り、MHEGコンテンツは、シーン、オブジェクから成
る階層構造を有しているものとみることができる。
【0007】そして、放送側においては、上記したMH
EGコンテンツを放送内容に応じて作成することになる
が、このようなMHEGコンテンツの作成は、例えばパ
ーソナルコンピュータ装置上で、いわゆるスクリプト作
成ツールやオーサリングツールとしてのアプリケーショ
ンソフトウェア(以降、纏めてMHEGオーサリングツ
ールという)を起動させることで行うようにされる。
【0008】また、放送の実際にあっては、例えば番組
ごとに異なる内容のMHEGコンテンツを多数用意する
必要があるが、これらの多数のMHEGコンテンツのデ
ータファイルは、例えば、所定のストレージシステムに
対して記憶されて保管され、必要なときにこのストレー
ジシステムからの読み出しが行われて、放送用のデータ
として送出するようにされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記のように
してストレージシステムに保持して管理されている多数
のMHEGコンテンツの中から、放送に使用する目的の
MHEGコンテンツのデータファイルを取得するために
は、そのファイルの検索を行って、この後、ストレージ
システムから読み出しを行う必要がある。但し、一般に
は、ファイルの検索システムと、その検索したファイル
をストレージシステムから読み出すシステムとは個別と
され、従ってファイル検索作業と、ストレージシステム
からの読み出し作業もそれぞれ個別の作業となる。この
ため、例えば目的のMHEGコンテンツのデータファイ
ルを検索して、実際にストレージシステムからの読み出
しを行って放送用のデータとして取得するまでには、相
応の手間と時間を要してしまうことになる。この問題
は、ストレージシステムに記憶されているMHEGコン
テンツのデータファイル数が多くなるほど顕著となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を考慮して、ストレージシステムに記憶されている
データファイルを検索して取得するまでの手順が出来る
だけ効率のよいものとなるようにすることを目的とす
る。
【0011】このため、入力されたデータファイルに対
して検索に使用されるべき属性を1又は複数設定するこ
とのできる属性設定手段と、属性ごとに区分されてデー
タファイルが記憶されるべき複数の属性別記憶領域又は
属性別記憶媒体に対応してデータの書き込みが可能とさ
れるデータ書き込み手段と、属性設定手段によって設定
された複数の属性ごとに対応する属性別記憶領域又は属
性別記憶媒体の各々に対してデータファイルを書き込む
ように、上記データ書き込み手段に対する制御を実行す
るデータ書き込み制御手段とを備えてデータ記録装置を
構成することとした。
【0012】また、入力されたデータファイルに対して
検索に使用されるべき属性を1又は複数設定することの
できる属性設定ステップと、属性ごとに区分されてデー
タファイルが記憶されるべき複数の属性別記憶領域又は
属性別記憶媒体が存在するものとしたうえで、属性設定
ステップによって設定された複数の属性ごとに対応する
上記属性別記憶領域又は上記属性別記憶媒体の各々に対
してデータファイルを書き込むデータ書き込みステップ
とを実行するようにデータ記録方法を構成する。
【0013】上記各構成によれば、記憶管理されるべき
データファイルとしては複数の属性が与えられる。ま
た、データファイルを記憶する記憶領域又は属性別記憶
媒体としては、属性ごとに区分されて記録が行われるよ
うに複数の属性別記憶領域又は属性別記憶媒体が設けら
れる。そして、データファイルの記録に際しては、その
データファイルに対して設定された属性ごとの属性別記
憶領域又は属性別記憶媒体に対して記録を行うようにさ
れる。つまり、データファイルは、その設定された属性
に従って、複数の属性別記憶領域又は属性別記憶媒体に
対して記憶され、属性別記憶領域又は属性別記憶媒体に
記憶される内容としては、各々が対応するとされる属性
を有するデータファイルが記憶されることになる。
【0014】また、検索に使用されるべき属性が1又は
複数設定されたデータファイル単位でデータが記憶され
ており、かつ、上記属性ごとに区分されてデータファイ
ルが記憶される複数の属性別記憶領域又は属性別記憶媒
体からデータを取得するデータ取得装置であって、属性
を選択するための属性選択手段と、この属性選択手段に
より選択された属性を有するデータファイルのうちから
任意のデータファイルを選択するデータファイル選択手
段と、属性選択手段によって属性の選択が行われたとき
に、この選択された属性のデータファイルが記憶されて
いる属性別記憶領域又は属性別記憶媒体に対してアクセ
スを実行し、データファイル選択手段によってデータフ
ァイルが選択されたときには、この選択されたデータフ
ァイルを、アクセスが行われた属性別記憶領域又は属性
別記憶媒体から読み出すことでデータの取得を行うデー
タ読み出し手段とを備えてデータ取得装置を構成するこ
ととした。
【0015】また、検索に使用されるべき属性が1又は
複数設定されたデータファイル単位でデータが記憶され
ており、かつ、上記属性ごとに区分されてデータファイ
ルが記憶される複数の属性別記憶領域又は属性別記憶媒
体からデータを取得するデータ取得方法であって、属性
を選択するための属性選択ステップと、この属性選択手
段により選択された属性を有するデータファイルのうち
から任意のデータファイルを選択するデータファイル選
択ステップと、属性選択ステップによって属性の選択が
行われたときに、この選択された属性のデータファイル
が記憶されている属性別記憶領域又は属性別記憶媒体に
対してアクセスを実行するアクセスステップと、データ
ファイル選択ステップによってデータファイルが選択さ
れたときには、この選択されたデータファイルを、上記
アクセスステップによってアクセスが行われた属性別記
憶領域又は属性別記憶媒体から読み出すことでデータの
取得を行うデータ取得ステップとを実行するようにデー
タ取得方法を構成する。
【0016】上記構成にあっては、検索に使用されるべ
き属性が複数設定されたデータファイル単位でデータが
記憶されており、かつ、その属性ごとに区分されてデー
タファイルが記憶される複数の属性別記憶領域又は属性
別記憶媒体に対応していることが前提とされている。つ
まり、属性別記憶領域又は属性別記憶媒体の各々には、
その属性を有するとされるデータファイルが記憶されて
いるようにされる。そこで、先ず選択された属性に対応
する属性別記憶領域又は属性別記憶媒体にアクセスする
ようにすれば、属性についての検索を行った段階で、そ
のデータファイルが記憶されている属性別記憶領域又は
属性別記憶媒体へのアクセスが行われることになる。そ
して、この後のデータファイルの選択という検索作業に
応じて、アクセスを行っていた属性別記憶領域又は属性
別記憶媒体から目的のデータファイルを読み出すように
されるのであるから、データファイルの読み出しも、早
期に行われることになる。つまり、上記構成では、属性
検索→データファイル検索という検索作業とほぼ同時進
行で、ストアされているデータファイルの読み出しのた
めの動作も行われていくようにされるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以降、本発明の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態としては、デジタル衛星放送
を利用して番組を放送すると共に、受信装置側ではこの
番組に関連した楽曲データ(音声データ)等の情報をダ
ウンロードできるようにしたシステムに対応することを
前提とする。つまり、デジタル衛星放送システムの放送
設備とされるものである。
【0018】なお、以降の説明は次の順序で行うことと
する。 1.デジタル衛星放送システム 1−1.全体構成 1−2.GUI画面に対する操作 1−3.地上局 1−4.送信フォーマット 1−5.IRD 2.MHEGコンテンツストレージシステム 2−1.構成例 2−2.データ登録/検索・閲覧システムの構成 2−3.MHEGコンテンツストレージシステムの動作
【0019】1.デジタル衛星放送システムの構成 1−1.全体構成 先ず、本実施の形態としての放送設備監視装置の説明を
行うのに先立ち、本実施の形態が対応するデジタル衛星
放送システムについて説明しておく。
【0020】図1は、本実施の形態としてのデジタル衛
星放送システムの全体構成を示すものである。この図に
示すように、デジタル衛星放送の地上局1には、テレビ
番組素材サーバ6からのテレビ番組放送のための素材
と、楽曲素材サーバ7からの楽曲データの素材と、音声
付加情報サーバ8からの音声付加情報と、GUIデータ
サーバからのGUIデータとが送られる。
【0021】テレビ番組素材サーバ6は、通常の放送番
組の素材を提供するサーバである。このテレビ番組素材
サーバから送られてくる音楽放送の素材は、動画及び音
声とされる。例えば、音楽放送番組であれば、上記テレ
ビ番組素材サーバ6の動画及び音声の素材を利用して、
例えば新曲のプロモーション用の動画及び音声が放送さ
れたりすることになる。
【0022】楽曲素材サーバ7は、オーディオチャンネ
ルを使用して、オーディオ番組を提供するサーバであ
る。このオーディオ番組の素材は音声のみとなる。この
楽曲素材サーバ7は、複数のオーディオチャンネルのオ
ーディオ番組の素材を地上局1に伝送する。各オーディ
オチャンネルの番組放送ではそれぞれ同一の楽曲が所定
の単位時間繰り返して放送される。各オーディオチャン
ネルは、それぞれ独立しており、その利用方法としては
各種考えられる。例えば、1つのオーディオチャンネル
では最新の日本のポップスの数曲を或る一定時間繰り返
し放送し、他のオーディオチャンネルでは最新の外国の
ポップスの数曲を或る一定時間繰り返し放送するという
ようにされる。
【0023】音声付加情報サーバ8は、楽曲素材サーバ
7から出力される楽曲の時間情報等を提供するサーバで
ある。
【0024】GUIデータサーバ9は、ユーザが操作に
用いるGUI画面を形成するための「GUIデータ(放
送用コンテンツのデータ)」を提供する。例えば後述す
るような楽曲のダウンロードに関するGUI画面であれ
ば、配信される楽曲のリストページや各楽曲の情報ペー
ジを形成するための画像データ、テキストデータ、アル
バムジャケットの静止画を形成するためのデータなどを
提供する。更には、受信設備3側にていわゆるEPG(E
lectrical Program Guide)といわれる番組表表示を行う
のに利用されるEPGデータもここから提供される。な
お、「GUIデータ」としては、例えばMHEG(Multi
media Hypermedia Information Coding Experts Group)
方式が採用される。MHEGとは、マルチメディア情
報、手順、操作などのそれぞれと、その組み合わせをオ
ブジェクトとして捉え、それらのオブジェクトを符号化
したうえで、タイトル(例えばGUI画面)として制作
するためのシナリオ記述の国際標準とされる。また、本
実施の形態ではMHEG−5を採用するものとする。
【0025】地上局1は上記テレビ番組素材サーバ6、
楽曲素材サーバ7、音声付加情報サーバ8、及びGUI
データサーバ9から伝送された情報を多重化して送信す
る。本実施の形態では、テレビ番組素材サーバ6から伝
送されたビデオデータはMPEG(Moving Picture Expe
rts Group)2方式により圧縮符号化され、オーディオデ
ータはMPEG2オーディオ方式により圧縮符号化され
る。また、楽曲素材サーバ7から伝送されたオーディオ
データは、オーディオチャンネルごとに対応して、例え
ばMPEG2オーディオ方式と、ATRAC(Adoptive
Tranform Acoustic Coding)方式と何れか一方の方式に
より圧縮符号化される。また、これらのデータは多重化
の際、キー情報サーバ10からのキー情報を利用して暗
号化される。なお、地上局1の内部構成例については後
述する。
【0026】また、この地上局1においては、後述する
ようにして、放送のためのデジタルストリームデータを
形成するための各装置部の動作状況を監視するための監
視システム300が設けられる。
【0027】地上局1からの信号は衛星2を介して各家
庭の受信設備3で受信される。衛星2には複数のトラン
スポンダが搭載されている。1つのトランスポンダは例
えば30Mbpsの伝送能力を有している。各家庭の受
信設備3としては、パラボラアンテナ11とIRD(Int
egrated Receiver Decorder)12と、ストレージデバイ
ス13と、モニタ装置14とが用意される。また、この
場合には、IRD12に対して操作を行うためのリモー
トコントローラ64が示されている。
【0028】パラボラアンテナ11で衛星2を介して放
送されてきた信号が受信される。この受信信号がパラボ
ラアンテナ11に取り付けられたLNB(Low Noize Blo
ck Down Converter)15で所定の周波数に変換され、I
RD12に供給される。
【0029】IRD12における概略的な動作として
は、受信信号から所定のチャンネルの信号を選局し、そ
の選局された信号から番組としてのビデオデータ及びオ
ーディオデータの復調を行ってビデオ信号、オーディオ
信号として出力する。また、IRD12では、番組とし
てのデータと共に多重化されて送信されてくる、GUI
データに基づいてGUI画面としての出力も行う。この
ようなIRD12の出力は、例えばモニタ装置14に対
して供給される。これにより、モニタ装置14では、I
RD12により受信選局した番組の画像表示及び音声出
力が行われ、また、後述するようなユーザの操作に従っ
てGUI画面を表示させることが可能となる。
【0030】ストレージデバイス13は、IRD12に
よりダウンロードされたオーディオデータ(楽曲デー
タ)を保存するためのものである。このストレージデバ
イス13の種類としては特に限定されるものではなく、
MD(Mini Disc)レコーダ/プレーヤ、DATレコーダ
/プレーヤ、DVDレコーダ/プレーヤ等を用いること
ができる。また、ストレージデバイス13としてパーソ
ナルコンピュータ装置を用い、ハードディスクのほか、
CD−R等をはじめとする記録が可能なメディアにオー
ディオデータを保存するようにすることも可能とされ
る。
【0031】また、本実施の形態の受信設備3として
は、図2に示すように、データ伝送規格としてIEEE
1394に対応したデータインターフェイスを備えたM
Dレコーダ/プレーヤ13Aを、図1に示すストレージ
デバイス13として使用することができるようになって
いる。この図に示すIEEE1394対応のMDレコー
ダ/プレーヤ13Aは、IEEE1394バス16によ
りIRD12と接続される。これによって、本実施の形
態では、IRD12にて受信された、楽曲としてのオー
ディオデータ(ダウンロードデータ)を、ATRAC方
式により圧縮処理が施されたままの状態で直接取り込ん
で記録することができる。また、MDレコーダ/プレー
ヤ13AとIRD12とをIEEE1394バス16に
より接続した場合には、上記オーディオデータの他、そ
のアルバムのジャケットデータ(静止画データ)及び歌
詞などのテキストデータを記録することも可能とされて
いる。
【0032】IRD12は、例えば電話回線4を介して
課金サーバ5と通信可能とされている。IRD12に
は、後述するようにして各種情報が記憶されるICカー
ドが挿入される。例えば楽曲のオーディオデータのダウ
ンロードが行われたとすると、これに関する履歴情報が
ICカードに記憶される。このICカードの情報は、電
話回線4を介して所定の機会、タイミングで課金サーバ
5に送られる。課金サーバ5は、この送られてきた履歴
情報に従って金額を設定して課金を行い、ユーザに請求
する。
【0033】これまでの説明から分かるように、本発明
が適用されたシステムでは、地上局1は、テレビ番組素
材サーバ6からの音楽番組放送の素材となるビデオデー
タ及びオーディオデータと、楽曲素材サーバ7からのオ
ーディオチャンネルの素材となるオーディオデータと、
音声付加情報サーバ8からの音声データと、GUIデー
タサーバ9からのGUIデータとを多重化して送信して
いる。そして、各家庭の受信設備3でこの放送を受信す
ると、例えばモニタ装置14により、選局したチャンネ
ルの番組を視聴することができる。また、番組のデータ
と共に送信されるGUIデータを利用したGUI画面と
して、第1にはEPG(Electrical Program Guide;電
子番組ガイド)画面を表示させ、番組の検索等を行うこ
とができる。また、第2には、例えば通常の番組放送以
外の特定のサービス用のGUI画面を利用して所要の操
作を行うことで、本実施の形態の場合には、放送システ
ムにおいて提供されている通常番組の視聴以外のサービ
スを享受することができる。例えば、オーディオ(楽
曲)データのダウンロードサービス用のGUI画面を表
示させて、このGUI画面を利用して操作を行えば、ユ
ーザが希望した楽曲のオーディオデータをダウンロード
してストレージデバイス13に記録して保存することが
可能になる。
【0034】なお、本実施の形態では、上記したような
GUI画面に対する操作を伴う、通常の番組放送以外の
特定のサービスを提供するデータサービス放送について
は、インタラクティブ性を有することもあり、「インタ
ラクティブ放送」ともいうことにする。
【0035】1−2.GUI画面に対する操作 ここで、上述しているインタラクティブ放送の利用例、
つまり、GUI画面に対する操作例について、図3及び
図4を参照して概略的に説明しておく。ここでは、楽曲
データ(オーディオデータ)のダウンロードを行う場合
について述べる。
【0036】先ず、図3によりIRD12に対してユー
ザが操作を行うためのリモートコントローラ64の操作
キーについて、特に主要なものについて説明しておく。
図3には、リモートコントローラ64において各種キー
が配列された操作パネル面が示されている。ここでは、
これら各種キーのうち、電源キー101、数字キー10
2、画面表示切換キー103、インタラクティブ切換キ
ー104、EPGキーパネル部105、チャンネルキー
106について説明する。
【0037】電源キー101は、IRD12の電源のオ
ン/オフを行うためのキーである。数字キー102は、
数字指定によりチャンネル切り換えを行ったり、例えば
GUI画面において数値入力操作が必要な場合に操作す
るためのキーである。画面表示切換キー103は、例え
ば通常の放送画面とEPG画面との切り換えを行うキー
である。例えば、画面表示切換キー103によりEPG
画面を呼び出した状態の下で、EPGキーパネル部10
5に配置されたキーを操作すれば、電子番組ガイドの表
示画面を利用した番組検索が行えることになる。また、
EPGキーパネル部105内の矢印キー105aは、後
述するサービス用のGUI画面におけるカーソル移動な
どにも使用することができる。インタラクティブ切換キ
ー104は、通常の放送画面と、その放送番組に付随し
たサービスのためのGUI画面との切り換えを行うため
に設けられる。チャンネルキー106は、IRD12に
おける選局チャンネルをそのチャンネル番号の昇順、降
順に従って順次切り換えていくために設けられるキーで
ある。
【0038】なお、本実施の形態のリモートコントロー
ラ64としては、例えばモニタ装置14に対する各種操
作も可能に構成されているものとされ、これに対応した
各種キーも設けられているものであるが、ここでは、モ
ニタ装置14に対応するキー等の説明は省略する。
【0039】次に、図4を参照してGUI画面に対する
操作の具体例について説明する。受信設備3により放送
を受信して所望のチャンネルを選局すると、モニタ装置
14の表示画面には、図4(a)に示すように、テレビ
番組素材サーバ6から提供された番組素材に基づく動画
像が表示される。つまり、通常の番組内容が表示され
る。ここでは、例えば音楽番組が表示されているものと
する。また、この音楽番組には楽曲のオーディオデータ
のダウンロードサービス(インタラクティブ放送)が付
随されているものとする。そして、この音楽番組が表示
されている状態の下で、例えばユーザがリモートコント
ローラ64のインタラクティブ切換キー104を操作し
たとすると、表示画面は図4(b)に示すような、オー
ディオデータのダウンロードのためのGUI画面に切り
替わる。
【0040】このGUI画面においては、先ず、画面の
左上部のテレビ番組表示エリア21Aに対して、図4
(a)にて表示されていたテレビ番組素材サーバ6から
のビデオデータによる画像が縮小化されて表示される。
また、画面の右上部には、オーディオチャンネルで放送
されている各チャンネルの楽曲のリスト21Bが表示さ
れる。また、画面の左下にはテキスト表示エリア21C
とジャケット表示エリア21Dが表示される。さらに、
画面の右側には歌詞表示ボタン22、プロフィール表示
ボタン23、情報表示ボタン24、予約録音ボタン2
5、予約済一覧表示ボタン26、録音履歴表示ボタン2
7、およびダウンロードボタン28が表示される。
【0041】ユーザは、このリスト21Bに表示されて
いる楽曲名を見ながら、興味のある楽曲を探していく。
そして、興味のある楽曲を見つけたらリモートコントロ
ーラ64の矢印キー105a(EPGキーパネル部10
5内)を操作して、その楽曲が表示されている位置にカ
ーソルを合わせた後、エンター操作を行う(例えば矢印
キー105aのセンター位置を押圧操作する)。これに
よって、カーソルを合わせた楽曲を試聴することができ
る。すなわち、各オーディオチャンネルでは、所定の単
位時間中、同一の楽曲が繰り返し放送されているので、
テレビ番組表示エリア21Aの画面はそのままで、IR
D12により上記操作により選択された楽曲のオーディ
オチャンネルに切り換えて音声出力することで、その楽
曲を聞くことができる。この時、ジャケット表示エリア
21Dにはその楽曲のMDジャケットの静止画像が表示
される
【0042】また、例えば上記の状態で歌詞表示ボタン
22にカーソルを合わせ、エンター操作を行う(以下、
ボタン表示にカーソルを合わせ、エンター操作を行うこ
とを「ボタンを押す」という)と、テキスト表示エリア
21Cに楽曲の歌詞がオーディオデータと同期したタイ
ミングで表示される。同様に、プロフィール表示ボタン
23あるいは情報表示ボタン24を押すと、楽曲に対応
するアーティストのプロフィールあるいはコンサート情
報などがテキスト表示エリア21Cに表示される。この
ように、ユーザは、現在どのような楽曲が配信されてい
るのかを知ることができ、更に各楽曲についての詳細な
情報を知ることができる。
【0043】ユーザは試聴した楽曲を購入したい場合に
は、ダウンロードボタン28を押す。ダウンロードボタ
ン28が押されると、選択された楽曲のオーディオデー
タがダウンロードされ、ストレージデバイス13に記憶
される。楽曲のオーディオデータと共に、その歌詞デー
タ、アーティストのプロフィール情報、ジャケットの静
止画データ等をダウンロードすることもできる。そし
て、このようにして楽曲のオーディオデータがダウンロ
ードされる毎に、その履歴情報がIRD12内のICカ
ードに記憶される。ICカードに記憶された情報は、例
えば1カ月に一度ずつ課金サーバ5により取り込みが行
われ、ユーザに対してデータサービスの使用履歴に応じ
た課金が行われる。これによって、ダウンロードされる
楽曲の著作権を保護することができることにもなる。
【0044】また、ユーザは予めダウンロードの予約を
行いたい場合には、予約録音ボタン25を押す。このボ
タンを押すと、GUI画面の表示が切り換わり、予約が
可能な楽曲のリストが画面全体に表示される。例えばこ
のリストは1時間単位、1週間単位、チャンル単位等で
検索した楽曲を表示することが可能である。ユーザはこ
のリストの中からダウンロードの予約を行いたい楽曲を
選択すると、その情報がIRD12内に登録される。そ
して、すでにダウンロードの予約を行った楽曲を碓認し
たい場合には、予約済一覧表示ボタン26を押すことに
より、画面全体に表示させることができる。このように
して予約された楽曲は、予約時刻になるとIRD12に
よりダウンロードされ、ストレージデバイス13に記憶
される。
【0045】ユーザはダウンロードを行った楽曲につい
て確認したい場合には、録音履歴ボタン27を押すこと
により、既にダウンロードを行った楽曲のリストを画面
全体に表示させることができる。
【0046】このように、本発明が適用されたシステム
の受信設備3では、モニタ装置14のGUI画面上に楽
曲のリストが表示される。そして、このGUI画面上の
表示にしたがって楽曲を選択するとその楽曲を試聴する
ことができ、その楽曲の歌詞やアーティストのプロフィ
ール等を知ることができる。さらに、楽曲のダウンロー
ドとその予約、ダウンロードの履歴や予約済楽曲リスト
の表示等を行うことができる。
【0047】詳しいことは後述するが、上記図4(b)
に示すようなGUI画面の表示と、GUI画面に対する
ユーザの操作に応答したGUI画面上での表示変更、及
び音声出力は、前述したMHEG方式に基づいたシナリ
オ記述により、オブジェクトの関係を規定することによ
り実現される。ここでいうオブジェクトとは、図4
(b)に示された各ボタンに対応するパーツとしての画
像データや各表示エリアに表示される素材データとな
る。そして、本明細書においては、このGUI画面のよ
うな、シナリオ(スクリプト)記述によってオブジェク
ト間の関係が規定されることで、或る目的に従った情報
の出力態様(画像表示や音声出力等)が実現される環境
を「シーン」というものとする。また、1シーンを形成
するオブジェクトとしては、シナリオ記述のファイル自
体も含まれるものとする。
【0048】以上、説明したように、本発明が適用され
たデジタル衛星放送システムでは放送番組が配信される
と共に、複数のオーディオチャンネルを使用して楽曲の
オーディオデータが配信される。そして、配信されてい
る楽曲のリスト等を使用して所望の楽曲を探し、そのオ
ーディオデータをストレージデバイス13に簡単に保存
することができる。なお、デジタル衛星放送システムに
おける番組提供以外のサービスとしては、上記した楽曲
データのダウンロードの他にも各種考えられる。例え
ば、いわゆるテレビショッピングといわれる商品紹介番
組を放送した上で、GUI画面としては購買契約が結べ
るようなものを用意することも考えられる。
【0049】1−3.地上局 これまで、本実施の形態としてのデジタル衛星放送シス
テムの概要について説明したが、以降、このシステムに
ついてより詳しい説明を行っていくこととする。そこ
で、先ず地上局1の構成について図5を参照して説明す
る。
【0050】なお、以降の説明にあたっては、次のこと
を前提とする。本実施の形態では、地上局1から衛星2
を介しての受信設備3への送信を行うのにあたり、少な
くともGUIデータについては、DSM−CC(デジタ
ル蓄積メディア・コマンド・アンド・コントロール;Di
gital Strage Media-Command and Control)プロトコル
を採用する。DSM−CC(MPEG−part6)方
式は、既に知られているように、例えば、何らかのネッ
トワークを介して、デジタル蓄積メディア(DSM)に
蓄積されたMPEG符号化ビットストリームを取り出し
(Retrieve)たり、或いはDSMに対してストリームを蓄
積(Store)するためのコマンドや制御方式を規定したも
のである。そして本実施の形態においては、このDSM
−CC方式がデジタル衛星放送システムにおける伝送規
格として採用されているものである。そして、DSM−
CC方式によりデータ放送サービス(例えばGUI画面
など)のコンテンツ(オブジェクトの集合)を伝送する
ためには、コンテンツの記述形式を定義しておく必要が
ある。本実施の形態では、この記述形式の定義として先
に述べたMHEGが採用されるものである。
【0051】図5に示す地上局1の構成において、テレ
ビ番組素材登録システム31は、テレビ番組素材サーバ
6から得られた素材データをAVサーバ35に登録す
る。この素材データはテレビ番組送出システム39に送
られ、ここでビデオデータは例えばMPEG2方式で圧
縮され、オーディオデータは、例えばMPEG2オーデ
ィオ方式によりパケット化される。テレビ番組送出シス
テム39の出力はマルチプレクサ45に送られる。
【0052】また、楽曲素材登録システム32では、楽
曲素材サーバ7からの素材データ、つまりオーディオデ
ータを、MPEG2オーディオエンコーダ36A、及び
ATRACエンコーダ36Bに供給する。MPEG2オ
ーディオエンコーダ36A、ATRACエンコーダ36
Bでは、それぞれ供給されたオーディオデータについて
エンコード処理(圧縮符号化)を行った後、MPEGオ
ーディオサーバ40A及びATRACオーディオサーバ
40Bに登録させる。MPEGオーディオサーバ40A
に登録されたMPEGオーディオデータは、MPEGオ
ーディオ送出システム43Aに伝送されてここでパケッ
ト化された後、マルチプレクサ45に伝送される。AT
RACオーディオサーバ40Bに登録されたATRAC
データは、ATRACオーディオ送出システム43Bに
4倍速ATRACデータとして送られ、ここでパケット
化されてマルチプレクサ45に送出される。
【0053】また、音声付加情報登録システム33で
は、音声付加情報サーバ8からの素材データである音声
付加情報を音声付加情報データベース37に登録する。
この音声付加情報データベース37に登録された音声付
加情報は、音声付加情報送出システム41に伝送され、
同様にして、ここでパケット化されてマルチプレクサ4
5に伝送される。
【0054】また、GUI用素材登録システム34で
は、GUIデータサーバ9からの素材データであるGU
Iデータを、GUI素材データベース38に登録する。
【0055】GUI素材データベース38に登録された
GUI素材データは、GUIオーサリングシステム42
に伝送され、ここで、GUI画面、即ち図4にて述べた
「シーン」としての出力が可能なデータ形式となるよう
に処理が施される。
【0056】つまり、GUIオーサリングシステム42
に伝送されてくるデータとしては、例えば、楽曲のダウ
ンロードのためのGUI画面であれば、アルバムジャケ
ットの静止画像データ、歌詞などのテキストデータ、更
には、操作に応じて出力されるべき音声データなどであ
る。上記した各データはいわゆるモノメディアといわれ
るが、GUIオーサリングシステム42では、MHEG
オーサリングツールを用いて、これらのモノメディアデ
ータを符号化して、これをオブジェクトとして扱うよう
にする。そして、例えば図4(b)にて説明したような
シーン(GUI画面)の表示態様と操作に応じた画像音
声の出力態様が得られるように上記オブジェクトの関係
を規定したシナリオ記述ファイル(スクリプト)と共に
MHEG−5のコンテンツを作成する。また、図4
(b)に示したようなGUI画面では、テレビ番組素材
サーバ6の素材データを基とする画像・音声データ(M
PEGビデオデータ、MPEGオーディオデータ)と、
楽曲素材サーバ7の楽曲素材データを基とするMPEG
オーディオデータ等も、GUI画面に表示され、操作に
応じた出力態様が与えられる。従って、上記シナリオ記
述ファイルとしては、上記GUIオーサリングシステム
42では、上記したテレビ番組素材サーバ6の素材デー
タを基とする画像・音声データ、楽曲素材サーバ7の楽
曲素材データを基とするMPEGオーディオデータ、更
には、音声付加情報サーバ8を基とする音声付加情報も
必要に応じてオブジェクトとして扱われて、MHEGの
スクリプトによる規定が行われる。
【0057】なお、GUIオーサリングシステム42か
ら伝送されるMHEGコンテンツのデータとしては、ス
クリプトファイル、及びオブジェクトとしての各種静止
画データファイルやテキストデータファイル(更には音
声データファイル)などとなるが、静止画データは、例
えばJPEG(Joint Photograph Experts Group)方式で
圧縮された640×480ピクセルのデータとされ、テ
キストデータは例えば800文字以内のファイルとされ
る。
【0058】GUIオーサリングシステム42により作
成されたMHEGコンテンツ(MHEGアプリケーショ
ンファイル)のデータは、ここではMHEGコンテンツ
ストレージシステム42Aに対して格納される。つま
り、現実の放送にあっては、例えば番組内容に応じた多
数のMHEGコンテンツが用意される必要がある。そこ
で、この場合には、作成された多数のMHEGコンテン
ツを、このMHEGコンテンツストレージシステム42
Aに記憶させて保存しておくようにされる。そして、M
HEGコンテンツを放送として送出する必要のある際
に、このMHEGコンテンツストレージシステム42A
から所要のMHEGコンテンツのデータファイルを検索
して読み出し、DSM−CCエンコーダ44に伝送する
ようにされる。
【0059】DSM−CCエンコーダ44では、MPE
G2フォーマットに従ったビデオ、オーディオデータの
データストリームに多重できる形式のトランスポートス
トリーム(以下TS(Transport Stream)とも略す)に変
換して、パケット化されてマルチプレクサ45に出力さ
れる。
【0060】マルチプレクサ45においては、テレビ番
組送出システム39からのビデオパケットおよびオーデ
ィオパケットと、MPEGオーディオ送出システム43
Aからのオーディオパケットと、ATRACオーディオ
送出システム43Bからの4倍速オーディオパケット
と、音声付加情報送出システム41からの音声付加情報
パケットと、GUIオーサリングシステム42からのG
UIデータパケットとが時間軸多重化されると共に、キ
ー情報サーバ10(図1)から出力されたキー情報に基
づいて暗号化される。このようにして多重化された情報
は、TSとしてのストリームデータとして得られる。ま
た、マルチプレクサ45においては、上記のようにして
チャンネル多重化して形成したTSに対して、PSI,
SIなどのチャンネルや番組に関する情報を付加する。
なお、PSI,SIについては後述する。
【0061】マルチプレクサ45にて得られたTSとし
てのストリームデータは電波送出システム46に伝送さ
れ、ここで例えば誤り訂正符号の付加、変調、及び周波
数変換などの処理を施された後、アンテナから衛星2に
向けて送信出力するようにされる。
【0062】1−4.送信フォーマット 次に、DSM−CC方式に基づいて規定された本実施の
形態の送信フォーマットについて説明する。図6は、地
上局1から衛星2に送信出力される際のデータの一例を
示している。なお、前述したように、この図に示す各デ
ータは実際には時間軸多重化されているものである。ま
た、この図では、図6に示すように、時刻t1から時刻
t2の間が1つのイベントとされ、時刻t2から次のイ
ベントとされる。ここでいうイベントとは、例えば音楽
番組のチャンネルであれば、複数楽曲のラインナップの
組を変更する単位であり、時間的には30分或いは1時
間程度となる。
【0063】図6に示すように、時刻t1から時刻t2
のイベントでは、通常の動画の番組放送で、所定の内容
A1を有する番組が放送されている。また、時刻t2か
ら始めるイベントでは、内容A2としての番組が放送さ
れている。この通常の番組で放送されているのは動画と
音声である。
【0064】MPEGオーディオチャンネル(1)〜
(10)は、例えば、チャンネルCH1からCH10の
10チャンネル分用意される。このとき、各オーディオ
チャンネルCH1,CH2,CH3・・・・CH10で
は、1つのイベントが放送されている間は同一楽曲が繰
り返し送信される。つまり、時刻t1〜t2のイベント
の期間においては、オーディオチャンネルCH1では楽
曲B1が繰り返し送信され、オーディオチャンネルCH
2では楽曲C1が繰り返し送信され、以下同様に、オー
ディオチャンネルCH10では楽曲K1が繰り返し送信
されることになる。これは、その下に示されている4倍
速ATRACオーディオチャンネル(1)〜(10)に
ついても共通である。
【0065】つまり、図6において、MPEGオーディ
オチャンネルと4倍速ATRACオーディオチャンネル
のチャンネル番号である( )内の数字が同じものは同
じ楽曲となる。また、音声付加情報のチャンネル番号で
ある( )内の数字は、同じチャンネル番号を有するオ
ーディオデータに付加されている音声付加情報である。
更に、GUIデータとして伝送される静止画データやテ
キストデータも各チャンネルごとに形成されるものであ
る。これらのデータは、図7(a)〜(d)に示すよう
にMPEG2のトランスポートパケット内で時分割多重
されて送信され、図7(e)〜(h)に示すようにして
IRD12内では各データパケットのヘッダ情報を用い
て再構築される。
【0066】また、上記図6及び図7に示した送信デー
タのうち、少なくとも、データサービス(TV放送(又
はオーディオ放送)に同期したMHEGコンテンツの放
送、又はインタラクティブ放送)に利用されるGUIデ
ータは、DSM−CC方式に則って論理的には次のよう
にして形成されるものである。ここでは、DSM−CC
エンコーダ44から出力されるトランスポートストリー
ムのデータに限定して説明する。
【0067】図8(a)に示すように、DSM−CC方
式によって伝送される本実施の形態のデータ放送サービ
スは、Service Gatewayという名称のル
ートディレクトリの中に全て含まれる。Service
Gatewayに含まれるオブジェクトとしては、デ
ィレクトリ(Directory),ファイル(Fil
e),ストリーム(Stream),ストリームイベン
ト(Stream Event)などの種類が存在す
る。
【0068】これらのうち、ファイルは静止画像、音
声、テキスト、更にはMHEGにより記述されたスクリ
プトなどの個々のデータファイルとされる。ストリーム
は例えば、他のデータサービスやAVストリーム(TV
番組素材としてのMPEGビデオデータ、オーディオデ
ータ、楽曲素材としてのMPEGオーディオデータ、A
TRACオーディオデータ等)にリンクする情報が含ま
れる。また、ストリームイベントは、同じくリンクの情
報と時刻情報が含まれる。ディレクトリは相互に関連す
るデータをまとめるフォルダである。
【0069】そして、DSM−CC方式では、図8
(b)に示すようにして、これらの単位情報とServ
ice Gatewayをそれぞれオブジェクトという
単位と捉え、それぞれをBIOPメッセージという形式
に変換する。なお、本発明に関わる説明では、ファイ
ル,ストリーム,ストリームイベントの3つのオブジェ
クトの区別は本質的なものではないので、以下の説明で
はこれらをファイルとしてのオブジェクトに代表させて
説明する。
【0070】そして、DSM−CC方式では、図8
(c)に示すモジュールといわれるデータ単位を生成す
る。このモジュールは、図8(b)に示したBIOPメ
ッセージ化されたオブジェクトを1つ以上含むようにさ
れたうえで、BIOPヘッダが付加されて形成される可
変長のデータ単位であり、後述する受信側における受信
データのバッファリング単位となる。また、DSM−C
C方式としては、1モジュールを複数のオブジェクトに
より形成する場合の、オブジェクト間の関係については
特に規定、制限はされていない。つまり、極端なことを
いえば、全く関係の無いシーン間における2以上のオブ
ジェクトにより1モジュールを形成したとしても、DS
M−CC方式のもとでの規定に何ら違反するものではな
い。
【0071】このモジュールは、MPEG2フォーマッ
トにより規定されるセクションといわれる形式で伝送す
るために、図8(d)に示すように、機械的に「ブロッ
ク」といわれる原則固定長のデータ単位に分割される。
但し、モジュールにおける最後のブロックについては規
定の固定長である必要はないものとされている。このよ
うに、ブロック分割を行うのはMPEG2フォーマット
において、1セクションが4KBを越えてはならないと
いう規定があることに起因する。また、この場合には上
記ブロックとしてのデータ単位と、セクションとは同義
なものとなる。
【0072】このようにしてモジュールを分割して得た
ブロックは、図8(e)に示すようにしてヘッダが付加
されてDDB(Download Data Block)というメッセージ
の形式に変換される。
【0073】また、上記DDBへの変換と並行して、D
SI(Download Server Initiate)及びDII(Download
Indication Information)という制御メッセージが生成
される。上記DSI及びDIIは、受信側(IRD1
2)で受信データからモジュールを取得する際に必要と
なる情報であり、DSIは主として、次に説明するカル
ーセル(モジュール)の識別子、カルーセル全体に関連
する情報(カルーセルが1回転する時間、カルーセル回
転のタイムアウト値)等の情報を有する。また、データ
サービスのルートディレクトリ(Service Ga
teway)の所在を知るための情報も有する(オブジ
ェクトカルーセル方式の場合)。
【0074】DIIは、カルーセルに含まれるモジュー
ルごとに対応する情報であり、モジュールごとのサイ
ズ、バージョン、そのモジュールのタイムアウト値など
の情報を有する。
【0075】そして、図8(f)に示すように、上記D
DB、DSI、DIIの3種類のメッセージをセクショ
ンのデータ単位に対応させて周期的に、かつ、繰り返し
送出するようにされる。これにより、受信機側では例え
ば目的のGUI画面(シーン)を得るのに必要なオブジ
ェクトが含まれているモジュールをいつでも受信できる
ようにされる。本明細書では、このような伝送方式を回
転木馬に例えて「カルーセル方式」といい、図8(f)
に示すようにして模式的に表されるデータ伝送形態をカ
ルーセルというものとする。ここで、1カルーセルに含
まれるモジュールとしては複数とされて構わない。例え
ば、1カルーセルにより1つのデータサービスに必要な
複数のモジュールを伝送するようにしてもよいものであ
る。
【0076】また、上記した「カルーセル方式」として
は、「データカルーセル方式」と「オブジェクトカルー
セル方式」とに分けられる。特にオブジェクトカルーセ
ル方式では、ファイル、ディレクトリ、ストリーム、サ
ービスゲートウェイなどの属性を持つオブジェクトをデ
ータとしてカルーセルを用いて転送する方式で、ディレ
クトリ構造を扱える。これに対して、データカルーセル
方式では、例えばMHEGコンテンツに対応する場合に
は、例えば実際には1シーンを形成するファイルのディ
レクトリ構造を、1つのファイルに纏める(インクルー
ドする)ようにして管理し、このファイル単位のデータ
をカルーセルを用いて転送する方式である。本実施の形
態のシステムでは、何れの方式が採用されても構わない
ものとされる。
【0077】また、図9に、MHEG方式に則ったデー
タサービスとしてのファイル(MHEG applic
ation file)のディレクトリ構造例を示す。
上述のようにオブジェクトカルーセル方式は、このディ
レクトリ構造を扱えることに特徴を有する。また、デー
タカルーセル方式にあっては、例えばシーン単位として
のディレクトリ構造が1ファイルとされることになる。
通常、Service Domainの入り口となる
(MHEG application file)は、必
ず、Service Gatewayの直下にある、a
pp0/startupというファイルとなる。基本的
には、Service Domain(Service
Gateway)の下にapplication d
irectory(app0,app1・・・app
N)があり、その下にstartupといわれるアプリ
ケーション・ファイルと、applicationを構
成する各sceneのdirectory(scene
dir0,scenedir1・・・)があるようにさ
れる。更にscene directoryの下には、
MHEG scene fileとsceneを構成す
る各content fileがおかれることとしてい
る。
【0078】また、上記のようにしてカルーセルにより
送信されるGUIデータを含む放送用のデータ、つま
り、図5のマルチプレクサ45から出力されるデータと
しては、トランスポートストリームの形態により出力さ
れる。このトランスポートストリームは例えば図10に
示す構造を有する。図10(a)には、トランスポート
ストリームが示されている。このトランスポートストリ
ームとはMPEGシステムで定義されているビット列で
あり、図のように188バイトの固定長パケット(トラ
ンスポートパケット)の連結により形成される。
【0079】そして、各トランスポートパケットは、図
10(b)に示すようにヘッダと特定の個別パケットに
付加情報を含めるためのアダプテーションフィールドと
パケットの内容(ビデオ/オーディオデータ等)を表す
ペイロード(データ領域)とからなる。
【0080】ヘッダは、例えば実際には4バイトとさ
れ、図10(c)に示すように、先頭には必ず同期バイ
トがあるようにされ、これより後ろの所定位置にそのパ
ケットの識別情報であるPID(Packet_I
D)、スクランブルの有無を示すスクランブル制御情
報、後続するアダプテーションフィールドやペイロード
の有無等を示すアダプテーションフィールド制御情報が
格納されている。
【0081】これらの制御情報に基づいて、受信装置側
ではパケット単位でデスクランブルを行い、また、デマ
ルチプレクサによりビデオ/オーディオ/データ等の必
要パケットの分離・抽出を行うことができる。また、ビ
デオ/オーディオの同期再生の基準となる時刻情報(P
CR;Program Clock Reference)を再生することもこ
こで行うことができる。
【0082】また、これまでの説明から分かるように、
1つのトランスポートストリームには複数チャンネル分
の映像/音声/データのパケットが多重されているが、
それ以外にPSI(Program Specific Information)とい
われる選局を司るための信号や、限定受信(個人の契約
状況により有料チャンネルの受信可不可を決定する受信
機能)に必要な情報(EMM/ECM)、EPGなどの
サービスを実現するためのSI(Service Information)
が同時に多重されている。
【0083】PSIは、図11に示すようにして、4つ
のテーブルで構成されている。それぞれのテーブルは、
セクション形式というMPEG Systemに準拠し
た形式で表されている。図11(a)には、NIT(Net
work Informataion Table)及びCAT(Conditional Acc
ess Table)のテーブルが示されている。NITは、全キ
ャリアに同一内容が多重されている。キャリアごとの伝
送諸元(偏波面、キャリア周波数、畳み込みレート等)
と、そこに多重されているチャンネルのリストが記述さ
れている。NITのPIDとしては、PID=0x0010と
されている。
【0084】CATもまた、全キャリアに同一内容が多
重される。限定受信方式の識別と契約情報等の個別情報
であるEMM(Entitlement Management Message)パケッ
トのPIDが記述されている。PIDとしては、PID
=0x0001により示される。
【0085】図11(b)には、キャリアごとに固有の
内容を有する情報として、PATが示される。PATに
は、そのキャリア内のチャンネル情報と、各チャンネル
の内容を表すPMTのPIDが記述されている。PID
としては、PID=0x0000により示される。
【0086】また、キャリアにおけるチャンネルごとの
情報として、図11(c)に示すPMT(Program Map T
able)のテーブルを有する。PMTは、チャンネル別の
内容が多重されている。例えば、図11(d)に示すよ
うな、各チャンネルを構成するコンポーネント(ビデオ
/オーディオ等)と、デスクランブルに必要なECM(E
ncryption Control Message)パケットのPIDが記述さ
れている。PMTのPIDは、PATにより指定され
る。
【0087】また、SIは、図示は省略するが、PSI
と同様にセクション形式のテーブルとされ、ここにEP
Gに関する情報が記述される。IRD側では、このテー
ブルから必要とされる情報を抽出して画面上に表示する
ようにされている。そして、このSIの代表的なテーブ
ルとしては、SDT(Service DescriptionTable)とEI
T(Event Information Table)が挙げられる。SDT
は、チャンネル情報を表すもので、チャンネル番号、チ
ャンネル名、チャンネル内容等が記述される。PIDと
しては、PID=0x0011により示されることになってい
る。EITは、番組情報を表すもので、番組名、番組開
始時刻、番組のあらすじ、ジャンル等が記述されてい
る。PIDとしては、PID=0x0012により示される。
なお、上記PSI及びSIとしての情報は、図5に示し
たマルチプレクサ45において、TSとしての形式のデ
ータに対して付加される。
【0088】1−5.IRD 続いて、受信設備3に備えられるIRD12の一構成例
について図12を参照して説明する。
【0089】この図に示すIRD12において、入力端
子T1には、パラボラアンテナ11のLNB15により
所定の周波数に変換された受信信号を入力してチューナ
/フロントエンド部51に供給する。チューナ/フロン
トエンド部51では、CPU(Central Processing Uni
t)80からの伝送諸元等を設定した設定信号に基づい
て、この設定信号により決定されるキャリア(受信周波
数)を受信して、例えばビタビ復調処理や誤り訂正処理
等を施すことで、トランスポートストリームを得るよう
にされる。チューナ/フロントエンド部51にて得られ
たトランスポートストリームは、デスクランブラ52に
対して供給される。また、チューナ/フロントエンド部
51では、トランスポートストリームからPSIのパケ
ットを取得し、その選局情報を更新すると共に、トラン
スポートストリームにおける各チャンネルのコンポーネ
ントPIDを得て、例えばCPU80に伝送する。CP
U80では、取得したPIDを受信信号処理に利用する
ことになる。
【0090】デスクランブラ52では、ICカード65
に記憶されているデスクランブルキーデータをCPU8
0を介して受け取ると共に、CPU80によりPIDが
設定される。そして、このデスクランブルキーデータと
PIDとに基づいてデスクランブル処理を実行し、トラ
ンスポート部53に対して伝送する。
【0091】トランスポート部53は、デマルチプレク
サ70と、例えばDRAM等により構成されるキュー
(Queue)71とからなる。キュー(Queue)71は、モ
ジュール単位に対応した複数のメモリ領域が列となるよ
うにして形成されているものとされ、例えば本実施の形
態では、32列のメモリ領域が備えられる。つまり、最
大で32モジュールの情報を同時に格納することができ
る。
【0092】デマルチプレクサ70の概略的動作として
は、CPU80のDeMUXドライバ82により設定さ
れたフィルタ条件に従って、デスクランブラ52から供
給されたトランスポートストリームから必要なトランス
ポートパケットを分離し、必要があればキュー71を作
業領域として利用して、先に図7(e)〜(h)により
示したような形式のデータを得て、それぞれ必要な機能
回路部に対して供給する。デマルチプレクサ70にて分
離されたMPEGビデオデータは、MPEG2ビデオデ
コーダ55に対して入力され、MPEGオーディオデー
タは、MPEGオーディオデコーダ54に対して入力さ
れる。これらデマルチプレクサ70により分離されたM
PEGビデオ/オーディオデータの個別パケットは、P
ES(Packetized Elementary Stream)と呼ばれる形式で
それぞれのデコーダに入力される。
【0093】また、トランスポートストリームにおける
MHEGコンテンツのデータについては、デマルチプレ
クサ70によりトランスポートストリームからトランス
ポートパケット単位で分離抽出されながらキュー71の
所要のメモリ領域に書き込まれていくことで、モジュー
ル単位にまとめられるようにして形成される。そして、
このモジュール単位にまとめられたMHEGコンテンツ
のデータは、CPU80の制御によってデータバスを介
して、メインメモリ90内のDSM−CCバッファ91
に書き込まれて保持される。
【0094】また、トランスポートストリームにおける
4倍速ATRACデータ(圧縮オーディオデータ)も、
例えばトランスポートパケット単位で必要なデータがデ
マルチプレクサ70により分離抽出されてIEEE13
94インターフェイス60に対して出力される。また、
IEEE1394インターフェイス60を介した場合に
は、オーディオディオデータの他、ビデオデータ及び各
種コマンド信号等を送出することも可能とされる。
【0095】PESとしての形式によるMPEGビデオ
データが入力されたMPEG2ビデオデコーダ55で
は、メモリ55Aを作業領域として利用しながらMPE
G2フォーマットに従って復号化処理を施す。復号化さ
れたビデオデータは、表示処理部58に供給される。
【0096】表示処理部58には、上記MPEG2ビデ
オデコーダ55から入力されたビデオデータと、後述す
るようにしてメインメモリ90のMHEGバッファ92
にて得られるデータサービス用のGUI画面等のビデオ
データが入力される。表示処理部58では、このように
して入力されたビデオデータについて所要の信号処理を
施して、所定のテレビジョン方式によるアナログオーデ
ィオ信号に変換してアナログビデオ出力端子T2に対し
て出力する。これにより、アナログビデオ出力端子T2
とモニタ装置14のビデオ入力端子とを接続すること
で、例えば先に図4に示したような表示が行われる。
【0097】また、PESによるMPEGオーディオデ
ータが入力されるMPEG2オーディオデコーダ54で
は、メモリ54Aを作業領域として利用しながらMPE
G2フォーマットに従って復号化処理を施す。復号化さ
れたオーディオデータは、D/Aコンバータ56及び光
デジタル出力インターフェイス59に対して供給され
る。
【0098】D/Aコンバータ56では、入力されたオ
ーディオデータについてアナログ音声信号に変換してス
イッチ回路57に出力する。スイッチ回路57では、ア
ナログオーディオ出力端子T3又はT4の何れか一方に
対してアナログ音声信号を出力するように信号経路の切
換を行う。ここでは、アナログオーディオ出力端子T3
はモニタ装置14の音声入力端子と接続されるために設
けられているものとされる。また、アナログオーディオ
出力端子T4はダウンロードした楽曲をアナログ信号に
より出力するための端子とされる。また、光デジタル出
力インターフェイス59では、入力されたデジタルオー
ディオデータを光デジタル信号に変換して出力する。こ
の場合、光デジタル出力インターフェイス59は、例え
ばIEC958に準拠する。
【0099】メインメモリ90は、CPU80が各種制
御処理を行う際の作業領域として利用されるものであ
る。そして、本実施の形態では、このメインメモリ90
において、前述したDSM−CCバッファ91と、MH
EGバッファ92としての領域が割り当てられるように
なっている。MHEGバッファ92には、MHEG方式
によるスクリプトの記述に従って生成された画像データ
(例えばGUI画面の画像データ)を生成するための作
業領域とされ、ここで生成された画像データはバスライ
ンを介して表示処理部58に供給される。
【0100】CPU80は、IRD12における全体制
御を実行する。このなかには、デマルチプレクサ70に
おけるデータ分離抽出についての制御も含まれる。ま
た、獲得したMHEGコンテンツのデータについてデコ
ード処理を施すことで、スクリプトの記述内容に従って
GUI画面(シーン)を構成して出力するための処理も
実行する。
【0101】このため、本実施の形態のCPU80とし
ては、主たる制御処理を実行する制御処理部81に加
え、例えば少なくとも、DeMUXドライバ82、DS
M−CCデコーダブロック83、及びMHEGデコーダ
ブロック84が備えられる。本実施の形態では、このう
ち、少なくともDSM−CCデコーダブロック83及び
MHEGデコーダブロック84については、ソフトウェ
アにより構成される。DeMUXドライバ82は、入力
されたトランスポートストリームのPIDに基づいてデ
マルチプレクサ70におけるフィルタ条件を設定する。
DSM−CCデコーダブロック83は、DSM−Man
agerとしての機能を有するものであり、DSM−C
Cバッファ91に格納されているモジュール単位のデー
タについて、MHEGコンテンツのデータに再構築す
る。また、MHEGデコーダブロック84からのアクセ
スに従って所要のDSM−CCデコード等に関連する処
理を実行する。
【0102】MHEGデコーダブロック84は、DSM
−CCデコーダブロック83により得られたMHEGコ
ンテンツのデータ、つまり、DSM−CCバッファ91
にて得られているMHEGコンテンツのデータにアクセ
スして、シーン出力のためのデコード処理を行う。つま
り、そのMHEGコンテンツのスクリプトファイルによ
り規定されているオブジェクト間の関係を実現していく
ことで、シーンを形成するものである。この際、シーン
としてGUI画面を形成するのにあたっては、MHEG
バッファ92を利用して、ここで、スクリプトファイル
の内容に従ってGUI画面の画像データを生成するよう
にされる。
【0103】DSM−CCデコーダブロック83及びM
HEGデコーダブロック84間のインターフェイスに
は、U−U API(DSM−CC U−U API(A
pplivation Portability Interface))が採用される。
U−U APIは、例えばクライアント(MHEGデコ
ーダブロック84)側がDSM Managerオブジ
ェクト(DSMの機能を実現するサーバオブジェクト;
DSM−CCデコーダブロック83)にアクセスするた
めのインターフェイスであり、カルーセルに含まれるS
ervice Gateway,Directory,
File,Stream,Stream Eventな
どの属性を有するオブジェクトをファイルシステムのよ
うにして構造的にアクセスすることができるようにした
APIとされる。
【0104】このAPIを通じてカルーセルに含まれる
オブジェクトへのアクセスを行うことで、カルーセルを
使用するプログラム(クライアント)がカルーセル受信
動作を関知することなく、バス名を使用してオブジェク
トにアクセスすることが可能になる。
【0105】また、このU−U APIは、下層のデー
タ転送方式に関わらず利用することが出来るように規定
されたインターフェイスの集合であることから、このA
PIを利用するプログラムは、U−U APIを提供す
るどのようなデータ転送方式においても利用できるとい
う利点を有する。
【0106】ここで、CPU80の制御によりトランス
ポートストリームから1シーンを形成するのに必要な目
的のオブジェクトを抽出するための動作例について説明
しておく。
【0107】DSM−CCでは、トランスポートストリ
ーム中のオブジェクトの所在を示すのにIOR(Interop
erable Object Reference)が使用される。IORには、
オブジェクトを見つけ出すためのカルーセルに対応する
識別子、オブジェクトの含まれるモジュールの識別子
(以下module_idと表記)、1つのモジュール
中でオブジェクトを特定する識別子(以下object
_keyと表記)のほかに、オブジェクトの含まれるモ
ジュールの情報を持つDIIを識別するためのタグ(a
ssociation_tag)情報を含んでいる。ま
た、モジュール情報を持つDIIには、1つ以上のモジ
ュールそれぞれについてのmodule_id、モジュ
ールの大きさ、バージョンといった情報と、そのモジュ
ールを識別するためのタグ(association_
tag)情報を含んでいる。
【0108】トランスポートストリームから抜き出され
たIORがCPU80において識別された場合に、その
IORで示されたオブジェクトを受信、分離して得るプ
ロセスは、例えば次のようになる。 (Pr1) CPU80のDeMUXドライバ82で
は、IORのassociation_tagと同じ値
を持つエレメンタリーストリーム(以下ESと表記)
を、カルーセルにおけるPMTのESループから探し出
してPIDを得る。このPIDを持つESにDIIが含
まれていることになる。 (Pr2) このPIDとtable_id_exte
nsionとをフィルタ条件としてデマルチプレクサ7
0に対して設定する。これにより、デマルチプレクサ7
0では、DIIを分離してCPU80に対して出力す
る。 (Pr3) DIIの中で、先のIORに含まれていた
module_idに相当するモジュールのassoc
iation_tagを得る。 (Pr4) 上記association_tagと同
じ値を有するESを、PMTのESループ(カルーセ
ル)から探し出し、PIDを得る。このPIDを有する
ESに目的とするモジュールが含まれる。 (Pr5) 上記PIDとmodule_idとをフィ
ルタ条件として設定して、デマルチプレクサ70による
フィルタリングを行う。このフィルタ条件に適合して分
離抽出されたトランスポートパケットがキュー71の所
要のメモリ領域(列)に格納されていくことで、最終的
には、目的のモジュールが形成される。 (Pr6) 先のIORに含まれていたobject_
keyに相当するオブジェクトをこのモジュールから抜
き出す。これが目的とするオブジェクトになる。このモ
ジュールから抜き出されたオブジェクトは、例えば、D
SM−CCバッファ91の所定の領域に書き込みが行わ
れる。例えば、上記動作を繰り返し、目的とするオブジ
ェクトを集めてDSM−CCバッファ91に格納してい
くことで、必要とされるシーンを形成するMHEGコン
テンツが得られることになる。
【0109】マンマシンインターフェイス61では、リ
モートコントローラ64から送信されてきたコマンド信
号を受信してCPU80に対して伝送する。CPU80
では、受信したコマンド信号に応じた機器の動作が得ら
れるように、所要の制御処理を実行する。
【0110】ICカードスロット62にはICカード6
5が挿入される。そして、この挿入されたICカード6
5に対してCPU80によって情報の書き込み及び読み
出しが行われる。
【0111】モデム63は、電話回線4を介して課金サ
ーバ5と接続されており、CPU80の制御によってI
RD12と課金サーバ5との通信が行われるように制御
される。
【0112】ここで、上記構成によるIRD12におけ
るビデオ/オーディオソースの信号の流れを、図4によ
り説明した表示形態に照らし合わせながら補足的に説明
する。図4(a)に示すようにして、通常の番組を出力
する場合には、入力されたトランスポートストリームか
ら必要な番組のMPEGビデオデータとMPEGオーデ
ィオデータとが抽出されて、それぞれ復号化処理が施さ
れる。そして、このビデオデータとMPEGオーディオ
データが、それぞれアナログビデオ出力端子T2と、ア
ナログオーディオ出力端子T3に出力されることで、モ
ニタ装置14では、放送番組の画像表示と音声出力が行
われる。
【0113】また、図4(b)に示したGUI画面を出
力する場合には、入力されたトランスポートストリーム
から、このGUI画面(シーン)に必要なMHEGコン
テンツのデータをトランスポート部53により分離抽出
してDSM−CCバッファ91に取り込む。そして、こ
のデータを利用して、前述したようにDSM−CCデコ
ーダブロック83及びMHEGデコーダブロック84が
機能することで、MHEGバッファ92にてシーン(G
UI画面)の画像データが作成される。そして、この画
像データが表示処理部58を介してアナログビデオ出力
端子T2に供給されることで、モニタ装置14にはGU
I画面の表示が行われる。
【0114】また、図4(b)に示したGUI画面上で
楽曲のリスト21Bにより楽曲が選択され、その楽曲の
オーディオデータを試聴する場合には、この楽曲のMP
EGオーディオデータがデマルチプレクサ70により得
られる。そして、このMPEGオーディオデータが、M
PEGオーディオデコーダ54、D/Aコンバータ、ス
イッチ回路57、アナログオーディオ出力端子T3を介
してアナログ音声信号とされてモニタ装置14に対して
出力される。
【0115】また、図4(b)に示したGUI画面上で
ダウンロードボタン28が押されてオーディオデータを
ダウンロードする場合には、ダウンロードすべき楽曲の
オーディオデータがデマルチプレクサ70により抽出さ
れてアナログオーディオ出力端子T4、光デジタル出力
インターフェイス59、またはIEEE1394インタ
ーフェイス60に出力される。
【0116】ここで、特にIEEE1394インターフ
ェイス60に対して、図2に示したIEEE1394対
応のMDレコーダ/プレーヤ13Aが接続されている場
合には、デマルチプレクサ70ではダウンロード楽曲の
4倍速ATRACデータが抽出され、IEEE1394
インターフェイス60を介してMDレコーダ/プレーヤ
13Aに装填されているディスクに対して記録が行われ
る。また、この際には、例えばJPEG方式で圧縮され
たアルバムジャケットの静止画データ、歌詞やアーティ
ストのプロフィールなどのテキストデータもデマルチプ
レクサ70においてトランスポートストリームから抽出
され、IEEE1394インターフェイス60を介して
MDレコーダ/プレーヤ13Aに転送される。MDレコ
ーダ/プレーヤ13Aでは、装填されているディスクの
所定の領域に対して、これら静止画データ、テキストデ
ータを記録することができるようになっている。
【0117】2.MHEGコンテンツストレージシステ
ム 2−1.構成例 これまで説明した構成にあって、本実施の形態として
は、図5に示したMHEGコンテンツストレージシステ
ム42AにおけるMHEGコンテンツのデータの管理形
態に特徴があるものとされる。なお、ここでいう管理形
態は、MHEGコンテンツのデータファイルの記録と、
記録された多数のMHEGコンテンツのデータファイル
のうちから目的のデータファイルを検索して取得するこ
とに関わる。そこで先ず、MHEGコンテンツストレー
ジシステム42Aの内部構成例について、図13を参照
して説明する。
【0118】図13に示すように、MHEGコンテンツ
ストレージシステム42Aは、データ登録/検索・閲覧
システム301、データベース302、データ書込/読
出装置303、メディア保管部304、メディア搬送シ
ステム305を備えて成る。
【0119】データ登録/検索・閲覧システム301
は、例えばコンピュータ装置を備えて構成され、このM
HEGコンテンツストレージシステム42A全体の動作
を統括する。つまり、GUIオーサリングシステム42
にて作成されて供給された、MHEGコンテンツとして
のデータファイルを、MHEGコンテンツストレージシ
ステム42A内に記憶させ、また、記憶させたMHEG
コンテンツのデータをデータベース化して登録するため
のシステム内での制御処理を行うようにされる。また、
データ取得の際には、記憶されているMHEGコンテン
ツについての検索と、検索したデータの読み出しのため
のシステム内での制御処理を実行する。
【0120】データベース302には、当該MHEGコ
ンテンツストレージシステム42Aにて保存されいるM
HEGコンテンツのデータについて検索を行うためのデ
ータベースとしての情報が格納される。
【0121】データ書込/読出装置303は、後述する
メディア保管部304にて保管される多数のメディア
(記憶媒体)に対応してデータの書き込み及び読み出し
が可能なメディアドライブ装置とされる。
【0122】メディア保管部304には、例えば所定種
類のメディアが多数格納されている。このメディアに対
しては、MHEGコンテンツデータが書き込まれて記録
される。そして、後述するようにして、記憶されるMH
EGコンテンツに対しては検索条件としての属性が設定
されるのであるが、各メディアごとに記録されるMHE
Gコンテンツは、その属性が同一であるように管理され
ている。つまり、各メディアは、1(又は複数)の属性
に対応して設けられるものである。なお、ここでのメデ
ィアとしては、いわゆるリムーバブルな種別のものであ
れば特に限定されるものではない。つまり、所定種類の
ディスクメディアであっても良いし、例えばメモリ等の
記憶素子を備えたメディアとされてもよいものである。
【0123】メディア送出システム305は、メディア
の搬送を行うための機構を備えたシステムとされる。即
ち、メディア保管部304に格納されている複数のメデ
ィアのうちから必要なメディアを取り出して搬送し、デ
ータ書込/読出装置303に対して装填することが可能
とされ、また、データ書込/読出装置303に対して装
填されていたメディアを排出させて搬送し、メディア保
管部304内の所定位置に対してメディアを戻すように
配置させることができるものである。
【0124】なお、この図13に示すシステムとして
は、例えばデータ登録/検索・閲覧システム301、デ
ータベース302、データ書込/読出装置303、メデ
ィア搬送システム305間が同じバスラインによって相
互通信可能なように接続されるようにして構築されても
構わないものである。
【0125】2−2.データ登録/検索・閲覧システム
の構成 続いて、上記したMHEGコンテンツストレージシステ
ム42Aにおいて、そのシステムを統括するデータ登録
/検索・閲覧システム301の内部構成について、図1
4を参照して説明しておく。この図に示すようにして、
データ登録/検索・閲覧システム301としては、基本
的にはコンピュータ装置としての構成を採っている。
【0126】この図に示すパーソナルコンピュータ11
3は、外部とデータの授受を行うための外部インターフ
ェイス209を備えている。外部インターフェイス20
9は、外部データバス211と接続されることで外部機
器と相互通信が可能とされる。外部インターフェイス2
09は、外部データバス211を介して受信したパケッ
トを復調し、復調したパケットに含まれるデータを抽出
し、この抽出データを内部データ通信に適合するデータ
フォーマットにより変換を行って、内部バス210を介
してCPU201に出力する。また、CPU201の制
御によって出力されたデータを入力し、パケット化等の
実際の外部インターフェイスフォーマットに従った変調
処理を施して、外部データバス211を介して外部に送
信出力する。
【0127】CPU201は、例えばROM202に保
持されているプログラムに従って各種の処理を実行す
る。特に本実施の形態では、後述するようなMHEGコ
ンテンツストレージシステム42Aとしての動作を実現
するためのプログラムが、上記ROM202に対して格
納されることになる。また、RAM203にはCPU2
01が各種処理を実行するのに必要なデータやプログラ
ム等が適宜保持される。
【0128】入出カインターフェイス204は、キーボ
ード205とマウス206が接続されており、これらか
ら供給された操作信号をCPU201に出カするように
されている。また、入出カインタフェイス204には、
記憶媒体としてハードディスクを備えたハードディスク
ドライブ207が接続されている。CPU201は、入
出カインタフェイス204を介して、ハードディスクド
ライブ207のハードディスクに対してデータやプログ
ラム等の記録又は読み出しを行うことができるようにさ
れている。この場合、入出カインタフェース204に
は、さらに、画像表示のためのディスプレイモニタ20
8が接続されている。内部バス210は、例えば、PC
I(Peripheral Component Interconnect)又はローカル
バス等により構成され、内部における各機能回路部間を
相互に接続している。
【0129】2−3.MHEGコンテンツストレージシ
ステムの動作 続いて、上記構成によるMHEGコンテンツストレージ
システムの動作について以下説明することとし、先ず、
GUIオーサリングシステム42にて作成されたMHE
Gコンテンツとしてのデータファイルを、MHEGコン
テンツストレージシステム42A内にて登録して保持す
る際の動作について説明する。この登録動作は次に示す
手順1〜8によって行われる。
【0130】手順1.データ登録/検索・閲覧システム
301としては、予め、MHEGコンテンツのデータフ
ァイルに設定可能とされる属性を必要なだけ用意してお
く。ここでは、属性の内容については特に限定されるも
のではなく、例えばコンテンツの内容に従った各種属性
や、作成日時に対応する各種属性、また、放送日時等に
対応する各種属性など、多様に設定可能である。また、
例えば属性ごとにIDを付しておくと、データファイル
の管理が容易となって好ましい。
【0131】手順2.或る1つのMHEGコンテンツと
してのデータファイルが入力され、これを登録するとさ
れる場合には、データ登録/検索・閲覧システム301
は、この登録対象とされるMHEGコンテンツのデータ
ファイルに対して、その内容等に応じて属性を設定する
ようにされる。そして、特に本実施の形態にあっては、
1つのMHEGコンテンツのデータファイルに対して、
複数の属性を設定可能とされている。このような属性の
設定の実際としては、例えば作業者がマウスやキーボー
ドに対する操作を行うことで設定されるようにすればよ
い。若しくは、MHEGコンテンツのデータとして含ま
れている管理情報的な内容を参照することで、自動的に
属性を設定するように構成することも考えられる。
【0132】手順3.データ登録/検索・閲覧システム
301は、上記手順2にてMHEGコンテンツのデータ
ファイルに対して設定した属性を選択する。(複数設定
されていればそのうちから1つの属性を選択する)そし
て、この属性が対応するものとして設定されたメディア
を、メディア搬送システム305に対して指定する。 手順4.メディア搬送システム305では、データ登録
/検索・閲覧システム301により指定されたメディア
をメディア保管部304から取り出して、データ書込/
読出装置303に装填するように動作する。
【0133】手順5.データ登録/検索・閲覧システム
301は、上記手順4によって指定のメディアがデータ
書込/読出装置303に装填されたのを確認すると、登
録対象のMHEGコンテンツのデータファイルを、デー
タ書込/読出装置303に対して転送する。データ書込
/読出装置303では、転送されてくるMHEGコンテ
ンツのデータファイルを、現在装填されているメディア
に対して記録する。
【0134】手順6.上記手順5によってメディアに対
するMHEGコンテンツのデータファイルの記録が終了
したことを確認すると、データ登録/検索・閲覧システ
ム301は、データ書込/読出装置303に装填されて
いるメディアを、メディア保管部304に対して収納す
るようにメディア搬送システム305に対して指示す
る。この指示に応答して、メディア搬送システム305
では、データ書込/読出装置303から排出されたメデ
ィアをメディア保管部304に戻すようにして搬送す
る。
【0135】手順7.ここで、登録対象とされている同
じMHEGコンテンツにあって、複数の属性が設定され
ている場合には、これらの属性ごとに、手順3〜6を繰
り返すようにされる。
【0136】手順8.上記のようにして、各属性ごとに
対応してメディアへの記録が完了したことが確認される
と、データ登録/検索・閲覧システム301は、この登
録対象となっているデータについての所定の情報(例え
ばデータファイル名、属性のID情報等)を、データベ
ース302に対して与える。データベース302にあっ
ては、この情報に基づいて検索用のデータベースとして
の情報を構築して、ここで保持するようにされる。ここ
で、データベースの構造としては、検索条件として属性
を選択すれば、その属性を有するデータファイルのリス
トが得られるようにしておくことが必要となる。また、
逆に検索条件としてデータファイルを選択したのであれ
ば、そのデータファイルに対して設定された属性のリス
トが得られるようにしておくことも好ましい。
【0137】このような登録時の管理形態によれば、M
HEGコンテンツのデータは、設定された属性が複数で
あれば、その属性に対応するメディアの各々に対して、
同じMHEGコンテンツのデータが記録されることにな
る。また、これをメディアの記録内容としてみた場合に
は、メディアには予め特定の属性が対応しており、その
属性が設定されたMHEGコンテンツのデータファイル
のみが集められて記録されていることになる。そして、
データベースとしては、この属性を検索条件としてデー
タファイルのリストが得られるようにされる。
【0138】続いて、メディア保管部304に対して格
納された多数のMHEGコンテンツのデータファイルか
ら、目的のデータファイルを検索して取得するための動
作について説明する。この動作は、次に示す手順1〜6
によって行われる。
【0139】手順1.データ登録/検索・閲覧システム
301は、例えばディスプレイモニタに対して、検索画
面として設定されている属性のリストを表示するように
される。そして、例えば作業者の操作等によって、この
属性のリストから、目的のデータファイルが有している
とされる属性を例えば1つ選択するようにされる。
【0140】手順2.上記のようにして1つの属性につ
いての選択が行われたとされると、データ登録/検索・
閲覧システム301は、データベース302に対する検
索を行って、選択された属性を有しているとされるデー
タファイルの一覧をディスプレイモニタに対して表示さ
せる。 手順3.また上記手順2と並行して、データ登録/検索
・閲覧システム301は、選択された属性に対応するメ
ディアの搬送を、メディア搬送システム305に対して
指示する。 手順4.メディア保管部304では、上記手順3により
行われた指示に応答して、メディア保管部304から選
択された属性に対応するメディアを選択して取り出して
搬送し、データ書込/読出装置303に対して装填す
る。 手順5.データ登録/検索・閲覧システム301にあっ
ては、上記手順2によって表示されているデータファイ
ルの一覧から、例えば作業者の操作によって目的のデー
タファイルを選択する操作が行われる。 手順6.上記手順5としてのデータファイルの選択決定
が行われた際、手順4としてのメディアの装填が完了し
ているのであれば(完了していなければその完了を待っ
て)、データ登録/検索・閲覧システム301は、デー
タ書込/読出装置303に対して装填された、メディア
から選択されたデータファイルについての読み出しを行
う。例えばこのデータファイルは一旦ハードディスクに
保存するなどしておき、所定の機会で以て、放送用のデ
ータとしてDSM−CCエンコーダ44に転送するよう
にされる。また、メディアから選択されたデータファイ
ルについての読み出しを行った場合には、この読み出し
が行われたMHEGコンテンツのデータファイルについ
て表示を行うようにしても良い。
【0141】これまで述べたようなデータの検索及び取
得手順によれば、例えば作業者が、属性の選択を決定し
た段階で、先ず、その属性に応じたメディアへのアクセ
ス動作(ここでは、メディアのデータ書込/読出装置3
03への装填となる)が行われる。そして、属性の選択
後においてデータファイルの選択を行ったときには、こ
のアクセスしているメディア上に記録されているデータ
ファイルを読み出すようにされる。つまり、本実施の形
態にあっては、属性の選択がおこなわれた段階で、属性
単位でのデータへのアクセスが行われ、以降は、その属
性内でのデータファイルの選択に応じて、アクセス後の
メディアから目的のデータを読み出すようにされる。つ
まり、検索動作と、データファイル読み出しのためのア
クセスが、それぞれ別の機会に行われるのではなく、ほ
ぼ同時進行するようにして行われることになる。つま
り、作業者としては、検索のための操作を行いさえすれ
ば、迅速にデータファイルを取得できることになる。こ
れは、これまでの説明から分かるように、属性ごとに応
じてメディアにデータファイルを記録し、かつ、検索シ
ステムと、メディアに対するデータの読み出し動作が連
係されていることで実現されるものである。
【0142】なお、MHEGコンテンツストレージシス
テムの構成としては、例えば図13及び図14に示した
ものに限定されるものではない。例えば、ここでは、属
性ごとに1つのメディアが対応するものとしているが、
1つのメディアに複数の属性が設定され、予め定められ
た領域ごとに特定の属性のデータファイルが記録される
ようにしてもよいものである。また、放送システム内で
保存しておく必要があるとされる全てのデータファイル
を保存可能な大容量の記憶媒体があるとすれば、この1
つの記憶媒体の記憶領域を、属性ごとに応じて分割設定
するようにして、上述したように、データファイルの記
録/読み出しの管理を行うようにしてもよいものであ
る。この場合には、メディア搬送システム305やメデ
ィア保管部304は省略することができる。
【0143】また、上記実施の形態にあっては、放送シ
ステム内のMHEGコンテンツデータ(GUIデータ)
を記憶して管理する場合について例を挙げているが、例
えば、ビデオデータやオーディオデータなど、他の放送
用のコンポーネントのデータを管理する場合にも適用可
能とされる。また、放送システムだけではなく、他の用
途でのデータストレージシステムに対しても適用が可能
とされる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、データ登
録に際しては、データファイルに対して1又は複数の属
性を設定し、設定された属性に対応するメディア(属性
別記憶媒体又は属性別記憶領域)の各々に対してデータ
ファイルを記録するようにされる。そしてデータファイ
ルの取得に際しては、属性を選択するのに応じて、その
属性を有するデータファイルが記録されているメディア
にアクセスするようにされる。そして、選択された属性
を有するデータファイル群のなかから任意のデータファ
イルが選択されたのであれば、上記のようにしてアクセ
スが完了しているメディアから選択したデータファイル
を読み出して取得するようにされる。このような構成で
あれば、データファイルの検索と、その検索結果に応じ
たメディアへのアクセスがほぼ並行して行われることに
なるため、それだけ、必要なデータファイルを迅速に取
得することができる。また、本実施の形態としては、デ
ータファイルに対して複数の属性を設定することが可能
とされているので、例えば、そのデータファイルについ
てできる限り多くの属性を設定しておくことで、たとえ
登録されているデータファイルが多数であっても、属性
を検索条件とする検索は容易なものとすることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデジタル衛星放送受信シ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態における受信設備の構築例を示す
ブロック図である。
【図3】IRDのためのリモートコントローラの外観を
示す正面図である。
【図4】放送画面とGUI画面との切り換えを示す説明
図である。
【図5】地上局の構成例を示すブロック図である。
【図6】地上局から送信されるデータを示すチャート図
である。
【図7】送信データの時分割多重化構造を示す説明図で
ある。
【図8】DSM−CCによる送信フォーマットを示す説
明図である。
【図9】データサービスのディレクトリ構造の一例を示
す説明図である。
【図10】トランスポートストリームのデータ構造図で
ある。
【図11】PSIのテーブル構造を示す説明図である。
【図12】IRDの構成を示す説明図である。
【図13】MHEGコンテンツストレージシステムの構
成例を示すブロック図である。
【図14】データ登録/検索・閲覧システムの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 地上局、2 衛星、3 受信設備、5 課金サー
バ、6 テレビ番組素材サーバ、7 楽曲素材サーバ、
8 音声付加情報サーバ、9 GUIデータサーバ、1
0 キー情報サーバ、11 パラボラアンテナ、13
ストレージデバイス、13A MDレコーダ/プレー
ヤ、14 モニタ装置、16 IEEE1394バス、
21A テレビ番組表示エリア、21B リスト、21
C テキスト表示エリア、21D ジャケット表示エリ
ア、22 歌詞表示ボタン、23 プロフィール表示ボ
タン、24 情報表示ボタン、25 予約録音ボタン、
26予約済一覧表示ボタン、27 録音履歴ボタン、2
8 ダウンロードボタン、31 テレビ番組素材登録シ
ステム、32 楽曲素材登録システム、33 音声付加
情報登録システム、34 GUI用素材登録システム、
35 AVサーバ、36A MPEGオーディオエンコ
ーダ、36B ATRACエンコーダ、37音声付加情
報データベース、38 GUI素材データベース、39
テレビ番組送出システム、40A MPEGオーディ
オサーバ、40B MPEGオーディオサーバ、41
音声付加情報送出システム、42 GUI(MHEG)
オーサリングシステム、43A MPEGオーディオ送
出システム、43B ATRACオーディオ送出システ
ム、44 DSM−CCエンコーダ、45 マルチプレ
クサ、46 電波送出システム、51 チューナ/フロ
ントエンド部、52 デスクランブラ、53 トランス
ポート部、54 MPEG2オーディオデコーダ、54
A メモリ、55 MPEG2ビデオデコーダ、55A
メモリ、56D/Aコンバータ、57 スイッチ回
路、58 表示処理部、59 光デジタル出力インター
フェイス、60 IEEE1394インターフェイス、
61 マンマシンインターフェイス、62 ICカード
スロット、63 モデム、64 リモートコントロー
ラ、65 ICカード、70 デマルチプレクサ、71
キュー、81 制御処理部、82 DeMUXドライ
バ、83 DSM−CCデコーダブロック、84 MH
EGデコーダブロック、90 メインメモリ、91 D
SM−CCバッファ、101 電源キー、102 数字
キー、103 画面表示切換キー、104 インタラク
ティブ切換キー、105a 矢印キー、105EPGキ
ーパネル部、106 チャンネルキー、T1 入力端
子、T2 アナログビデオ出力端子、T3 アナログオ
ーディオ出力端子、T4 アナログオーディオ出力端
子、42A MHEGコンテンツストレージシステム、
301 データ登録/検索・閲覧システム、302 デ
ータベース、303 データ書込/読出装置、304
メディア保管部、305 メディア搬送システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 321E 5D108 321 331A 5K048 331 G10K 15/04 302D // G10K 15/04 302 H04H 1/00 Z H04H 1/00 G06F 15/40 370D 15/401 310C Fターム(参考) 5B065 BA01 CA07 CC03 CC07 CH18 ZA16 5B075 ND16 NK25 NK46 PP03 PP13 PP30 PQ02 PQ04 5B082 EA05 5B089 GA12 HA12 JA32 5C052 AA20 AC08 DD04 5D108 BB03 BC01 BC02 BC12 5K048 BA03 DA02 DB01 DC02 EA11 FC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデータファイルに対して検索
    に使用されるべき属性を1又は複数設定することのでき
    る属性設定手段と、 上記属性ごとに区分されてデータファイルが記憶される
    べき複数の属性別記憶領域又は属性別記憶媒体に対応し
    てデータの書き込みが可能とされるデータ書き込み手段
    と、 上記属性設定手段によって設定された複数の属性ごとに
    対応する上記属性別記憶領域又は上記属性別記憶媒体の
    各々に対してデータファイルを書き込むように、上記デ
    ータ書き込み手段に対する制御を実行するデータ書き込
    み制御手段と、 を備えていることを特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 入力されたデータファイルに対して検索
    に使用されるべき属性を1又は複数設定することのでき
    る属性設定ステップと、 上記属性ごとに区分されてデータファイルが記憶される
    べき複数の属性別記憶領域又は属性別記憶媒体が存在す
    るものとしたうえで、上記属性設定ステップによって設
    定された複数の属性ごとに対応する上記属性別記憶領域
    又は上記属性別記憶媒体の各々に対してデータファイル
    を書き込むデータ書き込みステップと、 を実行するように構成されていることを特徴とするデー
    タ記録方法。
  3. 【請求項3】 検索に使用されるべき属性が1又は複数
    設定されたデータファイル単位でデータが記憶されてお
    り、かつ、上記属性ごとに区分されてデータファイルが
    記憶される複数の属性別記憶領域又は属性別記憶媒体か
    らデータを取得するデータ取得装置であって、 上記属性を選択するための属性選択手段と、 上記属性選択手段により選択された属性を有するデータ
    ファイルのうちから任意のデータファイルを選択するデ
    ータファイル選択手段と、 上記属性選択手段によって属性の選択が行われたとき
    に、この選択された属性のデータファイルが記憶されて
    いる上記属性別記憶領域又は上記属性別記憶媒体に対し
    てアクセスを実行し、上記データファイル選択手段によ
    ってデータファイルが選択されたときには、この選択さ
    れたデータファイルを、アクセスが行われた上記属性別
    記憶領域又は上記属性別記憶媒体から読み出すことでデ
    ータの取得を行うデータ読み出し手段と、 を備えていることを特徴とするデータ取得装置。
  4. 【請求項4】 検索に使用されるべき属性が1又は複数
    設定されたデータファイル単位でデータが記憶されてお
    り、かつ、上記属性ごとに区分されてデータファイルが
    記憶される複数の属性別記憶領域又は属性別記憶媒体か
    らデータを取得するデータ取得方法であって、 上記属性を選択するための属性選択ステップと、 上記属性選択手段により選択された属性を有するデータ
    ファイルのうちから任意のデータファイルを選択するデ
    ータファイル選択ステップと、 上記属性選択ステップによって属性の選択が行われたと
    きに、この選択された属性のデータファイルが記憶され
    ている上記属性別記憶領域又は上記属性別記憶媒体に対
    してアクセスを実行するアクセスステップと、 上記データファイル選択ステップによってデータファイ
    ルが選択されたときには、この選択されたデータファイ
    ルを、上記アクセスステップによってアクセスが行われ
    た上記属性別記憶領域又は上記属性別記憶媒体から読み
    出すことでデータの取得を行うデータ取得ステップと、 を実行するように構成されていることを特徴とするデー
    タ取得方法。
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