JP2001022414A - プロセスコントローラ、そのデータ転送方法およびプラント - Google Patents

プロセスコントローラ、そのデータ転送方法およびプラント

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JP2001022414A
JP2001022414A JP11196206A JP19620699A JP2001022414A JP 2001022414 A JP2001022414 A JP 2001022414A JP 11196206 A JP11196206 A JP 11196206A JP 19620699 A JP19620699 A JP 19620699A JP 2001022414 A JP2001022414 A JP 2001022414A
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plant
interface
process controller
control data
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JP11196206A
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English (en)
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Shigeki Kawakubo
茂樹 川久保
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理能力を増強した場合においても、配置上
大きなインハ゜クトを与えることなく稼動系コントローラと待機系コン
トローラとのトラッキンク゛テ゛ータの同一化を図ること。 【解決手段】 フ゜ロセスコントローラ1は、少なくとも複数の演算
手段11、第1記憶手段12、第1インタフェース手段14を有した第1
コントローラ部10と、少なくとも第2記憶手段22、第2インタフェース
手段24を有した第2コントローラ部20と、第1及び第2インタフェース手
段14,24を互いに接続するテ゛ータ接続手段30とを備え、複
数の演算手段11は、フ゜ラント50の制御演算を行なうと共
に、フ゜ラント制御に必要なフ゜ラント制御テ゛ータを第1記憶手段12
に記憶させ、第1インタフェース手段14はこのフ゜ラント制御テ゛ータを
第1記憶手段12から取得すると共に、テ゛ータ接続手段30を
介して第2インタフェース手段24に出力し、第2インタフェース手段24は
このフ゜ラント制御テ゛ータを第2記憶手段22に記憶させることに
よって、第1コントローラ部10と、第2コントローラ部20とにそれぞれ
保持されるフ゜ラント制御テ゛ータを同一化すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント等を制御
するプロセスコントローラ、プロセスコントローラにお
ける二重化制御に必要なデータのデータ転送方法、およ
びこのプロセスコントローラによって制御されるプラン
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、この種の従来から用いられてい
るプロセスコントローラの全体構成を示す構成図であ
る。
【0003】すなわち、従来のプロセスコントローラ1
は、一対の稼動系プロセスコントローラ10と待機系プ
ロセスコントローラ20とを備えている。稼動系プロセ
スコントローラ10と待機系プロセスコントローラ20
とはそれぞれトラッキングバス30で接続している。
【0004】稼動系プロセスコントローラ10、待機系
プロセスコントローラ20はそれぞれ外部バス40、4
1を備えており、これによって入出力ユニット45と接
続している。
【0005】入出力ユニット45は、外部バス46を介
してプラント50から運転データ等を入手し、外部バス
40または外部バス41を介してプロセスコントローラ
1側に出力する。
【0006】また、逆に外部バス40または外部バス4
1を介してプロセスコントローラ1側から制御データ等
を受け取り、外部バス46を介してプラント50に出力
する。
【0007】稼動系プロセスコントローラ10は、この
ようにして取得したプラント50の運転データ等を用い
て必要な制御演算を行なうと共に、プラント50の運転
制御に必要なデータ(トラッキングデータ)を格納す
る。
【0008】また、トラッキングデータが更新される毎
に、トラッキングバス30を介して待機系プロセスコン
トローラ20に、更新されたトラッキングデータのコピ
ーを転送する。更に、転送されたトラッキングデータ
は、転送前のトラッキングデータと一致することが確認
される。
【0009】これによって、待機系プロセスコントロー
ラ20は、稼動系プロセスコントローラ10と同一のデ
ータを有する。
【0010】従って、万が一、何らかの原因で稼動系プ
ロセスコントローラ10が機能しなくなった場合、稼動
系プロセスコントローラ10を停止し、待機系プロセス
コントローラ20によりプラント50を運転するよう切
り替える。
【0011】その後、待機系プロセスコントローラ20
が、稼動系プロセスコントローラ10が行なっていたよ
うにプラント50の運転データ等を入出力ユニット45
から外部バス41を介して取得し、必要な制御演算を行
ない、その結果に応じてプラント50を制御する。これ
によって、引き続きプラント50の運転を継続すること
ができる。
【0012】一般にプラント50は、制御対象や制御内
容に応じて複数のプロセスコントローラ1(#a〜)に
よって制御がなされている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプロセスコントローラでは、以下のような問
題がある。
【0014】すなわち、従来のプロセスコントローラ1
は、プラント50の制御対象が増えたり、制御内容が複
雑になったりすると処理能力を増強するために数を増や
す必要がある。
【0015】このため、プラント50の制御室におい
て、増設分のプロセスコントローラ1、および増設分の
プロセスコントローラ1と入出力ユニット45とを接続
する外部バス40、41を設置する場所を確保しなけれ
ばならないという問題が生じる。
【0016】また、稼動系プロセスコントローラ10に
おいては、プラント50の制御を行なうための種々の制
御演算(タスク)が並行でなされている。そして、トラ
ッキングデータの更新がなされると、稼動系プロセスコ
ントローラ10は、更新されたトラッキングデータのコ
ピーを更新順に待機系プロセスコントローラ20に転送
する。
【0017】稼動系プロセスコントローラ10で行われ
るタスクの中には、トラッキングデータの極一部しか更
新されないためにほとんど転送時間を要しないものも、
逆にかなりのトラッキングデータが更新され転送に長時
間要するものもある。
【0018】しかしながら、トラッキングデータの転送
は、データが更新された順になされる。そのため、ある
トラッキングデータの転送がなされている間は、他のト
ラッキングデータの転送は、それが終了するまでなされ
ない。
【0019】したがって、転送に長時間要するトラッキ
ングデータの転送が一旦開始された場合、その転送中に
更新されたトラッキングデータは転送待ちとなる。
【0020】そのため転送効率が低下したり、トラッキ
ングバス30が渋滞することによりトラッキングデータ
の転送に異常が発生する恐れがある。
【0021】また、従来のプロセスコントローラ1は、
転送前後におけるトラッキングデータを比較することに
よって、転送されたトラッキングデータの正当性を確認
しているが、転送前後のトラッキングデータの不一致か
ら転送異常を発見できたとしても、どの過程での異常か
を判断することができない。このため、その原因の検討
に多大な時間を費やすという問題がある。
【0022】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その第1の目的は、処理能力を増強した場
合においても、配置上大きなインパクトを与えることな
く稼動系プロセスコントローラと待機系プロセスコント
ローラとのトラッキングデータの同一化を図ることが可
能なデータ転送方法と、それを適用したプロセスコント
ローラとを提供することにある。
【0023】また、第2の目的は、稼動系プロセスコン
トローラの機能を喪失した場合においても、待機系プロ
セスコントローラによるバックアップ運転へ円滑に移行
することが可能なデータ転送方法と、それを適用したプ
ロセスコントローラとを提供することにある。
【0024】更に、第3の目的は、トラッキングデータ
の転送中においてデータ異常を発見すると共に、データ
異常が発生した箇所を特定することも可能なデータ転送
方法と、それを適用したプロセスコントローラとを提供
することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0026】すなわち、請求項1の発明では、プラント
の運転データに基づいて制御演算を行なうと共に、この
制御演算の結果に基づいてプラントを制御するプロセス
コントローラのデータ転送方法において、プロセスコン
トローラは、少なくとも複数の演算手段、第1の記憶手
段、第1のインタフェース手段を有した第1のコントロ
ーラ部と、少なくとも第2の記憶手段、第2のインタフ
ェース手段を有した第2のコントローラ部と、第1及び
第2のインタフェース手段を互いに接続するデータ接続
手段とを備え、複数の演算手段は、プラントの制御演算
を行なうと共に、プラントの制御に必要なプラント制御
データを第1の記憶手段に記憶させ、第1の記憶手段
は、このプラント制御データを記憶すると共に、第1の
インタフェース手段に対してこのプラント制御データの
転送要求を行ない、第1のインタフェース手段は、転送
要求に応じてこのプラント制御データを第1の記憶手段
から取得すると共に、データ接続手段を介して第2のイ
ンタフェース手段に出力し、第2のインタフェース手段
は、このプラント制御データを第2の記憶手段に記憶さ
せることによって、第1のコントローラ部と、第2のコ
ントローラ部とにそれぞれ保持されるプラント制御デー
タを同一化する。
【0027】従って、請求項1の発明のデータ転送方法
においては、処理能力を増強した場合においても、配置
上大きなインパクトを与えることなく稼動系プロセスコ
ントローラと待機系プロセスコントローラとのトラッキ
ングデータの同一化を図ることができる。
【0028】請求項2の発明では、請求項1の発明のプ
ロセスコントローラのデータ転送方法において、第1の
インタフェース手段が第1のプラント制御データを第1
の記憶手段から取得すると共に、データ接続手段を介し
て第2のインタフェース手段に出力している期間に、第
1の記憶手段から第2のプラント制御データの転送要求
がなされた場合に、第1のインタフェース手段は、両プ
ラント制御データについて予め定められている優先度を
比較し、第1のプラント制御データの優先度の方が高い
場合には、第1のプラント制御データの第1の記憶手段
からの取得および第2のインタフェース手段への出力を
継続し、この終了後に第2のプラント制御データの第1
の記憶手段からの取得および第2のインタフェース手段
への出力を行ない、第2のプラント制御データの優先度
の方が高い場合には、第1のプラント制御データの第1
の記憶手段からの取得および第2のインタフェース手段
への出力を中断して、第2のプラント制御データの第1
の記憶手段からの取得および第2のインタフェース手段
への出力を行ない、この終了後に第1のプラント制御デ
ータの第1の記憶手段からの取得および第2のインタフ
ェース手段への出力を再開する。
【0029】従って、請求項2の発明のデータ転送方法
においては、重要なプラント制御データから優先的に同
一化することができる。
【0030】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2の発明のプロセスコントローラのデータ転送方法に
おいて、第1の記憶手段に記憶されたプラント制御デー
タと、第1のインタフェース手段に取得された当該プラ
ント制御データ、第2のインタフェース手段に出力され
た当該プラント制御データおよび第2の記憶手段に記憶
された当該プラント制御データとの一致をそれぞれ確認
する。
【0031】従って、請求項3の発明のデータ転送方法
においては、プラント制御データの転送中においてデー
タ異常を発見できるのみならず、データ異常が発生した
箇所を特定することもできる。
【0032】請求項4の発明では、プラントの運転デー
タに基づいて制御演算を行なうと共に、この制御演算の
結果に基づいてプラントを制御するプロセスコントロー
ラにおいて、少なくとも複数の演算手段、第1の記憶手
段、第1のインタフェース手段を有した第1のコントロ
ーラ部と、少なくとも第2の記憶手段、第2のインタフ
ェース手段を有した第2のコントローラ部と、第1及び
第2のインタフェース手段を互いに接続するデータ接続
手段とを備え、複数の演算手段は、プラントの制御演算
を行なうと共に、プラントの制御に必要なプラント制御
データを第1の記憶手段に記憶させる手段と、第1の記
憶手段は、このプラント制御データを記憶すると共に、
第1のインタフェース手段に対してこのプラント制御デ
ータの転送要求を行なう手段と、第1のインタフェース
手段は、転送要求に応じてこのプラント制御データを第
1の記憶手段から取得すると共に、データ接続手段を介
して第2のインタフェース手段に出力する手段と、第2
のインタフェース手段は、このプラント制御データを第
2の記憶手段に記憶させることによって、第1のコント
ローラ部と、第2のコントローラ部とにそれぞれ保持さ
れるプラント制御データを同一化する手段とを備える。
【0033】従って、請求項4の発明のプロセスコント
ローラにおいては、処理能力を増強した場合において
も、配置上大きなインパクトを与えることなく稼動系プ
ロセスコントローラと待機系プロセスコントローラとの
トラッキングデータの同一化を図ることができる。
【0034】請求項5の発明では、請求項4の発明のプ
ロセスコントローラによって制御されることを特徴とす
るプラントとする。
【0035】従って、請求項5の発明のプラントにおい
ては、請求項4の発明のプロセスコントローラによって
制御されるプラントを実現することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0037】なお、以下の各実施の形態の説明に用いる
図中の符号は、図7と同一部分については同一符号を付
して示すことにする。
【0038】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態を図1から図4を用いて説明する。
【0039】図1は、第1の実施の形態に係るデータ転
送方法が適用されるプロセスコントローラの全体構成の
一例を示す構成図である。
【0040】本実施の形態に係るプロセスコントローラ
1は、ワークステーション等の計算機からなり、プラン
ト50の運転データ等を取得してプラントの運転に必要
な制御演算を行なうと共に、プラント50の運転を制御
する稼動系プロセスコントローラ10と、そのバックア
ップ系である待機系プロセスコントローラ20とを備え
ている。
【0041】稼動系プロセスコントローラ10は、プラ
ント50の制御対象や制御内容に応じて複数のCPU1
1(#a〜)を備えており、プラント50の増設や制御
能力の増強のために適宜CPU11を増設することが可
能な構成としている。
【0042】おのおののCPU11(#a〜)は、それ
ぞれ個別のメモリ12(#a〜)とバッファ13(#a
〜)とをそれぞれ備えている。これらバッファ13(#
a〜)はトラッキングインタフェース14と接続してい
る。
【0043】待機系プロセスコントローラ20は、稼動
系プロセスコントローラ10と同一の構成であり、稼動
系プロセスコントローラ10が備えているCPU11
(#a〜)に対応する複数のCPU21(#a〜)を備
えており、おのおののCPU21(#a〜)は、それぞ
れ個別のメモリ22(#a〜)とバッファ23(#a
〜)とをそれぞれ備えている。更に、これらバッファ2
3(#a〜)はトラッキングインタフェース24と接続
している。
【0044】すなわち、稼動系プロセスコントローラ1
0と待機系プロセスコントローラ20とはハード的に同
一の構成としている。
【0045】したがって、待機系プロセスコントローラ
20においても、稼動系プロセスコントローラ10のC
PU11の増設にあわせてCPU21を増設することが
可能な構成としている。
【0046】このような稼動系プロセスコントローラ1
0と待機系プロセスコントローラ20とはトラッキング
インタフェース14、24においてトラッキングバス3
0を介して互いに接続している。
【0047】更に、トラッキングインタフェース14、
24はそれぞれ外部バス40、41を介して入出力ユニ
ット45に接続している。また、入出力ユニット45は
外部バス46を介してプラント50に接続している。
【0048】次に、以上のように構成した本実施の形態
に係るプロセスコントローラの動作について説明する。
【0049】図2は、本実施の形態に係るデータ転送方
法が適用されるプロセスコントローラの動作を示すフロ
ーチャートである。
【0050】まず、プラント50の運転が開始される
(S1)と、プラント50の運転データが外部バス46
を介して入出力ユニット45に取得される。更に運転デ
ータは入出力ユニット45から外部バス40を介して稼
動系プロセスコントローラ10のトラッキングインタフ
ェース14に出力される(S3)。
【0051】このようにしてトラッキングインタフェー
ス14に取得された運転データは、制御対象や制御内容
に応じたCPU11(#a〜)に、対応するバッファ1
3(#a〜)、メモリ12(#a〜)を介して入力され
る。
【0052】CPU11(#a〜)では、この運転デー
タを用いて制御演算が行なわれ、プラントの運転制御に
必要なデータであるトラッキングデータを算出する(S
4)。
【0053】ここでは、仮にCPU11(#a)におい
て制御演算が行われたものとして以下の動作の説明を行
なう。
【0054】CPU11(#a)において算出されたト
ラッキングデータは、対応するメモリ12(#a)に記
憶されると共に、対応するバッファ13(#a)に出力
される(S5)。
【0055】バッファ13(#a)にトラッキングデー
タが出力されると、稼動系プロセスコントローラ10の
トラッキングインタフェース14にトラッキング要求が
なされ(S6)、トラッキングデータは更にバッファ1
3(#a)からトラッキングインタフェース14に出力
される(S7)。なおこの時、トラッキングデータに
は、優先度情報データが付加されて、トラッキングイン
タフェース14に出力される。なお、優先度情報データ
については後述する。
【0056】トラッキングデータは、トラッキングイン
タフェース14から外部バス40を介して入出力ユニッ
ト45へ出力され、そこから更に外部バス46を介して
プラントに制御パラメータとして入力される。プラント
50はこの制御パラメータに基づいて運転制御される
(S8)。
【0057】そして、引き続きプラント50の制御を行
なう場合(S9:Yes)においてはS2に戻り、そう
でない場合(S9:No)においてはプラント50の制
御を終了する。
【0058】なお、トラッキングインタフェース14に
トラッキングデータが出力される(S7)と、これらト
ラッキングデータはトラッキングバス30を介して待機
系プロセスコントローラ20のトラッキングインタフェ
ース24にも転送される(S10)。
【0059】このようなトラッキングデータの転送時に
おける動作について図3を用いて説明する。
【0060】図3は、本実施の形態に係るプロセスコン
トローラのトラッキングデータ転送時における動作を示
すフローチャートである。
【0061】ここでも同様に、仮にCPU11(#a)
において制御演算が行われたものとして以下の動作の説
明を行なう。
【0062】まず、トラッキングインタフェース14に
おいて、メモリ12(#a)に記憶されたトラッキング
データと、トラッキングインタフェース14に出力され
たトラッキングデータとの比較がなされ、両データが一
致しない場合(S11:No)稼動系プロセスコントロ
ーラ10に異常通知をすると共に、メモリ12(#
a)、バッファ13(#a)またはトラッキングインタ
フェース14の異常、あるいはトラッキングデータの転
送異常が生じたものと判断し、原因解明を行なう(S1
2)。
【0063】両データの一致が得られれば(S11:Y
es)、トラッキングバス30を介して待機系のトラッ
キングインタフェース24にトラッキングデータの転送
が開始される(S13)。
【0064】しかしながら、トラッキングインタフェー
ス14は、稼動系プロセスコントローラ10の共通のイ
ンタフェースであり、複数のCPU11(#a〜)によ
って計算された全てのトラッキングデータを受け付けて
いる。
【0065】そのため、CPU11(#a)によって計
算されたトラッキングデータを待機系のトラッキングイ
ンタフェース24に転送している間に、他のCPU11
(#b〜)あるいは同一CPU(#a)による制御計算
が終了し、別のトラッキングデータによるトラッキング
要求がなされた場合(S14:Yes)、転送途中のト
ラッキングデータと、新たにトラッキング要求があった
トラッキングデータとの優先度を比較して(S15)、
優先度の高い順に転送を行なう(S16)。
【0066】すなわち、現在転送中のトラッキングデー
タの優先度が高い場合においては、このトラッキングデ
ータの転送を継続し、この転送の終了後に別のトラッキ
ングデータの転送を行なう。
【0067】逆に、転送途中のトラッキングデータより
も、別のトラッキングデータの優先度が高い場合におい
ては、転送途中のトラッキングデータの転送を一旦中断
して、別のトラッキングデータの転送を開始し、この終
了後に再び一旦中断したトラッキングデータの転送を再
開する。
【0068】なお、この転送中においても、別のトラッ
キングデータによるトラッキング要求があった場合(S
17)、S15に戻って優先度の比較を行なう。
【0069】稼動系プロセスコントローラ10のトラッ
キングインタフェース14から、待機系プロセスコント
ローラ20のトラッキングインタフェース24へトラッ
キングデータの転送が終了すると、メモリ12(#a)
に記憶されたトラッキングデータと、トラッキングイン
タフェース24に転送されたトラッキングデータとの比
較がなされる(S18)。
【0070】両データが一致しない場合(S18:N
o)、稼動系プロセスコントローラ10に対して異常通
知すると共に、稼動系のトラッキングインタフェース1
4、トラッキングバス30または待機系のトラッキング
インタフェース24の異常、あるいはトラッキングデー
タの転送異常が生じたものと判断し、原因解明を行なう
(S19)。
【0071】なお、トラッキングインタフェース24に
あるトラッキングデータを、転送前のトラッキングイン
タフェース14のトラッキングデータと比較し、両デー
タの一致を確認してもよい。
【0072】両データの一致が得られれば(S18:Y
es)、トラッキングデータは、待機系のトラッキング
インタフェース24から所定のバッファ23に格納され
る(S20)。この場合、所定のバッファ23とは、稼
動系プロセスコントローラ10に対応する箇所のことで
あり、バッファ13(#a)から転送されたトラッキン
グデータの場合、待機系プロセスコントローラ20では
バッファ23(#a)に該当する。
【0073】このように所定のバッファ23(#a)に
格納されたトラッキングデータは、メモリ12(#a)
に記憶されたトラッキングデータとの比較がなされ(S
21)、両データが一致しない場合(S21:No)に
は、稼動系プロセスコントローラ10に対して異常通知
すると共に、バッファ23(#a)またはトラッキング
インタフェース24の異常、あるいはトラッキングデー
タの転送異常が生じたものと判断し、原因解明を行なう
(S22)。
【0074】なお、所定のバッファ23(#a)に格納
されたトラッキングデータを、トラッキングインタフェ
ース24にあるトラッキングデータと比較し、両データ
の一致を確認してもよい。
【0075】両データの一致が得られれば(S21:Y
es)、トラッキングデータの転送は正常になされたも
のと判断し、バッファ23(#a)に転送されたトラッ
キングデータを対応するメモリ22(#a)に書き込む
(S23)。
【0076】そして、他に転送するトラッキングデータ
が無い場合(S24:No)には転送を終了する。一
方、他に転送するトラッキングデータがある場合(S2
4:Yes)においては、S16に戻り、引き続き優先
度の高い順にトラッキングデータの転送を行なう。
【0077】次に、トラッキングデータの優先度の決定
方法について以下に説明する。
【0078】稼動系プロセスコントローラ10において
は、プラント50の制御を行なうため種々の制御演算
(タスク)が並行でなされている。これらタスクを、実
行周期別の3つのスキャンレベル、すなわち高速スキャ
ン、メインスキャン、イコライズに分類する。
【0079】図4は、タスクのスキャンレベルの比較の
一例を示す模式図である。
【0080】高速スキャンとは、図4(a)に示すよう
に、100ms程度の周期で実行される比較的短時間で
終了するタスクのことをいう。
【0081】メインスキャンとは、図4(b)に示すよ
うに、500ms〜1s程度の周期で実行されるタスク
のことをいう。
【0082】また、イコライズとは、図4(c)に示す
ように、数s〜数10s程度の周期で実行されるタスク
のことをいう。これは、主に稼動系プロセスコントロー
ラ10のメモリ12(#a〜)が保持しているプログラ
ムなどを、待機系プロセスコントローラ20の所定のメ
モリ22(#a〜)にコピーするようなタスクであり、
新規のプロセスコントローラ1をセットアップする時に
一度行なわれる程度のものである。
【0083】上記のタスクで算出されたトラッキングデ
ータも同程度の周期で、それぞれ該当するメモリ12
(#a〜)への書き込みがなされる。
【0084】上記3種類のタスクの優先度順位は以下の
通りである。
【0085】高速スキャン > メインスキャン >
イコライズ更に、同一スキャンレベルであっても、その
実行時間に有意な差がある場合、実行時間が速いタスク
ほど優先度順位を高くしている。
【0086】すなわち、同じ高速スキャンであっても実
行時間に50ms以上の差があるタスクの場合において
は、実行時間の短いタスクの優先度を高くする。同じメ
インスキャンであっても実行時間に100ms以上の差
がある場合においては、実行時間の短いタスクの優先度
を高くする。
【0087】次に、このような優先度順位に従ってトラ
ッキングデータの転送がなされる動作について図5のタ
イミングチャートを用いて説明する。
【0088】図5は、トラッキングデータの転送の動作
を示す一例を示すタイミングチャートである。
【0089】これは、優先度の低いトラッキングデータ
の転送中に優先度の高いトラッキングデータの転送要求
があった場合、優先度の低いトラッキングデータの転送
を中断して、優先度の高いトラッキングデータの転送を
先に行ない、この転送終了後に優先度の低いトラッキン
グデータの転送を再開する場合の例を示すものである。
【0090】メインスキャンレベルでタスクT2を実行
している稼動系プロセスコントローラ10のCPU11
(#b)では、タスク結果に基づきトラッキングデータ
P2を逐次メモリ12(#b)に書き込む。
【0091】タスクが終了してメモリ12(#b)への
トラッキングデータP2の書き込みが完了すると、更に
トラッキングデータP2はメモリ12(#b)からバッ
ファ13(#b)へ送信される。
【0092】バッファ13(#b)へのトラッキングデ
ータP2の送信が完了すると、トラッキングインタフェ
ース14にトラッキング要求がなされ、バッファ13
(#b)に書き込まれたトラッキングデータP2が複数
のデータP21〜P25に分割されて順にトラッキング
インタフェース14に転送される。
【0093】一方、CPU11(#a)では高速スキャ
ンレベルでタスクT1を実行しており、タスク結果に基
づきトラッキングデータP1を逐次メモリ12(#a)
に書き込んでいる。トラッキングデータP1はメモリ1
2(#a)に書き込まれると、更にバッファ13(#
a)へ送信され、これによってトラッキングインタフェ
ース14にトラッキング要求がなされる。
【0094】しかしながら、トラッキングインタフェー
ス14では、トラッキングデータP2の転送中であり、
既にトラッキングデータP2を分割データP21〜P2
5のうち、分割データP22までの受信を終え、それら
を待機系プロセスコントローラ20のトラッキングイン
タフェース24へ送信している段階である。
【0095】トラッキングインタフェース14では、こ
のようにあるトラッキングデータの転送中に別のトラッ
キングデータのトラッキング要求がなされた場合、トラ
ッキングデータの優先度比較を行ない、優先度の高い方
のトラッキングを先に行なう。
【0096】トラッキングデータP1は高速スキャンに
よるデータであり、トラッキングデータP2はメインス
キャンによるデータであるので、優先度はトラッキング
データP1の方が高い。
【0097】したがって、トラッキングインタフェース
14は、トラッキングデータP2の転送を一旦中断し、
トラッキングデータP1の転送を先に行ない、それが終
了後にトラッキングデータP2の転送を再開する。
【0098】すなわち、トラッキングインタフェース1
4では、優先度の低いトラッキングデータP2の転送
を、現在転送中の分割データP22の転送後一旦中断
し、代わりに優先度の高いトラッキングデータP1の転
送を開始する。
【0099】トラッキングデータP1は複数の分割デー
タP11、P12に分割されてトラッキングインタフェ
ース14に取り込まれ、順次待機系プロセスコントロー
ラ20のトラッキングインタフェース24に送信され
る。
【0100】そして、トラッキングデータP1の全ての
分割データP11、P12の、待機系プロセスコントロ
ーラ20のトラッキングインタフェース24への送信後
に、先に中断していたトラッキングデータP2の残りの
分割データP23、P24、P25をバッファ13(#
b)から取得すると共に、待機系プロセスコントローラ
20のトラッキングインタフェース24への送信を再開
する。
【0101】待機系プロセスコントローラ20のトラッ
キングインタフェース24では、分割データP21、P
22、P11、P12、P23、P24、P25を受信
する毎に、送信元の稼動系プロセスコントローラ10の
バッファ13に対応する待機系プロセスコントローラ2
0のバッファ23にそれぞれ転送する。
【0102】すなわち、分割データP11、P12はバ
ッファ23(#a)へ、分割データP21〜P25はバ
ッファ23(#b)へそれぞれ転送される。
【0103】バッファ23では、同一タスクの全ての分
割データの受信を完了すると、該当するメモリ22にそ
れら分割データをまとめて書き込み、トラッキングデー
タの転送を完了する。
【0104】すなわち、トラッキングデータP1につい
ては、最後の分割データP12のバッファ23(#a)
への送信が終了した段階でメモリ22(#a)へ全ての
分割データP11、P12を書き込み、転送を完了す
る。
【0105】一方、トラッキングデータP2について
は、最後の分割データP25のバッファ23(#b)へ
の送信が終了した段階でメモリ22(#b)へ全ての分
割データP21〜P25を書き込み、転送を完了する。
【0106】なお、請求項でいう複数の演算手段、第1
のインタフェース手段、第1のコントローラ部は、本実
施の形態においてCPU11(#a〜)、トラッキング
インタフェース14、稼動系プロセスコントローラ10
にそれぞれ相当する。
【0107】また、請求項でいう第2のインタフェース
手段、第2のコントローラ部、データ接続手段、プラン
ト制御データは、本実施の形態においてトラッキングイ
ンタフェース24、待機系プロセスコントローラ20、
トラッキングバス30、トラッキングデータにそれぞれ
相当する。
【0108】更に、請求項でいう第1の記憶手段、第2
の記憶手段は、本実施の形態においてメモリ12(#a
〜)およびバッファ13(#a〜)、メモリ22(#a
〜)およびバッファ23(#a〜)にそれぞれ相当す
る。
【0109】上述したように、本実施の形態に係るプロ
セスコントローラ1においては、稼動系プロセスコント
ローラ10と待機系プロセスコントローラ20とのそれ
ぞれがCPU11、21を増設することができる。
【0110】また、稼動系プロセスコントローラ10か
ら待機系プロセスコントローラ20へは、それぞれのプ
ロセスコントローラ10、20の共通のトラッキングイ
ンタフェース14、24同士を接続したトラッキングバ
ス30を介してトラッキングデータを転送すると共に、
稼動系プロセスコントローラ10と待機系プロセスコン
トローラ20とにそれぞれ記憶されるトラッキングデー
タを同一化することができる。
【0111】すなわち、稼動系プロセスコントローラ1
0と待機系プロセスコントローラ20とのそれぞれにC
PU11、21を追加して処理能力を増強した場合にお
いても、新たにプロセスコントローラ1を増設する必要
がない。また、プロセスコントローラ1と入出力ユニッ
ト45との間を接続している外部バス40、41も増え
ることも無い。
【0112】その結果、CPUを追加して処理能力を増
強した場合においても、配置上大きなインパクトを与え
ることなく稼動系プロセスコントローラと待機系プロセ
スコントローラとのトラッキングデータの同一化を図る
ことができるデータ転送方法と、それを適用したプロセ
スコントローラとを実現することが可能となる。
【0113】また、本実施の形態に係るプロセスコント
ローラ1においては、トラッキングデータの転送中であ
っても、別のトラッキングデータからの転送要求があっ
た場合には、優先度順位の比較を行ない、その順位に従
ってトラッキングデータの転送を行なう。
【0114】これにより、重要なトラッキングデータを
優先的に転送することができる。その結果、稼動系プロ
セスコントローラ10の機能を喪失した場合において
も、重要なトラッキングデータを失う可能性が少なくな
ると共に、待機系プロセスコントローラ20によるバッ
クアップ運転へ円滑に移行することができるデータ転送
方法と、それを適用したプロセスコントローラとを実現
することが可能となる。
【0115】更に、本実施の形態に係るプロセスコント
ローラ1において、転送中のトラッキングデータは、稼
動系プロセスコントローラ10のトラッキングインタフ
ェース14、待機系プロセスコントローラ20のトラッ
キングインタフェース24およびバッファ23において
データの正当性が確認される。
【0116】これにより、トラッキングデータの転送中
においてデータ異常を発見できるのみならず、データ異
常が発生した箇所を特定することもできるデータ転送方
法と、それを適用したプロセスコントローラとを実現す
ることが可能となる。
【0117】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図6を用いて説明する。
【0118】図6は、第2の実施の形態に係るプロセス
コントローラが取り扱うトラッキングデータ構造の一例
を示すデータ構造図である。
【0119】第2の実施の形態に係るプロセスコントロ
ーラの構成は、第1の実施の形態に係るプロセスコント
ローラとその構成を同一とし、取り扱うトラッキングデ
ータのデータ構造が異なるのみである。
【0120】したがって、その構成については説明を省
略し、ここではトラッキングデータのデータ構造のみに
ついて述べる。
【0121】すなわち、図6に示すように、第2の実施
の形態に係るプロセスコントローラが取り扱うトラッキ
ングデータ60は、優先度情報データ61とメインデー
タ68とを備えている。
【0122】メインデータ68は、タスクによって書き
込まれたトラッキングデータそのものである。
【0123】一方、優先度情報データ61は、このトラ
ッキングデータ60の優先度情報を記載した部分であ
り、更にスキャンモード部63とタスク実行時間記載部
64とを備えている。
【0124】スキャンモード部63は、1行目がコメン
ト部、2行目がデータ部となっている。コメント部に記
載している通り、高速スキャン、メインスキャン、イコ
ライズそれぞれに対応するデータは順に1、2、3であ
る。データ部に記載されたデータは「1」であり、これ
はこのトラッキングデータ60が高速スキャンモードの
データであることを示している。
【0125】また、タスク実行時間記載部64は、1行
目がコメント部、2行目がデータ部である。コメント部
に記載している通り、タスク実行時間の単位はmsであ
る。データ部に記載している通り、このトラッキングデ
ータ60のタスク実行時間は50msである。
【0126】以上のように構成した本実施の形態に係る
プロセスコントローラの動作について説明する。
【0127】本実施の形態に係るプロセスコントローラ
1は、図3のフローチャートにおけるS15に示すよう
に、稼動系プロセスコントローラ10のトラッキングイ
ンタフェース14においてトラッキングデータの優先度
を比較する場合、各々のトラッキングデータの優先度
を、トラッキングデータに記載された優先度情報データ
61の内容に基づいて優先度を判断する。
【0128】トラッキングインタフェース14では、あ
るトラッキングデータの転送中に別のトラッキングデー
タの転送要求があった場合、まず両トラッキングデータ
の優先度情報データ61の、スキャンモード部63のデ
ータ同士を比較して、優先度順位の高い方のトラッキン
グデータを先に転送する。
【0129】スキャンモード部63のデータが同一の場
合、すなわち同じスキャンレベルのデータである場合に
おいては、更にタスク実行時間記載部64のデータ同士
を比較し、タスク実行時間の短い方のトラッキングデー
タを先に転送する。
【0130】その他の動作については第1の実施の形態
で説明した動作と同じであるので説明を省略する。
【0131】上述したように、本実施の形態に係るプロ
セスコントローラ1においては、トラッキングデータの
転送中であっても、別のトラッキングデータからの転送
要求があった場合には、優先度順位の比較を行ない、そ
の順位に従ってトラッキングデータの転送を行なう。
【0132】これにより、重要なトラッキングデータを
優先的に転送することができる。
【0133】その結果、稼動系プロセスコントローラ1
0の機能を喪失した場合においても、重要なトラッキン
グデータを失う可能性が少なくなると共に、待機系プロ
セスコントローラ20によるバックアップ運転へ円滑に
移行することができるデータ転送方法と、それを適用し
たプロセスコントローラとを実現することが可能とな
る。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPUを追加して処理能力を増強した場合においても、
配置上大きなインパクトを与えることなく稼動系プロセ
スコントローラと待機系プロセスコントローラとのトラ
ッキングデータの同一化を図ることが可能なデータ転送
方法と、それを適用したプロセスコントローラとを実現
することができる。
【0135】また、稼動系プロセスコントローラの機能
を喪失した場合においても、待機系プロセスコントロー
ラによるバックアップ運転へ円滑に移行することが可能
なデータ転送方法と、それを適用したプロセスコントロ
ーラとを実現することができる。
【0136】更に、トラッキングデータの転送中におい
てデータ異常を発見すると共に、データ異常が発生した
箇所を特定することも可能なデータ転送方法と、それを
適用したプロセスコントローラとを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るデータ転送方法が適用
されるプロセスコントローラの全体構成の一例を示す構
成図。
【図2】第1の実施の形態に係るデータ転送方法が適用
されるプロセスコントローラの動作を示すフローチャー
ト。
【図3】第1の実施の形態に係るプロセスコントローラ
のトラッキングデータ転送時における動作を示すフロー
チャート。
【図4】タスクのスキャンレベルの比較の一例を示す模
式図。
【図5】トラッキングデータの転送の動作を示す一例を
示すタイミングチャート。
【図6】第2の実施の形態に係るプロセスコントローラ
が取り扱うトラッキングデータの構造の一例を示すデー
タ構造図。
【図7】従来から用いられているプロセスコントローラ
の全体構成を示す構成図。
【符号の説明】
1…プロセスコントローラ、 10…稼動系プロセスコントローラ、 11、21…CPU、 12、22…メモリ、 13、23…バッファ、 14、24…トラッキングインタフェース、 20…待機系プロセスコントローラ、 30…トラッキングバス、 40、41、46…外部バス、 45…入出力ユニット、 50…プラント、 60…トラッキングデータ、 61…優先度情報データ、 63…スキャンモード部、 64…タスク実行時間記載部、 68…メインデータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの運転データに基づいて制御演
    算を行なうと共に、この制御演算の結果に基づいて前記
    プラントを制御するプロセスコントローラのデータ転送
    方法において、 前記プロセスコントローラは、少なくとも複数の演算手
    段、第1の記憶手段、第1のインタフェース手段を有し
    た第1のコントローラ部と、少なくとも第2の記憶手
    段、第2のインタフェース手段を有した第2のコントロ
    ーラ部と、前記第1及び第2のインタフェース手段を互
    いに接続するデータ接続手段とを備え、 前記複数の演算手段は、前記プラントの制御演算を行な
    うと共に、前記プラントの制御に必要なプラント制御デ
    ータを前記第1の記憶手段に記憶させ、 前記第1の記憶手段は、このプラント制御データを記憶
    すると共に、前記第1のインタフェース手段に対してこ
    のプラント制御データの転送要求を行ない、 前記第1のインタフェース手段は、前記転送要求に応じ
    てこのプラント制御データを前記第1の記憶手段から取
    得すると共に、前記データ接続手段を介して前記第2の
    インタフェース手段に出力し、 前記第2のインタフェース手段は、このプラント制御デ
    ータを前記第2の記憶手段に記憶させることによって、
    前記第1のコントローラ部と、前記第2のコントローラ
    部とにそれぞれ保持されるプラント制御データを同一化
    することを特徴とするプロセスコントローラのデータ転
    送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロセスコントローラ
    のデータ転送方法において、前記第1のインタフェース
    手段が第1のプラント制御データを前記第1の記憶手段
    から取得すると共に、前記データ接続手段を介して前記
    第2のインタフェース手段に出力している期間に、前記
    第1の記憶手段から第2のプラント制御データの転送要
    求がなされた場合に、前記第1のインタフェース手段
    は、両プラント制御データについて予め定められている
    優先度を比較し、前記第1のプラント制御データの優先
    度の方が高い場合には、前記第1のプラント制御データ
    の前記第1の記憶手段からの取得および前記第2のイン
    タフェース手段への出力を継続し、この終了後に前記第
    2のプラント制御データの前記第1の記憶手段からの取
    得および前記第2のインタフェース手段への出力を行な
    い、前記第2のプラント制御データの優先度の方が高い
    場合には、前記第1のプラント制御データの前記第1の
    記憶手段からの取得および前記第2のインタフェース手
    段への出力を中断して、前記第2のプラント制御データ
    の前記第1の記憶手段からの取得および前記第2のイン
    タフェース手段への出力を行ない、この終了後に前記第
    1のプラント制御データの前記第1の記憶手段からの取
    得および前記第2のインタフェース手段への出力を再開
    することを特徴とするプロセスコントローラのデータ転
    送方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプロセ
    スコントローラのデータ転送方法において、前記第1の
    記憶手段に記憶されたプラント制御データと、前記第1
    のインタフェース手段に取得された当該プラント制御デ
    ータ、前記第2のインタフェース手段に出力された当該
    プラント制御データおよび前記第2の記憶手段に記憶さ
    れた当該プラント制御データとの一致をそれぞれ確認す
    ることを特徴とするプロセスコントローラのデータ転送
    方法。
  4. 【請求項4】 プラントの運転データに基づいて制御演
    算を行なうと共に、この制御演算の結果に基づいて前記
    プラントを制御するプロセスコントローラにおいて、少
    なくとも複数の演算手段、第1の記憶手段、第1のイン
    タフェース手段を有した第1のコントローラ部と、少な
    くとも第2の記憶手段、第2のインタフェース手段を有
    した第2のコントローラ部と、前記第1及び第2のイン
    タフェース手段を互いに接続するデータ接続手段とを備
    え、 前記複数の演算手段は、前記プラントの制御演算を行な
    うと共に、前記プラントの制御に必要なプラント制御デ
    ータを前記第1の記憶手段に記憶させる手段と、 前記第1の記憶手段は、このプラント制御データを記憶
    すると共に、前記第1のインタフェース手段に対してこ
    のプラント制御データの転送要求を行なう手段と、 前記第1のインタフェース手段は、前記転送要求に応じ
    てこのプラント制御データを前記第1の記憶手段から取
    得すると共に、前記データ接続手段を介して前記第2の
    インタフェース手段に出力する手段と、 前記第2のインタフェース手段は、このプラント制御デ
    ータを前記第2の記憶手段に記憶させることによって、
    前記第1のコントローラ部と、前記第2のコントローラ
    部とにそれぞれ保持されるプラント制御データを同一化
    する手段とを備えたことを特徴とするプロセスコントロ
    ーラ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプロセスコントローラ
    によって制御されることを特徴とするプラント。
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