JP7271973B2 - 車両制御装置、動作クロック切換方法 - Google Patents

車両制御装置、動作クロック切換方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数個のCPU(いわゆる中央演算装置)を搭載した車両制御装置を動作させる技術に関する。
今日の車両は、CPU(いわゆる中央演算装置)を搭載した車両制御装置によって制御されている。これら車両制御装置の中には、複数個のCPUを搭載しておき、処理を分担することによって、複雑で且つ高度な制御を実行可能とした車両制御装置も提案されている(特許文献1)。
ここで、車両制御装置に搭載される部品の中では、CPUは比較的電力消費が大きいので、CPUは処理すべきタスクが無くなると、動作の遅い低速動作状態(いわゆるスリープ状態)に移行することによって、電力の消費を抑制することが通常である。
また、複数個のCPUを搭載した車両制御装置では、安全上から重要と考えられる処理に関しては、複数個のCPUで重複して処理することによって、安全性を確保することも提案されている。
特開2007-327348号公報
しかし、複数個のCPUが搭載されていることを利用して安全性を確保しようとしても、十分な安全性を確保できない事態が生じ得るという問題があった。この理由は、重複処理すべきタスクが発生した時に、一部のCPUがスリープ状態に切り換わっていることがあり、このような場合は、低速動作状態のCPUを除いた残りのCPUで処理しなければならず、重複処理ができない事態が起こり得るためである。
この発明は、従来技術における上述した課題を解決するためになされたものであり、車両制御装置に搭載されている複数個のCPUを用いてタスクを重複処理することで、確実に安全性を確保することが可能な技術の提供を目的とする。
上述した問題を解決するために本発明の車両制御装置および動作クロック切換方法では、車両制御装置に搭載されている複数個のCPUが、実行するタスクの有無を監視しており、実行するタスクが無い場合は、動作クロックを低速化可能と判断する。そして、他のCPUでも低速化可能と判断されているか否かについての判断結果を取得して、他の何れのCPUでも低速化可能と判断されている場合は、動作クロックを標準速度の標準動作クロックから、標準速度よりも低速の低速動作クロックに切り換える。これに対して、他のCPUの中に低速化可能ではないと判断されたCPUが存在する場合は、低速化可能と判断されたCPUについても、動作クロックを標準速度の標準動作クロックのままで保持する。
こうすれば、車両制御装置に搭載された複数個のCPUは、たとえ一部のCPUで実行するタスクが無くなっても、他のCPUがタスクを実行している限りは標準動作クロックのままで保持されている。このため、一部のCPUの動作クロックが低速動作クロックに切り換わって、いわゆるスリープ状態になってしまうことが無い。その結果、重複処理すべきタスクが発生した時に全てのCPUに標準動作クロックが供給されているか、全てのCPUに低速動作クロックが供給されているかの何れかの状態とすることができるので、スリープ状態になっていない一部のCPUで処理されてしまうことがなく、複数個のCPUを用いて確実に重複処理することが可能となる。
複数個のCPUを搭載した本実施例の車両制御装置100の大まかな内部構造を示したブロック図である。 複数個のCPUを搭載した従来の車両制御装置900では、重複処理によって安全性を確保できない事態が生じ得る理由を示した説明図である。 本実施例の車両制御装置100に搭載されているCPU110、120が動作クロックを低速動作クロックに切り換える処理のフローチャートである。 本実施例の車両制御装置100では、重複処理によって安全性を確保することが可能な理由を示した説明図である。
以下では、上述した本発明の内容を明確にするために、本発明の実施例について説明する。
A.装置構成 :
図1には、本実施例の車両制御装置100の大まかな内部構造が示されている。図示されるように、本実施例の車両制御装置100には、複数個(図示した例では2個)のCPU110、120や、これらのCPU110、120に動作クロックを供給する外部クロック生成部130が搭載されている。また、車両制御装置100には、図示しないインターフェース部も搭載されており、CPU110、120は、インターフェース部を介して車載ネットワーク(いわゆるCAN)に接続することによって、外部の機器との間でデータやコマンドを送受信することが可能となっている。更に、各種のスイッチSW1~SW3の状態も、インターフェース部を介してCPU110、120に入力され、逆に、CPU110、120から外部機器に向かって出力される駆動信号OUT1、OUT2も、インターフェース部を介して出力される。
また、CPU110は、入出力部111や、タスク実行部112や、クロック切換部113や、内蔵クロック生成部114や、判断部115を内蔵している。同様に、CPU120も、入出力部121や、タスク実行部122や、クロック切換部123や、内蔵クロック生成部124や、判断部125を内蔵している。
尚、これらの「部」は、CPU110、120が、動作クロックを切り換えるために備える機能を便宜的に分類した抽象的な概念であり、CPU110、120の内部が、これらの「部」に物理的に区分されていることを表すものではない。これらの「部」は、CPU110、120の内部に組み込まれたハードウェアとして実現することもできるし、ハードウェア上で実行されるファームウェアとして実現することもできるし、更にはこれらの組合せとして実現することもできる。
入出力部111、121は、上述した図示しないインターフェース部との間で、データやコマンドなどの入出力を行う。
タスク実行部112、122は、入出力部111、112で受け取ったコマンドに基づいて、コマンドに対応するタスクを実行する。タスクは、レジスタと呼ばれる特殊なメモリーに対して、算術演算あるいは論理演算を所定の順序で行うことによって実行されるが、算術演算あるいは論理演算は動作クロックに従って実行される。
クロック切換部113、123は、内蔵クロック生成部114、124や、外部クロック生成部130に接続されており、内蔵クロック生成部114、124で生成された動作クロックか、外部クロック生成部130で生成された動作クロックの何れかを選択して、タスク実行部112、122に供給する。外部クロック生成部130は、タスク実行部112、122を標準速度で動作させるための標準動作クロックを生成している。
また、内蔵クロック生成部114、124は、タスク実行部112、122を標準速度よりも低速で動作させるための低速動作クロックを生成している。
判断部115、125は、タスク実行部112、125で実行中のタスク(および実行待ちのタスク)の有無を監視しており、実行中のタスク(および実行待ちのタスク)が存在しない場合には、動作クロックを低速動作クロックに切換可能と判断する。そして、クロック切換部113、123は、判断部115、125での判断結果に基づいて、タスク実行部112、122に供給する動作クロックを標準動作クロックから低速動作クロックに切り換える。
ここで、本実施例の判断部115および判断部125は互いに通信可能となっており、互いの判断結果を共有している。すなわち、判断部115は、判断部125が低速動作クロックに切換可能と判断したか否かに関する情報を保持しており、判断部125は、判断部115が低速動作クロックに切換可能と判断したか否かに関する情報を保持している。
そして、クロック切換部113は、判断部115が低速動作クロックに切換可能と判断していても、判断部125が低速動作クロックに切換可能と判断していない場合は標準動作クロックを維持しており、判断部115および判断部125が何れも低速動作クロックに切換可能と判断していた場合には、動作クロックを低速動作クロックに切り換える。クロック切換部123についても同様に、判断部125が低速動作クロックに切換可能と判断していても、判断部115が低速動作クロックに切換可能と判断していない場合は標準動作クロックを維持しており、判断部115および判断部125が何れも低速動作クロックに切換可能と判断していた場合には、動作クロックを低速動作クロックに切り換える。
こうすることによって、車両制御装置100に搭載されている複数個のCPU110、120で確実に重複処理を行うことが可能となり、車両を十分に安全に制御することが可能となる。以下、この点について詳しく説明する。
図2には、判断部115および判断部125が互いの判断結果を共有していない場合に、複数のCPUで重複処理すべきタスクを、重複処理できなくなる場合が存在する理由が示されている。
図2に示した車両制御装置900には、2つのCPUa910、CPUb920が搭載されている。これらのCPUa910、CPUb920にも、図1を用いて前述したCPU110、120と同様に、入出力部や、タスク実行部や、クロック切換部や、内蔵クロック生成部や、切換判断部が内蔵されている。尚、図2では図示が煩雑となることを避ける目的で、これらの「部」は図示が省略されている。但し、CPUa910に内蔵されている切換判断部と、CPUb920に内蔵されている切換判断部とは互いの判断結果を共有しておらず、この点で、図1に示した判断部115および判断部125とは異なっている。
また、車両制御装置900には、CPUa910、CPUb920に標準動作クロックを供給する外部クロック生成部も搭載されているが、この外部クロック生成部についても、図2では図示が省略されている。
図2(a)では、CPUa910およびCPUb920に対して、複数のタスクa1、b1、b2、a2、s1の処理が要求され、少し時間を空けて新たなタスクa3~a5の処理が要求された場合が例示されている。車両制御装置900は、CPUa910およびCPUb920で実行するタスクを分担することで、これらのタスクを迅速に実行することができる。
CPUa910が分担するタスク、およびCPUb920が分担するタスクは予め決まっており、図示した例では、タスクa1~a5はCPUa910が分担し、タスクb1、b2はCPUb920が分担する。また、制御の安全を確保する観点から重要なタスクs1については、CPUa910およびCPUb920で重複して処理するようになっている。従って、図2(a)に例示したように複数のタスクの処理が要求されると、CPUa910は、タスクa1、a2、s1、a3~a5を処理することになり、CPUb920は、タスクb1、b2、s1を処理することになる。
その後、CPUa910およびCPUb920で、それぞれ3つのタスクの処理が終了したものとする。CPUb920が分担するタスクは3つだったので、CPUb920が分担するべき新たなタスクが生じなければ、CPUb920は処理すべきタスクの無い状態となる。その結果、CPUb920は、動作クロックを低速動作クロックに切り換えることによって、電力消費を抑制した状態(いわゆるスリープ状態)に移行する。図2(b)で、CPUb920が破線で示されているのは、CPUb920がスリープ状態となっていることを表している。
その一方で、CPUa910は未だ処理すべきタスクが残っているので、スリープ状態に移行することなく、タスクの処理を継続している。
このような状態(すなわち、一方のCPUa910は未だスリープ状態に移行していないが、他方のCPUb920はスリープ状態に移行した状態)で、安全上の観点から重複処理すべき新たなタスクs2が発生したものとする。この場合、CPUb920はスリープ状態となっているので、CPUa910およびCPUb920で重複処理するためには、CPUb920に供給される動作クロックを標準動作クロックに切り換えることによって、CPUb920を通常の動作状態に復帰させる必要がある。しかし、CPUb920をスリープ状態から通常の動作状態に復帰させるためには時間が掛かるので、タスクs2を迅速に処理することができなくなる。このため、本来は重複処理すべきタスクs2を、CPUa910で単独処理しなければならなくなってしまう。
このような理由から、複数のCPUが搭載された車両制御装置でも、それらのCPUが、低速動作クロックに切換可能か否かの判断結果を共有していない場合には、重複処理すべきタスクを重複処理できなくなる場合が発生し得る。その結果、制御の安全性を確保できない事態が生じ得た。
これに対して、図1を用いて前述したように、本実施例の車両制御装置100に搭載されたCPU110、120は、低速動作クロックに切換可能か否かの判断結果を共有しており、以下のような方法で動作クロックを低速動作クロックに切り換えている。このため、重複処理すべきタスクを確実に重複処理することが可能となり、制御の安全性を確保することが可能となっている。
B.動作クロック切換処理 :
図3には、本実施例の車両制御装置100に搭載されたCPU110、120が、動作クロックを標準動作クロックから低速動作クロックに切り換えるために実行する動作クロック切換処理のフローチャートが示されている。この処理は、CPU110およびCPU120のそれぞれで実行されている。
図3に示すように、動作クロック切換処理では先ず始めに、実行するタスクがあるか否かを判断する(S100)。実行するタスクがある場合は(S100:yes)、低速化可能状態に設定されているか否かを判断する(S101)。ここで、低速化可能状態とは、CPU110およびCPU120の内部状態であり、低速化可能状態に設定されている場合は、動作クロックを低速動作クロックに切換可能であることを表している。詳細には後述するが、本実施例のCPU110およびCPU120は、実行するタスクが無くなると、CPU110あるいはCPU120の内部状態を低速化可能状態に設定するようになっている。
そこで、実行するタスクがある場合は(S100:yes)、内部状態の設定を確認して、内部状態が低速化可能状態に設定されている場合は(S101:yes)、低速化可能状態の設定を解除した後(S102)、標準動作クロックを動作クロックとして選択する(S103)。
これに対して、内部状態が低速化可能状態に設定されていない場合は(S101:no)、低速化可能状態の設定を解除する必要は無いので、そのまま、標準動作クロックを動作クロックとして選択する(S103)。
その結果、CPU110あるいはCPU120は、標準動作クロックに従ってタスクを実行した後(S104)、再び、実行するタスクがあるか否かを判断する(S100)。
一方、実行するタスクが無いと判断した場合は(S100:no)、動作クロックを標準動作クロックから低速動作クロックに切換可能と考えられる。そこでこのような場合には(S100:no)、CPU110あるいはCPU120は自らの内部状態を低速化可能状態に設定する(S105)。
本実施例のCPU110およびCPU120は、自らの内部状態を低速化可能状態に設定すると(S105)、今度は、他のCPUも内部状態が低速化可能状態に設定されているか否かを判断する(S106)。すなわち、CPU110は、自らを低速化可能状態に設定した場合には、CPU120も低速化可能状態に設定されているか否かを判断する。同様に、CPU120も、自らを低速化可能状態に設定した場合には、CPU110も低速化可能状態に設定されているか否かを判断する。
尚、CPU110およびCPU120は、自らの低速化可能状態の設定が変更される度に(あるいは一定周期で)自らの内部状態を、他のCPUに対して送信しておき、S106の判断に際しては、他のCPUから送信されてきた内部状態を参照することによって、S106の判断を行うようにしても良い。あるいは、S106の判断に際して、他のCPUに対して内部状態を問い合わせることによって、S106の判断を行うようにしても良い。
その結果、自らの内部状態を低速化可能状態に設定した場合でも(S105)、他のCPUは低速化可能状態に設定されていないと判断した場合は(S106:no)、動作クロックを標準動作クロックに保持したまま、再び処理の先頭に戻って、実行するタスクがあるか否かを判断する(S100)。
これに対して、自らの内部状態を低速化可能状態に設定し(S105)、更に、他のCPUも低速化可能状態に設定されていると判断した場合は(S106:yes)、動作クロックを標準動作クロックから低速動作クロックに切り換える(S107)。
その後、実行するタスクがあるか否かを判断し(S108)、実行するタスクが無い場合は(S108:no)、動作クロックを低速動作クロックに切り換えたままで、S108の判断を繰り返すことによって待機状態となる。
こうして待機している間に、実行するタスクがあると判断した場合は(S108:yes)、S102に戻って、低速化可能状態の設定を解除する(S102)。そして、動作クロックを低速動作クロックから標準動作クロックに切り換えて(S103)、標準動作クロックに従ってタスクを実行する(S104)。
以上に説明したように、本実施例のCPU110およびCPU120は、実行するタスクの有無を監視しておき、タスクが無くなると、自らの動作クロックを低速動作クロックに切換可能と判断する。但し、実際に動作クロックを切り換えるに先立って、他のCPUでも、動作クロックを低速動作クロックに切換可能と判断しているか否かを確認し、他のCPUでは低速動作クロックに切換可能と判断していない場合は、動作クロックを標準動作クロックに保持しておく。そして、他のCPUでも低速動作クロックに切換可能と判断していることを確認してから、動作クロックを低速動作クロックに切り換える。その結果、CPU110およびCPU120の動作クロックは、同じタイミングで低速動作クロックに切り換わることになる。
こうすれば、複数のCPU(本実施例ではCPU110およびCPU120)で重複処理すべきタスクが発生したにも拘わらず、一方のCPUがいわゆるスリーブ状態となっていたために、残りのCPUで単独処理しなければならない事態を回避することができるので、制御の安全性を確保することが可能となる。
図4には、本実施例の車両制御装置100では、重複処理すべきタスクについては確実に重複処理することが可能な理由が示されている。図2に例示した場合と同様に、図4の場合でも、CPU110およびCPU120に対して複数のタスクa1、b1、b2、a2、s1の処理が要求され、少し時間を空けて新たなタスクa3~a5の処理が要求された場合が例示されている。これら複数のタスクの中で、タスクa1~a5はCPU110が分担し、タスクb1、b2はCPU120が分担し、制御の安全を確保する観点から重要なタスクs1については、CPU110およびCPU120で重複して処理するようになっている。このため、図4(a)に示したように、CPU110はタスクa1、a2、s1、a3~a5を処理することになり、CPU120はタスクb1、b2、s1を処理することになる。
その後、CPU110およびCPU120で、それぞれ3つのタスクの処理が終了すると、CPU120では実行するタスクがなくなるので、CPU120は内部状態を低速化可能状態に設定する(図3のS105参照)。しかし、この段階ではCPU110は未だタスクを処理しているため、内部状態が低速化可能状態には設定されていない(図3のS102参照)。従って、CPU120は、CPU110の内部状態が低速化可能状態になっていないと判断して(S106:no)、動作クロックを低速動作クロックに切り換えることがない。
このため、図4(b)に例示したように、安全上の観点から重複処理すべき新たなタスクs2が発生しても、CPU120には標準動作クロックが供給されているので、CPU110およびCPU120を用いてタスクs2を重複処理することが可能となる。
また、CPU110およびCPU120の何れも実行するタスクが無くなって、それぞれの内部状態が低速化可能状態に設定された場合には、図3のS106では「yes」と判断されて、CPU110およびCPU120の何れも動作クロックが低速動作クロックに切り換わる(S107参照)。
そして、このようにして何れのCPU110、120もスリープ状態になった状態で、重複処理すべき新たなタスクが発生した場合には、CPU110およびCPU120は動作クロックを標準動作クロックに切り換えることによって(図3のS103)、スリープ状態から通常の状態に復帰する。こうすることによって、新たなタスクの重複処理を開始することが可能となる。
以上に説明したように、本実施例の車両制御装置100では、複数のCPU110、120で重複処理すべきタスクについては確実に重複処理することができるので、制御の安全性を確保することが可能となる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することができる。
100…車両制御装置、 110…CPU、 111…入出力部、
112…タスク実行部、 113…クロック切換部、
114…内蔵クロック生成部、 115…判断部、 120…CPU、
121…入出力部、 122…タスク実行部、 123…クロック切換部、
124…内蔵クロック生成部、 125…判断部、
130…外部クロック生成部、 900…車両制御装置。

Claims (2)

  1. 複数個のCPU(110、120)を搭載して車両を制御すると共に、少なくとも一部のタスクについては前記複数個のCPUを用いて重複処理する車両制御装置(100)であって、
    前記CPUは、
    動作クロックの供給を受けて前記タスクを実行するタスク実行部(112、122)と、
    実行する前記タスクの有無を監視して、前記実行するタスクが無い場合には、前記動作クロックを低速化可能と判断する判断部(115、125)と、
    前記低速化可能と判断された場合には、前記タスク実行部に供給する前記動作クロックを、標準速度の標準動作クロックから、前記標準速度よりも低速の低速動作クロックに切り換えるクロック切換部(114、124)と
    を備え、
    前記判断部は、前記低速化可能か否かの判断結果を、前記車両制御装置に搭載された他の前記CPUとの間で共有しており、
    前記クロック切換部は、複数の前記CPUについての前記低速化可能か否かの判断結果を前記判断部から取得して、前記複数のCPUの何れでも前記低速化可能と判断されていた場合には前記動作クロックを前記低速動作クロックに切り換えるが、前記複数のCPUの何れかで前記低速化可能ではない判断されてい場合には、前記低速化可能と判断された前記CPUについても、前記動作クロックを前記標準動作クロックに保持する
    ことを特徴とするCPUを搭載した車両制御装置。
  2. 複数個のCPU(110、120)を搭載して車両を制御する車両制御装置(100)で用いられ、少なくとも一部のタスクについては互いに重複処理する前記複数個のCPUに対して適用されて、前記CPUの動作クロックを切り換える動作クロック切換方法であって、
    前記動作クロックに従って前記タスクを実行するタスク実行工程(S102)と、
    実行する前記タスクの有無を監視して、前記実行するタスクが無い場合には、前記動作クロックを低速化可能と判断する判断工程(S103)と、
    前記低速化可能と判断された場合には、前記タスクを実行するための前記動作クロックを、標準速度の標準動作クロックから、前記標準速度よりも低速の低速動作クロックに切り換える切換工程(S105)と
    を備え、
    前記判断工程では、前記低速化可能か否かの判断結果を、前記車両制御装置に搭載された他の前記CPUとの間で共有しており、
    前記切換工程は、複数の前記CPUについての前記低速化可能か否かの判断結果を取得して、前記複数のCPUの何れでも前記低速化可能と判断されていた場合には前記動作クロックを前記低速動作クロックに切り換えるが、前記複数のCPUの何れかで前記低速化可能ではない判断されてい場合には、前記低速化可能と判断された前記CPUについても、前記動作クロックを前記標準動作クロックに保持する
    ことを特徴とする動作クロック切換方法。
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