JP2001022182A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2001022182A
JP2001022182A JP11189769A JP18976999A JP2001022182A JP 2001022182 A JP2001022182 A JP 2001022182A JP 11189769 A JP11189769 A JP 11189769A JP 18976999 A JP18976999 A JP 18976999A JP 2001022182 A JP2001022182 A JP 2001022182A
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さえ子 戸田
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哲夫 丹田
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誠 浜口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像を行っている現像装置以外の現像装置か
ら現像剤が混入するのを防止する画像形成装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 感光体ドラム1に対面配置し、複数の永
久磁石を有する固定マグネットローラ20を内包する回
転スリーブ21と、該回転スリーブと外周同志を所定間
隙有して前記回転スリーブの回転方向上流側に配置した
固定スリーブ22と、該固定スリーブ内に配置され、現
像時に位置する第1停止位置と非現像時に位置する第2
停止位置との間を回動可能な1極以上の可動マグネット
23と、前記固定スリーブと前記回転スリーブとの最近
接点を挟んで、前記回転スリーブ内の前記現像位置側に
配置された前記固定マグネットローラの第1極と、反現
像位置側に配置された前記固定マグネットローラの第2
極とを備えた現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤(トナー)を
用いて複写機、プリンタ、FAXなどの電子写真現像法に
より現像を行う現像装置に関し、特に現像担持体として
N極とS極を着磁した固定マグネットローラを内包する回
転スリーブを用いた現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現像剤担持体としてN極とS極を着磁し
た固定マグネットローラを内包する回転スリーブを用
い、回転スリーブ上に形成させる磁気的担持力を利用し
て現像剤の容器内に集積した現像剤を担持しながら、層
厚規制部材を利用して層厚規制を行った後、感光体への
現像位置に導くようにした現像装置は周知である。
【0003】そして、特に、2成分現像方式での多色現
像の場合は、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ック)毎の現像装置を必要とし、現像を行っている現像
装置以外の現像装置から現像剤が混入するのを遮断する
必要がある。従来現像剤混入遮断手段として、現像を行
っていない現像装置を回転や後退させる退避機構を設け
た現像装置がある。また、装置の小型化をはかるため回
転スリーブ上の、現像位置より回転方向上流側にゴムブ
レード等の規制版を接触させ、現像剤の混入を遮断させ
る方法がある。(特開昭59-60453号、特開平6-242666号
公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記退避型の
現像装置は現像器を退避させる空間や複雑な機構を必要
とすることから装置の大型化やコストアップにつながる
という問題がある。また、上記接触ブレード方式では、
回転トルクが大きくなってしまうために省電力化が難し
いという問題や、ブレードが回転スリーブに圧接してい
るときに擦り傷が生じ、回転スリーブから離間している
ときでも現像剤の通過による摩擦が生じるために、ブレ
ードの耐久性の面で問題があり、さらに、現像ローラと
ブレード間を通過する際に現像剤を傷めてしまうために
現像剤が劣化してしまうという問題もあった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、現像を行っている現像装置以外の現像装置から現
像剤が混入するのを防止する画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。また、本発明の他の目的は、現像装置
から感光体ローラ側への搬送を完全に遮断し、現像剤の
劣化防止やブレードの長寿命化が図れる画像形成装置を
提供することである。また、本発明の他の目的は、回転
スリーブ内の固定マグネットローラと、それに対面して
配置される可動マグネットの磁気的拘束力を利用して簡
素化、高速化、小型化、コストダウンが図れる画像形成
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、N極とS極を
着磁した複数の永久磁石を有する固定マグネットローラ
を内包する回転スリーブを感光体ドラムに対面配置し、
前記回転スリーブにより前記感光体ドラム上の現像位置
へ現像剤を導く現像装置において、前記回転スリーブと
外周同志を所定間隙有して前記現像位置より前記回転ス
リーブの回転方向上流側に配置した固定スリーブと、該
固定スリーブ内に配置され、現像時に位置する第1停止
位置と非現像時に位置する第2停止位置との間を回動可
能な1極以上の可動マグネットと、前記固定スリーブと
前記回転スリーブとの最近接点を挟んで、前記回転スリ
ーブ内の前記現像位置側に配置された前記固定マグネッ
トローラの第1極と、反現像装置側に配置された前記固
定マグネットローラの第2極とを備え、現像時には、前
記可動マグネットが前記第1停止位置に退避して前記現
像位置側へ現像剤の供給を可能とすることを基本構成と
する。
【0007】該基本構成に係る現像装置は、N極とS極
を着磁した固定マグネットローラを内包する回転スリー
ブと、前記回転スリーブと外周同志を所定間隙有して前
記現像位置より前記回転スリーブの回転方向上流側に配
置した、回動可能でかつ非現像位置で停止可能な1極以
上の可動マグネットを内包した固定スリーブとより構成
しているので、現像剤搬送のために回転するのは前記回
転スリーブのみであって、前記回転スリーブの外周と前
記固定スリーブの外周とは機械的に精度よく設定配置す
ることができ、一定した現像剤の層厚規制が可能であ
る。
【0008】そして、請求項1記載の発明は、非現像時
は、前記可動マグネットが前記回転スリーブと接近する
側に前記回転スリーブの回転方向と逆方向に回動して前
記第2停止位置に停止し、前記現像位置側へ現像剤の供
給を遮断するとともに、前記回転スリーブ上の現像剤を
回収させるように構成したことを特徴とする。
【0009】よって、非現像時は、前記可動マグネット
が前記回転スリーブと接近する側に前記回転スリーブの
回転方向と逆方向に回動して前記第2停止位置に停止し
前記固定マグネットローラ側に前記可動マグネットの磁
力を作用させ、前記可動マグネットと前記第1極間の磁
力と、前記可動マグネットと前記第2極間の磁力が、前
記第2極と前記第1極間の磁力線を遮断することによっ
て、感光体ドラム側の現像位置への現像剤の搬送が遮断
される。
【0010】そして、前記可動マグネットが前記回転ス
リーブと接近する側に前記回転スリーブの回転方向と逆
方向に回動して前記第2停止位置に停止するので、順方
向に回動することにより、前記回転スリーブ上の現像位
置側の現像剤が前記可動マグネットにより吸引され、現
像剤が持ち上げられ、この現像剤が可動マグネット側と
回転スリーブ側に分かれ、固定スリーブ上に付着する事
が少なく、現像剤を遮断、且つ回収することができる。
【0011】また、本第2発明は、前記基本構成ととも
に、非現像時は、前記可動マグネットが前記回転スリー
ブと接近する側に回動して前記第2停止位置に停止し、
前記現像位置側へ現像剤の供給を遮断するとともに、前
記回転スリーブ上の現像剤の回収動作終了後に前記回転
スリーブを停止させるように構成したことを特徴とする
ものであり、前記回転スリーブ上の現像剤の回収動作終
了後に前記回転スリーブを停止させることにより、非現
像時の回転スリーブの感光体に対向した位置には現像剤
がないので、現像装置から感光体に現像されることはな
い。
【0012】また、前記第2停止位置における前記可動
マグネットの磁極のうちの前記固定マグネットの前記第
2極と相反する磁極の垂直磁力ピークが、前記第2極と
第1極との間に位置するとともに、前記回転スリーブ上
の現像剤の回収動作終了後に前記回転スリーブを停止さ
せるように構成することも本第1発明の有効な手段であ
る。
【0013】前記可動マグネットの前記固定マグネット
の前記第2極と相反する磁極の垂直磁力ピークが、前記
第2極と第1極との間に位置することにより、現像剤を
完全に遮断するとともに、前記回転スリーブ上の現像剤
の回収動作終了後に前記回転スリーブを停止させること
により、非現像時の回転スリーブの感光体に対向した位
置には現像剤がないので、現像装置から感光体に現像さ
れることはない。
【0014】本発明は上述のように、現像を行っている
現像装置以外の現像装置から現像剤が混入するのを防止
する画像形成装置を提供することができる。そして、本
発明は、現像装置を移動しないで、回転スリーブ内の固
定マグネットローラと、それに対面して配置される可動
マグネットの磁気的拘束力を利用して現像剤の搬送及び
遮断を行っているので、画像形成装置の簡素化、高速
化、小型化、コストダウンを図ることができる。
【0015】また、現像スリーブに現像剤遮断用ブレー
ドを用いないで、現像装置から感光体ローラ側への搬送
を完全に磁力により遮断するので、現像スリーブが回転
しても固定スリーブが不動であるために、遮断時におい
ては現像剤の移動が少なく、現像剤の劣化防止を図ると
ともに、前記現像スリーブや前記現像剤遮断用ブレード
の摩耗等による現像装置の短命化を防止し、現像装置の
長寿命化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施の形
態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発
明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明
例に過ぎない。
【0017】図1は、本発明の実施の形態にかかる画像
形成装置全体の断面図を示す。図示しない給紙カセッ
ト、感光体ドラム1、光走査ユニット2、帯電器3、現
像剤容器を含んだ4個の現像装置4〜7、中間転写体1
2、2次転写ローラ13、定着器14、画像が転写され
た記録媒体8を前記2次転写ローラ13から定着器14
に搬送する無端ベルトを用いた搬送装置9等よりなる。
【0018】印刷時は各色毎に、感光体ドラム1を帯電
器3より帯電し、光走査ユニット2から露光、各現像装
置4〜7で現像した画像を中間転写体12に転写し、図
示しない給紙カセットから搬送される記録媒体8に2次
転写ローラ13で転写し、定着器14で加熱・加圧して
定着させ排紙を行う。
【0019】図2は、現像装置4の感光体ドラム1へ現
像剤を飛翔する現像位置近傍を示す断面図であり、N極
とS極に着磁した永久磁石を有する固定マグネットロー
ラ20、該固定マグネットローラ20を内包する回転ス
リーブ21、該回転スリーブ21の現像位置Aより回転
方向上流側に配置する固定スリーブ22、該固定スリー
ブ22の中心を中心軸23aとして回動可能な主極がS
極、その両端に現れる副極がN極の可動マグネット23
を配置してなる。
【0020】可動マグネット23は図3及び図4に示す
ように、中心軸23aの軸心23eとして断面扇形に形
成され、軸心23eから半径rを有する外周面23dを
円周面としてS極に、軸心23eから角度θを有して形
成される扇形斜面23b及び23cがそれぞれNB及び
NAのN極となるように磁化されている。
【0021】現像中の現像装置4は、可動マグネット2
3が、図2(A)の様に固定マグネットローラ20の磁
力に影響を与えない位置で停止している場合には、固定
マグネットローラ20の磁力を利用して、回転スリーブ
21上に担持させた現像剤24を固定スリーブ22の周
面と接触させて層厚規制した後、感光体ドラム1への現
像位置Aに導くことが出来る(以下、図2(A)の現像
器の状態を穂出しと呼ぶ)。なお、現像剤の層厚規制は
回転スリーブ21と固定スリーブ22との距離dで決ま
る。
【0022】しかし、現像を行っている以外の現像装置
5〜7がそれぞれ有する回転スリーブ21へ現像剤を供
給すると、その現像剤が他の穂出し中の現像器に混入し
たり感光体ドラム1上のトナー像を乱す。これを防ぐた
めに、図2(B)のように回動マグネット23を回転ス
リーブ21の最近接点付近に移動させると、現像を行っ
ている以外の現像装置が現像剤を回転スリーブへ供給す
るのを遮断することが出来る(以下、図2(B)の現像
器の状態を穂切りと呼ぶ)。
【0023】以下、図2を用いて現像装置の動作を説明
する。図2(A)の穂出し状態のとき、回転スリーブ2
1と固定スリーブ22の最近接点(以下ブレード位置と
呼ぶ)では、磁力線は、磁石内を回転スリーブ21の第
1極(S極)から第2極(N極)に向い、磁石外を第2
極(N極)から第1極(S極)に向けて発生し、閉じた
環状をなす。
【0024】また、現像位置Aに対向して配置されてい
る第3極(N極)と第1極(S極)とは、磁力線は、磁
石内を第1極(S極)から第3極(N極)に向い、磁石
外を第3極(N極)から第1極(S極)に向けて発生
し、閉じた環状をなす。これらの磁力線に沿って、現像
剤は回転スリーブ21の回転による搬送力で第1極を経
由して現像位置Aへと運ばれ、感光体ドラム1の潜像を
現像する。
【0025】現像後においては、図2(B)のように可
動マグネット23が回転しこの主極(S極)がブレード
位置 0゜で停止する。このとき可動マグネット23のS
極と回転スリーブ21の第1極の間は反発磁界による磁
気シールド(以下シールド磁力と呼ぶ)を作り、回転ス
リーブ21上の現像剤はこの磁界を境に現像位置A側と
ブレード位置より内側に分離される(図2(B))。
【0026】分離後、現像位置A側の現像剤は回転スリ
ーブ21の回転により現像装置4内に回収される。ま
た、可動マグネット23の主極(S極)から回転スリー
ブ21の第2極への吸引磁界(以下拘束磁力と呼ぶ)が
同時に生じており、ブレード位置より内側の現像剤はこ
の両極の間で拘束される。
【0027】これらのシールド磁力と拘束磁力が回転ス
リーブ21の第2極と第1極極間の搬送磁力である磁力
線を遮断するので第2極と第1極極間に磁力線が通ら
ず、現像剤は回転スリーブ上を搬送される事なく図2
(C)状態で止まる。こうして現像剤を他の現像装置へ
混入させることや感光体上のトナー画像を乱すのを防ぐ
ことが出来る。
【0028】次に、図5及び図6を用いて可動マグネッ
ト23の逆方向及び順方向における現像剤遮断及び回収
の動作を説明する。図5において、可動マグネット23
の主極両端には副極(N極、及びN極)があり、磁
力線は固定マグネット20の第2極(N極)→可動マグ
ネット23の主極(S極)→N極→第1極(S極)へ
流れ、該磁力線に従って現像剤が搬送される可能性があ
るが、可動マグネット23の回転方向を回転スリーブ2
1の回転と逆方向にすると、可動マグネット23が第2
停止位置に近づいて行くときにはすでに現像剤が分離、
及び回収されはじめているので現像剤がN極に磁気拘
束されることがなく、現像剤をより確実に遮断すること
ができる。
【0029】これに対して、図6に示すように、可動マ
グネット23の回転方向を回転スリーブ21と同じ方向
にすると、可動マグネット23が第2停止位置に近づい
ていくときにN極と第1極(S極)間の磁力線によっ
て一旦現像剤が24aのごとく持ち上げられる。この現
像剤が可動マグネット23側と回転スリーブ21側に分
かれる。回転スリーブ21側の現像剤は回収されて行く
が、可動マグネット23側の現像剤はN 部分に残って
しまうため不安定で、回転スリーブ21上に飛んで行き
やすく現像剤を確実に遮断することが出来ない。
【0030】次に、固定マグネット20及び可動マグネ
ット23の条件を種々変えて、穂切りの有無を測定した
測定データを表1及び表2に示す。尚、感光体ドラムの
表面状態を観察して、現像剤が見いだされないものを良
好とし、併せて旋回マグネット及び固定マグネットの感
光体ドラム側の表面状態を観察した。表1及び表2に穂
切りできたものを実施例として、また、表3及び表4は
穂切りができなかったものを比較例として記載する。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】上述の表1及び表2のデータから、本実施
例1〜3では、可動マグネットが回転スリーブと逆方向
回転であるため、固定スリーブ上に残る現像剤が少な
く、可動マグネットと第1極間のシールド磁力及び可動
マグネットと第2極間の拘束磁力が第1極と第2極間の
水平磁力を防ぐので、現像剤を遮断する事が出来た。ま
た、この実施例1〜3においては、穂切り時に回転スリ
ーブ21を回転させたまま現像剤を遮断しているので、
回転スリーブを停止させることによりさらに良く現像剤
を遮断出来ることが理解される。
【0036】一方、比較例1は実施例1〜3と磁力は同
じである。しかし、可動マグネット23の回転方向を回
転スリーブ21と同じ方向にすると、図6に示す様に可
動マグネット23が第2停止位置に近づいていくときに
極と第1極(S極)間の磁力線上に24aの如く一
旦現像剤が持ち上げられる。この現像剤が可動マグネッ
ト23側と回転スリーブ21側に分かれる。回転スリー
ブ21側の現像剤は回収されて行くが、可動マグネット
23側のN部分に残る現像剤が多く、回転スリーブ2
1が回転しているので、現像剤を確実に遮断することが
出来なかった。
【0037】実施例4〜7は、穂切り時に回転スリーブ
を停止させたので回転による現像剤搬送力を防止し現像
剤を遮断することが出来た。それに対して比較例2〜5
は、可動マグネット23の回転方向を回転スリーブ21
と逆方向にしているが、穂切り時に回転スリーブ21が
回転しているため、磁気拘束力以上にスリーブの回転に
よる搬送力が強くなり現像剤が漏れてきた。
【0038】実施例8〜10は、実施例4〜7と同様に
可動マグネット23の回転方向を回転スリーブ21と逆
方向にしたので現像剤を遮断することが出来た。また、
比較例6〜9は回転スリーブを回転させ、可動マグネッ
トを順方向回動させたので現像剤を遮断することが出来
なかった。
【0039】尚、穂切り時の可動マグネットの停止位置
が表2に開示している範囲を超えると穂切りできなくな
る。また、回転スリーブ21と固定スリーブ22の最近
接点(ブレード位置)から垂直磁力0ガウス点が離れる
と最近接点での垂直磁力が大きくなり、現像時にスリー
ブ間を通過する現像剤の圧力が高くなりトルクアップを
招くことからも好ましくない。また、穂切り時の可動マ
グネットの停止位置が極端に第1極や第2極に近いとマ
グネット同士の反発や吸引による部材の反りを生じるた
め、好ましくない。
【0040】なお、可動マグネット23の主極の磁力を
上げればシールド磁力、拘束磁力が強くなり水平磁力を
遮断する力も強くなるが、可動マグネット23と固定マ
グネット20間の吸引磁力によるマグネットや部材の反
りが生じやすくなるので出来るだけ低磁力が望ましい。
また、本実施例の磁力関係が成立していれば回転スリー
ブの外径は特に指定しないが、好ましくは15〜25mm
である。
【0041】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の現
像装置によれば、穂切り時に固定マグネットローラと可
動マグネット間のホールド磁力と拘束磁力が完全に固定
マグネットローラの水平磁力を遮断するように構成した
ので、現像を行っている以外の現像装置から現像剤が混
入するのを遮断することができる。さらに、可動マグネ
ットの回転方向、回転スリーブの回転を制御することで
機能を上げることができる。また、現像剤の混入を遮断
するのに磁気拘束力を利用しているので、従来のように
ゴムブレードを回転スリーブに接触させて現像剤を遮断
する必要がなく、ブレードと現像剤の摩擦によるブレー
ドや現像剤の劣化が無くなり、ブレードの耐久性向上に
より現像装置の耐久性を上げることができる。また、現
像剤の混入を遮断するのに磁気拘束力を利用しているの
で現像装置を退避させる空間や複雑な機構を必要とせ
ず、装置の簡素化、高速化、小型化、コストダウンをす
ることができる。等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る要部構成を示す断
面図である。
【図2】 現像状態を説明する説明図である(A)。現
像装置が穂切りを始めた状態を示す説明図である
(B)。現像装置の穂切り状態を示す概略図である
(C)。
【図3】 可動マグネットの形状を示す斜視図である。
【図4】 可動マグネットの断面図である。
【図5】 可動マグネットの逆方向回動時の動作説明図
である。
【図6】 可動マグネットの順方向回動時の動作説明図
である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 20 固定マグネットローラ 21 回転スリーブ 22 固定スリーブ 23 可動マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜口 誠 三重県度会郡玉城町野篠704−19 京セラ 株式会社三重玉城工場内 (72)発明者 向高 寿 三重県度会郡玉城町野篠704−19 京セラ 株式会社三重玉城工場内 Fターム(参考) 2H031 AC14 AC19 AC20 AC36 AC40 AD13 AE01 FA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N極とS極を着磁した複数の永久磁石を
    有する固定マグネットローラを内包する回転スリーブを
    感光体ドラムに対面配置し、前記回転スリーブにより前
    記感光体ドラム上の現像位置へ現像剤を導く現像装置に
    おいて、 前記回転スリーブと外周同志を所定間隙有して前記現像
    位置より前記回転スリーブの回転方向上流側に配置した
    固定スリーブと、 該固定スリーブ内に配置され、現像時に位置する第1停
    止位置と非現像時に位置する第2停止位置との間を回動
    可能な1極以上の可動マグネットと、 前記固定スリーブと前記回転スリーブとの最近接点を挟
    んで、前記回転スリーブ内の前記現像位置側に配置され
    た前記固定マグネットローラの第1極と、反現像位置側
    に配置された前記固定マグネットローラの第2極とを備
    え、 現像時には、前記可動マグネットが前記第1停止位置に
    退避して前記現像位置側へ現像剤の供給を可能とし、 非現像時は、前記可動マグネットが前記回転スリーブと
    接近する側に前記回転スリーブの回転方向と逆方向に回
    動して前記第2停止位置に停止し、前記現像位置側へ現
    像剤の供給を遮断するとともに、前記回転スリーブ上の
    現像剤を回収させるように構成したことを特徴とする現
    像装置。
  2. 【請求項2】 N極とS極を着磁した複数の永久磁石を
    有する固定マグネットローラを内包する回転スリーブを
    感光体ドラムに対面配置し、前記回転スリーブにより前
    記感光体ドラム上の現像位置へ現像剤を導く現像装置に
    おいて、 前記回転スリーブと外周同志を所定間隙有して前記現像
    位置より前記回転スリーブの回転方向上流側に配置した
    固定スリーブと、 該固定スリーブ内に配置され、現像時に位置する第1停
    止位置と非現像時に位置する第2停止位置との間を回動
    可能な1極以上の可動マグネットと、 前記固定スリーブと前記回転スリーブとの最近接点を挟
    んで、前記回転スリーブ内の前記現像位置側に配置され
    た前記固定マグネットローラの第1極と、反現像位置側
    に配置された前記固定マグネットローラの第2極とを備
    え、 現像時には、前記可動マグネットが前記第1停止位置に
    退避して前記現像位置側へ現像剤の供給を可能とし、 非現像時は、前記可動マグネットが前記回転スリーブと
    接近する側に回動して前記第2停止位置に停止し、前記
    現像位置側へ現像剤の供給を遮断するとともに、前記回
    転スリーブ上の現像剤の回収動作終了後に前記回転スリ
    ーブを停止させるように構成したことを特徴とする現像
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第2停止位置における前記可動マグ
    ネットの磁極のうちの前記固定マグネットの前記第2極
    と相反する磁極の垂直磁力ピークが、前記第2極と第1
    極との間に位置するとともに、前記回転スリーブ上の現
    像剤の回収動作終了後に前記回転スリーブを停止させる
    ように構成したことを特徴とする請求項1に記載の現像
    装置。
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