JP2001021788A - カメラ及び交換レンズ - Google Patents

カメラ及び交換レンズ

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JP2001021788A
JP2001021788A JP11194455A JP19445599A JP2001021788A JP 2001021788 A JP2001021788 A JP 2001021788A JP 11194455 A JP11194455 A JP 11194455A JP 19445599 A JP19445599 A JP 19445599A JP 2001021788 A JP2001021788 A JP 2001021788A
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electronic zoom
zoom
lens
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focal length
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JP11194455A
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Yuji Imai
右二 今井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メカ機構の複雑化やコストの上昇をまねくこと
なしに電子ズーム撮影ができ、かつ良好な画質の写真が
得られるカメラ及び交換レンズを提供する。 【解決手段】光学ズーム機能と電子ズーム機能を有する
カメラにおいて、光学ズームの焦点距離を検出するズー
ムエンコーダ17と、検出された焦点距離に基づいて電
子ズーム機能の許可または不許可を決定するCPU1と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子ズーム機能を有
するカメラ及びカメラに装着される交換レンズに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光学ズームの機能の他に電子ズーム機能
を有するカメラが従来より知られている。電子ズーム機
能とは、全体の像形成領域(例えばロールフィルムJ1
35を使用した場合は、24mm×36mm)の所定の
特定領域を撮影範囲として、その領域を特定する情報を
あらかじめフィルム上に光学的または磁気的に記録して
おくことにより、プリントの際に所定の特定領域を引き
伸ばしてプリントできるようにした機能であり、トリミ
ング撮影モードとも呼ばれる。
【0003】電子ズームを行った場合、全体の像形成領
域の中から所定の特定領域をプリントするので、プリン
ト時の拡大倍率が大きくなる。従ってプリントした場合
には、撮影レンズの収差等のあらが出やすくなり、撮影
レンズの性能向上が必要になる。
【0004】特開昭6−94958号公報はこの問題を
解決するために、通常撮影モードと電子ズーム撮影モー
ドとで撮影レンズ群の間隔を変化させ、トリミング撮影
モードにおいて良好に収差を補正する方法を開示してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
6−94958号に開示されている方法は機械的に収差
補正を行なっているのでレンズ群を保持するメカ機構が
複雑になり、かつ製造コストが上昇してしまうという問
題があった。
【0006】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、メカ機構の複
雑化やコストの上昇をまねくことなしに電子ズーム撮影
ができ、かつ良好な画質の写真が得られるカメラ及び交
換レンズを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係るカメラは、光学ズーム機能と電
子ズーム機能を有するカメラにおいて、上記光学ズーム
の焦点距離を検出する検出手段と、上記検出手段で検出
された焦点距離に基づいて、上記電子ズーム機能の許可
または不許可を決定する電子ズーム機能制御手段とを具
備する。
【0008】また、第2の発明に係る交換レンズは、電
子ズーム可能なカメラボディに装着可能な交換レンズで
あって、上記電子ズーム機能に対応した焦点距離設定範
囲情報を記憶する記憶手段と、上記情報を上記カメラボ
ディに送信する送信手段とを具備する。
【0009】また、第3の発明に係る交換レンズは、電
子ズーム可能なカメラボディに装着可能な交換レンズで
あって、上記電子ズーム機能に対応した焦点距離設定範
囲情報を記憶する記憶手段と、上記カメラボディと通信
して、上記電子ズームの設定情報を受信する受信手段
と、上記記憶手段に記憶された焦点距離設定範囲情報
と、上記受信手段で受信した電子ズーム設定情報とから
電子ズーム機能の可否を判断する判断手段と、上記判断
結果を上記カメラボディに送信する送信手段とを具備す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0011】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態の構成を示す図である。CPU1はカメラのシーケ
ンスコントロールを行う。測光回路2は被写体の輝度を
測定する。露出機構3は絞り兼シャッター(レンズシャ
ッター)からなる露出機構である。AFセンサー4は3
角測距により被写体までの距離を検出する。1RSW
(5)はレリーズ釦の第1ストロークでONするSWで
ある。2RSW(6)はレリーズ釦の第2ストロークで
ONするSWである。TSW7はTELE(望遠)方向
にズーミングするためのSWである。WSW8はWID
E(広角)方向にズーミングするためのSWである。上
記TSW7,WSW8を総称してズームSWと呼ぶこと
にする。
【0012】電子ズームSW9は電子ズームモードを設
定するためのSWである。本実施形態では、電子ズーム
モードでは、撮影範囲を全画面範囲に対して、1/1.
7倍に縮小する。従って焦点距離が35mm〜105m
mであれば、電子ズームモード時は約60mm〜180
mmの焦点距離の換算値となる。磁気ヘッド11はカメ
ラに装填されたフィルム12上の磁気コーティング層に
磁気記録を行う。本実施形態のカメラでは、フィルム1
2としてIX240カートリッジフィルムを使用してい
る。磁気ヘッド11は磁気ヘッド駆動回路10により駆
動される。
【0013】ズーミングレンズ群16はズーミングのた
めのレンズ群であり、動力伝達機構15を介してズーミ
ングモータ(Zモータ)14により駆動される。このズ
ーミングモータ14はズームモータ駆動回路13により
駆動される。ズームエンコーダ17はズーミングの駆動
量、すなわち撮影レンズの焦点距離を検出するための検
出手段であり、ズーミングの駆動量に応じた数のパルス
を発生する。CPU1は、ズームエンコーダ17から出
力されたパルスをカウントするためのズームカウンター
を有している。このカウンターは、ズーミングがTEL
E方向に駆動されている場合にはアップカウントし、ズ
ーミングがWIDE方向に駆動されている場合にはダウ
ンカウントする。CPU1はこのズームカウンターのカ
ウント値によって焦点距離を求めることができる。
【0014】フォーカシングレンズ群21はフォーカシ
ングのためのレンズ群であり、動力伝達機構20を介し
てフォーカシングモータ(Fモータ)19により駆動さ
れる。このフォーカシングモータ19はフォーカシング
モータ駆動回路18により駆動される。フォーカシング
駆動量検出手段22はフォーカシングのための駆動量を
検出する手段である。
【0015】動作モード表示手段23は撮影モード等の
動作モードを表示する手段であり、液晶表示装置などか
ら構成される。
【0016】図2は第1実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。不図示のパワーSWのONによりCPU
1は動作を開始する。ステップS1では内部メモリの初
期化などの初期設定を行う。次のステップS2において
カメラ内部にフィルムが装填されているかどうかを判定
し、フィルムが装填されている場合には、ステップS5
に進み、フィルムが装填されていない場合にはステップ
S3に進む。
【0017】ステップS3ではフィルムが装填されたか
否かを新たに検出し、装填されたことが検出された場合
にはステップS4に進む。装填されない場合にはステッ
プS3を繰り返す。ステップS4では装填されたフィル
ムのオートロードを行なってステップS5に進む。
【0018】ステップS5では1RSWの状態をモニタ
し、ONならばS16に進み、ONでなければS6に進
む。ステップS6ではズームSWの状態をモニタし、O
NならばS7に進み、ONでなければS8に進む。ステ
ップS7ではズームSWのONの間ズーミング駆動を行
う。ステップS8では電子ズームSW9の状態をモニタ
し、ONならばS9に進み、ONでなければステップS
5に戻る。この電子ズームSW9は、ONする度に電子
ズームモードと電子ズームモードで無い標準モードとが
切換るようになっている。
【0019】ステップS9では現在(電子ズームSWが
ONする前の状態)の状態が、電子ズームモードである
かどうかを判断し、電子ズームモードである場合にはス
テップS10に進み、標準モードである場合にはステッ
プS12に進む。ステップS10では電子ズームモード
をリセットし、次のステップS11では電子ズームモー
ドの表示をOFFする。このときの表示のOFFについ
ては図3(b)を参照して後述する。
【0020】また、ステップS12では、撮影レンズの
焦点距離を検出するためのズームエンコーダ17からの
パルスをカウントする、CPU1内に設けられたズーム
カウンタのカウント値に従って電子ズーム設定可能か不
可能かを判定し、可能な場合には、ステップS13に進
み、不可能な場合にはステップS15に進む。ステップ
S13では電子ズームモードをセットした後、次のステ
ップS14で電子ズームモードの表示をONする。この
ときの表示については図3(a)を参照して後述する。
【0021】また、ステップS15では電子ズーム設定
不能のための警告表示を行う。このときの表示について
は図3(c)を参照して後述する。
【0022】上記したステップS11,S14,S15
の後はステップS5に戻る。
【0023】一方、ステップS5において1RSWがO
Nと判断されてステップS16に進んだ場合には、測光
回路2を使用して測光を行う。次のS17ではステップ
S16で求めた測光結果やフィルムのISO感度等から
露出に必要な演算を行う。次にステップS18において
AFセンサー4を使用して、被写体までの測距を行う。
次にS19においてステップS18で求めた測距データ
より、フォーカシングレンズの駆動量を計算する。
【0024】次にステップS20ではフォーカシングレ
ンズの駆動を行う。次にステップS21において2RS
Wの状態をモニタし、2RSWがONの場合にはステッ
プS23に進み、ONでない場合には、ステップS22
に進む。ステップS23では露出機構を動作させて露出
を行う。次のステップS24においてフォーカシングレ
ンズを撮影状態から初期位置に戻す。次のステップS2
5ではフィルムの巻上げを行う。
【0025】この巻上げと同期して磁気ヘッド駆動回路
10により磁気ヘッド11を駆動してフィルム上の磁気
コーティング層上に磁気記録を行う。磁気記録する情報
の中には、撮影モードが電子ズームモードであるか否か
に関する情報を少なくとも含む。
【0026】ステップS26ではステップS25の巻上
げ中にフィルムエンドになったかどうかを検出し、フィ
ルムエンドになった場合にはステップS27に進み、そ
うでない場合にはステップS5に戻る。ステップS27
ではフィルムの巻戻しを行い、ステップS2に戻る。
【0027】図3は上記した電子ズームモードに関する
モードの表示態様を示す図である。図3(a)は電子ズ
ームモードが設定されている時の表示態様を示す。23
は動作モード表示手段を示す。50は電子ズームモード
が設定されている時のモードを示す表示セグメントであ
る。51は電子ズームモードと無関係の表示スペースを
示す。
【0028】また、図3(b)は電子ズームモードが設
定されていない場合の表示態様を示す図である。この場
合の表示スペース52は無表示である。
【0029】また、図3(c)は電子ズームモードを設
定しようとして、ズーム位置が電子ズーム設定可能範囲
以外であり、電子ズームが設定できない場合の警告表示
の態様を示す。53は、50と同じ表示セグメントが点
滅状態にあることを示している。
【0030】以下に、上記した図2のステップS12に
おける電子ズーム設定可能範囲について説明する。図4
は本実施形態のカメラの撮影レンズのMTF特性を示す
図である。MTFとは、明るさの分布が正弦波的に変化
する格子を被写体として入力し、被検レンズにてその格
子を結像させた場合の出力像を測定することにより、被
写体の規定コントラストに対して出力像のコントラスト
が、どの程度劣化するかを各周波数成分について表した
ものである。横軸はズーミングの状態(W〜T)、縦軸
はフィルム面上で40本/mmのラインが発生するテス
トチャートでのMTF特性を示したものである。30は
MTF特性を示す。
【0031】本実施形態のカメラの撮影レンズの場合、
WIDE付近および、TELE付近のMTF特性を重視
して設計しており、STANDARD付近はMTF特性
が低くなっている。ここで、ライン31は電子ズームに
適しているか又は適していないかの境界線になってお
り、ライン31以上のMTF特性を有する部分、すなわ
ち32(WIDE付近の所定領域)、33(TELE付
近の所定領域)の部分は電子ズーム可能領域となってお
り、34(STANDARD付近の所定領域)は、電子
ズームが禁止されている電子ズーム不可能領域になって
いる。
【0032】なお、上記した実施形態ではフィルムを使
用したカメラについての応用例を示したが、デジタルカ
メラに適用しても良い。その場合は、電子ズームに関す
る情報を、フィルム上では無くて画像データ記録用の媒
体に記録する。
【0033】上記したように、電子ズーム機能制御手段
としてのCPU1は、ズームエンコーダ17により検出
された光学ズームの焦点距離に従って電子ズーム機能の
許可または不許可を決定、すなわち、電子ズーム可能領
域においてのみ電子ズーム機能を許可するようにしたの
で、メカ機構を複雑にすること無しに、又コストアップ
すること無しに電子ズーム機能を組合わせて使用でき、
電子ズーム撮影時には、良好な画質を得ることができ
る。
【0034】(第2実施形態)以下に本発明の第2実施
形態を説明する。図5はIX240カートリッジ・フィ
ルムを使用可能なボディ70に対して、交換レンズとし
てのズームレンズ100を装着した状態を示す図であ
る。このズームレンズ100には、ズーム操作のための
ズーム環114が設けられている。
【0035】図6はボディ70とズームレンズ100の
電気システムを示す図である。
【0036】ボディ70において、マイクロコンピュー
タ(BCPU)82はシーケンス制御を行う。ボディ7
0のマウント部には通信用のマウント接点83が設けら
れている。露出制御手段86はシャッター等のボディ側
の露出制御を行うための手段である。動作モード表示手
段89は第1実施形態の表示手段(図1の23)と同様
のものである。ボディ70内にはIX240カートリッ
ジ・フィルム87が装填されている。
【0037】1RSW84はレリーズ操作の第1ストロ
ークでONするSWである。2RSW85はレリーズ操
作の第2ストロークでONするSWである。電子ズーム
SW88は電子ズームモードを設定するための、マニュ
アル操作可能な押し釦SWである。電子ズームモード切
換SW90は第1電子ズームモードと第2電子ズームモ
ードを切換えるための、マニュアル操作可能な切換SW
である。この電子ズームモード切換SW90がON状態
の時に第1電子ズームモードとなり、このSW90がO
FFの時には第2電子ズームモードとなる。
【0038】本実施形態では、電子ズームモードは、撮
影範囲を全画面に対して、1/1.4倍に縮小する第1
電子ズームモードと、1/2倍に縮小する第2電子ズー
ムモードの2種類の電子ズームモードを持つ。従ってレ
ンズの焦点距離が35mm〜105mmのとき、第1電
子ズームモードについての焦点距離は、50mm〜15
0mmの換算値になり、第2電子ズームモードについて
の焦点距離は、70mm〜210mmの換算値になる。
【0039】一方、ズームレンズ100において、マイ
クロコンピュータ(LCPU)101はシーケンス制御
を行う。このLCPU101は、ズームレンズ100の
焦点距離設定範囲や電子ズーム可能な焦点距離設定範
囲、開放絞り値、絞り込み段数等のパラメータを記憶す
るためのレンズパラメータ記憶回路(記憶手段)101
aを有している。ズームレンズ100のマウント接点1
02はボディ70に装着するためのマウント部である。
【0040】114はズーム操作を行うためのズーム環
であり、撮影者がマニュアル操作により、ズーミングを
行うための操作部材である。ズーミング機構115はズ
ーム環114によって連動して動く。ズームエンコーダ
107はズーミング機構115のズーム状態(焦点距離
に対応)を検出してLCPU101に検出結果を送る。
【0041】LD(レンズ・ドライブ)モータ108は
レンズのピント合せ機構の駆動を行う。LDモータ駆動
回路109はLDモータ108を駆動制御するための回
路である。LDエンコーダ110はLDモータ108の
駆動量を検出するためのエンコーダであり、検出結果を
LCPU101に送る。
【0042】さらに、ズームレンズ100の内部には絞
り機構111が設けられている。ステッピングモータ1
12は絞り機構111を駆動するためのモータである。
ステッピングモータ駆動回路113はステッピングモー
タ112を駆動制御する。
【0043】図7はズームレンズ100内のLCPU1
01が実行するレンズ・シーケンスについて説明するた
めのフローチャートである。LCPU101は、ボディ
70内のBCPU82からの通信要求により、BCPU
82との間で、コマンド、データの送受信を行い、受信
したコマンドデータおよび制御データに従って所定のサ
ブルーチンを実行する。
【0044】まずステップS100においてボディ70
からの通信要求があるかどうかを判断し、ある場合に
は、ステップS101にてボディ70との通信を行う。
ここでのボディ通信では、コマンドデータに引続き、制
御データとして、開放からの絞り込み段数に関するデー
タを受信し、このデータに従って絞り込みを行う。
【0045】次のステップS102ではボディ70との
通信によって得られたコマンドデータが、「AV絞り込
み」かどうかを判断し、YESの場合には次のステップ
S103においてAV絞り込みを行う。AV絞り込みで
は、ステッピングモータ駆動回路113によりステッピ
ングモータ112を駆動して絞り機構111の絞り込み
を行う。ステップS103の終了後は、ステップS10
4においてボディ70との通信を行い、AV絞り込み終
了を示すコマンドデータをボディ70に送る。
【0046】一方、ステップS102の判断がNOの場
合には、ステップS105においてコマンドデータが
「AV開放」であるかどうかを判断し、YESの場合に
は次のステップS106において「AV開放」を行う。
ここでのAV開放は、現在の絞り込みの状態に関わらず
絞りを全開状態まで開く動作である。この場合、ステッ
ピングモータ駆動回路113によりステッピングモータ
112を駆動して絞り機構111の開放動作を行なって
全開状態まで開く。
【0047】「AV開放」終了後は、ステップS107
においてボディ70との通信を行い、AV開放終了を示
すコマンドデータをボディに送る。
【0048】一方、ステップS105の判断がNOの場
合には、ステップS108においてコマンドデータが
「LD駆動」であるかどうかを判断し、「LD駆動」で
ある場合には次のステップS109において「LD駆
動」を行う。ここでの「LD駆動」は、コマンドデータ
に続く制御データ1、制御データ2の2バイトのデータ
でLD駆動の駆動方向およびLD駆動量を指定して、L
Dモータ駆動回路109によりLDモータ108を駆動
制御して行う。「LD駆動」終了後、次のステップS1
10において、ボディ70との通信を行って、LD駆動
終了を示すコマンドデータをボディ70に送る。
【0049】一方、ステップS108の判断がNOの場
合には、ステップS111においてコマンドデータが
「焦点距離読込み」であるかどうかを判断し、「焦点距
離読込み」である場合には、次のステップS112にお
いて、ズームエンコーダ107からの出力信号より、ズ
ームエンコーダ値の読込みを行う。次のステップS11
3では読取ったズームエンコーダ値よりレンズの焦点距
離を演算して求める。次にステップS114においてボ
ディ70との通信を行って、焦点距離データを送信す
る。
【0050】一方、ステップS111の判断がNOの場
合には、ステップS115において、コマンドデータが
「レンズ装着検出」かどうかを判断し、「レンズ装着検
出」である場合には、ステップS116においてボディ
70と通信を行って、レンズのID番号(種類識別番
号)をボディ70に送信する。次にステップS117に
おいてレンズのパラメータをボディ70に送信する。レ
ンズのパラメータは、ズームレンズの焦点距離設定範囲
や、第1電子ズームモードおよび第2電子ズームモード
に対応した電子ズーム可能な焦点距離設定範囲をはじめ
として、開放絞り値、絞込み段数等のパラメータを含
む。
【0051】電子ズーム可能な焦点距離は、第1電子ズ
ームモードの場合と第2電子ズームモードの場合とで異
なる。さらに、交換レンズの種類毎に、MTFの特性は
異なる。従って交換レンズの種類毎に電子ズーム可能な
焦点距離設定範囲は異なる。
【0052】ステップS104,S107,S110,
S114,S117の終了後および、ステップS115
の判断がNOの場合にはステップS100に戻る。
【0053】図8はボディ70側のシーケンスを示すフ
ローチャートである。電源SW(不図示)のONの後、
ステップS200においてまずズームレンズ100と通
信を行い、レンズの装着検出を行う。ズームレンズ10
0からレンズのID番号およびレンズパラメータを受信
する。ここでレンズのパラメータは上記したように、ズ
ームレンズ100の焦点距離設定範囲や電子ズーム可能
な焦点距離設定範囲をはじめとして、開放絞り値、絞込
み段数等のパラメータを含む。
【0054】上記通信が成功した場合には、次のステッ
プS201においてレンズ装着有りと判断してステップ
S202に進む。また上記通信に失敗した場合には、ス
テップS201でレンズ装着無しと判断してS200に
戻る。
【0055】ステップS202では1RSW84をモニ
タし、1RSW84がONならば、ステップS212に
進み、1RSW84がONでないならば、ステップS2
03に進む。ステップS203では電子ズームSW88
の状態をモニタし、ONならばステップS204に進
み、ONでなければステップS200に戻る。この電子
ズームSW88は、ONする度に電子ズームモードと電
子ズームモードで無い標準モードが切換るようになって
いる。
【0056】また、ステップS204では現在(電子ズ
ームSW88がONする前の状態)の状態を判断し、電
子ズームモードである場合には、ステップS205に進
み、標準モードである場合にはステップS207に進
む。ステップS205では電子ズームモードをリセット
する。また、ステップS206では電子ズームモードの
表示をOFFする。表示の態様については、第1実施形
態と同様なので説明を省略する。
【0057】次にステップS207においてズームレン
ズ100と通信を行い、「焦点距離の読込み」を行う。
次のステップS208で電子ズーム設定可能かどうかの
判断を行う。電子ズーム設定可能な領域は、ボディに装
着された交換レンズの種類によって異なる。ステップS
200の「レンズ通信」において、ズームレンズ100
からレンズパラメータとして電子ズーム可能な焦点距離
設定範囲情報を受信しており、ここでは、この情報と、
ステップS207で読み込んだ焦点距離情報に応じて、
電子ズーム設定が可能かどうかの判断を行う。
【0058】ここでは電子ズームモード切換SW90の
状態により、第1電子ズームモードであるか第2電子ズ
ームモードであるかを判断し、そのズームモードに対応
した電子ズーム可能な焦点距離の範囲に基づいて電子ズ
ーム設定可能かどうかの判断を行う。
【0059】電子ズーム設定が可能な場合には、ステッ
プS209に進み、不可能な場合には、ステップS21
1に進む。ステップS209では電子ズームモードをセ
ットする。次のステップS210で電子ズームモードの
表示をONさせる。表示の態様については、第1実施例
と同様なので説明を省略する。
【0060】また、ステップS211では電子ズーム設
定不能のための警告表示を行う。表示の態様について
は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0061】ステップS206,S210,S211の
後は、ステップS200に戻る。
【0062】一方、ステップS202で1RSWがON
であると判断されてステップS212に進んだ場合に
は、ズームレンズ100と通信を行い、レンズより焦点
距離の読込みを行う。次のステップS213では測光素
子(不図示)を使用して測光を行い、その測光結果より
露出演算を行う。次のステップS214では測距素子
(不図示)を使用して測距を行い、その測距結果よりレ
ンズの駆動量の演算を行う。次にステップS215にお
いてレンズ通信を行い、上記で求めたレンズの駆動量に
従って、LD駆動を行う。
【0063】次のステップS216では2RSW85を
モニタし、2RSWがONならば、ステップS218に
進む。また2RSWがONでないならば、ステップS2
17において1RSW84をモニタし、ONならばステ
ップS216に戻り、OFFならばステップS200に
戻る。ステップS218ではレンズ通信を行い、「AV
絞込み」を行う。また、ステップS219では露出を行
う。露出は、露出制御手段86を使用してフィルム上に
露出を行う。
【0064】次のステップS220ではレンズ通信を行
い、「AV開放」を行う。次にステップS221では露
出制御手段86のシャッターにより動作後のチャージを
行う。シャッターはバネ力によって動作するフォーカル
・プレーン・シャッターであり、動作後にバネをチャー
ジする必要がある。
【0065】次のステップS222ではフィルム8の巻
上げを行う。フィルム巻上げ中には、同時にフィルム8
7上の磁気コーティング層の上に磁気記録を行う。電子
ズームモードで撮影が行われた場合には、電子ズームモ
ードであることを示す情報を記録する。
【0066】図9は、3倍ズーム、2倍ズーム、単焦点
の3種類の交換レンズにおいて、第1電子ズームモード
の場合と第2電子ズームモードの場合の電子ズーム可能
な焦点距離設定範囲を示す図である。
【0067】図9(a)は3倍ズームレンズ(焦点距離
35mm〜105mm)の場合を示す。200…全焦点
距離設定範囲であり、201は第1電子ズームモードの
場合の電子ズーム可能な焦点距離設定範囲である。図に
示すようにこの場合は35mm〜50mmの範囲と、7
0mm〜105mmの範囲が電子ズーム可能な焦点距離
設定範囲となる。また、202は第2電子ズームモード
の場合の電子ズーム可能な焦点距離設定範囲を示す。図
に示すようにこの場合は90mm〜105mmが電子ズ
ーム可能な焦点距離設定範囲となる。
【0068】図9(b)は2倍ズームレンズ(焦点距離
35mm〜70mm)の場合を示す。203は全焦点距
離設定範囲である。204は第1電子ズームモードの場
合の電子ズーム可能な焦点距離設定範囲である。図に示
すように全ズーム範囲が電子ズーム可能な焦点距離設定
範囲となる。205は第2電子ズームモードの場合の電
子ズーム可能な焦点距離設定範囲を示す。図に示すよう
にこの場合は60mm〜70mmが電子ズーム可能な焦
点距離設定範囲となる。
【0069】図9(c)は焦点距離50mmの単焦点距
離の場合を示す。206は全焦点距離設定範囲(50m
mのみ)である。207は第1電子ズームモードの場合
の電子ズーム可能な焦点距離設定範囲を示す。この場合
は焦点距離50mmにおいて電子ズーム可能である。2
08は第2電子ズームモードの場合の電子ズーム可能な
焦点距離設定範囲を示す。この場合は焦点距離50mm
において電子ズーム可能である。
【0070】なお、上記した第2実施形態においては、
交換レンズ側からボディに対して、第1電子ズームモー
ドおよび第2電子ズームモードにおける電子ズーム可能
な焦点距離設定範囲を伝達し、ボディ側において、選択
された電子ズームモード(第1又は第2)に応じて、電
子ズームモードが設定可能かどうかの判断を行ってい
る。
【0071】変形例として、ボディ側から交換レンズ側
に電子ズームモード情報(第1又は第2)を送り、交換
レンズ側で、電子ズーム設定可能かどうかの判断を行
い、その判断情報をボディ側に返して、その情報に基づ
いてボディ側で、電子ズームモードの設定を行うように
しても良い。
【0072】さらに、ボディ側から交換レンズ側に電子
ズームモード情報として、撮影範囲の情報(又は撮影範
囲の縮小倍率の情報)を送り、交換レンズ側で、その送
られてきた情報に応じて、電子ズーム設定可能かどうか
の判断を行い、その判断情報をボディ側に返して、その
情報に基づいてボディ側で、電子ズームモードの設定を
行うようにしても良い。
【0073】上記した第2実施形態によれば、第1実施
形態の効果と同等の効果が得られる。
【0074】(第3実施形態)以下の本発明の第3実施
形態を説明する。図10は、IX240カートリッジ・
フィルムを使用可能なボディ300に対してズームレン
ズ500を装着したようすを示す図である。このズーム
レンズ500には、ズーム操作のためのTELE SW
503と、WIDE SW504が設けられている。T
ELE SW503は、ズーム機構をTELE側(長焦
点側)に駆動するためのマニュアル操作可能な押し釦S
Wである。WIDE SW504はズーム機構をWID
E側(短焦点側)に駆動するためのマニュアル操作可能
な押し釦SWである。
【0075】図11は、ボディ300とレンズ500の
電気システムを示す図である。第2実施形態(図6)と
同一番号の構成部材は、同一機能を示すので説明を省略
する。
【0076】本実施形態における電子ズームモードは、
撮影範囲を全画面に対して1/1.7倍に縮小する。5
03はTELE SWであり、504はWIDE SW
である。また、本実施形態のレンズは電動ズーム式なの
でズーム機構を駆動するためのズームモータ505を有
する。このズームモータ505はズーム駆動回路506
により駆動される。
【0077】図12は、ズームレンズ内のLCPU10
1が実行するシーケンスについて説明するためのフロー
チャートである。第2実施形態(図7)と同一番号の構
成部材は、同一処理を行うので説明を省略する。
【0078】ステップS300においてボディとの通信
により得られたコマンドデータが「電子ズームモードO
N」かどうかを判断し、「電子ズームモードON」であ
る場合にはステップS301に進み、そうでなければス
テップS304に進む。後述するがボディ側で、電子ズ
ームモードが設定された場合には、ボディからレンズに
対して「電子ズームモードON」のコマンドデータが送
信される。
【0079】ここで、本実施形態のレンズは、通常35
mm〜70mmのズーム範囲を有するズームレンズであ
るが、ボディ側で電子ズームモードが設定されている場
合には、画質を確保するために、ズーム範囲は60mm
〜70mmに制限される。したがってステップS301
ではズーム範囲を60mm〜70mmに設定する。次の
ステップS302では現在のズーム位置がズーム範囲外
か否か、すなわち35mm〜60mmの範囲にあるか否
かを判断し、YESの場合にはステップS303に進
み、NOの場合にはステップS100に戻る。ステップ
S303ではズーム範囲端である60mmのズーム位置
までズーム駆動する。
【0080】一方、ステップS300において「電子ズ
ームモードON」ではないと判断された場合には、ステ
ップS304においてボディ70との通信により得られ
たコマンドデータが、「電子ズームモードOFF」かど
うかを判断する。ここでYESの場合にはステップS3
05に進み、NOの場合にはステップS306に進む。
後述するがボディ側で電子ズームモードがOFFされた
場合には、ボディからレンズに対して「電子ズームモー
ドOFF」のコマンドデータが送信される。
【0081】ステップS305ではズーム範囲を35m
m〜70mmに設定する。また、ステップS306では
ボディ70との通信により得られたコマンドデータが、
「ズームイネーブル」かどうかを判断し、YESの場合
にはステップS307に進む。ステップS307の「ズ
ームイネーブル」の詳細については後述する。また、ス
テップS306の判断がNOの場合にはステップS10
2に進んで上記した通りの処理を行なう。
【0082】また、ステップS308ではボディと通信
を行って、レンズのパラメータをボディに通信する。レ
ンズのパラメータは、ズームレンズの焦点距離設定範囲
や、開放絞り値、絞込み段数等のパラメータを含む。
【0083】図13は「ズームイネーブル」の詳細を示
すフローチャートである。まずステップS550におい
てTELE SW503の状態をモニタし、ONならば
ズーム駆動回路506によりズームモータ505を駆動
して、ステップS551においてTELE駆動(TEL
E側へズーミング)を開始する。次にステップS552
において、ズームエンコーダ107からの出力信号に従
って、ズーミング機構がズーム範囲のTELE限界値に
達しているかどうかを判断し、YESの場合には次にス
テップS553において、ズームモータ505に対して
ショートブレーキ(ズームモータ短絡)をかける。次に
ステップS554において、ズームモータ(Zモータ)
505をOFF(不動作)状態にする。次にステップS
555においてTELE SW503の状態をモニタし
てTELE SWがOFF状態になるまで待ち、OFF
状態になったならば、ステップS568に進む。
【0084】またステップS552において、ズーミン
グ機構がズーム範囲のTELE限界値に達していない時
は、ステップS556に進む。ステップS556ではT
ELE SWがONかどうかを判断し、YESの場合に
はステップS552に戻り、NOの場合、すなわちTE
LE SWがOFFならばステップS557でズームモ
ータ505に対してショートブレーキ(ズームモータ短
絡)をかけて、次にステップS558において、ズーム
モータ505をOFF(不動作)状態にする。次にステ
ップS568に進む。
【0085】一方、ステップS550において、TEL
E SW503がOFFの場合にはステップS559に
進む。ステップS559ではWIDE SW504のモ
ニタを行い、ONならばステップS560に進んでズー
ム駆動回路506によりズームモータ505を駆動して
WIDE駆動(WIDE側へズーミング)を開始する。
次にステップS561において、ズーミング機構がズー
ム範囲のワイド限界値に達しているかどうかを判断し、
YESの場合には次のステップS562において、ズー
ムモータ505に対してショートブレーキ(ズームモー
タ短絡)をかける。次にステップS563において、ズ
ームモータ505をOFF(不動作)状態にする。次に
ステップS564において、WIDE SW504の状
態をモニタしてWIDE SWがOFF状態になるまで
待ち、OFF状態になったならば、ステップS568に
進む。
【0086】またステップS561において、ズーミン
グ機構がズーム範囲のワイド限界値に達していない時
は、ステップS565において、WIDE SWがON
かどうかを判断する。ここでYESの場合にはステップ
S561に戻り、NOの場合にはステップS566でズ
ームモータ505に対してショートブレーキ(ズームモ
ータ短絡)をかけて、次にステップS567において、
ズームモータ505をOFF(不動作)状態にする。次
にステップS568に進む。
【0087】ステップS568ではボディ内CPUより
通信要求があるかどうかを判断し、通信要求がある場合
には図12のステップS101に戻り、通信要求がなけ
ればステップS550に戻る。
【0088】図14はボディ側のシーケンスを示すフロ
ーチャートである。第2実施形態(図8)と同一番号の
処理は、同一の処理を行うので説明を省略する。ここで
は異なる番号の処理のみについて説明を行う。
【0089】電源SWのONの後、ステップS600に
おいてまず、レンズと通信を行い、レンズの装着検出を
行う。レンズよりレンズのID番号およびレンズパラメ
ータを受信する。
【0090】ステップS601ではレンズと通信を行い
「ズームイネーブル」を行う。レンズ側では、この通信
により、マニュアルによるズーム動作が可能になる。次
のステップS602では電子ズームSW88の状態をモ
ニタし、電子ズームSWがONの場合には、ステップS
603に進み、そうでない場合には、ステップS600
に戻る。ステップS603では現在(電子ズームSWが
ONする前)の状態が電子ズームモードであるかどうか
を判断し、YESの場合にはステップS604に進み、
そうで無い場合には、ステップS607に進む。
【0091】ステップS604ではレンズと通信を行
い、電子ズームモードが、ONからOFFに変更された
ことを示すコマンドデータを送信する。また、ステップ
S605ではレンズと通信を行い、電子ズームモード
が、OFFからONに変更されたことを示すコマンドデ
ータを送信する。
【0092】上記した第3実施形態によれば、第1実施
形態の効果と同等の効果が得られる。 なお、上記した
具体的実施形態から以下のような構成の発明が抽出され
る。
【0093】1.光学ズーム機能と電子ズーム機能を有
するカメラにおいて、光学ズームを行なう光学ズーム手
段と、電子ズーム機能を動作させるための設定手段と、
上記光学ズームの焦点距離を検出する焦点距離検出手段
と、この焦点距離検出手段の検出結果に基づいて、電子
ズーム機能の許可又は不許可を決定する電子ズーム機能
制御手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
【0094】2.電子ズーム可能なボディに装着して用
いられる交換レンズであって、電子ズーム撮影モードに
対応した焦点距離設定範囲情報を記憶するためのメモリ
手段を有することを特徴とする交換レンズ。
【0095】3.電子ズーム可能なボディに装着して用
いられる交換レンズであって、電子ズーム撮影モードに
対応した焦点距離設定範囲情報を記憶するためのメモリ
手段と、ボディとの間でデータの通信を行い、上記メモ
リ手段に記憶した電子ズーム撮影モードに対応した焦点
距離設定範囲情報を前記ボディに対して送信する通信手
段と、を具備することを特徴とする交換レンズ。
【0096】4.電子ズーム可能なボディに装着して用
いられる交換レンズであって電子ズーム撮影モードに対
応した焦点距離設定範囲情報を記憶するためのメモリ手
段と、ボディと通信を行いボディから電子ズーム撮影モ
ードの設定手段を入力する受信手段と、電子ズーム撮影
モードの設定可否判断手段と、前記受信手段で受信した
電子ズーム撮影モードの設定情報と、前記メモリ手段に
記憶された電子ズーム撮影モードに対応した焦点距離設
定範囲情報に基づいて、電子ズーム撮影モードの設定の
可否を判断する判断手段と、この判断手段の判断結果を
ボディに送信する送信手段とを具備することを特徴とす
る交換レンズ。
【0097】5.電子ズーム可能なボディに装着して用
いられる交換レンズであって、電子ズーム撮影モードに
対応した焦点距離設定範囲情報を記憶するためのメモリ
手段と、マニュアル操作可能なズーム操作部材と、ズー
ム機構と、ボディと通信を行い、ボディから電子ズーム
撮影モードの設定情報を受信する受信手段と、ボディか
ら受信した電子ズーム撮影モードの設定情報に応じて、
ズーム可能な焦点距離設定範囲を設定するためのズーム
制御手段と、を具備することを特徴とする交換レンズ。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、メカ機構の複雑化やコ
ストの上昇をまねくことなしに電子ズーム撮影ができ、
かつ良好な画質の写真が得られるカメラ及び交換レンズ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態の構成を示す図で
ある。
【図2】第1実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】電子ズームモードに関するモードの表示態様を
示す図である。
【図4】カメラの撮影レンズのMTF特性を示す図であ
る。
【図5】IX240カートリッジ・フィルムを使用可能
なボディ70に対して、ズームレンズ100を装着した
状態を示す図である。
【図6】ボディ70とズームレンズ100の電気システ
ムを示す図である。
【図7】ズームレンズ100内のLCPU101が実行
するレンズ・シーケンスについて説明するためのフロー
チャートである。
【図8】ボディ側のシーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図9】3種類の交換レンズにおいて、第1電子ズーム
モードの場合と第2電子ズームモードの場合の電子ズー
ム可能な焦点距離設定範囲を示す図である。
【図10】IX240カートリッジ・フィルムを使用可
能な、ボディ300に対してズームレンズ500を装着
したようすを示す図である。
【図11】ボディ300とレンズ500の電気システム
を示す図である。
【図12】ズームレンズ内のLCPU101が実行する
シーケンスについて説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】「ズームイネーブル」の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図14】ボディ側のシーケンスを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…CPU、 2…測光回路、 3…露出機構、 4…AFセンサー、 5…1RSW、 6…2RSW、 7…TSW、 8…WSW、 9…電子ズームSW、 10…磁気ヘッド駆動回路、 11…磁気ヘッド、 12…フィルム、 13…ズームモータ駆動回路、 14…ズーミングモータ(Zモータ)、 15…動力伝達機構、 16…ズーミングレンズ群、 17…ズームエンコーダ、 18…フォーカシングモータ駆動回路、 19…フォーカシングモータ(Fモータ)、 20…動力伝達機構、 21…フォーカシングレンズ群、 22…フォーカシング駆動量検出手段、 23…動作モード表示手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ズーム機能と電子ズーム機能を有す
    るカメラにおいて、 上記光学ズームの焦点距離を検出する検出手段と、 上記検出手段で検出された焦点距離に基づいて、上記電
    子ズーム機能の許可または不許可を決定する電子ズーム
    機能制御手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 電子ズーム可能なカメラボディに装着可
    能な交換レンズであって、 上記電子ズーム機能に対応した焦点距離設定範囲情報を
    記憶する記憶手段と、 上記情報を上記カメラボディに送信する送信手段と、を
    具備することを特徴とする交換レンズ。
  3. 【請求項3】 電子ズーム可能なカメラボディに装着可
    能な交換レンズであって、 上記電子ズーム機能に対応した焦点距離設定範囲情報を
    記憶する記憶手段と、 上記カメラボディと通信して、上記電子ズームの設定情
    報を受信する受信手段と、 上記記憶手段に記憶された焦点距離設定範囲情報と、上
    記受信手段で受信した電子ズーム設定情報とから電子ズ
    ーム機能の可否を判断する判断手段と、 上記判断結果を上記カメラボディに送信する送信手段
    と、を具備することを特徴とする交換レンズ。
JP11194455A 1999-07-08 1999-07-08 カメラ及び交換レンズ Withdrawn JP2001021788A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119042A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Canon Inc 撮像装置、ズーム制御方法
JP2011004418A (ja) * 2010-08-09 2011-01-06 Canon Inc 撮像装置、交換レンズ、および撮像機能制御方法
KR101129385B1 (ko) * 2005-05-24 2012-03-26 삼성전자주식회사 줌 트래킹 방법 및 이를 수행하는 이미지 처리장치

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KR101129385B1 (ko) * 2005-05-24 2012-03-26 삼성전자주식회사 줌 트래킹 방법 및 이를 수행하는 이미지 처리장치
JP2010119042A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Canon Inc 撮像装置、ズーム制御方法
JP2011004418A (ja) * 2010-08-09 2011-01-06 Canon Inc 撮像装置、交換レンズ、および撮像機能制御方法

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