JP2001021515A - ガスセンサ及びガス検出方法 - Google Patents

ガスセンサ及びガス検出方法

Info

Publication number
JP2001021515A
JP2001021515A JP19030499A JP19030499A JP2001021515A JP 2001021515 A JP2001021515 A JP 2001021515A JP 19030499 A JP19030499 A JP 19030499A JP 19030499 A JP19030499 A JP 19030499A JP 2001021515 A JP2001021515 A JP 2001021515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
heater
coil
electrode
gas sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19030499A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nomura
徹 野村
Hideki Ogoshi
秀樹 大越
Tomoko Yoshimura
知子 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Figaro Engineering Inc
Original Assignee
Figaro Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Figaro Engineering Inc filed Critical Figaro Engineering Inc
Priority to JP19030499A priority Critical patent/JP2001021515A/ja
Publication of JP2001021515A publication Critical patent/JP2001021515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 線径15μmのPt−W線を、直径200〜
250μmのSnO2ビーズに埋設する。中心電極も同
様にPt−W15μmとする。 【効果】 消費電力と突入電流が小さく、熱時定数が短
く、製造時の作業性に優れて、ヒータ抵抗の大きなガス
センサが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、金属酸化物半導体を用
いた低消費電力型ガスセンサや、それを用いたガス検出
装置に関する。
【0002】
【従来技術】出願人は、ビーズ状の金属酸化物半導体の
内部にコイル状のヒータ兼用電極を埋設したガスセンサ
を提案した(実開昭61−189256〜257、特開
昭61−264246)。例えばヒータコイルに線径2
0μmの白金線を用い、金属酸化物半導体にはSnO2
を用いて、中心電極をコイルの中心に一致するように金
属酸化物半導体のビーズ内に埋設する。
【0003】しかしながらこのようなセンサは、消費電
力が120mW程度と大きく(実開昭61−18925
6)、ヒータ兼用電極のコイル抵抗が低いため駆動が難
しい。コイルをステムに溶接する際や、金属酸化物半導
体をコイルに塗布して乾燥させる際や焼結する際に、コ
イルが変形しやすい。またコイルの内部に挿通した中心
電極の位置が狂いやすい。これらのことは、センサの抵
抗値が著しくばらつく原因となる。さらにヒータをオン
オフ駆動すると、突入電流が大きいため、電源容量を大
きくする必要がある。これらのため、このようなガスセ
ンサは生産性が低く、特性のばらつきが大きく、消費電
力もさして小さくはなく、さらに駆動が難しい。
【0004】
【発明の課題】この発明の課題は、ヒータオンオフ時の
突入電流が小さく、小型化と省電力化ができ、かつヒー
タ抵抗が大きいため駆動が容易で、製造の作業性に優れ
たガスセンサと、これを用いたガス検出装置を提供する
ことにある(請求項1〜5)。
【0005】
【発明の構成】この発明は、ビーズ状の金属酸化物半導
体に、コイル状のヒータ兼用電極を、該ビーズの中心と
該コイルの中心とが一致するように埋設したガスセンサ
において、前記ヒータ兼用電極がPt−W線またはPt
−Mo線からなリ、その線径が10〜20μmであるこ
とを特徴とする。なおPt−MoはPt−Wに酷似した
線材であり、両者は同等の線材である。
【0006】好ましくは、前記ヒータ兼用電極のコイル
の中心線に沿って、線径10〜20μmのPt系中心電
極を埋設し、中心電極はPt線でも良いが、好ましくは
Pt−W線またはPt−Mo線とする。
【0007】さらに好ましくは、前記中心電極とヒータ
兼用電極の線径をいずれも10〜20μm、より好まし
くは10〜16μmとし、ヒータ兼用電極のコイルのタ
ーン数が3〜10ターン、かつ前記ビーズの体積を20
×10−3mm以下とする。
【0008】特に好ましくは、前記中心電極とヒータ兼
用電極の線径がいずれも10〜16μmで、ヒータ兼用
電極のコイルのターン数が3〜8ターン、かつ前記ビー
ズの体積を12×10−3mm以下とし、ビーズ形状を
球状とする。
【0009】またこの発明は、請求項3または4のガス
センサをパルス的に加熱するガス検出装置にある。
【0010】
【発明の作用と効果】請求項1の発明では、ヒータ材料
に線径10〜20μm(なお以下で、線径に関する数値
は直径を意味するものとする)のPt−W線またはPt
−Mo線を用いる。Pt−W線やPt−Mo線は抵抗温
度係数が小さいため、ヒータをオフからオンした際の突
入電流が小さく、電源容量を小さくできる。また突入電
流が小さいため、電池電源で駆動する際に電池の寿命を
長くできる。図6にPt線とPt−W線との電圧/電流
特性の例を示し、図7に突入電流の波形の例を示す。
【0011】Pt−W線やPt−Mo線は抵抗値が高い
ため、ヒータ抵抗を大きくでき、駆動が容易になる。ま
た抵抗値が高いため、小さなターン数でも必要なヒータ
抵抗が得られ、この結果、ターン数を小さくして、ある
いはコイルの径を小さくして、ビーズを小さくできる。
そしてセンサの小型化ができ、かつPt−W線は熱伝導
率が小さいので、省電力のガスセンサとなる。
【0012】さらにPt−W線やPt−Mo線はPt線
に比べて剛性が高いので、コイルが変形しにくい。この
ためコイルをステムなどに固定する際や、ビーズの乾燥
時や焼結時にコイルが変形することが少なく、ばらつき
の少ないガスセンサが得られる。そして剛性が高いた
め、製造が容易である。
【0013】請求項2の発明では、コイルの中心線に沿
って中心電極を配置し、かつその線径を10〜20μm
(特に指定が無い場合、直径)とする。好ましくは中心
電極をPt−W線やPt−Mo線とし、これらの線材は
熱伝導率が低いため中心電極からの放熱を抑制でき、ま
た剛性が高いためヒータコイルの中心への位置決めが容
易で、かつその後も位置が狂いにくい。
【0014】請求項3の発明では、Pt−W線やPt−
Mo線の線径を10〜16μmと細くし、ターン数を3
〜10として、ビーズの体積を20×10−3mm以下
とする。図4に示すように、ビーズ体積を20×10
−3mm以下とすると、定常駆動時の消費電力はビーズ
体積を0にした際の切片に近づき、ビーズの小型化での
定常消費電力のほぼ下限に達している。即ち、請求項3
の発明では定常加熱時の消費電力を、センサの小型化の
下限まで近づけることができる。
【0015】図5に、センサの熱応答の時定数とビーズ
体積との関係の例を示す。ビーズ体積の減少によって熱
時定数が短縮し、短時間で必要な温度まで加熱できるの
で、センサをパルス的に加熱する際の加熱時間を短縮で
きる。ガスセンサをパルス駆動する(パルス的に加熱
し、他は室温に放置する駆動)の場合、1パルス当たり
の消費エネルギーはパルス幅とパルス内での消費電力の
積で定まる。そこで熱時定数が短縮すれば消費エネルギ
ーも減少する。
【0016】請求項4の発明では、Pt−W線やPt−
Mo線の線径を10〜16μmと細くし、ターン数を3
〜8とする。またビーズの表面積を極小にするためビー
ズ形状を球状とし、かつビーズの体積を12×10−3
mm以下とする。定常消費電力はビーズをこれ以上小型
化しても減少せず、熱時定数もビーズ体積0の場合の5
0%増し程度まで減少している。従ってこのタイプのガ
スセンサで省電力化ができる下限まで、消費電力を減少
させることができる。
【0017】請求項3,4のガスセンサは、消費電力が
小さく、かつ熱時定数が短いのでパルス駆動に適してい
る。そこでこのガスセンサをパルス駆動すれば、消費電
力の小さなガス検出装置が得られる。
【0018】
【実施例】図1〜図7に実施例を示す。図1にガスセン
サ2の構造を示すと、4は金属酸化物半導体ビーズで、
例えばSnO2やSnO2とアルミナの混合物等の焼結体
ビーズとし、4は線径10〜20μm、より好ましくは
線径10〜16μmのPt−W線やPt−Mo線からな
るヒータ兼用電極である。そしてヒータ兼用電極6はコ
イル状で、好ましいターン数は3〜10で、最も好まし
くは3〜8ターンである。またヒータ兼用電極6の線径
は好ましくは10〜16μmとし、その中心とビーズ4
の中心とが一致するようにする。8は同様にPt−W線
やPt−Mo線からなる中心電極で、線径は10〜20
μmとし、より好ましくは10〜16μmとし、コイル
6の中心線に沿って配置することを目標とする。ビーズ
4の直径Rを図1のように定め、コイル6の内径Dやコ
イル長Lを図1のように定める。なお中心電極8は設け
なくても良く、その場合ヒータ6とビーズ4の並列抵抗
がガスにより変化することから、ガスを検出する。図2
に、ガスセンサ2を上部から見た姿を示す。
【0019】図3にガスセンサ2の駆動パターンの例を
示す。電源を例えば電池とし、1分に1回程度の割合
で、ガスセンサ2の最高温度が400〜450℃程度に
達するようにパルス的にヒータ電力を加える。そして昇
温時の特性(金属酸化物半導体の抵抗値)からLPGや
メタンを検出し、温度低下後の特性からCO等を検出す
る。
【0020】実施例のガスセンサを以下のようにして作
製した。ほぼ密着巻きしたPt−W線やPt−Mo線の
コイル6をステムに溶接し、コイル6の中心を通るよう
にPt−W線やPt−Mo線の中心電極8を通し、その
両端を図示しないステムに溶接した。コイル6や中心電
極8の露出部の長さはそれぞれ1mmとした。SnO2
とアルミナとを1:1に混合し、適当な粘度のペースト
に調製して、コイル6に滴下する。するとビーズ材料の
ペーストは表面張力でコイル6を中心としてほぼ球状に
なり、これを乾燥した後に、コイル6にヒータ電流を加
えて700℃付近で焼結した。試作したセンサの仕様を
表1に示す。試料名Cは従来例の実開昭61−1892
56のセンサであり、各センサは製造を簡単にするため
中心電極8の両端をステムに溶接した。これ以外にコイ
ル6や中心電極8をPt−Mo線としたものも作成した
が、特性はPt−W線の場合と同等であった。使用した
Pt−W線はW8%のものであるが、W含有量は例えば
3〜12%とし、Pt−Mo線はMo5%のものを用い
たが、Mo含有量は例えば2〜8%とする。8%WのP
t−W線の融点は1870℃、抵抗率は62μΩ・c
m、抵抗温度係数は2.8×10−4/℃、焼鈍後の引
っ張り強度は94Kgf/mm、熱伝導率は13.7
W/m・Kである。同様に、5%MoのPt−Mo線の
融点は1820℃、抵抗率は64μΩ・cm、抵抗温度
係数は2.4×10−4/℃、焼鈍後の引っ張り強度は
94Kgf/mmである。Pt線の融点は1770
℃、抵抗率は9.8μΩ・cm、抵抗温度係数は39×
10−4/℃、焼鈍後の引っ張り強度は14Kgf/m
、熱伝導率は71W/m・Kである。このようにP
t−Mo線はPt−W線と酷似した線材で、結果は同等
であった。
【0021】
【表1】 試作センサの設計仕様 試料名 特徴 ビーズ 線材 中心 コイル ビーズ 形状 と線径 電極線 ターン 内径 長さ 直径 長さ C Pt 楕円球 Pt 20 Pt 20 10 150 300 400 500 T1 線種 楕円球 Pt-W 20 Pt-W 20 10 150 300 400 500 T2 線径 楕円球 Pt-W 15 Pt-W 15 10 150 300 400 500 T3 サイズ極小 球 Pt-W 15 Pt-W 15 5 100 100 200 200 T4 サイズ小 球 Pt-W 15 Pt-W 15 7 150 150 250 250 T5 サイズ中 球 Pt-W 15 Pt-W 15 10 200 200 400 400 T6 サイズ大 球 Pt-W 15 Pt-W 15 16 300 300 500 500 * 単位は全てμm.
【0022】試作センサに対して、製造時の作業性を
◎,○,△,×の4段階評価した。結果を表2に示す。
Ptコイルは柔らかいため溶接時にコイルの向きを保つ
ことが難しく、ビーズ4を形成した後の乾燥や焼結過程
で変形しやすい。またコイル6と中心電極8との位置合
わせも難しい。そしてこれらのためPtコイルやPt中
心電極を用いると、センサ抵抗(Rs)のバラツキが大
きかった。さらにコイルが柔らかいため、ビーズ材料の
塗布も困難で、ビーズ形状のバラツキも著しかった。こ
れに対して硬質で剛性の高いPt−WやPt−Moを用
いることにより、製造の作業性が向上した。特にサンプ
ルT4は線径15μmのPt−Wを用い、ビーズ4のサ
イズもサンプルCよりも小さくしたものであるが、それ
でも生産性ははるかに高かった。このことは、Pt−W
に変えてPt−Moを用いた場合も同様であった。
【0023】
【表2】 * ◎○△×は試作時の経験に基づく作業者の評価で、
×はセンサの製造が非現実的となるような問題を、△は
収率の著しい低下をもたらすような問題を、○は製造時
にかなりの品質管理を必要とする問題を示し、◎は比較
的容易に均質なものを作り得る程度の問題を示す.
【0024】各サンプルのセンサを3個ずつCCDカメ
ラで観測し、ビーズ体積の平均値を求めた。またセンサ
を500℃に定常加熱する際の消費電力を求めた。さら
に室温のセンサに対して、定常温度が500℃となるヒ
ータ電圧を加えた際の、ビーズ4の表面温度が450℃
に達するまでの時間をサーモビューアで測定し、これに
500℃での定常消費電力を乗算して、室温からセンサ
を450℃までパルス加熱するのに必要な1パルス当た
りのエネルギーを推定した。これらの結果を表3に示
し、結果はセンサ3個の平均値である。
【0025】
【表3】 試作センサの消費電力、熱応答 試料名 ビーズ体積 消費電力 熱応答 1パルス当たりの エネルギー C 37 110 0.38 60以上 T1 37 94 0.63 60 T2 37 91 0.67 60 T3 5 65 0.19 12 T4 9 63 0.27 16 T5 30 76 0.55 40 T6 60 90 * 消費電力は500℃に定常加熱する際の消費電力で
mW単位、熱応答は秒単位で室温から定常温度500℃
へと加熱した際に450℃に達するまでの時間、ビーズ
体積は1/1000mm単位、1パルス当たりのエネ
ルギーは450℃まで昇温するのに必要なエネルギーの
推定値でmJ単位.
【0026】図4に、ビーズ4を400℃に定常加熱す
る際の消費電力とビーズの体積との関係を示す。サンプ
ルCは他のサンプルに比べて消費電力が大きく、このセ
ンサが消費電力の点で不利なセンサであることを示して
いる。サンプルCとサンプルT1の違いは、コイル6や
中心電極8の材質をPtからPt−Wに変更したこと
で、線材をPtからPt−WやPt−Moに変更すると
10mW以上消費電力を減少させることができた。サン
プルT2は、サンプルT1に対して、コイル6や中心電
極8の線径を20μmから15μmへ減少させたもの
で、これによって数mW消費電力を減少させることがで
きた。
【0027】図4の下部の直線は、ビーズ4を球状と
し、コイル6や中心電極8を15μmのPt−WやPt
−Moとして、ビーズ径を変えた際の結果である。これ
に伴ってターン数やコイル長が変化しているが、これら
は定常消費電力自体には余り影響しなかった。サンプル
T2がサンプルT4〜T6を結ぶ線よりも上にあること
は、楕円状の形状が球状の形状よりも熱的に不利である
ことを示し、球状にすることによりビーズの表面積を小
さくして放熱を抑制できることを示している。ビーズ体
積の減少によって消費電力は50mW弱まで減少し、4
5mW付近に0切片がある。このことはビーズ体積を2
0×10−3mmよりも減少させても、定常消費電力は
余り減少せず、特に12×10−3mm よりも減少さ
せても、定常消費電力はほとんど減少しないことを意味
している。
【0028】図5に、各サンプルのビーズ体積とサーモ
ビューアで測定した熱応答時間との関係を示す。サンプ
ルT1〜T5はほぼ直線上に乗るが、比較例のサンプル
Cのみは熱応答時間が著しく短い。これはPt線の抵抗
温度係数が大きいため、室温付近からヒータ電圧を加え
ると、最初にコイル6の抵抗値が小さく、大突入電力が
流れて一時的に消費電力が増加し、熱時定数が短縮する
ためである。なお突入電流に関する特性は、図6,図7
を用いて後述する。
【0029】ビーズ体積を減少させることにより熱応答
時間は短縮し、ビーズ体積0での熱応答時間は0.15
秒付近で、サンプルT3は熱応答時間のほぼ下限近くま
で達している。従ってサンプルT3よりもセンサ2を小
型化しても、熱応答時間の短縮も定常消費電力の減少も
はかれず、このタイプのガスセンサとしてはサンプルT
3で、ほぼ下限まで消費電力を減少させたことになる。
なお現在のところ、Pt−W線やPt−Mo線の線形を
10μm未満とすることは非実用的である。
【0030】表3に、500℃加熱の定常消費電力が9
0%応答までの間一定値で加えられているものとして、
1パルス当たりのエネルギーを示した。サンプルCの場
合、パルス加熱の初期に大電流が流れているので、1パ
ルス当たりのエネルギーの正確な推定は不可能であっ
た。サンプルT3で、1パルス当たりのエネルギーをサ
ンプルCの1/5に減少でき、サンプルT4でも30%
以下に減少することができた。
【0031】図6にヒータ電圧VHとヒータ電流IHと
の関係を示す。ここでのヒータ電流IHは定常値で、P
tは抵抗温度係数が大きいため、ヒータ電流IHがヒー
タ抵抗VHに対して直線状でないことが分かる。
【0032】図7にPtコイル6とPt−Wコイルとに
ついて、ヒータをオフからオンした際の電流値の挙動を
示す。なおPtコイルでは、予定していた200mAの
検出ゾーンをヒータ電流が振りきってしまった。Ptコ
イル6ではヒータオン時の突入電流が極めて大きかっ
た。
【0033】上記の説明では、コイル6や中心電極8を
Pt−W線とする場合を中心に説明したが、Pt−Mo
線としても同様の結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のガスセンサの要部断面図
【図2】 実施例のガスセンサの要部平面図
【図3】 実施例のガスセンサの動作パターンを示す図
【図4】 ガスセンサのビーズ体積と消費電力との関係
を示す図
【図5】 ガスセンサのビーズ体積と90%熱応答時間
との関係を示す図
【図6】 ガスセンサのヒータ電圧VHとヒータ電流IHと
の関係を示す図
【図7】 ヒータオン時の突入電流を示す図
【符号の説明】
2 ガスセンサ 4 金属酸化物半導体ビーズ 6 ヒータ兼用電極 8 中心電極
フロントページの続き (72)発明者 吉村 知子 箕面市船場西1丁目5番3号 フィガロ技 研株式会社内 Fターム(参考) 2G046 AA01 BA02 BA08 BC03 BC05 BC09 BE02 DA05 DB04 DC07 DD01 DD03 EA09 EA11 EB06 FB02 FE03 FE22 FE31 FE39 FE46

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビーズ状の金属酸化物半導体に、コイル
    状のヒータ兼用電極を、該ビーズの中心と該コイルの中
    心とが一致するように埋設したガスセンサにおいて、 前記ヒータ兼用電極がPt−W線またはPt−Mo線か
    らなリ、その線径が10〜20μmであることを特徴と
    するガスセンサ。
  2. 【請求項2】 前記ヒータ兼用電極のコイルの中心線に
    沿って、線径10〜20μmのPt系中心電極を埋設し
    たことを特徴とする、請求項1のガスセンサ。
  3. 【請求項3】 前記中心電極とヒータ兼用電極の線径が
    いずれも10〜20μmで、ヒータ兼用電極のコイルの
    ターン数が3〜10ターン、かつ前記ビーズの体積が2
    0×10−3mm以下であることを特徴とする請求項2
    のガスセンサ。
  4. 【請求項4】 前記中心電極とヒータ兼用電極の線径が
    いずれも10〜16μmで、ヒータ兼用電極のコイルの
    ターン数が3〜8ターン、かつ前記ビーズの体積が12
    ×10−3mm以下でビーズ形状が球状であることを特
    徴とする請求項3のガスセンサ。
  5. 【請求項5】 請求項3または4のガスセンサをパルス
    的に加熱することを特徴とする、ガス検出装置。
JP19030499A 1999-07-05 1999-07-05 ガスセンサ及びガス検出方法 Pending JP2001021515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19030499A JP2001021515A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 ガスセンサ及びガス検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19030499A JP2001021515A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 ガスセンサ及びガス検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001021515A true JP2001021515A (ja) 2001-01-26

Family

ID=16255940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19030499A Pending JP2001021515A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 ガスセンサ及びガス検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001021515A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012107999A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 New Cosmos Electric Corp ガス検知素子
JP2016211896A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 日本写真印刷株式会社 半導体式ガスセンサ、およびこれを備えたガス検知装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012107999A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 New Cosmos Electric Corp ガス検知素子
JP2016211896A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 日本写真印刷株式会社 半導体式ガスセンサ、およびこれを備えたガス検知装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100506023B1 (ko) 히터-센서복합체
WO2021143831A1 (zh) 一种复合型升控温一体式发热元件和控温方法
JP4429879B2 (ja) 半田ごて及び半田ごての製造方法
US7832616B2 (en) Methods of securing a thermocouple to a ceramic substrate
JP2001336468A (ja) グロープラグ制御装置、グロープラグ、及びエンジンの燃焼室内のイオン検出方法
US5932176A (en) Halogen gas detector
CN211932567U (zh) 一种复合型升控温一体式发热元件
JP2001021515A (ja) ガスセンサ及びガス検出方法
JP2002215246A (ja) ヒータの温度制御方法及び温度制御装置
JP2002061838A (ja) グロープラグ
JP2004037402A (ja) 薄膜ガスセンサ
US4438322A (en) Ceramic coated electric heater assembly for tools
JP2001165886A (ja) ガスセンサ及びガス検出装置
JP3179722B2 (ja) 半田ごて用ヒータ及び半田ごて
US3414861A (en) Thermistor and method of manufacture
CN214594176U (zh) 一种发热体及雾化装置
JPH05174947A (ja) セラミックヒータ装置
CN2331468Y (zh) 发热膜电烙铁芯
JPH10274569A (ja) 熱電対校正炉及び熱電対校正方法
CN2296006Y (zh) 用于测量热交换能力的传感器
JPS61264246A (ja) ガス検出方法
CN111213919A (zh) 一种测控温一体的空气加热元件和测控温方法
JP3904202B2 (ja) ガスセンサとその製造方法
JPH102774A (ja) 発熱抵抗体素子
JPS607062U (ja) ガス検知素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060602

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20071016

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080424

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080814

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02