JP2001017134A - 固形物含有食品の殺菌包装装置 - Google Patents

固形物含有食品の殺菌包装装置

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JP2001017134A
JP2001017134A JP11187600A JP18760099A JP2001017134A JP 2001017134 A JP2001017134 A JP 2001017134A JP 11187600 A JP11187600 A JP 11187600A JP 18760099 A JP18760099 A JP 18760099A JP 2001017134 A JP2001017134 A JP 2001017134A
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孝晃 清水
Toshio Goryoda
俊雄 五領田
Morio Yamada
守夫 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄が容易であり、固形物の殺菌処理を容易
に行うことができるリテーナーを使用する固形物含有食
品の殺菌包装装置を提供すること。 【解決手段】 走行レール上を走行する走行体と、該走
行体によって支持されたリテーナーと、複数の前記リテ
ーナーを連結する連結部材とを有し、前記リテーナー
が、走行体に支持された側部と、前記走行体に軸支され
前記側部の底部を開放可能に閉塞する底部とを含み、前
記連結部材によって連結されたリテーナーを連結された
まま一体的に搬送し、連結されたまま一体的に殺菌する
固形物含有食品の殺菌包装装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形物含有食品の
殺菌包装装置、さらに詳しくは、固形物を効率的に殺菌
して製品容器に移し替える固形物含有食品の殺菌包装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−84567号公報において固
形物含有食品の殺菌包装装置が開示されており、固形物
をカップへ一食分ずつ小分けにして充填する計量充填機
と、上記カップをカセットへ複数個ずつ押し込んで収納
するカップ押込用手段と、カセットを複数個ずつ間欠的
に殺菌釜に投入し、殺菌釜内で蒸気によって固形物を短
時間に直接殺菌し出口部分がクリーンルーム内に設置さ
れたカセット式短時間殺菌機と、該カセット式短時間殺
菌機から取り出されたカセットからカップをクリーンブ
ース内へ押し出すカップ押出用手段と、クリーンブース
内に設置され、カセットから押し出されたカップ内の殺
菌済みの固形物と別の液体連続殺菌機によって殺菌処理
された調理液とを袋又は容器内に充填して密封包装する
自動充填包装機と、カップを上記自動充填包装機から計
量充填機へ戻し搬送するカップ戻りコンベヤーと、カセ
ットをカップ押込用手段、カセット式短時間殺菌機及び
カップ押出用手段の順番で搬送循環するカセット搬送循
環コンベヤとからなる構成を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平9−845
67号公報に開示された固形物含有食品の殺菌包装装置
においては、多数のカセットを準備しなければならず、
また特開平9−84567号公報においてカップと呼ん
でいるリテーナーの整列機構、リテーナーをカセットに
押し込む機構、リテーナーをカセットから押し出す機構
を設けなければならず、装置全体が複雑で大型になる問
題がある。さらに、リテーナーの整列機構、リテーナー
をカセットに押し込む機構、リテーナーをカセットから
押し出す機構等が設けられたことによって、リテーナー
の無菌制御が煩雑になる問題もある。さらに、底付きの
リテーナーは洗浄が困難であり、固形物の殺菌処理が困
難であり、連結されていないリテーナー同志の衝突によ
ってリテーナーの変形やリテーナーに収容された固形物
が破損してしまう問題がある。
【0004】また、カセットは一般的に直線状であるこ
とが扱い易さで優れているが、この場合カセットの搬送
路に小さな曲率の曲がり部を設けることができず、各機
構の配列に大きな限定がある問題がある。さらにまた、
実際の装置においては、カセットにリテーナーが詰まっ
たり、搬送路にカセットが詰まる恐れも高い。また、通
常カップから固形物を袋又は容器に移し替える場合、カ
ップの反転機構が用いられていたが、かかる機構を採用
した場合、大きな衝撃が生じ、固形物の崩れやカップの
破損等の問題があった。また、前記特開平9−8456
76号公報に開示されているように、無菌制御された雰
囲気内で殺菌済固形物を充填包装する殺菌包装装置であ
っても、装置の殺菌不良により装置内に雑菌が残留する
おそれがある。また、装置外から雑菌が混入するおそれ
もある。このような場合、殺菌済固形物を収容したリテ
ーナーを搬送するときに、当該リテーナーが装置に付着
した雑菌に触れ、当該雑菌がリテーナーに付着し、リテ
ーナーを反転させて殺菌済固形物を袋又は容器内に充填
する工程において、上記雑菌が殺菌済固形物とともに袋
又は容器内に混入するという問題が生じる。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来の技術の固形物含有食品
の殺菌包装装置に関する上述した問題点に鑑みてなされ
たものであって、カセットを準備する必要がなく、また
リテーナーの整列機構、リテーナーをカセットに押し込
む機構、リテーナーをカセットから押し出す機構も必要
としない、装置全体特にその駆動系が比較的単純で小型
の固形物含有食品の殺菌包装装置を提供することを目的
とする。さらに、分解状態で確実に洗浄することができ
るリテーナーを使用する固形物含有食品の殺菌包装装置
を提供することを目的とする。
【0006】また、カセットを使用せず、搬送路に小さ
な曲率の曲がり部を設けることができ、各機構の配置の
自由度が大きく、またカセットにリテーナーが詰まった
り、搬送路にカセットが詰まる恐れの無い固形物含有食
品の殺菌包装装置を提供することを目的とする。さらに
また、通常カップから固形物を袋又は容器に移し替える
場合、カップの反転機構が用いられていたが、移し替え
機構を採用した場合でも、大きな衝撃が生じず、固形物
の崩れやカップの破損等のもない固形物含有食品の殺菌
包装装置を提供することを目的とする。また、万一、装
置の滅菌不良により装置内に雑菌が残留していた場合、
あるいは装置外から雑菌が混入した場合においても、殺
菌済固形物を収容したリテーナーが装置に付着した雑菌
に直接触れることなく、殺菌済固形物をリテーナーから
製品用の袋又は容器内に充填する際、上記雑菌が当該袋
又は容器内に混入することがない固形物含有食品の殺菌
包装装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明は、複数の前記リテーナ
ーを連結する連結部材とを有し、前記リテーナーが、前
記走行体に支持された側部と、前記走行体に軸支され前
記側部の底部を開放可能に閉塞する底部とを含み、前記
連結部材によって連結されたリテーナーを連結されたま
ま一体で搬送し、連結されたまま一体で殺菌することを
特徴とする固形物含有食品の殺菌包装装置である。
【0008】本発明の実施態様は以下のとおりである。
前記走行体に軸支され前記側部の上部を開放可能に閉塞
する蓋部を有することを特徴とする。前記底部が、エア
シリンダーによって発生する駆動力によって開閉の少な
くとも一方が行われることを特徴とする。前記蓋部が、
リテーナーが移動することによって発生する駆動力によ
って開閉の少なくとも一方が行われることを特徴とす
る。前記底部の開放作動における後縁部が直線であるこ
とを特徴とする。前記連結部材がチエーンであり、該チ
エーンが、その長さより短い間隔で前記走行レールに沿
って配置されたスプロケットによって駆動制御されるこ
とを特徴とする。前記底部が、通気孔を有していること
を特徴とする。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、カセットを準備する必
要がなく、またリテーナーの整列機構、リテーナーをカ
セットに押し込む機構、リテーナーをカセットから押し
出す機構も必要としない、装置全体特にその駆動系が比
較的単純で小型の固形物含有食品の殺菌包装装置を構成
することができる効果を有する。本発明によればさら
に、洗浄が容易であり、固形物の殺菌処理を容易に行う
ことができるリテーナーを使用する固形物含有食品の殺
菌包装装置を構成することができる効果を有する。
【0010】本発明によればまた、カセットを使用せ
ず、搬送路に小さな曲率の曲がり部を設けることがで
き、各機構の配置の自由度が大きく、またカセットにリ
テーナーが詰まったり、搬送路にカセットが詰まる恐れ
の無い固形物含有食品の殺菌包装装置を構成することが
できる効果を有する。本発明によればさらに、通常カッ
プから固形物を袋又は容器に移し替える場合、カップの
反転機構が用いられていたが、移し替え機構を採用した
場合でも、大きな衝撃が生じず、固形物の崩れやカップ
の破損等のもない固形物含有食品の殺菌包装装置を提供
することができる効果を有する。本発明によれば、万
一、装置の滅菌不良により装置内に雑菌が残留していた
場合、あるいは装置外から雑菌が混入した場合において
も、当該雑菌が製品用の袋又は容器内に混入することを
防止することができる効果を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態の一つ
を固形物含有食品の殺菌包装装置を図に基づいて説明す
る。 [全体構成]実施形態の固形物含有食品の殺菌装置1
は、図1及び図2に示すように、概ね、人参、ジャガイ
モ、コーン、グリーンピース等の野菜、肉、魚等の通常
具材と呼ばれる固形物EをリテーナーRに充填する充填
ステーション10、走行レール上の一群のリテーナーR
を該走行レールと一緒に昇降させるリテーナー昇降ステ
ーション11、リテーナーRに収容された固形物Eを殺
菌する固形物殺菌ステーション12、無菌雰囲気状態下
において殺菌された固形物EをリテーナーRから取り出
して製品容器Cに移し替える固形物排出ステーション1
4、固形物Eを排出したリテーナーRを洗浄するリテー
ナー洗浄ステーション16、固形物排出ステーション1
4に殺菌済の製品容器Cを供給する製品容器供給セクシ
ョン18、製品容器Cの蓋20を供給する蓋供給セクシ
ョン22、製品容器Cを密封し包装する製品容器密封包
装セクション24、殺菌処理によって加熱された固形物
Eを冷却する冷却セクション26、製品容器Cを箱詰す
るパッキングセクション28を有する。充填ステーショ
ン10、リテーナー昇降ステーション11、固形物殺菌
ステーション12、及び固形物排出ステーション14、
リテーナー洗浄ステーション16は、この順序で無端式
の走行レール100に沿って配置される。また、前記固
形物殺菌ステーション12から固形物排出ステーション
14に至る殺菌済固形物の搬送部には、走行レールを被
う無菌搬送トンネル(図示せず)が設置されている。製
品容器供給セクション18、製品容器密封包装セクショ
ン24、冷却セクション26、及びパッキングセクショ
ン28は、製品搬送路200にこの順序で配置される。
【0012】[リテーナー]リテーナーRは、図4及び
図5に示すように、走行レール100上を走行する走行
体42から水平に延びた支持アーム44によって固定的
に支持され、円筒形のリテーナー筒部48と、リテーナ
ー筒部48の底を形成するリテーナー底部50と、リテ
ーナー筒部48の蓋を形成するリテーナー蓋部52とを
有する。リテーナー底部50は、支持アーム44に設け
られた軸支ピン56によって軸支され、ばね60によっ
て図5において時計方向に付勢された底部アーム61に
よって支持されている。リテーナー底部50のばね付勢
の回転は、軸支ピン56に植設された回転止め突起59
が停止ピン62に係合して、リテーナー筒部48の底を
塞いだ状態で停止させられる。底部アーム61における
リテーナー底部50と反対側の端部には、リテーナー底
部50を開閉するためのローラー70が軸支されてい
る。リテーナー底部50を開放する時に後側になる縁部
50Tは、図6に示すように、直線状であり、リテーナ
ー底部50の開閉はリテーナー筒部48を直線が横切る
ように行われる。これにより、リテーナー底部50の開
放時に落下する固形物の飛び散りを防止することができ
る。
【0013】リテーナー蓋部52は、図4に示すよう
に、頂角が約160度の円錐形であり、走行体42に軸
支された蓋アーム80によって支持され、蓋アーム80
の軸支された部分の下端部には、リテーナー蓋部52を
開閉駆動するための蓋開放ローター82,及び蓋閉塞ロ
ーター84が軸支されている。リテーナーRのリテーナ
ー蓋部52を開閉する蓋アーム80に対し何ら回転付勢
力は付与されていないが、蓋アーム80の軸支部にはリ
テーナー蓋部52の開放状態及び閉塞状態を維持するた
めの周知のクリック機構(図示せず)が備えられてい
る。走行体42のリテーナーR支持側には、走行レール
100上を転動する一対の走行ローラー102が配置さ
れ、反対側は後述するチエーン104に取り付けられて
いる。チエーン104は、走行レール100上に固定さ
れたチエーン支持レール106上を走行する。本実施形
態では、一本のチエーン104に60個のリテーナーR
が所定間隔をおいて取り付けられる。
【0014】[ステーション]充填ステーション10
は、図1及び図2に示すように、6本の走行レール10
0が平行に配置され、走行レール100の上方にこれと
直交して固形物供給シュウト列(図示せず)が配置され
ている。従って、横断方向に並んだ6個のリテーナーR
のそれぞれには同時に同一種類あるいは予め混合された
複数種類の固形物Eが供給され、チエーン104によっ
て繋がれたリテーナーRが進行するに連れて順次固形物
Eが前記固形物供給シュート列から供給される。所望に
より、走行レール100に沿って複数の固形物供給シュ
ート列を配置して、複数種類の固形物EをリテーナーR内
に順次供給するように構成してもよい。さらに、各リテ
ーナーRの列、すなわち6列毎に異なる固形物Eを供給す
るシュートを適当な位置に配置して、これにより各固形
物Eに応じた適切な殺菌を行うこともできる。充填ステ
ーション10の下流側に配置されたリテーナー昇降ステ
ーション11は、平行な6本の走行レール100が、そ
れぞれ充填ステーション10の走行レール100と、固
形物殺菌ステーション12の走行レール100とから切
断されている。リテーナー昇降ステーション11の走行
レール100は、その下側に配置された昇降装置(図示
せず)によって、固形物殺菌ステーション12の5段の
いずれかの段の走行レール100に一致した高さに昇降
させられる。
【0015】固形物殺菌ステーション12は、平行な6
本の走行レール100が垂直に5段重ねて配置されてお
り、予備加熱部122、殺菌部124を包含する。リテ
ーナー昇降ステーション11には、走行方向変換部12
0が有り、当該走行方向変換部120は、固形物含有食
品の殺菌装置1の全体を設置場所に合わせる等のため
に、走行レール100の走行位置、走行方向を変えるた
めのものである。本実施例においては、走行方向変換部
120において走行レール100の走行方向を180度
回転させて逆向きにしている。予備加熱部122は、開
放式の予備加熱チャンバー(図示せず)を有しており、
加熱処理あるいは水蒸気加熱処理を行う。殺菌部124
は、密閉式の殺菌加熱チャンバー(図示せず)を有して
おり、加熱殺菌処理あるいは水蒸気加熱殺菌処理を行
う。走行レール100は、殺菌部124の殺菌加熱チャ
ンバー(図示せず)の扉開閉のために、該殺菌加熱チャ
ンバーの出入り口に伸縮レール等を設けて切り離し可能
となっている。
【0016】固形物殺菌ステーション12から固形物排
出ステーション14には、殺菌済固形物の搬送部があ
り、固形物殺菌ステーション12の各段にある6本の走
行レール100を走行したリテーナーRを1本の走行レ
ール100上を走行するようにするリテーナー集約部1
50へと搬送する。リテーナー集約部150は、図3に
示すように、固形物殺菌ステーション12の各段の走行
レール100に対応した6本の継続走行レール100A
と、切換部160とを包含する。切換部160は、継続
走行レール100AからのリテーナーRを受け取って直
角に曲げた方向へ走行させる受け取りレール100B
と、継続走行レール100Aから切り離されて継続走行
レール100Aと直交した方向へ直線走行させる送り走
行レール100Cとを選択的に設置可能に有している。
排出部152から最も離れた継続走行レール100A
は、継続走行レール100Aから、リテーナーRを受け
取って直角に曲げて走行させる受け取りレール100B
を作動位置に固定してもよい。
【0017】固形物排出ステーション14は、図1及び
図2に示すように、リテーナー底部50を開放し、排出
部152の下方に配置された製品搬送路200において
搬送されている製品容器CにリテーナーR内の殺菌処理し
た固形物Eを入れる。リテーナー分散部154は、排出
部152の1本の走行レール100からのリテーナーR
を順次6本の走行レール100に分散させるリテーナー
分散部154からなる。リテーナー分散部154はリテ
ーナー集約部150と実質上同一の機構を有し、リテー
ナー集約部150と逆方向にリテーナーRを走行させ
る。リテーナー集約部150及び搬出部152は、各搬
送部毎に無菌搬送トンネル(図示せず)が設置されてお
り、その内部には紫外線照射、水蒸気雰囲気等により無
菌環境状態にされている。リテーナー洗浄ステーション
16は、走行レール100毎に形成された洗浄釜(図示
せず)内で、固形物Eを排出したリテーナーRに洗浄水、
温水等を噴射して洗浄する。
【0018】[セクション]製品容器供給セクション1
8は、製品搬送路200上に、合成樹脂製の製品容器C
を成形する製品容器成形機202、及び成形された製品
容器Cを例えば紫外線殺菌する製品容器殺菌装置204
を配置してなり、殺菌処理した製品容器Cを固形物排出
ステーション14の排出部152に供給する。また、必
要により当該排出部152の下流側に殺菌済液体食品充
填部を設ける。蓋供給セクション22は、蓋部材(図示
せず)を例えば紫外線殺菌して供給する蓋部材殺菌装置
210と、殺菌された蓋部材を固形物排出ステーション
14の排出部152の下方より下流にある製品容器密封
包装セクション24へ搬送する蓋部材搬送コンベヤ21
2とを有する。製品容器密封包装セクション24は、ク
リーンルーム156内で無菌状態に置かれ、固形物Eあ
るいは固液混合部が充填されて製品搬送路200によっ
て搬送された製品容器Cに蓋部材(図示せず)を被せ
る。その後、超音波シール装置、ヒートシール装置等に
より、製品容器Cを密閉する。また、密閉箇所に、製品
容器内に不活性ガスを注入する不活性ガス注入部を設け
てもよい。なお、前記製品容器密封包装セクション内の
製品搬送路をトンネルで囲むことによって、当該トンネ
ル内を水蒸気雰囲気とし、無菌性を高めることができ
る。
【0019】冷却セクション26は、蓋部材(図示せ
ず)によって製品容器Cを蓋した密封状態で、殺菌処理
によって加熱された固形物Eを搬送しながら冷却する。
パッキングセクション28では、冷却された固形物Eを
収容した製品容器Cをダンボールケース(図示せず)等
に詰め込む。
【0020】[走行レール]走行レール100は、図6
に示すように、充填ステーション10及びリテーナー洗
浄ステーション16及び固形物殺菌ステーション12に
おいて、走行レール100の内側に、リテーナー蓋部5
2を開くために蓋開放ローラー82が係合するリテーナ
ー蓋開放突起300、及びリテーナー蓋部52を閉じる
ために蓋閉塞ローター84が係合するリテーナー蓋閉塞
突起302を有する。走行レール100は、さらに、固
形物排出ステーション14及びリテーナー洗浄ステーシ
ョン16において、エアシリンダー311の作動によっ
てリテーナー底部50を開くために、リテーナー底部開
放ローラー70が係合するリテーナー底部開放突起31
0を有する。走行レール100の側部には、図4に示す
ように、チエーン104に係合してリテーナーRを駆動
するためのスプロケット320が配置される。駆動制御
系330によって駆動されるスプロケット320の走行
レール100に沿った配置間隔は、本実施形態において
は、60個のリテーナーRを繋いだチエーン104の長
さに対し隣合う一組のリテーナーRの間隔分だけ短く決
められる。すなわち、チエーン104は常に少なくとも
一個のスプロケット320に駆動係合している。なお、
前述したスプロケット320の配置は、殺菌包装装置を
作動させるために最小限必要な構成であって、チエーン
104に係合したリテーナーRの数、走行に負荷がかか
る走行レール100傾斜部等を考慮して決定されるべき
である。
【0021】[リテーナーの作動]リテーナーRは、図
7に示すように、リテーナー底部50及びリテーナー蓋
部52が閉塞した状態で走行レール100上を搬送され
る。充填ステーション10において、図8に示すよう
に、蓋開放ローター82がリテーナー蓋開放突起300
に係合し、リテーナー蓋部52が開放状態になる。この
状態がクリック機構(図示せず)によって小さい力で保
持され、図9に示すように、固形物Eが投入される。充
填ステーション10の下流において、図10に示すよう
に、蓋閉塞ローター84がリテーナー蓋閉塞突起302
に係合して、リテーナー蓋部52が閉塞状態になる。こ
の状態がクリック機構(図示せず)によって小さい力で
保持される。リテーナー蓋部52は、通常、固形物殺菌
ステーション12、リテーナー洗浄ステーション16、
充填ステーション10において開放状態にあり、特に、
固形物殺菌後の無菌搬送トンネル(図示せず)内に紫外
線照射装置(図示せず)を備えている場合には、当該ト
ンネル内においては必ず閉鎖状態にしておく必要があ
る。これにより、紫外線による固形物の品質劣化を防止
する。
【0022】固形物排出ステーション14の排出部15
2において、図11に示すように、リテーナーRが公知
の検出装置(図示せず)からのリテーナー検出信号等に
よって停止し、エアシリンダー311の伸張作動によっ
てリテーナー底開放突起310が上流側すなわち図10
の上方へ移動し、リテーナー底開放突起310が底開放
ローター70に係合し、リテーナー底部50が開放さ
れ、殺菌された固形物EがリテーナーRから落下して製
品容器Cに入る。その後、図12に示すように、リテー
ナー底開放突起310はさらに上流側へ移動し、リテー
ナー底開放突起310が底開放ローター70と係合しな
くなり、リテーナー底部50は再び閉塞状態になる。そ
の後、図13に示すように、リテーナーRは下流側への
移動を再開し、一方、エアシリンダー311は短縮作動
し、リテーナー底開放突起310が下流側へ移動して図
10と同じ状態になる。
【0023】図1及び図2に示すように、リテーナー洗
浄ステーション16においても、リテーナー蓋開放突起
300、リテーナー蓋閉塞突起302、及びリテーナー
底部開放突起310が設けられ、リテーナー蓋部52及
びリテーナー底部50の開放が同時に行われ、閉塞関係
の無くなったリテーナー筒部48、リテーナー底部5
0、及びリテーナー蓋部52Rが洗浄され、再びリテー
ナー底部50が閉塞状態に戻される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の固形物含有食品の殺菌装置の
平面図である。
【図2】本発明の実施例の固形物含有食品の殺菌装置の
斜視図ある。
【図3】本発明の実施例の固形物含有食品の殺菌装置に
おけるリテーナー集約部の斜視図である。
【図4】本発明の実施例のリテーナー及びその保持機構
の垂直断面図である。
【図5】本発明の実施例のリテーナー及びその保持機構
の平面図である。
【図6】本発明の実施例のリテーナー及びその保持機構
の水平断面図である。
【図7】本発明の実施例のリテーナー及びその開閉機構
の作動説明図であって、蓋部及び底部が閉鎖した状態で
ある。
【図8】本発明の実施例のリテーナー及びその開閉機構
の作動説明図であって、蓋部が開放された状態で、底部
が閉鎖した状態である。
【図9】本発明の実施例のリテーナー及びその開閉機構
の作動説明図であって、蓋部が開放された状態で固形物
を充填した状態を示す。
【図10】本発明の実施例のリテーナー及びその開閉機
構の作動説明図であって、蓋部及び底部が閉鎖した状態
を示す。
【図11】本発明の実施例のリテーナー及びその開閉機
構の作動説明図であって、蓋部が閉塞状態で、底部が開
放された状態を示す。
【図12】本発明の実施例のリテーナー及びその開閉機
構の作動説明図であって、蓋部及び底部が閉鎖した状態
を示す。
【図13】本発明の実施例のリテーナー及びその開閉機
構の作動説明図であって、蓋部及び底部が閉鎖した状態
を示す。
【符号の説明】
E 固形物 R リテーナー C 製品容器 1 固形物含有食品の殺菌装置 10 充填ステーション 11 リテーナー昇降ステーション 12 固形物殺菌ステーション 14 固形物排出ステーション 16 リテーナー洗浄ステーション 18 製品容器供給セクション 20 搬送路 22 蓋供給セクション 24 製品容器密封包装セクション 26 冷却セクション 28 パッキングセクション 42 走行体 44 支持アーム 46 通気孔 48 リテーナー筒部 50 リテーナー底部 52 リテーナー蓋部 70 ローラー 100 走行レール100 104 チエーン 122 予備加熱部 150 リテーナー集約部 152 排出部 160 切換部 200 製品搬送路 300 リテーナー蓋開放突起 302 リテーナー蓋閉塞突起 310 リテーナー底部開放突起 320 スプロケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五領田 俊雄 神奈川県横浜市神奈川区台町11−26 ライ オンズマンション台町503 (72)発明者 山田 守夫 神奈川県横浜市保土ヶ谷区権太坂1−51− 4 Fターム(参考) 4B021 LA41 LP01 LP07 LT01 LT02 LT03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レール上を走行する走行体と、該走
    行体によって支持されたリテーナーと、複数の前記リテ
    ーナーを連結する連結部材とを有し、 前記リテーナーが、前記走行体に支持された側部と、前
    記走行体に軸支され前記側部の底部を開放可能に閉塞す
    る底部とを含み、 前記連結部材によって連結されたリテーナーを連結され
    たままの状態で一体的に搬送し、連結されたままの状態
    で一体的に殺菌することを特徴とする固形物含有食品の
    殺菌包装装置。
  2. 【請求項2】 前記走行体に軸支されリテーナーの前記
    側部の上部を開放可能に閉塞する蓋部を有することを特
    徴とする請求項1に記載の固形物含有食品の殺菌包装装
    置。
  3. 【請求項3】 前記底部が、エアシリンダーによって発
    生する駆動力によって開閉の少なくとも一方が行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載の固形物含有食品の殺
    菌包装装置。
  4. 【請求項4】 前記蓋部が、リテーナーが移動すること
    によって発生する駆動力によって開閉の少なくとも一方
    が行われることを特徴とする請求項2に記載の固形物含
    有食品の殺菌包装装置。
  5. 【請求項5】 前記底部の開放作動における後縁部が直
    線であることを特徴とする請求項1に記載の固形物含有
    食品の殺菌包装装置。
  6. 【請求項6】 前記連結部材がチエーンであり、該チエ
    ーンが、その長さより短い間隔で前記走行レールに沿っ
    て配置されたスプロケットによって駆動制御されること
    を特徴とする請求項1に記載の固形物含有食品の殺菌包
    装装置。
  7. 【請求項7】 前記底部が、通気孔を有していることを
    特徴とする請求項1に記載の固形物含有食品の殺菌包装
    装置。
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