JP2001016690A - 圧電振動体及び圧電発音体 - Google Patents

圧電振動体及び圧電発音体

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JP2001016690A
JP2001016690A JP11185835A JP18583599A JP2001016690A JP 2001016690 A JP2001016690 A JP 2001016690A JP 11185835 A JP11185835 A JP 11185835A JP 18583599 A JP18583599 A JP 18583599A JP 2001016690 A JP2001016690 A JP 2001016690A
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JP
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piezoelectric
piezoelectric element
diaphragm
plate
hole
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JP11185835A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Watabe
嘉幸 渡部
Yukihiro Matsui
幸弘 松井
Shigeo Ishii
茂雄 石井
Fumihisa Ito
文久 伊藤
Hiroaki Uenishi
広明 植西
Daisuke Kaino
大助 戒能
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧電素子板21が貼着された振動板22は周縁
を接着剤11aによって固定しているため振幅を大きく
するためには圧電素子板21に大電力を供給しなければ
ならず、特に電池駆動の場合には電池の消耗測度が速く
なる。 【解決手段】圧電素子板21の中央部分に圧電素子板2
1を貫通する穴20を形成して圧電素子板内に生じる応
力を緩和するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等に用い
られる圧電発音体及び該圧電発音体に組み込まれる圧電
振動体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧電振動体を組み込んだ
圧電発音体としては、例えば特開平6−86389号公
報により、円形の箔状振動板に同じく円形の薄板状の圧
電素子を同心状に貼着した圧電振動体を、圧電振動体の
振動板の周縁を全周に亙ってケーシング内に固定したも
のが知られている。このものでは有底円筒状のケーシン
グの内周面に段部を形成し、上記圧電振動体の振動板を
ケーシングの段部に載置し、更にシリコン系樹脂等の接
着剤により振動板の周縁を全周に亙ってケーシングの内
周面に固定している。該圧電発音体は振動板に貼着した
圧電素子に音声信号等の交流電圧を印加すると圧電素子
が振動し、その振動が振動板に伝達されて発音する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の圧電発音体
では振動板の周縁を全周に亙って固定しているので振動
板が振動する際には振動板の中央部分が頂部になるよう
に湾曲する。圧電素子は振動板に貼着されているので振
動板が振動するためには圧電素子も振動板と同じく湾曲
しなければならない。ところが、圧電素子はセラミック
で形成されており、そのため振動板よりもはるかに変形
しづらく、圧電素子が振動板の振動を抑制するように作
用する。振動が抑制されると発音される音量が小さくな
るので、発音量を大きくするためには圧電素子を湾曲さ
せる大きな電力を圧電素子に供給しなければならない
が、バッテリー駆動の携帯電話等に圧電発音体を使用し
ている場合にはバッテリーの寿命が短くなるという不具
合が生じる。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、消
費電力を増加させることなく音量を大きくすることので
きる圧電振動体及び圧電振動体を組み込んだ圧電発音体
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による圧電振動体は、箔状振動板に薄板状の圧
電素子を貼着した圧電振動体において、該圧電素子の中
央部分に該圧電素子を貫通する穴を形成したことを特徴
とする。
【0006】円板状の圧電素子を湾曲させる場合に上記
のように圧電素子の中央部分に貫通する穴を形成してお
くと中央部分での拘束がなくなり、湾曲しやすくなる。
【0007】したがってこのような圧電振動体を、振動
板の周縁を全周に亙ってケーシング内に固定することに
よりケーシング内に組み込んだ圧電発音体では圧電素子
に供給する電力が小さくでも大きな音量の発音を得るこ
とができる。。
【0008】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は樹脂を射出
成形したケーシングであり有底円筒状に形成されてい
る。該ケーシング1の内周面には略全周に亙って段部1
1が形成されている。また、該ケーシング1の周壁の一
部を切除してケーシング1の内外を連通する切り欠き溝
12を形成した。尚、ケーシング1の底部13にはダン
パとして機能する多数の細孔14が貫設されている。2
は圧電振動体であり、両側の主面に電極が蒸着された圧
電素子板21と、該圧電素子板21が貼着された金属箔
からなる振動板22とから構成されている。該圧電素子
板21の中央部分には圧電素子板21を貫通する穴20
が貫設されている。図1に示すように圧電素子板21が
振動板22の下側に位置する姿勢で圧電振動体2をケー
シング1内にセットし、振動板22の周縁が段部11に
載置されるようにした。ところで、圧電素子板21の主
面のうち振動板22と反対側に位置する主面の電極と、
他方の電極に電気的に接続されている振動板22との各
々にリード線21a・21bが半田付けされており、圧
電振動体2をケーシング1内にセットする際、これらリ
ード線21a・21bが切り欠き溝12を通るようにす
る。そして図2に示すように振動板22の周縁を段部1
1に載置すると、シリコン系樹脂からなる接着剤11a
を用いて振動板22の周縁をケーシング1の内周面に固
定する。また、該接着剤11aを切り欠き溝12内に充
填してリード線21a・21bを固定すると共に切り欠
き溝12を閉塞するようにした。接着剤11aが硬化し
た後ケーシング1を図1に示す状態から上下反転させ、
図2に示す状態にして携帯電話等の筐体3に対して超音
波接着法により固定する。リード線21a・21bに交
流電圧を印加すると交流信号の電界に比例して圧電素子
板21が面直角方向に振動し、その結果振動板22は面
直角方向に振動して発音される。
【0009】上記のように圧電素子板21の中央部分に
穴20を形成した圧電振動体の特性を図3を参照して説
明する。尚、本実施の形態では厚みが0.02mmの圧
電素子板21を、厚みが0.015mmの金属製の振動
板に貼着したものを圧電振動体として用いている。ま
た、圧電振動板21の直径は振動板22の直径の78%
に相当する寸法である。該圧電振動板21の直径をDと
し、中央部分の穴20の直径をdとし、dを変化させた
場合の振動板22の振幅の相対変化を図3(a)に示
す。穴20の直径dを0から順次大きくしていくと、圧
電振動板21に供給する電気振動の大きさが一定であっ
ても振幅が大きくなり、即ち大きな音量を発音する。d
/Dが0.22を超えると圧電振動板21の振動面積が
少なくなりすぎるため振幅は穴20を設けない従来のも
のより小さくなる。尚、d/Dが0.22以下であれば
図3(b)に示すように共振周波数を低くすることがで
きる。一般に、圧電振動体を用いた圧電発音体では共振
周波数が高いため低音領域で十分な音圧が得られない傾
向にあるが、共振周波数が下がることにより低音の音圧
をあげることができる。また、d/Dが0.22以下で
あれば図3(C)に示すように最大内部応力を下げるこ
とができる。
【0010】ところで上記実施の形態では振動板として
金属箔を用いたが樹脂製のフィルムで振動板を形成して
もよい、尚その際にはリード線21bは圧電素子板21
の電極に半田付けする。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、圧電振動体の圧電素子に穴を貫設したので、圧電素
子に穴を有さない従来の圧電発音体に比べて印加される
交流信号に対する振幅を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電発音体の構成を示す分解斜視図
【図2】圧電振動体の構成を示す断面図
【図3】穴の大きさに伴う各種特性の変化を示す図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 圧電振動体 20 穴 21 圧電素子板 22 振動板
フロントページの続き (72)発明者 石井 茂雄 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 伊藤 文久 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 植西 広明 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 戒能 大助 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 Fターム(参考) 5D004 AA07 BB01 CC06 CD07 CD10 DD01 5D107 AA02 BB08 CC02 CC10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箔状振動板に薄板状の圧電素子を貼着
    した圧電振動体において、該圧電素子の中央部分に該圧
    電素子を貫通する穴を形成したことを特徴とする圧電振
    動体。
  2. 【請求項2】 圧電素子に貫設する穴の直径を圧電素
    子の直径の22%以下にしたことを特徴とする請求項1
    記載の圧電振動体。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の
    圧電振動体を、振動板の周縁を全周に亙ってケーシング
    内に固定することによりケーシング内に組み込んだこと
    を特徴とする圧電発音体。
JP11185835A 1999-06-30 1999-06-30 圧電振動体及び圧電発音体 Withdrawn JP2001016690A (ja)

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Effective date: 20060905