JP2001016375A - ファクシミリ装置、通信装置、及び、記録制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置、通信装置、及び、記録制御方法

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JP2001016375A
JP2001016375A JP11186731A JP18673199A JP2001016375A JP 2001016375 A JP2001016375 A JP 2001016375A JP 11186731 A JP11186731 A JP 11186731A JP 18673199 A JP18673199 A JP 18673199A JP 2001016375 A JP2001016375 A JP 2001016375A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類のインクカートリッジの中から所望
のカートリッジを選択使用する記録部を有し、モノクロ
とカラーのファクシミリ画像が受信可能なファクシミリ
装置において、受信ファクシミリ画像の種類と装着カー
トリッジの種類に応じて適切なインク残量検出を行なっ
たり、適切な受信ファクシミリ画像記録制御を行なうこ
とができる装置と方法を提供することである。 【解決手段】 モノクロとカラーのファクシミリ画像を
受信記録する際に、受信した画像がカラー画像であるか
或いはモノクロ画像であるかを判別し、複数の記録能力
から1つを選択して記録を行なうことが可能なインクジ
ェット記録部に対して現在装着されているのカートリッ
ジの種類を判別し、これらの判別結果に従って、受信フ
ァクシミリ画像をその記録部によって自動的に記録する
か、或いは、画像メモリなどに格納するかを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置、
通信装置、及び、記録制御方法に関し、特に、例えば、
モノクロファクシミリ画像と、カラーファクシミリ画像
の双方の伝送および記録が可能なファクシミリ装置、通
信装置、及び、記録制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ITU−TのT.30規格の
ファクシミリ伝送手順に基づいて二値のモノクロファク
シミリ伝送を行うとともに、独自の手順によってカラー
ファクシミリ伝送を行うことができる装置があった。
【0003】また近年、ITU−Tの規格において、カ
ラーファクシミリ伝送手順が標準化された。
【0004】これに伴って、標準化されたファクシミリ
伝送手順に基づいて、モノクロとカラーのファクシミリ
伝送を行うことができる装置も提案されている。
【0005】一方、ファクシミリ装置の記録部として応
用可能なインクジェットプリンタには、モノクロ記録専
用のモノクロカートリッジ、イエロ、マゼンダ、シア
ン、ブラックのインクを備えモノクロとカラー記録が可
能なカラーカートリッジ、写真画像などをより鮮明に記
録することができるように特別な組成のインクを収容し
た写真記録用カラーカートリッジなど、複数の種類のカ
ートリッジの中のひとつをユーザが選択できるようにな
っているものがある。
【0006】モノクロのファクシミリ伝送が可能であっ
て、かつ、ユーザが上記のようにモノクロとカラーのカ
ートリッジを選択できる記録部を有するファクシミリ装
置は既に多数提案されている。このような装置では、モ
ノクロのファクシミリ受信画像を記録したとき、画像が
正常に記録できたか否かを判断するために、例えば、特
開平9−94981号公報で提案されているように、ブ
ラックインクの残量検知を行うことが望ましい。また、
ブラックインクの残量検知の結果、ブラックインクがな
くなったことを検出したならば、それ以降のモノクロの
ファクシミリ受信画像は自動的に記録せずに、その受信
画像をファクシミリ装置の画像メモリに格納する(メモ
リ代行受信)装置も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モノク
ロとカラーのファクシミリ伝送が可能であって、かつ、
ユーザが上記のようにモノクロとカラーのカートリッジ
を選択できる記録部を有するファクシミリ装置におい
て、例えば、カラーカートリッジが装着されている状態
で、モノクロファクシミリ画像を受信してその画像を自
動記録したならば、ブラックインクのみの残量検知を行
い、カラーファクシミリ画像を受信してその画像を自動
記録したならば、カラー記録に必要な複数色のインクの
残量検知を行うものはなかった。
【0008】また、モノクロまたはカラーのインク残量
検知によって、例えば、カラー画像を記録するのに必要
なイエロのインクだけがない状態で、カラーファクシミ
リ画像を受信したならば、いわゆるメモリ代行受信する
が、同じ状態でモノクロファクシミリ画像を受信したな
らば、ブラックインクを使って自動記録を行うような装
置もなかった。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、例えば、ユーザがモノクロカートリッジ、カラ
ーカートリッジ、写真記録用カラーカートリッジの中か
ら所望のカートリッジを選択できるような記録部を有
し、モノクロとカラーのファクシミリ画像が受信可能な
ファクシミリ装置において、受信ファクシミリ画像の種
類と装着されているカートリッジの種類に応じて適切な
インク残量検出を行なったり、適切な受信ファクシミリ
画像記録制御を行なうことができるファクシミリ装置、
通信装置、及び、記録制御方法を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のファクシミリ装置は以下の構成からなる。
【0011】即ち、モノクロとカラーのファクシミリ画
像の受信記録が可能であって、複数の記録能力から1つ
を選択して記録を行なうことが可能な記録部を備えたフ
ァクシミリ装置であって、受信したファクシミリ画像が
カラー画像であるか或いはモノクロ画像であるかを判別
する第1判別手段と、前記記録部の記録能力を判別する
第2判別手段と、前記受信ファクシミリ画像を格納する
記憶手段と、前記第1及び第2判別手段による判別結果
に従って、前記受信ファクシミリ画像を前記記録部によ
って自動的に記録するか、或いは、前記記憶手段に格納
するかを制御する制御手段とを有することを特徴とする
ファクシミリ装置を備える。
【0012】なお、前記記録部はインクジェット記録ヘ
ッドを備えていることが好ましい。
【0013】さらに、インクジェット記録ヘッドには、
モノクロ記録用の第1の記録ヘッドとカラー記録用の第
2の記録ヘッドとがあり、(1)第1の記録ヘッドとブ
ラックインクを収容するインクタンクとで第1のカート
リッジを構成し、(2)第2の記録ヘッドと、ブラック
インク、シアンインク、マゼンタインク、イエロインク
を夫々収容する複数のインクタンクとで第2のカートリ
ッジを構成し、(3)第2の記録ヘッドと、第2のカー
トリッジに含まれるインクとは濃度が異なり、高品位な
カラー画像記録に適したブラックインク、シアンイン
ク、マゼンタインク、イエロインクを夫々収容する複数
のインクタンクとで第3のカートリッジを構成すると良
い。
【0014】このような構成の場合、前記記録部は、第
1〜第3のカートリッジのいづれかを装着する装着手段
と、その装着されたカートリッジの残量インクの有無を
検出する検出手段とを備えると良い。この場合、前記第
2判別手段は、装着されたカートリッジの種類を判別す
ることになる。
【0015】すると、前記記録部には、第2判別手段の
判別結果に従って、第2のカートリッジが装着されてい
ることが判別された場合、第1判別結果に従って、残量
インクの有無を検出対象となるインクを選択して残量イ
ンクの有無を検出するよう前記検出手段を制御する検出
制御手段をさらに備えることが好ましい。
【0016】さらに、前記制御手段は、検出手段の検出
結果に従って、受信ファクシミリ画像を記憶手段に格納
するよう制御すると良い。
【0017】また、第1判別手段によってモノクロ画像
の受信が判別された場合、第2判別手段が第3のカート
リッジが装着されていることを判別すると、受信ファク
シミリ画像を記憶手段に格納するよう制御しても良い
し、第1判別手段によってカラー画像の受信が判別され
た場合であって、第2判別手段が第1或いは第3のカー
トリッジが装着されていることを判別すると、受信ファ
クシミリ画像を記憶手段に格納するよう制御しても良い
し、第1判別手段によってモノクロ画像の受信が判別さ
れ、第2判別手段によって第2のカートリッジが装着さ
れていることが判別され、かつ、検出手段によってブラ
ックインクが残存しないことが検出された場合、予め装
置に設定された条件に従って、プロセスブラックを用い
て受信ファクシミリ画像を記録するか或いは記憶手段に
格納するように制御しても良い。
【0018】なお、前記インクジェット記録ヘッドは、
熱エネルギーを利用してインクを吐出するために、イン
クに与える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体
を備えていることが好ましい。
【0019】さらに、記憶手段に格納された受信ファク
シミリ画像を記録するよう記録部に指示する指示手段
や、受信したファクシミリ画像の各頁毎にモノクロ画像
かカラー画像かを識別するための情報を保持する保持手
段を備えることが好ましい。
【0020】また他の発明によれば、モノクロとカラー
の画像の受信記録が可能であって、複数の記録能力から
1つを選択して記録を行なうことが可能な記録部を備え
た通信装置であって、前記画像を通信回線から受信する
受信手段と、受信した画像がカラー画像であるか或いは
モノクロ画像であるかを判別する第1判別手段と、前記
記録部の記録能力を判別する第2判別手段と、前記受信
画像を格納する記憶手段と、前記第1及び第2判別手段
による判別結果に従って、前記受信画像を前記記録部に
よって自動的に記録するか、或いは、前記記憶手段に格
納するかを制御する制御手段とを有することを特徴とす
る通信装置を備える。
【0021】さらに他の発明によれば、モノクロとカラ
ーの画像の受信記録制御を行なう記録制御方法であっ
て、前記画像を通信回線から受信する受信工程と、受信
した画像がカラー画像であるか或いはモノクロ画像であ
るかを判別する第1判別工程と、複数の記録能力から1
つを選択して記録を行なうことが可能な記録部に対して
現在選択されている記録能力を判別する第2判別手段
と、前記第1及び第2判別手段による判別結果に従っ
て、前記受信画像を前記記録部によって自動的に記録す
るか、前記受信画像を画像メモリに格納するかを制御す
る制御工程とを有することを特徴とする記録制御方法を
備える。
【0022】さらにまた他の発明によれば、モノクロと
カラーの画像の受信記録制御を実行するプログラムを格
納したコンピュータ可読媒体であって、前記プログラム
は、前記画像を通信回線から受信する受信処理を実行す
るコードと、受信した画像がカラー画像であるか或いは
モノクロ画像であるかを判別する第1判別処理を実行す
るコードと、複数の記録能力から1つを選択して記録を
行なうことが可能な記録部に対して現在選択されている
記録能力を判別する第2判別処理を実行するコードと、
前記第1及び第2判別処理による判別結果に従って、前
記受信画像を前記記録部によって自動的に記録するか、
前記受信画像を画像メモリに格納するかを制御する制御
処理を実行するコードとを有することを特徴とするコン
ピュータ可読媒体を備える。
【0023】以上の構成により本発明は、モノクロとカ
ラーのファクシミリ画像のような画像を受信記録する際
に、受信した画像がカラー画像であるか或いはモノクロ
画像であるかを判別し、複数の記録能力から1つを選択
して記録を行なうことが可能な記録部に対して現在選択
されているの記録能力を判別し、これらの判別結果に従
って、前記受信画像を前記記録部によって自動的に記録
するか、或いは、画像メモリなどの記憶手段に格納する
かを制御する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の代表的な実施形態であるイ
ンクジェット方式に従った記録ヘッドによって記録を行
なう記録部を備えたファクシミリ装置の構成を示す側断
面図である。このファクシミリ装置は、モノクロファク
シミリデータとカラーファクシミリデータの送受信が可
能となっている。
【0026】図1を参照して、ファクシミリ装置の概略
構成について説明する。図1において、Aは原稿を光学
的に読み取る読取部、Bはインクジェット方式に従って
記録を行なう記録部、Cは給紙カセットに積載された記
録紙P等の記録媒体を1枚づつ分離して記録部Bに供給
する給紙部である。
【0027】まず、記録紙Pの流れについて説明する。
記録紙Pの搬送経路は矢印Gで示す通りである。即ち、
給紙部Cの給紙カセット1に積載された記録紙Pは、給
紙ローラ2およびリタードローラ3によりピックアップ
され、給紙ローラ2によって記録部Bに送り込まれる。
記録部Bでは記録ヘッド5により記録紙Pにインクを吐
出して記録を行いつつ、その記録に合わせて記録紙Pを
搬送する。そして、記録が終了すると、排紙ローラ6に
よって記録紙Pを排紙スタッカ7に排出積載する。
【0028】次に、給紙部Cの具体的な構成について説
明する。
【0029】図1において、記録紙Pを複数枚積載収納
する給紙カセット1には記録紙Pを積載する中板4を備
えている。中板4は給送ローラ2と対向配置されている
中板バネ10により裏面より上方に付勢されている。ま
た、中板4は給紙待機時においてはカムなどにより下方
へ押圧され記録紙Pが少なくなったり無くなった時には
容易に継ぎ足し可能な構造になっている。
【0030】一方、記録信号を検知し、給紙動作を開始
する時は、カム等による中板4の下方押圧が解除され、
記録紙Pは給紙ローラ2によってピックアップされる。
リタードローラ3は給紙ローラ2と対向する位置にあり
中板4と連動して記録紙Pの位置を変える。給紙動作を
行う時は、中板4によって付勢され、給紙ローラ2でピ
ックアップされた記録紙PをJ部で給紙ローラ2との協
働作用によって最上側の1枚のみを分離給送する。分離
給送された記録紙Pは給送ローラ2に十分巻き付くよう
に挟持しながら記録部Bに搬送される。
【0031】さらに、記録部Bで記録された記録紙Pの
排出機構を説明する。
【0032】排紙ローラ6で排出された記録紙Pは、排
紙スタッカ7に排紙積載される。排紙スタッカ7は、ヒ
ンジK部を回転中心とする排紙補助トレイ9が設けられ
ており、使用する記録紙Pが長尺である場合に回転させ
て、排紙スタッカを記録紙排紙方向へ長くさせることが
出来る。さらに、排紙スタッカ7は、給紙カセット1の
カバーを兼ねる構造になっている。なお、排紙スタッカ
7と排紙補助トレイ9には複数のリブ(不図示)が設け
られており記録がなされた記録紙Pはそれらの複数のリ
ブ上を摺動し、順次積載される。
【0033】さらに、画像原稿Sの流れについて説明す
る。
【0034】原稿搬送路は図1に矢印Fで示す通りであ
る。図1において、画像原稿Sはその画像面を下側にし
て原稿積載トレイ41に積載される。原稿積載トレイ4
1に積載された画像原稿Sはその幅方向に移動可能なス
ライダ42によって位置決めが行われる。画像原稿Sが
原稿積載トレイ41に積載されると、その原稿は予備搬
送押圧片43によって上方から予備搬送バネ44により
押圧され、分離ローラ46との協働作用により捌いて予
備搬送される。
【0035】次に、予備搬送された画像原稿Sは、分離
片45と上方からADFバネ47によって押圧された分
離ローラ46との協働作用により、下側から1枚ずつ分
離搬送する。さらに、分離ローラ46は分離された画像
原稿Sを読み取り位置に搬送させる役割を兼ねている。
このようにして分離ローラ46で読み取り位置まで分離
搬送された画像原稿Sに描かれた画像は、光電変換セン
サ48に読み取られる。さて、CSローラ49はその上
方よりCS押圧バネ50により、光電変換センサ48の
読み取りラインにそって付勢されており、分離搬送され
た画像原稿Sを読み取りラインに密着させている。さら
に、CSローラ49は画像原稿Sの副走査方向(画像原
稿の搬送方向)の読み取り速度を決めるとともに、読み
取りを終了した画像原稿Sを排出する役割を兼ねてい
る。最後に、排出された画像原稿Sは原稿排紙トレイ5
1に排紙積載される。なお、原稿排紙トレイ51は装置
本体に着脱可能な構造になっている。
【0036】図2は記録部Bの詳細な構成を示す立体斜
視図である。図2に示すように、記録ヘッド5は、イン
クタンクを内蔵し、インクが無くなったときに記録ヘッ
ドごと新品と交換し得るカートリッジ式の記録ヘッドで
ある。なお、このような構成のカートリッジの他にイン
クが無くなったときにインクタンクのみを取り外して、
新品のインクタンクと交換することのできる構成のカー
トリッジを用いても良い。
【0037】ここで、記録ヘッドからのインク吐出原理
について説明する。その記録ヘッドは、一般に微細な液
体吐出口(オリフィス)、液路およびこの液路の一部に
設けられるエネルギー作用部と、その作用部にある液体
に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー
発生部とを備えている。
【0038】このエネルギー発生部としてはピエゾ素子
等の電気機械変換体を用いたもの、レーザ等の電磁波を
照射して、そこにある液体に吸収させて発熱さて、その
発熱による作用で液滴を吐出、飛翔させるようにしたも
の、あるいは電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるようにしたもの等がある。その中でも熱エ
ネルギーによって液体を吐出させる方式を用いた記録ヘ
ッドは、記録用の液滴を吐出して飛翔用液滴を形成する
ための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列するこ
とができるために高解像度で記録を行なうことが可能で
ある。
【0039】また、電気熱変換体をエネルギー発生部と
して用いた記録ヘッドは、全体的な小型化も容易で、か
つ、最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向
上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分
に活用でき、長尺化及び面状化(2次元化)が容易であ
ること等から、マルチノズル化、高密度実装化が容易
で、しかも大量生産が可能で、製造コストも安価にする
ことが可能である。
【0040】このようにエネルギー発生部に電気熱変換
体を用い、半導体製造プロセスを経て製造された記録ヘ
ッドは、一般には各インク吐出口に対応した液路を設
け、その液路ごとに液路を満たす液体に熱エネルギーを
作用させて、対応するインク吐出口から液体を吐出して
飛翔用液滴を形成する手段としての電気熱変換体が設け
られ、各液路には、各液路に連通さている共通液室から
液体が供給される構造となっている。
【0041】さらに続いて図2を参照して、記録部Bの
構成を説明する。
【0042】図2において、キャリッジ15は記録ヘッ
ド5を精度良く保持しながら、記録紙Pの搬送方向(副
走査方向、矢印G方向)とは直交する方向(主走査方
向、矢印H方向)に往復移動させる。また、キャリッジ
15は、ガイド棒16と突き当て部15aにより摺動自
在に保持されている。キャリッジ15の往復移動は、キ
ャリッジモータ30(不図示)によって駆動されるプー
リ17およびタイミングベルト18によって行われ、こ
の時に記録ヘッド5に与えられる記録信号や電力は、フ
レキシブルケーブル19によって装置本体の電気回路よ
り供給されている。記録ヘッド5とフレキシブルケーブ
ル19とは互いの接点を圧接して接続している。
【0043】また、記録部Bのキャリッジ15のホーム
ポジションにはキャップ20が設けられインク受け手段
として機能する。キャップ20は必要に応じて上下し、
上昇時は記録ヘッド5に密着しそのノズル部を覆いイン
クの蒸発やゴミの付着を防止する。
【0044】さて、この装置では、記録ヘッド5とキャ
ップ20とが相対的に対向した位置となるように位置決
めするために、装置本体に設けられたキャリッジホーム
センサ21とキャリッジ15に設けられた遮光板15b
が用いられている。キャリッジホームセンサ21は透過
型のフォトインタラプタが用いられ、キャリッジ15が
移動して待機位置まで移動した時に、キャリッジホーム
センサ21の一部から照射された光が遮光板15bによ
ってその透過が遮られることを利用して、記録ヘッド5
とキャップ20とが相対的に対向した位置にあることを
検知する。
【0045】記録紙Pは図中下側より上方へ給紙され、
給送ローラ2および紙ガイド22によって水平方向に曲
げられて、矢印G方向(副走査方向)に搬送される。給
送ローラ2および排紙ローラ6は夫々、記録モータ(不
図示)によって駆動され、必要に応じてキャリッジ15
の往復移動と連動して高精度に記録紙Pを副走査方向に
搬送する。また、副走査方向には撥水性の高い材料でつ
くられ、その刃状の円周部のみで記録紙Pに接触する拍
車23が設けられる。拍車23は排紙ローラ6に対向す
る位置で、軸受部材23aにより主走査方向に所定長離
間して複数箇所に配設されており、記録直後の記録紙上
の未定着画像に接触しても画像に影響を与えずに記録紙
Pをガイドし搬送するようになっている。
【0046】フォトセンサ8は、図3に示すように、キ
ャップ20と記録紙Pの紙端との間に記録ヘッド5のノ
ズル列5cに対向した位置に配置され、記録ヘッド5の
ノズルより吐出されるインク滴を直接光学的に検知する
透過型フォトインタラプタであり、記録ヘッド5のイン
ク無しの状態をその出力から判断できる。
【0047】ここで用いているフォトセンサ8は発光素
子に赤外線LEDを用い、LED発光面にはレンズを一
体成形し、受光素子に向けておおよそ平行に光を投射で
きる。受光素子にはフォトトランジスタが用いられ、受
光素子の受光面にはモールド部材により0.7mm×
0.7mmの穴が光軸上に形成され、受光素子と発光素
子との間全域において検出範囲を高さ方向には0.7m
m、幅方向は0.7mmに絞り込んでいる。また、発光
素子と受光素子とを結ぶ光軸は記録ヘッド5のノズル列
5cと平行に配置され、受光素子と受光素子に間隔は記
録ヘッド5のノズル列5cよりも広く、光軸と記録ヘッ
ド5のノズル列5cの位置が一致すると、記録ヘッド5
の各ノズルから吐出されるインク滴は全て発光素子と受
光素子の間の検出範囲を通過可能な構成となっている。
その検出範囲をインク滴が通過することにより、インク
滴が発光側からの光を遮り、受光側への光量を減少さ
せ、受光素子であるフォトトランジスタの出力の変化が
得られる。
【0048】記録ヘッド5のノズル列とフォトセンサ8
とを相対的に対向した位置となるように位置決めするた
めに、キャップ20との位置決め同様に、装置本体に設
けられたキャリッジホームセンサ21を用いる。
【0049】この実施形態では、図3に示すようにホー
ムポジション(HP)にある記録ヘッド5のノズル列5
cの位置からフォトセンサ8の光軸へ移動する距離
(L)を、キャリッジ15を駆動するモータのステップ
数に換算し、予め記録動作を実行させる制御プログラム
に定数として設定されている。このようにして、ホーム
ポジションを検出した後一定量キャリッジを移動するこ
とにより、記録ヘッド5のインク列の位置とフォトセン
サ8の光軸とが相対的に対向した位置に正確に位置決め
できる。そして、1ページの記録動作開始前或いは終了
後に記録ヘッド5をフォトセンサ8付近に移動させ、図
4に示すように発光素子である赤外線LED81からの
光軸を横切るようにインクの吐出動作を行わせ、インク
の残量検知を行なう。ここでは、吐出インクが光軸を横
切り、フォトセンサ8の受光素子であるフォトトランジ
スタ82へ到達する光を遮断すれば正常にインクの吐出
が行われていると判断される。
【0050】図5は図1に示すファクシミリ装置の制御
構成を示すブロック図である。
【0051】図5において、24は装置全体を制御する
ための制御部であり、制御部24はCPU25と、CP
U25が実行する制御プログラムや各種データを記憶し
ているROM26と、CPU25が種々の処理を実行す
るにあたり作業領域として使用したり、各種データを一
時的に保存するためのRAM27等を有している。
【0052】図5に示すように、記録ヘッド5はフレキ
シブルケーブル19を介して制御部24に接続し、フレ
キシブルケーブル19には制御部24から記録ヘッド5
に対する制御信号線、画像信号線が含まれている。ま
た、フォトセンサ8の出力はA/D変換回路28により
数値化し、CPU25にて解析可能な構成となってい
る。キャリッジモータ30はモータ駆動回路32による
パルスステップ数によって回転可能なモータである。さ
らに、制御部24は、モータ駆動回路33を介しキャリ
ッジモータ30を、モータ駆動回路32を介し搬送モー
タ31を、モータ駆動回路53を介し読取モータ52を
制御し、キャリッジホームセンサ21からの出力を入力
している。
【0053】さらにまた、制御部24は、読取センサ4
8、外部コンピュータ56からの記録命令や記録データ
を受信するプリンタインタフェース54、公衆電話回線
57からの受信データを受け付ける回線制御回路55な
どの画像データの入力装置を接続しており、ファクシミ
リ送受信およびコピー、外部コンピュータのプリンタと
して動作可能となっている。さらにまた、制御部24は
装置利用者が種々の操作や指示を行なう操作パネル58
を接続している。操作パネル58にはメッセージ表示を
行なうためのLCD59が設けられている。
【0054】図6は、フォトセンサ8の電気的構成を示
すブロック図である。
【0055】図6において、81は発光素子である赤外
線LED、82はその赤外光を受光する受光素子である
フォトトランジスタ、83はフォトトランジスタ82の
出力を入力して所定の基準電圧(Vref)と比較する
コンパレータ、84はコンパレータ83から出力される
パルスの継続時間(パルス幅)を計数するパルス幅計数
部である。パルス幅計数部84は入力されるクロック
(基準クロック)のパルス幅を基準パルス幅とし、コン
パレータ83から出力されるパルスの継続時間がその基
準クロックの何サイクル分であるかをカウントし、その
カウント値をパルス幅計数部33の内部レジスタに出力
するような構造となっている。
【0056】さて、記録ヘッド5からインクが吐出され
ていない場合には、発光素子である赤外線LED81か
らの赤外光を遮るものがないために、コンパレータ83
には受光素子であるフォトトランジスタ82からハイ
(H)レベルの信号が入力される。これに対して、記録
ヘッド5からインクの吐出が行われると、その吐出され
たインクが赤外線LED81からの赤外光を遮るので、
フォトトランジスタ82からの出力レベルがだんだんと
降下する。そして、その出力レベルがコンパレータ83
に入力される基準電圧(Vref)を下回ると、コンパ
レータ83からパルス幅計数部33への出力が反転す
る。その後、記録ヘッド5からのインクの吐出が終了す
ると、再び、フォトトランジスタ8からの出力はハイ
(H)レベルとなって、コンパレータ83に入力されて
いる基準電圧(Vref)を上回ると、コンパレータ8
3からパルス幅計数部33への出力が再び反転する。
【0057】このようにして、パルス幅計数部33に
は、吐出されたインクをフォトセンサ8が検知している
時間をパルス幅とするパルスが入力される。上述のよう
に、このパルス幅は基準クロックを用いて計測され、パ
ルス幅計数部33の内部レジスタに格納される。このカ
ウント値は、インク吐出終了後に制御部24のCPU2
5によって読み出され、インク有無の判断に用いられ
る。
【0058】図7は図1に示すファクシミリ装置で用い
る記録ヘッドのノズル構成を示す図である。このファク
シミリ装置では、図7(b)に示すような1列に配され
た128個のノズルを持ち360dpiの解像度で記録
可能なブラックインク専用のモノクロ記録ヘッドと、図
7(a)に示すような64個のブラックインク(K)吐
出用のノズルと、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)の各色インク吐出用に24個ずつのノズルを持
ち360dpiの解像度で記録可能なカラー記録ヘッド
の2種類が使用できるようになっている。このカラー記
録ヘッドでは、これらのノズルは1列に配された構造と
なっている。また、ノズルに対応するインクの色は決ま
っているのでヒートパルスを与えるノズルを選択するこ
とにより吐出するインクの色を選択できる。この2種類
の記録ヘッドを使い分けることにより、ハイスピードの
モノクロ記録とフルカラー記録の2通りの記録を行うこ
とができる。
【0059】この実施形態のファクシミリ装置では、こ
れら2種類の記録ヘッドと、モノクロ記録専用のブラッ
クインクを収容するインクタンク、一般的なカラー記録
を行なうためにイエロ(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)のインクを夫々収容するインク
タンク、及び、写真画像などをより鮮明に記録すること
ができるように特別な組成のインクを収容したインクタ
ンクとを組み合わせ、以下の3種類のカートリッジを選
択的にキャリッジに装着して使用することができる。
【0060】これら3種類のカートリッジとは、(1)
モノクロ記録ヘッドとブラックインクを収容するインク
タンクとを内蔵するモノクロカートリッジ、(2)イエ
ロ、マゼンダ、シアン、ブラックのインクを夫々収容す
るインクタンクとカラー記録ヘッドとを内蔵するカラー
カートリッジ、(3)写真画像用の特別な組成のインク
を収容したインクタンクとカラー記録ヘッドとを内蔵す
る写真記録用カラーカートリッジである。なお、これら
のカートリッジは夫々、前述したように、記録ヘッドと
インクタンクとが一体化したカートリッジでも良いし、
記録ヘッドとインクタンクとが分離するカートリッジで
も良い。
【0061】カラーカートリッジでは一般的なカラー記
録が可能な通常のCMYKインクのセットを用いるが、
写真記録用カラーカートリッジでは通常のCMYKイン
クより濃度が淡色になるような組成の写真記録用インク
セットとを使用する。従って、写真記録用カラーカート
リッジ(淡色のインクを用いるので、淡色カートリッジ
ということもある)を使用した場合、記録ヘッドに印加
するヒートパルスをさらに細かく制御し、通常のCMY
Kインクよりさらに高精細で階調表現性の高いフルカラ
ー記録が可能になる。
【0062】一方、このファクシミリ装置の制御部24
は、どんな種類のカートリッジが装着されたのかをフレ
キシブルケーブル19内の信号線を介して検知する。具
体的には、これらカートリッジのいずれかがキャリッジ
15に装着されたときに、そのカートリッジに設けられ
た接点とキャリッジ内に設けられた接点との接続パター
ンがカートリッジの種類に従って、異なるようになって
おり、これによって、CPU25はその接続パターンよ
り装着されたカートリッジの種類を知ることができる。
【0063】次に以上の構成のファクシミリ装置が実行
するファクシミリ受信処理について説明する。
【0064】図8はファクシミリ受信処理の概要を示す
フローチャートである。この図は、特に、モノクロファ
クシミリ受信とカラーファクシミリ受信を区別するため
の属性を管理する処理を実行する部分を記述している。
【0065】また、図9は、このファクシミリ装置にお
ける受信単位の画像を管理するレコードと個々の画像を
構成するページを管理するレコードの構成(以下、これ
を画像管理レコードという)を示す概念図である。この
画像管理レコードはRAM27の所定領域に確保され
る。
【0066】以下、図8〜図9を用いて、ファクシミリ
受信処理の概要について説明する。
【0067】ファクシミリの受信が開始されると、ま
ず、ステップS101では、図9に示した画像管理レコ
ード(pix m(m=1,M))の領域をひとつ(pix m)確保
し、画像管理レコードのリストに追加する。
【0068】次に、ステップS102では、ステップS
101で領域を確保した画像管理テーブル(pix m)の
属性フィールド(pix attr.)の値をモノクロページの
みから構成されるファクシミリ受信画像であることを示
す属性となるように初期化する。続く、ステップS10
3では、図9に示すページ管理レコード(page n(n=1,
N))の領域をひとつ確保する。
【0069】ここで、もし、そのページ管理レコードが
リストにある1受信単位(pix m)の最初のページ(pag
e 1)ならば、図9の901に示されているように、そ
のページをアドレスするポインタをステップS101で
確保された領域(pix m)のフィールド(page 1のpoint
er)に設定する。これに対して、もし、そのページ管理
レコードが2ページ目以降のものであるならば、図9の
902〜904に示されているように、確保された領域
(pix m)のページ管理レコードのリストにそのページ
をアドレスするポインタを追加する。
【0070】さて、ステップS104では、これから受
信するページがモノクロ画像かカラー画像かを判定す
る。もし、モノクロ画像であるならば、処理はステップ
S105に進み、カラー画像であるならば、処理はステ
ップS107に進む。
【0071】ステップS105では、ステップS103
で確保した領域(page n)のフィールド(page attr.)
にモノクロページを示す属性値を設定する。続く、ステ
ップS106では、モノクロページのファクシミリ画像
を受信し、さらに処理はステップS110に進む。
【0072】一方、ステップS107では、ステップS
103で確保した領域(page n)のフィールド(page a
ttr.)にカラーページを示す属性値を設定する。続く、
ステップS108では、ステップS101で確保した
(pix m)のフィールド(pix attr.)を少なくとも1ペ
ージはカラーページを含むファクシミリ受信画像である
ことを示す属性値に書き換える。そして、ステップS1
09では、カラーページのファクシミリ画像を受信し、
さらに処理はステップS110に進む。
【0073】ステップS110では、ファクシミリ伝送
手順に従って、次ページの受信があるか否かを調べる。
ここで、次ページの受信があるならば、処理はステップ
S103に戻り、次ページの受信がないならば、ファク
シミリ受信処理を終了する。
【0074】次に、ファクシミリ受信画像を自動的に記
録する処理について図10に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0075】まず、ステップS201では、ファクシミ
リ受信画像が、図9に示した画像管理レコードのリスト
に存在するか否かを調べる。ここで、受信画像があると
判定されたならば、そのリストを選択して、処理はステ
ップS202に進み、そうでなければ、処理はステップ
S201に戻る。
【0076】ステップS202では、ステップS201
で選択された画像管理レコードのリストにページが確定
した先頭ページの管理レコードが存在するか否かを調べ
る。ここで、ページが確定した先頭ページが存在するな
らば、処理はステップS203に進み、そうでなければ
処理はステップS201に戻る。
【0077】ステップS203では、ステップS201
で選択された画像管理レコードのリストの属性フィール
ド(pix attr.)に、少なくとも1ページはカラーペー
ジを含むファクシミリ受信画像であることを示す属性値
が設定されているか否かを調べる。ここで、その属性値
がモノクロページのみで構成されることを示すならば、
処理はステップS204に進み、一方、少なくとも1ペ
ージはカラーページを含むファクシミリ受信画像である
ことを示すならば、処理はステップS212に進む。
【0078】次に、ステップS204では、フレキシブ
ルケーブル19を介して、装着されているカートリッジ
の種類がモノクロ記録専用のモノクロカートリッジであ
るか、或いは、カラー記録が可能なカラーカートリッジ
或いは淡色カートリッジであるかを調べる。ここで、装
着記録ヘッドがモノクロ記録専用のモノクロカートリッ
ジならば、処理はステップS211に進み、一方、装着
記録ヘッドがカラー記録可能なものであるならば、処理
はステップS205に進む。
【0079】ステップS205では、装着されているカ
ートリッジが一般的なカラー記録を行なうカラーカート
リッジであるか、或いは、写真記録用の淡色カートリッ
ジであるかを調べる。ここで、通常のカラーカートリッ
ジが装着されていると判別されたならば、処理はステッ
プS206に進み、通常のカラーカートリッジより高価
な淡色カートリッジが装着されていると判別されたなら
ば、処理はステップS210に進む。
【0080】そして、ステップS210では、図9に示
された画像管理レコードのフィールド(pix attr.)
に、メモリ代行受信された画像であることを示す属性値
を設定する。これによって、ステップS201で選択さ
れたリストは自動記録の対象から除外されることにな
り、一般的なプリンタ画像より低い解像度しか要求され
ないファクシミリ画像の記録において高価なインクを使
用することが抑制される。その後、処理はステップS2
01に戻る。
【0081】さて、処理はステップS206において、
この処理を実行する直前のファクシミリ受信画像の自動
記録処理でブラック(K)インクのインクなしが検出さ
れていたかどうかを調べる。ここで、ブラック(K)イ
ンクが残存していれば、処理はステップS207に進
み、ステップS201で選択されたリストに対応する各
ページの記録を自動記録モードで実行する。なお、この
記録処理の詳細は後述する。これに対して、ブラック
(K)インクが残存していなければ、記録不可能と判断
して処理はステップS210に進み、メモリ代行受信を
実行する。
【0082】次に、ステップS208では、ステップS
207で行った選択リストに対応した各ページの記録が
正常に終了したかどうかを調べる。ここで、その記録が
正常に終了したと判断されたならば、処理はステップS
109に進み、正常に記録が終了したファクシミリ受信
画像に対応したリストを図9に示した画像管理レコード
から削除し、その記憶領域を開放する。その後、処理は
ステップS201に戻る。これに対して、記録が正常に
終了したと判断されなければ、処理はステップS210
に進み、メモリ代行受信を実行する。
【0083】また、処理はステップS211において、
この処理を実行する直前のファクシミリ受信画像の自動
記録処理でブラック(K)インクのインクなしが検出さ
れていたかどうかを調べる。ここで、ブラック(K)イ
ンクが残存していれば、処理はステップS207に進
み、ブラック(K)インクが残存していなければ、記録
不可能と判断して処理はステップS210に進み、メモ
リ代行受信を実行する。
【0084】さて、受信画像に少なくとも1ページはカ
ラーページを含むと判定されて、処理がステップS21
2に進んだ場合、まず、フレキシブルケーブル19を介
して、装着カートリッジの種類がモノクロ記録専用のモ
ノクロカートリッジであるかどうかを調べる。ここで、
そのカートリッジがモノクロカートリッジであると判定
された場合、カラーファクシミリ受信画像を記録できな
いため、処理はステップS210に進む。
【0085】これに対して、カラー記録可能なカートリ
ッジが装着されていると判断されると、処理はステップ
S213に進み、さらに、その装着カートリッジが通常
のカラー記録を行なうカラーカートリッジであるか、或
いは、淡色カートリッジであるかを調べる。ここで、通
常のカラーカートリッジが装着されていると判定された
ならば、処理はステップS214に進む。これに対し
て、通常のカラーカートリッジより高価な淡色カートリ
ッジが装着されていると判定されたならば、処理はステ
ップS210に進み、選択されたリストを自動記録の対
象から除外してメモリ代行受信を実行する。これによっ
て、高価なインクの使用が抑制される。
【0086】処理はステップS214において、この処
理の直前のカラーファクシミリ受信画像の自動記録処理
で、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)イン
クのいずれかのインクなしが検出されていたかどうかを
調べる。ここで、CMYインク全てのインクがあると判
定されれば、処理はステップS215に進み、CMYイ
ンクの内、いずれかの色のインクがないと判定されれ
ば、記録不可能と判断して処理はステップS210に進
んで、メモリ代行受信を実行する。
【0087】ステップS215では、さらに、この処理
の直前のファクシミリ受信画像の自動記録処理におい
て、ブラック(K)インクのインクなしが検出されてい
たかどうかを調べる。ここで、ブラック(K)インクが
残存していると判定されれば、処理はステップS207
に進み、ブラック(K)インクがないと判定されれば、
処理はステップS216に進む。
【0088】ステップS216では、CMYインクを使
って、ブラック(K)インクの代わりに黒を発色させる
プロセスブラックの処理がユーザによって許可されてい
るかどうかを調べる。ここで、プロセスブラックの処理
が許可されているならば、処理はステップS207に進
み、その処理が許可されていなければ、記録不可能と判
断して、処理はステップS210に進んで、メモリ代行
受信を実行する。
【0089】次に、ステップS207の記録処理の詳細
を図11に示すフローチャートを参照して説明する。
【0090】まず、ステップS301では、ステップS
201で選択されたリストの先頭ページが確定すること
を待ち合わせ、そのページが確定したならばそのページ
を選択して処理はステップS302に進み、指定された
モードで選択されたページの記録を行う。なお、ページ
記録処理の詳細は後述する。
【0091】次に、ステップS303では、ステップS
302で行ったページの記録が正常に終了したか否かを
調べる。もし、正常終了したと判定されたならば、処理
はステップS304に進み、異常終了したと判定された
ならば、処理はステップS308に進む。
【0092】ステップS304では、選択されたリスト
に対応する受信単位の記録処理が自動記録モードで起動
されたかどうかを調べる。ここで、自動記録モードで起
動されたのであるならば処理はステップS305に進
み、正常記録が終了したページに対応するページ管理レ
コードを図6に示した画像管理レコードから削除し、そ
の領域を開放する。その後、ステップS306に進む。
これに対して、自動記録モードが起動されていないので
あれば、処理はステップS306に進む。
【0093】ステップS306では、ステップS201
で選択されたリストに対応する受信画像に次のページが
あるかどうかを調べる。ここで、次のページがあると判
定されたならば処理はステップS301に戻り、次のペ
ージはないと判定されたならば、処理はステップS30
7に進む。
【0094】そして、ステップS307では、正常終了
の旨を通知(具体的にはステップS208に通知)し
て、記録処理を終了する。また、ステップS308で
は、異常終了の旨を通知(具体的にはステップS208
に通知)して、記録処理を終了する。
【0095】次に、ステップS302のページ記録処理
の詳細を図12に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0096】まず、ステップS401では、ページ記録
処理が自動記録モードで起動されたかどうかを調べる。
ここで、その処理が自動記録モードで起動されたなら
ば、処理はステップS402に進み、自動記録モードで
起動されたのでないならば、カラー画像をモノクロで記
録することや高価なインクを使ってより高精細な画像を
出力することなどがユーザによって許可されたものと判
断し、処理はステップ407に進む。
【0097】次に、ステップS402では、ステップS
301で選択されたリストのページ管理レコードのフィ
ールド(page attr.)に、カラーページであることを示
す属性値が設定されているか否かを調べる。ここで、そ
の属性値がモノクロページを示すならば処理はステップ
S403に進み、カラーページを示すならば処理はステ
ップS405に進む。
【0098】ステップS403では、フレキシブルケー
ブル19を介して、装着カートリッジがモノクロカート
リッジかどうかを調べる。ここで、そのカートリッジが
モノクロカートリッジならば処理はステップS407に
進み、それ以外の種類のカートリッジならば処理はステ
ップS404に進む。
【0099】さらに、ステップS404では、装着カー
トリッジが通常のカラーカートリッジか或いは淡色カー
トリッジかを調べる。ここで、そのカートリッジが通常
のカラーカートリッジであるならば、処理はステップS
407に進み、通常のカラーカートリッジより高価な淡
色カートリッジが装着されていると判別されるならば、
処理はステップS414に進み、ステップS301で選
択されたリストに対応するファクシミリ画像を自動記録
の対象から除外する。これによって、一般的なプリンタ
画像より低い解像度しか要求されないファクシミリ画像
の記録において高価なインクを用いた記録が抑制され
る。そして、記録は正常に記録できないことを通知す
る。この通知はステップS303で判別される。
【0100】一方、ステップS405では、フレキシブ
ルケーブル19を介して、装着カートリッジがモノクロ
カートリッジかどうかを調べる。ここで、そのカートリ
ッジがモノクロカートリッジであるならば、カラーペー
ジ画像を記録できないため、処理はステップS414に
進み、カラー記録可能なカートリッジであるならば処理
はステップS406に進む。
【0101】ステップS406では、装着カートリッジ
が通常のカラーカートリッジであるか或いは淡色カート
リッジであるかを調べる。もし、通常のカラーカートリ
ッジが装着されていると判別されるならば処理はステッ
プS407に進み、通常のカラーカートリッジより高価
な淡色カートリッジが装着されていると判別されるなら
ば処理はステップS414に進み、ステップS301で
選択されたリストに対応するファクシミリ画像を自動記
録の対象から除外する。これによって、高価なインクを
使用したファクシミリ画像記録が抑制される。そして、
記録は正常に記録できないことを通知する。この通知は
ステップS303で判別される。
【0102】さて、ステップS407では、記録ページ
のファクシミリ画像情報をライン毎または特定のブロッ
ク毎に復号化処理し、画像の描画処理を行う。この描画
処理を実行中に、ステップS408では、記録系に異常
が発生しているかどうかを調べ、異常が検出されたなら
ば処理はステップS414に進み、異常が検出されなけ
れば処理はステップS409に進む。そして、ステップ
S409では、1ページ分の記録が終了したかどうかを
調べる。ここで、記録未終了であると判断されれば、処
理はステップS407に戻って描画処理を続行するが、
その記録が終了したと判断されれば処理はステップS4
10に進む。
【0103】ステップS410では、再びページ記録処
理が自動記録モードで起動されたか否かを判定し、自動
記録モードで起動されているならば処理はステップS4
11に進んでインク残量検知処理を実行し、そうでなけ
れば、その処理をスキップして処理はステップS413
に進む。
【0104】さて、ステップS411では、記録したペ
ージがモノクロ記録かカラー記録かに応じたインク残量
検知処理を行う。なお、この処理の詳細は後述する。
【0105】そして、ステップS412では、インク残
量検知処理によって、インクありと判断されたかどうか
を調べる。ここで、インクありと判断されたならば処理
はステップS413に進むが、インクなしと判断された
ならば処理はステップS414に進む。
【0106】そして、ステップS413では、正常終了
の旨を通知(具体的にはステップS303に通知)し
て、ページ記録処理を終了する。また、ステップS41
4では、異常終了の旨を通知(具体的にはステップS3
03に通知)して、ページ記録処理を終了する。
【0107】次に、ステップS411のインク残量検知
処理の詳細を図13に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0108】まず、ステップS501では、フレキシブ
ルケーブル19を介して、装着カートリッジがモノクロ
カートリッジであるか、或いは、カラー可能なカートリ
ッジ(カラーカートリッジ或いは淡色カートリッジ)で
あるかを判定する。ここで、そのカートリッジがモノク
ロカートリッジであるならば、処理はステップS502
に進み、カラー記録可能なカートリッジであるならば、
処理はステップS506に進む。
【0109】ステップS502では、モノクロカートリ
ッジに内蔵された記録ヘッド(図7(b)参照)をフォ
トセンサ8の位置に移動させ、赤外線LED81を発光
させて、ブラック(K)インクの吐出動作を行なわせ
て、ブラック(K)インクの残量検知を行う。前述のよ
うに、この吐出動作はフォトセンサ8の発光素子から受
光素子への光軸を横切るようにして行う。
【0110】次に、ステップS503では、ステップS
502の吐出処理後、パルス幅計数部84のカウント値
に基づいて、ブラック(K)インクの有無を判定する。
ここで、ブラック(K)インクありと判定されたなら
ば、処理はステップS504に進み、ブラック(K)イ
ンクなしと判定されたならば、処理はステップS505
に進む。
【0111】そして、ステップS504ではインクあり
の旨を通知し(ステップS412に通知)、一方、ステ
ップS505ではインクなしの旨を通知し(ステップS
412に通知)、その後、インク残量検知処理を終了す
る。
【0112】さて、ステップS506では、ページ記録
処理していたそのページがモノクロ記録であったか或い
はカラー記録であったかを判別する。ここで、モノクロ
記録であったと判別されたならば処理はステップS50
7に進み、カラー記録であったならば処理はステップS
509に進む。
【0113】次に、ステップS507では、カラー記録
可能なカートリッジ(カラーカートリッジ或いは淡色カ
ートリッジ)に内蔵された記録ヘッド(図7(a)参
照)をフォトセンサ8の位置に移動させ、赤外線LED
81を発光させ、ブラック(K)インクを吐出するノズ
ルにのみヒートパルスを与えインク吐出動作を行なわせ
て、ブラック(K)インクの残量検知を行う。
【0114】次に、ステップS508では、ステップS
507の吐出処理後、パルス幅計数部84のカウント値
に基づいて、ブラック(K)インクの有無を判定する。
ここで、ブラック(K)インクありと判定されたなら
ば、処理はステップS504に進み、ブラック(K)イ
ンクなしと判定されたならば、処理はステップS505
に進む。
【0115】また、処理はステップS509において、
カラー記録可能なカートリッジ(カラーカートリッジ或
いは淡色カートリッジ)に内蔵された記録ヘッド(図7
(a)参照)をフォトセンサ8の位置に移動させ、赤外
線LED81を発光させ、シアン(C)インクに対応す
るノズルにのみヒートパルスを与えインク吐出動作を行
なわせて、シアン(C)インクの残量検知を行う。
【0116】次に、ステップS510では、ステップS
509の吐出動作後、パルス幅計数部84のカウント値
に基づいて、シアン(C)インクの有無を判定する。こ
こで、シアン(C)インクありと判定されたならば、処
理はステップS511に進むが、シアン(C)インクな
しと判定されたならば、処理はステップS505に進
む。
【0117】さらに、ステップS511では、ステップ
S509と同様にして、マゼンタ(M)インクの残量検
知を行う。そして、ステップS512では、ステップS
511の吐出動作後、ステップS510と同様にして、
マゼンタ(M)インクの有無を判定する。ここで、マゼ
ンタ(M)インクありと判定されたならば処理はステッ
プS513に進むが、マゼンタ(M)インクなしと判定
されたならば処理はステップS505に進む。
【0118】さらに、ステップS513では、ステップ
S509と同様にして、イエロ(Y)インクの残量検知
を行う。そして、ステップS514では、ステップS5
13の吐出動作後、ステップS510と同様にして、イ
エロ(Y)インクの有無を判定する。ここで、イエロ
(Y)インクありと判定されたならば処理はステップS
515に進むが、イエロ(Y)インクなしと判定されれ
ば処理はステップS505に進む。
【0119】ステップS515では、ステップS507
と全く同様に、ブラック(K)インクの残量検知を行
う。そして、ステップS516では、ステップS515
の吐出動作後、ステップS508と同様に、ブラック
(K)インクの有無を判定する。ここで、ブラック
(K)インクありと判定されたならば処理はステップS
504に進むが、ブラック(K)インクなしと判定され
れば処理はステップS517に進む。
【0120】そして、ステップS517では、CMYイ
ンクを使ってブラック(K)インクの代わりにブラック
を表現するプロセスブラックの処理がユーザによって許
可されているか否かを調べる。もし、プロセスブラック
の処理が許可されているならば処理はステップS504
に、そうでなければ、記録不可能と判断して処理はステ
ップS505に進む。
【0121】最後に、ユーザがメモリに蓄積されている
画像をマニュアル選択して記録するメモリ照会記録の処
理について、図14に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0122】まず、ステップS601では、ユーザが操
作パネル58を操作し、メモリに蓄積されている複数の
画像の中のひとつを選択する。そして、ステップS60
2において、ステップS601で選択された画像の各ペ
ージの記録を手動記録モードで行うように、図11のフ
ローチャートに示した記録処理を実行する。
【0123】このように手動モードを指定することよ
り、ステップS305のページの消去処理、ステップS
402〜S406のページの種類(カラー画像ページ或
いはモノクロ画像ページ)とカートリッジの種類の組み
合わせによる記録の抑制処理、さらに、ステップS41
1〜S412のインク残量検知処理がスキップされる。
即ち、記録が終了したページが消去されることがなく、
ユーザの指示に応じてカラー画像をモノクロ画像に変換
して記録したり、高価な淡色カートリッジを用いてより
高精細なカラーファクシミリ画像を記録したりすること
ができ、さらに、消去されない画像に対する不必要なイ
ンク残量検知処理を抑制してインクの消費を抑えること
が可能になる。
【0124】従って以上説明した実施形態に従えば、受
信ファクシミリ画像の記録に当たって、装着カートリッ
ジの種類と受信ファクシミリ画像の種類を判別し、その
判別結果に従って、自動的に画像を記録したり、また、
メモリにその画像を蓄積しておきマニュアル指示によっ
て画像を記録するよう制御できるので、例えば、解像度
の低いファクシミリ画像の記録に高価なインクを用いて
勝手に記録がなされてしまうといったことがなくなる。
【0125】さらに、受信ファクシミリ画像の記録に当
たり、カラー記録可能なカートリッジが装着されている
場合には、記録画像の種類に従ってインク残量検出処理
の実行を制御し、例えば、モノクロ画像を記録した場合
には、ブラックインクについてのインク残量検出を、そ
して、カラー画像を記録した場合にのみ全てのインクに
ついてのインク残量検出を行なうので、インク残量検出
処理のために無駄なインク消費が抑制される。
【0126】これにより、インク消費にかかわるランニ
ングコストを抑えることができる。
【0127】なお、以上説明した実施形態では、画像管
理レコードのフィールド(pix attr.)にモノクロペー
ジのみで構成されるファクシミリ受信画像であることを
示す属性値と少なくとも1ページはカラーページを含む
ファクシミリ受信画像であることを示す属性値を設定す
るのに加えて、ページ管理レコードのフィールド(page
attr.)にモノクロページを示す属性値とカラーページ
を示す属性値を設定した。このうち、画像管理レコード
のフィールド(pix attr.)は、ステップS103にお
いて、処理の対象となる受信画像を構成する個々のペー
ジの属性を一括して簡単に識別するために用意されたも
のである。
【0128】しかしながら、画像管理レコードのフィー
ルド(pix attr.)に、モノクロページのみで構成され
るファクシミリ受信画像であることを示す属性値と、少
なくとも1ページはカラーページを含むファクシミリ受
信画像であることを示す属性値を設定するファクシミリ
受信処理(ステップS102およびステップS108)
を削除し、ステップS203において、処理の対象とな
る受信画像を構成する個々のページの属性をすべて調べ
るようにしても、前述の実施形態と全く同様な効果が得
られる。
【0129】また、以上説明した実施形態では、モノク
ロカートリッジ、カラーカートリッジ、写真記録用カラ
ーカートリッジ(淡色カートリッジ)のうちのひとつを
選択して装着できる構成のファクシミリ装置について説
明した。しかしながら、本発明はこれによって限定され
るものではない。例えば、モノクロカートリッジとカラ
ーカートリッジのいづれかを選択的に装着できる構成の
ファクシミリ装置であっても、以上説明した処理におい
て淡色カートリッジのチェックを行っているすべての処
理ステップをスキップするように構成すれば、本発明の
目的を達成することができる。
【0130】さらに、以上説明した実施形態では、イン
クジェット方式の記録部を用いたファクシミリ装置を例
に説明したが、本発明はこれによって限定されるもので
はない。例えば、その記録部に電子写真方式のレーザビ
ームカラープリンタを用い、そのプリンタが例えば、モ
ノクロ記録用のトナーカートリッジと一般カラー記録用
のカラートナーカートリッジと、高精細記録用の超微粒
のカラートナーカートリッジとをユーザが選択して装着
できるような機構を備えていれば、本発明を適用して所
期の目的を達成することができる。
【0131】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0132】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0133】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0134】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0135】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0136】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0137】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましい。これ
らを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピ
ング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、
電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこ
れらの組み合わせによる予備加熱手段などがある。ま
た、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを備えるこ
とも安定した記録を行うために有効である。
【0138】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0139】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0140】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置の形態を取るものであって
も良い。
【0141】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0142】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0143】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、モ
ノクロとカラーのファクシミリ画像のような画像を受信
記録する際に、受信した画像がカラー画像であるか或い
はモノクロ画像であるかを判別し、複数の記録能力から
1つを選択して記録を行なうことが可能な記録部に対し
て現在選択されているの記録能力を判別し、これらの判
別結果に従って、前記受信画像を前記記録部によって自
動的に記録するか、或いは、画像メモリなどの記憶手段
に格納するかを制御するので、そのときの受信画像の種
別と記録能力とに最も適切な記録を行なうことができる
という効果がある。
【0145】例えば、その記録能力がインクジェット記
録ヘッドに用いられる種々のインクを収容したカートリ
ッジの種類、例えば、モノクロ記録専用のブラックイン
クを収容した第1のカートリッジ、カラー記録用のマゼ
ンタ、シアン、イエロ、ブラックインクを収容した第2
のカートリッジ、これらのカラーインクとは異なる濃度
をもつ高品位な画像記録用のマゼンタ、シアン、イエ
ロ、ブラックインクを収容した第3のカートリッジのい
づれかが装着されているかに従って選択される場合、ど
のカートリッジが装着されているかによって、受信画像
を自動記録するか或いは画像メモリに記憶するかを制御
することができる。これにより、例えば、第3のカート
リッジが装着されていて、モノクロ画像を受信した場合
には、自動記録を行なわずにその画像を画像メモリに記
憶するようにできる。
【0146】このような制御によって、受信画像の記録
には不釣合いなインクが不当に消費されることが抑制で
きる。
【0147】また、これらのカートリッジの残量インク
検出についても、例えば、第2のカートリッジが装着さ
れていて、モノクロ画像を記憶した場合には、ブラック
インクについてのみの残量インク検出を行なうように制
御できる。これにより、インク使用が発生していない他
のインクについての残量インク検出が抑制され、不必要
なインク消費を抑制することができ、装置のランニング
コストの削減に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
ト方式に従った記録ヘッドによって記録を行なう記録部
を備えたファクシミリ装置の構成を示す側断面図であ
る。
【図2】図1に示す装置の記録部Bの詳細な構成を示す
立体斜視図である。
【図3】記録部Bのフォトセンサ8の周辺の詳細な構成
を示す図である。
【図4】フォトセンサ8の発光素子である赤外線LED
81の光軸をインクが遮断する様子を示した図である。
【図5】図1に示すファクシミリ装置の制御構成を示す
ブロック図である。
【図6】フォトセンサ8の電気的構成を示すブロック図
である。
【図7】カラー記録ヘッドとモノクロ記録ヘッドのノズ
ル構成を示す図である。
【図8】ファクシミリ受信処理の概要を示すフローチャ
ートである。
【図9】画像管理レコードの構成を示す概念図である。
【図10】ファクシミリ受信画像の自動記録処理を示す
フローチャートである。
【図11】記録処理の詳細に示すフローチャートであ
る。
【図12】ページ記録処理の詳細に示すフローチャート
である。
【図13】インク残量検知処理の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図14】メモリ照会記録の処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
A 読取部 B 記録部 C 給紙部 1 給紙カセット 5 記録ヘッド 8 フォトセンサ 15 キャリッジ 20 キャップ 21 キャリッジホームセンサ 24 制御部 25 CPU 26 ROM 27 RAM 58 操作パネル 59 LCD 81 発光素子(赤外線LED) 82 受光素子(フォトトランジスタ) 83 コンパレータ 84 パルス幅計数部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノクロとカラーのファクシミリ画像の
    受信記録が可能であって、複数の記録能力から1つを選
    択して記録を行なうことが可能な記録部を備えたファク
    シミリ装置であって、 受信したファクシミリ画像がカラー画像であるか或いは
    モノクロ画像であるかを判別する第1判別手段と、 前記記録部の記録能力を判別する第2判別手段と、 前記受信ファクシミリ画像を格納する記憶手段と、 前記第1及び第2判別手段による判別結果に従って、前
    記受信ファクシミリ画像を前記記録部によって自動的に
    記録するか、或いは、前記記憶手段に格納するかを制御
    する制御手段とを有することを特徴とするファクシミリ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記記録部はインクジェット記録ヘッド
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のファク
    シミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記インクジェット記録ヘッドは、モノ
    クロ記録用の第1の記録ヘッドとカラー記録用の第2の
    記録ヘッドとを含むことを特徴とする請求項2に記載の
    ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の記録ヘッドとブラックインク
    を収容するインクタンクとで第1のカートリッジを構成
    し、 前記第2の記録ヘッドと、ブラックインク、シアンイン
    ク、マゼンタインク、イエロインクを夫々収容する複数
    のインクタンクとで第2のカートリッジを構成し、 前記第2の記録ヘッドと、前記第2のカートリッジに含
    まれるインクとは濃度が異なり、高品位なカラー画像記
    録に適したブラックインク、シアンインク、マゼンタイ
    ンク、イエロインクを夫々収容する複数のインクタンク
    とで第3のカートリッジを構成することを特徴とする請
    求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記記録部は、 前記第1〜第3のカートリッジのいづれかを装着する装
    着手段と、 前記装着手段に装着されたカートリッジの残量インクの
    有無を検出する検出手段とを含むことを特徴とする請求
    項4に記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記第2判別手段は、前記装着手段に装
    着されたカートリッジの種類を判別することを特徴とす
    る請求項5に記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記第2判別手段の判別結果に従って、
    前記第2のカートリッジが前記装着手段に装着されてい
    ることが判別された場合、前記第1判別結果に従って、
    前記残量インクの有無を検出対象となるインクを選択し
    て前記残量インクの有無を検出するよう前記検出手段を
    制御する検出制御手段をさらに有することを特徴とする
    請求項6に記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、さらに、前記検出手段
    の検出結果に従って、前記受信ファクシミリ画像を前記
    記憶手段に格納するよう制御することを特徴とする請求
    項5に記載のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 前記第1判別手段によってモノクロ画像
    の受信が判別された場合、前記第2判別手段が前記第3
    のカートリッジが前記装着手段に装着されていることを
    判別すると、前記制御手段は前記受信ファクシミリ画像
    を前記記憶手段に格納するよう制御することを特徴とす
    る請求項6に記載のファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 前記第1判別手段によってカラー画像
    の受信が判別された場合であって、前記第2判別手段が
    前記第1或いは前記第3のカートリッジが前記装着手段
    に装着されていることを判別すると、前記制御手段は前
    記受信ファクシミリ画像を前記記憶手段に格納するよう
    制御することを特徴とする請求項6に記載のファクシミ
    リ装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記第1判別手段に
    よってモノクロ画像の受信が判別され、前記第2判別手
    段によって前記第2のカートリッジが前記装着手段に装
    着されていることが判別され、かつ、前記検出手段によ
    って、ブラックインクが残存しないことが検出された場
    合、前記制御手段は、予め装置に設定された条件に従っ
    て、プロセスブラックを用いて前記受信ファクシミリ画
    像を記録するか或いは前記記憶手段に格納するように制
    御することを特徴とする請求項6に記載のファクシミリ
    装置。
  12. 【請求項12】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱
    エネルギーを利用してインクを吐出するために、インク
    に与える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を
    備えていることを特徴とする請求項2に記載のファクシ
    ミリ装置。
  13. 【請求項13】 前記記憶手段に格納された受信ファク
    シミリ画像を記録するよう前記記録部に指示する指示手
    段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のフ
    ァクシミリ装置。
  14. 【請求項14】 前記受信したファクシミリ画像の各頁
    毎にモノクロ画像かカラー画像かを識別するための情報
    を保持する保持手段をさらに有することを特徴とする請
    求項1に記載のファクシミリ装置。
  15. 【請求項15】 モノクロとカラーの画像の受信記録が
    可能であって、複数の記録能力から1つを選択して記録
    を行なうことが可能な記録部を備えた通信装置であっ
    て、 前記画像を通信回線から受信する受信手段と、 受信した画像がカラー画像であるか或いはモノクロ画像
    であるかを判別する第1判別手段と、 前記記録部の記録能力を判別する第2判別手段と、 前記受信画像を格納する記憶手段と、 前記第1及び第2判別手段による判別結果に従って、前
    記受信画像を前記記録部によって自動的に記録するか、
    或いは、前記記憶手段に格納するかを制御する制御手段
    とを有することを特徴とする通信装置。
  16. 【請求項16】 モノクロとカラーの画像の受信記録制
    御を行なう記録制御方法であって、 前記画像を通信回線から受信する受信工程と、 受信した画像がカラー画像であるか或いはモノクロ画像
    であるかを判別する第1判別工程と、 複数の記録能力から1つを選択して記録を行なうことが
    可能な記録部に対して現在選択されている記録能力を判
    別する第2判別手段と、 前記第1及び第2判別手段による判別結果に従って、前
    記受信画像を前記記録部によって自動的に記録するか、
    前記受信画像を画像メモリに格納するかを制御する制御
    工程とを有することを特徴とする記録制御方法。
  17. 【請求項17】 モノクロとカラーの画像の受信記録制
    御を実行するプログラムを格納したコンピュータ可読媒
    体であって、 前記プログラムは、 前記画像を通信回線から受信する受信処理を実行するコ
    ードと、 受信した画像がカラー画像であるか或いはモノクロ画像
    であるかを判別する第1判別処理を実行するコードと、 複数の記録能力から1つを選択して記録を行なうことが
    可能な記録部に対して現在選択されている記録能力を判
    別する第2判別処理を実行するコードと、 前記第1及び第2判別処理による判別結果に従って、前
    記受信画像を前記記録部によって自動的に記録するか、
    前記受信画像を画像メモリに格納するかを制御する制御
    処理を実行するコードとを有することを特徴とするコン
    ピュータ可読媒体。
  18. 【請求項18】 モノクロとカラーの画像の受信記録が
    可能であって、複数の記録能力から1つを選択して記録
    を行なうことが可能な記録部を備えた通信装置であっ
    て、 前記画像を通信回線から受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信した画像の内容を判別する判
    別手段と、 前記判別手段による判別結果に基づいて、前記記録部に
    おける記録剤の残量検知を行なう検知手段とを有するこ
    とを特徴とする通信装置。
  19. 【請求項19】 前記記録部は、着脱可能な記録カート
    リッジを含み、 前記検知手段はさらに、前記記録カートリッジの種類に
    応じて記録剤の残量検知を行なうことを特徴とする請求
    項18に記載の通信装置。
  20. 【請求項20】 前記検知手段による検知結果を記憶す
    る記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項18
    に記載の通信装置。
  21. 【請求項21】 前記記録カートリッジは、モノクロ記
    録用の記録カートリッジと、ブラック、シアン、マゼン
    タ、イエロの記録剤を収容したカラー記録用の記録カー
    トリッジを含むことを特徴とする請求項19に記載の通
    信装置。
  22. 【請求項22】 前記記録カートリッジには、前記カラ
    ー記録用の記録カートリッジよりも高画質の画像再生用
    の写真用記録カートリッジが含まれ、 前記検知手段は、前記写真用記録カートリッジについて
    は記録剤の残量検知を行なわないことを特徴とする請求
    項21に記載の通信装置。
  23. 【請求項23】 前記写真用記録カートリッジが装着さ
    れている場合には、画像受信に伴う自動記録を行なわな
    いことを特徴とする請求項22に記載の通信装置。
  24. 【請求項24】 モノクロとカラーの画像の受信記録が
    可能であって、複数の記録能力から1つを選択して記録
    を行なうことが可能な記録部を備えた通信装置の記録剤
    検出方法であって、 前記画像を通信回線から受信する受信工程と、 前記受信工程において受信した画像の内容を判別する判
    別工程と、 前記判別工程における判別結果に基づいて、前記記録部
    における記録剤の残量検知を行なう検知工程とを有する
    ことを特徴とする記録剤検出方法。
  25. 【請求項25】 モノクロとカラーの画像の受信記録が
    可能であって、複数の記録能力から1つを選択して記録
    を行なうことが可能な記録部を備えた通信装置が使用す
    る記録剤の検出処理を行なうプログラムを格納したコン
    ピュータ可読記憶媒体であって、 前記プログラムは 前記画像を通信回線から受信する受信処理を実行するコ
    ードと、 前記受信処理によって受信した画像の内容を判別する判
    別処理を実行するコードと、 前記判別処理による判別結果に基づいて、前記記録部に
    おける記録剤の残量検知を行なう検知処理を実行するコ
    ードとを有することを特徴とするコンピュータ可読記憶
    媒体。
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