JP2001016237A - 情報処理装置およびその方法、並びに、記録媒体 - Google Patents

情報処理装置およびその方法、並びに、記録媒体

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JP2001016237A
JP2001016237A JP11186881A JP18688199A JP2001016237A JP 2001016237 A JP2001016237 A JP 2001016237A JP 11186881 A JP11186881 A JP 11186881A JP 18688199 A JP18688199 A JP 18688199A JP 2001016237 A JP2001016237 A JP 2001016237A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアルバスに接続されるすべての装置は非
同期伝送モードをサポートするが、同期伝送モードは、
サウンドや映像などのデータをやり取りする必要がある
装置だけがサポートする。 【解決手段】 変換装置5は、シリアルバス6に接続され
た他の装置からコマンドを受信し、受信されたコマンド
によって示される非同期装置からデータを非同期伝送モ
ードで受信し、受信されたデータを同期伝送モードで伝
送可能なデータに変換し、変換されたデータを受信コマ
ンドによって指示される同期装置へ送信することで、同
期伝送モードをサポートしない非同期装置に同期伝送モ
ードを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
その方法、並びに、記録媒体に関し、例えば高速シリア
ルバスで構成されるデータ伝送システムにおける情報処
理装置およびその方法関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報のディジタル化やマルチメディア化
に伴い、パーソナルコンピュータ(PC)によるテキストや
グラフィックスなどのデータ、さらには、音声を含むサ
ウンドや静止画以外の映像といったリアルタイムデータ
の処理も可能である。
【0003】このような状況に伴い、PCと周辺機器とを
接続するインタフェイスにも、IEEE1394やUniversal Se
rial Bus(USB)などの高速シリアルバスが登場したこと
で、アナログ信号を利用していたサウンドや映像の伝送
にもディジタル信号が利用できるようになり、今まで周
辺機器ごとに異なっていたインタフェイスの統合が可能
になった。言い換えれば、様々なデータが同一のインタ
フェイスを介して伝送可能になった。
【0004】同一のインタフェイスを介して様々なデー
タを伝送する場合、リアルタイムデータや非リアルタイ
ムデータなど、性質の異なるデータが混在して伝送され
ることになる。例えばサウンドや映像のようなリアルタ
イム性が重視されるデータの場合はある時間が経過して
しまうと情報としての価値が失われてしまうこともあ
る。従って、リアルタイムデータは、伝送の信頼性より
も、決められた時間内にデータを伝送されることが優先
される。そこで、ある期間を設定し、その期間内に確実
にリアルタイムデータを伝送する同期伝送モードが必要
になる。
【0005】一方、非リアルタイムデータの場合は、伝
送時間よりも伝送品質が重視されるので、誤りが検出さ
れたデータは再送するなどの方法により、データの信頼
性を確保する非同期伝送モードを必要とする。
【0006】さらに、リアルタイムデータと非リアルタ
イムデータとを混在して伝送する場合、リアルタイムデ
ータの伝送が優先され、リアルタイムデータの同期伝送
期間が終了した後、次の同期伝送期間が開始されるまで
の空き時間に非リアルタイムデータを伝送する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】非リアルタイムデータ
を伝送する非同期伝送モードでは、テキストやグラフィ
ックスなどのデータのほかにコマンドやステータスなど
のやり取りも行われる。そのため、すべての装置が非同
期伝送モードをサポートする。他方、リアルタイムデー
タを伝送する同期伝送モードは、サウンドや映像などの
データをやり取りする必要がある装置だけがサポートす
る。
【0008】これは、次の理由から装置のコストアップ
につながるからである。つまり、同期伝送モードをサポ
ートするには、(1)同期伝送部を搭載しなければならな
い、(2)同期伝送されるデータを処理する制御部に大容
量かつ高速なメモリが必要になる、(3)リアルタイムデ
ータの送受信が可能なリアルタイム処理が必要になる。
【0009】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、同期伝送モードをサポートしない装置に同期
伝送モードを提供することが可能な情報処理装置および
その方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0011】本発明にかかる情報処理装置は、少なくと
も非同期伝送モードおよび同期伝送モードを有するネッ
トワークに接続される情報処理装置であって、前記ネッ
トワークに接続された他の装置からコマンドを受信する
コマンド受信手段と、受信されたコマンドによって示さ
れる装置からデータを前記非同期伝送モードで受信する
データ受信手段と、受信されたデータを前記同期伝送モ
ードで伝送可能なデータに変換する変換手段と、前記変
換手段によって変換されたデータを前記受信コマンドに
よって指示される装置へ送信する送信手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0012】本発明にかかる情報処理方法は、少なくと
も非同期伝送モードおよび同期伝送モードを有するネッ
トワークに接続される情報処理装置の情報処理方法であ
って、前記ネットワークに接続された他の装置からコマ
ンドを受信し、受信されたコマンドによって示される装
置からデータを前記非同期伝送モードで受信し、受信さ
れたデータを前記同期伝送モードで伝送可能なデータに
変換し、変換されたデータを前記受信コマンドによって
指示される装置へ送信することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の情報処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】[構成]図1は本発明にかかる一実施形態
のデータ伝送システムの構成例を示すブロック図であ
る。1および2は、IEEE1394やUSBなどに適合または準拠
するシリアルバス6上に同期伝送されるデータ(以下
「同期データ」と呼ぶ)を送り出す同期装置、3および4
は、シリアルバス6上に非同期伝送されるデータを送り
出す非同期装置、5は同期データと非同期データとの変
換を行う変換装置である。
【0015】また、図8に示すように、任意の同期装置8
に変換装置5と同等の機能をもつ変換処理部7を搭載する
ことも可能である。この場合、変換装置5として別の装
置を用意しなくてもよく、変換処理部7もソフトウェア
で実現可能であるから、同期装置8に充分な処理能力が
あれば、より経済的である。
【0016】図2は変換装置5の構成例を示すブロック図
である。21は装置全体の制御を司るCPU、22はプログラ
ムなどが格納されているROM、23はワークエリアおよび
データエリアとしてCPU21に利用されるRAM、24は同期デ
ータのフォーマットを非同期データのフォーマットに変
換する変換処理部、25はシリアルバス6へ接続するため
のシリアルバスインタフェイス、26は同期データをバッ
ファする同期データバッファ、27は非同期データをバッ
ファする非同期データバッファ、並びに、28は同期伝送
モードの制御を司る同期制御部である。
【0017】[ネットワーク構成の認識]次に、シリア
ルバス6に接続された装置のノード番号や接続構成など
を認識する方法を説明する。
【0018】シリアルバス6に接続された装置に増減が
あるとバスリセットが発生し、ネットワーク構成を認識
してルート(root)を決定する手順が開始される。ルート
が決定すると、ルートによりネットワーク接続された各
装置にノード番号が割り当てられ、ノード番号が割り当
てられた装置はセルフIDパケットをシリアルバス6上に
送信する。ネットワーク接続された各装置は、セルフID
パケットを受信することでシリアルバス6に接続された
装置およびネットワーク構成を認識することができる。
【0019】次に、各装置(ノード)のより詳細な情報
(ユニークIDや端末情報など)を入手する方法を説明す
る。
【0020】各装置(ノード)の詳細情報は、各装置に
搭載されたコンフィギュレーションROM、または、コン
フィグレーションROMによって指定されるメモリ領域か
ら、あるいは、上位プロトコルのコマンド/ステータス
によって入手する。
【0021】ユニークIDは、各装置にユニークに割り当
てられた番号で、端末を識別する情報として最低限必要
な情報であり、コンフィグレーションROMに格納されて
いる。ユニークIDは、8バイトのデータであるが、その
上位3バイトはIEEEが定めるカンパニーIDであるので、
上位3バイトにより機器の製造元であるベンダを認識す
ることができる。ユニークIDの残る5バイトについて
は、各ベンダが自由に設定することができるが、機器ご
とに個別の番号を割り当てる必要がある。
【0022】ユニークID、ノード番号およびネットワー
ク構成を対応させて記憶すれば、その後、ネットワーク
接続された装置の増減によりバスリセットが発生して
も、新たなノード番号とユニークIDとを対応させること
で、ネットワークから外された装置およびネットワーク
に追加された装置を識別することができる。
【0023】さらに、同一ベンダの装置間であれば、ユ
ニークIDによって装置の機種名や型名を特定することが
できる場合もある。しかし、ユニークIDだけでは、通
常、そのような詳細な情報までは特定できないので、よ
り詳細な情報を入手するために、各装置のコンフィギュ
レーションROMの情報などをリードしたり、上位プロト
コルを用いて各装置の詳細な情報を入手することにな
る。
【0024】[同期データの送信装置およびフォーマッ
トの認識]次に、同期データの送信装置およびフォーマ
ットを認識する方法を説明する。
【0025】同期伝送されるデータパケット(以下「ア
イソクロナスパケット」と称す)は、図3に示すよう
に、2クアドレット(1 quadlet = 32 bits)の1394アイ
ソクロナスパケットヘッダと、それに続くデータフィー
ルドおよびデータCRC(Cyclic Redundancy Code)とで構
成される。そして、1394アイソクロナスパケットヘッダ
にはアイソクロナスパケットを伝送するチャネル(CH)番
号がある。さらに、ディジタルビデオ信号やディジタル
オーディオ信号などのリアルタイムデータを扱う際は、
タグ(tag)フィールドの2ビットが'01'になり、データフ
ィールドの先頭に2クアドレットのCIP(Common Isochron
ous Packet)ヘッダが付加される。
【0026】CIPヘッダは図4で示される構成であり、SI
D(Source ID)は、このパケットを送信した装置のノード
番号を示す。CIPヘッダの二つ目のクアドレットにあるF
MT(Format ID Field)は、このパケットによって伝送さ
れるデータのデータフォーマットを表す。CIPヘッダの
二つ目のクアドレットにあるFDF(Format Dependence Fi
eld)には、FMTによって指定されるデータフォーマット
に関わる従属情報、例えばタイムスタンプやデータフォ
ーマットのより細かな種別などを含む情報が入る。
【0027】このようにして、各装置は、アイソクロナ
スパケットの1394アイソクロナスパケットヘッダおよび
CIPヘッダを解析することで、そのアイソクロナスパケ
ットのチャネル番号、送信装置のノード番号、および、
データフォーマットや種別を知ることができる。
【0028】[同期データの受信装置の認識]次に、同
期データを受信する装置を認識する方法を説明する。
【0029】アイソクロナスパケットを受信している装
置があるか否かを調べる場合は、まず、シリアルバス6
上を流れているアイソクロナスパケットのCIPヘッダに
より、そのアイソクロナスパケットの送信装置のノード
番号およびチャネル番号を取得する。
【0030】そして、送信装置の出力マスタプラグレジ
スタによって出力プラグコントロールレジスタの数を調
べ、それら出力プラグコントロールレジスタをリードす
ることで、探索対象のチャネルにアイソクロナスパケッ
トを出力している出力プラグコントロールレジスタを特
定する。なお、出力プラグコントロールレジスタには、
6ビットのチャネル番号データがあるので、これを調べ
ることでチャネル番号を知ることができる。
【0031】さらに、特定された出力プラグコントロー
ルレジスタの内容である、6ビットのptp(point to poin
t)接続カウンタからアイソクロナスパケットをptp接続
で受信している装置の数がわかる。
【0032】次に、どの装置がアイソクロナスパケット
をptp接続で受信しているのかを調べるために、各装置
の入力プラグコントロールレジスタの内容をリードす
る。そして、得られた6ビットのチャネル番号と、探索
対象のチャネル番号とを比較することで、そのチャネル
のアイソクロナスパケットを受信している入力プラグコ
ントロールレジスタを特定することができる。さらに、
特定された入力プラグコントロールレジスタを調べるこ
とで、探索対象のチャネルに出力されているアイソクロ
ナスパケットをptp接続で受信している装置のノード番
号が特定される。
【0033】このように、変換装置5は、上述した手順
により、シリアルバス6に接続されている装置の間で、
どのようなデータフォーマットの同期データが、どの装
置からどの装置へ流れているかを把握することができ
る。従って、変換装置5は、他の装置の要求に応じて、
同期データの伝送状況を通知したり、指定された同期デ
ータを受信することが可能である。
【0034】[同期データの伝送制御]次に、同期装置
が同期データを送受信するための制御方法について説明
する。
【0035】まず、アイソクロナスリソースマネージャ
にアクセスして、利用するチャネルとそのチャネルの帯
域(許容される伝送スピード)とを確保する。
【0036】次に、FCP(Function Control Protcol)に
規定されているプロトコルを用いて、各ノードのメモリ
空間、具体的にはコマンドレジスタ(B00hから512バイ
ト)およびレスポンスレジスタ(D00hから512バイト)
にアクセスして、それらレジスタをリード/ライトする
ことで、コマンドを送ったり、コマンドに対するステー
タスを返したりすることが可能になる。
【0037】コマンドレジスタおよびステータスレジス
タを使い、入力マスタプラグレジスタ、入力プラグコン
トロールレジスタ、出力マスタプラグレジスタおよび出
力プラグコントロールレジスタを用意する。マスタプラ
グレジスタは、各装置に固有の属性を制御するためのレ
ジスタである。プラグコントロールレジスタは、各装置
に依存しない属性を制御するレジスタであり、アイソク
ロナスパケットを送信する相手ノードが複数ある場合は
複数の入力プラグコントロールレジスタが用意され、ア
イソクロナスパケットを受信する相手ノードが複数ある
場合は複数の出力プラグコントロールレジスタが用意さ
れる。
【0038】一つの入力プラグと出力プラグとを対にし
て、一つのチャネルに結び付けることを「ptp(point to
point)接続」と呼ぶ。一つの入力プラグまたは一つの
出力プラグを一つのチャネルに結び付けることを「broa
dcast out接続」または「broadcast in接続」と呼び、
総称して「broadcast接続」と呼ぶ。
【0039】プラグの状態には、アイソクロナスデータ
の送受信が可能な状態である「オンライン状態」、アイ
ソクロナスデータの送受信不可の状態である「オフライ
ン状態」、プラグがptp接続またはbroadcast接続になっ
ている状態である「接続状態」、および、プラグが接続
状態ではない「非接続状態」があるが、実際に同期伝送
が行われるのはオンライン状態かつ接続状態のときであ
る。
【0040】このように、プラグという概念を用いて、
入力プラグと出力プラグとを設定し、それらプラグをお
互いに結ぶことで、出力プラグのノードから入力プラグ
のノードへ、確保したチャネルおよび帯域を利用して、
アイソクロナスパケットを伝送することが可能になる。
【0041】[非同期データから同期データへの変換]
次に、非同期データを同期データへ変換する方法を説明
する。
【0042】アイソクロナスパケットについては、その
フォーマットを図3を用いて、アイソクロナスパケット
を用いて伝送されるリアルタイムデータのヘッダ情報で
あるCIPヘッダを図4を用いて、既に説明した。ここで
は、非同期伝送されるデータパケット(以下「アシンク
ロナスパケット」と称す)を説明する。
【0043】図5はアシンクロナスパケットのフォーマ
ットを示す図である。パケットの先頭の5クワドレット
(20バイト)はパケットヘッダである。パケットヘッダ
には、このパケットの送信先であるノードを示すノード
番号であるディスティネーションID、処理ラベルtl(Tra
nsaction Label)、リトライの種別rt(Retry Code)、処
理のコードを示すtcode(Transaction Code)、および、
優先度pri(Priority)が配置されている。なお、ディス
ティネーションIDは、バスに対応するバスID(BUSID)、
および、ノードに対応する物理ID(PHY ID)で構成され
る。パケットヘッダには、さらに、送信元のノード番号
source ID、送信先のアドレスの下位48ビットを表すオ
フセットアドレス(FCP destination offset)、データ長
data length、拡張処理コードextended tcode、およ
び、ヘッダ内の誤り検出符号であるheader CRCが含まれ
る。そして、アシンクロナスパケットは、パケットヘッ
ダに続く、送信するデータ、および、送信データに対す
る誤り検出符号であるdata CRCなどが含まれるデータブ
ロックで構成される。
【0044】アシンクロナスパケットのデータを、アイ
ソクロナスパケットのデータに変換するには、両パケッ
ト間のフォーマット変換が必要になる。その変換方法と
して、非同期装置で、アイソクロナスパケットのヘッ
ダ、CIPヘッダ、および、それに続くデータをアシンク
ロナスパケットのデータとして生成し、それをアシンク
ロナスパケットで変換装置5へ送信し、このアシンクロ
ナスパケットを受信した変換装置側が、アシンクロナス
パケットのヘッダを除いた後、続くデータをすべてその
ままアイソクロナスパケットとして指定された同期装置
へ送信する方法がある。
【0045】第二の変換方法としては、非同期装置で、
アイソクロナスパケットのヘッダを除くCIPヘッダおよ
びデータをアシンクロナスパケットのデータとして生成
し、それをアシンクロナスパケットで変換装置5へ送信
し、このアシンクロナスパケットを受信した変換装置5
が、このアシンクロナスパケットのヘッダを除いた後、
続くデータをアイソクロナスパケットのデータとして処
理した上、アイソクロナスパケットのヘッダを付加し
て、指定された同期装置へ送信する方法がある。この場
合、アイソクロナスパケットのヘッダを生成するのに必
要な情報が非同期装置から変換装置5へ送られないの
で、その情報が必要な場合、変換装置5は、必要な情報
を別のアシンクロナスパケットによって非同期装置から
取得する。
【0046】第三の変換方法としては、非同期装置で、
アイソクロナスパケットのヘッダおよびCIPヘッダを除
くデータだけをアシンクロナスパケットのデータとして
生成し、それをアシンクロナスパケットで変換装置5へ
送信し、このアシンクロナスパケットを受信した変換装
置5が、アシンクロナスパケットのヘッダを除いた後、
続くデータをアイソクロナスパケットのデータとして処
理し、アイソクロナスヘッダおよびCIPヘッダを付加し
て、指定された同期装置へ送信する方法がある。この場
合、第二の変換方法と同様に、アイソクロナスパケット
のヘッダおよびCIPヘッダを生成するのに必要な情報
は、別のアシンクロナスパケットによって非同期装置か
ら取得することになる。
【0047】[変換装置の処理]図6および図7は変換装
置5の処理を示すフローチャートで、変換装置5の電源が
オンされるか、バスリセットの発生により開始される処
理である。
【0048】例えばバスリセット後、ルートが決定し、
各装置にノード番号が割り当てられてネットワーク構成
が決定される(S501)と、変換装置5は、各装置から送出
されるセルフIDパケットを受信して、各装置のノード番
号およびネットワーク構成を把握し、各装置の端末情報
が格納されているレジスタをリードすることで端末情報
を取得し記憶する(S502)。
【0049】次に、変換装置5は、アイソクロナスリソ
ースマネージャにアクセスし、同期伝送のチャネルおよ
び帯域を要求し(S503)、チャネルおよび帯域が確保でき
たか否かを調べる(S504)。チャネルおよび帯域が確保で
きない場合はステップS503へ戻る。
【0050】チャネルおよび帯域が確保できた場合はシ
リアルバス6上を流れるアイソクロナスパケットのヘッ
ダ情報からそのパケットの送信装置のノード番号および
データフォーマットを調べて、同期装置の送信状態を認
識し記憶し(S505)、アイソクロナスパケットを送信中の
同期装置の出力プラグマスタレジスタおよび出力プラグ
コントロールレジスタ、並びに、すべての同期装置の入
力プラグコントロールレジスタをリードすることで、同
期装置の受信状態を認識し記憶する(S506)。
【0051】次に、任意の装置からコマンドを受信した
か否かを調べ(S507)、受信した場合は受信コマンドを記
憶し(S508)、記憶したコマンドが同期装置の送信受信状
態の問い合わせか否かを調べ(S509)、問い合わせであれ
ば、その時点における同期装置のアイソクロナスパケッ
トの送受信状態を返し(S510)、ステップ530へ進む。ま
た、コマンド未受信の場合はステップS530へジャンプす
る。
【0052】一方、同期装置の送信受信状態の問い合わ
せではない場合、非同期装置から発行されたデータ送信
要求か否かを調べ(S520)、データ送信要求であれば、デ
ータ送信を要求した非同期装置からデータを非同期伝送
モードで受信する(S521)。また、受信コマンドが非同期
装置から発行されたデータ送信要求ではない場合は、同
期装置から発行された非同期装置のデータ送信要求か否
かを調べる(S522)。そうであれば、指定された非同期装
置からデータを非同期転送モードで受信する(S523)。
【0053】次に、受信されたデータの付加情報を受信
する必要があるか否かを判定する(S524)。付加情報を受
信する必要がある場合は付加情報を受信する(S525)。続
いて、受信されたデータをアイソクロナスパケットのデ
ータフォーマットに変換し(S526)、指定された同期装置
に対してプラグによる接続を開始し(S527)、接続が完了
したか否かを調べる(S528)。もし、接続が完了しない場
合はステップS527へ戻る。接続が完了すると、データフ
ォーマットを変換したデータを、既に確保されているチ
ャネルを使用して、指定された同期装置へ送信し(S52
7)、その後、ステップS530へジャンプする。
【0054】ステップS530では電源オフか否かを調べ、
電源オフでなければステップS505へ戻り、電源オフであ
れば装置電源をオフにする(S531)。勿論、強制的なバス
リセットが発生した場合は自動的にステップS501へ戻
る。
【0055】このように、本実施形態によれば、非同期
伝送モードしかサポートしない非同期装置であっても、
同期伝送モードを利用することが可能になる。例えば、
非同期装置によって生成されるサウンドや映像などのリ
アルタイムデータを同期装置へ送信することが可能にな
るので、シリアルバスを利用するデータ伝送システムや
ネットワークシステムの利便性を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0056】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0057】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることはいうまでもない。
【0058】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることはいうまでもない。
【0059】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、図6および図7に示すフローチャートに
対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同期伝送モードをサポートしない装置に同期伝送モード
を提供することが可能な情報処理装置およびその方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施形態のデータ伝送システ
ムの構成例を示すブロック図、
【図2】図1に示す変換装置の構成例を示すブロック
図、
【図3】アイソクロナスパケットの構成を説明する図、
【図4】CIPヘッダの構成を説明する図、
【図5】アシンクロナスパケットの構成を説明する図、
【図6】変換装置の処理を示すフローチャート、
【図7】変換装置の処理を示すフローチャート、
【図8】データ伝送システムの第二の構成例を示すブロ
ック図である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも非同期伝送モードおよび同期
    伝送モードを有するネットワークに接続される情報処理
    装置であって、 前記ネットワークに接続された他の装置からコマンドを
    受信するコマンド受信手段と、 受信されたコマンドによって示される装置からデータを
    前記非同期伝送モードで受信するデータ受信手段と、 受信されたデータを前記同期伝送モードで伝送可能なデ
    ータに変換する変換手段と、 前記変換手段によって変換されたデータを前記受信コマ
    ンドによって指示される装置へ送信する送信手段とを有
    することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記データ受信手段が受信するデータの
    送信装置は、前記同期伝送モードをサポートしない装置
    であることを特徴とする請求項1に記載された情報処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記コマンドを発行する装置は、前記同
    期伝送モードをサポートしない装置であることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載された情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記コマンドを発行する装置は、前記同
    期伝送モードをサポートする装置であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載された情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ネットワークはIEEE1394規格に適合
    または準拠するシリアルバスから構成されることを特徴
    とする請求項1から請求項4の何れかに記載された情報処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記ネットワークはUSB規格に適合また
    は準拠するシリアルバスから構成されることを特徴とす
    る請求項1から請求項4の何れかに記載された情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】 少なくとも非同期伝送モードおよび同期
    伝送モードを有するネットワークに接続される情報処理
    装置の情報処理方法であって、 前記ネットワークに接続された他の装置からコマンドを
    受信し、 受信されたコマンドによって示される装置からデータを
    前記非同期伝送モードで受信し、 受信されたデータを前記同期伝送モードで伝送可能なデ
    ータに変換し、 変換されたデータを前記受信コマンドによって指示され
    る装置へ送信することを特徴とする情報処理方法。
  8. 【請求項8】 前記データ受信ステップにおけるデータ
    の送信装置は、前記同期伝送モードをサポートしない装
    置であることを特徴とする請求項7に記載された情報処
    理方法。
  9. 【請求項9】 前記コマンドを発行する装置は、前記同
    期伝送モードをサポートしない装置であることを特徴と
    する請求項7または請求項8に記載された情報処理方法。
  10. 【請求項10】 前記コマンドを発行する装置は、前記
    同期伝送モードをサポートする装置であることを特徴と
    する請求項7または請求項8に記載された情報処理方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも非同期伝送モードおよび同
    期伝送モードを有するネットワークに接続される情報処
    理装置の情報処理のプログラムコードが記録された記録
    媒体であって、前記プログラムコードは少なくとも、 前記ネットワークに接続された他の装置からコマンドを
    受信するステップのコードと、 受信されたコマンドによって示される装置からデータを
    前記非同期伝送モードで受信するステップのコードと、 受信されたデータを前記同期伝送モードで伝送可能なデ
    ータに変換するステップのコードと、 変換されたデータを前記受信コマンドによって指示され
    る装置へ送信するステップのコードとを有することを特
    徴とする記録媒体。
JP11186881A 1999-06-30 1999-06-30 情報処理装置およびその方法、並びに、記録媒体 Withdrawn JP2001016237A (ja)

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