JP2001015579A - ステージ装置およびこれを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法 - Google Patents

ステージ装置およびこれを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法

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JP2001015579A
JP2001015579A JP11185193A JP18519399A JP2001015579A JP 2001015579 A JP2001015579 A JP 2001015579A JP 11185193 A JP11185193 A JP 11185193A JP 18519399 A JP18519399 A JP 18519399A JP 2001015579 A JP2001015579 A JP 2001015579A
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counter mass
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Shinji Oishi
伸司 大石
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 装置の大型化等を招くことなく位置決めの高
速化や高精度化を促進する。 【解決手段】 ほぼ鉛直な基準面に沿って2次元的に移
動自在に案内されたワークステージに対してほぼ鉛直な
第1の方向への駆動力を付与する第1の駆動手段40に
よりワークステージを与えられた目標位置Aに位置させ
るべく制御するステージ制御手段と、ワークステージを
第2の方向に移動させる第2の駆動手段と、ワークステ
ージの重さにバランスするカウンタマス61をワークス
テージに連結している連結部材を巻回支持する滑車とを
備え、カウンタマスに対してほぼ鉛直な方向に沿った駆
動力を付与する第3の駆動手段80によりカウンタマス
61の駆動を制御するカウンタマス制御手段と、このカ
ウンタマス制御手段による制御およびステージ制御手段
による制御を前記目標位置Aと現在位置Bとの比較結果
に基づいてオン・オフするスイッチ手段95a、95
b、96とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス等
を製造するためのリソグラフィ工程で使用する露光装置
や各種精密加工機、あるいは各種精密測定器等に搭載さ
れるステージ装置およびこれを用いた露光装置ならびに
デバイス製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイス等の製造に用いら
れる露光装置として一般的にステッパと呼ばれる装置が
知られている。これは、レチクルやマスク等の原版のパ
ターンをウエハ等の基板に投影する投影光学系に対し
て、基板を2次元的にステップ移動させ、1枚の基板に
原版のパターン複数個分を焼き付けるものである。ステ
ッパの投影光学系に対してウエハ等の基板をステップ移
動させて位置決めするステージ装置としては、半導体デ
バイス等の高集積化に伴ってより高精度のものが要求さ
れる。また、近年では、1枚のウエハから得られるデバ
イス製品の数すなわち取り個数を増大させるためにウエ
ハが大型化する傾向にあり、これに伴ってステッパ等の
ステージ装置は大型化かつ高重量化してきている。この
ような状態で必要な精度を得るにはステージの動特性を
より一層向上させなければならず、ガイド等の剛性強化
が望まれるが、このためにステージ全体がさらに高重量
化し、コスト高になるおそれがある。
【0003】加えて、半導体デバイス等の低価格化のた
めに露光サイクルタイムを短縮してスループットを向上
させることが要求されており、ウエハ等を移動させるス
テージも高速駆動することが望まれる。ところが、大型
でしかも高重量なステージを高速化するには、ステージ
を駆動するモータに大電流を流す必要があり、これに伴
いリニアモータが発熱する。この発熱は、ステージの構
造体に熱変形を与え、その結果、ステージの位置決め精
度を著しく悪化させ、微細な回路パターンをウエハに焼
き付ける際に大きな障害となる。
【0004】他方、最近開発の進んでいる軟X線(荷電
粒子蓄積リング放射光)等を露光光とするX線露光装置
では、ウエハ等の基板を垂直に保持し、鉛直またはこれ
に近似する基準面内で2次元的にステップ移動させる縦
型ステージが用いられる。このような縦型ステージにお
いては、上記の大型化や高速化等に伴う問題に加えて、
ステージを重力方向に移動させるものであるためにステ
ージの自重補償を行なうカウンタマス機構等を必要とす
るが、カウンタマス等に振動が発生すればウエハ等の位
置決め精度を劣化させる外乱となり、ステージの動特性
等も著しく劣化するという問題がある。
【0005】図15および図16は従来の縦型ステージ
の一例を示す。これは、合板1110a上に立設された
定盤1110に沿ってY軸方向(鉛直方向)に往復移動
自在であるYステージ1120と、Yステージ1120
上をX軸方向に往復移動自在であるXステージ1130
と、Yステージ1120をY軸方向に移動させるリニア
モータ1140と、Xステージ1130をX軸方向に移
動させる図示しないリニアモータ等を有するXYステー
ジである。
【0006】定盤1110は、Yステージ1120の裏
面を、エアパッド等を介して非接触で支持するガイド面
を有する。また定盤1110の一端には、Yステージ1
120をY軸方向に案内するための図示しないYガイド
(ヨーガイド)が設けられ、このYガイドとYステージ
1120の間も、エアパッド等によって非接触に保たれ
る。
【0007】Yステージ1120とXステージ1130
およびこれに保持された図示しないウエハ等の重さを相
殺(キャンセル)する自重補償機構1160は、一端に
Yステージ1120、他端にカウンタマス1161を吊
り下げるベルト1162と、これを巻回支持する滑車1
163を有し、カウンタマス1161の重量は、Yステ
ージ1120およびXステージ1130とこれに保持さ
れたウエハ等を含むステージ可動部の重量にバランスす
るように設定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、Yステージが高速で移動する際には
リニアモータに大電流を流す必要があり、これに伴って
リニアモータが発熱する。この発熱は、ステージの構造
体に熱変形を与え、その結果、ステージの位置決め精度
を著しく悪化させ、微細な回路パターンをウエハに焼き
付ける際に大きな障害となる。発熱を抑えるためにウエ
ハステージに冷却管を配置し、冷却水を循環させる対策
も考えられるが、この場合は冷却管の支持部材等により
ステージが大型化し、また冷却水が循環する際に循環ポ
ンプの脈動が振動源になってステージの位置決め精度を
著しく悪化させるため、好ましくない。
【0009】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、カウンタマス等の自
重補償機構を備えた縦型ステージの制御手法を改善し、
装置の大型化等を招くことなく位置決めの高速化や高精
度化を大幅に促進できる高性能なステージ装置およびこ
れを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明のステージ装置は、ほぼ鉛直な基準面に沿って2
次元的に移動自在に案内されたワークステージと、この
ワークステージに対してほぼ鉛直な第1の方向への駆動
力を付与する第1の駆動手段と、この第1駆動手段によ
り前記ワークステージを与えられた目標位置に位置させ
るべく制御するステージ制御手段と、前記ワークステー
ジを第2の方向に移動させる第2の駆動手段と、前記ワ
ークステージの重さにバランスするカウンタマスと、こ
のカウンタマスを前記ワークステージに連結している連
結部材を巻回支持する滑車とを備えたステージ装置にお
いて、前記カウンタマスに対してほぼ鉛直な方向に沿っ
た駆動力を付与する第3の駆動手段と、この第3駆動手
段により前記カウンタマスの駆動を制御するカウンタマ
ス制御手段と、このカウンタマス制御手段による制御お
よび前記ステージ制御手段による制御を前記ワークステ
ージの目標位置と現在位置との比較結果に基づいてオン
・オフするスイッチ手段とを具備することを特徴とす
る。また、本発明の露光装置は、このような本発明のス
テージ装置と、これによって保持され、位置決めされた
被露光物を露光する露光手段とを具備することを特徴と
する。また、本発明のデバイス製造方法は、このような
本発明の露光装置によって基板を露光する工程を有する
ことを特徴とする。
【0011】これら本発明の構成において、スイッチ手
段は、ワークステージが目標位置に到達するまではカウ
ンタマス制御手段による制御のみをオンとする。このと
き、カウンタマス制御手段は第3駆動手段のみによりワ
ークステージを前記目標位置へ向けて駆動する。ワーク
ステージが目標位置に到達したら、スイッチ手段は、ワ
ークステージ制御手段による制御のみをオンとする。こ
れにより第1駆動手段のみによってワークステージの位
置が制御され、ワークステージは目標位置に到達する。
この制御において、カウンタマス制御手段は、ワークス
テージを目標位置へ向けて高速に移動させるために、ワ
ークステージから離れた第3駆動手段に大電流を流して
目標位置近傍までワークステージを加減速駆動する。そ
して、目標位置に到達したら、ワークステージ制御手段
は、第1駆動手段に微小な電流を流して高精度に位置決
めを行なう。これによれば、ワークステージに近い第1
駆動手段には大電流を流す必要がないため、第1駆動手
段によるワークステージ等の熱変形の影響が小さくな
る。したがって、より一層位置決め精度の向上と高速化
が促進されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
ては、スイッチ手段は、ワークステージが目標位置に到
達するまではカウンタマス制御手段による制御のみをオ
ンとしてワークステージが第3駆動手段のみにより駆動
されるようにし、ワークステージが目標位置に到達した
らステージ制御手段による制御のみをオンとしてワーク
ステージが第1駆動手段のみにより駆動されるようにす
るものである。また、ステージ制御手段およびカウンタ
マス制御手段は、ワークステージの目標位置とフィード
バックされる現在位置とに基づいてワークステージを目
標位置に位置させるべくそれぞれ第1および第3駆動手
段を駆動するものである。また、第1および第3駆動手
段としてはリニアモータが用いられる。また、ワークス
テージを基準面に対して非接触に保つ静圧軸受装置、ワ
ークステージを第1方向に案内するヨーガイド、ワーク
ステージをヨーガイドに対して非接触に保つヨーガイド
静圧軸受装置、カウンタマスを第1方向に案内するカウ
ンタマスヨーガイド、カウンタマスをカウンタマスヨー
ガイドに対して非接触に保つカウンタマスヨーガイド静
圧軸受装置等が設けられている。露光装置としては、露
光光がX線であるものが該当する。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係るXYス
テージを示す。このXYステージは、図示しない合板上
に立設された定盤10に沿ってY軸方向(鉛直またはこ
れに近似する方向)に往復移動自在であるYステージ2
0と、Yステージ20上をX軸方向に往復移動自在であ
るXステージ30と、Yステージ20をY軸方向に移動
させる第1の駆動手段である一対のYリニアモータ40
と、Xステージ30をX軸方向に移動させる第2の駆動
手段であるXリニアモータ50を有する。図1において
は、Yガイド11を後で説明するために図の左側のYリ
ニアモータ40の図示を省略してある。
【0014】定盤10は、Yステージ20とXステージ
30の裏面を、図示しない静圧軸受装置であるエアパッ
ド等を介して非接触で支持する基準面であるXYガイド
面10aを有する。定盤10のX軸方向の一端には、Y
ステージ20をY軸方向に案内するヨーガイドであるY
ガイド11(破線で示す)が立設され、Yガイド11の
Yガイド面11aとYステージ20の間は、ヨーガイド
静圧軸受装置であるエアパッド20a等によって非接触
に保たれている。両Yリニアモータ40が駆動される
と、Yステージ20が定盤10のXYガイド面10a上
をYガイド11に沿って移動する。
【0015】Yステージ20は一対のYスライダ21お
よび22と、これらによって両端が支持されたXリニア
モータ固定子52とからなる枠体によって構成されてい
る。Yスライダ21および22の裏面は、定盤10のX
Yガイド面10aに面しており、前述のようにエアパッ
ド等を介して非接触に支持される。また、図の左側のY
スライダ22は他方21より長尺であり、図2(b)に
示すようにその側面22aがYガイド11のYガイド面
11aに面しており、前述のようにエアパッド20a等
を介して非接触に案内される。Yスライダ21および2
2はそれぞれ、連結板23によってYリニアモータ可動
子41に一体的に結合されている。
【0016】Xステージ30は、天板31を有する中空
枠体であり、その中空部をXリニアモータ固定子52が
貫通している。天板31の表面は図示しないワークであ
るウエハを吸着保持するワークステージを形成してい
る。両Yリニアモータ40は、前述のように連結板23
を介してYステージ20のYスライダ21および22と
一体的に結合されたYリニアモータ可動子41と、その
開口部を貫通するYリニアモータ固定子42を有する。
各Yリニアモータ固定子42に供給される電流によっ
て、各Yリニアモータ可動子41にY軸方向の推力が発
生し、Yステージ20とXステージ30をY軸方向に移
動させる。Xステージ30をYステージ20上でX軸方
向に移動させるXリニアモータ可動子は、Xステージ3
0の天板31の内側に固着されている。Xリニアモータ
固定子52に供給される電流によってXリニアモータ可
動子にX軸方向の推力が発生し、Xステージ30をXリ
ニアモータ固定子52に沿ってX軸方向に移動させる。
【0017】Yステージ20とXステージ30等の重さ
を相殺(キャンセル)する自重補償機構であるカウンタ
マス機構60は、一端にYスライダ21および22すな
わちYステージ20、他端にカウンタマス61を吊り下
げる複数の連結部材であるベルト62と、これを巻回支
持する滑車63を有する。カウンタマス61の重量はY
ステージ20、Xステージ30およびこれに保持された
ウエハ等を含むステージ可動部全体の重量にバランスす
るように設定されている。
【0018】Xステージ30がX軸方向に移動すると、
Yステージ20とXステージ30を含むステージ可動部
の重心位置が変わるため、Z軸のまわり(ωZ軸方向)
の回転モーメントの釣り合いバランスが損なわれる。と
ころが、カウンタマス機構60のみではこのモーメント
を受けることができず、Yステージ20を案内するYガ
イド(ヨーガイド)11に過大な負荷がかかる。このよ
うな大きな負荷を支えるためにはYガイド11の剛性を
著しく増大させる必要があるが、そうすると、Yガイド
11の剛性強化にはYガイド11等の大型化を伴うた
め、ステージ全体がさらに大型化、高重量化し、ステー
ジの動特性も悪化して、位置決めの高精度化や高速化を
大きく妨げる結果となる。また、Yステージ20とカウ
ンタマス61を連結するベルト62には一般的にスチー
ルベルトやワイヤ等が用いられるが、Yステージ20を
移動させるときにスチールベルトの剛性不足等に起因す
る振動を発生する。このような振動はステージの位置決
め精度を著しく悪化させ、位置決め制御系の周波数応答
特性を向上させる際の大きな障害となる。
【0019】そこで、Yステージ20と各ベルト62の
連結部に、Xステージ30の変位に応じてベルト62の
張力または有効長さを調節するためのアクチュエータ7
0を設けてある。アクチュエータ70としては、図4〜
図6にそれぞれ示すようなベルト62の張力を制御する
ためのべロフラム(空気バネ)71、エアシリンダ7
2、リニアモータ73、あるいは図7に示すような、ベ
ルト62の有効長さを変化させるための圧電素子74等
を用いる。Yスライダ21および22を吊り下げるベル
ト62のそれぞれのアクチュエータ70の駆動量を、後
述するように、Xステージ30の位置情報に基づいて個
別に制御することによって、各ベルト62の張力または
有効長さを調節する。このようにして、Xステージ30
の移動に伴って発生する回転モーメントを打ち消す(補
償する)ことによって、Yステージ20がYガイド11
に与える負荷を低減させる。
【0020】加えて、ベロフラム71、エアシリンダ7
2またはリニアモータ73は、ベルト62の剛性不足に
よって発生する固有振動や、カウンタマス61自体の固
有振動を吸収して減衰させる吸振効果を有する。すなわ
ち、アクチュエータ70によって、ベルト62からYス
テージ20に伝播する振動を低減させ、位置決め精度
や、位置決め制御系の周波数応答特性を大幅に向上させ
ることができるという利点もある。
【0021】Yガイド11のガイド面11aとこれに対
向するYステージ20(Yスライダ22)の間は、前述
のようにエアパッド20aによって非接触に保たれてい
る。Yステージ20は、エアパッド20aに加えて磁気
パッド20bを有する。これは、エアパッド20aと逆
向きの予圧を与えて、図2(a)に示す軸受剛性K1を
得るためのものである。また、図3に示すように、Yガ
イド11と平行して定盤10の裏面側にカウンタマスヨ
ーガイド64が配設されている。カウンタマスヨーガイ
ド64は、カウンタマス61の一端に設けられたカウン
タマスヨーガイド静圧軸受装置であるエアパッド61a
および磁気パッド61bに対向し、これらによって、カ
ウンタマス61をY軸方向に非接触で案内する。カウン
タマス61の磁気パッド61bは、エアパッド61aと
逆向きの予圧を与えて、図2(a)に示すようにYステ
ージ20側の軸受剛性K1より大である軸受剛性K2を
得るように構成されている。
【0022】このようにカウンタマスヨーガイド64の
軸受剛性K2をYガイド11の軸受剛性K1より大きく
するのは、Xステージ30のX軸方向の移動に伴ってY
ステージ20の重心位置が変化した場合に発生する回転
モーメントの影響を、カウンタマスヨーガイド64で受
けて、Yステージ20にかかる回転モーメントを小さく
するためである。Xステージ30のY軸方向とX軸方向
の位置は、それぞれXステージ30と一体であるY測長
用ミラー30aおよびX測長用ミラー30bの反射光を
受光する位置センサ30cおよび30dによって計測さ
れる。
【0023】次に、各アクチュエータ70として、図4
に示すべロフラム71を用いた場合を説明する。ベロフ
ラム71は、給気口71aを備えたベローズ71bを有
し、ベローズ71bの上端は、Yステージ20と一体で
ある第1のハウジング71cに連結され、ベローズ71
bの下端は、ベルト62の下端に結合された第2のハウ
ジング71dに連結されている。給気口71aに供給さ
れる空気の圧力を変えることによって、ベローズ71b
内の空気圧を変化させ、これによってベルト62の張力
を変化させる。
【0024】図8は、Xステージ30のX軸方向の位置
情報に基づいてベローズ71bの空気圧を制御する制御
系を示すブロック図である。同図に示すように、Xリニ
アモータ50の制御を行なうサーボ系は、図示しないコ
ンピュータから送られる位置指令値と位置センサ30d
からフィードバックされるXステージ30のX軸方向の
位置情報とに基づいてXリニアモータ50の駆動量を制
御する。また、上記の位置指令値は、Kp変換されてベ
ロフラム制御系への圧力指令値とともに制御手段である
コントローラ70aに送信され、ベロフラム71の給気
口71aに接続されたサーボバルブを調節してベローズ
71b内の空気圧を制御する。
【0025】このように、Xステージ30の位置指令値
に変換係数Kpを乗じてベロフラム制御系への圧力指令
値に加算することによって、ステージ可動部の重心位置
が変わるときに各ベロフラム71内の空気圧を変化さ
せ、各ベルト62の張力を調節する。このようにして各
ベルト62の張力を個別に調節することにより、Xステ
ージ30の移動によって発生する回転モーメントと逆向
きの回転モーメントを発生させ、Yガイド11にかかる
負荷を低減する。
【0026】上記のモーメント補正を行なうことによっ
てYガイド11にかかる負荷が大幅に低減されるため、
Yガイド11を大型かつ高重量にすることなく、ステー
ジの動特性を大幅に向上させ、ステップ移動や位置決め
の高速化と高精度化に対応することができる。しかし、
このようにアクチュエータ70によってYステージ20
の回転モーメントを補正し、かつ、ベルト62を介して
Yステージ20に伝播する振動を低減しても、なおカウ
ンタマス61からYステージ20に伝播する振動を完全
に除去するのは難しい。このような振動は、数Hzと低
周波数ではあるが、位置決め精度をより一層向上させ、
かつ高速化を促進するためには無視することができな
い。
【0027】そこで、図3に示すように、カウンタマス
61をYステージ20と逆向きに加速してカウンタマス
61の固有振動を抑制するための第3の駆動手段である
一対のリニアモータ80が設けてある。両リニアモータ
80は、カウンタマス61の両端に配設され、それぞ
れ、Yステージ20をY軸方向に駆動するYリニアモー
タ40の裏側に位置する。各リニアモータ80は、カウ
ンタマス61と一体であるリニアモータ可動子81を有
し、リニアモータ可動子81は、定盤10の側縁に設け
られたリニアモータ固定子82に沿って移動する。カウ
ンタマス61を駆動するリニアモータ80の制御系につ
いては図9のブロック図に基づいて後述する。
【0028】これによれば、ベルト62を含むカウンタ
マス機構60からYステージ20に伝播する振動をアク
チュエータ70によって減衰させ、かつ、カウンタマス
61の固有振動自体を低減させることができるため、Y
ステージ20の制御系の外乱を極めて効果的に除去し、
より一層の位置決め精度の向上と位置決めの高速化に貢
献することができる。また、このように小型かつ高性能
で高速化に適したステージ装置を用いることによって、
半導体デバイス等を製造するための露光装置の小型化お
よび高性能化と生産性の向上に大きく貢献することがで
きる。
【0029】各アクチュエータ70として、ベロフラム
71の代わりに図5に示すエアシリンダ72を用いた場
合は、以下の通りである。給気口72aを備えたシリン
ダ72bはYステージ20と一体であり、ベルト62の
下端にはピストン72cが連結されている。給気口72
aに供給される空気の圧力を変えることによって、ベル
ト62の張力を変化させる。シリンダ72bの空気圧を
制御する制御系は図8と同様である。
【0030】各アクチュエータ70として、図6に示す
リニアモータ73を用いた場合は、以下の通りである。
リニアモータ73のコイル73aはYステージ20と一
体であり、ベルト62の下端には駆動用のマグネット7
3bが連結されている。コイル73aに供給される電流
を変えることによって、ベルト62の張力を変化させ
る。コイル73aに供給される電流を制御する制御系は
図8と同様である。
【0031】各アクチュエータ70として、図7に示す
圧電素子74を用いた場合は、以下の通りである。圧電
素子74の上端を支持するハウジング74aはYステー
ジ20と一体であり、ベルト62の下端には圧電素子7
4の下端を支持するハウジング74bが連結されてい
る。圧電素子74の電圧を変えることによって、その厚
さを変化させ、ベルト62の有効長さを変化させる。圧
電素子74の電圧を制御する制御系は図8と同様であ
る。
【0032】図9は、カウンタマス61およびYステー
ジ20の制御系を示す。同図に示すように、Yステージ
20を駆動する制御ループとカウンタマス61を駆動す
る制御ループにおいて、Yステージ20の目標位置Aと
現在位置Bとを比較する比較器96と、比較器96から
の信号に基づいて各制御ループを開閉するスイッチ95
aおよび95bが設けられている。リニアモータ80に
よってカウンタマス61を駆動することは、ベルト62
を介してYステージ20を駆動することにもなる。すな
わち、各制御ループは、目標位置Aと、フィードバック
される位置センサ30cからの現在位置Bとに基づいて
Yステージ20を目標位置Aに位置させるべく、それぞ
れYリニアモータ40およびリニアモータ80を駆動す
る構成となっている。
【0033】この構成において、Yステージ20が目標
位置に到達するまでは、スイッチ95aが開き、スイッ
チ95bが閉じた状態であるため、カウンタマス61を
駆動する制御ループのみが閉じて、リニアモータ80の
みが駆動する。そして、カウンタマス61とYステージ
20はベルト62により連結されているため、スイッチ
95aが開いていてYリニアモータ40に電流が流れな
くても、Yステージ20はカウンタマス61に引きずら
れて目標位置近傍まで駆動される。目標位置に到達した
ら、スイッチ95aが閉じ、スイッチ95bが開いた状
態となるため、Yステージ20を駆動する制御ループの
みが閉じて、リニアモータ40のみによりYステージ2
0を駆動するように制御が切り替わる。そして、この制
御系は、Yステージ20を目標位置近傍まで高速で移動
させる場合には、ウエハから離れたカウンタマス61の
リニアモータ80に大電流を流してYステージ20を目
標位置近傍まで加減速駆動し、目標位置に到達したら、
Yステージ20のリニアモータ40に微小な電流を流し
て高精度に位置決めを行なう。
【0034】これによれば、ウエハにより近いYステー
ジ20のリニアモータ40には大電流を流すことがない
ため、ステージの熱変形の影響が小さくなる。したがっ
て、より一層位置決め精度を向上させ、高速化を促進す
ることができる。また、この制御系によれば、必要に応
じてカウンタマス61のリニアモータ80に冷却管を配
置し、冷却水を循環させるような対策も可能である。冷
却水が循環する際の循環ポンプの振動等は、先に示した
ようにアクチュエータ70により遮断可能であるため、
位置決め精度を劣化させることはない。
【0035】図10は、第2の実施例を示す。この実施
例は、図1の実施例において、ベルト62とYステージ
20の連結部にアクチュエータ70を設ける替わりに、
定盤10の上端に配設された滑車63の軸受部(支持
部)にアクチュエータ90を設けたものである。アクチ
ュエータ90は、図11に示すように、滑車63を回転
支持するころがり軸受63aを載置した軸受ベース63
bと定盤10との間に配設したべロフラム91によって
構成されている。べロフラム91の内部構成は、図4の
べロフラム71と同様であり、図8と同様の制御系によ
って制御される。ベロフラム91の代わりに、図5〜図
7と同様のエアシリンダ、リニアモータ、圧電素子等を
用いてもよい。定盤10、Yガイド11、Yステージ2
0、Xステージ30、Yリニアモータ40、Xリニアモ
ータ50、カウンタマス機構60等の構成や作用は第1
実施例の場合と同様である。図1と同様の要素について
は同一符号を付してあり、説明は省略する。
【0036】本実施例のように、ベルトの張力や有効長
さを調節するアクチュエータを滑車63の支持部に用い
てもよい。また同様のアクチュエータを定盤10の裏側
の、ベルト62とカウンタマス61の連結部に設けて
も、上記と同様の回転モーメントの補償を効果的に行な
うことができることは言うまでもない。
【0037】次に、本発明によるステージ装置を用いた
X線露光装置の露光光学系について説明する。この露光
光学系では、図12に示すように、X線源であるSR発
生装置(荷電粒子蓄積リング)1から放射されたX線で
あるSR光(荷電粒子蓄積リング放射光)はシートビー
ム状であるため、発光点から所定の距離に設置されたミ
ラー2によってY軸方向に走査される。ミラー2は1枚
に限らず、複数枚のミラーを用いてもよい。ミラー2に
よって反射されたSR光は、X線透過膜上にX線吸収体
からなるパターンが形成されたマスク等の原版Mを透過
し、感光材としてのレジストが塗布されたウエハWに照
射される。ウエハWは、前述のステージ装置上のウエハ
チャック(ワークステージ)に保持され、ステージ装置
によってステップ移動および位置決めが行なわれる。原
版Mの上流側には露光時間を制御するためのシャッタ4
が配設され、シャッタ4の駆動装置4aはシャッタコン
トローラ4bによって制御される。ミラー2とシャッタ
4の間には図示しないベリリウム膜が設けられており、
ミラー2側は超高真空、シャッタ4側はヘリウムガスの
減圧雰囲気に制御される。
【0038】次にこの露光装置を利用した半導体デバイ
スの製造方法の実施例を説明する。図13は半導体デバ
イス(ICやLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パ
ネルやCCD等)の製造フローを示す。ステップ1(回
路設計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステ
ップ2(マスク製作)では設計した回路パターンを形成
したマスクを製作する。ステップ3(ウエハ製造)では
シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ
4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意した
マスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウ
エハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組立)は
後工程と呼ばれ、ステップ4において作製されたウエハ
を用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ
工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工
程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)
では、ステップ5で作製された半導体デバイスの動作確
認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工
程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステッ
プ7)される。
【0039】図14は上記ウエハプロセス(ステップ
4)の詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)では
ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)で
はウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極
形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ス
テップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち
込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光
剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記説明した
露光装置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付
露光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを
現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレ
ジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジス
トを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうこと
によって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成され
る。本実施例の製造方法を用いれば、従来は製造が難し
かった高集積度の半導体デバイスを製造することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ウンタマス制御手段による制御およびステージ制御手段
による制御をワークステージの目標位置と現在位置との
比較結果に基づいてオン・オフできるようにしたため、
ワークステージを目標位置近傍まで高速に移動させる場
合には、ワークステージから離れた第3駆動手段に大電
流を流してワークステージを加減速駆動し、目標位置に
到達したら第1駆動手段に微小な電流を流してワークス
テージを高精度に位置決めすることができる。これによ
れば、ワークステージにより近い第1駆動手段には大電
流を流すことがないため、ワークステージの熱変形の影
響を小さくし、より一層位置決め精度を向上させ、高速
化を促進することができる。そして、本発明のステージ
装置を用いた本発明の露光装置やデバイス製造方法によ
れば、半導体デバイス等の高精細化や低価格化を大幅に
促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るステージ装置を
示す斜視図である。
【図2】 図1の装置におけるYガイド等の軸受剛性を
説明する図、およびYガイドの断面を示す図である。
【図3】 図1の装置を裏側からみた斜視図である。
【図4】 図1の装置におけるアクチュエータとして用
いるベロフラムの断面図である。
【図5】 図1の装置におけるアクチュエータとして用
いることができるエアシリンダの断面図である。
【図6】 図1の装置におけるアクチュエータとして用
いることができるリニアモータの断面図である。
【図7】 図1の装置におけるアクチュエータとして用
いることができる圧電素子の断面図である。
【図8】 図1の装置におけるアクチュエータの制御系
を示すブロック図である。
【図9】 カウンタマスおよびワークステージを駆動す
る制御系を示すブロック図である。
【図10】 本発明の第2の実施例を示す斜視図であ
る。
【図11】 図10の装置におけるアクチュエータの断
面図である。
【図12】 本発明のステージ装置を適用することがで
きるX線露光装置を示す図である。
【図13】 本発明の露光装置を用いることができる半
導体製造工程を示すフローチャートである。
【図14】 図13の工程におけるウエハプロセスを示
すフローチャートである。
【図15】 従来例に係る縦型ステージを示す側面図で
ある。
【図16】 図15の装置の立面図である。
【符号の説明】
1:SR発生装置、2:ミラー、3:ウエハチャック、
10:定盤、11:Yガイド、20:Yステージ、2
3:連結板、30:Xステージ、40:Yリニアモー
タ、50:Xリニアモータ、60:カウンタマス機構、
61:カウンタマス、62:ベルト、63:滑車、7
0,90:アクチュエータ、70a:コントローラ、7
1,91:ベロフラム、72:エアシリンダ、73,8
0:リニアモータ、74:圧電素子、81:リニアモー
タ可動子、82:リニアモータ固定子、95a,95
b:スイッチ、96:比較器、M:原版、W:ウエハ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 531A Fターム(参考) 2F078 CA08 CB05 CB09 CB10 CB12 CB13 CB16 CC02 CC11 CC15 2H097 CA15 KA28 5F031 CA02 HA58 LA02 LA08 LA13 MA27 5F046 GA04 GA11 GA18 5H303 AA06 BB02 BB08 BB12 DD04 DD08 DD12 DD14 DD28 EE03 EE07 FF04 FF06 GG13 HH01 KK35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ鉛直な基準面に沿って2次元的に移
    動自在に案内されたワークステージと、このワークステ
    ージに対してほぼ鉛直な第1の方向への駆動力を付与す
    る第1の駆動手段と、この第1駆動手段により前記ワー
    クステージを与えられた目標位置に位置させるべく制御
    するステージ制御手段と、前記ワークステージを第2の
    方向に移動させる第2の駆動手段と、前記ワークステー
    ジの重さにバランスするカウンタマスと、このカウンタ
    マスを前記ワークステージに連結している連結部材を巻
    回支持する滑車とを備えたステージ装置において、前記
    カウンタマスに対してほぼ鉛直な方向に沿った駆動力を
    付与する第3の駆動手段と、この第3駆動手段により前
    記カウンタマスの駆動を制御するカウンタマス制御手段
    と、このカウンタマス制御手段による制御および前記ス
    テージ制御手段による制御を前記ワークステージの目標
    位置と現在位置との比較結果に基づいてオン・オフする
    スイッチ手段とを具備することを特徴とするステージ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ手段は、前記ワークステー
    ジが前記目標位置に到達するまではカウンタマス制御手
    段による制御のみをオンとして前記ワークステージが前
    記第3駆動手段のみにより駆動されるようにし、前記ワ
    ークステージが前記目標位置に到達したら前記ステージ
    制御手段による制御のみをオンとして前記ワークステー
    ジが前記第1駆動手段のみにより駆動されるようにする
    ものであることを特徴とする請求項1に記載のステージ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ステージ制御手段および前記カウン
    タマス制御手段は、前記ワークステージの目標位置とフ
    ィードバックされる現在位置とに基づいて前記ワークス
    テージを前記目標位置に位置させるべくそれぞれ前記第
    1および第3駆動手段を駆動するものであることを特徴
    とする請求項1または2に記載のステージ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第3駆動手段はリニアモ
    ータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のステージ装置。
  5. 【請求項5】 前記ワークステージを前記基準面に対し
    て非接触に保つ静圧軸受装置が設けられていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のステージ
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ワークステージを前記第1方向に案
    内するヨーガイド、および前記ワークステージを前記ヨ
    ーガイドに対して非接触に保つヨーガイド静圧軸受装置
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載のステージ装置。
  7. 【請求項7】 前記カウンタマスを前記第1方向に案内
    するカウンタマスヨーガイド、および前記カウンタマス
    を前記カウンタマスヨーガイドに対して非接触に保つカ
    ウンタマスヨーガイド静圧軸受装置が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のス
    テージ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかのステージ装置
    と、これによって保持され、位置決めされた被露光物を
    露光する露光手段とを具備することを特徴とする露光装
    置。
  9. 【請求項9】 露光光がX線であることを特徴とする請
    求項8に記載の露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9の露光装置によって
    基板を露光する工程を有することを特徴とするデバイス
    製造方法。
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