JP2001015511A - 配線パターン及びそのパターンにおける不良コンタクトの特定方法 - Google Patents

配線パターン及びそのパターンにおける不良コンタクトの特定方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属配線とコンタクトで形成されるコンタクト
チェーンにおいて、不良コンタクト個所を複数個同時に
特定することにある。 【解決手段】パッド5,6間に形成する大規模な1つの
コンタクトチェーンに対し、折返し部のメタルデポジシ
ョン用金属配線3を長く形成するとともに、パッドと金
属配線3を短絡するデポジション金属膜15を堆積し、
コンタクトチェーンを、複数の小規模な直列コンタクト
チェーンが並列接続された回路に変更する。この試料に
対して、パッド5に電位を供給し、パッド6をGNDに
して電位差コントラストを観察することにより、コンタ
クトチェーン中に存在する複数のオープンあるいは高抵
抗などの不良コンタクト4を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配線パターン及びそ
のパターンにおける不良コンタクトの特定方法に関し、
特にICチップのテストパターンを形成するコンタクト
チェーンの配線レイアウトにおける配線パターン及びそ
のパターンの不良コンタクト特定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICチップのテストパターンが形
成される部分においては、コンタクトチェーンの中に不
良コンタクトが存在するか否かをチェックしている。な
お、通常層間膜などを貫通して接続を形成するものをコ
ンタンクトと称し、層間膜内の内部配線で接続していも
のをビア(ホール)として区別するが、ここでは代表し
てコンタクトの場合を例にとる。
【0003】図8は従来の一例を説明するためのコンタ
クト配線レイアウトの上面図である。図8に示すよう
に、従来のICチップのテストパターン部分1は、パッ
ド6および19間にチェーン状に接続される金属配線2
およびコンタクト(下層)が形成されており、この場合
には不良コンタクト(X印)4が3つ存在するものとす
る。
【0004】このようなテストパターン部分1を備えた
ICチップにおいては、通常シリコン基板上に隣り合う
コンタクトを分離するように素子分離を形成し、イオン
注入や熱拡散により拡散層が形成される。さらに、層間
膜を堆積した後、コンタクトの開口を行い、1つの拡散
層から他の拡散層へ接続されるように、例えばフォトリ
ソグラフィーを用いて、金属配線2を形成する。この拡
散層は、チタンあるいはコバルトなどを用いて自己整合
的にシリサイド化しても良い。また、層間膜上部の金属
配線2が同様のパターンを有するのであれば、層間膜中
に下部配線を形成し、上部配線となる金属配線2とビア
ホ−ルで接続したようなビアチェーンに適用してもよ
い。
【0005】このような構造を持つパターンを基板上に
多数作成する。各々のパターンに対しては、オートプロ
ーバーなどを用い、電気特性測定用パッドに針を落とし
電圧を印加することにより、まず抵抗異常のコンタクト
チェーンを特定する。
【0006】図9は図8における不良コンタクトを特定
するためのボルテージコントラスト測定体系図である。
図9に示すように、オートプローバーの測定で異常と判
定されたコンタクトチェーンに対して、ボルテージコン
トラストを用いて不良コンタクト4の特定を行う。この
ボルテージコントラスト観察の際には、パッド6をグラ
ウンドに落とし、もう一方のパッド19をフローティン
グにする。もしくは、フローティング側のパッドに電圧
を印加する。
【0007】この試料となるチップのテストパターン部
1に対して、荷電粒子ビームを走査させ、二次的に発生
した荷電粒子を検出し、走査二次荷電粒子像が得られる
ような測定装置、例えば集束イオンビーム装置FIBや
走査型電子顕微鏡SEMを用いてコンタクトチェーン上
でプローブを走査することにより、走査二次荷電粒子像
を得る。
【0008】この走査二次荷電粒子像上では、抵抗の高
いコンタクト4を境にして、グラウンド側配線21とフ
ローティング側配線20のコントラストが極端に変化す
るため、抵抗異常を有するコンタクト4の位置を特定す
ることが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の不良コ
ンタクトの特定においては、まず第1に、オープンコン
タクトがコンタクトチェーンの中に複数個存在していて
も、その内の1つ、GNDパッドに一番近い不良コンタ
クトしか検出することが出来ないという欠点がある。
【0010】すなわち、直列コンタクトチェーンに複数
のオープンコンタクトが存在した場合、最もグラウンド
パッドに近いオープンコンタクトの個所で大きなボルテ
ージコントラストの変化が生じるが、他のオープンコン
タクトではプローブビームに起因した電荷がグラウンド
に逃げることが出来ないため、不良コンタクト前後の配
線ともチャージアップした状態になってしまうので、複
数の不良コンタクトを検出することはできない。
【0011】また第2に、電圧を印加しボルテージコン
トラストを利用して不良コンタクトを検出する場合、複
数の高抵抗コンタクトがコンタクトチェーン中に存在し
ていた場合には、1つの不良コンタクトを検出するより
も高い電圧を印加しなければ、検出することが出来ない
という欠点がある。すなわち、同程度の抵抗値を持つ異
常コンタクトが1つのチェーン内に複数存在しているよ
うな場合には、各々の異常コンタクトで均等に電圧降下
が生じてしまうため、コンタクトチェーン中に存在して
いる不良コンタクトの数が多い程、パッド間に高い電圧
を印加して不良コンタクトで十分な電圧降下を生じさせ
なくては、明瞭なボルテージコントラストを観察するこ
とが出来なくなる。しかも、チェーンに印加する電圧を
著しく高くした場合には、層間絶縁膜の絶縁破壊を生じ
る可能性がある。
【0012】また、第3に、異常コンタクトの抵抗値が
それ程高くない場合や、チェーンの規模がきわめて大規
模になった場合、あるいは通常のコンタクト抵抗が高い
場合には、パッド間に高い電圧をかけなければ、ボルテ
ージコントラストを検出できないという問題もある。す
なわち、直列コンタクトチェーンにおいて、不良コンタ
クトにおける電圧降下は、コンタクトチェーンの総抵抗
に依存する。したがって、チェーンの規模が大きくなれ
ばなる程、または異常コンタクトの抵抗値が小さくなれ
ばなる程、さらには通常のコンタクト抵抗値が高ければ
高い程、異常コンタクト部で生じる電圧降下の割合は小
さくなる。従って、このような場合には、パッド間に大
きな電圧を印加しなくてはならなくなる。
【0013】本発明の目的は、このような高抵抗コンタ
クトを複数個同時に特定することのできる配線パターン
及びそのパターンにおける不良コンタクトの特定方法を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の配線パターン
は、メタルデポジション用金属配線を上層配線もしくは
内部配線に有して構成される。
【0015】本発明の不良コンタクトの特定方法は、パ
ッド間に形成されるコンタクトチェーンの折返し部にメ
タルデポジション用金属配線を形成するとともに、前記
パッドと前記メタルデポジション用金属配線を短絡する
デポジション金属膜を堆積して複数の小規模な直列コン
タクトチェーンを並列に形成した後、前記パッドに電位
およびGNDを供給して電位差コントラストを判定し、
前記コンタクトチェーン中に存在する不良コンタクトを
検出するように構成される。
【0016】また、このメタルデポジション用金属配線
は、折返し部にT字状部を形成するか、金属配線の太さ
のままで配線を伸ばして形成するとともに、その伸ばし
た金属配線に前記デポジション金属膜を堆積して形成す
ることができる。
【0017】また、このコンタクトチェーンは、その全
面もしくは一部に集束させた一次荷電粒子ビームをラス
ター状に走査して二次的に発生する荷電粒子を検出し、
その走査二次荷電粒子像に現れるコントラストの変化か
ら不良コンタクトを検出するように形成される。
【0018】また、かかる不良コンタクトは、複数個同
時に検出することができる。
【0019】また、コンタクトチェーンは、層間膜内の
ビアホールおよび内部金属配線によって形成されるビア
チェーンを用いることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0021】図1は本発明の一実施の形態を説明するた
めのコンタクト配線レイアウトの上面図である。図1に
示すように、本実施の形態のICチップのテストパター
ン部1においては、金属配線2に対し、折り返えしの両
側にT字状のメタルデポジション用金属配線3を形成す
るとともに、電圧印加用パッド5およびGND側パッド
6の引出し部を長めに形成したことにある。また、不良
コンタクト(X印)4は、前述の従来例と同様に、3個
所あるものとし、これらの不良コンタクト4をすべて特
定するものとする。
【0022】また、本発明における配線パターンは、メ
タルデポジション用金属配線3を上層配線に形成してい
るが、内部配線に形成しても同様である。
【0023】この金属配線2は、それぞれ2つのコンタ
クトと接続されており、各々のコンタクトはそれぞれ素
子分離で分離された別の拡散層と接続している。また、
各々の拡散層からも2つのコンタクトが接続しており、
これらのコンタクトも隣り合う異なる金属配線に接続さ
れる。これにより、パッド5からパッド6へは、電気的
に直列に金属配線2と拡散層を介して接続できることに
なる。なお、ビアチェーンについても、同様である。
【0024】また、このメタルデポジション金属配線2
は、その折り返し部の一例をT字状部で説明するが、か
かる形状に限定されることはない。例えば、金属配線の
太さそのままで配線部分を伸ばしても同様に実現するこ
とができる。なお、配線が伸びていれば、その配線形状
は特に問わない。
【0025】図2は図1におけるコンタクトチェーンの
場合のA−A線断面図である。図2に示すように、この
チップのテストパターン部1は、コンタクトチェーンを
作るためのものであり、隣り合う素子を分離するための
素子分離領域9と、イオン注入や熱拡散により形成する
拡散層8とを備えたシリコン基板7上に層間膜10を堆
積した後、コンタクト11の開口を行い、1つの拡散層
8から他の拡散層(図示省略)へと接続するように、フ
ォトリソグラフィーなどを用いて、金属配線2を形成す
る。この拡散層8は、チタンあるいはコバルトなどを用
いて自己整合的にシリサイド化しても良い。
【0026】図3は図2と同様に図1におけるビアチェ
ーンの場合のA−A線断面図である。図3に示すよう
に、このチップのテストパターン部1は、ビアチェーン
を作るためのものであり、層間膜10の上部の金属配線
12が図1のパターンと同様のパターンを有するもので
あれば同様である。すなわち、層間膜10の中に下部配
線14を形成し、上部金属配線12とビアホ−ル13で
接続したようなビアチェーンに適用することもできる。
【0027】このような構造を有するパターンを基板7
上に多数個作成する。各々のパターンに対しては、オー
トプローバーなどを用いて電気特性測定用パッドに針を
落とし、電圧を印加することにより、抵抗異常のコンタ
クトもしくはビアチェーンを特定する。
【0028】図4は図1に示すICのテストパターン部
分を測定するためにメタルデポジションを行った状態の
上面図である。この場合、メタルデポジション用金属配
線3に対し、デポジション金属膜15を形成し、コンタ
クトチェーンを複数個の小規模直列コンタクトチェーン
に分割する。すなわち、抵抗異常のコンタクトチェーン
に対して、集束イオンビーム装置(FIB)に付帯する
メタルデポジション機能を用い、メタルデポジション用
金属配線3のT字型に飛び出した配線部分にデポジショ
ン金属膜15を形成する。これにより、このコンタクト
チェーンは複数の直列コンタクトチェーンの並列接続し
た回路に変換することが出来る。
【0029】図5は図4における不良コンタクトを特定
するためのボルテージコントラスト測定図である。図5
に示すように、異常と判定されたコンタクトチェーンに
対して、ボルテージコントラストを用いて不良コンタク
ト4の特定を行う。このボルテージコントラスト観察の
際には、パッド6をグラウンドに落とし、もう一方のパ
ッド5をフローティングもしくは外部電源16より電圧
を印加する。もし、複数の荷電粒子ビームを使用可能な
装置の場合、フローティング側のパッド5にビームを連
続的に照射しても良い。
【0030】このようなデポジション金属膜15を形成
した試料に対し、荷電粒子ビームをプローブとし、二次
的に発生した荷電粒子を検出し画像化可能なFIBやS
EMのような装置を用いて、コンタクトチェーン全体も
しくは一部が入るようにプローブを走査し、走査二次荷
電粒子像を得る。この走査二次荷電粒子像上では、抵抗
の高い不良コンタクト4を境にして、グラウンド側のチ
ャージアップしていない金属配線17と電圧印加側のチ
ャージアップした金属配線18とのコントラストが極端
に変化するため、抵抗異常を有するコンタクト位置を特
定することが出来る。
【0031】前述した従来例では、直列コンタクトチェ
ーンの中に不良コンタクト4である複数のオープンコン
タクトが存在する場合、接地されたパッドに最も近いコ
ンタクトでボルテージコントラストが観察され、その他
の配線では、一次ビームに起因したチャージがグラウン
ドに逃げられずにチャージアップしていた。
【0032】しかるに、本実施の形態によれば、メタル
デポジション用金属膜15により、小分けにされた直列
のコンタクトチェーンが複数個でき、その各々がGND
に落ちることになる。従って、メタルデポジションで生
じたコンタクトチェーンの数だけ、オープンコンタクト
を検出することが可能となる。なお、ビアチェーンもま
ったく同様である。
【0033】また、本実施の形態によれば、直列コンタ
クトチェーンにおける電圧降下は、異常コンタクト抵抗
以外のコンタクト抵抗の総和と異常コンタクト4の抵抗
とで生じる。仮に、コンタクトチェーン内に複数の同程
度の抵抗値を持つ高抵抗コンタクト4が存在し、コンタ
クトチェーンのほとんどの電圧降下がこれら高抵抗コン
タクト4で生じるとした場合、その電圧降下は各々の異
常コンタクト4で均等に生じる。従って、1つあたりの
不良コンタクト4で生じる電圧降下が小さくなり、ボル
テージコントラストも低下してしまう。しかしながら、
メタルデポジションにより直列コンタクトチェーンを複
数の小規模直列コンタクトチェーンの並列接続にする
と、分割された小規模直列コンタクトチェーン中の1つ
1つの不良コンタクト4で大きな電圧降下が生じるた
め、パッド5および6間に印加する電圧が同一でもボル
テージコントラストを容易に検出する事が可能になる。
【0034】また、本実施の形態によれば、従来行われ
てきたようなウエハー内に作られた多くのコンタクトを
含む大規模直列コンタクトチェーンの電気抵抗を測定
し、異常コンタクト4を含むチェーンを特定するという
機能を持ちつつ、メタルデポジション用に作られた配線
3上にデポジション金属膜15を形成することにより、
複数の小さなコンタクトチェーンに分割可能であり、1
つのパターンから任意の規模のコンタクトチェーンをオ
フラインで作成することができる。このため、オートプ
ローバにより複数の小さなコンタクトチェーンを大量に
抵抗測定する手間や、大規模直列チェーンで複数の不良
コンタクト4を特定するために各々の不良コンタクト4
をショートさせるようなその都度毎(FIB毎)のメタ
ルデポジションを行う手間を省くことができる。また、
1つあたりの異常コンタクト4を検出するに必要な時間
も短縮される。
【0035】また、本実施の形態によれば、不良コンタ
クト4の抵抗値が同じであれば、電圧を印加してボルテ
ージコントラストを測定する場合、コンタクトチェーン
の総抵抗値が小さい程、不良コンタクト4での電圧降下
が大きい。本実施の形態では、元の大規模チェーンを小
規模チェーンに分割するために、各々のチェーンの総抵
抗値は減少する。このため、不良コンタクト4での電圧
降下が大きくなり、ボルテージコントラストをより一層
明瞭にできる。
【0036】さらに、従来のコンタクトチェーンにおけ
る金属配線構造では、配線と配線との間のスペースが1
μm未満と狭いので、メタルデポジションした領域が所
望の配線以外の部分と接触してしまい易いのに対し、本
実施の形態によれば、メタルデポジション領域をコンタ
クトチェーン本体と離れて設定することが可能となるた
め、容易に且つ短絡させることなしに複数の小規模直列
コンタクトチェーンに分割することが可能となる。
【0037】図6は本発明の他の実施の形態を説明する
ためのコンタクト配線レイアウトの上面図である。図6
に示すように、本実施の形態のICチップのテストパタ
ーン部1においても、その断面の構造は、前述した図2
もしくは図3の構造と同一である。
【0038】前述した一実施の形態では、予め電気特性
測定用パッド5,6周辺に、メタルデポジション金属膜
12を配置形成したが、大規模なパターンでは、縦と横
の長さが100μmを超えるほどに長くなる場合があ
る。そこで、図6に示したような配線のレイアウトを取
ることにより、メタルデポジション時間を大幅に短縮す
ることが可能である。
【0039】そこで、このような構造を持つパターンを
基板上に多数作成し、各々のパターンに対して、オート
プローバーなどを用いて電気特性測定用パッドに針を落
とし電圧を印加することにより、抵抗異常のコンタクト
4のチェーンを特定する。
【0040】図7は図6における不良コンタクトを特定
するためのボルテージコントラストの模式図である。図
7に示すように、異常と判定されたコンタクトチェーン
に対して、集束イオンビーム装置(FIB)に付帯する
メタルデポジション機能を用い、メタルデポジション用
金属配線3の飛出した部分にメタルデポジション配線1
5を形成する。これにより、このコンタクトチェーンは
複数の直列コンタクト(ビア)チェーンの並列接続した
回路に変換することができる。この状態からパッド6を
グラウンドに落とし、もう一方のパッド5にフローティ
ングにするか、もしくは外部電源16より電圧を印加す
るか、あるいは複数の荷電粒子ビームを使用可能な装置
の場合は、フローティング側のパッド5にビームを連続
的に照射した状態から一次荷電粒子ビームをコンタクト
チェーン全体あるいは一部で走査させ、走査二次荷電粒
子像を得る。かかる走査二次荷電粒子像上では、抵抗の
高いコンタクト4を境にして、グランド側配線17と電
圧印加側配線18のコントラストが極端に変化するた
め、抵抗異常を有するコンタクト4の位置を特定するこ
とができる。
【0041】なお、上述した実施の形態の他にも、コン
タクトチェーンの折り返し部でォバサレタ配線部分にF
IBを用いたメタルデポジションではなく、直接延長し
た配線に微細なメタルのプローブを接続することによ
り、複数の小規模直列コンタクトチェーンに分割し、走
査二次荷電粒子像より、抵抗異常を有するコンタクト4
の位置を特定することもできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の不良コン
タクトの特定方法は、一度のボルテージコントラスト像
の観察で、最大で分割した直列チェーンの個数分だけ、
コンタクト(ビア)チェーン中に存在する複数のオープ
ンコンタクト(ビア)を特定することができるという効
果がある。
【0043】また、本発明は、直列コンタクト(ビア)
チェーン中に含まれる複数の高抵抗コンタクト(ビア)
を、一度のボルテージコントラスト像の観察で特定する
ことが可能になるという効果がある。
【0044】また、本発明は、不良コンタクト(ビア)
1つあたりの位置特定時間の短縮化を実現できるという
効果がある。
【0045】さらに、本発明は、集束イオンビーム装置
の付帯機能であるメタルデポジションを用いて、他のコ
ンタクト(ビア)へ短絡することなしに、直列のコンタ
クト(ビア)チェーンを複数の小規模直列コンタクト
(ビア)チェーンに分割することが出来るという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を説明するためのコンタ
クト配線レイアウトの上面図である。
【図2】図1におけるコンタクトチェーンの場合のA−
A線断面図である。
【図3】図2と同様に図1におけるビアチェーンの場合
のA−A線断面図である。
【図4】図1に示すICのテストパターン部分を測定す
るためにメタルデポジションを行った状態の上面図であ
る。
【図5】図4における不良コンタクトを特定するための
ボルテージコントラスト測定図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を説明するためのコン
タクト配線レイアウトの上面図である。
【図7】図6における不良コンタクトを特定するための
ボルテージコントラストの模式図である。
【図8】従来の一例を説明するためのコンタクト配線レ
イアウトの上面図である。
【図9】図8における不良コンタクトを特定するための
ボルテージコントラスト測定体系図である。
【符号の説明】
1 チップのテストパターン部 2 金属配線 3 メタルデポジション用金属配線 4 不良コンタクト 5 電圧印加側パッド 6 GND側パッド 7 シリコン基板 8 拡散層 9 素子分離領域 10 層間膜 11 コンタクト 12 上部金属配線 13 ビアホール 14 下部金属配線 15 デポジション金属膜 16 外部電源 17 チャージアップしてない金属配線 18 チャージアップした金属配線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタルデポジション用金属配線を上層配
    線もしくは内部配線に有することを特徴とする配線パタ
    ーン。
  2. 【請求項2】 パッド間に形成されるコンタクトチェー
    ンの折返し部にメタルデポジション用金属配線を形成す
    るとともに、前記パッドと前記メタルデポジション用金
    属配線を短絡するデポジション金属膜を堆積して複数の
    小規模な直列コンタクトチェーンを並列に形成した後、
    前記パッドに電位およびGNDを供給して電位差コント
    ラストを判定し、前記コンタクトチェーン中に存在する
    不良コンタクトを検出することを特徴とする不良コンタ
    クトの特定方法。
  3. 【請求項3】 前記メタルデポジション用金属配線は、
    折返し部にT字状部を形成するか、前記折返し部の金属
    配線の太さのままで配線を伸ばして形成するとともに、
    その伸ばした金属配線に前記デポジション金属膜を堆積
    した請求項2記載の不良コンタクトの特定方法。
  4. 【請求項4】 前記コンタクトチェーンは、その全面も
    しくは一部に集束させた一次荷電粒子ビームをラスター
    状に走査して二次的に発生する荷電粒子を検出し、その
    走査二次荷電粒子像に現れるコントラストの変化から不
    良コンタクトを検出する請求項2記載の不良コンタクト
    の特定方法。
  5. 【請求項5】 前記不良コンタクトは、複数個同時に検
    出しうる請求項2記載の不良コンタクトの特定方法。
  6. 【請求項6】 前記コンタクトチェーンは、層間膜内の
    ビアホールおよび内部金属配線によって形成されるビア
    チェーンを用いる請求項2記載の不良コンタクトの特定
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7538345B2 (en) 2005-09-27 2009-05-26 Fujitsu Microelectronics Limited Inspection method of contact failure of semiconductor device and semiconductor device to which inspection method is applied

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7538345B2 (en) 2005-09-27 2009-05-26 Fujitsu Microelectronics Limited Inspection method of contact failure of semiconductor device and semiconductor device to which inspection method is applied

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