JP2001015343A - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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JP2001015343A
JP2001015343A JP11188880A JP18888099A JP2001015343A JP 2001015343 A JP2001015343 A JP 2001015343A JP 11188880 A JP11188880 A JP 11188880A JP 18888099 A JP18888099 A JP 18888099A JP 2001015343 A JP2001015343 A JP 2001015343A
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JP
Japan
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core
coil
air
lead wire
lead
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Pending
Application number
JP11188880A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nakajima
淳 中嶋
Hideaki Sasahira
秀昭 笹平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Totoku Electric Co Ltd filed Critical Totoku Electric Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な手段で占積率を改善でき、薄型化,小
型化が可能で軽薄短小化、高効率化された閉磁路型のチ
ョークコイルを提供する。 【構成】 平角線8を一条巻してなる空芯コイル7と、
空芯コイル7を収納する環状凹部3と空芯コイル7のリ
ード線r1,r2を環状凹部3から引き出すためのリー
ド線引出溝4,4を具備するポット型コア1と、ポット
型コア1のフタを形成するプレートコア2とを組合わせ
てなる閉磁路型のチョークコイルであって、リード線引
出溝4,4の一方と隣接する環状凹部3には、空芯コイ
ル7の内周層から引き出すリード線r1の立上部9を収
納する深さが平角線8の厚み以上のリード線立上部収納
溝5を設けて閉磁路型のチョークコイルを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
に用いられるDC−DCコンバータ昇圧用、降圧用チョ
ッパーコイルや電源2次側出力電圧波形の平滑用チョー
クコイル、または周囲にある電子機器の機能に影響を与
える電磁ノイズの防止用に用いられているチョークコイ
ルに係わり、特には、ノートパソコンなどの携帯機器用
のDC−DCコンバータ電源に好適な面実装用の閉磁路
型のチョークコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種携帯機器等の電源に用いられ
るDC−DCコンバータにおいては、電源の小型化、軽
量化、入出力変換効率の向上を目的に動作周波数範囲が
100kHz〜1MHzと高周波化されてきている。こ
のような状況にともない、これら機器用の電源に用いら
れるチョークコイルには、高周波動作に適した小型で低
損失なほか、高効率、高性能のものが要求されている。
【0003】従来の閉磁路型チョークコイルの構成を図
3,4,5により説明する。このチョークコイルはエナ
メル絶縁電線からなる平角線8を所定巻回数で一条巻し
て形成した空芯コイル7や高透磁率のフェライト材料か
らなるポット型コア1およびプレートコア2等を組み合
わせて構成されている。
【0004】図において、1は四角形状のポット型コア
で外観は四角形状で中央部には円柱状突起部10が形成
され、円柱状突起部10の周囲には空芯コイル7を収納
するための環状凹部3が設けられている。また、このポ
ット型コア1の上部角部の少なくとも2カ所には、空芯
コイル7の端末リード線r1,r2を環状凹部3から導
出するとともに、面実装用のコの字型端子(図示せず)
の端部が挿入されるリード線引出溝4,4が形成されて
いる。また、このリード線引出溝4,4に繋がるポット
型コア1側部の角部には角が取られた角取部6,6が形
成されており、リード線引出溝4,4、角取部6,6及
びポット型コア1の下部にかけてコの字型端子が組込ま
れるよう構成されている。このように構成したポット型
コア1に空芯コイル7を収納するとともに、端末リード
線r1,r2とコの字型端子を半田接続等により接続
し、プレートコア2とポット型コア1をエポキシ樹脂等
の接着剤により接着固定して製造したチョークコイルは
基板上にコの字型端子を半田接続する等して用いられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、前述
したチョークコイルに対する軽薄短小化、高効率化の要
求が強まっている。そして、このような要求を満たすた
め空芯コイルの高占積率化を図ったり、線材の種類や空
芯コイルの巻き方などに工夫,改良が施されるようにな
ってきた。高占積率化に対しては、例えば、丸線に変え
て平角線を用いたり、空芯コイルの巻き方をエッジ巻き
に変更する等の手段がとられている。ところが、従来構
成のチョークコイルでは、空芯コイルの内周層から引き
出すリード線の立上部分が占積率を低下させてしまう難
点があった。即ち、リード線r1の立上部9は環状凹部
3を横切ってリード線引出溝4から導出されるので、少
なくとも平角線の厚み分に対応する環状凹部3のコア容
積部分が無駄な空間となり、必然的に占積率化を低下さ
せていた。このため占積率を改善することは難しかっ
た。
【0006】そこで、本発明の目的は、簡便な手段で占
積率を改善でき、薄型化,小型化が可能で軽薄短小化、
高効率化された閉磁路型のチョークコイルを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、平角線8を一
条巻してなる空芯コイル7と、前記空芯コイル7を収納
する環状凹部3と前記空芯コイル7のリード線r1,r
2を前記環状凹部3から引き出すためのリード線引出溝
4,4を具備するポット型コア1と、前記ポット型コア
1のフタを形成するプレートコア2とを組合わせてなる
閉磁路型のチョークコイルであって、前記リード線引出
溝4,4の一方と隣接する前記環状凹部3には、前記空
芯コイル7の内周層から引き出す前記リード線r1の立
上部9を収納する深さが前記平角線8の厚み以上のリー
ド線立上部収納溝5を設けてなることを特徴とする閉磁
路型のチョークコイルを提供する。
【0008】本発明によれば、リード線引出溝4,4の
一方と隣接する環状凹部3に平角線8の厚み以上の深さ
を有するリード線r1の立上部収納溝5を形成し、空芯
コイル7の内周層から引き出すリード線立上部9を収納
したので、平角線8の厚みに対応する環状凹部3のコア
容積部分の無駄な空間がなくなり、空芯コイル7の占積
率を実質的に高めることができる。この結果、チョーク
コイルの薄型化,小型化が可能になり、軽薄短小化、高
効率化された閉磁路型のチョークコイルが提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態により本
発明を具体的に説明する。なお、これにより本発明が限
定されるものではない。
【0010】図1は本発明の実施形態にかかる閉磁路型
のチョークコイルの構成を示す要部断面図、図2は本発
明の実施形態にかかる閉磁路型のチョークコイルに用い
るポット型コアの構成を示す説明図で、同図(a)はそ
の平面図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面図、
図3は閉磁路型のチョークコイルに用いられる空芯コイ
ルの構成を示す説明図で、同図(a)はその平面図、同
図(b)はその正面図である。
【0011】図において、8はエナメル絶縁電線からな
り、巾と厚み寸法が0.8×0.035mm〜0.8×
0.3mm〜の平角絶縁電線で、7はこの平角絶縁電線
8を例えば3.5ターン〜85.5ターンの一条巻で形
成した空芯コイルである。1は外観が略四角形状のポッ
ト型のコアで、外径寸法は幅13.4mm,長さ13.
4mm,高さ2mmであり、ポット型コア1の中央部に
は直径5.0mmの円柱状突起部10が形成されてお
り、円柱状突起部10の周囲には空芯コイル7を収納す
る深さ1.0mmの環状凹部3が形成されている。な
お、この環状凹部3はポット型コア1中心から半径2.
5mm以上で半径5.85mm以内の部分に形成されて
いる。また、このポット型コア1には、上部の角部のう
ちの少なくとも2カ所の角部にコの字型端子(図示せ
ず)の端部が挿入されるほか、空芯コイル7の端末リー
ド線r1,r2を引き出すためのリード線引出溝4,4
が形成されており、リード線引出溝4,4が繋がるポッ
ト型コア1の側面の角部には角取部分6,6が形成され
ている。
【0012】2はポツト型コア1のフタを構成し、外径
寸法が幅13.4mm,長さ13.4mm,高さ1mm
に形成された板状のプレートコアである。なお、ポツト
型コア1およびプレート型コア2の材料としては、例え
ば、Ni−Zn系フェライト材料が用いられている。
【0013】本発明によれば、空芯コイル7の内周層か
ら引き出されるリード線r1の立上部9がリード線引出
部収納溝5に収納され、残りのリード線r1部分はリー
ド線引出溝4から導出される。この結果、チョークコイ
ルの高さ寸法が同じなら、空芯コイル7の巾を平角線8
の厚さ分だけ大きくすることができ、チョークコイルの
抵抗を低く押さえることができる。また、平角線8の断
面積を同じにすれば、従来のチョークコイルとは平角線
8の厚みが異なるため、平角線8の寸法を大きくする必
要がある。
【0014】ここで、本発明による効果を明らかにする
ため、従来と同一形状のポット型コアに巻回数が同じ
で、かつ、平角線の断面積と抵抗率が同じになるように
した本発明と従来品に用いられる空芯コイルについて比
較した。なお、本発明に用いる空芯コイルには巾と厚み
寸法が0.8×0.2(mm)の平角線を用いた。この
平角線に対応して従来品で用いられる平角線は巾と厚み
寸法が0.45×0.355(mm)になった。そし
て、巻回数を同巻数(8.5ターン)とした時のそれぞ
れのデータを表1に示した。
【表1】 断面積が同じ平角線材を用いた場合、表からも明らかな
ように本発明による空芯コイルのほうが平角線材の厚さ
を小さくできる。従って、同じ巻回数であれば使用する
平角線材の長さを短くでき、抵抗値も小さくなる。ま
た、本発明に用いる空芯コイルのほうがコイル外径寸法
が小さくなり、チョークコイルのさらなる小型化が可能
となる。
【0015】
【発明の効果】本発明による閉磁路型のチョークコイル
は、簡便な手段によりコイル占積率を実質的に改善する
ことができ、抵抗値が同じであれば半径方向により薄型
のチョークコイルが得られ、ポット型コアの高さ寸法が
同じであれば抵抗値をより低くすることができ、損失に
よる発熱を抑えたチョークコイルの提供が可能になっ
た。このように、空芯コイルのさらなる小型化が可能
で、低消費電力化・高効率化されて高密度実装に好適な
チョークコイルが得られる。等、その実用上の効果は極
めて大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる閉磁路型のチョーク
コイルの構成を示す要部断面図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる閉磁路型のチョーク
コイルに用いるポット型コアの構成を示す説明図で、同
図(a)はその平面図、同図(b)は同図(a)のA−
A線断面図である。
【図3】閉磁路型のチョークコイルに用いる空芯コイル
の構成を示す説明図で、同図(a)はその平面図、同図
(b)はその正面図である。
【図4】従来例の閉磁路型のチョークコイルの構成を示
す要部断面図である。
【図5】従来例の閉磁路型のチョークコイルに用いるポ
ット型コアの構成を示す説明図で、同図(a)はその平
面図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ポット型コア 2 プレートコア 3 環状凹部 4 リード線引出溝 5 リード線立上部収納溝 6 角取部 7 空芯コイル 8 平角線 9 リード線立上部 10 円柱状突起部 r1,r2 リード線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平角線8を一条巻してなる空芯コイル7
    と、 前記空芯コイル7を収納する環状凹部3と前記空芯コイ
    ル7のリード線r1,r2を前記環状凹部3から導出す
    るためのリード線引出溝4,4を具備するポット型コア
    1と、 前記ポット型コア1のフタを形成するプレートコア2と
    を組合わせてなる閉磁路型のチョークコイルであって、 前記リード線引出溝4,4の一方と隣接する前記環状凹
    部3には、前記空芯コイル7の内周層から引き出される
    前記リード線r1の立上部9を収納する深さが前記平角
    線8の厚み以上のリード線立上部収納溝5を設けてなる
    ことを特徴とする閉磁路型のチョークコイル。
JP11188880A 1999-07-02 1999-07-02 チョークコイル Pending JP2001015343A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100373506C (zh) * 2004-03-23 2008-03-05 乾坤科技股份有限公司 扼流线圈及其制造方法
JP2011100807A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Fdk Corp 巻線部品
CN117153539A (zh) * 2023-06-07 2023-12-01 淮安顺络文盛电子有限公司 电感元件及其制备方法

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