JP2001015247A - ヒータ断線検出方法およびその装置 - Google Patents

ヒータ断線検出方法およびその装置

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JP2001015247A
JP2001015247A JP18710799A JP18710799A JP2001015247A JP 2001015247 A JP2001015247 A JP 2001015247A JP 18710799 A JP18710799 A JP 18710799A JP 18710799 A JP18710799 A JP 18710799A JP 2001015247 A JP2001015247 A JP 2001015247A
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heater
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lead wire
detecting
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Kenji Sumita
賢二 住田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度制御用に使用するヒータの本数が増加し
ても、それら全てのヒータ断線を電流変換器と断線警報
器を1組用いるだけで検出することができ、その数量増
加を抑えて、取り付けスペースを削減するとともに、コ
ストの上昇を抑えることができるヒータ断線検出方法お
よびその装置を提供する。 【解決手段】 1組の電流変換器5と断線警報器7を用
い、それらに対する複数の断線検出用リード線3の接続
を順次切換えリレー4で切換えていきながら、各ヒータ
1の断線を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空容器の温度制
御用に設けられたヒータの断線を検出するためのヒータ
断線検出方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、半導体素子のパターンの線幅
は0.25μm以下に微細化が進んでいるが、所望のパ
ターン形状を得るには、プロセス処理中のウェハの温度
制御が重要である。最近はウェハの大口径化(φ300
mmウェハ)にともない半導体装置も大型化してきてお
り、そのため、ウェハの温度制御だけではなく、プラズ
マ放電を行う真空容器(以下反応室)の温度制御も重要
になってきている。
【0003】その理由として、反応室を加熱すること
で、ウェハ周辺の温度分布を均一にすることができるう
え、反応室内壁に付着する堆積物を大幅に減らすことが
できるからである。反応室の加熱に関しては、精度の高
い温度制御は必要ではないが、極端な温度むらが発生す
ることは好ましいことではない。すなわち、使用してい
るヒータの断線は直ちに発見してすばやくヒータ交換す
るなど、適切に処置しなければならない。そのために
は、ヒータの断線検出機能は半導体装置に必要な機能で
ある。
【0004】以上のような従来のヒータ断線検出方法に
ついて、図2を用いて以下に説明する。図2は従来のヒ
ータ断線検出装置の構成を示すブロック図である。図2
において、10は例えばヒータ(1)10a、ヒータ
(2)10b、…、ヒータ(9)10i、ヒータ(1
0)10jからなる複数本のヒータ、11はヒータ
(1)10a、ヒータ(2)10b、…、ヒータ(9)
10i、ヒータ(10)10jを電力コントロールし
て、それら複数本のヒータ10により反応室の温度制御
をおこなうための温度調節器、12はヒータ(1)10
a、ヒータ(2)10b、…、ヒータ(9)10i、ヒ
ータ(10)10jのそれぞれに対応するように設けら
れた例えば電流変換器12a、12b、…、12i、1
2jからなる複数の電流変換器、13は電流変換器12
a、12b、…、12i、12jのそれぞれに対応する
ように接続された例えば断線警報器(1)13a、断線
警報器(2)13b、…、断線警報器(9)13i、断
線警報器(10)13jからなる複数の断線警報器であ
る。
【0005】このヒータ断線検出装置においては、反応
室に取り付けられた複数本のヒータ10は、それぞれの
ヒータリード線を電流変換器12に数ターン巻きつけて
あり、ヒータ10に電流が流れるとそれに比例した信号
が電流変換器12から出力され、断線警報器13に入力
される。そして断線警報器13は、この信号からヒータ
の断線検出を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のヒータ断線検出方法では、ヒータ10の本数
が増加するに伴ない、必要になる電流変換器12と断線
警報器13の数も比例して増加していく。特にヒータ1
0の本数が10本以上になる場合は、電流変換器12と
断線警報器13の取り付けスペースとコストの上昇は無
視できなくなる。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、温度制御用に使用するヒータの本数が増加して
も、1組の電流変換器と断線警報器を用いるだけで、複
数設けられた全てのヒータの断線を検出することがで
き、そのために必要な電流変換器と断線警報器の数量増
加を抑えて、それらの取り付けスペースを削減するとと
もに、それらによるコストの上昇を抑えることができる
ヒータ断線検出方法およびその装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のヒータ断線検出方法およびその装置は、1
組の電流変換器と断線警報器を用い、それらに対する複
数の断線検出用リード線の接続を順次リレーで切換えて
いきながら、各ヒータの断線を検出することを特徴とす
る。
【0009】以上により、温度制御用に使用するヒータ
の本数が増加しても、1組の電流変換器と断線警報器を
用いるだけで、複数設けられた全てのヒータの断線を検
出することができ、そのために必要な電流変換器と断線
警報器の数量増加を抑えて、それらの取り付けスペース
を削減するとともに、それらによるコストの上昇を抑え
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のヒータ
断線検出方法は、真空容器の温度制御用に設けられた複
数本のヒータのそれぞれに、その断線検出用のリード線
を接続し、前記断線検出に際し、前記温度制御を停止す
るとともに、前記複数の断線検出用リード線の接続を順
次切換えながら、その時に前記断線検出用リード線に流
れる電流を取り込み、その電流量に基づいてヒータの断
線の有無を検出する方法とする。
【0011】請求項2に記載のヒータ断線検出装置は、
真空容器の温度制御用に設けられた複数本のヒータのそ
れぞれに、その断線検出用リード線を接続し、前記断線
検出用リード線の接続を切換えるリレーと、前記断線検
出用リード線に流れる電流を検出する電流変換器と、前
記電流変換器の出力から断線を検出する断線警報器と、
マイクロコンピュータとを備え、前記マイクロコンピュ
ータを、前記断線検出の際には、前記温度制御を停止
し、前記複数の断線検出用リード線を前記リレーで順次
切換えながら、その時に前記断線検出用リード線に流れ
る電流を前記電流変換器で取り込み、その電流量に基づ
いて前記断線警報器でヒータの断線の有無を検出するよ
う構成する。
【0012】以上の方法および構成によると、1組の電
流変換器と断線警報器を用い、それらに対する複数の断
線検出用リード線の接続を順次リレーで切換えていきな
がら、各ヒータの断線を検出する。以下、本発明の実施
の形態を示すヒータ断線検出方法およびその装置につい
て、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0013】図1は本実施の形態のヒータ断線検出装置
の構成を示すブロック図である。図1に示すように、例
えばヒータ(1)1a、ヒータ(2)1b、…、ヒータ
(9)1i、ヒータ(10)1jからなりそれぞれ断線
検出用リード線3を持つ10本のヒータ1と、ヒータ1
用の温度調節器2と、断線検出用リード線3の交流電源
6との接続を切換える切換えリレー4と、断線検出用リ
ード線3に流れる電流を検出する電流変換器5と、断線
検出用の交流電源6と、電流変換器5の出力から断線を
検出する断線警報器7と、マイクロコンピュータ8と、
記憶装置9とを備えている。
【0014】そして、マイクロコンピュータがヒータ用
の温度調節器に出力をOFFにする指令を出すととも
に、断線検出用リード線の接続を切換えるリレーに1番
目のヒータ(1)の断線検出用リード線を接続するよう
指令を出す。その時、断線検出用の交流電源(AC)か
ら断線検出用リード線に電流を流してやり、このとき流
れる電流を電流変換器で検出し、断線警報器に取り込
む。この電流値に基づいて断線警報器でヒータに断線が
ないか確認した後、その結果を記憶装置に保存する。次
に2番目以降のヒータについても上記と同じ処理を行な
い、全てのヒータについて断線の有無を検出していく。
【0015】一連の作業が終わった後、マイクロコンピ
ュータは、断線検出用リード線の接続を切換えるリレー
を全て切り離すとともに、ヒータ用の温度調節器に出力
をONにする指令を出し、最後に記憶装置に保存した確
認結果からヒータ断線が発生している場合は、警報を出
して作業者に通知するように構成されている。以上のこ
とを図1に対応させて説明すると、まず、マイクロコン
ピュータ8がヒータ1用の温度調節器2に出力をOFF
にするように信号を送る。それから1番目のヒータ
(1)1aの断線検出用リード線3を接続するために、
断線検出用リード線3の接続を切換える切換えリレー4
に駆動信号を出す。この時、接続している断線検出用リ
ード線3は1つだけである。
【0016】同時に断線検出用の交流電源(AC)6か
ら断線検出用リード線3に電流を流してやる。この交流
電源6はAC24V程度の低い電圧のものを用いてい
る。このように交流電源6の電圧を低くすることで、断
線検出用リード線3に流れる電流が小さくなり、断線検
出用リード線3の線径を細くすることができ、配線スペ
ースを削減することができる。
【0017】それから、断線検出用リード線3に流れる
電流を電流変換器5で検出し、断線警報器7に取り込
む。断線警報器7の警報出力でヒータに断線がないか確
認した後、マイクロコンピュータ8はその結果を記憶装
置9に保存する。次に2番目以降のヒータについても上
記と同じ処理を行ない、全てのヒータについて断線の有
無を検出していき、その結果を記憶装置9に保存する。
【0018】一連の作業が終わった後、マイクロコンピ
ュータ8は、切換えリレー4を全てOFFにして、断線
検出用リード線3の交流電源6との接続を切り離すとと
もに、ヒータ用の温度調節器2に出力をONにするよう
信号を送る。最後に記憶装置9に保存した確認結果から
ヒータ断線が発生している場合には警報を出して作業者
に報知する。
【0019】なお、ヒータの断線検出を実行する時間間
隔は、あらかじめマイクロコンピュータ8に登録してお
くことが可能である。このようにして、1組の電流変換
器5と断線警報器7を用い、それらに対する複数の断線
検出用リード線3の接続を順次切換えリレー4で切換え
ていきながら、各ヒータ1の断線を検出することができ
る。
【0020】以上の結果、温度制御用に使用するヒータ
の本数が増加しても、1組の電流変換器5と断線警報器
7を用いるだけで、複数設けられた全てのヒータ1の断
線を検出することができ、そのために必要な電流変換器
5と断線警報器7の数量増加を抑えて、それらの取り付
けスペースを削減するとともに、それらによるコストの
上昇を抑えることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1組の電
流変換器と断線警報器を用い、それらに対する複数の断
線検出用リード線の接続を順次リレーで切換えていきな
がら、各ヒータの断線を検出することができる。そのた
め、温度制御用に使用するヒータの本数が増加しても、
1組の電流変換器と断線警報器を用いるだけで、複数設
けられた全てのヒータの断線を検出することができ、そ
のために必要な電流変換器と断線警報器の数量増加を抑
えて、それらの取り付けスペースを削減するとともに、
それらによるコストの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のヒータ断線検出装置の
構成を示すブロック図
【図2】従来のヒータ断線検出装置の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】 1 ヒータ 2 温度調節器 3 断線検出用リード線 4 切換えリレー 5 電流変換器 6 (断線検出用の)交流電源 7 断線警報器 8 マイクロコンピュータ 9 記憶装置 10 ヒータ 11 温度調節器 12 電流変換器 13 断線警報器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器の温度制御用に設けられた複数
    本のヒータのそれぞれに、その断線検出用のリード線を
    接続し、前記断線検出に際し、前記温度制御を停止する
    とともに、前記複数の断線検出用リード線の接続を順次
    切換えながら、その時に前記断線検出用リード線に流れ
    る電流を取り込み、その電流量に基づいてヒータの断線
    の有無を検出するヒータ断線検出方法。
  2. 【請求項2】 真空容器の温度制御用に設けられた複数
    本のヒータのそれぞれに、その断線検出用リード線を接
    続し、前記断線検出用リード線の接続を切換えるリレー
    と、前記断線検出用リード線に流れる電流を検出する電
    流変換器と、前記電流変換器の出力から断線を検出する
    断線警報器と、マイクロコンピュータとを備え、前記マ
    イクロコンピュータを、前記断線検出の際には、前記温
    度制御を停止し、前記複数の断線検出用リード線を前記
    リレーで順次切換えながら、その時に前記断線検出用リ
    ード線に流れる電流を前記電流変換器で取り込み、その
    電流量に基づいて前記断線警報器でヒータの断線の有無
    を検出するよう構成したヒータ断線検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6870531B2 (en) 2001-09-25 2005-03-22 Samsung Electronics, Co., Ltd. Circuit and method for controlling frame ratio of LCD and LCD system having the same
CN103376386A (zh) * 2012-04-20 2013-10-30 欧姆龙株式会社 异常检测装置、程序以及异常检测方法
WO2016117375A1 (ja) * 2015-01-22 2016-07-28 株式会社デンソー ヒータ装置
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