JP2001014430A - 電子データ処理アダプター - Google Patents

電子データ処理アダプター

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JP2001014430A
JP2001014430A JP11181863A JP18186399A JP2001014430A JP 2001014430 A JP2001014430 A JP 2001014430A JP 11181863 A JP11181863 A JP 11181863A JP 18186399 A JP18186399 A JP 18186399A JP 2001014430 A JP2001014430 A JP 2001014430A
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JP
Japan
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rotor
adapter
peripheral portion
outer peripheral
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JP11181863A
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Masahiro Ohashi
雅博 大橋
Susumu Aoki
進 青木
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクドライブ装置に無理な負荷がかから
ない電子データ処理アダプターを提供する。 【解決手段】 ステータと、そのステータに対して回転
自在に設けられてディスクドライブ装置4の駆動部材1
4と係合する係合部15を有するロータとを備えた電子
データ処理アダプターにおいて、前記ロータが、前記ス
テータと対向する外周部16と、その外周部16の内側
に嵌合されて前記係合部15を有する内周部11とに分
割され、前記外周部16の回転抵抗力が所定値以下であ
ると、前記ディスクドライブ装置4の駆動部材14によ
ってロータの外周部16と内周部11が一体になって回
転し、外周部16の回転抵抗力が所定値を越えると、前
記ディスクドライブ装置4の駆動部材14によってロー
タの内周部11のみが回転するように構成されているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子マネー
システム、医療診察システム、電子乗車券システムなど
の各種情報処理システムで使用される電子カード(例え
ばICカード)を汎用のパーソナルコンピュータなどの
電子データ処理装置に接続して、相互間のデータの授受
を行なうディスクカートリッジ形の電子データ処理アダ
プター(以下、単にアダプターと略記する)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子データ処理システム
として各種の提案がなされている(例えば特開平5−1
27832号公報、特表平6−509194号公報な
ど)。図14は特表平6−509194号公報に記載さ
れたアダプターの概略構成図である。
【0003】通常のディスクカートリッジとほぼ同じ形
状をした合成樹脂製のアダプター本体100の内側には
ICカード101が収納できるカード収納部102が形
成され、その内側に接点部103が設けられている。
【0004】接点部103はプロセッサ104に接続さ
れ、プロセッサ104にはデータメモリ105、磁気イ
ンターフェース106、電池107、電流制御器108
などがそれぞれ接続されている。電流制御器108には
固定子109が接続され、この固定子109と対向する
ように回転子110が配置されている。
【0005】ICカード101、プロセッサ104、デ
ータメモリ105への給電は、電池107からもできる
し、また固定子109と回転子110の対からなる発電
手段からでも給電できるようになっている。すなわち、
ICカード101を収納したアダプター本体100を通
常のディスクドライブ装置に装着すると、そのドライブ
装置により前記回転子110が回転駆動され、それによ
り発電して、電流制御器108を介して給電できるシス
テムになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのアダプタ
ーにおいて、固定子109と回転子110との隙間にゴ
ミなどの異物が詰まって回転子110が回らなくなった
場合、そのような状態になっているにもかかわらず、ア
ダプター本体100をディスクドライブ装置に装着する
と、ディスクドライブ装置の駆動軸が回転しようとし
て、ディスクドライブ装置に無理な負荷がかかり、故障
の原因となる。
【0007】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、ディスクドライブ装置に無理な負荷がかか
らない電子データ処理アダプターを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ステータと、そのステータに対して回転
自在に設けられてディスクドライブ装置の例えば駆動ピ
ンなどの駆動部材と係合する例えば駆動ピン穴などの係
合部を有するロータとを備えた例えばアダプターのよう
な電子データ処理アダプターを対象とするものである。
【0009】そして前記ロータが、前記ステータと対向
する例えばマグネットリングなどの外周部と、その外周
部の内側に嵌合されて前記係合部を有する例えば回転体
などの内周部とに分割され、前記外周部の回転抵抗力が
所定値以下であると、前記ディスクドライブ装置の駆動
部材によってロータの外周部と内周部が一体になって回
転し、例えば異物の詰まりなどにより外周部の回転抵抗
力が所定値を越えると、前記ディスクドライブ装置の駆
動部材によってロータの内周部のみが回転するように構
成されていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は前述のように、例えば異
物の詰まりなどによりロータの外周部の回転抵抗力が所
定値を越えると、ディスクドライブ装置の駆動部材によ
ってロータの内周部のみが空回転するように構成されて
いるから、ディスクドライブ装置に無理な負荷がかから
ず、従ってディスクドライブ装置へダメージを与えるこ
とのない電子データ処理アダプターを提供することがで
きる。
【0011】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るア
ダプターの平面図、図2はそのアダプターの側面図、図
3はそのアダプターの底面図、図4は後述する回転体、
マグネットリング、ヨークなどを取り付けた下銘板の平
面図、図5はその回転体、マグネットリング、ヨークな
どの拡大平面図、図6は図4のX−X線上で切断したア
ダプターの拡大断面図、図7は図6のY部の拡大図、図
8そのアダプターの発電システムのブロック構成図、図
9そのアダプターを用いる電子データ処理システムの概
略説明図、図10は図5のY−Y線上の拡大断面図であ
る。
【0012】この電子データ処理システムは図9に示す
ように、ICカード1と、そのICカード1が収納可能
なディスクカートリッジ形のアダプター2と、例えばデ
ィスクトップ形やノートブック形の汎用のパーソナルコ
ンピュータおよび各種ワークステーションなどの電子デ
ータ処理装置3とから主に構成されている。
【0013】同図に示すように、ICカード1をアダプ
ター2に収納し、それを電子データ処理装置3のディス
クドライブ装置4に装着することにより、アダプター2
を介してICカード1と電子データ処理装置3の間でデ
ータの授受を行なうシステムになっている。
【0014】次にアダプター2の構成について説明す
る。アダプター2は図1ならびに図2に示すように汎用
の3.5インチディスクカートリッジと同じで、外形寸
法が約94mm(W)×90mm(L)×3.5mm
(T)となっている。
【0015】アダプター2は図6に示すように、ディス
クカートリッジとほぼ同じ形状と広さを有する下銘板6
と、その下銘板6の少なくとも外周部に一体にモールド
または(熱)接着されたABS樹脂などからなる合成樹
脂製のフレーム7と、ディスクカートリッジとほぼ同じ
形状と広さを有してフレーム7上に一体に接合された上
銘板8とから構成されたケース本体5を備えている。
【0016】前記下銘板6と上銘板8は例えば板厚が
0.2mmのステンレス鋼板などの耐折り曲げ性に優れ
た金属薄板からなり、ディスクカートリッジと同じ位置
にヘッド挿入口9がそれぞれ形成され、さらに下銘板6
の中央部に駆動軸挿入開口部10が形成され、その内側
にステンレス鋼などの金属板からなる円盤状の回転体1
1が回転自在に配置されている。
【0017】図5に示されているように回転体11は汎
用の3.5インチディスクカートリッジの回転ハブと同
じように中央部にディスクドライブ装置のモータ軸12
が挿入される正方形の中央穴13と、ディスクドライブ
装置の駆動ピン14が挿入される長方形の駆動ピン穴1
5が、それぞれ設けられている。これら中央穴13なら
びに駆動ピン穴15は有底状の穴でも、貫通した穴でも
構わない。
【0018】回転体11の外周にマグネットリング16
が嵌合され、マグネットリング16は周方向に沿って多
極(本実施の形態では12極)に着磁されている。この
回転体11とマグネットリング16によりロータが構成
されている。
【0019】このマグネットリング16の外周を取り囲
むようにほぼ環状の例えば打ち抜いたパーマロイ板など
からなるヨーク17が配置され、放射状に延びた多数の
磁極部にそれぞれコイル18が巻装されている。このヨ
ーク17のマグネットリング16と対向する内側には、
例えばガラスなどからなる非磁性体36が所定の間隔を
おいて設けられ、隣接するヨーク部分どうしが磁気的に
隔離されている。
【0020】ヨーク17の外周部には複数個(本実施の
形態では4個所)の大き目の取付穴19が一体にまたは
ヨーク17に連結された別の部材に形成され、この取付
穴19には下銘板6から突設された取付ピン20が遊嵌
され、取付穴19と取付ピン20の間に隙間が形成され
ている(図5、図6参照)。この取付穴19と取付ピン
20とによりヨーク17が多少水平方向に変位可能に取
り付けられ、各種ディスクドライブ装置との位置的な整
合性がとられている。図6に示すように取付ピン20の
上下端部は下銘板6と中間金属板26(後述する)にそ
れぞれ接合しているため、アダプター2が上下動しても
ヨーク17が取付ピン20から外れることはない。
【0021】前記マグネットリング16の外周とヨーク
17の内周とのギャップGは図7に示すように多数のボ
ールベアリング21によって保持されている。すなわち
図7に示すようにマグネットリング16の外周面とヨー
ク17の内周面に浅いベアリング溝22,22がそれぞ
れ形成され、その間に多数のボールベアリング21をほ
ぼ連続して介在することにより、微細なギャップG(本
実施の形態では0.3mm)が周方向に沿って一定に形
成され、かつ、マグネットリング16(回転体11)が
ヨーク17に回転自在にカップリング(保持)されてい
る。
【0022】図8は、本発明に係る発電システムのブロ
ック構成図である。同図に示すようにマグネットリング
16の回転(300〜360rpm)に伴って発生した
交流は、整流・平滑化回路23で整流、平滑化され、そ
の後DC/DC変換器24で所望の電圧に調整されてI
Cカード1やアダプター2内のアナログ回路、ゲート回
路、CPUなどの電源として供給される。
【0023】図1、図3ならびに図6に示すように前記
ヘッド挿入口9の内側には、磁気インターフェースアッ
センブリ25が取り付けられている。磁気インターフェ
ースアッセンブリ25は、途中にギャプを有する薄いヨ
ークと、そのヨークに巻装された信号用コイル29(図
9参照)と、前記ヨークと信号用コイル29を両面から
挟んだラミネートフィルムなどを備えている。ヘッド挿
入口9はこのラミネートフィルムで閉塞されて、ヘッド
挿入口9からのゴミ類の侵入が防止できる。
【0024】図6に示すように下銘板6と上銘板8の間
にステンレス鋼板からなる中間板26が設置されて、そ
れによって上銘板8と中間板26の間にカード収納部2
7が形成され、このカード収納部27はケース本体5の
側面に形成されたカード出入口28(図1、図2参照)
と連通している。図示していないがカード収納部27を
臨むように複数本のコンタクトピンが設けられており、
ICカード1の外表面に設けられている接触端子30
(図9参照)と接触するようになっている。
【0025】図1に示すように上銘板8のカード出入口
28付近に、ICカード1の挿入方向を表示する表示部
31が印刷されている。またこの表示部31の近くに指
腹の一部が挿入可能な楕円形をした指挿入穴32が設け
られている。
【0026】図示していないがアダプター2内には回路
上、ICカードインターフェース制御部、ワークエリ
ア,送受信バッフア,ステータスなどの機能を有する例
えばBufler−RAMおよびプログラム格納用RO
Mなどのメモリ、中央制御部(CPU)、クロック制御
部、電源制御部、コイル信号変換部、アナログ信号処理
部などを備えている。
【0027】通常使用されているICカード1は、磁気
ストライプを併設している。この磁気ストライプに対す
る磁気的影響を避けるため、例えば図6に示す下銘板
6、上銘板8ならびに中間金属板26などを磁気シール
ド性のある材料で構成すれば、外部およびアダプター2
内の発電用マグネットリング16からの磁気的影響を避
けることができる。
【0028】図10は図5Y−Y線上の拡大断面図で、
ロータ付近の詳細な構造を示す図である。前述のように
ロータは回転体11とその外周に嵌合されたマグネット
リング16とから主に構成されており、同図に示すよう
に回転体11の外周面に第1スリップ層40が、マグネ
ットリング16の内周面に第2スリップ層41がそれぞ
れ形成され、第1スリップ層40と第2スリップ層41
が圧接されている。このスリップ層40,41は、例え
ばポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素系樹脂、、
ポリアミド系樹脂、黒鉛、二硫化モリブデンなどのコー
ト膜によって構成されている。
【0029】図10中の39はマグネットリング16の
上面を覆うシールド板で、アダプター2内に挿入される
ICカード1へのマグネットリング16の磁気的影響を
抑制するとともに、ギャツプGへのゴミ類の侵入を抑制
している。
【0030】前記ギャツプGへゴミなどが詰まってない
正常の状態では、回転体11とマグネットリング16の
嵌合力によって回転体11とマグネットリング16は一
体に回転する。ギャツプGへゴミなどが詰まってマグネ
ットリング16が回らなくなった際、第1スリップ層4
0と第2スリップ層41の間でスリップが生じ、そのた
め回転体11の方はディスクドライブ装置4の駆動ピン
14などと一緒に回転するが、マグネットリング16は
詰まったゴミを介してヨーク17(ステータ)と噛み合
った状態になっており、回転はしない。
【0031】このようにマグネットリング16が回転し
ていないこと(すなわち発電していないこと)を電気セ
ンサ、磁気センサまたは光学センサなどで検出して、ロ
ータの回転不良を電子データ処理装置の表示画面を利用
して警報するとともに、ディスクドライブ装置4の駆動
を停止するようになっている。
【0032】前述のようにゴミなどの詰まりにより回転
体11が空回転して、マグネットリング16が回転して
いない状態になるのは、異物の詰まりによるロータの回
転抵抗力がそのロータの始動トルク以上になったときで
あり、本実施の形態では0.006N・m以上の力が加
わるとスリップ層の働きにより回転体11だけが空回転
するようになっている。この値の設定は、例えば回転体
11とマグネットリング16の嵌合力、スリップ層の摩
擦係数などによって調整できる。
【0033】次に本発明に係る電子データ処理システム
の動作について説明する。図9に示すようにICカード
1をアダプター2のカード出入口28から挿入し、IC
カード1の接触端子30をコンタクトピンに接触させる
ことにより、ICカード1とアダプター2とが電気的に
接続された状態となる。ICカード1の一部が指挿入穴
32(図1参照)から露呈するから、その状態を見てア
ダプター2にICカード1が挿入されていることを確認
することができる。
【0034】ICカード1を完全に収納したアダプター
2を電子データ処理装置3のディスクドライブ装置4に
挿入することにより、磁気ヘッド33(図9参照)がヘ
ッド挿入口9から挿入されて磁気インターフェースアッ
センブリ25の信号用コイル29と近接対向して、デー
タ処理装置3はアダプター2を介してICカード1との
間でデータ通信が可能になり、所望のデータの書込みあ
るいは読出しがなされる。
【0035】データの書込みあるいは読出しが終了して
ディスクドライブ装置4のイジェクトボタン(図示せ
ず)を押すと、磁気ヘッド33が信号コイル29(ヘッ
ド挿入口9)から離れるとともに、通常のディスクカー
トリッジと同様にディスクドライブ装置4からアダプタ
ー2が自動排出される。そして指挿入穴32から例えば
親指の指腹を挿入してICカード1を排出方向にスライ
ドすれば、ICカード1をアダプター2から容易に取り
出すことができる。
【0036】図11は本発明の第2の実施の形態を説明
するための図で、この例では全てのヨーク17のコイル
巻装部がアダプター2の挿入方向の後側に左右に分かれ
て並設され、各コイル巻装部にそれぞれコイル18がほ
とんど隙間なく巻装されている。
【0037】このようにすべてのヨーク17のコイル巻
装部を平行に延びるように設けることにより、3.5イ
ンチディスクカートリッジと同じ形状の小スペースを有
効に活用することができ、図4に示す第1の実施の形態
のごとく、コイル18を放射状に配置するものよりもス
ペース効率が良くなる。これによりアダプター内部の回
路を駆動させるための十分な電力発電が可能で、かつ発
電機に要する面積を最小にすることで、発電機以外の回
路部分の実装面積を十分確保することが可能となる。な
お、符号42はICカード1とのコンタクト部、43は
プリント配線基板をそれぞれ示す。
【0038】また、全てのヨーク17のコイル巻装部を
ケース本体の片側(本実施の形態では下側の約半分)に
集中させる(寄せる)ことにより、ケース本体の他方側
(本実施の形態では上側の約半分)に他の実装部品を集
中搭載することが可能となり、そのため発電機により実
装部品が分断されずに、スペース効率を有効に活用でき
るとともに、部品間の距離を最短で配線することによ
り、アダプター外部からのノイズの影響による誤動作
や、アダプター内部の発電機によるノイズの影響を低減
することができる。
【0039】図12は本発明の第3の実施の形態を説明
するための図で、この例は図11に示す第2の実施の形
態の変形例である。この変形例では、コイル18がアダ
プター2の挿入方向の右側に寄せて並設されている。こ
の場合も、図4に示す第1の実施の形態のごとく、コイ
ル18を放射状に配置するものよりもスペース効率がよ
くなる。
【0040】図13は本発明の第4の実施の形態を説明
するための図で、この例も図11に示す第2の実施の形
態の変形例である。この変形例では、コイル18がアダ
プター2の挿入方向の後側に寄せて並設されている。こ
の場合も、図4に示す第1の実施の形態のごとく、コイ
ル18を放射状に配置するものよりもスペース効率がよ
くなる。
【0041】前記第3,第4の実施の形態(図12,図
13参照)によれば、前記第2の実施の形態と同様に最
適なスペース効率を確保することが可能となり、アダプ
ター内部、外部からのノイズの影響を低減することがで
きる。さらにコイル巻装部を平行かつ一方向に延びる構
成により、小型発電機の低コストが可能となる。これは
コイル巻装部にコイルを挿入する工程を一度に行なうこ
とが可能となるためである。
【0042】前記本実施の形態では、モータ軸と駆動ピ
ンとを備えた駆動部材に適用した例を示したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、他の駆動部材を備え
たものにも適用可能である。
【0043】前記本実施の形態では、アダプターと電子
カードとがコンタクトピンと接触端子を介して接続され
る例を示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えばアダプターと電子カードにそれぞれ信号授受
用コイルを設け、その信号授受用コイルを介して両者を
電磁結合させる方式も適用可能である。
【0044】前記本実施の形態では、電子カードとして
CPUを内蔵したICカードを用いたが、CPUが内蔵
されていない所謂ICメモリカードにも適用可能であ
る。
【0045】前記本実施の形態では、マグネットリング
とヨークの間にボールベアリングを介在したが、ボール
ベアリングを用いずに、ヨークの内周にフッ素樹脂など
の摩擦係数の低い膜を形成することも可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明は前述のように、例えば異物の詰
まりなどによりロータの外周部の回転抵抗力が所定値を
越えると、ディスクドライブ装置の駆動部材によってロ
ータの内周部のみが空回転するように構成されているか
ら、ディスクドライブ装置に無理な負荷がかからず、従
ってディスクドライブ装置へダメージを与えることのな
い電子データ処理アダプターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るアダプターの
平面図である。
【図2】そのアダプターの側面図である。
【図3】そのアダプターの底面図である。
【図4】回転体、マグネットリング、ヨークなどを取り
付けた下銘板の平面図である。
【図5】回転体、マグネットリング、ヨークなどの拡大
平面図である。
【図6】図4のX−X線上で切断したアダプターの拡大
断面図である。
【図7】図6のY部の拡大図である。
【図8】そのアダプターの発電システムのブロック構成
図である。
【図9】そのアダプターを用いる電子データ処理システ
ムの概略説明図である。
【図10】図5のY−Y線上での拡大断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るアダプター
の下銘板の平面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係るアダプター
の下銘板の平面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係るアダプター
の下銘板の平面図である。
【図14】従来提案されたアダプターの概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 ICカード 2 アダプター 3 電子データ処理装置 4 ディスクドライブ装置 5 ケース本体 6 下銘板 7 フレーム 8 上銘板 9 ヘッド挿入口 10 駆動軸挿入開口部 11 回転体 12 モータ軸 13 中央穴 14 駆動ピン 15 駆動ピン穴 16 マグネットリング 17 ヨーク 18 コイル 19 取付穴 20 取付ピン 21 ボールベアリング 22 ベアリング溝 25 磁気インターフェースアッセンブリ 26 中間金属板 27 カード収納部 33 磁気ヘッド 39 シールド板 40 第1のスリップ層 41 第2のスリップ層 G ギャツプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと、そのステータに対して回転
    自在に設けられてディスクドライブ装置の駆動部材と係
    合する係合部を有するロータとを備えた電子データ処理
    アダプターにおいて、 前記ロータが、前記ステータと対向する外周部と、その
    外周部の内側に嵌合されて前記係合部を有する内周部と
    に分割され、 前記外周部の回転抵抗力が所定値以下であると、前記デ
    ィスクドライブ装置の駆動部材によってロータの外周部
    と内周部が一体になって回転し、外周部の回転抵抗力が
    所定値を越えると、前記ディスクドライブ装置の駆動部
    材によってロータの内周部のみが回転するように構成さ
    れていることを特徴とする電子データ処理アダプター。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記ロータの外
    周部と内周部の間にスリップ層が設けられていることを
    特徴とする電子データ処理アダプター。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記外周部の回
    転抵抗力の所定値が当該ロータの始動トルクに相当する
    値であることを特徴とする電子データ処理アダプター。
JP11181863A 1999-06-28 1999-06-28 電子データ処理アダプター Withdrawn JP2001014430A (ja)

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