JP2001013430A - マルチビーム画像形成装置 - Google Patents

マルチビーム画像形成装置

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JP2001013430A JP18074199A JP18074199A JP2001013430A JP 2001013430 A JP2001013430 A JP 2001013430A JP 18074199 A JP18074199 A JP 18074199A JP 18074199 A JP18074199 A JP 18074199A JP 2001013430 A JP2001013430 A JP 2001013430A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のビームにより複数のラインを走査する
構成において、各ビームを均一にして高画質の画像を形
成する。 【解決手段】 例えば4ラインの走査を行う構成におい
て、画像情報分離制御部210は、光検出器125によ
り検出された各ラインの同期検知信号DETP1〜DE
TP4と光検出器135により検出された各ラインの後
端同期検知信号EDETP1〜EDETP4の間の各時
間をカウントし、各カウント値に基づいて各ビームの感
光体101上の倍率が一定かつ等倍になるように4ライ
ンの各々の書き込みクロックを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のビームによ
り複数のラインを走査するマルチビーム画像形成装置に
関し、電子写真技術を用いて画像を形成するデジタル複
写機、ファクシミリ、レーザープリンター、これらの機
能を複合的に併せ持つデジタル複写機等、また、レーザ
ー走査装置を用いる印刷機などに好適なマルチビーム画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザ走査光学系を用いて感光
体上にレーザ光を走査することにより静電気的な画像
(静電潜像)を形成し、電子写真技術を用いて記録媒体
に画像を形成する画像形成装置における感光体への主走
査方向の走査速度は、ポリゴンモータの回転速度をパラ
メータとして決定され、このため、走査速度の限界は、
ポリゴンモータの回転速度の限界により決定される。近
年、上記の主走査方向の走査速度の限界から、複数のレ
ーザ光を1回の走査で同時にかつ平行に感光体上に走査
することにより、レーザによる走査速度を1/(レーザ
ー素子数)で制御して感光体上に画像を形成するマルチ
ビーム走査光学系が提案され、特に2つのレーザビーム
を用いた2ビーム走査光学系については実現されてきて
いる。
【0003】この種の従来例としては、特開平5−29
711号公報、特開平5−53068号公報、特開平5
−66354号公報、特開平5−294003号公報、
特開平6−216459号公報、特開平8−29238
4号公報、特許公報第2508871号などに示されて
いる。
【0004】しかしながら、いまだ3ビーム以上のマル
チビーム走査光学系は実現されておらず、3ビーム以上
のレーザ光を感光体に安定して平行に走査するレンズ光
学系の開発が必要になる。一方、デジタル複写機におい
ては、高速アナログ複写機と同等の複写速度が要求され
てきている。デジタル複写機、レーザープリンターの複
写速度、印時速度を高速化するためには、2ビーム、3
ビーム〜のように感光体に同時に走査する走査本数を単
純に増加させて行けばよいが、上記の様に3ビーム以上
のマルチビーム走査光学系はいまだ実用化されていな
い。
【0005】2以上のビームを感光体上で同時に平行走
査する場合、感光体上における各ビームの副走査方向
(感光体の回転方向)の走査間隔(走査ピッチ)を光学
的な絞りを用いて十分近接させなければならない。しか
しながら、現在、複数の半導体レーザ(LD)を近接さ
せて製造する方法の開発が進んでいるが、3LD以上の
LDアレイは現在の所、実用に至っている物は少なく、
また製法上非常に困難であり、コスト的には高くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在すでに
実用に至っている2ビーム走査光学系を複数個用いるこ
とにより、デジタル複写機、レーザプリンタ等の複写速
度、印字速度をより高速化することが可能となる。ま
た、今後3ビーム以上のマルチビーム走査光学系が実用
化されれば、そのマルチビーム走査光学系を複数個用い
ることによりさらに高速な複写速度、印字速度を実現可
能となる。
【0007】しかしながら、複数のマルチビーム光学系
が各レーザ光を感光体上に走査する構成では、各レーザ
光が各々独立したマルチビーム走査光学系の各光学素子
を通過するので、各光学素子の光学特性の製法上のばら
つきから発生する主走査方向の走査倍率の等倍性の不一
致を補正しなければならない。このため、主走査方向の
走査倍率を決定するパラメータの1つであるLD変調速
度を各々のLDで別々に調整可能とし、各ビームの感光
体上の走査倍率を一定かつ等倍に走査可能にして、より
高画質の画像を形成可能にしなければならない。
【0008】また、近年、ビーム走査光学系を構成する
fθレンズ、BTL等の光学素子は、コストダウンを図
るためにプラスチック部材により形成されることが多く
なってきている。その為、機内温度の変化により光学素
子の特性が変動する。走査倍率に関しても同様に機器の
動作状態により変動する。さらに、機器の動作中に、一
定間隔(紙間等)で走査倍率を計測し、計測結果に応じ
て自動的に補正演算等に必要な所定の補正値を求め、補
正値を基にしてLD変調速度を微調整することにより、
機器の動作状態、環境温度によらず、一定の倍率で感光
体上に静電潜像を形成可能として、高画質の画像を形成
可能にする必要がある。
【0009】本発明は上記の問題点に鑑み、複数のビー
ムにより複数のラインを走査する構成において、各ビー
ムを均一にして高画質の画像を形成することができるマ
ルチビーム画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、複数のビームにより複数のラインを走
査するマルチビーム画像形成装置において、前記複数の
ビームの走査方向の各先端位置を検出する先端位置検出
手段と、前記複数のビームの走査方向の各後端位置を検
出する後端位置検出手段と、前記先端位置検出手段と前
記後端位置検出手段によりそれぞれ検出された各ビーム
の先端位置と後端位置に基づいて各ビームの走査速度を
制御する制御手段とを備えた構成にした。
【0011】第2の手段は、第1の手段において前記制
御手段が、前記先端位置検出手段と前記後端位置検出手
段によりそれぞれ検出された各ビームの先端位置と後端
位置の間の時間に基づいて、各ビームの感光体上の倍率
が一定かつ等倍になるように各ビームの書き込みクロッ
クを制御するようにした。
【0012】第3の手段は、第1、第2の手段において
前記先端位置検出手段が前記複数のビームの走査方向の
各先端位置の検出時期をずらして検出するように構成さ
れている。
【0013】第4の手段は、第1ないし第3の手段にお
いて前記後端位置検出手段が前記複数のビームの走査方
向の各後端位置の検出時期をずらして検出するように構
成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係るマルチビーム
画像形成装置の一実施形態を示す構成図、図2は図1の
マルチビーム走査光学系を詳しく示す構成図、図3は図
1のマルチビーム走査を示す説明図、図4は図1のマル
チビーム走査により検出される同期検知信号を示すタイ
ミングチャート、図5は図1のマルチビーム走査により
検出される後端同期検知信号を示すタイミングチャー
ト、図6は図1のマルチビーム画像形成装置の回路系を
示すブロック図、図7は図6の第1、第2のLDアレイ
変調部を詳しく示すブロック図、図8は図7の書き込む
クロック生成部を詳しく示すブロック図である。
【0015】図1に示す装置100は一例として、感光
体ドラム101の回りに露光ユニット102と、第1の
2ビーム書込ユニット110と、第2の2ビーム書込ユ
ニット120と、現像ユニット103と、転写ユニット
104と、転写、分離ユニット105とクリーニングユ
ニット106等が配置された電子写真画像形成システム
である。
【0016】図2は2+2=4ビームのマルチビーム走
査光学系の構成を示す。ここで、図3に示すように第1
の2ビーム書込ユニット110はLD1、LD3(LD
アレイ223)によりそれぞれ第1、第3ビーム(奇数
ライン)を走査し、第2の2ビーム書込ユニット120
はLD2、LD4(LDアレイ233)によりそれぞれ
第2、第4ビーム(偶数ライン)を走査するように構成
されている。また、感光体101上では、隣接する4ラ
インを同時に走査するのではなく、第1、第3ラインの
間の位置aと第3ラインの位置bとの距離がD[mm]で
ある。
【0017】図2において、第1、第2の2ビーム書込
ユニット110、120はそれぞれ、レーザ光源として
のLDアレイ223、233と、コリメートレンズ12
2、132と、第1〜第4ビームを反射して等角速度偏
向して感光体101上を走査する共通の回転多面鏡(以
下、ポリゴンミラー)123と、感光体101上におけ
るレーザ走査を等速度偏向に補正するためのfθレンズ
124、134と、fθレンズ124、134をそれぞ
れ透過した第1、第3ビーム、第2、第4ビームをそれ
ぞれ感光体101の方向に反射する反射ミラー126、
136を有する。
【0018】また、ポリゴンミラー123により反射さ
れた第1、第3ビームが感光体101の露光開始位置よ
り前の位置(角度α)で反射ミラー127により反射さ
れて光検出器125により検出されるとともに、ポリゴ
ンミラー123により反射された第2、第4ビームが同
じく感光体101の露光開始位置より前の位置(角度
β)で反射ミラー137により反射されて共通の光検出
器125により検出される。
【0019】さらに、ポリゴンミラー123により反射
された第1、第3ビームが感光体101の露光終了位置
より後の位置(角度γ)で反射ミラー128により反射
されて光検出器135により検出されるとともに、ポリ
ゴンミラー123により反射された第2、第4ビームが
同じく感光体101の露光終了位置より後の位置(角度
δ)で反射ミラー138により反射されて共通の光検出
器135により検出される。
【0020】ここで、図3に詳しく示すように感光体1
01上では、第1の2ビーム書込ユニット110の第
1、第3ビーム(奇数ライン)は正方向に走査されて、
共通の光検出器125により検出され、次いで感光体1
01上ではそのラインの先頭画素から書き込みが開始さ
れ、次いで最終画素が書き込れた後に光検出器135に
より検出される。これに対して、第2の2ビーム書込ユ
ニット120の第2、第4ビーム(偶数ライン)は逆方
向に走査されて、共通の光検出器125により検出さ
れ、次いで感光体101上ではそのラインの最終画素か
ら書き込みが開始され、次いで先頭画素が書き込れた後
に光検出器135により検出される。
【0021】すなわち、複数個のシングルビーム走査光
学系を有する走査光学系が実用に至っているが、この同
期検知手段については、それぞれの走査光学系に対して
1つずつ、すなわち複数個構成されている。これに対
し、本実施形態においては、各同期検知手段125、1
35を各マルチビーム走査光学系110、120が共用
するように配置されている。この場合、走査光学系11
0、120の光路長を同一にして配置することにより、
走査光学系110、120により走査されるレーザ光の
光量を同一にすることができる。
【0022】また、本実施形態では各同期検知手段12
5、135は、光学的に感光体101面とほぼ同一面に
なるように配置されている。また、図2に示すように、
ポリゴンミラー123の反射面と、反射ミラー127、
137及び光検出器125に到達する光路との角度α、
βがα>βとなるように反射ミラー127、137が構
成され、同様に、反射ミラー128、138及び光検出
器135に到達する光路との角度γ、δがγ>δとなる
ように反射ミラー128、138が配置されている。
【0023】したがって、図4(a)に示すように第
1、第2、第3、第4の各同期検知信号DETP1〜D
ETP4を、検知タイミングをずらして1つの光検出器
125により検出することができる。また、図5(a)
に示すように第1、第2、第3、第4の各後端同期検知
信号EDETP1〜EDETP4を、検知タイミングを
ずらして1つの光検出器135により検出することがで
きる。すなわち、LDアレイ223、233からのマル
チビームは上記の角度がα>βとなっているので、図4
に示すように、光検出器125の同期検知信号は、各々
のマルチビームの走査によって時間的にズレを生じ、各
マルチビームの走査位置を判別可能となる。また、図3
及び図4に示すように、マルチビーム走査光学系におい
ては、各々のLDアレイ223、233は各LD1、L
D2、LD3、LD4の走査が時間的にズレを生じるよ
うに各LDの発光点が斜めに並ぶように取り付けられる
のが通常であり、それによって1つの光検出器125、
135により複数のLD1〜LD4の走査位置を検出す
ることができる。
【0024】次に図6〜図8を参照して回路系について
説明する。図6において、光検出器125の出力である
同期検知信号DETP1〜DETP4と光検出器135
の出力である後端同期検知信号EDETP1〜EDET
P4は、書込部200の同期信号分離部250により図
4(b)〜(e)、図5(b)〜(e)に示すように分
離され、画像情報分離制御部210に入力する。
【0025】ここで、単一のレーザビームにより感光体
を走査する場合のポリゴンモータの回転数RPM(1)
は、機器の印字速度の要求から決定され、感光体線速
v(mm/s)、印字画素密度(dpi:dot per inch)と
ポリゴンモータのミラー面数をnとすると以下の式
(1)によって決定する。
【0026】 RPM(1)=(v×dpi×60)/(25.4×n) …(1) また、複数(m)のレーザビームを同時に走査させる場
合、ポリゴンモータの回転数RPM(m)は以下の式
(2)で与えられる。
【0027】 RPM(m)= (v×dpi×60)/(25.4×n×m) …(2) 本実施形態では、LD数=4個であるのでm=4とな
り、ポリゴンモータの回転数は1LDの場合と比較して
1/4に押さえることが可能となる。
【0028】書込ユニット110、120の各マルチビ
ーム走査光学系は、通常は各光学素子の製法上のばらつ
きや、光学素子の取付位置のばらつきにより、光学特性
を完全に一致させることは困難である。光学特性の内、
感光体101上をレーザビームが走査する速度から決定
される走査倍率についても各マルチビームによってばら
つきが生じる。したがって、各LDの変調速度を同一に
すると、各マルチビーム走査光学系が形成する静電潜像
は、走査倍率に依存してばらつきが発生し、画像上のド
ットずれが発生する。従来、シングルビーム走査光学系
の走査倍率の等倍性を保つ為に、各光学部品の製造時の
精度向上、取付位置の精度向上、LD変調速度の微調整
をすることによって行っている。
【0029】本発明では、従来のシングルビーム走査光
学系で行われているLD変調速度の微調整を各レーザビ
ーム毎に別々に微調整可能なように、図7に示すように
書き込みクロック(CLK)生成部227、228、2
39、240が各レーザービーム毎に設けられている。
書込CLK生成部227〜240の各々は、書込CLK
を微調整するために図8に示すようなPLL(Phase Lo
cked Loop)シンセサイザ回路によって構成されてい
る。
【0030】図8において、基準CLKの周波数Fref
は、入力分周器301により1/Rに分周されてPLL
回路300に印加される。PLL回路300では位相比
較器302により、入力分周器301の出力信号とフィ
ードバック分周器306の出力信号の位相差が検出さ
れ、この位相差がチャージポンプ303、ループフィル
タ304によりVCO(電圧制御発振器)305の制御
電圧に変換される。VCO305の出力信号は、フィー
ドバック分周器306により1/Fに分周されて位相比
較器302に印加されると共に、出力分周器307によ
り1/Pに分周されて書込CLKが生成される。
【0031】書込CLKの出力周波数Fwoutは、基準C
LK周波数Frefに対して以下の式(3)で与えられ
る。
【0032】 Fwout=Fref×F/R/P …(3) したがって、上記の各分周比1/R、1/F、1/Pを
変化させて書き込みCLKを微調整することにより、各
マルチビーム走査光学系110、120の主走査の倍率
誤差を補正することができる。
【0033】調整値のデフォルト値は書込ユニット製造
後の走査倍率の検査結果から逆算して求めるか、画像形
成装置製造後の実際の形成画像画像から求めればよい。
そして、各ビームの主走査の倍率誤差を上記方法により
求めた調整値によって、各々の書込CLK生成部227
〜240の出力周波数を設定して微調整を行う。各レー
ザビームの倍率誤差の調整値は、画像形成動作開始前に
あらかじめ書込CLK生成部227、228、239、
240に設定する。さらに、連続複写動作等、機器を連
続的に動作させ、機内温度が徐々に変化する場合や、機
器の設置環境温度が常温に対して著しく変化している場
合、上記デフォルトの設定値では倍率誤差が生じる場合
があるので、補正を行う。
【0034】この補正を行うために、画像情報分離制御
部210は第1ビームの同期検知出力信号DETP1と
後端同期検知出力信号EDETP1の各エッジ間の時間
をカウントし、理論上の走査速度から求められるカウン
ト数と比較し、その大小関係に基づいて第1ビームの書
込CLK生成部227への補正用設定値を演算によって
求める。同様にして、第2〜第4ビームの同期検知出力
信号DETP2〜DETP4と後端同期検知出力信号E
DETP2〜EDETP4に基づいてそれぞれ書込CL
K生成部228〜240への補正用設定値を演算により
求める。
【0035】上記の各ビーム毎の補正用設定値を各書込
CLK生成部227〜240に設定し、LD変調速度を
微調整することにより、各ビームが感光体101上に形
成する静電潜像の各ラインの倍率が一定かつ等倍となる
ように制御する。上記の制御(以下、倍率補正制御)
は、例えば連続複写動作中の第Nの記録媒体への画像形
成動作中と第N+1の記録媒体への画像形成動作中の間
(以下、紙間)で毎回行う。
【0036】図6に示すように、画像入力部150から
画像処理部160に入力された画像情報は画像処理部1
60において処理された後に、書込部200に伝送され
る。
【0037】書込部200は同期信号分割部250と、
画像情報分離制御部210と、第1のLDアレイ変調部
220と第2のLDアレイ変調部230により構成され
ている。第1のLDアレイ変調部220は第1の2ビー
ム書込ユニット110に含まれており、第2のLDアレ
イ変調部230は第2の2ビーム書込ユニットに含まれ
ている。
【0038】また、図7に詳しく示すように、第1のL
Dアレイ変調部220は第1ライン用のLD変調部22
1、LD1及び書込CLK生成部227と、第3ライン
用のLD変調部222、LD3及び書込CLK生成部2
28と共通のPD226により構成されている。第2L
Dアレイ変調部230は第2ライン用のLD変調部23
1、LD2、書込CLK生成部239と、第4ライン用
のLD変調部232、LD4及び書込CLK生成部24
0と、共通のPD236、ラインメモリ237及び画像
反転部238により構成されている。各LDアレイ22
3、233の構成は、2つの(LD1、LD3)、(L
D2、LD4)と1つのPD226、236を1パッケ
ージに内蔵しており、内部的には図7に示すように接続
されている。
【0039】書込部200に伝送されてきた画像情報は
通常、主走査方向の走査ライン毎の情報として順次送信
されてくるので、画像情報分離制御部210は順次、奇
数ラインの画像情報を第1のLDアレイ変調部220へ
送信し、偶数ラインの画像情報を第2のLDアレイ変調
部230へ送信する。第1のLDアレイ変調部220に
は第1、第3ラインの同期信号DETP1,DETP3
と分周比R、F、Pが印加され、同様に第2のLDアレ
イ変調部230には第2、第4ラインの同期信号DET
P2,DETP4と分周比R、F、Pが印加される。
【0040】第1のLDアレイ変調部220では、1,
5,〜,4m+1(m=1,2,3,…),〜ライン目
の画像情報を同期信号DETP1の立ち下がりエッジ
と、分周比R、F、Pに応じて書込CLK生成部227
により生成された書込CLK周波数A{MHz}に同期
させてLD変調部221に送信し、また、3,7,〜,
4m+3,〜ライン目の画像情報を同期信号DETP3
の立ち下がりエッジと、分周比R、F、Pに応じて書込
CLK生成部228により生成された書込CLK周波数
B{MHz}に同期させてLD変調部222に送信す
る。
【0041】これに対し、第2のLDアレイ変調部23
0では、偶数ラインが逆方向(図3参照)に露光される
ので、ラインメモリ237に偶数ラインの画像情報を下
記(4)式で与えられる時間だけ一時保管し、次いで画
像反転手段238によりライン最終画素から読み出すこ
とにより反転する。
【0042】 一時保管時間T(s)=D(mm)/v(mm/s) …(4) そして奇数ラインと同様に、2,6,〜,4m+2,〜
ライン目の画像情報を同期信号DETP2の立ち下がり
エッジと、分周比R、F、Pに応じて書込CLK生成部
239により生成された書込CLK周波数C{MHz}
に同期させてLD変調部231に送信し、また、4,
8,〜,4m,〜ライン目の画像情報を同期信号DET
P4の立ち下がりエッジと、分周比R、F、Pに応じて
書込CLK生成部240により生成された書込CLK周
波数D{MHz}に同期させてLD変調部232に送信
する。なお、本実施形態ではラインメモリ237、画像
反転手段238を第2のLDアレイ変調部230の制御
部に設けたが、画像情報分離制御部210と第2のLD
アレイ変調部230の間や画像情報分離制御部210に
設けるようにしても良い。
【0043】LD変調部221、222はそれぞれ、ポ
リゴンモータの回転と同期した信号DETP1、DET
P3に同期して送信されたライン画像情報に応じて、L
D1、LD3を変調制御してLD1、LD3を発光さ
せ、第1の2ビーム走査光学系110により感光体10
1上に2ライン同時に奇数ラインを平行走査して静電潜
像を形成する。同様にLD変調部231、232はそれ
ぞれ、ポリゴンモータの回転と同期した信号DETP
2、DETP4に同期して送信されたライン情報に応じ
て、LD2,LD4を変調制御してLD2,LD4を発
光させ、第2の2ビーム走査光学系120により感光体
101上に2ライン同時に偶数ラインを平行走査して静
電潜像を形成する。
【0044】ここで、感光体101上の静電潜像形成に
ついては、第1の2ビーム書込ユニット110により奇
数番目のラインを2ラインごとに走査してT(s)時間
後に、感光体101が第1の2ビーム書込ユニット11
0により書き込んだ位置からD(mm)だけ回転し、第2
の2ビーム書込ユニット120により感光体101上に
形成された奇数ラインの間に偶数ラインを2ラインごと
走査を行う。但し、図3に示したように偶数ラインの走
査方向は、奇数ラインの走査方向と逆である。
【0045】偶数ライン目の走査を行うまでの時間T
(s)は、装置ごとの書込ユニット110、120の取
り付け位置や感光体101上での書込位置のばらつきを
吸収できるようにするために、装置ごとに調整可能であ
る。
【0046】上記動作により、画像入力手段150によ
って入力された画像情報に基づいて、主走査の同期、及
び倍率誤差を補正した高画質の静電潜像が感光体101
上に形成される。以下、電子写真プロセスにより紙等の
記録媒体に最終画像が形成される。記録媒体の搬送方
法、電子写真プロセスの動作等は公知であるので説明は
省略する。
【0047】上記実施形態では、LDアレイ223、3
33を用いているが、単一LDを複数平行に設置し、プ
リズム、レンズ等の光学素子を用いて感光体上に所望の
ビームピッチで集光するようにしても良い。また、3ビ
ーム以上のマルチビーム走査光学系を複数設けるように
しても良く、3ビーム以上の走査光学系が実用化されれ
ば、本発明の構成により容易に、印字速度を高速化でき
る。画像入力部150としては、パーソナルコンピュー
タ、ファクシミリの送信画像データ、複写機の画像読み
取りスキャナの読み取りデータ、また、パーソナルコン
ピュータを介して、機器に接続されるスキャナより送信
される画像データ等が考えられるが、本発明はすべての
画像情報について実現可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、複数のビームの各先端位置と後端位置に基づ
いて各ビームの走査速度を制御するので、各ビームを均
一にして高画質の画像を形成することができる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、複数のビー
ムの各先端位置と後端位置の間の時間に基づいて各ビー
ムの感光体上の倍率が一定かつ等倍になるように各ビー
ムの書き込みクロックを制御するので、各ビームを均一
にして高画質の画像を形成することができる。
【0050】請求項3記載の発明によれば、複数のビー
ムの走査方向の各先端位置の検出時期をずらして検出す
るので、センサを共通化して複数のビームの先端位置検
出信号を生成することができる。
【0051】請求項4記載の発明によれば、複数のビー
ムの走査方向の各後端位置の検出時期をずらして検出す
るので、センサを共通化して複数のビームの後端位置検
出信号を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチビーム画像形成装置の一実
施形態を示す構成図である。
【図2】図1のマルチビーム走査光学系を詳しく示す構
成図である。
【図3】図1のマルチビーム走査を示す説明図である。
【図4】図1のマルチビーム走査により検出される同期
検知信号を示すタイミングチャートである。
【図5】図1のマルチビーム走査により検出される後端
同期検知信号を示すタイミングチャートである。
【図6】図1のマルチビーム画像形成装置の回路系を示
すブロック図である。
【図7】図6の第1、第2のLDアレイ変調部を詳しく
示すブロック図である。
【図8】図7の書き込むクロック生成部を詳しく示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
223,233 LDユニット 125,135 同期検知器 227〜240 書き込みクロック生成部 210 画像情報分離制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビームにより複数のラインを走査
    するマルチビーム画像形成装置において、 前記複数のビームの走査方向の各先端位置を検出する先
    端位置検出手段と、 前記複数のビームの走査方向の各後端位置を検出する後
    端位置検出手段と、 前記先端位置検出手段と前記後端位置検出手段によりそ
    れぞれ検出された各ビームの先端位置と後端位置に基づ
    いて各ビームの走査速度を制御する制御手段と、を備え
    たことを特徴とするマルチビーム画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記先端位置検出手段
    と前記後端位置検出手段によりそれぞれ検出された各ビ
    ームの先端位置と後端位置の間の時間に基づいて、各ビ
    ームの感光体上の倍率が一定かつ等倍になるように各ビ
    ームの書き込みクロックを制御することを特徴とする請
    求項1記載のマルチビーム画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記先端位置検出手段は、前記複数のビ
    ームの走査方向の各先端位置の検出時期をずらして検出
    するように構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のマルチビーム画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記後端位置検出手段は、前記複数のビ
    ームの走査方向の各後端位置の検出時期をずらして検出
    するように構成されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1項に記載のマルチビーム画像形成装
    置。
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US7129964B2 (en) 2003-12-11 2006-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Image printing apparatus and image printing method
US7382390B2 (en) 2005-09-14 2008-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and control method thereof having main scan length correcting feature
US7746366B2 (en) * 2004-11-17 2010-06-29 Canon Kabushiki Kaisha Multi-beam image output apparatus and method using a small number of pixel clock generation units
JP2019074748A (ja) * 2015-06-17 2019-05-16 株式会社ニコン パターン描画装置

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