JP2001013314A - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

固体撮像装置の製造方法

Info

Publication number
JP2001013314A
JP2001013314A JP11187382A JP18738299A JP2001013314A JP 2001013314 A JP2001013314 A JP 2001013314A JP 11187382 A JP11187382 A JP 11187382A JP 18738299 A JP18738299 A JP 18738299A JP 2001013314 A JP2001013314 A JP 2001013314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoelectric conversion
film
color filter
conversion element
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11187382A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kajiwara
健一 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11187382A priority Critical patent/JP2001013314A/ja
Publication of JP2001013314A publication Critical patent/JP2001013314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーフィルタの形成プロセスを簡素化し
て、作業時間の短縮を実現でき、さらに膜材料の削減を
図る。 【解決手段】 半導体基板110上に光電変換素子を構
成する積層体112と、光電変換素子のボンディング用
パッド部114が隣接して配置され、スクライブライン
116を設けた領域が外表面に露呈した状態で、カラー
フィルタの形成プロセスを行う。これは、積層体112
の上面に、直接カラーフィルタを構成する色分解膜12
2A、122B、122Cを形成することにより行う。
そして、色分解膜122A、122B、122Cの形成
後、さらにパッド部114への配線やマイクロレンズの
装着等の工程を経て、固体撮像装置を完成していく。し
たがって、積層体上に平坦化膜やトップコート膜を設け
る工程を削除し、その成膜作業等に要する労力及び時間
を削減でき、また、膜材料を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルタを
有する固体撮像装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体基板上に形成された光
電変換素子にカラーフィルタを設けた固体撮像装置の製
造方法としては、例えば図3、図4に示すような工程を
有するものが知られている。まず、図3(A)は、半導
体基板10上に光電変換素子を構成する積層体12と、
光電変換素子のボンディング用パッド部14が隣接して
配置された段階を示している。この段階で、半導体基板
10の各固体撮像装置毎に分離するためのスクライブラ
イン16を設けた領域が外表面に露呈した状態となって
いる。
【0003】積層体12の内部構造としては、種々の形
態があるが、例えば、入射光を信号電荷に変換する例え
ばRGB(赤緑青)に対応する3つのフォトセンサ部
と、これらフォトセンサ部で生成された信号電荷を取り
出すための転送部と、各フォトセンサ部の受光領域を規
制する遮光膜と、各フォトセンサ部の受光領域及び遮光
膜の上面を覆うパッシベーション膜等を含むものであ
る。このような状態で、図3(B)に示すように、下地
の段差影響をなくすために平坦化膜20を形成し、次い
で、図3(C)に示すように、カラーフィルタを構成す
る色分解膜22A、22B、22Cを形成する。
【0004】カラーフィルタの形成方法も種々の形態が
あるが、例えば感光性着色レジスト膜を通常のリソグラ
フィ工程によって成膜する方法を採用できる。また、各
カラーフィルタを構成する色分解膜22A、22B、2
2Cは、例えばRGBに対応する3つのフォトセンサ部
に対応する位置に設けられ、RGBのいずれかの帯域に
対する分光特性を有するものである。
【0005】次に、図4(D)に示すように、上面にト
ップコート膜24を成膜し、このトップコート膜24を
選択的に除去してエッチングを行うことにより、不要な
領域の平坦化膜20を選択的に除去し、上述したパッド
部14とスクライブライン16を外表面に露呈させる。
この後、図4(E)に示すように、パッド部14への埋
め込み配線等を行い、固体撮像装置を完成していく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来技術においては、カラーフィルタを形成する
プロセスにおいて、平坦化膜20を設けた後にカラーフ
ィルタ22A、22B、22Cを設け、この後、平坦化
膜20の不要部分を除去するためにトップコート膜24
の成膜やパターニング、及びエッチング等の作業を行う
ことが必要となるため、プロセスが複雑となり、作業時
間が長くなるという問題がある。また、平坦化膜20や
トップコート膜24のために材料も多く必要となる問題
がある。
【0007】そこで本発明の目的は、カラーフィルタの
形成プロセスを簡素化して、作業時間の短縮を実現で
き、さらに膜材料の削減を図ることができる固体撮像装
置の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、半導体基板上に入射光を信号電荷に変換する
光電変換素子を設けるとともに、前記光電変換素子の上
部にカラーフィルタを設けた固体撮像装置の製造方法に
おいて、前記半導体基板上の所定領域に、前記光電変換
素子を構成する積層体を形成するとともに、前記積層体
上に前記カラーフィルタを構成する色分解膜を直接形成
するようにしたことを特徴とする。
【0009】本発明の固体撮像装置の製造方法では、半
導体基板上の所定領域に光電変換素子を構成する積層体
を形成した後、この積層体上にカラーフィルタを構成す
る色分解膜を直接形成するようにしたことから、積層体
上に平坦化膜を設ける工程を削除でき、この平坦化膜の
形成作業に要する労力及び時間を削減でき、また、平坦
化膜材料を削減できる。
【0010】また、平坦化膜を設けないことにより、こ
の平坦化膜の不要部分を除去するためのトップコート膜
の形成やパターニング、さらにはエッチング等の作業を
行う必要がなくなり、その作業に要する労力及び時間を
削減でき、また、トップコート膜材料を削減できる。し
たがって、本発明によれば、カラーフィルタの形成プロ
セスを簡素化し、作業時間の短縮を実現でき、さらに膜
材料の削減を図ることができ、安価な固体撮像装置を提
供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による固体撮像装置
の製造方法の実施の形態を図面に基づき説明する。図1
(A)(B)は、本発明の実施の形態による固体撮像装
置の製造方法を示す断面図である。まず、図1(A)
は、カラーフィルタプロセスの前段階の状態を示してお
り、半導体基板110上に光電変換素子を構成する積層
体112と、光電変換素子のボンディング用パッド部1
14が隣接して配置されている。また、半導体基板11
0の各固体撮像装置毎に分離するためのスクライブライ
ン116を設けた領域が外表面に露呈した状態となって
いる。
【0012】図2は、積層体112内に設けられた光電
変換素子の積層構造の一例を示す断面図である。図2に
示す例では、半導体基板110に、入射光を信号電荷に
変換するフォトダイオード構造等によるフォトセンサ部
210を設け、このフォトセンサ部210の一方の側部
に読み出しゲート部220を介してCCD転送レジスタ
部230を設けるとともに、フォトセンサ部210の他
方の側部にチャネルストップ部240を設けたものであ
る。
【0013】また、半導体基板110の上面には、絶縁
層250を介して電荷転送用の電極部260が設けら
れ、その上にフォトセンサ部210の受光領域を規制す
る遮光膜270が配置され、その上にパッシベーション
膜280が形成されている。このような積層構造のフォ
トセンサ部210は、例えばRGB(赤緑青)の3原色
やあるいはその補色等に対応して積層体112内に多数
配置されている。
【0014】次に、上述のような積層体112やパッド
部114が設けられ、スクライブライン116を設けた
領域が外表面に露呈した状態の半導体基板110に対
し、積層体112の上面に、直接カラーフィルタを構成
する色分解膜122A、122B、122Cを形成す
る。本例において、カラーフィルタの形態としては、例
えば感光性着色レジスト膜や染色膜を用いる方法を採用
できる。
【0015】感光性着色レジスト膜を用いる方法は、予
め顔料や染料を分散した感光性着色レジストを通常のリ
ソグラフィ工程によって成膜する方法であり、積層体1
12の上面に感光性着色レジストを塗布した後、マスク
露光、現像、ポストベークを順次行うものである。ま
た、染色膜を用いる方法は、積層体112の上面に被染
色膜を塗布した後、マスク露光、現像を行い、次いで被
染色膜を染色した後、固着処理を行うものである。
【0016】以上のような方法により、カラーフィルタ
を構成する色分解膜122A、122B、122Cの形
成後、さらにパッド部114への配線やマイクロレンズ
の装着等の工程を経て、固体撮像装置を完成していく。
したがって、本実施の形態による固体撮像装置の製造方
法によれば、半導体基板110上の所定領域に光電変換
素子を構成する積層体112を形成した後、この積層体
112上にカラーフィルタを構成する色分解膜122
A、122B、122Cを直接形成するようにしたこと
から、カラーフィルタの形成プロセスを簡素化して、作
業時間の短縮を実現でき、さらに膜材料の削減を図るこ
とができ、安価な固体撮像装置を提供することができ
る。
【0017】すなわち、従来のように積層体12上に平
坦化膜20を設ける工程を削除でき、この平坦化膜20
の形成作業に要する労力及び時間を削減でき、また、平
坦化膜材料を削減できる。また、平坦化膜20を設けな
いことにより、この平坦化膜20の不要部分を除去する
ためのトップコート膜24の形成やパターニング、さら
にはエッチング等の作業を行う必要がなくなり、その作
業に要する労力及び時間を削減でき、また、トップコー
ト膜材料を削減できる。
【0018】なお、本発明の具体的構成は、以上の説明
に限定されるものではなく、例えば光電変換素子の積層
構造としては、図2に示すものに限らず、従来採用され
ている種々の形態のものに適用し得るものである。ま
た、カラーフィルタの形成プロセスについても、それ自
体は種々の形態を採用し得るものであり、上述した感光
性着色レジスト膜や染色膜を用いる方法に限定されない
ものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、半導体
基板上に入射光を信号電荷に変換する光電変換素子を設
けるとともに、前記光電変換素子の上部にカラーフィル
タを設けた固体撮像装置の製造方法において、前記半導
体基板上の所定領域に、前記光電変換素子を構成する積
層体を形成するとともに、前記積層体上に前記カラーフ
ィルタを構成する色分解膜を直接形成するようにした。
したがって、カラーフィルタの形成プロセスを簡素化し
て、作業時間の短縮を実現でき、さらに膜材料の削減を
図ることができ、安価な固体撮像装置を提供することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による固体撮像装置の製造
方法を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態による固体撮像装置の光電
変換素子の積層構造の一例を示す断面図である。
【図3】従来例による固体撮像装置の製造方法を示す断
面図である。
【図4】従来例による固体撮像装置の製造方法を示す断
面図である。
【符号の説明】
110……半導体基板、112……積層体、114……
ボンディング用パッド部、116……スクライブライ
ン、122A、122B、122C……色分解膜、21
0……フォトセンサ部、220……読み出しゲート部、
230……CCD転送レジスタ部、240……チャネル
ストップ部、250……絶縁層、260……電極部、2
70……遮光膜、280……パッシベーション膜。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に入射光を信号電荷に変換
    する光電変換素子を設けるとともに、前記光電変換素子
    の上部にカラーフィルタを設けた固体撮像装置の製造方
    法において、 前記半導体基板上の所定領域に、前記光電変換素子を構
    成する積層体を形成するとともに、前記積層体上に前記
    カラーフィルタを構成する色分解膜を直接形成するよう
    にした、 ことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記カラーフィルタを構成する色分解膜
    は、リソグラフィ工程による成膜作業によって形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記光電変換素子は、入射光を信号電荷
    に変換するフォトセンサ部と、前記フォトセンサ部で生
    成された信号電荷を取り出すための転送部と、前記フォ
    トセンサ部の受光領域を規制する遮光膜と、前記フォト
    センサ部の受光領域及び前記遮光膜の上面を覆うパッシ
    ベーション膜とを有し、前記パッシベーション膜の上面
    に前記カラーフィルタを構成する色分解膜を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板の上面に、前記光電変換
    素子を構成する積層体に近接して光電変換素子のボンデ
    ィング用パッド部が設けられるとともに、半導体基板を
    各固体撮像装置毎に分離するためのスクライブラインが
    設けられ、前記ボンディング用パッド部及び前記スクラ
    イブラインが外部に露呈された状態で、前記前記カラー
    フィルタを構成する色分解膜の形成を行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記光電変換素子は、複数の色に対応し
    て前記半導体基板の上面に複数設けられ、前記カラーフ
    ィルタは、前記複数の光電変換素子に対応して異なる色
    の色分解膜を設けたものであることを特徴とする請求項
    1記載の固体撮像装置の製造方法。
JP11187382A 1999-07-01 1999-07-01 固体撮像装置の製造方法 Pending JP2001013314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11187382A JP2001013314A (ja) 1999-07-01 1999-07-01 固体撮像装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11187382A JP2001013314A (ja) 1999-07-01 1999-07-01 固体撮像装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001013314A true JP2001013314A (ja) 2001-01-19

Family

ID=16205044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11187382A Pending JP2001013314A (ja) 1999-07-01 1999-07-01 固体撮像装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001013314A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8456416B2 (en) 2008-06-03 2013-06-04 Shimane Prefectural Government Image recognition apparatus, and operation determination method and program therefor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8456416B2 (en) 2008-06-03 2013-06-04 Shimane Prefectural Government Image recognition apparatus, and operation determination method and program therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7232698B2 (en) Method for fabricating CMOS image sensor protecting low temperature oxide delamination
EP0124025B1 (en) Solid-state color imaging device and process for fabricating the same
JP4832660B2 (ja) 画像センシング素子及びその作製方法
US7498190B2 (en) Method for fabricating a CMOS image sensor
US6251700B1 (en) Method of manufacturing complementary metal-oxide-semiconductor photosensitive device
KR100717281B1 (ko) 이미지 센서의 형성 방법 및 그에 의해 형성된 이미지 센서
JP2000196053A (ja) イメ―ジセンサ及びその製造方法
JP4905760B2 (ja) カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、固体撮像素子の製造方法およびこれを用いた固体撮像素子
JP4181487B2 (ja) 固体撮像装置とその製造方法
KR100868630B1 (ko) 마이크로 렌즈 형성용 패턴 마스크, 이미지 센서 및 이의제조 방법
KR20010061308A (ko) 박막 이미지센서의 제조 방법
JP2006186203A (ja) 固体撮像装置とその製造方法およびカメラ
JP2001013314A (ja) 固体撮像装置の製造方法
KR100969469B1 (ko) 반투과 레티클을 이용하여 광감도를 향상시킨 시모스이미지센서 제조방법
KR100555480B1 (ko) 마이크로 렌즈를 갖는 고체촬상소자 및 그 제조방법
US20080122021A1 (en) Image sensor
KR100660332B1 (ko) 이미지 센서의 제조방법
KR100967744B1 (ko) 양면 볼록 마이크로렌즈를 구비한 시모스 이미지센서 및그 제조방법
KR101001093B1 (ko) 특성을 향상시킨 시모스 이미지센서 및 그 제조방법
KR100282455B1 (ko) 고체촬상소자및그제조방법
JPH10209420A (ja) 固体撮像素子の製造方法
KR20080051541A (ko) 이미지 센서 및 그의 제조방법
JP2007199386A (ja) カラーフィルタ、その製造方法、これを用いた固体撮像素子、およびその製造方法
KR0166807B1 (ko) 고체촬상 소자의 칼라필터 제조방법
KR20060017172A (ko) 자기 정렬 이미지 센서 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20051208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090910