JP2001013283A - 原子炉内ポンプの検査装置 - Google Patents

原子炉内ポンプの検査装置

Info

Publication number
JP2001013283A
JP2001013283A JP11188471A JP18847199A JP2001013283A JP 2001013283 A JP2001013283 A JP 2001013283A JP 11188471 A JP11188471 A JP 11188471A JP 18847199 A JP18847199 A JP 18847199A JP 2001013283 A JP2001013283 A JP 2001013283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semicircular member
cylinder
attached
pump
reactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11188471A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sakamaki
和雄 酒巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11188471A priority Critical patent/JP2001013283A/ja
Publication of JP2001013283A publication Critical patent/JP2001013283A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来困難であったジェットポンプのライザ管周
辺部の点検を速やかに行うことができるように構成す
る。 【解決手段】原子炉圧力容器1内に設置されたジェット
ポンプのライザ管12の外径に適合した曲率半径を有する
半円状部材51をライザ管12と直角方向に設ける。半円状
部材51の先端部に検査機器として水中カメラ52を取付
け、半円状部材51の後端部を第1のシリンダ53内の回転
軸に取付ける。第1のシリンダ53を固定部54に固定し、
固定部54にライザ管12の軸方向に第2のシリンダ57と第
3のシリンダ56を取付ける。第3のシリンダ56に操作ポ
ール55を取付ける。半円状部材51の外面にラックを形成
し、ラックと噛み合うウォームギヤを第1のシリンダ53
内の回転軸に取付ける。回転軸は旋回用モータにより回
転し、この回転に伴って半円状部材51はライザ管12の外
側を旋回する。半円状部材51は操作ポール55により上下
動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸騰水型原子力発
電所の原子炉圧力容器と炉心シュラウドとの間に設置さ
れているジェットポンプのライザ管外周部に対し目視検
査(VT)を主とした非破壊検査を行い、これらの検査
部位に対する健全性確認を行うための原子炉内ポンプの
検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8から図11により沸騰水型原子炉の概
要および原子炉圧力容器内に設置するジェットポンプの
概要を説明する。図8において、原子炉圧力容器1の内
部には冷却材2が存在し、冷却材2の中に炉心3が没し
て配置されている。炉心3は多数体の燃料集合体(図示
せず)を炉心支持板および上部格子板(いずれも図示せ
ず)により支持し、炉心シュラウド10内に構成されてい
る。冷却材2は炉心3を上方に向けて流通し、その際、
炉心3の核反応熱により昇温して、水と蒸気の二相流状
態となる。
【0003】二相流となった冷却材2は、上部格子板の
上方に設置された気水分離器4内に流入し、そこで水と
蒸気とに分離される。このうち、蒸気は気水分離器4の
上方に設置された蒸気乾燥器5内に導入され、乾燥され
て乾燥蒸気となる。この乾燥蒸気は原子炉圧力容器1に
接続された主蒸気管6を通して蒸気タービン(図示せ
ず)に移送され、発電に供される。
【0004】一方、分離された水は、炉心3と原子炉圧
力容器1との間のダウンカマ部7を介して炉心3の下方
に流下する。炉心3の下方には複数の制御棒案内管8が
設置されており、これらの制御棒案内管8を介して制御
棒(図示せず)が炉心3の内部に挿入され、または引抜
かれるようになっている。
【0005】制御棒案内管8の下方には制御棒駆動機構
9が設置されており、この制御棒駆動機構9により制御
棒を炉心3に挿入したり、または引抜いたりして、原子
炉の出力制御が行われる。ダウンカマ部7内、つまり原
子炉圧力容器1と炉心シュラウド10との間には、複数の
ジェットポンプ11が原子炉圧力容器1の周方向に沿って
等間隔で設置されている。
【0006】原子炉圧力容器1の外部には原子炉再循環
ポンプ(図示せず)が設置されており、原子炉再循環ポ
ンプ,ジェットポンプ11、およびこれらの間に配設され
る原子炉再循環配管(図示せず)等により、原子炉再循
環系が構成されている。すなわち、原子炉再循環ポンプ
によりジェットポンプ11の駆動水が供給され、ジェット
ポンプ11の作用により冷却材2が炉心3内に強制循環さ
れる。
【0007】図9は図8における原子炉圧力容器1内の
ジェットポンプ11の部分を示した斜視図であり、図10は
図9におけるトランジションピース14およびエルボ15b
の部分を拡大して示した図である。図9および図10に示
したようにジェットポンプ11は中央にライザ管12を有
し、ライザ管12は原子炉再循環ポンプから供給される冷
却材を再循環入口ノズル13を介して原子炉圧力容器1内
に導入するようになっている。
【0008】ライザ管12の上部にはトランジションピー
ス14を介して一対のエルボ15a,15bが接続されてい
る。これらの一対のエルボ15a,15bには、一対の混合
ノズル16a,16bを介して一対のインレットスロート17
a,17bが接続されている。
【0009】これらのインレットスロート17a,17bの
下部にディフューザ18a,18bがそれぞれ接続され、上
部の混合ノズル16a,16bから冷却材2が噴射された
際、周囲から炉水を巻き込むようになっている。噴射さ
れた冷却材2および巻き込まれた炉水は、インレットス
ロート17a,17b内で混合され、その後ディフューザ18
a,18bにより静水頭の回復がなされる。
【0010】上記構成において、原子炉再循環ポンプか
ら送り込まれる冷却材の流れにより、流体振動が発生す
るので、これに対処するため、ライザ管12はその下端が
再循環入口ノズル13に溶着されており、またその上端が
ライザブレース20を介して原子炉圧力容器1に固定され
ている。なお、図9において符号36はライザブラケット
である。
【0011】インレットスロート17a,17bは上端が混
合ノズル16a,16bおよびエルボ15a,15bを介してト
ランジションピース14に機械的に接続されるとともに、
下端がディフューザ18a,18bの上端に挿入されてい
る。このように、ライザ管12およびインレットスロート
17a,17bはともに流体振動の発生を考慮して構成され
ており、流体振動に十分対処可能な構造となっている。
【0012】図11は図9に示したライザ管12の中間部を
支持するライザブレース20を原子炉圧力容器1の内面に
取付けた状態を示す斜視図であり、図11に示したように
原子炉圧力容器1の内壁にはライザブレース20のパッド
39が形成されている。パッド39に4枚の薄い板40が溶接
されており、薄板40の板厚は10mm前後である。
【0013】4枚の薄板40の先端部にはブロック41が設
けられ、このブロック41を介して互いに一体に構成され
ており、ライザ管12はブロック41の内側(原子炉圧力容
器1の内壁面側)に溶接されている。
【0014】ライザブレース20はライザ管12に発生する
原子炉運転中の流体振動を抑制するとともに、炭素鋼で
ある原子炉圧力容器1とオーステナイト系ステンレス鋼
であるライザ管12との間の熱膨張差を吸収するものであ
り、したがって、原子炉運転中には前記熱膨張差を吸収
した変形状態にある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】原子力発電所の原子炉
運転停止期間中に、原子炉圧力容器1内を点検する場
合、原子炉圧力容器1内を水で満水にした状態で、ウエ
ル上部のオペレーションフロアに据付けられている燃料
交換機から点検するための検査機器を、この検査機器を
取付けた検査器材とともに、吊り下ろして目的部位に接
近させるのが通常の点検方法である。
【0016】しかしながら、原子炉内の原子炉圧力容器
1と炉心シュラウド10で構成されたアニュラス空間であ
るダウンカマ部7には、原子炉圧力容器1内の炉水を強
制循環させるためのジェットポンプ11が複数設置されて
いる。このため、ダウンカマ部7内における検査機器の
アクセスルートはジェットポンプ11と干渉しないジェッ
トポンプ11とジェットポンプ11の間および0°,180 °
部分のジェットポンプ11のない部分のみとなる。
【0017】したがって、ジェットポンプ11のライザ管
12部への接近はジェットポンプ11自体のディフューザや
上部に位置する炉内構造物の給水スパージャおよび炉心
スプレイライン、炉心シュラウド10上部のオーバーハン
グ類と干渉するため検査機器を吊り下ろす方法では被検
査部位の溶接部近傍に直接アクセスさせることは困難と
なる課題がある。
【0018】また、従来の技術において、検査機器の取
付器材をジェットポンプ11のライザ管12部に接近するこ
とは極めて困難であり、取付器材を取外して検査機器を
ライザ管12の被検査部位の奥部へ押し込むような簡便な
治具を使用したとしても、被検査部位のごく一部のみし
か検査できない課題がある。
【0019】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、従来困難であったジェットポンプのライザ管
周辺部の点検にあたり、検査機器をライザ管の被検査部
位に接近させ、水中遠隔操作により連続した検査を速や
かに行うことができる原子炉内ポンプの検査装置を提供
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原子
炉圧力容器内に設置されたジェットポンプのライザ管の
外径に適合した曲率半径を有する半円状部材と、この半
円状部材の一端に回転自在に取付けた検査機器と、前記
半円状部材の他端に取付けた前記半円状部材を回転およ
び上下動させる回転駆動機構および上下駆動機構とを具
備したことを特徴とする。
【0021】請求項1の発明によれば、検査機器を取付
けた半円状部材を垂直状態で、原子炉圧力容器とジェッ
トポンプとの間に位置したライザ管のほぼ中央部を支持
するライザブレース間に挿入して吊り下ろす。そして、
ライザブレースを通過させた後、半円状部材を垂直状態
から水平状態に変えて、ライザ管の外周に向けて半円状
部材を突き出させる。これにより検査機器は下方に吊り
下げられた状態となり、ライザ管とエルボ、エルボ部溶
接線およびその近傍部に対して接近し、ジェットポンプ
およびライザ管の外周を目視点検することができる。
【0022】請求項2の発明は、前記回転駆動機構は前
記半円状部材にラックを形成し、このラックに噛合する
歯車を設け、この歯車を回転軸を介してモータに接続し
た構成からなり、前記上下駆動機構は前記半円状部材に
固定部を設け、この固定部に操作ポールを接続した構成
としたことを特徴とする。
【0023】請求項2の発明によれば、半円状部材に形
成したラックにモータの回転軸に取付けた歯車が噛み合
うので、モータの回転により半円状部材が回転する。操
作ポールは上下に連結,分離でき、かつ上下動自在であ
る。したがって、検査機器を被検査部位に上下自在に移
動してアクセスすることが容易であるので、被検査部位
を容易に検査することができる。
【0024】請求項3の発明は、前記検査機器は水中カ
メラ、超音波試験用スキャナ、またはフェライトインジ
ケータの少なくとも1種から選択され、回転自在に前記
半円状部材の端部に取付けられることを特徴とする。
【0025】請求項3の発明によれば、検査機器は半円
状部材の端部に回転自在に組込まれて、常に検査機器の
自重によって下方に吊り下がる状態となる。したがっ
て、ライザブレース間を通過させる場合、ライザ管の外
周を点検する場合も干渉がなく、容易に点検作業を行う
ことができるとともに、複数の検査機器を取付けること
により同時に複数の検査を行うことができる。
【0026】請求項4の発明は、前記水中カメラの側面
部に水中照明具を一体的に組込み、かつ前記水中カメラ
の下側にミラーを組込んでなることを特徴とする。請求
項4の発明によれば、水中カメラの下側にミラーを斜め
に組込んで、縦方向だけでなく横方向にも観察でき、水
中照明具もカバーの一方を斜めにカットすることで、照
明具で横方向に照らしてライザ管の外周を点検すること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1から図4により本発明に係る
原子炉内ポンプの検査装置の第1の実施の形態を説明す
る。本実施の形態に係る原子炉内ポンプとは図8および
図9に示したジェットポンプ11であり、被検査対象物と
してはライザ管12で、被検査部位はその外周面、特に溶
接箇所と、その近傍である。
【0028】図1は本実施の形態に係る検査装置50を原
子炉圧力容器1内に設置されたジェットポンプのライザ
管12に据付けた状態を示し、図2は図1の上面を拡大し
て示し、図3は図2の半円状部材と回転駆動機構を示
し、図4は図1から図3における回転駆動機構を拡大し
て示している。
【0029】図1および図2において、検査装置50はラ
イザ管12の外径に適合した曲率半径を有する半円状部材
51と、この半円状部材51の先端部にライザ管12の軸方向
に沿って回転自在に取付けられる検査機器としての水中
カメラ52と、半円状部材51の他端部に回転駆動機構とし
て取付ける第1のシリンダ53と、この第1のシリンダ53
を固定する固定部54と、固定部54に接続した第2のシリ
ンダ57と、この第2のシリンダ57に接続した第3のシリ
ンダ56と、この第3のシリンダ56に接続した操作ポール
55とからなっている。操作ポール55,第3のシリンダ56
および第2のシリンダ57により上下駆動機構が構成され
る。
【0030】つぎに、半円状部材51の回転駆動機構を図
4により説明する。半円状部材51は図3に拡大して示し
たようにジェットポンプ11のライザ管12の外径に適合し
た曲率半径を有して半円状のわん曲状に形成され、この
半円状部材51に沿って固定部54が移動する。ここで、図
4に示したように半円状部材51の外周面には多数のラッ
ク42が形成され、このラック42に噛み合うウォームギヤ
70が回転軸43に取付けられている。回転軸43は固定部54
内の第1のシリンダ53に挿入されている。回転軸43の両
端に第1のベアリング74および第2のベアリング75が取
付けられている。第2のベアリング75側の第1のシリン
ダ53の端部に近接スイッチ79が取付けられている。
【0031】固定部54は中空円筒体で第1のシリンダ53
の外面を包囲するようにビス44で固定されている。回転
軸43の第1のベアリング53側には水密容器73が回転軸43
と直角方向に設けられている。水密容器73内には旋回用
モータ58,モータ軸45,軸受機構46および大径軸47が収
納され、大径軸47に第2の笠歯車72が取付けられてい
る。
【0032】第2の笠歯車72は回転軸43の端部に取付け
た第1の笠歯車71と噛み合うようになっており、第1の
笠歯車71には軸受48が設けられ、軸受48はねじ49により
回転軸43の先端部に固定されている。ライザ管12と半円
状部材51との間には第3のベアリング76,ガイド78およ
び第4のベアリング77が組込まれる。
【0033】つぎに図5から図7により本実施の形態に
係る検査装置50によりジェットポンプ11のライザ管12を
検査する方法を説明する。まず、図5に示したように原
子炉圧力容器1とライザ管12の間に検査装置50を吊り下
げて水中カメラ52をライザブレース20の薄板40を通過さ
せる。なお、水中カメラ52には予め水中照明具67を取付
けておく。そして、半円状部材51を垂直になるように第
1のシリンダ53を回転させて図6(b)の状態に保持す
る。
【0034】図6(a)は図6(b)の平面図で、図6
(a)に示すように検査装置50を若干傾斜させておくと
通過し易くなり、水中カメラ52も同様に垂直に吊り下げ
た状態で薄板40を容易に通過させることができる。水中
カメラ52はオペレーションフロアに設置したテレビモニ
タ(図示せず)にケーブル接続されている。
【0035】薄板40を通過させた後は回転シリンダ80を
動作させて半円状部材51を垂直状態から水平状態に姿勢
を制御し、ライザ管12の外周に合わせて設置すると水中
カメラ52も垂直状態に保ちながら外観を目視検査でき
る。
【0036】図7(a),(b)により水中カメラ52と
水中照明具67についてその構成と作用効果を説明する。
水中カメラ52はCCDカメラ60と金属ミラー61を収納し
た収納容器62と、この収納容器62内のCCDカメラ60に
接続したケーブル64とからなっている。金属ミラー61は
ボルト63により収納容器62の下端部に固定され、ケーブ
ル64は収納容器62の上端部に設けたキャップ66によりゴ
ムブッシュ65を介してその下端部が水密にシールして固
定されている。
【0037】ケーブル64はコントローラ69を介してテレ
ビモニタ59に接続している。テレビモニタ59はオペレー
ションフロア(図示せず)に設置されている。収納容器
62の外側面には水中照明具67が一体的に組込まれ、水中
カメラ52の下側に金属ミラー61が斜めに組込まれてい
る。水中照明具67はケーブル64aを介してコントローラ
69に接続している。
【0038】水中照明具67のカバー68のコーナ部は照明
が横に向くようにカットされている。これにより照明を
横方向に照らしてライザ管12の外周を目視検査すること
ができる。なお、水中カメラ52に代えて超音波探傷試験
用スキャナ、またはフェライトインジケータ等の検査機
器を使用することもできる。
【0039】本実施の形態によれば、上述したように半
円状部材51は回転自在に第1のシリンダ53と一体に設け
られており、第1のシリンダ53の外周は固定部54によっ
て支持されている。固定部54は操作ポール55によって検
査装置50の荷重を保持している。操作ポール55には第3
のシリンダ56と第2のシリンダ57とが組込まれており、
水中カメラ52の高さ位置を上下に移動可能となってい
る。旋回用モータ58で半円状部材51をライザ管12の周囲
を左右に半周ずつ旋回させて、ライザ管12の全周に対し
て目視検査を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、従来困難であったジェ
ットポンプのライザ管周辺部の点検を水中遠隔操作によ
り短時間でかつ確実に目視検査でき、特に溶接熱影響部
に発生し易い応力腐食割れや、疲労割れ等の欠陥の有無
を速やかに検査することができる。したがって、ジェッ
トポンプの健全性を確実に維持でき、原子力発電所の安
全性向上および稼働率向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子炉内ポンプの検査装置の第1
の実施の形態を説明するための一部側面で示す縦断面
図。
【図2】図1における上面図。
【図3】図2において、検査装置を半円状部材に取付け
た状態を拡大して一部断面で示す上面図。
【図4】図1において、固定部およびシリンダ部とその
近傍を拡大して一部側面で示す縦断面図。
【図5】本発明に係る原子炉内ポンプの検査装置をライ
ザブレースに据付けた状態を示す一部断面で示す側面
図。
【図6】(a)は図5における要部を拡大して示す平面
図、(b)は(a)における検査装置を示す立面図。
【図7】(a)は図5における水中カメラとその近傍を
拡大して示す縦断面図、(b)は(a)の収納容器を示
す縦断面図。
【図8】沸騰水型原子炉を説明するための一部側面で示
す縦断面図。
【図9】図8におけるジェットポンプおよびその近傍を
一部断面で示す縦断面図。
【図10】図9におけるジェットポンプのライザ管とイ
ンレットスロート部の取合いを一部断面で示す正面図。
【図11】図9におけるライザブレースおよびライザ管
を示す斜視図。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、2…冷却材、3…炉心、4…気水
分離器、5…蒸気乾燥器、6…主蒸気管、7…ダウンカ
マ部、8…制御棒案内管、9…制御棒駆動機構、10…炉
心シュラウド、11…ジェットポンプ、12…ライザ管、13
…再循環入口ノズル、14…トランジションピース、15
a,15b…エルボ、16a,16b…混合ノズル、17a,17
b…インレットスロート、18a,18b…ディフューザ、
20…ライザブレース、21〜35…欠番、36…ライザブラケ
ット、39…パッド、40…薄板、41…ブロック、42…ラッ
ク、43…回転軸、44…ビス、45…モータ軸、46…軸受機
構、47…大径軸、48…軸受、49…ねじ、50…検査装置、
51…半円状部材、52…水中カメラ、53…第1のシリン
ダ、54…固定部、55…操作ポール、56…第3のシリン
ダ、57…第2のシリンダ、58…旋回用モータ、59…テレ
ビモニタ、60…CCDカメラ、61…金属ミラー、62…収
納容器、63…ボルト、64…ケーブル、65…ゴムブッシ
ュ、66…キャップ、67…水中照明具、68…カバー、69…
コントローラ、70…ウォームギヤ、71…第1の笠歯車、
72…第2の笠歯車、73…水密容器、74…第1のベアリン
グ、75…第2のベアリング、76…第3のベアリング、77
…第4のベアリング、78…ガイド、79…近接スイッチ、
80…回転用シリンダ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器内に設置されたジェット
    ポンプのライザ管の外径に適合した曲率半径を有する半
    円状部材と、この半円状部材の一端に回転自在に取付け
    た検査機器と、前記半円状部材の他端に取付けた前記半
    円状部材を回転および上下動させる回転駆動機構および
    上下駆動機構とを具備したことを特徴とする原子炉内ポ
    ンプの検査装置。
  2. 【請求項2】 前記回転駆動機構は前記半円状部材にラ
    ックを形成し、このラックに噛合する歯車を設け、この
    歯車を回転軸を介してモータに接続した構成からなり、
    前記上下駆動機構は前記半円状部材に固定部を設け、こ
    の固定部に操作ポールを接続した構成としたことを特徴
    とする請求項1記載の原子炉内ポンプの検査装置。
  3. 【請求項3】 前記検査機器は水中カメラ、超音波試験
    用スキャナ、またはフェライトインジケータの少なくと
    も1種から選択され、回転自在に前記半円状部材の端部
    に取付けられることを特徴とする請求項1記載の原子炉
    内ポンプの検査装置。
  4. 【請求項4】 前記水中カメラの側面部に水中照明具を
    一体的に組込み、かつ前記水中カメラの下側にミラーを
    組込んでなることを特徴とする請求項3記載の原子炉内
    ポンプの検査装置。
JP11188471A 1999-07-02 1999-07-02 原子炉内ポンプの検査装置 Pending JP2001013283A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11188471A JP2001013283A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 原子炉内ポンプの検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11188471A JP2001013283A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 原子炉内ポンプの検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001013283A true JP2001013283A (ja) 2001-01-19

Family

ID=16224314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11188471A Pending JP2001013283A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 原子炉内ポンプの検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001013283A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116421A (ja) * 2006-11-08 2008-05-22 Hitachi Ltd 水中検査装置及び水中検査方法
JP2008203203A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Toshiba Corp ジェットポンプライザ管溶接部へのアクセス方法
JP2009192361A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 水中検査装置
JP2012093228A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Toshiba Corp 作業システムおよび作業方法
CN102486943A (zh) * 2010-12-02 2012-06-06 核动力运行研究所 压力容器接管焊缝检查自动变位平台

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116421A (ja) * 2006-11-08 2008-05-22 Hitachi Ltd 水中検査装置及び水中検査方法
JP4690291B2 (ja) * 2006-11-08 2011-06-01 株式会社日立製作所 水中検査装置及び水中検査方法
JP2008203203A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Toshiba Corp ジェットポンプライザ管溶接部へのアクセス方法
JP2009192361A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 水中検査装置
JP2012093228A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Toshiba Corp 作業システムおよび作業方法
CN102486943A (zh) * 2010-12-02 2012-06-06 核动力运行研究所 压力容器接管焊缝检查自动变位平台
CN102486943B (zh) * 2010-12-02 2014-11-05 核动力运行研究所 压力容器接管焊缝检查自动变位平台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI462118B (zh) 用於核子反應爐之檢查,保養,修理設備及方法
US11205522B2 (en) Apparatus and method to remotely inspect piping and piping attachment welds
US6240155B1 (en) Preventive maintenance apparatus for structural members in a nuclear pressure vessel
JP2003337192A (ja) 原子炉圧力容器内構造物の点検予防保全装置および点検方法
JP2001013283A (ja) 原子炉内ポンプの検査装置
JP2000046987A (ja) 原子炉の炉心内配管部保全装置
JP2008256586A (ja) ジェットポンプのライザ管部作業におけるアクセス装置、アクセス装置の使用方法およびアクセス装置回転補助装置
US9318226B2 (en) Apparatus and method to inspect, modify, or repair nuclear reactor core shrouds
JPH11304985A (ja) ジェットポンプ保全装置
JPH1010282A (ja) 原子炉容器内の予防保全装置
JP4018299B2 (ja) ジェットポンプの保全装置
JPH0990085A (ja) 原子炉内計測用配管クランプ装置
JP2000338290A (ja) 原子炉配管内検査保全装置
EP2907140B1 (en) Apparatus and method to inspect, modify, or repair nuclear reactor core shrouds
JP2530015B2 (ja) 原子炉内構造物の検査装置
JP2001021688A (ja) ジェットポンプ用拭取り洗浄装置
JP2008203203A (ja) ジェットポンプライザ管溶接部へのアクセス方法
JPH01116493A (ja) 原子炉内検査装置
JPH0750192B2 (ja) 再循環出口ノズルの環状空間注水装置
JPH09159789A (ja) 圧力容器貫通ハウジングのブラッシング装置
JPH0875890A (ja) 原子炉のシュラウド点検用ガイド
JPH09304577A (ja) 原子炉内検査装置
JPH11304981A (ja) インターナルポンプの検査用支持装置
JPH01126594A (ja) インターナルポンプ上部取扱具
JPH01150854A (ja) シュラウドヘッドボルト検査装置