JP2001013057A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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JP2001013057A
JP2001013057A JP11183570A JP18357099A JP2001013057A JP 2001013057 A JP2001013057 A JP 2001013057A JP 11183570 A JP11183570 A JP 11183570A JP 18357099 A JP18357099 A JP 18357099A JP 2001013057 A JP2001013057 A JP 2001013057A
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cantilever
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laser light
scanner
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Shuichi Ito
修一 伊東
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速走査が可能な走査型プローブ顕微鏡を提供
する。 【解決手段】ベース101に固定されたチューブスキャ
ナー102の長手方向の中心にはミラー103が、自由
端にはカンチレバー106が固定されている。チューブ
スキャナー102の周壁には、カンチレバー106の変
位検出用のビームが通るための開口110と開口111
が設けられている。レーザー光源105はベース101
に固定されており、その射出端には、レーザー光を収束
性のビームに変えるレンズ112が固定されている。レ
ーザー光源105とミラー103の間には、光源105
からのレーザー光をミラー103に向けて偏向するミラ
ー104が配置されている。PD108は調整機構10
9を介してベース101に取り付けられている。ミラー
103とPD108の間には、ミラー103からのレー
ザー光をPD108に向けて偏向するミラー107が配
置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子オーダ
ーの分解能で試料の表面情報を測定するための走査型プ
ローブ顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走査型プローブ顕微鏡(SPM:S
canning Probe Microscope)の一例として、ビニッヒ(Bi
nnig)やローラー(Rohrer)等によって、走査型トンネル
顕微鏡(STM:Scanning Tunneling Microscope)が発
明されている。しかし、STMでは、観察できる試料が
導電性の試料に限られている。そこで、サーボ技術を始
めとするSTMの要素技術を利用し、絶縁性の試料を原
子オーダーの分解能で観察できる装置として原子間力顕
微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)が提案されて
いる(特開昭62−130302号公報参照)。
【0003】AFM構造は、SPMの一つとして位置付
けられており、例えば図7に示すように、自由端に尖鋭
化した探針2を有するカンチレバー4と、このカンチレ
バー4を支持すると共に、探針2と試料6とを相対的に
移動させるスキャナー8(例えば、チューブ型ピエゾス
キャナーやチューブ型圧電体スキャナーなど)と、カン
チレバー4の自由端の撓み変位を例えば光学的に検出可
能な変位センサ10とを備えている。
【0004】カンチレバー4は、その基端部が取付台1
2に支持されており、この取付台12を介してスキャナ
ー8の移動端に着脱自在に取り付けられている。また、
スキャナー8は、その基端部が所定のベース14に取り
付けられている。また、変位センサ10は、レーザー発
振器やフォトセンサ等の光学系を内蔵しており、スキャ
ナー8の移動端に取り付けられている。
【0005】このような従来技術の構成において、ステ
ージ16上に載置された試料6に対して探針2を近接さ
せると、探針2先端と試料6表面との間に働く相互作用
(例えば、原子間力、接触力、粘性、摩擦力、磁気力な
ど)によって、カンチレバー4の自由端が変位する。そ
して、この自由端に生じる変位量を光学的に検出しなが
ら(或いは、自由端の変位量を一定に維持するように、
スキャナー8をZ方向にフィードバック制御しなが
ら)、探針2を試料6表面に沿ってXY方向に相対的に
走査することによって、試料2の表面情報等(例えば、
凹凸情報)が三次元的に測定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の構成では、カンチレバー4と変位センサ10と取付
台12が、スキャナー8の移動端に取り付けられている
ため、スキャナー8の移動端に加わる質量が増大して、
スキャナー8の移動端の運動質量が大きくなる。このた
め、スキャナー8の共振周波数が低くなり、XYZ方向
の走査応答性が低下してしまう。
【0007】このような走査応答性の低いスキャナー8
(換言すれば、移動端の運動質量の大きなスキャナー8)
を用いて、例えば図8に示すような急激な段差6aを有
する試料6(半導体の回路パターン等)の表面情報を測定
する場合、XY方向の走査速度を上げたとき、スキャナ
ー8のZ方向への変位動作が追いつかなくなり、その結
果、試料6の表面情報を正確に測定できないという問題
が生じる。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、その目的は、高速走査が可能な
走査型プローブ顕微鏡を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザー光を
射出する光源と、レーザー光を反射する面を持つカンチ
レバーと、試料に対してカンチレバーを走査する微動機
構と、カンチレバーで反射されたレーザー光を検出する
受光素子とを備えている走査型プローブ顕微鏡におい
て、光源からのレーザー光をカンチレバーに向けて偏向
するとともに、カンチレバーで反射されたレーザー光を
受光素子に向けて偏向する、微動機構に搭載されたミラ
ーを更に備えていることを特徴とする。
【0010】一例においては、前記微動機構は円筒型圧
電体であり、前記ミラーが円筒型圧電体の先端の角度変
位の1/2の角度変位をする位置に配置されている。
【0011】好ましくは、前記微動機構は円筒型圧電体
であり、前記ミラーの面は円筒型圧電体の中心を含んで
いる。
【0012】より好ましくは、前記測定光は平行光であ
り、受光素子の直前にレンズが配置されている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0014】[第一実施形態]まず、第一の実施の形態
について図1を用いて説明する。
【0015】ベース101には、三次元的に走査する微
動機構であるチューブスキャナー(円筒型圧電体)102
が固定されている。チューブスキャナー102の長手方
向の中心にはミラー103が固定されている。また、チ
ューブスキャナー102の自由端には、試料の表面を走
査するためのカンチレバー106が固定されている。さ
らに、チューブスキャナー102の周壁には、カンチレ
バー106の変位検出用のビームが通るための開口11
0と開口111が設けられている。
【0016】ベース101には、レーザー光を射出する
レーザー光源105が固定されている。レーザー光源1
05の射出端には、レーザー光源105から射出される
レーザー光を、カンチレバー106上に集光する収束性
のビームに変えるためのレンズ112が固定されてい
る。レーザー光源105とミラー103の間の光路上に
は、レーザー光源105からのレーザー光をミラー10
3に向けて偏向するミラー104が配置されており、こ
れはベース101に固定されている。
【0017】また、ベース101には、調整機構109
に載置されたPD(フォトディテター)108が取り付け
られている。ミラー103とPD108の間の光路上に
は、ミラー103からのレーザー光をPD108に向け
て偏向するミラー107が配置されており、これはベー
ス101に固定されている。
【0018】レーザー光源105から射出されたレーザ
ー光は、レンズ112によって収束性のビームに変えら
れ、ミラー104で反射され、開口110を通過して、
ミラー103に向かう。ミラー103に入射したレーザ
ー光は、そこで反射され、カンチレバー106上の所定
の位置に集光する。カンチレバー106の表面で反射さ
れた光は、再びミラー103に向かい、そこで反射さ
れ、開口111を通過し、ミラー107で反射され、最
後にPD108に入射してスポットを形成する。
【0019】まず、スキャンによって、カンチレバー1
06の位置がXY方向に移動したとき、入射するレーザ
ー光も追従して移動されなければならない。実際にスキ
ャン中のチューブスキャナーの動作を説明する。
【0020】例えば図2(a)に示すように、チューブス
キャナー102の移動端の中心102aのXY方向の変
位量をd、角度変化量をθ、チューブスキャナー102
の長さをL、ある電圧を印加した際のチューブスキャナ
ー102の移動端の中心102aの曲率をRとすると、
変位量dと角度変化量θとの関係は、 d=R(1−cosθ)=2Rsin2(θ/2)…(1) である。また、 L=R・θ…(2) であるから、 d=(2L/θ)sin2(θ/2)…(3) となる。
【0021】ここで、θ<<1であるから、 d≒(2L/θ)・(θ/2)2=L・θ/2…(4) となる。従って、 θ≒2d/L…(5) となる。
【0022】(5)式から明らかなように、チューブスキ
ャナー102の移動端の角度変化θは、チューブスキャ
ナー102の移動端の変位dに比例する。従って、チュ
ーブスキャナー102の移動端の中心2aを通る法線の
角度変化は変位dに比例する。
【0023】図2(b)において、チューブスキャナー1
02に電気信号が印加されない状態の中心線00'と、
チューブスキャナー102の移動端がdだけ変位したと
きの移動端面の中心線CC'とは、交点Qで互いに交わ
る。
【0024】ここで、中心線CC'は、(5)式から、点
(d,−L)を通り、傾きθ≒−2d/Lの直線なので、 Z−(−L)≒−(L/2d)・(X−d)…(6) となる。Q点の座標は、X=0であるから、 Z≒−(L/2)…(7) となる。また、Z=0のとき、 X≒−d…(8) となる。
【0025】従って、Q点は、線分102b・102c
の中点、つまり、チューブスキャナー102に電気信号
を印加しない状態において、チューブスキャナー102
を包絡する空間の中心点となる。なお、本明細書中で
は、この中心点をチューブスキャナー102の中心(チ
ューブスキャナー102のL/2の面上の中心)と呼ぶ。
なお、上述した式(6)〜(8)が成立するのは、dが小さ
いときに限られる。
【0026】以上から、チューブスキャナー102が変
位したとき、チューブスキャナー102の中心からチュ
ーブスキャナー102の移動端の中心102aに向かっ
て角度θで測定光を発すれば、チューブスキャナー10
2の移動端の中心102aを追従できる。
【0027】つまり、チューブスキャナー全長の半分の
長さの位置にミラー103を配置し、その角度を常に、
チューブスキャナー102の端面角度がθのときに、θ
/2だけ変位するようにし、その中心を測定光の反射点
にすれば、ミラー103による反射光は常にカンチレバ
ー106の反射点106aに向かう。
【0028】次に、チューブスキャナー102の中心に
設けられた、ミラー103の角度変化がθ/2であるこ
とを図3を用いて説明する。図3はチューブスキャナー
102の端面がθだけ角度変化した様子を示している。
チューブスキャナー102の変形時に、チューブスキャ
ナー102の中心線を102e、伸びた方の側面の円弧
部分を102d、縮んだ方の側面の円弧部分を102
f、ふたつの円弧の中心をOとする。円弧102eの中
点をSとする。図から明らかなように、中点SとOを結
ぶ線分の角度はθ/2となる。また、チューブスキャナ
ー102が変位したときの角度変化θは、十分小さいの
で、この中点Sと図2の点Qは、ほぼ一致する。
【0029】以上の説明から分かるように、チューブス
キャナー102の中心に配置されたミラー103の中心
で反射されたレーザー光は、常にカンチレバー106上
の反射点106aに入射する。つまり、ビームはカンチ
レバー106に常に追従する。
【0030】PD上のビームの変位について図4を用い
て説明する。図4は、チューブスキャナー102内に設
けられたミラー103からPD108までの光路を示し
ている。実線はカンチレバーが変位する前の光路を示
し、破線はチューブスキャナーの変位よりカンチレバー
がθだけ角度変位したときの光路を示している。カンチ
レバー106がθだけ変位したとき、チューブスキャナ
ー102の中心に固定されたミラー103はθ/2だけ
変位する。そのとき、レーザー光105aは(θ/2)×
2=θだけ角度変化する。
【0031】次に、カンチレバー6で反射したレーザー
光105bは、カンチレバー106の角度変化θにより
2×θ変化するので、前述のミラー103の角度変化に
よる成分と合計して2θ−θ=θだけ角度変化する。
【0032】次にミラー103aで反射したレーザー光
105cは、ミラー103aの角度変化θ/2により、
(θ/2)×2=θだけ変化するので、前述のレーザー光
105bの角度変化θとあわせて、変化はθ−θ=0と
なる。すなわち、レーザー光105cは、チューブスキ
ャナーが角度変化しても、角度変化しない。
【0033】また、詳細に図を書くと明らかなように、
ミラー103における1回目の反射点がその回転中心Q
のとき、レーザー光105cは横変位を生じない。従っ
て、チューブスキャナーが角度変化してもレーザー光1
05cは全く同一の光路を通る。
【0034】以上の説明から分かるように、本実施形態
の構成では、チューブスキャナーが変位しても、レーザ
ー光は常にカンチレバーに追従して入射し、その反射光
は常にPD108の同一の点に入射する。従って、PD
108上のビーム位置は、スキャンにより変化すること
はなく、SPM測定時に、試料の表面に応じてカンチレ
バーの角度が変化したときのみ移動する。その移動量を
モニターすることにより、SPM測定が可能になる。そ
の先の信号処理、SPM測定の実際については、通常の
測定と同一なので、その説明を省略する。
【0035】また、試料表面の凹凸に対応して、チュー
ブスキャナー102がZ方向に動くとき、ミラー103
がZ方向に移動するため、レーザー光の平行移動を生じ
る。その移動成分が測定時の誤差になる可能性がある
が、ミラー103への入射角度を小さくすれば十分無視
できる。
【0036】以上の説明では、ミラー3の取り付け角度
は、微動機構がXY方向に変位していないときに反射光
が微動機構の中心線上を通るようにしたが、これに限ら
ない。反射光が微動機構の中心線に対してある角度をも
ってカンチレバーに届く構成でも同様の利点が得られ
る。
【0037】また、微動機構の印加電圧に対する非線形
性がある場合や、光学上の調整の都合により微動機構の
Z変位やカンチレバーの変位がない場合でも、XY変位
によって誤差を発生する場合では、予め予測しておいた
結果に基づいて測定値を補正することも可能である。
【0038】チューブスキャナー102に搭載される要
素が、ミラー103とカンチレバー106のみなので、
搭載荷重が非常に小さい。従って、チューブスキャナー
102の共振周波数が高くなる。その結果、従来に比べ
て高速な走査が可能である。
【0039】[第二実施形態]本発明の第二実施形態に
ついて説明する。本実施形態は、PDとレンズ付近以外
の構成は第一実施形態と実質的に同じであり、両者の相
違部分である本実施形態のPDとレンズ付近の構成を図
5に示す。
【0040】本実施形態では、第一実施形態と異なり、
レンズ112は、レーザー光源105から射出されたレ
ーザー光を平行光のビームに変えるとともに、図5に示
されるように、ミラー107とPD108の間の光路上
に、レンズ124が配置されている。
【0041】第一実施形態では、レンズ112はレーザ
ー光を収束性のビームに変えているが、本実施形態で
は、レンズ112はレーザー光を平行光のビームに変え
ている。この平行光のビームは、ミラー104とミラー
103とカンチレバー106とミラー103とで順に反
射された後(図1参照)、図5に示されるように、ミラー
107で反射され、レンズ124により収束性のビーム
に変えられ、PD108上に集光する。
【0042】図5において、実線で描かれたビーム12
1は、カンチレバーもチューブスキャナーもZ方向に変
位していないときのビームを示し、一点鎖線で描かれた
ビーム122は、チューブスキャナー102が試料の凹
凸に従ってZ方向に変位したときのビームを示し、破線
で描かれたビーム123は、カンチレバーのみがたわみ
変位を起こし角度が変化したときのビームを示してい
る。
【0043】本実施形態では、第一実施形態と同様に、
カンチレバーが変位していないとき、ビームは、参照符
号121で示されるように、チューブスキャナー102
のXY方向の変位に関係なく、常にカンチレバーに追従
して入射し、その反射光は常にPD108上に点125
に入射する。
【0044】チューブスキャナー102が試料の凹凸に
従ってZ方向に変位すると、ビームは、参照符号122
に示されるように、ビーム121に対して平行にずれ
る。この場合も、PD108上に点125に入射する。
つまり、PD108上の集光位置は、チューブスキャナ
ー102のZ方向変位の影響を受けない。
【0045】カンチレバーがたわみ変位を起こして角度
が変化すると、ビームは、参照符号123で示されるよ
うに、ビーム121に対して傾きを持つようになり、P
D108上において点125と異なる点126に集光す
る。
【0046】このように、本実施形態では、PD108
上のビームの集光位置は、チューブスキャナー102の
XY方向の変位はもとより、Z方向の変位によっても変
化することなく、カンチレバーの角度の変化のみに応じ
て移動する。従って、PD108上の集光位置のずれ量
をモニターすることにより、正確なSPM測定が行なえ
る。
【0047】これまで、いくつかの実施の形態について
図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は、上
述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
【0048】言い換えれば、本発明の範囲内において種
々多くの変形や変更が可能である。例えば、チューブス
キャナーは、図6に示されるように、XY方向用チュー
ブスキャナー131とZ方向用チューブスキャナー13
2が中間部材133を介して連結された構成であっても
よい。
【0049】このようなチューブスキャナーは、XY方
向の動きとZ方向の動きが独立しているので、SPM測
定に悪影響を与える要因が少ないという利点を有してい
る。また、カンチレバー106と向き合うミラー103
は、中間部材133の下側に設けられるため、チューブ
スキャナー102の組み立てが容易に行なえるという利
点を有している。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、微動機構に搭載される
要素がミラーとカンチレバーだけなので微動機構の共振
周波数が高められることにより、高速走査が可能な走査
型プローブ顕微鏡が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態による走査型プローブ顕
微鏡の構成を概略的に示している。
【図2】(a)は、チューブスキャナーの移動端の変位と
角度変化の関係を示し、(b)は、発光素子の発光点の軌
跡を示している。
【図3】チューブスキャナーの端面がθだけ角度変化し
た様子を示している。
【図4】チューブスキャナー内に設けられたミラーから
PDまでの光路を示している。
【図5】第一実施形態との相違部分である第二実施形態
におけるPDとレンズ付近の構成を示している。
【図6】図1に示されるチューブスキャナーの代わりに
適用可能な、中間部材を介してXY方向用チューブスキ
ャナーとZ方向用チューブスキャナーとが連結された構
成のチューブスキャナーを示している。
【図7】従来技術に係る走査型プローブ顕微鏡の構成を
概略的に示している。
【図8】従来技術の走査型プローブ顕微鏡によって急激
な段差を有する試料の表面情報を測定している状態を示
している。
【符号の説明】
102 チューブスキャナー 103 ミラー 105 レーザー光源 106 カンチレバー 108 PD(フォトダイオード)
フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA43 BD20 CA11 CA34 DA01 DD02 EA16 EB15 EB23 GA57 JA04 ZA01 2F065 AA02 AA06 AA09 AA49 FF01 GG06 HH04 HH12 JJ01 JJ16 JJ18 JJ25 LL04 LL12 LL62 MM03 PP22 PP24 UU01 UU07 2F069 AA06 AA57 AA60 BB40 DD15 DD27 GG04 GG06 GG07 GG62 HH05 HH09 JJ13 LL03 MM04 MM32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を射出する光源と、 レーザー光を反射する面を持つカンチレバーと、 試料に対してカンチレバーを走査する微動機構と、 カンチレバーで反射されたレーザー光を検出する受光素
    子とを備えている走査型プローブ顕微鏡において、 光源からのレーザー光をカンチレバーに向けて偏向する
    とともに、カンチレバーで反射されたレーザー光を受光
    素子に向けて偏向する、微動機構に搭載されたミラーを
    更に備えていることを特徴とする、走査型プローブ顕微
    鏡。
  2. 【請求項2】 前記微動機構は円筒型圧電体であり、前
    記ミラーが円筒型圧電体の先端の角度変位の1/2の角
    度変位をする位置に配置されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記微動機構は円筒型圧電体であり、前
    記ミラーの面は円筒型圧電体の中心を含むことを特徴と
    する、請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記測定光が平行光であり、受光素子の
    直前にレンズを配置したことを特徴とする、請求項2に
    記載の走査型プローブ顕微鏡。
JP11183570A 1999-06-29 1999-06-29 走査型プローブ顕微鏡 Withdrawn JP2001013057A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005531781A (ja) * 2002-07-04 2005-10-20 ユニバーシティ・オブ・ブリストル 走査型プローブ顕微鏡

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005531781A (ja) * 2002-07-04 2005-10-20 ユニバーシティ・オブ・ブリストル 走査型プローブ顕微鏡

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