JP2001012892A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2001012892A
JP2001012892A JP11185892A JP18589299A JP2001012892A JP 2001012892 A JP2001012892 A JP 2001012892A JP 11185892 A JP11185892 A JP 11185892A JP 18589299 A JP18589299 A JP 18589299A JP 2001012892 A JP2001012892 A JP 2001012892A
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pipe
heat exchanger
tank
mounting
pipe mounting
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JP11185892A
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Soichi Kato
宗一 加藤
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Bosch Automotive Systems Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F28D1/0535Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight the conduits having a non-circular cross-section
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク4にパイプ8,9をトーチろう付けに
より取付ける際に、ろう付け不良が発生したりする。 【解決手段】 タンク4のパイプ取付孔6m,6nに取
付けられ、パイプ取付孔6m,6nから離れた位置にて
パイプ8,9を取付可能とするスペーサ11,12を介
してパイプ8,9が取付けられて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の冷却系
熱交換器などの熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図12〜15に示すように、熱交
換流体の流入路1と帰還流路2とを有し、フィン20を
介して並列配置される複数の偏平形状に形成されたチュ
ーブ3,3…と、これら複数のチューブ3,3…の上部
に設置されるタンク4と、このタンク4に取付けられる
熱交換流体の入口パイプ8と出口パイプ9とで構成され
た熱交換器が知られている。
【0003】上記タンク4は、各チューブ3,3…の上
端側が挿通されるチューブ挿通孔7cが形成されたエン
ドプレート7と、入口パイプ8を装着するためのパイプ
取付孔6m及び出口パイプ9を装着するためのパイプ取
付孔6nが形成された箱蓋状のタンクプレート6と、タ
ンク4内において流体導入部4mと流体導出部4nとを
仕切るための仕切りプレート5とから構成される。上記
仕切りプレート5の下端には、上記チューブ3の仕切り
部3fと嵌合する凹部5aが複数個形成されている。ま
た、仕切りプレート5の上端は、タンクプレート6に形
成された凹部6uに嵌合され、かつ、プレート5の上端
の一部に設けられた突片5bが上記凹部6uに形成され
た孔6sに嵌合される。よって、プレート5はチューブ
3とタンクプレート6とに固定される。また、エンドプ
レート7の外周に設けられる立ち上がり部7mには、爪
7tが複数個形成されていて、この爪7tをタンクプレ
ート6の下側に形成された傾斜部6xに対応するように
撓ませることにより、エンドプレート7にタンクプレー
ト6が取付けられる。上記チューブ3,フィン20,タ
ンク4は、例えば、アルミニウム合金芯材にろう材をク
ラッドしたクラッド材を用いており、チューブ3,フィ
ン20,タンク4は組み付け後、炉中ろう付けにより各
部材を接合させることで、熱交換器が完成する。
【0004】上述の熱交換器では、入口パイプ8から流
入されるエンジン冷却水等の流体はタンク4における流
体導入部4mに一旦導入された後にチューブ3の流入路
1を介してチューブ3の下端方向に流れ、Uターンして
帰還流路2及びタンク4における流体導出部4nを経て
出口パイプ9から流出されて、エンジン側に帰還され
る。
【0005】しかし、上述の熱交換器では、入口パイプ
8から流入する流体が、エンドプレート7及びチューブ
3に直接的に衝突あるいは流入する場合がある。特に、
ディーゼルエンジンでは、鋳鉄エンジンブロックからの
鋳砂の冷却水への流出、ブローバイガス混入による冷却
水の汚染あるいは鋳砂の固まり、エンジン加工切り子な
どの異物混入の問題があり、このような冷却水がエンド
プレート7に直接衝突したりチューブ3に直接流入する
ことにより内部が機械的に削られたり、また、冷却水が
エンドプレート7やチューブ3に直接衝突することによ
りチューブ3の上端部やエンドプレート7が腐食すると
いうエロージョンの問題が発生する。
【0006】そこで、図16に示す特開平10−898
85号公報に開示された熱交換器によれば、入口パイプ
8の取付側開口部8aに、接合用ブラケット10を取付
け、この接合用ブラケット10をタンク4のパイプ取付
孔6mに取付けるようにしている。これによれば、入口
パイプ8から流入する流体は、矢示のように、接合用ブ
ラケット10の底板10eに衝突した後に流体通孔10
sを介してエンドプレート7及びチューブ3側に流れる
ので、エロージョンを防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図16の熱交換器の場
合、接合用ブラケット10に入口パイプ8を取付ける際
に、作業者が火でろうをあぶってろうを溶かすろう付け
作業(以下、「トーチろう付け」という)を行ってパイ
プ8,9をタンク4に固着している。これは、一般に、
パイプは長いので、パイプ8,9をタンク4に付けた状
態では炉に入らず、炉中ろう付けを行うのが困難なため
である。しかし、トーチろう付け作業は難しくて熟練を
要する作業であり、未熟な作業者がこのトーチろう付け
作業を行うと、熱を加えすぎたりすることがある。よっ
って、トーチろう付け部分の近傍に他の部材がない場合
は特に問題にならないが、例えば、仕切りプレートの接
合部やタンク接合部がトーチろう付け部と近接するよう
な場合は、すでに炉中ろう付けで接合した仕切りプレー
トなどの接合部が再加熱されてろう付け不良が発生した
りするおそれがあるという課題があった(図16の場
合、トーチろう付け部Tとタンク接合部10zが近接し
ているので、タンク接合部10zが再加熱されてろう付
け不良が発生する)。また、図12〜15の場合も、タ
ンク4にパイプ8,9を取付ける際に、同様に、直接ト
ーチろう付けを行う必要があるので、上述と同様の課題
が伴う。尚、特開平10−89885号公報の図10や
図11に示された構造では、Oリングにより水密を保っ
ているためトーチろう付けを行わないが、Oリングなど
の部品が余分に必要になるので、部品点数が多くなると
いう課題がある。
【0008】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、上述のトーチろう付け作業に伴う課題を解
消できて、生産性を向上できる熱交換器を得ることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱交換器
は、タンクのパイプ取付孔に取付けられ、パイプ取付孔
から離れた位置にてパイプを取付可能とするパイプ取付
手段を介してパイプが取付けられて成るものである。す
なわち、パイプ取付手段に対してパイプをトーチろう付
けにより接合しても、パイプ取付手段により、トーチろ
う付けによる熱がタンク側に伝わりにくいようにしてい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1ないし図3
は、本発明による熱交換器の実施の形態1を示す図であ
り、図12〜16の従来例と同じものは、同一符号を用
いて説明を省略している。尚、図1は左側が入口パイプ
8の部分の断面を、右側が出口パイプ9の部分の断面を
示す図である。各図において、11,12は本実施の形
態1による熱交換器に用いられるパイプ取付手段として
のスペーサである。スペーサ11は入口パイプ8取付用
のもの、スペーサ12は出口パイプ9取付用のものであ
る。上記スペーサ11,12は、タンク4のパイプ取付
孔6m,6nに取付けられ、後述のようにパイプ8,9
をスペーサ11,12に取付ける際のトーチろう付けに
よる熱が仕切りプレート5の接合部5zやタンク接合部
4zなどに伝わりにくいように、パイプ取付孔6m,6
nから上方に所定距離離れた位置にてパイプ8,9を取
付可能とするものである。
【0011】上記スペーサ11,12は、図2に示すよ
うな形状をしている。尚、入口パイプ8取付用のスペー
サ11は、入口パイプ8が嵌め込まれる上部開口部11
sを有するとともに底部11eを有する円筒状の上部開
放箱体より成り、出口パイプ9取付用のスペーサ12
は、上下端開口の円筒体より成る。19はスペーサ1
1,12の筒部である。また、スペーサ11,12は、
パイプ8,9の取付側開口部8a,9aをパイプ取付孔
6m,6nから上方に所定距離離れた位置に位置決めす
る位置決め部13と、タンク4の上面に当接するタンク
への接合部分14を有する。つまり、スペーサ11,1
2は、上部開口部11s側が内側に絞られて筒内部に形
成されパイプ8,9の取付側開口部8a,9aの先端8
t,9tが当接する平面部13aが形成されてなる上記
位置決め部13と、上記平面部13aから所定距離下方
において筒の外周をU字状に折り曲げて形成された上記
タンクへの接合部分14を有するものである。
【0012】上記入口パイプ8取付用のスペーサ11の
底部11eには、入口パイプ8を介して流入する熱交換
流体が直接にタンク4のエンドプレート7に衝突したり
あるいは上記チューブ3に流入したりすることを防止す
るための流路調整手段15Aが設けられている。この流
路調整手段15Aは、上記底部11eの一部を下方向に
斜めの状態に切り起こした切り起こし部16より構成さ
れる。従って、入口パイプ8を介して流入する熱交換流
体は、一旦切り起こし片16aに衝突してから切り起こ
し片16aを介してエンドプレート7及びチューブ3に
導かれる。よって、エロージョンを防止できる。
【0013】次にスペーサ11,12を用いた熱交換器
のろう付け手順を説明する。チューブ3の上部に組み付
けられたタンク4の入口パイプ8取付用のパイプ取付孔
6mにはスペーサ11を、出口パイプ9取付用のパイプ
取付孔6nにはスペーサ12を嵌め込んだ状態でこのよ
うに組み付けられたチューブ3,タンク4,スペーサ1
1,12全体を炉に入れて炉中ろう付けを行う。この場
合、チューブ3,タンク4,スペーサ11,12を形成
する金属板材としては、例えば、アルミニウム合金芯材
の両面あるいは片面にろう材をクラッドしたクラッド材
を用いるので、チューブ3,タンク4,スペーサ11,
12がろう付けにより接合される。炉中ろう付けの後
に、入口パイプ8をスペーサ11の上部開口部11sに
嵌め込んで入口パイプ8とスペーサ11との境目である
トーチろう付け部分Tをトーチろう付けする。この際、
スペーサ11により、パイプ取付孔6mから上方に所定
距離離れた所に入口パイプ8が位置されているので、ト
ーチろう付けによる熱が仕切りプレート5の接合部5z
及びタンク接合部4zに伝わりにくくなり、ろう付け不
良を解消できる。尚、本実施の形態1の場合、パイプ
8,9をスペーサ11,12内に嵌め込む構造としてい
るので、トーチろう付け部分Tとパイプ取付孔6m,6
nとの距離をより一層離すことができる。つまり、パイ
プ8,9の取付側開口8a,9aにスペーサ11,12
を嵌め込む構造と比べて、ろう付け不良をより解消でき
る構造を採用している。また、出口パイプ9も同様に、
スペーサ12に嵌め込んでトーチろう付けを行う。
【0014】本実施の形態1によれば、パイプ取付孔6
m,6nから上方に所定距離離れた位置にてパイプ8,
9を取付可能とするスペーサ11,12を備えているこ
とにより、ろう付け不良をより解消でき、さらに、流路
調整手段15Aにより、エロージョンを防止できる熱交
換器が得られる。
【0015】尚、切り起こし部16は、図1,図3
(尚、図3は図1の真横から見た断面図に相当する)に
示すように、縦横に整列した状態に設けてもよい。ま
た、図4に示すように、切り起こし片16aは、上方向
(すなわちスペーサの内部方向)に切り起こしてもよ
い。この場合、熱交換流体は、切り起こし片16aに衝
突した後にいずれかの孔16sを介してエンドプレート
7及びチューブ3に導かれることになる。さらに、図4
に示すように、各切り起こし部16の大きさ,配列,あ
るいは切り起こし片16aの角度をランダムに設定し
て、熱交換流体の流れを制御するようにしてもよい。ま
た、切り起こし部16は、1つのみ設けるようにしても
よい。
【0016】実施の形態2.図5,6に示すような流路
調整手段15Bとしてもよい。すなわち、上記底部11
eに設けられた凹凸部17と、この凹凸部17の側壁1
7aに形成された流体通孔17sとにより構成してもよ
い(図5,6では、凹凸部17の長手方向両端の側壁全
体を開口して流体通孔17sとしている)。この場合で
も、エロージョンを防止できる。この場合も、凹凸部1
7は、図5に示すように、縦横に整列した状態に設けて
もよいし、また、図6に示すように、各凹凸部17の大
きさ,角度,配列をランダムに設定したり、あるいは各
凹凸部17の側壁17aに1つ又は2つ以上設けた各流
体通孔17sの大きさをランダムに設定して、熱交換流
体の流れを制御するようにしてもよい。また、凹凸部1
7は、1つのみ設けるようにしてもよい。
【0017】実施の形態3.さらに、図8に示すよう
に、上記底部11eを円錐形状に形成し、この円錐形状
の斜面壁18に流体通孔18sを形成した構成により流
路調整手段15Cを実現してもよい。尚、上記円錐形状
に形成される底部11eの斜面壁18の傾斜角や当該斜
面壁18に形成された流体通孔18sの数や大きさや形
状をランダムに設定して、熱交換流体の流れを制御する
ようにしてもよい。また、流体通孔18sは、大きさや
形状を設定して、1つのみ設けるようにしてもよい(例
えば、細長孔を設けるようにする)。
【0018】また、上記では、底部11eを円錐形状に
形成したが、角錐形状に形成してもよい。要は、錐形状
に形成すればよい。
【0019】実施の形態4.また、スペーサ11,12
は、図9に示すようなものであってもよい。即ち、タン
ク4のパイプ取付孔の周縁6tを内部に折曲げてバーリ
ング孔としてのパイプ取付孔6mを形成し、スペーサ1
1,12には、タンクへの接合部分14より下の位置に
おける筒部19の外周がリング状に突出するよう形成さ
れた係止部19xを設ける。この係止部19xは、上記
バーリング孔における内部に折曲げられた周縁6tの先
端に係止し、かつ、上記タンクへの接合部分14とで周
縁6t部分を挟持するものである。さらに、スペーサ1
1に適用する場合は、筒部19に流路調整手段として流
体通孔19yを形成する。尚、実施の形態3と同じよう
に、流体通孔19yの数や大きさや形状をランダムに設
定して、熱交換流体の流れを制御するようにしてもよ
く、また、流体通孔19yは、大きさや形状を設定し
て、1つのみ設けるようにしてもよい。本実施の形態4
によれば、上記各実施の形態と同様な効果が得られ、さ
らに、係止部19xを有するので、上方からスペーサ1
1,12をパイプ取付孔6m,6nにワンタッチで取付
けることができる。
【0020】実施の形態5.また、スペーサ11,12
の代わりに、図5,図6,図7に示すように、筒部19
の一方の径幅D2を開口部11sの径幅D1より狭く
し、筒部19の他方の径幅D3を上部開口部11sの径
幅D1より広く形成したスペーサ11A,12Aを用い
てもよい。すなわち、タンク接合部より下方側の筒部の
外周形状がトラック形状となるように形成したスペーサ
11A,12Aを用いてもよい。このようにすれば、タ
ンク4の横幅寸法W(図11参照)を縮小することがで
き、熱交換器の小型化が図れる。
【0021】尚、実施の形態5では、少なくとも筒部1
9の一方の径幅D2を開口部11sの径幅D1より狭く
すればよい。
【0022】実施の形態6.また、タンクの容積が大き
い場合には、開口部11sの径幅D1のみをパイプ8,
9の口径に合わせ、開口部11sより下方の部分を大口
径に形成したスペーサを用いればよい。このようにすれ
ば、トーチろう付け部の面積が増えることがないので、
トーチろう付け部が昇温されず工数の増大を招いたり、
ろう付け不良が発生したりするような事態を防止でき
て、タンクの容積が大きい熱交換器に対応できるように
なる。
【0023】実施の形態7.また、図10に示すよう
に、流体導入部4mや流体導出部4nを単独で区画形成
するロール成形筐体40を用いて、図11に示すよう
に、流体導入部4mを形成するロール成形筐体40と流
体導出部4nを形成するロール成形筐体40とを接合し
てタンク4Aを構成するとともに、チューブ3の下端側
において同様に2つのロール成形筐体40同士を接合し
て熱交換器を構成するようにしてもよい。尚、チューブ
3の下端側に配置される2つのロール成形筐体40同士
の接合部41には予め流体通孔40sを設けておき、ロ
ール成形筐体40同士の接合部41は炉中ろう付けされ
る。また、ロール成形筐体40の両端側開口には別途に
キャップなどを被せてタンクが構成される。従来、チュ
ーブ3は下端側をU字状に形成したものを用いている
が、上記ロール成形筐体40を用いれば、チューブ3の
下端側をU字状に形成せずともよく、ストレートのチュ
ーブ3で熱交換器を構成できる。また、チューブ3を複
数段重ねあわせることが可能となる。
【0024】尚、上記熱交換器の各構成部材は樹脂性の
板材で形成してもよい。この場合は、ろう付け接合は難
しくなるので、接着などの他の接合方法で接合を行なえ
ばよい。また、スペーサの筒部の外周形状及び底部の形
状は、例えば、角,楕円形状などその他の形状でも構わ
ない。また、図5に示すように、パイプ取付孔6m,6
nに、ワンタッチでスペーサを取付けることができるよ
うに、切り起こし片によるかしめ爪19s,19sなど
を設けてもよい。
【0025】また、熱交換器は、上述したように、流体
導入部4mと流体導出部4nの下端側(一端側)が連通
されてチューブ3の上部側(一端側)にのみタンク4を
有してこのタンク4に入口パイプ8と出口パイプ9とが
設けられる片タンクタイプのものの他に、流体導入部4
mと流体導出部4nの一端側が連通されておらず独立し
ていてチューブ3の上部,下部側(両端側)にそれぞれ
タンクを有する両タンクタイプのものがある。またこの
両タンクタイプの場合、一方のタンクに入口パイプ8と
出口パイプ9とが設けられるタイプ(実施の形態7参
照)や、一方のタンクに入口パイプ8か出口パイプ9の
いずれか一方が設けられ、他方のタンクに他方のパイプ
が設けられるタイプのものがある。本発明は、上記いず
れのタイプの場合においても適用できる。即ち、フィン
20を介して並列配置される複数のチューブ3と、これ
ら複数のチューブ3の一端部に設置されるタンク4と、
このタンク4に取付けられる熱交換流体の入口パイプ8
と出口パイプ9とを有して成る熱交換器に適用できる。
また、フィン20を介して並列配置される複数のチュー
ブ3と、これら複数のチューブ3の両端部に設置される
タンクと、一方のタンクに取付けられる熱交換流体の入
口パイプ8と出口パイプ9とを有して成る熱交換器に適
用できる。さらに、フィン20を介して並列配置される
複数のチューブ3と、これら複数のチューブ3の両端部
に設置されるタンクと、一方のタンクに取付けられる熱
交換流体の入口パイプ8か出口パイプ9のいずれか一方
のパイプと、他方のタンクに取付けられる他方のパイプ
とを有して成る熱交換器に適用できる。
【0026】
【発明の効果】請求項1,2,3に係る発明の熱交換器
によれば、パイプ取付孔から離れた位置にてパイプを取
付可能とするパイプ取付手段を備えているので、パイプ
取付手段に対してパイプをトーチろう付けにより接合し
ても、パイプ取付手段により、トーチろう付けによる熱
がタンク側に伝わりにくくなって、すでに炉中ろう付け
で接合した仕切りプレートなどの接合部が再加熱されて
ろう付け不良が発生したり、また、タンクの容積が大き
い場合などに、トーチろう付け部が昇温されず工数の増
大を招いたり、ろう付け不良が発生したりするようなこ
とを少なくでき、生産性を向上できる。請求項4に係る
発明によれば、パイプ取付手段に、タンクとの接合部を
設けたので、パイプ取付手段をタンクに確実に接合でき
る。さらに、請求項5〜11に係る発明によれば、パイ
プ取付手段に、入口パイプを介して流入する熱交換流体
が直接にタンクのエンドプレートに衝突したりあるいは
チューブに流入したりすることを防止するための流路調
整手段を設けたので、さらに、エロージョンを防止でき
る。また、請求項12に係る発明によれば、パイプをス
ペーサ内に嵌め込む構造としたので、トーチろう付け部
分とパイプ取付孔との距離をより一層離すことができ、
ろう付け不良をより解消できる。また、請求項13に係
る発明によれば、タンクの横幅寸法を縮小することがで
き、熱交換器の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による熱交換器を説
明するための断面図である。
【図2】 実施の形態1で用いるパイプ取付手段として
のスペーサの斜視図である。
【図3】 実施の形態1で用いるスペーサの断面図であ
る。
【図4】 実施の形態1による流路調整手段を説明する
ための図である。
【図5】 実施の形態2,5で用いるスペーサの断面図
である。
【図6】 実施の形態2,5による流路調整手段を説明
するための図である。
【図7】 実施の形態5で用いるスペーサの斜視図であ
る。
【図8】 実施の形態3による流路調整手段を説明する
ための図である。
【図9】 実施の形態4で用いるスペーサの斜視図であ
る。
【図10】 実施の形態7で用いるロール成形筐体を示
す斜視図である。
【図11】 実施の形態7を説明するための図である。
【図12】 従来の熱交換器の一例を示す斜視図であ
る。
【図13】 従来の熱交換器の一例を示す側面図であ
る。
【図14】 従来の熱交換器の一例を示す要部断面図で
ある。
【図15】 従来の熱交換器の一例を示す要部分解斜視
図である。
【図16】 従来の熱交換器の他の一例を示す要部断面
図である。
【符号の説明】
1 流入路、2 帰還流路、3 チューブ、4 タン
ク、5 仕切りプレート、6m,6n パイプ取付孔、
7 エンドプレート、8 入口パイプ、9 出口パイ
プ、11,12,11A,12A スペーサ、11e
スペーサの底部、13 位置決め部、14 タンクへの
接合部分、15A〜15C 流路調整手段、16 切り
起こし部、16a 切り起こし片、17 凹凸部、17
a 側壁、18 斜面壁、17s,18s 流体通孔。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィンを介して並列配置される複数のチ
    ューブと、これら複数のチューブの端部に設置されるタ
    ンクと、このタンクに取付けられる熱交換流体の入口パ
    イプと出口パイプとを有する熱交換器において、 上記タンクのパイプ取付孔に取付けられ、上記パイプ取
    付孔から離れた位置にて上記パイプを取付可能とするパ
    イプ取付手段を介して上記パイプが取付けられて成るこ
    とを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 上記パイプ取付手段は、炉中ろう付けに
    より上記タンクのパイプ取付孔に取付けられ、このパイ
    プ取付孔に取付けられたパイプ取付手段に対して上記パ
    イプにおけるタンクへの取付側がトーチろう付けにより
    取付けられることを特徴とする請求項1に記載の熱交換
    器。
  3. 【請求項3】 上記パイプ取付手段は、上記パイプの取
    付側開口部を上記パイプ取付孔から離れた位置に位置決
    めする位置決め部を有することを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 上記パイプ取付手段は、上記タンクに当
    接するタンクへの接合部分を有することを特徴とする請
    求項1又は請求項2又は請求項3に記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 上記パイプ取付手段は、上記入口パイプ
    を介して流入する熱交換流体が直接に上記タンクのエン
    ドプレートに衝突したりあるいは上記チューブに流入し
    たりすることを防止するための流路調整手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
    又は請求項4に記載の熱交換器。
  6. 【請求項6】 上記流路調整手段は、上記パイプ取付手
    段の底部の一部を一方向又は他方向に斜めの状態に切り
    起こした切り起こし部より構成されたことを特徴とする
    請求項5に記載の熱交換器。
  7. 【請求項7】 上記切り起こし部を複数設け、各切り起
    こし部の大きさ,配列やこの切り起こし部を構成する切
    り起こし片の角度をランダムに設定して、熱交換流体の
    流れを制御するようにしたことを特徴とする請求項6に
    記載の熱交換器。
  8. 【請求項8】 上記流路調整手段は、上記パイプ取付手
    段の底部に設けられた凹凸部と、この凹凸部の側壁に形
    成された流体通孔とにより構成されたことを特徴とする
    請求項5に記載の熱交換器。
  9. 【請求項9】 上記凹凸部を複数設け、各凹凸部の大き
    さ,角度,配列や各凹凸部の側壁に1つ又は2つ以上設
    けた各流体通孔の大きさをランダムに設定して、熱交換
    流体の流れを制御するようにしたことを特徴とする請求
    項8に記載の熱交換器。
  10. 【請求項10】 上記流路調整手段は、錐形状に形成さ
    れた上記パイプ取付手段の底部と、この錐形状の斜面壁
    に形成された流体通孔とより構成されたことを特徴とす
    る請求項5に記載の熱交換器。
  11. 【請求項11】 上記錐形状に形成される底部の斜面壁
    の傾斜角や当該斜面壁に形成された流体通孔の数や大き
    さをランダムに設定して、熱交換流体の流れを制御する
    ようにしたことを特徴とする請求項10に記載の熱交換
    器。
  12. 【請求項12】 上記パイプ取付手段は、上記パイプが
    嵌め込まれる開口部と上記タンク内に嵌め込まれる筒部
    とを有して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2
    又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6又
    は請求項7又は請求項8又は請求項9又は請求項10又
    は請求項11に記載の熱交換器。
  13. 【請求項13】 上記筒部の径幅を上記開口部の径幅よ
    り狭くしたことを特徴とする請求項12に記載の熱交換
    器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002340495A (ja) * 2001-03-14 2002-11-27 Showa Denko Kk 積層型熱交換器、カーエアコン用積層型蒸発器および冷凍システム
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