JP2001012795A - 天井取付型空調装置 - Google Patents

天井取付型空調装置

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JP2001012795A
JP2001012795A JP11183720A JP18372099A JP2001012795A JP 2001012795 A JP2001012795 A JP 2001012795A JP 11183720 A JP11183720 A JP 11183720A JP 18372099 A JP18372099 A JP 18372099A JP 2001012795 A JP2001012795 A JP 2001012795A
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air conditioner
air
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和志 滝本
Mitsuhisa Nagao
光久 長尾
Takao Terauchi
孝夫 寺内
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全作業等の施工性の向上や、フィルタ等の
ユーザーによるメンテナンス性を向上させた天井取付型
空調装置を提供すること。 【解決手段】 天井面の隅部に装置本体とダクトを設置
し、天井面と壁面との間に取付ステーを固定する。この
取付ステーに底面側化粧カバー80を取り付け、底面側
化粧カバー80の前部上面と、天井面に取り付けた取付
レール82との間に3枚に分割した前面側化粧カバー8
5〜87を着脱自在に配置する。特に、装置本体(調湿
換気装置)のフィルタ等の清掃および交換を要する部品
に対応した箇所に分割した取り外し可能な前面側化粧カ
バー86を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天井面などの住
宅躯体に据え付けられる天井取付型空調装置に関するも
のである。
【0002】ここで、本明細書においては、「空調」と
は、冷房、暖房に限らず、換気や、調湿(除湿・加湿)
も含むものとする。従って、「空調室内機」とは、上記
「空調」を行うために室内あるいは住宅内(天井裏な
ど)に取り付けられるものであり、具体的には例えば分
離型のヒートポンプ式空調装置における室内機や、室内
空気を屋外に排出すると共に外気を室内に取り込む換気
装置、さらには換気装置に除湿器や加湿器を加えて構成
した調湿換気装置などが該当する。
【0003】
【従来の技術】図10は、従来の調湿換気装置31の平
面図であり、図11は調湿換気装置31の側面図であ
り、図12は調湿換気装置31の斜視図である。
【0004】調湿換気装置31は、比較的偏平な直方体
状のケーシング32を有し、このケーシング32の長手
方向に相対向する一対の側部32a、32bのうち、一
方側部32aには室内側吹出口33と室内側吸込口34
とが形成され、他方側部32bには室外側吸込口35と
室外側吹出口36とが形成されている。そして、ケーシ
ング32の内部には、長手方向のほぼ中央部に顕熱交換
器37が配置されている。顕熱交換器37は、給気SA
と排気EAとの間で、湿分の交換は行わず、顕熱の熱交
換だけを行うものである。
【0005】顕熱交換器37は、略正四角柱状に形成さ
れており、空気の吸込口又は吹出口となる4つの側面3
7a、37b、37c、37dがケーシング32の上面
及び底面に対して傾斜した姿勢で、ケーシング32の幅
方向に延びて配置されている。そして、顕熱交換器37
の4つの側辺部とケーシング32の内壁との間に所定の
仕切りを設けることによって、ケーシング32内は4つ
の空間38a、38b、38c、38dに区画されてい
る。
【0006】室内側に形成された2つの空間38a、3
8bのうち、顕熱交換器37の室内側の上側に位置する
側面37aに連通する空間38aは、室内側吸込口34
に連通している。従って、この空間38aが室内空気吸
込通路となり、顕熱交換器37の側面37aが吸込口と
なる。また、顕熱交換器37の室内側の下側に位置する
側面37bに連通する空間38bは、室内側吹出口33
に連通している。従って、この空間38bが給気通路と
なり、顕熱交換器37の側面37bが吹出口となる。
【0007】一方、室外側に形成された2つの空間38
c、38dのうち、顕熱交換器37の室外側の下側に位
置する側面37cに連通する空間38cは、室外側吹出
口36に連通している。従って、この空間38cが排気
通路となり、顕熱交換器37の側面37cが吹出口とな
る。また、顕熱交換器37の室外側の上側に位置する側
面37dに連通する空間38dは、室外側吸込口35に
連通している。従って、この空間38dが外気吸込通路
となり、顕熱交換器37の側面37dが吸込口となる。
【0008】ここで、顕熱交換器37の4つの側面37
a〜37dにおいては、相対向する側面どうしが連通し
ている。即ち、側面38aと38c及び側面38bと3
8dは共に連通している。従って、調湿換気装置31に
おいては、室外側吸込口35と室内側吹出口33との間
は外気吸込通路38dと給気通路38bとが顕熱交換器
37を介して連通して給気経路RSを形成する一方、室
内側吸込口34と室外側吹出口36との間は室内空気吸
込通路38aと排気通路38dとが顕熱交換器37を介
して連通して排気経路REを形成している。
【0009】そして、給気経路RSには、室外側吸込口
35側から室内側吹出口33側に向かって順番に、外気
処理フィルタ39、除湿器40、顕熱交換器37、給気
ファン41、透湿膜式加湿器42が配置されている。ま
た、排気経路REには、室内側吸込口34側から室外側
吹出口36側に向かって順番に、顕熱交換器37、排気
ファン43が配置されている。
【0010】このような調湿換気装置31においては、
給気ファン41を駆動することによって、外気OAは室
外側吸込口35からケーシング32内に吸い込まれた後
に、給気経路RSを通って室内側吹出口33から給気S
Aとして室内に供給される。一方、排気ファン43を駆
動することによって、室内空気RAは室内側吸込口34
からケーシング32内に吸い込まれた後に、排気経路R
Eを通って室外側吹出口36から排気EAとして室外に
排出される。この時、顕熱交換器37において、外気O
Aと室内空気RAとの間で熱だけの授受が行われる。こ
れが、熱交換換気運転である。
【0011】また、調湿運転は、上記熱交換換気運転を
行いながら、除湿器40、透湿膜式加湿器42を機能さ
せて行う。例えば除湿熱交換換気運転では、外気OAを
除湿器40で冷却して除湿した後、顕熱交換器37で室
温程度まで加熱(排出する排気EAの排熱を利用する)
してから給気SAとして室内に供給する。また、加湿熱
交換換気運転では、顕熱交換器37により外気OAを暖
めた後、透湿膜式加湿器42で加湿してから給気SAと
して室内に供給する。
【0012】ところで、上記調湿換気装置31は、一般
的に住宅の天井裏に据え付けられている。図13は、調
湿換気装置31の据付け状態を示す側面図である。据付
けにあたっては、まず所定の取付面45に複数本のアン
カーボルト46を埋め込む。取付面45は、天井裏の梁
やスラブあるいは天井面などの住宅躯体であり、アンカ
ーボルト46は取付面45から垂下するように埋め込
む。それから、調湿換気装置31のケーシング32に設
けられている複数個の天井吊金具47をそれぞれアンカ
ーボルト46に挿通させて、一対のワッシャ48a、4
8bで天井吊金具47を挟持すると共にナット49a、
49b、49cを締め付けて仮止めを行う。
【0013】仮止め後は、ケーシング32の上面(取付
基準面)に水準器50を載置し、ナット49a〜49c
の螺合位置を調整しながら、調湿換気装置31が略水平
になるように傾き調整を行う。水平に据え付けるのは、
ケーシング32内に配置されているドレンパンからの水
漏れを防止するためである。即ち、ドレンパンは上記取
付基準面に対してドレン排水口が平行方向又は下方に向
くように設置されているので、略水平に据え付けるか、
あるいはドレン排水口側にわずかに傾斜(1°以内)す
るように据え付ける必要があるからである。また、傾き
調整と共に、取付面45との間の間隔と天井面からの高
さが所定の長さとなるように高さ調整も行う。
【0014】さらに、アンカーボルト46に代えて、図
14に示す吊りボルト51を用いる場合もある。吊りボ
ルト51は、木造住宅の場合は図14(a)に示すよう
に天井裏の梁52、あるいは梁52が適当な位置にない
ときは吊り下げ用角材53又はCチャンネルに取り付け
られ、また鉄筋コンクリート住宅の場合は図14(b)
に示すように天井スラブ54に取り付けられる。調湿換
気装置31の吊り下げ構造及び取付手順については、ア
ンカーボルト46の場合と同様である。
【0015】上述したようにアンカーボルト46や吊り
ボルト51を使用して調湿換気装置31を据え付ける場
合、複数本の吊りボルト51等を所定の取付面45に垂
下するように取り付ける必要があるため、取付作業に手
間がかかってしまう。また、吊りボルト51等に調湿換
気装置31を仮止めした後には、傾き調整や高さ調整を
行う必要があるが、比較的重量が大きい調湿換気装置3
1を吊り下げた状態で行うため、調整作業にも手間がか
かることになる。さらに、このような手間のかかる作業
を天井裏のように高い場所であって、かつ狭い空間内で
行うことは、作業者に多大な負担を与えることにもな
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来より
調湿換気装置31の設置場所としては天井裏(特に2階
の天井裏)が一般的である。かかる場合、高所作業のた
め危険であるので作業者に多大な負担を与え、また点検
口あるいは機械室を設ける必要があるため設置作業に多
くの手数を要し、そのため施工性が悪いという問題があ
った。また、調湿換気装置31は天井裏に設置されてい
るため、ユーザーは簡単には外気処理フィルタ39等の
メンテナンスをなうことができず、メンテナンス性が悪
いという問題があった。
【0017】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、安全性、作業性
等を向上することによる施工性の向上を図ることが可能
であると共に、ユーザーによるフィルタ等のメンテナン
ス性を向上させることが可能な天井取付型空調装置を提
供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の天井取
付型空調装置は、ダクトを介して空調した空気を送る空
調装置本体1を天井面の隅部に設置し、上記空調装置本
体1及びダクトの前面側と底面側を覆う化粧カバー8
4、80を設けていることを特徴としている。
【0019】請求項1の天井取付型空調装置では、空調
装置本体1を天井面に設置することで、空調装置本体1
の後付けができ、しかも、空調装置本体1とダクトを化
粧カバー84、80で覆っているので、インテリア性を
損なうことがない。また、空調装置本体1は天井面に設
置する構造としているので、設置作業の高さも高くな
く、設置作業における安全性が向上し、また天井裏に空
調装置本体1を設置するのではないため、従来のように
点検口あるいは機械室が不要となり設置作業性を向上さ
せることができる。
【0020】請求項2記載の天井取付型空調装置は、上
記前面側化粧カバー84は、着脱自在としていることを
特徴としている。
【0021】請求項2の天井取付型空調装置では、前面
側化粧カバー84を外すことで、空調装置本体1のメン
テナンスを容易に行なうことができる。
【0022】請求項3記載の天井取付型空調装置は、上
記底面側化粧カバー80の前部上面に凹設した溝81
と、この溝81と対応した天井面に取り付けた断面を略
コ字型とした取付レール82との間に前面側化粧カバー
84を落とし込み式で着脱自在に配置していることを特
徴としている。
【0023】請求項3の天井取付型空調装置では、前面
側化粧カバー84の装着と取り外しが容易となり、特に
簡単な構造で前面側化粧カバー84を装着できる。
【0024】請求項4記載の天井取付型空調装置は、上
記前面側化粧カバー84は分割構成されており、空調装
置本体1の清掃又は交換を要する部品に対応した箇所の
前面側化粧カバー86を着脱自在としていることを特徴
としている。
【0025】請求項4の天井取付型空調装置では、空調
装置本体1において部品の清掃又は交換が必要な箇所に
対応した前面側化粧カバー86を取り外し可能としてい
るので、ユーザーによるメンテナンス性を向上させるこ
とができる。
【0026】請求項5記載の天井取付型空調装置は、上
記空調装置本体1は調湿換気機能を有することを特徴と
している。
【0027】請求項6記載の天井取付型空調装置は、上
記清掃又は交換を要する部品は、フィルタであることを
特徴としている。
【0028】請求項5及び請求項6の天井取付型空調装
置では、空調装置本体1を調湿換気装置とした場合には
本発明として好適例であり、特に顕熱交換器のエレメン
トやエアフィルタ、外気処理フィルタ等の清掃又は交換
がユーザーにとって容易でき、メンテナンス性を向上さ
せることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、この発明の天井取付型空調
装置の取付について説明するが、その前に空調装置とし
ての空調室内機の構造について説明する。本実施形態で
は、空調室内機として調湿換気装置を例にとり説明す
る。図4は、本発明の一実施の形態である調湿換気装置
の装置本体1の構成を示す透過側面図であり、図5は装
置本体1の構成を示す透過平面図であり、図6は調湿換
気装置の外観を示す斜視図である。
【0030】調湿換気装置は、室内機本体である装置本
体1と、据付部材である据付板10とを備えて構成され
る。そして、装置本体1は、ファンユニット2と調湿ユ
ニット3とを接続して構成されている。ファンユニット
2は、換気に必要な部品として給気ファン4及び排気フ
ァン5を収納すると共に、装置本体1全体の電気的制御
に必要な電装品6などを収納している。一方、調湿ユニ
ット3は、調湿に必要な部品として、顕熱交換器7、透
湿膜式加湿器8、除湿器9などを収納している。そし
て、ファンユニット2と調湿ユニット3とは、接続部の
外周部に配置された接続手段24a、24bによって接
続されている。
【0031】このような装置本体1は、各ユニット2、
3の上面にそれぞれ係合される据付板10、10、10
(図6参照)を用いて、家屋の天井裏などに据え付けら
れる。この据付構造については、後述する。また、装置
本体1の幅方向に位置する2つの側面のうち、図6にお
いて斜線を付した一側面1aがいわゆるメンテナンス面
であり、このメンテナンス面1aには、複数個のメンテ
ナンスカバーが着脱可能に設けられている。このメンテ
ナンスカバーは、上述の収納部品のメンテナンス作業時
に取り外される。
【0032】次に、各ユニット2、3の構成を説明す
る。ファンユニット2は、調湿ユニット3との接続部と
は反対側の側部に、室内側吸込口13と室内側吹出口1
4とを備えると共に、ケーシング2c内は仕切り12に
よって水平方向に並置される2つのファン収納室2a、
2bに区画されている。一方のファン収納室2aは、シ
ロッコファンなどの給気ファン4を収納すると共に、上
記室内側吹出口14に連通する一方、接続部側は調湿ユ
ニット3に連通するようにケーシング2cに形成された
開口部(図示せず)に連通している。また、他方のファ
ン収納室2bは、シロッコファンなどの排気ファン5を
収納すると共に、上記室内側吸込口13に連通する一
方、接続部側は調湿ユニット3に連通するようにケーシ
ング2cに形成された開口部(図示せず)に連通してい
る。
【0033】ここで給気ファン4と排気ファン5とは、
各駆動モータ4a、5aが仕切り12側に位置するよう
に配置されている。さらに、2つのファン4、5を上下
方向にずらして駆動モータ4a、5aが重なるように配
置することによって、幅方向の長さの短縮を図ることが
できる。本実施形態では、給気ファン4を上側に、排気
ファン5を下側に配置している。そして、上側に配置し
た給気ファン4の下側に電装品6を配置している。ま
た、ファンユニット2の上部には上記据付板10が係合
される一組の取着部15a、15bが相対向して形成さ
れている。尚、室内側吸込口13及び室内側吹出口14
と室内との間は、図示しないダクトによって接続されて
いる。
【0034】一方、調湿ユニット3は、ファンユニット
2との接続部とは反対側の側部に、室外側吹出口16と
室外側吸込口17とを備える。そして、調湿ユニット3
のケーシング3e内部は、顕熱交換器7と複数個の仕切
りによって4つの空間3a、3b、3c、3dに区画さ
れている。顕熱交換器7は、給気SAと排気EAとの間
で、湿分の交換は行わず、顕熱の熱交換だけを行うもの
である。この顕熱交換器7は、略正四角柱状に形成され
ており、空気の吸込口又は吹出口となる4つの側面7
a、7b、7c、7dが調湿ユニット3の上面及び底面
に対して傾斜した姿勢で、調湿ユニット3のほぼ中央部
に幅方向に延びて配置されている。そして、顕熱交換器
7の4つの側辺部と調湿ユニット3の内壁との間に所定
の仕切りを設けることによって、上記4つの空間3a〜
3dが形成されている。
【0035】この4つの空間3a〜3dの役割を以下に
説明する。まず、室内側の上方部に形成された空間3a
は、顕熱交換器7の室内側の上側に位置する側面7aに
連通すると共に、接続部側はファンユニット2に連通す
るようにケーシング3eに形成された開口部(図示せ
ず)に連通している。この開口部と上記排気ファン収納
室2bが連通する開口部とは相対向しており、これによ
って空間3aは上記ファンユニット2の排気ファン収納
室2bに連通している。従って、この空間3aが室内空
気吸込通路となり、顕熱交換器7の側面7aが吸込口と
なる。
【0036】また、室内側の下方部に形成された空間3
bは、顕熱交換器7の室内側の下側に位置する側面7b
に連通すると共に、接続部側はファンユニット2に連通
するようにケーシング3eに形成された開口部(図示せ
ず)に連通している。この開口部と上記給気ファン収納
室2aが連通する開口部とは相対向しており、これによ
って空間3bは上記ファンユニット2の給気ファン収納
室2aに連通している。従って、この空間3bが給気通
路となり、顕熱交換器7の側面7bが吹出口となる。
【0037】一方、室外側の下方部に形成された空間3
cは、顕熱交換器7の室外側の下側に位置する側面7c
に連通すると共に、上記室外側吹出口16に連通してい
る。従って、この空間3cが排気通路となり、顕熱交換
器7の側面7cが吹出口となる。また、室外側の上方部
に形成された空間3dは、顕熱交換器7の室外側の上側
に位置する側面7dに連通すると共に、上記室外側吸込
口17に連通させている。従って、この空間3dが外気
吸込通路となり、顕熱交換器7の側面7dが吸込口とな
る。
【0038】ここで、顕熱交換器7の4つの側面7a〜
7dにおいては、相対向する側面どうしが図示しない空
気通路によって連通している。即ち、側面7aと7c及
び側面7bと7dは共に連通している。従って、装置本
体1においては、顕熱交換器7を介して、外気吸込通路
3d、給気通路3b及び給気ファン収納室2aがこの順
番に連通して給気経路RSを形成する一方、同様に顕熱
交換器7を介して、排気ファン収納室2b、室内空気吸
込通路3a及び排気通路3cがこの順番に連通して排気
経路REを形成している。
【0039】即ち、外気OAは、給気ファン4を駆動す
ることによって、室外側吸込口17から吸い込まれた後
に、給気経路RSを通って、室内側吹出口14から給気
SAとして室内に供給される。一方、室内空気RAは、
排気ファン5を駆動することによって、室内側吸込口1
3から吸い込まれた後に、排気経路REを通って、室外
側吹出口16から排気EAとして室外に排気される。
尚、室外側吹出口16及び室外側吸込口17と室外との
間は、図示しないダクトによって接続されている。
【0040】また、外気吸込通路3dには除湿器9が配
置され、さらに除湿器9と室外側吸込口17との間に
は、埃や花粉などの異物を除去するための外気処理フィ
ルタ18が配置されている。さらに、給気通路3bに
は、透湿膜式加湿器8が配置されると共に、その近傍に
は給水タンク20が配置されている。従って、給気経路
RSにおいては、外気OA(給気SA)の流れに沿って
上流側から、除湿器9、顕熱交換器7、加湿器8、給気
ファン4の順に配置されている。
【0041】除湿器9は、熱交換器で実現され、図示し
ない連絡配管によって屋外に設置された室外機(図示せ
ず)に接続され、ヒートポンプサイクルの蒸発器として
機能するものである。尚、除湿器9の冷媒配管(ガス管
25及び液管26)の先端部は、排気通路3c内に形成
された接続部収納空間19に導かれている。この接続部
収納空間19は、調湿ユニット3の側面(メンテナンス
面1a)の下方側に設置されており、着脱可能なカバー
によって覆われている。
【0042】透湿膜式加湿器8は、複数本の透湿膜パイ
プを互いに平行になるように縦横に並べると共に、透湿
膜パイプの周囲に加湿水を配して構成され、透湿膜パイ
プ内を通過する空気に対して湿分を付与するように成さ
れたものである。給水タンク20は、水道管に接続され
た給水配管21から供給される水道水を貯水し、高低差
を利用して貯水した水道水を加湿水として透湿膜式加湿
器8に供給するものである。
【0043】また、室内空気吸込通路3aには、顕熱交
換器7の側面7aのほぼ全面を覆うようにエアフィルタ
22が配置されている。エアフィルタ22は、室内の埃
などの異物を除去するものである。
【0044】ここで、図4に示すように、顕熱交換器7
及び外気処理フィルタ18に対応した位置には、メンテ
ナンスカバー27、28がそれぞれ着脱自在に装着され
ており、ユーザーがメンテナンスカバー27を外して、
顕熱交換器7のエレメントやエアフィルタ22の交換が
できるようになっている。また、他方のメンテナンスカ
バー28をユーザーが外すことで、外気処理フィルタ1
8の交換ができるようにしてある。
【0045】ところで、上述した顕熱交換器7、透湿膜
式加湿器8及び除湿器9は、いずれも水を使用するか、
あるいは動作時に水が発生(凝縮)するもの、即ち、い
わゆる水回り部品である。そこで、調湿ユニット3の底
部全体にドレンパン(図示せず)を配置して、凝縮水や
余分な加湿水を貯留するようにしている。このドレンパ
ンは、取付基準面であるケーシング3eの上面を基準と
して平行に又は傾斜させて配置されている。ドレンパン
に貯留したドレン水は、ドレン排水口23から図示しな
いドレンホースを通って屋外に排水される。また、調湿
ユニット3の上部には上記据付板10、10が係合され
る二組の取着部15a、15bが相対向して形成されて
いる。
【0046】ここで、調湿換気装置の据付構造について
説明する。調湿換気装置は、上述したようにファンユニ
ット2と調湿ユニット3とで構成されているので、各ユ
ニット2、3をそれぞれ所定の位置に取り付けてから接
続手段24a、24bを用いてユニットどうしを接続し
て据え付けられる。ファンユニット2の取付構造と調湿
ユニット3の取付構造とは、使用する据付板10の枚数
がファンユニット2では1枚であるのに対し、調湿ユニ
ット3では2枚である点を除けば同一であるので、ファ
ンユニット2の取付構造を例にとり説明する。
【0047】図7は、調湿換気装置の上面図であり、図
8は据付板10と取着部15a、15bとの係合状態を
示す正面図であり、図9は上記係合状態を示す側面図で
ある。まず、据付板10と取着部15a、15bの構成
を説明する。据付板10は、略コの字状の部材であっ
て、細長い平板状に形成された本体部60と、本体部6
0の長手方向両端部に形成された一対の矩形平板状の垂
下部61、62とから成る。本体部60の一方表面60
aが固着面となり、垂下部61、62は、本体部60の
固着面60aとは反対側に向かって固着面60aに対し
て垂直方向に延びて形成されている。
【0048】垂下部61、62には、係合部である係合
孔63、64が形成されている。係合孔63、64は、
本体部60の固着面60aに平行に延びて形成された長
孔である。また、垂下部62には係合孔64よりも先端
側に、ねじ孔62aが形成されている。
【0049】さらに、本体部60には、複数個のねじ孔
65・65が穿設されている。ねじ孔65は、本体部6
0の幅方向に2個ずつ並んで形成されると共に、このよ
うな2個一組のねじ孔対が本体部60の長手方向両端部
から中央部に向かってそれぞれ4対ずつ並んで形成され
ている。このねじ孔65は、据付板10を後述するよう
に天井面に取り付ける際に取付ねじを挿通するためのも
のである。そして、固着面60aの全面を天井面に接触
させて、適当なねじ孔65を選択して、据付板10を天
井面に固定させるようにしている。
【0050】一方、2つの取着部15a、15bのう
ち、メンテナンス面1a側に配置されている取着部15
aは、装着部66と、装着部66に対して回動可能に設
けられたフック67とから成る。そして、この取着部1
5aは、ケーシング2cの上面側角部よりやや下方側に
装着部66が装着され、かつフック67の回動軸がケー
シング上面に平行となるように配置されている。フック
67は、メンテナンス面1aと略平行に位置したとき
に、その先端側67aが上面から突出する位置に配置さ
れている。フック67の先端側67aは、ケーシング2
c側に向かって90°よりもやや大きく鋭角的になるよ
うに折り曲げられている。また、先端側67aよりも回
動軸側にはねじ孔67bが穿設されている。このねじ孔
67bは、フック67の先端側67aを据付板10の垂
下部62の係合孔64に係合させたときに垂下部62の
ねじ孔62aと連通する位置に形成されている。
【0051】尚、フック67の回動軸側の端部も先端側
67aと同じ方向に略90°折り曲げられた状態で端部
が回動軸に枢支されている。これによって、フック67
は、ケーシング2cのメンテナンス面1aとの間に間隔
をあけた状態で係合孔64に係合することになる。これ
は、メンテナンス面1aとフック67との間に垂下部6
2が介在されるからであり、また固定ねじ68を螺合す
る際に固定ねじ68の先端がメンテナンス面1aに当接
しないようにするためである。
【0052】また、メンテナンス面1aとは反対側に配
置されている取着部15bは、装着部69と、装着部6
9の一端から垂直方向に延びて形成された鉤状部70と
から成る。そして、この取着部15bは、ケーシング2
cの上面側角部近傍に装着部69が装着され、鉤状部7
0がケーシング2cの上面と略同じ高さで平行にかつ外
側に向かって延びるように配置されている。鉤状部70
は、その先端側70aが下方に向かって略90°折り曲
げられている。尚、係合孔63、64と取着部15a、
15bとは、係合させたときに、ケーシング2cの上面
と固着面60aとが略平行になるような位置関係で形成
されている。
【0053】次に、取付方法を説明する。まず、据付板
10の固着面60aを天井面の隅部(天井面と壁面との
交差部近傍の位置)に固着する。これは、取付ねじを本
体部60の適当なねじ孔65に挿通し、この取付ねじを
住宅躯体(天井面)に螺合することによって行う。この
とき、作業者側にねじ孔62aを有する垂下部62が位
置するように取り付ける。これは、後述する固定ねじ6
8の螺合を行い易くするためである。
【0054】次にファンユニット2のメンテナンス面1
aとは反対側の取着部15bを、据付板10の垂下部6
1に係合させる。具体的には、取着部15bの鉤状部7
0を垂下部61の係合孔63に挿通させて、鉤状部70
の先端側70aが垂下部61の外側表面に当接するよう
に掛止させる。
【0055】それから、メンテナンス面1a側の取着部
15aを、据付板10の垂下部62に係合させる。具体
的には、まず、フック67の先端側67aを垂下部62
の係合孔64に差し込んで、先端側67aが係合孔64
の下側端面に当接するように掛止させて、仮止めを行
う。その後、固定ねじ68をフック67のねじ孔67b
から垂下部62のねじ孔62aに向かって螺合して、フ
ック67を据付板10の垂下部62に固定する。以上
で、ファンユニット2の据付作業が完了する。
【0056】尚、調湿ユニット3の据付構造及び据付作
業もファンユニット2と同様である。但し、2枚の据付
板10、10を取り付ける際には、調湿ユニット3の取
着部15a、15a間の距離を考慮して取り付ける必要
があり、またファンユニット2側の据付板10が既に取
り付けられている場合は、この据付板10との距離も考
慮して取り付ける必要がある。そこで、据付板10の係
合孔63、64の横幅は、取着部15a、15b(正確
には、フック67、鉤状部70)の横幅よりも大きく形
成している。これによって、据付板10、10、10の
取付け位置のずれを吸収できると共に、据付け後に装置
本体1全体としてその長さ方向に位置調整することが可
能となる。
【0057】上記のようにして天井面の隅部に装置本体
1を設置した後に、図1に示すように装置本体1とこの
装置本体1に接続したダクト(図示せず)を化粧カバー
で隠蔽するようにしている。すなわち、天井面の両側に
位置する箇所に図2及び図3(a)に示すように略L型
の取付ステー76の端部を天井面と壁面に固定し、底面
側化粧カバー80の上面に固定した取付金具77、78
を取付ステー76に取り付けるようにしている。後部の
取付金具78は略コ字型に形成されていて、その上部を
取付ステー76の穴に挿入係止し、前部の取付金具77
も同様にしてその上部を取付ステー76の穴に挿入係止
して仮止めを行なう。そして、取付金具77を取付ステ
ー76とをネジ79により固定するようになっている。
【0058】上記底面側化粧カバー80の前部の上面に
は図2に示すように横方向全長にわたって溝81が凹設
されており、この溝81の上方の天井面に断面を略コ字
型とした取付レール82が固定されている。この取付レ
ール82と溝81との間に、この実施形態では、図1及
び図3(b)に示すように前面側化粧カバー84が着脱
自在に装着されている。この前面側化粧カバー84は、
3枚の前面側化粧カバー85、86、87で構成されて
いる。前面側化粧カバー85〜87は、取付レール82
と溝81との間に落とし込み構造としたものであり、前
面側化粧カバー85〜87の前面の両側に設けたノブ9
0を持って上方へ引き上げ、前面側化粧カバー85〜8
7の上部を取付レール82内に移動させ、前面側化粧カ
バー85〜87の下部を溝81から引き上げて手間に引
くことで、前面側化粧カバー85〜87を容易に取り外
すことができる。なお、前面側化粧カバー85〜87を
嵌める場合には、上記と逆の動作を行なうことで、容易
に前面側化粧カバー85〜87を溝81等に嵌めること
ができる。
【0059】このようにして、部屋の横方向の寸法に合
わせた3枚の前面側化粧カバー85〜87と底面側化粧
カバー80とで図1に示すように、装置本体1と図外の
ダクトとを完全に覆い隠すことができる。なお、図1に
示す室内は例えば、洗面所であるが、他の任意の部屋に
設置することができるのはもちろんである。特に、装置
本体1を後から設置する場合には、天井面に装置本体1
を設置することで、後付けが可能となる。これにより後
から装置本体1を設置しても前面側化粧カバー85〜8
7と底面側化粧カバー80とで装置本体1やダクトを覆
い隠すことができるので、インテリア性を損なうことも
ない。なお、装置本体1と接続されるダクトは、天井面
を挿通しても良く、また壁面を挿通して配管するように
しても良い。このように、天井面に装置本体1を設置す
るので、設置高さもあまり高くなく、安全に設置作業が
でき、従来のように点検口あるいは機械室が不要とな
り、施工性が向上する。
【0060】ところで、装置本体1の前面に配置する前
面側化粧カバー84は、単に3枚に分割して配置してい
るのではなく、ユーザーのメンテナンスの向上を図るべ
く適宜な寸法で分割しているものである。すなわち、本
装置本体1ではユーザーが顕熱交換器7のエレメントや
エアフィルタ22、外気処理フィルタ18の清掃および
交換の両者又はその一方ができるようになっているの
で、図3(b)に示すように、この顕熱交換器7と外気
処理フィルタ18の位置に対応したメンテナンスカバー
27、28に対応させて前面側化粧カバー85〜87を
分割しているものである。したがって、中央部の前面側
化粧カバー86をメンテナンスカバー27、28の位置
に対応させて、この前面側化粧カバー86を取り外すこ
とで、ユーザーが容易にフィルタ等の清掃および交換の
両者又はその一方ができるようにしてある。
【0061】このような構成の調湿換気装置の運転モー
ドについて説明するが、この装置では、季節(外気OA
の温度、湿度など)に応じた種々の運転モードでの運転
が可能である。春季や秋季のように外気OAが快適なと
きは、給気ファン4及び排気ファン5のみを駆動させて
熱交換換気モードを行う。このモードでは、透湿膜式加
湿器8及び除湿器9はいずれも機能させない。熱交換換
気モードでは、屋外の爽やかな外気OAを外気処理フィ
ルタ18を通して室内に取り込むと共に、汚れた室内空
気RAを屋外に排出するので、花粉や埃の侵入を防いで
新鮮な空気を室内に充たすことができるので、居住者は
健康的にすごすことができる。
【0062】梅雨期や秋雨期や夏季のように外気OAの
湿度が高いときは、給気ファン4及び排気ファン5の駆
動に加えて、除湿器9を機能させて、除湿熱交換換気モ
ードを行う。このモードでは、換気を行いながら、外気
OAを除湿器9で冷却して除湿した後、顕熱交換器7に
おいて排出する室内空気RAとの間で熱交換を行って室
内に供給する。従って、外気OAが適温である梅雨期や
秋雨期は、室温を下げることなく、換気及び除湿を行う
ことができ、居住者は寒さを感じることなく快適にすご
すことができる。
【0063】また、外気OAの温度が高い夏季は、湿度
を下げると共に、温度も室温程度まで下げることができ
るので、居住者は蒸暑さを感じることなく、快適にすご
すことができる。
【0064】冬季のように外気OAの温度及び湿度が共
に低いときは、給気ファン4及び排気ファン5の駆動に
加えて、加湿器8を機能させて、加湿熱交換換気モード
を行う。このモードでは、換気を行いながら、顕熱交換
器7において外気OAと排出する室内空気RAとの間で
熱交換を行って外気OAを加熱した後、加湿器8で加湿
して室内に供給する。従って、適度な湿度の室内環境を
実現することができ、居住者は快適にすごすことができ
ると共に、室内空気RAの排熱を再利用するため、いわ
ゆる省エネ暖房が可能となる。
【0065】上述した調湿換気装置では、装置本体1を
据え付けるにあたっては、まず据付板10を、その固着
面60aが天井面に固着するようにして取り付けるが、
天井面は水平になるように天井板が配設されているの
で、据付板10の本体部60は水平に取り付けられたこ
とになり、これに伴って垂下部61、62は垂直方向に
延びて配置され、さらに係合孔63、64は取付面から
一定の長さだけ離れた位置に配置されることになる。こ
れによって、従来のように複数本の吊りボルト51等を
垂下するように取り付ける場合に比べて、据付板10の
取付作業が簡単になる。
【0066】また、ファンユニット2及び調湿ユニット
3を据付板10に取り付けると、各ユニット2、3の取
付基準面であるケーシング2c、3eの上面は、据付板
10の固着面60aと略平行になる。ここで、据付板1
0は固着面60aが水平になるように取り付けられてい
るので、各ユニット2、3はケーシング2c、3eの上
面を略水平にした状態で据え付けられることになる。こ
れによって、従来のような傾き調整の作業を行う必要が
なくなり、ユニット2、3の取付作業が簡単になる。こ
のことは、ドレンパンを水平に又は水平面に対して傾斜
させて配置する必要がある調湿ユニット3においては、
特に効果的である。また、各ユニット2、3が、正常に
機能させるためには水平面に対して所定の姿勢(水平も
含む)で配置することが要求される部品を備えている場
合にも、効果的である。なお上記据付板10は、図6〜
図9のように複数に分割構成する必要はなく、図3のよ
うに一体に形成しておいてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように請求項1の天井取付型空調
装置によれば、空調装置本体を天井面に設置すること
で、空調装置本体の後付けができ、しかも、空調装置本
体とダクトを化粧カバーで覆っているので、インテリア
性を損なうことがない。また、空調装置本体は天井面に
設置する構造としているので、設置作業の高さも高くな
く、設置作業における安全性が向上し、また、天井裏に
空調装置本体を設置するのではないため、従来のように
点検口あるいは機械室が不要となり施工性を向上させる
ことができる。
【0068】請求項2の天井取付型空調装置によれば、
前面側化粧カバーを外すことで、空調装置本体のメンテ
ナンスを容易に行なうことができる。
【0069】請求項3の天井取付型空調装置によれば、
前面側化粧カバーの装着と取り外しが容易となり、特に
簡単な構造で前面側化粧カバーを装着できる。
【0070】請求項4の天井取付型空調装置によれば、
空調装置本体における部品の清掃又は交換が必要な箇所
に対応した前面側化粧カバーを取り外し可能としている
ので、ユーザーによるメンテナンス性を向上させること
ができる。
【0071】請求項5及び請求項6の天井取付型空調装
置によれば、空調装置本体を調湿換気装置とした場合に
は本発明として好適例であり、特に、顕熱交換器のエレ
メントやエアフィルタ、外気処理フィルタ等の清掃又は
交換がユーザーにとって容易でき、メンテナンス性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である前面側化粧カバー
と底面側化粧カバーとで装置本体を覆った状態を示す斜
視図である。
【図2】底面側化粧カバーと前面側化粧カバーとを設置
する場合の断面図である。
【図3】(a)〜(c)は設置状態を示す平面図、正面
図及び断面図である。
【図4】調湿換気装置の装置本体の透過側面図である。
【図5】上記装置本体の透過平面図である。
【図6】上記調湿換気装置の斜視図である。
【図7】上記調湿換気装置の上面図である。
【図8】据付板と取着部との係合状態を示す正面図であ
る。
【図9】上記係合状態を示す側面図である。
【図10】従来の調湿換気装置の平面図である。
【図11】従来の調湿換気装置の側面図である。
【図12】従来の調湿換気装置の斜視図である。
【図13】従来の据付構造を示す側面図である。
【図14】従来の据付構造に用いる吊りボルトを示す側
面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 76 取付ステー 80 底面側化粧カバー 81 溝 82 取付レール 84 前面側化粧カバー 85 前面側化粧カバー 86 前面側化粧カバー 87 前面側化粧カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺内 孝夫 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3L051 BG06 BH07 BJ10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトを介して空調した空気を送る空調
    装置本体(1)を天井面の隅部に設置し、上記空調装置
    本体(1)及びダクトの前面側と底面側を覆う化粧カバ
    ー(84)(80)を設けていることを特徴とする天井
    取付型空調装置。
  2. 【請求項2】 上記前面側化粧カバー(84)は、着脱
    自在としていることを特徴とする請求項1の天井取付型
    空調装置。
  3. 【請求項3】 上記底面側化粧カバー(80)の前部上
    面に凹設した溝(81)と、この溝(81)と対応した
    天井面に取り付けた断面を略コ字型とした取付レール
    (82)との間に前面側化粧カバー(84)を落とし込
    み式で着脱自在に配置していることを特徴とする請求項
    2の天井取付型空調装置。
  4. 【請求項4】 上記前面側化粧カバー(84)は分割構
    成されており、空調装置本体(1)の清掃又は交換を要
    する部品に対応した箇所の前面側化粧カバー(86)を
    着脱自在としていることを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれかの天井取付型空調装置。
  5. 【請求項5】 上記空調装置本体(1)は調湿換気機能
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれ
    かの天井取付型空調装置。
  6. 【請求項6】 上記清掃又は交換を要する部品は、フィ
    ルタであることを特徴とする請求項5の天井取付型空調
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11035586B2 (en) 2012-02-02 2021-06-15 Carrier Corporation Energy recovery ventilator

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JP2011085299A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Chofu Seisakusho Co Ltd 空気温調機
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