JP2001012688A - 筒状断熱材の接合固定部材 - Google Patents

筒状断熱材の接合固定部材

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JP2001012688A
JP2001012688A JP11188176A JP18817699A JP2001012688A JP 2001012688 A JP2001012688 A JP 2001012688A JP 11188176 A JP11188176 A JP 11188176A JP 18817699 A JP18817699 A JP 18817699A JP 2001012688 A JP2001012688 A JP 2001012688A
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Masanori Hayashi
雅則 林
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Inoue MTP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管パイプに外挿した筒状断熱材における長
手方向の接合端部が、経時的に離間することを防止す
る。 【解決手段】 接合固定部材10は、一方の筒状断熱材
の端部近傍における外周面に係着される第1係着部20
と、他方の筒状断熱材の端部近傍における外周面に係着
される第2係着部25とを備える複数個の接合固定片1
1と、該接合固定片11の側端部に一体的に突出形成さ
れ、第1係着部20同士および第2係着部25同士が順
次隣接するよう夫々の接合固定片11を横方向に連設す
る連結片30とからなる。各連結片30は、互いに隣接
する前記接合固定片11同士の配設間隔を調整し得るよ
うに該接合固定片11の連設方向へ伸縮可能であり、前
記筒状断熱材の外周長に基づいて各接合固定片間の配設
間隔を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筒状断熱材の接
合固定部材に関し、更に詳細には、例えばエアコンユニ
ット等の温度媒体を流通させる配管パイプに外挿され、
順次長手方向に接合される発泡スポンジ材質の筒状断熱
材に関して、その互いに接合する長手方向端部の周りに
共通的に被着され、これら筒状断熱材を固定して接合端
部の経時的な離間を防止する接合固定部材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えばエアコンユニットでは、室内に設
置される室内ユニットおよび屋外に設置される室外ユニ
ットと、これら室内ユニットと室外ユニットとを連結し
て両ユニット間に温度媒体を循環させる2本の温度媒体
循環パイプ(配管パイプ)とから構成され、室内ユニット
における温度媒体と室内空気との熱交換と、室外ユニッ
トにおける該温度媒体と外気との熱交換により、該室内
を所定の設定温度に冷房または暖房するようになってい
る。このため前記温度媒体循環パイプでは、内部を流通
する温度媒体の保温を図るため、該パイプの外側に筒状
断熱材を外挿している。
【0003】例えば図13は、前記温度媒体循環パイプ
45の接合部近傍を一部破断して示す要部断面図である
が、この温度媒体循環パイプ45は、所要長および所要
径の複数の銅管46,46から構成され、一方の銅管4
6の開口端部46aに他方の銅管46の開口端部46b
を嵌入すると共にろう付けすることで各銅管46が順次
直列に連結され、その内部に温度媒体が流通するように
なっている。また温度媒体循環パイプ45の外側には、
前記銅管46の外径に略一致した内径寸法に設定された
挿通孔51を軸方向に沿って形成した筒状断熱材50が
外挿される。この筒状断熱材50は、断熱性や製造コス
ト等を考慮して一般的にはポリエチレン製の適宜弾力性
を有する発泡スポンジ材とされ、銅管46に対する装着
の容易化を図るため長手方向に延在するスリットを形成
して、その両端部を拡開し得るようになっている。しか
し、ポリエチレンは接着性が乏しいという難点を有して
いるため、銅管46に外挿した筒状断熱材50の外周面
50aにビニール製の粘着テープ53を螺旋状に巻付け
ることで、前記スリット部および両端部の密着を図るよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記筒状断熱
材50は、内径,外径および全長の各寸法が規格化され
ており、長尺の温度媒体循環パイプ45へ装着する際に
は、複数個の筒状断熱材50を長手方向の端部52,5
2同士を密着させた状態で外挿するようになっている。
ところが各筒状断熱材50は、例えば前記エアコンユニ
ットが冷房運転中においては、温度媒体により冷却され
た銅管46と内周面50bが接触しているために、長手
方向への熱収縮が発生し易くなる。このため、前記粘着
テープ53と筒状断熱材50の外周面50aとの接着力
が不充分な場合には、図14に示すように、各筒状断熱
材50の収縮を容易に許容してしまい、密着していた端
部52,52の間に隙間54が画成されて、この隙間5
4により銅管46の一部が露出するに至る。このため、
エアコンユニットが冷房運転される夏期においては、低
温の温度媒体が流通する前記銅管46と高温外気の温度
差が大きいことに起因して、該銅管46の外壁面に結露
が発生する不都合が生ずると共に、該銅管46の温度上
昇に伴って温度媒体が昇温するから当該エアコンユニッ
トの運転効率が低下する等の問題を内在していた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたもので、温度媒体が流れる配管パイプ
に外挿して長手方向に順次接合される発泡スポンジ材質
の筒状断熱材の長手方向端部の周りに共通的に被着し
て、各筒状断熱材を固定して長手方向への収縮を阻止す
ることで、両断熱材の接合端部の経時的な離間を防止す
るようにした筒状断熱材の接合固定部材を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る筒状断熱材の接合
固定部材は、温度媒体を流通させる配管パイプに外挿さ
れ、順次長手方向に接合される発泡スポンジ材質の筒状
断熱材に関して、その互いに接合される長手方向端部の
周りに共通的に被着され、これら筒状断熱材を固定して
接合端部の経時的な離間を防止する接合固定部材におい
て、前記接合固定部材は、一方の筒状断熱材の端部近傍
の外周面に食い込んで係着される第1係着部と、他方の
筒状断熱材の端部近傍の外周面に食い込んで係着される
第2係着部とを備える複数個の接合固定片と、前記各接
合固定片の側端部に一体的に突出形成され、前記第1係
着部同士および第2係着部同士が順次隣接するよう夫々
の接合固定片を横方向に連設する連結片とからなり、前
記各連結片は、互いに隣接する前記接合固定片同士の配
設間隔を調整し得るように該接合固定片の連設方向へ伸
縮可能であり、これら接合固定片を前記筒状断熱材の接
合端部に股がって巻付けるに際し、該筒状断熱材の外周
長に基づいて各接合固定片間の配設間隔を調整した下
で、一連の第1係着部を一方の筒状断熱材の外周面に食
い込ませると共に、一連の第2係着部を他方の筒状断熱
材の外周面に食い込ませるよう構成したことを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る筒状断熱材の
接合固定部材につき、好適な実施例を挙げて、添付図面
を参照しながら以下説明する。なお接合固定部材は、図
13に示した温度媒体循環パイプ45等に外挿される前
記各筒状断熱材50,50における長手方向の端部52,
52同士の密着状態を保持するためのものであり、これ
ら温度媒体循環パイプ45,筒状断熱材50および粘着
テープ53等は仕様,規格の変更がない。従って、既出
の部材と同一の部材には同一符号を付し、これらに関す
る詳細な説明は省略する。
【0008】
【第1実施例】図1は、本発明の第1実施例に係る筒状
断熱材の接合固定部材を示す概略斜視図である。この第
1実施例の接合固定部材10は、図4に示すように、温
度媒体を流通させる配管パイプ45に外装され、順次長
手方向に接合される発泡スポンジ材質の前記筒状断熱材
50,50に関して、その互いに接合される長手方向の
端部52,52に股がった状態で両断熱材50,50の外
周面50a,50aに共通的に被着されるもので、最小
構成単位をなす4個の接合固定片11が連結片30を介
して横方向に連設されている。すなわち第1実施例の接
合固定部材10は、図1から明らかな如く、4個の接合
固定片11を連結片30で横方向へ順次連設した帯状単
一部材を構成し、例えば適宜柔軟性を有するポリプロピ
レン等の合成樹脂素材から一体成形される。
【0009】(接合固定片)前記各接合固定片11は同一
形状に形成され、図2に示すように、細長い矩形板状材
とされる基板12の裏側に、一方の筒状断熱材50に係
着される第1係着部20と、他方の筒状断熱材50に係
着される第2係着部25とが形成されている。前記基板
12は、長さ約40mmの主体部12aと、この主体部
12aの長手方向の両端部にインテグラルヒンジ13を
介して連設された副体部12b,12bとからなり、全
長70mm,幅14mm,厚さ1mm程度のサイズとされ
ている。そして、接合固定片11の成形時においては、
図2(a)に実線で示すように、前記基板12の各副体部
12b,12bが所要角度(例えば30度程度)で表側へ
反り返った傾斜姿勢状態で一体成形され、また筒状断熱
材50,50に対する装着時には、図2(a)に2点鎖線
で示すように、各副体部12bを主体部12aと整列す
る位置まで裏側へ折曲げ変位するようになっている。な
おインテグラルヒンジ13は、副体部12bの複数回の
折曲げ変位を保証するものではなく、装着時における一
回の折曲げ変位に際して該副体部12bと主体部12a
とが分離しない程度の強度に設定されている。
【0010】一方、前記基板12の裏面における幅方向
中央には、主体部12aおよび各副体部12b,12b
に亘って直線状に延在する溝14が形成してあり、各副
体部12bが主体部12aに整列した状態においては、
図2(b)に2点鎖線で示すように、この溝14を中心と
した屈曲変位が可能となっている。すなわち基板12
は、接合固定片11の成形時においては、図2(b)に実
線で示すように、単一平面の一枚板状に一体成形される
が、当該接合固定片11を筒状断熱材50に装着するに
際しては、図5に示すように、前記溝14に沿って裏面
側へ適宜屈曲変位して該筒状断熱材50の外周面50a
に沿わせることができる。
【0011】(第1係着部および第2係着部)前記第1係
着部20および第2係着部25は、図1および図2に示
すように、接合固定片11の長手方向中央を境界とし
て、基板12の裏面における一方の側に第1係着部20
が形成配置され、裏面の他方の側に第2係着部25が形
成配置されている。すなわち主体部12aの一方の側に
は、第1係着部20を構成する2つの係止突片(係着片)
21,21が前記溝14を挟んで並列に形成され、また
該係止突片21,21が形成された側の副体部12bに
は、第1係着部20を構成する2つの係着片22,22
が前記溝14を挟んで並列に形成されている。一方、前
記主体部12aの他方の側には、第2係着部25を構成
する2つの係止突片(係着片)26,26が前記溝14を
挟んで並列に形成され、また該係止突片26,26が形
成された側の副体部12bには、第2係着部25を構成
する2つの係着片27,27が形成されている。すなわ
ち、第1係着部20を構成する係止突片21および係着
片22と、第2係着部25を構成する係止突片26およ
び係着片27とは、図1および図2に示すように、基板
12の裏面において、長手方向中央を挟んで対向的に突
出形成されている。
【0012】そして、主体部12aに形成された各係止
突片21,26は、図2(a)に示すように、互いに対向
する側の係止面21a,26aが該主体部12aの裏面
に対して略鉛直に延在し、全体として側面鉤状に突出形
成されており、主体部12aを筒状断熱材50,50の
端部52,52に股がった状態で押付けた際に、該断熱
材50の外周面50aに食い込みやすくなっている。ま
た、夫々の副体部12bに形成された各係着片22,2
7は、所謂「逆鉤(かえり)」を有する鋸歯状突片であり、
主体部12a側を指向する係止面22a,27aが、副
体部12bの傾斜姿勢状態においては前記係止突片2
1,26の係止面21a,26aと略平行になっている
が、該副体部12bを折曲げ変位させて主体部12aに
整列させた状態においては、その鋭角頂部が主体部12
a側へ覆い被さって前記係止面22a,27aが逆テー
パ状に変位する(図2(a)に2点鎖線で示す)。すなわ
ち、前記主体部12aを各筒状断熱材50,50の端部
52,52に係着した状態で各副体部12b,12bを折
曲げ変位させた際には、前記係着片22,27が夫々の
筒状断熱材50の外周面50aにくさび状に食い込み、
前記逆鉤による抜け止めがなされると共に、各筒状断熱
材50,50の互いに離間する方向への移動を好適に阻
止するようになる(図4)。
【0013】(連結片)前述のように形成された各接合固
定片11は、前記基板12の主体部12aにおける一側
端部から所要間隔を置いて側方へ平行に延出形成された
一対の連結片30,30により、互いに隣接する他の接
合固定片11における基板12の主体部12aの一側端
部に接合され、これにより4個の各接合固定片11は、
夫々の第1係着部20同士および第2係着部25同士が
順次隣接するよう横方向へ連設されている。そして前記
各連結片30は、図1および図3に示すように、接合固
定片11の連設方向に対して左右に蛇行する屈曲線状部
材とされ、各接合固定片11と同材質であるポリプロピ
レン等の柔軟性を有する合成樹脂素材から形成されてい
る。従って、各接合固定片11に外力が付与されない場
合は、図3(a)に示すように、通常状態の長さWを以っ
て夫々の接合固定片11を連結しており、これにより接
合固定部材10は通常状態において長さLの帯状単一部
材とされる。
【0014】また各連結片30が柔軟性を有することか
ら、例えば隣接する接合固定片11,11を互いに離間
するよう外力を付与すると、図3(b)に示すように、夫
々の連結片30は各屈曲部31が伸長するので伸長状態
における長さW1に変位する。従って、各接合固定片1
1を連結する全ての連結片30が長さW1へ変位するこ
とにより、各接合固定片11の配設間隔の拡大が許容さ
れ、接合固定部材10は長さL1に伸長変位する。一
方、隣接する接合固定片11,11を互いに近接するよ
う外力を付与すると、図3(c)に示すように、夫々の連
結片30は各屈曲部31が収縮するので収縮状態におけ
る長さW2に変位する。従って、各接合固定片11を連
結する全ての連結片30が長さW2へ変位することによ
り、各接合固定片11の配設間隔の縮小が許容され、接
合固定部材10は長さL2に収縮変位する。すなわち第
1実施例の接合固定部材10は、L1〜L2の範囲で全体
の長さを調整可能であり、外周長が異なる複数の筒状断
熱材50に好適に対応し得る。
【0015】
【第1実施例の作用】第1実施例の接合固定部材10で
は、4個の接合固定片11を各連結片30で横方向へ連
設した帯状単一部材として一体的にインジェクション成
形され、容易に取扱うことが可能となっている。そし
て、長手方向へ接合された各筒状断熱材50,50の端
部52,52近傍に前記接合固定部材10を巻付けて被
着するには、例えば図6(a)に示すように、先ず一方の
側端の接合固定片11を該断熱材50,50の適宜位置
に係着させる。すなわち、先ず側端の接合固定片11に
おける基板12の主体部12aを、両筒状断熱材50,
50の端部52,52に股がった状態で位置決めして夫
々の筒状断熱材50の各外周面50aへ押付けること
で、第1係着部20における係止突片21を一方の筒状
断熱材50の外周面50aに食い込ませると共に、第2
係着部25における係止突片26を他方の筒状断熱材5
0の外周面50aに食い込ませる。次いで、前記主体部
12aを保持した状態で各副体部12b,12bを折曲
げ変位させ、一方の副体部12bに形成した第1係着部
20の係着片22を一方の筒状断熱材50の外周面50
aに食い込ませると共に、他方の副体部12bに形成し
た第2係着部25の係着片27を他方の筒状断熱材50
に食い込ませる。これにより側端の接合固定片11で
は、第1係着部20の係止突片21および係着片22が
一方の筒状断熱材50に係着され、第2係着部25の係
止突片26および係着片27が他方の筒状断熱材50に
係着され、これにより両筒状断熱材50,50に股がっ
た状態で装着される。
【0016】次いで、側端の前記接合固定片11に隣接
した接合固定片11を、同様の操作に基づいて両筒状断
熱材50,50に係着させ、以後隣接した接合固定片1
1を順次断熱材50,50に係着させる。これにより第
1実施例の接合固定部材10は、図4,図5および図6
(b)に示すように、4個の各接合固定片11が適宜間隔
毎に両筒状断熱材50,50に被着される。
【0017】なお、前記接合固定部材10を装着するに
際しては、該接合固定部材10が被着される筒状断熱材
50の外周長に基づき、該接合固定部材10の全長を調
整する。すなわち、各筒状断熱材50の外周長が、接合
固定部材10の通常状態の長さLと略同一が若干大きい
場合には、連結片30を伸長させずに各接合固定片11
を各筒状断熱材50,50へ装着することにより、両筒
状断熱材50,50の略全周に亘って接合固定部材10
を装着することができる。また筒状断熱材50の外周長
が、接合固定部材10の通常状態の長さLよりもある程
度大きく、かつ該接合固定部材10の伸長状態の長さL
1よりも小さい場合には、各連結片30を適宜伸長させ
ながら各接合固定片11を両筒状断熱材50,50へ装
着することにより、筒状断熱材50,50の略全周に亘
って接合固定部材10を装着することができる。一方、
筒状断熱材50の外周長が、接合固定部材10の通常状
態の長さLよりも小さく、かつ該接合固定部材10が収
縮した際の長さL2よりも大きい場合には、各連結片3
0を適宜収縮させながら各接合固定片11を両筒状断熱
材50,50へ装着することにより、筒状断熱材50,5
0の略全周に亘って接合固定部材10を装着することが
できる。
【0018】前記接合固定部材10の装着作業が完了し
たら、図7(a)に示すように、各筒状断熱材50,50
の外周面50aに、前記粘着テープ53を螺旋状に巻付
け施工する。この粘着テープ53は、筒状断熱材50,
50に装着した前記接合固定部材10の各接合固定片1
1にも順次巻付けられ、最終的には図7(b)に示すよう
に、接合固定部材10は該粘着テープ53によって完全
に被覆されるに至る。このように、粘着テープ53が巻
付けられた接合固定部材10の各接合固定片11は、図
4および図5に示すように、基板12における主体部1
2aおよび副体部12b,12bの半径方向外方への浮
き上がりが完全に阻止され、一方の筒状断熱材50に対
する一連の第1係着部20の各係止突片21および係着
片22の食い込み状態と、他方の筒状断熱材50に対す
る一連の第2係着部25の各係止突片26および係着片
27の食い込み状態とが好適に保持される。
【0019】従って、第1実施例の接合固定部材10が
装着実施された温度媒体循環パイプ45の筒状断熱材5
0,50では、低温の温度媒体の流通で冷却された銅管
46と内周面50bとの接触による長手方向への熱収縮
は、各接合固定片11における一連の第1係着部20に
おける係止突片21および係着片22と、一連の第2係
着部25における係止突片26および係着片27が全周
に亘って係着しているので、収縮方向への応力が働いた
としても具体的な収縮は一切起らない。従って、両筒状
断熱材50,50の端部52,52間には経時的に隙間が
画成されないので、温度媒体循環パイプ45の保温状態
が維持されると共に銅管46の外表面に結露水が発生す
ることもなく、またエアコンユニットの運転効率低下も
回避される。また、筒状断熱材50,50の収縮がない
ので、該断熱材50と前記粘着テープ53との接着状態
が長期間に亘って保持され、また該粘着テープ53に皺
等が形成されることもない。
【0020】なお、筒状断熱材50の外周長が、接合固
定部材10の通常状態の長さLの2倍に近い大きさの場
合には、図8に示すように、2つの接合固定部材10,
10を直列状態で筒状断熱材50,50に装着すればよ
い。すなわち、一方の接合固定部材10における最端の
接合固定片11とこれに隣接した接合固定片11との間
に、他方の接合固定部材10における最端の接合固定片
11を整合させ、両接合固定部材10,10の端部同士
を重ね合せた状態で筒状断熱材50,50の端部52,5
2に装着するようにする。これにより第1実施例の接合
固定部材10では、該接合固定部材10の通常状態の長
さLの2倍に近い大きさの外周長を有する筒状端熱材5
0,50同士の接合にも好適に対応し得る。
【0021】また図示しないが、筒状断熱部材50の外
周長が、接合固定部材10の伸長状態の長さL1よりも
大きく、かつ該接合固定部材10の通常状態の長さLの
2倍よりも適宜小さい場合には、2つの接合固定部材
10,10の重なった領域を大きくして2つの接合固定
部材10,10による全体の長さを適宜短くして使用す
る、何れか一方の接合固定部材10の適宜数の接合固
定片11を分離したものと他方の接合固定部材10とを
適宜重ね合せて使用する、等の方法により、筒状断熱材
50の外周長に適合する全長に調整して装着すればよ
い。
【0022】
【第2実施例】図9は、本発明の第2実施例に係る筒状
断熱材の接合固定部材を概略的に示す平面図である。こ
の第2実施例の接合固定部材35は、前記第1実施例の
接合固定部材10と基本構成を同一とした下でこれを更
に発展させたものであって、複数個の該接合固定部材を
横方向へ必要数だけ連結可能としている。なお、接合固
定片11の基板12,第1係着部20,第2係着部25,
連結片30等は、前記第1実施例の接合固定部材10と
同一であるので、同一符号を付して詳細説明は省略す
る。
【0023】第2実施例の接合固定部材35は、4個の
接合固定片11において、一方の側端に位置する接合固
定片11における基板12の側部外方に、夫々の接合固
定片11を連結する前記連結片30と同一形状とした1
組の連結片36,36を別途延出的に一体成形し、これ
ら各連結片36の先端部には係止孔(第1連結部)37が
形成されている。また、他方の側端に位置する接合固定
片11では、基板12の主体部12aの表面に、前記各
連結片36に形成した各係止孔37に嵌入可能な係止ボ
ス(第2連結部)38,38が突出形成してある。従って
第2実施例の接合固定部材35では、図10に示すよう
に、2つの接合固定部材35,35において、一方の接
合固定部材35の各係止ボス38,38を他方の接合固
定部材35における各係止孔37,37へ嵌入させて係
着することにより、両接合固定部材35,35が横方向
へ連結される。また、各単位をなす接合固定部材35を
順次横方向へ必要数だけ連結することも可能である。
【0024】このような第2実施例の接合固定部材35
では、例えば前記筒状断熱材50の外周長が、接合固定
部材35の通常状態の長さLの2倍程度である場合に
は、2つの接合固定部材35,35を横方向へ連結して
各筒状断熱材50,50に装着すればよい。この際に両
接合固定部材50,50は、各係止ボス38と係止孔3
7との係着により容易な分離が不能となっているため、
1つの長尺な接合固定部材として取扱うことができ、筒
状断熱材50,50に対する装着作業に格別な不具合を
生じない。なお、2つの接合固定部材35,35を連結
した全長が長すぎる場合は、各連結片30,36を適宜
収縮させながら夫々の接合固定片11を係着させたり、
或は一方の接合固定部材35について、適宜位置の連結
片30を切断して1つまたは2つの接合固定片11を分
離して全体の長さを短くすることで、外周長が適宜小さ
な筒状断熱材50,50の接合にも好適に実施し得る。
【0025】
【第3実施例】図11は、本発明の第3実施例に係る筒
状断熱材の接合固定部材を概略的に示す平面図である。
この第3実施例の接合固定部材40は、第2実施例の接
合固定部材35と基本構成を同一とした下でこれを更に
発展させたものであって、4個の接合固定片11を夫々
接合する各連結片30の側部近傍に、側端の接合固定片
11の基板12に突出形成した前記係止ボス(第1連結
部)38,38に係着し得る係止孔(第1連結部)37を追
加形成する一方、全ての接合固定片11における基板1
2に、前記連結片30,36に設けた係止孔37が係着
可能な係止ボス38,38が突出形成してある。これに
より、図11におけるC1,C2,C3の何れかで連結片3
0を切断することで図示左右に分割された各接合固定片
11は、その右端に位置する各連結片30(36)の端部
に係止孔37,37を有するようになると共に、その左
端に位置する接合固定片11に係止ボス38,38を有
している。
【0026】従って、特定の接合固定部材40から切り
離した後の接合固定片11における連結片30,36に
形成した各係止孔37,37を、別体をなす接合固定部
材40における各係止ボス38,38に係着することが
可能となる。また、別体をなす接合固定部材40の各係
止孔37,37を、当該の接合固定片11の係止ボス3
8,38に係着することも可能となる。更には、一度分
離した一方の接合固定片11と他方の接合固定片11と
を、係止孔37,37および係止ボス38,38の夫々の
係着させて再び接合することも可能であり、様々な長さ
の接合固定部材を容易に形成することができる。
【0027】このような第3実施例の接合固定部材40
では、図12に例示するように、例えば接合対象の筒状
断熱材50の外周長が、5個の接合固定片11を連結片
30で連結した長さに適合する場合には、二つの接合固
定部材40を準備した下で、特定の接合固定部材40を
図11におけるC1で切断し、これにより形成された接
合固定片11の係止孔37,37を別体をなす接合固定
部材40の係止ボス38,38に連結することにより、
5個の接合固定片11を横方向に連設した帯状単一部材
としての接合固定部材が形成される。
【0028】なお、特定の接合固定部材40をC1で切
断することにより形成された残りの接合固定片11に関
しては、3個の接合固定片11を連設したまま別体を
なす接合固定部材40に連結して使用する、C2,C3
のどちらかで切断して2個の接合固定片11からなる接
合固定部材と1個の接合固定片11からなる接合固定部
材とを夫々形成し、夫々を別体をなす接合固定部材40
に連結して使用する、C2およびC3で切断して夫々の
接合固定片11を別体をなす接合固定部材40に連結し
て個別に使用する、等の使用形態が選択的に実施し得
る。そして何れの使用形態にあっても、残された各接合
固定片11では、前述したように、接合固定片11から
外方へ延出した連結片30の先端に係止孔37を有して
いるので、この係止孔37,37を別体をなす接合固定
部材40の係止ボス38,38に係着させることにより
好適な連結が可能となる。また、残された接合固定片1
1の係止ボス38,38に、別体をなす接合固定部材4
0の係止孔37,37を係着させても好適な連結が可能
となる。
【0029】前記第2実施例および第3実施例では、連
結片36,30の端部に係止孔37を形成すると共に、
最端の接合固定片11の基板12に係止ボス38を形成
して、これら係止孔37と係止ボス38との係着の下に
両接合固定部材35,40を連結する場合を例示した。
しかし、二つの接合固定部材35,40の連結は、例え
ば連結片36,30の端部に係止ボス38を形成すると
共に、最端の接合固定片11の基板12に係止孔37を
形成して、これら係止孔37と係止ボス38とを係着さ
せる形態としてもよい。また、接合固定片11の係止ボ
ス38は、基板12の表面に突出形成した場合を例示し
たが、該係止ボス38は該基板12の裏面に突出形成し
てもよい。
【0030】また、接合固定部材10,35,40におい
て、各接合固定片11を連結する前記連結片30,36
に関しては、前記各実施例に例示した蛇行形状の屈曲線
状部材に限定されるものではなく、隣接する接合固定片
11,11同士の間隔を適宜拡大,縮小することを許容す
るべく長手方向へ伸長,収縮し得るものであれば、これ
以外の形状であってもよい。
【0031】そして、筒状断熱材50に食い込む第1係
着部20および第2係着部25の各係止突片21,26
および各係着片22,27は、前記各実施例に示した鋸
歯形状のものに限定されるものではなく、該筒状断熱材
50に容易に食い込むと共に係着し得ることを前提とし
て、例えば先端部に鉤状膨出部を有するフック形や側面
二等辺三角形,半円形,先細棒形等であってもよい。
【0032】更に前記各実施例では、各接合固定部材1
0,35,40を、4個の接合固定片11から構成される
帯状単一部材として例示したが、この接合固定片11の
基準構成数はこれに限定されるものではなく、例えば3
個或は5個以上の適宜数を基準構成数として接合固定部
材を形成してもよい。
【0033】更にまた前記各実施例では、エアコンユニ
ットの温度媒体循環パイプ45に外挿される筒状断熱材
50を対象として説明したが、本発明の接合固定部材が
対象とする筒状断熱材は、前記エアコンユニットの温度
媒体循環パイプ用のものに限定されるものではなく、様
々な装置や機器等の配管パイプに実施される筒状断熱材
にも好適に実施し得る。
【0034】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る筒状断
熱材の接合固定部材によれば、第1係着部および第2係
着部を有する複数個の接合固定片を、両方の筒状断熱材
に股がった状態で被着することにより、一連の第1係着
部が一方の筒状断熱材の外周面に係着すると共に一連の
第2係着部が他方の筒状断熱材の外周面に係着するの
で、両筒状断熱材の長手方向への熱収縮が好適に阻止さ
れて密着した端部間に経時的な隙間が画成されることが
ない。従って、各筒状断熱材によって保温された配管パ
イプが外部へ露出しないので、該配管パイプの壁面温度
と外気温度との温度差による結露水の発生が好適に防止
されると共に、当該配管パイプが設置された装置の運転
効率低下を回避し得る等の有益な効果を奏する。
【0035】また、本発明に係る筒状断熱材の接合固定
部材では、複数個の各接合固定片の配設間隔を調整し得
るように各連結片を伸縮可能に形成したことにより、接
合固定部材の全体の長さを所定範囲内で調整することが
可能である。従って、長手方向に接合される筒状断熱材
の長手方向端部の周りに被着するに際しては、当該筒状
断熱材の外周長に基づいて接合固定部材の全長を調整す
ることが可能となり、外周長(直径)の異なる筒状断熱材
に好適に対応し得る利点がある。更に、複数の接合固定
部材を横方向へ連結可能に構成すれば、外周長がかなり
大きな筒状断熱材にも好適に対応し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る接合固定部材の概略
斜視図である。
【図2】図1に示す接合固定部材の最小構成単位である
接合固定片を示し、(a)は基板の副体部が姿勢変位可能
な状態を示す接合固定片の正面図であり、(b)は長手方
向に沿った溝により基板が屈曲可能な状態を示す接合固
定片の側面図である。
【図3】図1に示す接合固定部材の各状態での平面図で
あって、(a)は通常状態における接合固定部材を示し、
(b)は各連結片の伸長による伸長状態の接合固定部材を
示し、(c)は各連結片の収縮による収縮状態の接合固定
部材を示している。
【図4】温度媒体循環パイプに外挿した各筒状断熱材の
対向し合う端部近傍に、図1に係る接合固定部材を装着
した状態を示す縦断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図1に係る接合固定部材を筒状断熱材に装着す
る施工工程を示す概略斜視図であって、(a)は該接合固
定部材を装着する前の状態を示し、(b)は該接合固定部
材の装着を完了した状態を示している。
【図7】図6(b)の如く接合固定部材を筒状断熱材に装
着した後に、該筒状断熱材の外周面に粘着テープを巻付
ける工程を示す概略斜視図であって、(a)は該粘着テー
プを巻付けている状態を示し、(b)は該粘着テープの巻
付けを完了した状態を示している。
【図8】外周長の大きな筒状断熱材に対して図1の接合
固定部材を装着する場合の説明図であって、2つの接合
固定部材を利用して両者の端部同士を適宜重ね合せて実
施する状態を示している。
【図9】本発明の第2実施例に係る接合固定部材を表側
からみた平面図である。
【図10】図9に示した接合固定部材を横方向に連結す
る形態を示す要部斜視図である。
【図11】本発明の第3実施例に係る接合固定部材を表
側からみた平面図である。
【図12】図11に示す接合固定部材を利用して5個の
接合固定片からなる接合固定部材を形成し、これを筒状
断熱材に装着する状態を示す説明図である。
【図13】従来の施工方法を示す一部縦断面図であっ
て、温度媒体循環パイプに直列に外挿した筒状断熱材に
粘着テープを巻付けただけの状態となっている。
【図14】夫々の筒状断熱材が長手方向に収縮して対向
し合う端部間に隙間が画成され、これにより温度媒体循
環パイプが露出してしまう従来の施工方法の問題点を示
す一部縦断面図である。
【符号の説明】
10,35,40 接合固定部材 11 接合固定片 12 基板 20 第1係着部 21,26 係止突片(係着片) 22,27 係着片 25 第2係着部 30 連結片 31 屈曲部 36 連結片 37 係止孔(第1連結部) 38 係止ボス(第2連結部) 45 配管パイプ 50 筒状断熱材 50a 外周面 52 端部 53 粘着テープ L 通常状態の長さ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度媒体を流通させる配管パイプ(45)に
    外挿され、順次長手方向に接合される発泡スポンジ材質
    の筒状断熱材(50,50)に関して、その互いに接合される
    長手方向端部(52,52)の周りに共通的に被着され、これ
    ら筒状断熱材(50,50)を固定して接合端部(52,52)の経時
    的な離間を防止する接合固定部材(10,35,40)において、 前記接合固定部材(10,35,40)は、 一方の筒状断熱材(50)の端部(52)近傍の外周面に食い込
    んで係着される第1係着部(20)と、他方の筒状断熱材(5
    0)の端部(52)近傍の外周面に食い込んで係着される第2
    係着部(25)とを備える複数個の接合固定片(11)と、 前記各接合固定片(11)の側端部に一体的に突出形成さ
    れ、前記第1係着部(20)同士および第2係着部(25)同士
    が順次隣接するよう夫々の接合固定片(11)を横方向に連
    設する連結片(30)とからなり、 前記各連結片(30)は、互いに隣接する前記接合固定片(1
    1)同士の配設間隔を調整し得るように該接合固定片(11)
    の連設方向へ伸縮可能であり、 これら接合固定片(11)を前記筒状断熱材(50,50)の接合
    端部(52,52)に股がって巻付けるに際し、該筒状断熱材
    (50,50)の外周長に基づいて各接合固定片(11)間の配設
    間隔を調整した下で、一連の第1係着部(20)を一方の筒
    状断熱材(50)の外周面に食い込ませると共に、一連の第
    2係着部(25)を他方の筒状断熱材(50)の外周面に食い込
    ませるよう構成したことを特徴とする筒状断熱材の接合
    固定部材。
  2. 【請求項2】 前記連結片(30)は、互いに隣接する接合
    固定片(11)の連結方向に対して左右に蛇行する屈曲線状
    部材であって、各屈曲部(31)を伸長させることで両接合
    固定片(11)の配設間隔の拡大を許容し、各屈曲部(31)を
    収縮させることで両接合固定片(11)の配設間隔の縮小を
    許容するようになっている請求項1記載の筒状断熱材の
    接合固定部材。
  3. 【請求項3】 前記接合固定部材(10)は、複数個の接合
    固定片(11)を前記連結片(30)で横方向へ連設した通常状
    態において長さ(L)の帯状単一部材を構成し、前記連結
    片(30)を伸長または収縮させることにより所定範囲内で
    全体の長さを調整可能な請求項1または2記載の筒状断
    熱材の接合固定部材。
  4. 【請求項4】 前記接合固定部材(35)における一方の側
    端に位置する接合固定片(11)の矩形状の側部外方に、先
    端に第1連結部(37)を形成した連結片(36)を別途延出的
    に設け、他方の側端に位置する接合固定片(11)に、前記
    第1連結部(37)と係着可能な第2連結部(38)を設け、一
    方の接合固定部材(35)の第1連結部(37)を他方の接合固
    定部材(35)の第2連結部(38)に係着することで、各単位
    をなす接合固定部材(35)を横方向へ必要数だけ連結可能
    とした請求項1または2記載の筒状断熱材の接合固定部
    材。
  5. 【請求項5】 特定の接合固定部材(40)における夫々の
    接合固定片(11)を横方向に連結する各連結片(30)の端部
    近傍に第1連結部(37)を設けると共に、接合固定片(11)
    に前記第1連結部(37)と係着可能な第2連結部(38)を設
    け、 前記連結片(30)をその第1連結部(37)と隣接する他の接
    合固定片(11)との間で切断して得られる接合固定片(11)
    に関して、 当該接合固定片(11)の第1連結部(37)を別体をなす接合
    固定部材(40)の第2連結部(38)に係着することで、特定
    の接合固定部材(40)から切り離した後の接合固定片(11)
    と前記別体をなす接合固定部材(40)とを必要長だけ連結
    し得るようにした請求項1または2記載の筒状断熱材の
    接合固定部材。
  6. 【請求項6】 前記第2連結部(38)は、少なくとも一方
    の側端に位置する接合固定片(11)にだけ設けられる請求
    項5記載の筒状断熱材の接合固定部材。
  7. 【請求項7】 前記第2連結部(38)は、全ての接合固定
    片(11)に設けられる請求項5記載の筒状断熱材の接合固
    定部材。
  8. 【請求項8】 前記第1係着部(20)および第2係着部(2
    5)は、前記接合固定片(11)を構成する矩形状の基板(12)
    の裏面に対向的に突出形成された係着片(21,22/26,27)
    であって、前記基板(12)を筒状断熱材(50,50)の接合端
    部(52,52)に股がるよう押付けることで、前記係着片(2
    1,22/26,27)が該筒状断熱材(50,50)の外周面に係着され
    る請求項1記載の筒状断熱材の接合固定部材。
  9. 【請求項9】 前記第1係着部(20)および第2係着部(2
    5)を構成する係着片(22,27)は逆鉤を有する鋸歯状突片
    からなり、この鋸歯状突片が筒状断熱材(50,50)の外周
    面に食い込んだ際に、前記逆鉤による抜け止めがなされ
    るようになっている請求項8に記載の筒状断熱材の接合
    固定部材。
  10. 【請求項10】 前記夫々の接合固定片(11)は、前記各
    筒状断熱材(50,50)の端部(52,52)に股がって被着された
    後、該筒状断熱材(50)の外周面(50a)を巻付ける粘着テ
    ープ(53)により更に巻付けがなされる請求項1記載の筒
    状断熱材の接合固定部材。
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